JP6862809B2 - 電子レンジ用パウチ - Google Patents

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Description

本発明は、電子レンジを用いて加熱調理される電子レンジ用パウチに関する。
従来、食品を容器に収容したまま電子レンジにより加熱調理でき、且つ加熱調理中に発生する蒸気により収容された食品を蒸らす効果を有するとともに内部の蒸気圧力により熱接着部を一部剥離させて蒸気を逃がすことのできる包装袋が知られている(特許文献1、2参照)。
特開2005−320023号公報 特開2013−151317号公報
一方、包装袋としては、店頭などにおいて、その存在を目立たせるため、容器を自立させた状態で陳列したいという要望がある。特許文献1、2に記載の技術では、加熱時に自動で蒸通させるという機能を有しているが、自立させた状態を保つことが難しい。
そこで、本発明は、商品表示性および使用性に優れた電子レンジ用パウチを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、表面フィルムと、裏面フィルムと、前記表面フィルムと前記裏面フィルムとの間に位置する底面フィルムとを備え、底部ガセット部を有するパウチであって、
前記底部ガセット部は、第1ひだ部と第2ひだ部とを有し、前記第1ひだ部と前記第2ひだ部は側部が接合されており、
前記パウチは前記表面フィルムと前記裏面フィルムの少なくともいずれかに商品表示部を有しており、
前記表面フィルムと前記底面フィルム、および、前記裏面フィルムと前記底面フィルムがシールされることにより第1底部シール部が形成されており、
前記第1底部シール部の内縁は前記パウチの側部から中央部に向かって傾斜する部分を含み、
前記第1ひだ部に蒸通機構が設けられており、前記第2ひだ部には蒸通機構が設けられていないことを特徴とする電子レンジ用パウチを提供する。
また、本発明は、前記蒸通機構は、前記第1底部シール部の内縁の下端よりも上方に突出した突出シール部と、突出シール部の下方に形成された第1切り欠き部を含んでいてもよい。
本発明によれば、底部ガセット部の第1ひだ部と第2ひだ部の側部が接合されているため、パウチは自立性を有する。そのため、パウチを自立させた状態で陳列することができ、商品表示性に優れる。また、底部ガセット部の第1ひだ部に蒸通機構が設けられ、第2ひだ部には蒸通機構が設けられていない。パウチの表面と裏面のうち、裏面を下にして電子レンジで加熱調理し、蒸気抜けしたときに内容物が漏れ出すことを抑制することができるため、使用性に優れる。
本発明の一実施形態に係る電子レンジ用パウチを示す正面図および背面図である。 本発明の一実施形態に係る電子レンジ用パウチを構成するフィルム示す分解図である。 図1(a)におけるA−A線断面図である。 図1(a)におけるB−B線(中央部)断面図である。 電子レンジ用パウチを構成するフィルムの層構成を示す図である。 電子レンジ用パウチを自立させた状態を示す外観斜視図である。 電子レンジ用パウチを加熱調理する一例を示す断面図である。 電子レンジ用パウチの変形例を示す正面図および背面図である。 蒸通機構の変形例を示す一部拡大図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係る電子レンジ用パウチを示す図である。図1(a)は、正面図、図1(b)は、背面図である。また、図2は、本発明の一実施形態に係る電子レンジ用パウチを構成するフィルムを示す分解図である。図3は、電子レンジ用パウチの図1(a)におけるA−A線断面図である。図4は、電子レンジ用パウチの図1(a)におけるB−B線断面図である。図1に示した実施形態の電子レンジ用パウチは、内容物が充填される前の状態(内容物が充填されていない状態)のパウチを示したものである。実施形態のパウチは、正面視において長方形状であり、底部ガセット部を有している。本実施形態において、長方形とは、四隅が直角の長方形だけでなく、長方形の四隅が面取りされて、外に凸の円弧状となったものも含む概念である。本発明において、電子レンジ用パウチは、内容物が充填されていない状態の電子レンジ用パウチに限らず、内容物が充填されている状態の電子レンジ用パウチも含む概念である。
(各フィルムの説明)
実施形態の電子レンジ用パウチは、図2に示すように、略長方形状の表面フィルム1と、表面フィルム1と同一形状の裏面フィルム2と、略長方形状の底面フィルム3の3枚のフィルムで構成されている。本実施形態の電子レンジ用パウチは、表面フィルム1、裏面フィルム2、底面フィルム3の3枚のフィルムが所定の箇所においてシール(熱融着)されることにより形成される。
図2に示すように、底面フィルム3は、2つ折りされており、折込部3aを境界にして第1部分3fと第2部分3gとに区分される。底面フィルム3には、側縁を切り欠くように4つの半円弧状の第2切り欠き部3b、3c、3d、3eが設けられており、第2切り欠き部3bと3c、および、第2切り欠き部3dと3eは2つ折りしたときに対応する位置に設けられている。この第2切り欠き部3b〜3eを介して、後述する第2底部シール部6bが形成される。
(各シール部の説明)
実施形態の電子レンジ用パウチは、図1に示すように、側部シール部5aと、底部シール部と、を備え、上部4に開口部15が形成されている。側部シール部5aは、表面フィルム1と裏面フィルム2がシールされたものであり、折込部3aからパウチの上縁に亘って形成されている。側部シール部5aは、2mm以上15mm以下の幅で形成されることが好ましく、4mm以上10mm以下の幅で形成されることがより好ましい。底部シール部は、第1底部シール部6aと、第2底部シール部6bで構成されている。第1底部シール部6aは、表面フィルム1と底面フィルム3の第1部分3f、および、裏面フィルム2と底面フィルム3の第2部分3gがシールされたものであり、第1底部シール部の第1部分6aaと、第1底部シール部の第2部分6abとで構成されている。第2底部シール部6bは、表面フィルム1と裏面フィルム2がシールされたものである。
(底部ガセット部の説明)
図3や図4に示すように、底面フィルム3の第1部分3fと、表面フィルム1の底面フィルム3の第1部分3fに対応する部分と、で第1ひだ部9aが形成され、そして、底面フィルム3の第2部分3gと、裏面フィルム2の底面フィルム3の第2部分3gに対応する部分と、で第2ひだ部9bが形成されている。なお、図4において、後述する第1切り欠き部8に相当する部分が一点鎖線で示されている。そして、第1ひだ部9aと第2ひだ部9bとで、底部ガセット部9が形成されている。図1(a)の正面図においては、折込部3aより下方において、第1ひだ部9aが見える状態となっており、図1(b)の背面図においては、折込部3aより下方において、第2ひだ部9bが見える状態となっている。
(収容部の説明)
開口部15を介して内容物が収容された後、図1において4aと示されている上部シール予定部に上部シール部4bが形成され、電子レンジ用パウチが封止される。上部シール部4bは、一方の側部シール部5aから他方の側部シール部5aに亘って形成される。収容部11は、側部シール部5aの内縁と、第1底部シール部6aの内縁と、上部シール部4bの内縁と、で画成されている。
(商品表示部)
実施形態のパウチは、図1(a)に示すように、表面フィルム1に商品表示部12が設けられている。商品表示とは、商品情報を表示したり美感を付与したりするためのものであり、文字、数字、図形、絵柄、写真、模様、パターン、記号、柄、マーク等を用いて形成される。商品表示部12は、裏面フィルム2に形成されていてもよい。
(内容物)
内容物は、水分、油分を含む。内容物としては例えば、レトルト食品、冷凍食品や冷蔵食品などを挙げることができる。また食品としては、カレー、お粥、焼きそば、惣菜、魚などを挙げることができる。これらの内容物においては、加熱に伴って水分が蒸発してパウチの収容部11の圧力が高まるので、収容部11内の蒸気を外部に逃がす蒸気抜き機能が求められる。
(フィルムの説明)
図5は、電子レンジ用パウチを構成するフィルムの層構成を示す図である。表面・裏面・底面は、積層フィルム30により構成することができる。積層フィルム30は、少なくとも、外側から、基材層31、印刷層32、シーラント層34を含む。実施形態において、積層フィルム30は、図5に示すように、外側から順に、基材層31、印刷層32、シーラント層34が積層されている。シーラント層34は、パウチの最内面を構成する層である。電子レンジ用パウチは、熱に対する耐性を必要とされる。このため、実施形態の基材層31は、耐熱性をもつ材料からなる。例えば、基材層31の材料としては、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルフィルム、ナイロンなどのポリアミドフィルム、ポリプロピレンフィルム、またはポリプロピレン/エチレンービニルアルコール共重合体共押共延伸フィルムなどを用いることができる。厚みは、10〜50μm程度である。基材層31は、二軸延伸されていることが好ましい。また、積層フィルムは、複数の基材層を備えていてもよい。
印刷層32により、商品表示部12が形成される。印刷層32は、バインダーと顔料を含む印刷インキにより形成される。シーラント層34は、積層フィルム30のうち、製袋してパウチとするときの最も容器内方となる側に配置される。シーラント層34の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレンブロック共重合体などのポリオレフィン系樹脂などが採用できる。また、イージーピール性を発現させるために、シーラント層34は、一の樹脂と、一の樹脂とは非相溶性の樹脂とを含む混合樹脂であってもよい。このような混合樹脂としては、ポリエチレンとポリプロピレンや、ポリエチレンとポリブテンなどが挙げられる。シーラント層34の厚みは、30μm以上150μm以下である。シーラント層34は未延伸であることが好ましい。
積層フィルム30は、他の層33を含んでいてもよい。他の層は、基材層31の外側に設けられていてもよいし、図5に示すように、基材層31とシーラント層34の間に設けられていてもよい。他の層33としては、水蒸気その他のガスバリア性、遮光性など、必要とされる機能に応じて、適切なものが選択される。例えば、他の層がガスバリア層の場合、アルミニウムなどの金属や酸化アルミニウムなどの金属酸化物や酸化珪素などの無機酸化物の蒸着層が設けられる。蒸着層は、基材層31に積層してもよいし、シーラント層34に蒸着してもよい。あるいは、アルミニウムなどの金属箔を設けてもよい。その他にも、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン樹脂(PVDC)や、ナイロンMXD6などの芳香族ポリアミドなどの、ガスバリア性を有する樹脂層を設けてもよい。各層は、ドライラミネート法や溶融押し出し法などを用いて積層することができる。
(蒸通機構の説明)
図1(a)に示すように、電子レンジ用パウチでは、第1ひだ部9aに蒸通機構10が設けられている。蒸通機構10は、突出シール部7と、第1切り欠き部8と、を含む。
(突出シール部)
図1(a)に示すように、第1底部シール部6aは、第1部分6aaと第2部分6abとで構成され、第1部分6aaと第2部分6abの間に突出シール部7が設けられている。突出シール部7は、表面フィルム1と底面フィルムの第1部分3fがシールされたものである。第1底部シール部6aの第1部分6aa、突出シール部7、第1底部シール部6aの第2部分6abは連設しており、図1(a)においては、第1部分6aaと突出シール部7の境界、第2部分6abと突出シール部7の境界を、それぞれ一点鎖線により示している。第1底部シール部6aの第1部分6aaの内縁および第2部分6abの内縁は、電子レンジ用パウチの側部5から中央部に向かって下方に傾斜する部分を含む。実施形態において、第1底部シール部6aの第1部分6aaの内縁および第2部分6abの内縁は、電子レンジ用パウチの側部5から中央部に向かって下方に傾斜し、且つ、下方に向かって凸の曲線となっているが、直線であってもよい。第1底部シール部6aの第1部分6aaの内縁および第2部分6abの内縁は、電子レンジ用パウチの側部5から中央部に向かって下方に傾斜するように形成されているため、内容物の充填後、自立させ易くなる。また、突出シール部7は、第1底部シール部6aの最も狭い部分に連設している。
図1(a)、図4に示すように、突出シール部7は、第1底部シール部6aの内縁の最下点(下端)より上方に突出し、折込部3aよりも下方に形成されている。図1(a)において、第1底部シール部6aの第1部分6aaの内縁と突出シール部7の内縁との連設点13と、第1底部シール部6aの第2部分6abの内縁と突出シール部7の内縁との連設点13と、を結ぶ仮想線を一点鎖線で示している。
図1(a)に示す2つの連設点13間の距離である仮想線の長さL1については、10mm〜40mmであることが好ましい。2つの連設点13間の仮想線の長さL1が狭すぎると、蒸気抜けしにくくなる。
図1(a)に示すパウチの幅W1(両側縁間の距離)に対する仮想線の長さL1の比L1/W1は、1/20〜1/5であることが好ましく、1/12〜1/8であることが好ましい。比L1/W1が小さすぎると、蒸気抜けしにくくなり、大きすぎると蒸気抜けしたときに内容物が漏れ出しやすくなる。
図1(a)に示す突出シール部7の幅W2についても、1mm〜5mmであることが好ましく、2mm〜3mmであることがより好ましい。突出シール部7の幅W2が狭すぎると輸送中などに突出シール部を介して内容物が漏れ出すおそれがあり、広すぎると、蒸気抜けしにくくなる。
図1(a)に示す折込部3aと直交する方向における連設点13から突出シール部7の先端7aまでの距離D1は、2mm〜10mmであることが好ましい。距離D1が小さいと、蒸気抜けしにくくなる。
図1(a)に示す折込部3aと直交する方向における第1底部シール部6aの第2部分6abの内縁の下端から底縁までの距離D2は、5mm〜15mmであることが好ましい。距離D2が大きいと、自立しにくくなる。
距離D1に対する距離D2の比D2/D1についても、0.5〜2.0であることが好ましく、1.2〜1.6であることがより好ましい。
(第1切り欠き部)
第1ひだ部9aの突出シール部7に対応する部分に第1切り欠き部8が設けられている。第1切り欠き部8は、表面フィルム1の下縁および底面フィルム3の下縁を切り欠くように形成されている。図1(a)に示すように、第1切り欠き部8は、第1底部シール部6aの第1部分6aaの内縁と突出シール部7の内縁との連設点13と、第1底部シール部6aの第2部分6abの内縁と突出シール部7の内縁との連設点13と、を結ぶ仮想線より上方に達するように形成されている。第1切り欠き部8は、略三角形状に形成されている。
図6は、電子レンジ用パウチを自立させた状態を示す図である。内容物が充填された後、上部シール予定部4aがシールされて、図6に示すように、上部シール部4bが形成される。なお、図6は、内容物が省略されたものが図示されている。上部シール部4bは、表面フィルム1と裏面フィルム2がシールされたものであるため、開口部15の面積を広く取ることができ、充填適性に優れる。第1ひだ部9aと第2ひだ部9bは側部5がシールされているため、自立させた状態で陳列することができる。自立させた状態で陳列すると、表面フィルム1に設けられた商品表示部12が目立ち、消費者の目を引き付けることができる。このため、商品表示性に優れる。
図7は、電子レンジ用パウチを加熱調理する一例を示す図である。図7は、図4と同様、図1(a)におけるB−B線に対応した断面図である。ただし、図7においては、図1、図4に示した状態から内容物を充填し、上部シール部4bが形成された状態のものとなっている。なお、図7は、内容物が省略されたものが図示されている。図7に示すように、裏面フィルム2側を下にして電子レンジに載置した状態で電子レンジを用いて加熱する。加熱され蒸気により収容部11が膨らむと圧力により突出シール部7が先端7a側から剥離される。第1切り欠き部8まで突出シール部7が剥がれると、収容部11が外部と繋がり、蒸気が外へ抜ける。図7において、第1切り欠き部8付近における矢印は、蒸気の抜ける方向を示している。このとき、蒸通機構10は、第1ひだ部9aに設けられているため、蒸気抜けしたときに内容物が外に漏れ出すことを抑制することができる。このため、使用性に優れる。
<変形例>
(フィルムの構成)
上記実施形態では、表面フィルム1、裏面フィルム2、底面フィルム3の3枚のフィルムで構成するようにしたが、2枚や1枚のフィルムで構成してもよい。例えば、表面フィルムと底面フィルムと裏面フィルムが連設された1枚のフィルムを用いて電子レンジ用パウチを構成してもよいし、表面フィルムと、裏面フィルムと底面フィルムを連設したフィルムからなる計2枚のフィルムを用いて電子レンジ用パウチを形成してもよい。
(第1ひだ部と第2ひだ部の接合)
上記実施形態では、底面フィルム3に設けられた第2切り欠き部3b〜3eを介して、表面フィルム1と裏面フィルム2をシールして第2底部シール部6bを形成することにより、第1ひだ部9aと第2ひだ部9bを接合する例を説明したが、底面フィルム3に第2切り欠き部3b〜3eの代わりに孔を設けることにより第1ひだ部9aと第2ひだ部9bを接合してもよい。あるいは、底面フィルム3に第2切り欠き部3b〜3eを設けず、ホットメルトなどの接着剤を用いたり、超音波シールしたりすることにより、底面フィルム3の第1部分3fと第2部分3gとを接合するようにしてもよい。この場合、底面フィルム3の外面同士が接合される。
図8は、電子レンジ用パウチの変形例を示す正面図および背面図である。図8に示す変形例では、側部シール部5aに、開封開始手段としてノッチ14が形成されている。ノッチ14の形成位置は、折込部3aより上方(上部4側)であり、電子レンジ用パウチの高さ方向中央より下方である。ノッチ14を切り口(開封開始手段)として用いることにより、電子レンジ用パウチを開封することができる。図8では、開封開始手段は両側部に設けられているが、片側だけに設けるようにしてもよい。
図9は、蒸通機構10の変形例を示す図である 図9は電子レンジ用パウチの正面図を示したものであり、図が煩雑になることを避けるため、便宜上、第1ひだ部9aの一部だけを示しており、第2底部シール部6bは省略している。図9(a)(b)の変形例においても、第1ひだ部9aに蒸通機構10が設けられており、蒸通機構10が突出シール部7と第1切り欠き部8を含む点では、図1(a)の実施形態と同じである。また、図9(a)(b)の変形例においても、突出シール部7が、第1底部シール部6aの内縁の最下点(下端)より上方に突出し、折込部3aよりも下方(外方)に形成されている点では、図1(a)の実施形態と同じである。
図9(a)(b)の変形例においては、蒸通機構10を構成する突出シール部7と第1切り欠き部8の形状が図1(a)の実施形態と異なっている。具体的には、図9(a)の変形例では、突出シール部7の内縁は円弧状となっている。第1切り欠き部8は、突出シール部7が一定の幅をもつように、略半円状に形成されている。また、図9(b)の変形例では、突出シール部7の内縁は略M字状である。上方への凸部が突出シール部7の2つの先端7aとなる。第1切り欠き部8は、突出シール部7が一定の幅をもつように、形成されている。図9(b)のように、突出シール部7が複数の先端7aを有する場合、各々の先端7aをより尖った形状にすることができるため、蒸気抜けさせやすくすることができる。
図9(c)の変形例においても、第1ひだ部9aに蒸通機構10が設けられている点、突出シール部7が、第1底部シール部6aの内縁の最下点(下端)より上方に突出し、折込部3aよりも下方(外方)に形成されている点では、図1(a)の実施形態と同じである。図9(c)の変形例においては、蒸通機構10が、第1切り欠き部8を設けず、代わりに未シール部8aを設けている点が図1(a)の実施形態と異なっている。図9(c)の変形例では、突出シール部7が一定の幅をもつように、第1ひだ部9aにおいて、表面フィルム1と底面フィルム3をシールしていない三角形状の未シール部8aが設けられている。図9(c)の変形例では、未シール部8aは、第1底部シール部6aの第1部分6aaの内縁と突出シール部7の内縁との連設点13と、第1底部シール部6aの第2部分6abの内縁と突出シール部7の内縁との連設点13と、を結ぶ仮想線より上方に達するように形成されている。図9(c)の変形例では、未シール部8aが存在するため、突出シール部7が剥離することにより、蒸気は、未シール部8aを通過してシールされていない底部6の一部から外へ抜ける。また、蒸気抜けしやすくするために、未シール部8aに切り込みや孔や切り欠きを形成するようにしてもよい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲の種々の変形は、全て本発明の技術的範囲に含まれる。
1・・・表面フィルム
2・・・裏面フィルム
3・・・底面フィルム
3a・・・折込部
3b〜3e・・・第2切り欠き部
3f・・・底面フィルムの第1部分
3g・・・底面フィルムの第2部分
4・・・上部
4a・・・上部シール予定部
5・・・側部
5a・・・側部シール部
6・・・底部
6a・・・第1底部シール部
6aa・・・第1底部シール部の第1部分
6ab・・・第1底部シール部の第2部分
6b・・・第2底部シール部
7・・・突出シール部
7a・・・突出シール部の先端
8・・・第1切り欠き部
9・・・底部ガセット部
9a・・・第1ひだ部
9b・・・第2ひだ部
10・・・蒸通機構
11・・・収容部
12・・・商品表示部
13・・・連設点
14・・・ノッチ
15・・・開口部
30・・・積層フィルム

Claims (4)

  1. 表面フィルムと、裏面フィルムと、前記表面フィルムと前記裏面フィルムとの間に位置する底面フィルムとを備え、底部ガセット部を有するパウチであって、
    前記底部ガセット部は、第1ひだ部と第2ひだ部とを有し、前記第1ひだ部と前記第2ひだ部は側部が接合されており、
    前記パウチは前記表面フィルムと前記裏面フィルムの少なくともいずれかに商品表示部を有しており、
    前記表面フィルムと前記底面フィルム、および、前記裏面フィルムと前記底面フィルムがシールされることにより第1底部シール部が形成されており、
    前記第1底部シール部の内縁は前記パウチの側部から中央部に向かって傾斜する部分を含み、
    前記第1ひだ部に蒸通機構が設けられており、前記第2ひだ部には蒸通機構が設けられておらず、
    前記蒸通機構は、前記第1底部シール部の内縁の下端よりも上方に突出した突出シール部を含み、
    前記突出シール部の先端は、前記底面フィルムの折込部側よりも下縁側に位置していることを特徴とする電子レンジ用パウチ。
  2. 前記第1底部シール部は、第1部分と第2部分とで構成され、
    前記第1部分と前記突出シール部と前記第2部分は連設しており、
    前記第1部分の内縁および前記第2部分の内縁は、電子レンジ用パウチの側部から中央部に向かって下方に傾斜する部分を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子レンジ用パウチ。
  3. 前記突出シール部の幅が1mm〜5mmであることを特徴とする請求項1または2に記載の電子レンジ用パウチ。
  4. 前記蒸通機構は、前記突出シール部の下方に形成された第1切り欠き部を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子レンジ用パウチ。
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