JP6865229B2 - スプライシングユニット - Google Patents

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Description

本発明は、キャリアテープ同士をスプライシングするスプライシング装置を用いて電子部品の補給を行うスプライシングユニットに関するものである。
例えば、電子部品装着機の中には、電子部品を収容したキャリアテープを備え、キャリアテープから供給された電子部品を基板に装着するものがある。電子部品装着機は、キャリアテープの電子部品がなくなって生産ラインが停止する前に、新たなキャリアテープを補給する必要がある。特許文献1には、電子部品装着機に対してキャリアテープを連続的に供給する供給装置が記載されている。供給装置は、補給用リールを収容したカセット形テープ保持具を複数備え、複数のカセット形テープ保持具の位置を入れ替えることで、補給用リールを自動で切り替えている。また、供給装置は、補給用リールのキャリアテープと、電子部品装着機が備えるキャリアテープとのスプライシングを行うスプライシング装置を備えている。スプライシング装置は、部品切れになりそうな補給対象のキャリアテープの終端と、補給用のキャリアテープの始端とのスプライシングを行う。
特開2015−76466号公報
ところで、上記した供給装置は、補給用リールを自動で切り替えてスプライシング装置にセッティングするものである。一方で、スプライシングの方法としては、作業者が、手で補給用リールを運んでスプライシング装置にセッティングする方法もある。この場合、作業者は、例えば、補給用リールからキャリアテープの一部を解いて、解いたキャリアテープの始端をスプライシング装置に挿入しスプライシングを行う。この際に、補給用リールからキャリアテープが必要以上に解ける場合がある。特に、補給用リールが未使用でリールの外周縁部の位置までキャリアテープを巻いていた場合、キャリアテープの先端を止めているテープ等を取り外すと、キャリアテープは、リールの外側に広がって必要以上に解けてしまう。これにより、作業効率の低下を招く虞がある。
本発明は、上記した課題に鑑みてなされたもので、作業者によるスプライシング装置を用いた作業の効率を向上させることができるスプライシングユニットを提供することを目的とする。
本明細書に開示するスプライシングユニットは、補給用リールに巻かれたキャリアテープと、補給対象のキャリアテープとをスプライシングするスプライシング装置と、補給用リールを回転可能に支持する支持部と、支持部に支持された補給用リールから解けたキャリアテープが、補給用リールの半径方向の外側に向かう移動を規制する規制部と、を備える。補給用リールは、略円板形状をなし、一対の円板と、一対の円板を互いに連結しキャリアテープが巻かれる連結軸と、を備える。規制部は、補給用リールの一部を挿入可能な開口を有する箱形形状のホルダー部を備える。ホルダー部は、補給用リールを間に挟んで対向する一対の側板と、底部と、付勢部と、を備える。付勢部は、一端部を一対の側板の少なくとも一方または前記底部に固定され、他端部を一対の円板の間から挿入して連結軸に巻かれたキャリアテープを半径方向の外側から内側に向かって付勢する。
これによれば、補給用リールは、支持部によって回転可能に支持される。このため、スプライシングの作業前に、補給用リールから解いたキャリアテープを、補給用リールを回転させながら容易に引き出してスプライシング装置にセッティングすることができる。この際に、補給用リールから解けたキャリアテープは、補給用リールの半径方向の外側に向かう移動を規制部によって規制されるため、必要以上に解けることが抑制される。その結果、例えば、作業者は、スプライシングが終わった後に、必要以上に解けたキャリアテープを補給用リールに巻き戻す作業が不要となり、作業効率の向上を図ることができる。
本発明の第一実施形態におけるスプライシングユニットの全体を示す斜視図である。 補給用の第一キャリアテープと、補給対象の第二キャリアテープとをスプライシングする状態を示す平面図である。 スプライシングユニットを上方から見た平面図であって、ホルダー部に補給用リールを配置した図である。 スプライシングユニットをリールバケット側から見た側面図であって、ホルダー部に補給用リールを配置した図である。 リールバケットをホルダー部側から見た側面図である。 タッチパネルを正面から見た表示画面を示す図である。 第二実施形態のリールバケットをホルダー部側から見た側面図である。 第三実施形態のリールバケットをホルダー部側から見た側面図である。 第四実施形態のリールバケットを支持軸側から見た側面図である。 第五実施形態のスプライシングユニットを上方から見た平面図である。 第五実施形態のホルダー部を示す模式図である。 第五実施形態のホルダー部の変形態様を示す模式図である。 別例のホルダー部を示す模式図である。
以下、本発明のスプライシングユニットを具体化した第一実施形態について図面を参照して説明する。なお、説明に用いる各図は概念図であり、各部の形状は必ずしも厳密なものではない場合がある。
(1.スプライシングユニット10の構成)
図1は、スプライシングユニット10の全体の斜視図を示している。スプライシングユニット10は、リールバケット22の補給用リール25の第一キャリアテープTc1と、図示しない電子部品装着機のテープフィーダに装填されたリールの補給対象の第二キャリアテープTc2(図2参照)とをスプライシング装置21によりスプライシングする装置である。
図1に示すように、スプライシングユニット10は、台車部11と、本体制御部12と、を備えている。台車部11は、4つのキャスター13(図1においては3つのみ図示)の上にベース台14を取り付けて構成されている。ベース台14の上には、電源装置15と、ダストボックス17と、が配置されている。
電源装置15は、バッテリーを備えており、本体制御部12の電源スイッチ12aがオン操作されることで、スプライシング装置21や表示装置24に電力を供給する。ダストボックス17は、スプライシング作業にともなって発生する第一及び第二キャリアテープTc1,Tc2の切れ端(廃テープ)等を捨てるためのものである。
また、本体制御部12は、ベース台14の上に固定された柱部18の上部に取り付けられている。本体制御部12は、スプライシング装置21と、リールバケット22と、バーコードリーダ23と、表示装置24と、を備えている。
スプライシング装置21は、テープフィーダ(図示略)に装填されたリールに巻回された補給対象の第二キャリアテープTc2(図2参照)の終端を、リールバケット22に収容された補給用リール25に巻回された第一キャリアテープTc1の始端に自動的にスプライシングする装置である。スプライシング装置21は、本体部21aと、本体部21aに対して開閉可能に取り付けられた上部カバー21bと、を備えている。スプライシング装置21は、上部カバー21bを閉じた状態では、全体の形状として一方向に長い略直方体形状をなしている。スプライシング装置21は、長手方向で対向する側面の各々に、スプライシング装置21の内外を連通する挿入口31a,31b(図1では手前側の挿入口31aのみを図示)を備えている。挿入口31a,31bは、本体部21aと上部カバー21bとの境界部分に設けられ、本体部21a及び上部カバー21bの一部を切り欠いて形成されている。
(1−1.キャリアテープの構成)
図2は、補給用の第一キャリアテープTc1と、補給対象の第二キャリアテープTc2とをスプライシングする状態の平面図を示している。第二キャリアテープTc2は、例えば、テープフィーダに装填されたリールの部品切れとなるキャリアテープである。第一及び第二キャリアテープTc1,Tc2は、同一構造をなしている。このため、以下の説明では、第一キャリアテープTc1を主に説明し、第二キャリアテープTc2についての説明を適宜省略する。
第一キャリアテープTc1は、ベーステープTbと、電子部品eと、トップテープTtと、を備えている。ベーステープTbは、所定の幅で細長く形成されている。ベーステープTbには、長手方向に沿って送り穴Hc及び部品収納用のキャビティCtが同一の間隔Pcで配列されている。各送り穴Hcは、ベーステープTbを貫通して形成され、ベーステープTbの平面視において円形をなしている。各キャビティCtには、基板に装着される電子部品eがそれぞれ収容されている。トップテープTtは、ベーステープTbの上面に剥離可能に接着されている。
図1に戻り、スプライシング装置21は、2つの挿入口31a,31bのうち、一方の挿入口31aに部品切れとなる第二キャリアテープTc2(図2参照)を挿入され、他方の挿入口31b(図3参照)に補給用の第一キャリアテープTc1(図2参照)を挿入される。第一及び第二キャリアテープTc1,Tc2は、挿入口31a,31bのそれぞれに挿入されると、スプライシング装置21の本体部21aの上部部分に設けられたテープ搬送路32に配置される。
上部カバー21bには、挿入口31aの位置に合わせて補給対象の第二キャリアテープTc2を挿入すべき旨を記載(例えば「Old Tape」と記載)したマーク33が設けられている。また、上部カバー21bには、挿入口31bの位置に合わせて補給用の第一キャリアテープTc1を挿入すべき旨を記載(例えば「New Tape」と記載)したマーク34が設けられている。マーク33,34の各々には、第一及び第二キャリアテープTc1,Tc2を挿入口31a,31bに挿入する際の送り穴Hc及びキャビティCt(図2参照)の向きが図示されている。これにより、作業者は、第一及び第二キャリアテープTc1,Tc2を、どちらの挿入口31a,31bにどの向きで挿入すればよいのかを、マーク33,34を確認することで容易に判断することができる。
スプライシング装置21は、スプライシング時には上部カバー21bを閉じた状態で保持し、作業者によって第一及び第二キャリアテープTc1,Tc2の各々を挿入口31a,31bからテープ搬送路32に送り込まれると、第一及び第二キャリアテープTc1,Tc2の不要部分を切断装置(図示略)によって切断する。スプライシング装置21は、円形の送り穴Hcの中心を通る切断位置Cpで第一及び第二キャリアテープTc1,Tc2を切断する(図2参照)。スプライシング装置21は、第一及び第二キャリアテープTc1,Tc2を互いに近接する方向(図2中の搬送方向35)に搬送し、切断位置Cpの半円形状となった送り穴Hcを互いに突き合せて円形となるようにする。
スプライシング装置21の中央部には、テープ搬送路32に沿って送り込まれた第一及び第二キャリアテープTc1,Tc2にスプライシングテープ(図示略)を貼り付けて両者を接合する図示しない接合装置が設けられている。スプライシング装置21の接合装置は、スプライシングテープにより突き合わせた部分をスプライシングする。スプライシング装置21は、スプライシング作業を完了させると、上部カバー21bを開け、スプライシングが完了したキャリアテープ(第一及び第二キャリアテープTc1,Tc2)を取り出せる状態とする。
リールバケット22は、スプライシング装置21の本体部21aの長手方向で対向する側面21c,21dのうち、一方側(図1における奥側)の側面21d(図3参照)に近接した位置に設けられている。リールバケット22には、複数の補給用リール25の各々を、個別に収容する収容部22aが設けられている。作業者は、例えば、保管庫や生産ラインのリール置き場などで補給用リール25を新たに手に入れ各収容部22aに収納する。また、リールバケット22には、スプライシングに使用する補給用リール25を支持する支持軸41と、補給用リール25から第一キャリアテープTc1が解けるのを規制するホルダー部42とが設けられている。なお、リールバケット22の詳細な構成については後述する。
バーコードリーダ23は、例えば、本体制御部12と無線通信を行うコードレスのハンディタイプのものである。作業者は、バーコードリーダ23によってリールバケット22から取り出した補給用リール25のバーコード26やテープフィーダから取り外したリールのバーコード(図示略)を読み込む作業を行う。これにより、本体制御部12は、スプライシング作業において、正しい電子部品を収容した第一キャリアテープTc1(補給用リール25)を準備したかどうかをチェックする、いわゆるスプライシングベリファイを実行する。
本体制御部12は、例えば、生産工場の通信ネットワークに設けられたアクセスポイントを通じて無線LANによりホストコンピュータ(図示略)と通信可能となっている。本体制御部12は、例えば、読み込まれたバーコード26等の情報をホストコンピュータに送信する。ホストコンピュータは、受信したバーコード26等の情報に基づいて、スプライシング作業を実行しようとしている電子部品の部品コードが一致しているか等の良否を判定する。本体制御部12は、ホストコンピュータから良好である旨を受信すると、表示装置24にその旨を表示する。作業者は、表示装置24の表示を確認した後、スプライシング装置21を使用してスプライシング作業を行う。このように、本実施形態のスプライシングユニット10は、生産ライン等のホストコンピュータと連係した処理により、電子部品の種類が異なる等の誤ったキャリアテープ(第一キャリアテープTc1)がスプライシングされることを防止することが可能となっている。
表示装置24は、表示機能と入力機能とを有するタッチパネル24aを備えている。表示装置24は、スプライシング対象のテープフィーダの位置情報、部品切れの予想時間、バーコードリーダ23で読み込まれたバーコード26の部品情報などをタッチパネル24aに表示する。また、表示装置24は、部品切れの予想時間が短くなったことを光って通知する表示灯24cを備えている。また、本体制御部12は、表示灯24cに連動して、部品切れの予想時間が短くなったことを音で通知するブザー12bを備えている。なお、表示灯24c及びブザー12bの動作については後述する。
(2.リールバケット22の構成)
次に、リールバケット22の構成について、図3〜図5を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明では、図3〜図5に示すように、スプライシングを実施するためにリールバケット22から取り出してホルダー部42に配置した補給用リール25を、リールバケット22に収容された他の補給用リール25と区別するために、「補給用リール61」と称して説明する。図3は、スプライシングユニット10を上方から見た平面図であって、ホルダー部42に補給用リール61を配置した状態を示している。図4は、スプライシングユニット10をリールバケット22側から見た側面図であって、ホルダー部42に補給用リール61を配置した状態を示している。図5は、リールバケット22をホルダー部42側から見た側面図である。
また、以下の説明では、図4に示す状態をリールバケット22を正面から見た状態とし、図3〜図5に示す各方向(前後、左右、上下)を用いて説明する。この場合、リールバケット22の後方側の背面51a(図5参照)は、スプライシング装置21の側面21dと対向する面となる。
リールバケット22は、箱部51と、箱部51内を区画する複数の仕切り板52と、を備えている。箱部51は、上部を開口させた有底の箱形をなしている。リールバケット22は、柱部18に固定された支持部材28によって箱部51を下方から支持されている。支持部材28は、前後方向において、スプライシング装置21から一定の距離だけ離間した位置に箱部51(リールバケット22)を保持している。
仕切り板52は、箱部51内に設けられ、互いの平面を対向させるようにして左右方向に沿って等間隔に複数枚(本実施形態では9枚)並設されている。従って、箱部51内には、仕切り板52によって区画された10個の収容部22aが設けられている。各収容部22aには、上方側から補給用リール25を挿入可能となっている。
また、本実施形態の補給用リール25は、一対の円板25aと、連結軸25bと、を備えている。一対の円板25aは、同一形状をなし、収容部22aに収容された状態では左右方向において互いに対向している。連結軸25bは、円板25aに比べて厚い略円板形状をなしており、一対の円板25aの各々における中心を互いに連結している。第一キャリアテープTc1は、この連結軸25bの外周面に巻かれている。また、補給用リール25には、一対の円板25a及び連結軸25bの中心を軸方向に貫通する貫通孔25d(図5参照)が設けられている。なお、本実施形態の補給用リール25の構成は、一例であり、適宜変更可能である。
箱部51及び仕切り板52の上部は、前方から後方に向かうに従って上方側へ所定の角度で傾斜した形状に形成されている。補給用リール25は、箱部51及び仕切り板52の上端よりも上側に、一対の円板25aの一部を露出させた状態で収容部22aに収容されている。これにより、作業者は、例えば、円板25aの露出した部分を手で持って、収容部22aから補給用リール25を容易に取り出すことができる。
箱部51の左右方向で対向する2つの側板51b,51cのうち、右側の側板51cには、支持軸41及びホルダー部42が設けられている。本実施形態の支持軸41及びホルダー部42は、側板51cと一体的に設けられている。このため、後述するように、側板51cは、ホルダー部42の一部を構成している。
支持軸41は、前後方向における側板51cの略中央部であって、側板51cの傾斜した上端部に近接する位置に設けられている。また、支持軸41は、上下方向において、後述するホルダー部42の開口42eを間に挟んでホルダー部42の底部42dと対向する位置に設けられている。
支持軸41は、側板51cの右側の平面から突出し、側板51cの平面に直交する方向(左右方向)に沿って延設された略円柱形状をなしている。支持軸41は、補給用リール61の貫通孔25d(図5参照)に突出した先端部41aから挿入される。支持軸41は、貫通孔25dに挿入されることで、補給用リール61を回転可能に支持する。先端部41aの外径は、支持軸41の他の部分に比べて大きくなっている。従って、先端部41aは、支持軸41の軸方向の直交方向に向かって突出している。これにより、一度、貫通孔25dに支持軸41を挿入した補給用リール61が、支持軸41から抜けるのを防止することが可能となる。
ホルダー部42は、側板51cにおける下側に設けられ、一対の第一側板42a,42bと、第二側板42cと、底部42dと、を備えている。一対の第一側板42a,42bは、上下方向に長い長方形の板状をなし、前後方向において互いの平面を対向させた状態で側板51cに固定されている。従って、一対の第一側板42a,42bの各々の平面は、左右方向及び上下方向に平行となっている。また、前方側の第一側板42aは、箱部51の前面51dと面一となるように配置されている。また、後方側の第一側板42bは、箱部51の背面51aと面一となるように配置されている。従って、前後方向における第一側板42a,42bの間の距離は、側板51cの前後方向の長さと同一となっている。
第二側板42cは、前後方向に長い長方形の板状をなし、左右方向において箱部51の側板51cと互いの平面を対向させた状態で設けられている。左右方向における第二側板42cと側板51cとの間の距離は、補給用リール25の厚みに比べて若干大きい長さとなっている。第二側板42cの前後方向の両端部は、第一側板42a,42bの各々と接続されている。
底部42dは、第一側板42a,42b、第二側板42c及び側板51cで囲まれた空間を下方から閉塞する板状に形成されている。底部42dは、上下方向において、側板51cの下端部(箱部51の底部51e)に近接する位置に設けられている。
上記したように、ホルダー部42は、第一側板42a,42b、第二側板42c、側板51c、及び底部42dで囲まれた有底箱形形状をなし、上部に開口42eを有している。従って、本実施形態の側板51cは、ホルダー部42を構成している。この場合、側板51cは、本願における側板として機能する。ホルダー部42は、この囲まれた空間に補給用リール25を開口42eから挿入可能となっている。開口42eは、上方から見た場合に、前後方向に長い略長方形状をなしている(図3参照)。第二側板42c及び側板51cは、ホルダー部42に挿入された補給用リール61の側面(円板25a)に保持し、補給用リール61の左右方向(補給用リール61の軸方向)への移動を規制する。
(3.補給用リール61の配置)
次に、補給用リール61の配置について説明する。例えば、作業者は、表示装置24の表示を確認し、リールバケット22の収容部22aからスプライシングに使用可能な補給用リール61を取り出す。作業者は、例えば、図4の矢印63で示すように、取り出した補給用リール61を、ホルダー部42の開口42eに右上方から斜めに挿入する。作業者は、補給用リール61の貫通孔25dに支持軸41を挿入しつつ、補給用リール61をホルダー部42の底部42dに向かって深く挿入する。
図5に示すように、支持軸41とホルダー部42の底部42dとの間の距離L1は、補給用リール61の円板25aの半径R1に比べて長くなっている。このため、補給用リール61は、ホルダー部42に挿入され支持軸41により支持された状態では、底部42dと離間している。補給用リール61の下部61aは、底部42dの内壁面42fとの間に所定の隙間を設けて配置されている。同様に、補給用リール61は、第一側板42a,42b、第二側板42c、及び側板51cのそれぞれの内壁面42fとの間に所定の隙間を設けて配置されている。換言すれば、支持軸41は、ホルダー部42の内壁面42fとの間に隙間を設けた状態で補給用リール61をホルダー部42内で支持する。
また、図4及び図5に示すように、一対の第一側板42a,42bは、補給用リール61をホルダー部42に挿入した状態では、補給用リール61(円板25a)の半径方向において第一キャリアテープTc1よりも外側で且つ第一キャリアテープTc1に対向する位置に配置されている。ここで、例えば、未使用の補給用リール61をスプライシングに使用する場合、第一キャリアテープTc1は、その先端を止めているテープを取り外すと、円板25aの半径方向の外側に広がる場合がある。この場合、第一キャリアテープTc1は、仮に解けて広がったとしても、図5の矢印64に示すように、第一側板42aや第二側板42cに引っかかり半径方向の外側への移動を規制される。これにより、第一キャリアテープTc1は、必要以上に解けることが抑制される。
次に、作業者は、ホルダー部42に挿入した状態のまま補給用リール61を支持軸41を中心に回転させ、第一キャリアテープTc1を引き出す。この際にも、ホルダー部42は、第一キャリアテープTc1が半径方向の外側に広がるのを抑制する。作業者は、図3に示すように、引き出した第一キャリアテープTc1の先端をスプライシング装置21の挿入口31bに挿入する。スプライシング装置21は、第一及び第二キャリアテープTc1,Tc2の挿入を検出すると、スプライシングを自動で開始する。
また、図3に示すように、支持軸41は、左右方向において挿入口31bと同一の位置に配置され、前後方向において挿入口31bと対向して配置されている。また、図4に示すように、支持軸41は、上下方向において、挿入口31bの位置から所定の距離だけ下方にずれた位置に配置されている。図3に示すように、補給用リール61から後方に向かって引き出された第一キャリアテープTc1を挿入口31bへ搬送する方向である搬送方向66は、第一キャリアテープTc1をテープ搬送路32上で搬送する方向である搬送方向35に沿っている。第一キャリアテープTc1は、補給用リール61から挿入口31bを通ってテープ搬送路32の上に至るまでの搬送経路において直線状となっている。これにより、第一キャリアテープTc1は、ねじりの発生等を抑制される。
(4.表示灯24c及びブザー12bによる通知)
次に、表示灯24c及びブザー12bによる通知処理について説明する。図6は、表示装置24のタッチパネル24aを正面から見た表示画面の一例を示している。タッチパネル24aの中央部には、スプライシングベリファイによる照合エラー等の情報を表示する情報表示部71が設けられている。情報表示部71の下には、バーコードリーダ23によって読み込んだバーコード26の番号を表示するバーコード表示部72が設けられている。
また、タッチパネル24aの右上には、生産工場等のアクセスポイントから受信する受信電波の強度を表示する電波強度表示部73が設けられている。また、情報表示部71の下には、キャンセルボタン74が設けられている。このキャンセルボタン74は、例えば、上記したスプライシングベリファイ中に処理を中止したい場合などに使用するものである。
また、情報表示部71の左側には、部品切れが予想されるテープフィーダ(図示略)の予告を示す予告表示部75が設けられている。本実施形態のタッチパネル24aには、5つの予告表示部75が設けられている。予告表示部75には、ホストコンピュータ(図示略)から受信した部品切れが予想される、即ち、補給対象の第二キャリアテープTc2を装填したテープフィーダの情報が表示されている。例えば、一番上の予告表示部75には、電子部品装着機を識別するモジュール番号「2」と、補給対象のテープフィーダの電子部品装着機における装着位置を示すスロット番号「4」と、部品切れが発生するまでの予想時間「00:33:30」が表示されている。この場合、予告表示部75は、モジュール番号「2」のスロット番号「4」に装着されたテープフィーダの第二キャリアテープTc2が33分30秒後に部品切れが発生することを表示している。
本体制御部12は、例えば、部品切れが予想される第二キャリアテープTc2(テープフィーダ)の情報をまとめて10件分だけホストコンピュータから取得する。本体制御部12は、取得する処理を定期的に実行する。本体制御部12は、取得した10件の情報のうち、部品切れが発生するまでの予想時間が短いもの5件を予告表示部75に表示する。また、本体制御部12は、表示する5件について、予想時間のより短いものから順に画面の上から下に向かって予告表示部75に表示させる。従って、図6に示すように、予告表示部75に表示された予想時間は、画面の上から下に向かって順番に時間が増加している。
ここで、次の部品切れとなる予想時間、即ち、次のスプライシングの作業を開始する必要がある時間まで十分な時間がある(図6の例では30分以上の時間がある)場合、作業者は、スプライシングユニット10から離れて他の作業等を実施したい場合がある。しかしながら、仮に、予想時間が経過すると部品切れが発生し、生産ラインを止めてしまう虞がある。このため、作業者は、例えば、最も短い部品切れの予想時間(33分30秒)が経過しないように、時間を気にしながら他の作業を行う必要がある。
これに対し、本実施形態のスプライシングユニット10では、部品切れの予想時間が短くなったことを光って通知する表示灯24cと、部品切れの予想時間が短くなったことを音で通知するブザー12bと、を備えている。例えば、本体制御部12は、最も短い部品切れの予想時間(33分30秒)が5分まで短くなると、表示灯24cを点灯させるとともに、ブザー12bを鳴らす処理を実行する。なお、スプライシングユニット10は、表示灯24c等によって通知するタイミングを、タッチパネル24aの操作に応じて変更可能な構成でもよい。
これにより、生産ライン等で他の作業を実施している作業者は、表示灯24cの光やブザー12bの音によって、次のスプライシングの作業を開始すべき時間が迫っていることを、スプライシングユニット10から離れた場所で確認することができる。また、作業者は、時間の経過を気にせず、通知を受けるまで他の作業を集中して実施することができる。その結果、作業効率を上げ、生産ライン等に必要な作業者数の削減を図ることができる。
なお、作業者に部品切れの予想時間の経過が迫っていることを通知する手段は、上記した表示灯24c及びブザー12bに限らない。例えば、スプライシングユニット10は、予想時間の経過が迫っていることを、作業者の携帯端末に通知する構成でもよい。
(5.第一実施形態の構成による効果)
上記した第一実施形態のスプライシングユニット10は、補給用リール61に巻かれた第一キャリアテープTc1(キャリアテープ)と、第二キャリアテープTc2(補給対象のキャリアテープ)とをスプライシングするスプライシング装置21と、補給用リール61を回転可能に支持する支持軸41(支持部)と、支持軸41に支持された補給用リール61から解けた第一キャリアテープTc1が、補給用リール61の半径方向の外側に向かう移動を規制するホルダー部42(規制部)と、を備える。
これによれば、補給用リール61は、支持軸41(支持部)によって回転可能に支持される。このため、スプライシングの作業前に、補給用リール61から解いた第一キャリアテープTc1を、補給用リール61を回転させながら容易に引き出してスプライシング装置21にセッティングすることができる。この際に、補給用リール61から解けた第一キャリアテープTc1は、補給用リール61の半径方向の外側に向かう移動をホルダー部42(規制部)によって規制されるため、必要以上に解けることが抑制される。その結果、例えば、作業者は、スプライシングが終わった後に、必要以上に解けた第一キャリアテープTc1を補給用リール61に巻き戻す作業が不要となり、作業効率の向上を図ることができる。
さらに、補給用リール61は、略円板形状をなしている。規制部は、補給用リール61の一部を挿入可能な開口42eを有する箱形形状のホルダー部42を備える。
これによれば、補給用リール61は、略円板形状をなし、その一部をホルダー部42の開口42eから挿入した状態で、ホルダー部42内に収容される。そして、補給用リール61から解けた第一キャリアテープTc1は、ホルダー部42によって移動を規制される。
さらに、補給用リール61は、略円板形状の中央に貫通孔25dを備える。支持部は、補給用リール61の貫通孔25dに挿入可能な支持軸41を備える。支持軸41は、ホルダー部42の内壁面42fとの間に隙間を設けた状態で補給用リール61をホルダー部42内で支持する。
これによれば、支持軸41は、補給用リール61の中央に設けた貫通孔25dに挿入されることによって、補給用リール61を回転可能に支持する。支持軸41は、ホルダー部42の内壁面42fとの間に隙間を設けた状態で補給用リール61をホルダー部42内で支持する。これにより、支持軸41は、補給用リール61とホルダー部42との接触を少なくしてホルダー部42に挿入された補給用リール61を回転し易くすることができる。従って、ホルダー部42によって第一キャリアテープTc1の移動を規制しつつ、支持軸41を中心に補給用リール61を回転させ第一キャリアテープTc1を引き出し易くすることができる。
さらに、スプライシング装置21は、補給用リール61の第一キャリアテープTc1(キャリアテープ)を挿入する挿入口31bと、挿入口31bから挿入した第一キャリアテープTc1を搬送するテープ搬送路32と、を備える。支持軸41(支持部)は、補給用リール61から挿入口31bを通ってテープ搬送路32の上に至るまでの搬送経路において、補給用リール61から引き出された第一キャリアテープTc1が直線状になるように、補給用リール61を支持する。
これによれば、補給用リール61の第一キャリアテープTc1は、先端部を挿入口31bから挿入され、テープ搬送路32の上に配置される。第一キャリアテープTc1は、補給用リール61側の基端部から、挿入口31bを通ってテープ搬送路32の上に配置される先端部までの搬送経路において直線状に配置される。これにより、第一キャリアテープTc1にねじれ等が発生するのを抑制し、補給用リール61から第一キャリアテープTc1が解けるのを抑制できる。
さらに、スプライシングユニット10は、複数の補給用リール61を収容可能なリールバケット22を、さらに備える。支持軸41(支持部)及びホルダー部42(規制部)は、リールバケット22に一体的に設けられる。
これによれば、スプライシングユニット10は、複数の補給用リール61をまとめてリールバケット22に収容し運ぶことができる。作業者は、各補給用リール61を使用して、複数の補給対象のキャリアテープ(第二キャリアテープTc2)に連続してスプライシングを実施することができる。また、複数回のスプライシングに係る作業において、補給用リール61から第一キャリアテープTc1が不必要に解けることが抑制されるため、作業者は、作業効率を上げて次々とスプライシングの作業を実施できる。さらに、支持軸41(支持部)及びホルダー部42(規制部)をリールバケット22に一体的に設けることで、スプライシングユニット10を構成する部品点数の削減を図ることができる。
(6.第二実施形態)
次に、本発明のスプライシングユニットの第二実施形態について、図7を用いて説明する。図7は、第二実施形態のホルダー部142を示している。なお、以下の説明では、第一実施形態と同様の構成については同一符号を付し、その説明を適宜省略する。第二実施形態のホルダー部142は、図5に示す第一実施形態のホルダー部42と比べて、切り欠き部81及び板バネ82(付勢部の一例)を備えている点で異なる。
上記第一実施形態で説明したように、ホルダー部42は、左右方向(支持軸41の軸方向)において補給用リール61を間に挟んで対向し、補給用リール61の側面を保持する第二側板42c及び側板51c(一対の側板の一例)を備えている。そして、第二実施形態では、この一対の第二側板42c及び側板51cのうち、支持軸41の先端部41a側の第二側板42cは、開口42e側の一部を補給用リール61の円板形状に合わせた切り欠いた切り欠き部81を備えている。
図7に示すように、切り欠き部81は、第二側板42cの上側(開口42e側)に設けられ、第二側板42cにおける前後方向の両側から中央に向かうに従って徐々に下方側に向かって傾斜した形状をなしている。切り欠き部81は、第二側板42cを右側から見た場合に、下方側へ凹設された二等辺三角形の切り欠き部分として形成されている。
上記したように、作業者は、例えば、図4の矢印63で示すように、リールバケット22から取り出した補給用リール61を、ホルダー部42の開口42eに右上方から斜めに挿入する。この際に、切り欠き部81を設けることで、開口42eから挿入される補給用リール61は、第二側板42cとの接触が低減される。作業者は、補給用リール61をリールバケット22に挿入して支持軸41に装着し易くなる。
また、ホルダー部142は、底部42dに板バネ82を備えている。板バネ82は、基端部82a(一端部の一例)を底部42dに固定され、先端部82b(他端部の一例)を補給用リール61の一対の円板25aの間から挿入する位置及び形状をなしている。先端部82bは、連結軸25bに巻かれた第一キャリアテープTc1を、半径方向の外側から内側に向かって付勢する。図7の矢印83に示すように、補給用リール61は、ホルダー部142に挿入され支持軸41に支持された状態において、前方側下方から板バネ82の先端部82bによって第一キャリアテープTc1を付勢される。第一キャリアテープTc1は、補給用リール61の半径方向の外側に向かう移動を、板バネ82によって規制される。なお、第一キャリアテープTc1を付勢する部材は、板バネ82に限らず、ゴム等でもよい。また、板バネ82を設ける位置は、底部42dに限らず、第一側板42a等でもよい。
(7.第二実施形態の構成による効果)
上記した第二実施形態のホルダー部142は、支持軸41の軸方向において補給用リール61を間に挟んで対向する側板51c及び第二側板42c(一対の側板)を備える。一対の側板(側板51c及び第二側板42c)のうち、支持軸41の先端部41a側の側板(第二側板42c)は、開口42e側の一部を補給用リール61の形状に合わせて切り欠いた切り欠き部81を備える。
これによれば、一対の側板(側板51c及び第二側板42c)は、支持軸41の軸方向において補給用リール61を間に挟んで対向する位置に設けられる。一対の側板(側板51c及び第二側板42c)のうち、支持軸41の先端部41a側の側板(第二側板42c)は、開口42e側に切り欠き部81を備える。これにより、補給用リール61をホルダー部142に挿入し支持軸41の先端部41aを貫通孔25dに挿入する際における補給用リール61と第二側板42c(側板)との接触を低減できる。従って、作業者は、補給用リール61の貫通孔25dに支持軸41を挿入し易くなる。また、補給用リール61は、ホルダー部142に挿入された後、一対の側板(側板51c及び第二側板42c)によって支持軸41の軸方向への移動を規制される。これにより、第一キャリアテープTc1を解く際に、支持軸41から補給用リール61が脱落するのを抑制できる。
さらに、補給用リール61は、一対の円板25aと、一対の円板25aを互いに連結し第一キャリアテープTc1(キャリアテープ)が巻かれる連結軸25bと、を備える。ホルダー部142は、板バネ82(付勢部)を備える。板バネ82は、基端部82a(一端部)をホルダー部142(底部42d)に固定され、先端部82b(他端部)を一対の円板25aの間から挿入して連結軸25bに巻かれた第一キャリアテープTc1を半径方向の外側から内側に向かって付勢する。
これによれば、ホルダー部142に設けられた板バネ82(付勢部)は、補給用リール61の一対の円板25a間に先端部82b(他端部)を挿入し、第一キャリアテープTc1を半径方向の内側へと付勢する。これにより、例えば、第一キャリアテープTc1の巻き数が少ない補給用リール61に対し、板バネ82は、補給用リール61(円板25a)の半径方向において、連結軸25bにより近い位置で第一キャリアテープTc1の移動を規制し必要以上に解けるのを効果的に抑制できる。
(8.第三実施形態)
次に、本発明のスプライシングユニットの第三実施形態について、図8を用いて説明する。図8は、第三実施形態のリールバケット122を示している。なお、以下の説明では、第一実施形態と同様の構成については同一符号を付し、その説明を適宜省略する。第三実施形態のリールバケット122は、図5に示す第一実施形態のリールバケット22と異なり、支持軸41を備えていない。
リールバケット122の側板51cには、ホルダー部242が一体的に設けられている。第三実施形態のホルダー部242は、第一実施形態のホルダー部42(図5参照)に比べて上下方向の長さが長く、即ち、補給用リール61を挿入可能な深さが深くなっている。補給用リール61は、第一実施形態とは異なり、ホルダー部242に挿入された状態において、ホルダー部242の底部42dに下部61aを接触させた状態となっている。
ホルダー部242の第一側板42a,42bの前後方向における距離L2は、補給用リール61の直径D1に比べて若干大きい長さとなっている。第一側板42a,42bは、補給用リール61の前後方向に向かう移動を規制する。また、ホルダー部242の第二側板42cは、補給用リール61の右側への移動を規制する。ホルダー部242は、底部42dに下部61aを接触させた状態で、補給用リール61を回転可能に支持する。従って、第三実施形態のホルダー部242は、本願における規制部に加え、支持部としても機能する。このような構成であっても、上記した第一実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。また、上記第一実施形態とは異なり、補給用リール61を支持軸41へ装着する必要がなく、ホルダー部242への補給用リール61の出し入れが容易となる。
(9.第四実施形態)
次に、本発明のスプライシングユニットの第四実施形態について、図9を用いて説明する。図9は、第四実施形態のリールバケット222を示している。なお、以下の説明では、第一実施形態と同様の構成については同一符号を付し、その説明を適宜省略する。第四実施形態のリールバケット222は、図5に示す第一実施形態のリールバケット22と異なり、ホルダー部42を備えていない。また、リールバケット222は、第一実施形態とは異なり、規制部85を備えている。
規制部85は、補給用リール61の上方の位置に設けられ、補給用リール61の上部に当接する当接部85aを備えている。当接部85aは、補給用リール61の円板25aの外周に沿った円弧状に形成されている。リールバケット222の側板51cには、回転支持部86が固定されている。回転支持部86は、側板51cの右側の面に沿って上下方向に伸びる板状をなしている。回転支持部86は、左右方向において、側板51cと補給用リール61との間に配置される。
規制部85は、回転支持部86の上端部に対して回転可能に取り付けられている。規制部85は、前後方向に沿った軸を中心に図9に示す矢印87の方向に向かって回転し、支持軸41に支持された補給用リール61との相対的な位置を変更可能となっている。作業者は、例えば、補給用リール61を支持軸41に取り付けた後、規制部85を回転させ、当接部85aを補給用リール61に当接させた状態とする。このような状態では、補給用リール61の第一キャリアテープTc1は、仮に先端を止めるテープ等を取り外したとしても、規制部85によって半径方向の外側への移動を規制される。従って、このような構成であっても、上記した第一実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
(10.第五実施形態)
次に、本発明のスプライシングユニットの第五実施形態について、図10及び図11を用いて説明する。図10は、第五実施形態のスプライシングユニット110を上方から見た平面図を示している。図11は、第五実施形態のホルダー部342を模式的に示している。なお、以下の説明では、第一実施形態と同様の構成については同一符号を付し、その説明を適宜省略する。第五実施形態のスプライシングユニット110は、図3に示す第一実施形態のスプライシングユニット10と異なり、リールバケット22を備えていない。
ホルダー部342は、柱部18(図1参照)に固定された支持部材28によって下方から支持されている。ホルダー部342は、左右方向で対向する一対の第二側板91と、一対の第二側板91を互いに連結する3つの規制棒92と、を備えている。一対の第二側板91は、左右方向から見た場合に、前後方向に長い長方形板状をなしている。一対の第二側板91の間には、補給用リール61を上方側の開口93から挿入可能となっている。
3つの規制棒92は、左右方向に沿った棒状をなし、第二側板91に対して回転可能に設けられている。3つの規制棒92は、開口93から挿入した補給用リール61に対し、外周上の所定の位置で円板25aと接触するように設けられている。3つの規制棒92は、補給用リール61を回転可能に支持するとともに、第一キャリアテープTc1の半径方向の外側に向かう移動を規制する。従って、第五実施形態のホルダー部342は、本願における規制部に加え、支持部としても機能する。このような構成であっても、上記した第一実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。なお、規制棒92を、第二側板91に固定し回転不能に構成してもよい。この場合にも、ホルダー部342は、補給用リール61を回転可能に支持することができる。
また、図12に示すように、ホルダー部342は、第二側板91を一枚だけ備える構成でもよい。また、規制棒92は、棒状の部材に限らず、補給用リール61の円板25aに当接して回転するローラ192でもよい。図12に示すように、ホルダー部342は、支持部材28に固定された第二側板91を一枚だけ備えている。ローラ192は、第二側板91に固定された支持軸192aを中心に回転可能に構成されている。このような構成であっても、上記した第一実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
(11.実施形態の変形態様)
上記第一実施形態において、ホルダー部42は、左右方向から見た場合に前後方向に長い箱形形状をなしていたが、ホルダー部42の形状はこれに限らない。例えば、図13に示すように、ホルダー部442は、左右方向から見た場合に、下方に突出した半円形をなす箱形形状でもよい。図13に示すホルダー部442は、補給用リール61の外周形状に合わせた断面略半円形の有底の箱形形状をなしている。ホルダー部442は、突出した下端部を、支持部材28によって支持されている。このような形状のホルダー部442であっても、補給用リール61を回転可能に支持しつつ、第一キャリアテープTc1が必要以上に解けるのを抑制できる。
また、本願における規制部は、有底の箱形に限らず、筒状でもよい。
また、上記第一実施形態において、支持軸41は、補給用リール61から挿入口31bを通ってテープ搬送路32の上に至るまでの搬送経路において、補給用リール61から引き出された第一キャリアテープTc1が直線状になるように、補給用リール61を支持した。しかしながら、例えば、支持軸41は、図3に示す挿入口31bに前後方向で対向する位置から左方向や右方向にずれた位置でもよい。この場合、補給用リール61から引き出された第一キャリアテープTc1は、補給用リール61から挿入口31bまでの搬送路において、テープ搬送路32に対して所定の角度をなす方向に搬送される。
また、上記第一実施形態において、リールバケット22の収容部22aの形状等は、一例であり、適宜変更可能である。例えば、収容部22aは、リールバケット22の上下方向に沿って並設され棚のような構造でもよい。あるいは、収容部22aは、リールバケット22の上下方向及び左右方向に並設された構造でもよい。この場合、支持軸41及びホルダー部42の位置を適宜変更してもよい。また、リールバケット22は、仕切り板52で仕切られていない箱部51のみ、即ち、補給用リール25をまとめて収容可能な箱でもよい。
また、上記第一実施形態において、スプライシングユニット10は、表示灯24c及びブザー12bを備えず、部品切れの予想時間が短くなったことを通知しない構成でもよい。また、スプライシングユニット10は、表示灯24c及びブザー12bのうち、どちらか一方のみを備える構成でもよい。
10:スプライシングユニット、21:スプライシング装置、22:リールバケット、25,61:補給用リール、25a:円板、25b:連結軸、25d:貫通孔、31b:挿入口、32:テープ搬送路、41:支持軸(支持部)、42,142,242,342,442:ホルダー部(規制部)、42c:第二側板、42e,93:開口、42f:内壁面、51c:側板、81:切り欠き部、82:板バネ、82a:基端部(一端部)、82b:先端部(他端部)、Tc1:第一キャリアテープ(キャリアテープ)、Tc2:第二キャリアテープ(補給対象のキャリアテープ)。

Claims (5)

  1. 補給用リールに巻かれたキャリアテープと、補給対象のキャリアテープとをスプライシングするスプライシング装置と、
    前記補給用リールを回転可能に支持する支持部と、
    前記支持部に支持された前記補給用リールから解けた前記キャリアテープが、前記補給用リールの半径方向の外側に向かう移動を規制する規制部と、を備え、
    前記補給用リールは、略円板形状をなし、一対の円板と、前記一対の円板を互いに連結し前記キャリアテープが巻かれる連結軸と、を備え、
    前記規制部は、前記補給用リールの一部を挿入可能な開口を有する箱形形状のホルダー部を備え、
    前記ホルダー部は、前記補給用リールを間に挟んで対向する一対の側板と、底部と、付勢部と、を備え、
    前記付勢部は、一端部を前記一対の側板の少なくとも一方または前記底部に固定され、他端部を前記一対の円板の間から挿入して前記連結軸に巻かれた前記キャリアテープを前記半径方向の外側から内側に向かって付勢する、スプライシングユニット。
  2. 前記補給用リールは、略円板形状の中央に貫通孔を備え、
    前記支持部は、前記補給用リールの前記貫通孔に挿入可能な支持軸を備え、
    前記支持軸は、前記ホルダー部の内壁面との間に隙間を設けた状態で前記補給用リールを前記ホルダー部内で支持する、請求項に記載のスプライシングユニット。
  3. 記一対の側板のうち、前記支持軸の先端部側の側板は、前記開口側の一部を前記補給用リールの形状に合わせて切り欠いた切り欠き部を備える、請求項に記載のスプライシングユニット。
  4. 前記スプライシング装置は、前記補給用リールの前記キャリアテープを挿入する挿入口と、前記挿入口から挿入した前記キャリアテープを搬送するテープ搬送路と、を備え、
    前記支持部は、前記補給用リールから前記挿入口を通って前記テープ搬送路の上に至るまでの搬送経路において、前記補給用リールから引き出された前記キャリアテープが直線状になるように、前記補給用リールを支持する、請求項1乃至の何れか一項に記載のスプライシングユニット。
  5. 前記スプライシングユニットは、複数の前記補給用リールを収容可能なリールバケットを、さらに備え、
    前記支持部及び前記規制部は、前記リールバケットに一体的に設けられる、請求項1乃至の何れか一項に記載のスプライシングユニット。
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