JP7119859B2 - パウチ - Google Patents

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Description

本発明は、パウチに関する。
従来から、店頭において、その存在を目立たせるとともに電子レンジで内容物を加熱可能なスタンディング形式のパウチが広く利用に供されている。このようなパウチにおいては、通常、自立させたまま、電子レンジ内に配置している。
現在、大容量の自立可能なパウチが求められているが、パウチの高さは、転倒防止の観点から、パウチの高さは電子レンジの庫内の高さよりも低くなるように設計されている。パウチの高さ方向の寸法は変えずに横方向の寸法を大きくして、大容量の自立可能なパウチを得ることは可能であるが、通常、電子レンジでの加熱に伴って発生する蒸気を自動的にパウチの外部へ逃がす蒸気抜き機構がパウチの側部に設けられているので、横方向の寸法を大きくすると、蒸気抜き機構が機能しにくくなるという問題がある。
一方で、おもて面または裏面と底面との間に、易剥離性の開口フィルムをテープ状に挟んで形成された底部シール部を備えるスタンディング形式のパウチが知られている(特許文献1参照)。このようなパウチにおいては、自立させることも可能であるが、電子レンジでの加熱の際には、底部シール部が蒸気抜き機構として機能するので、パウチを横にした状態で加熱できる。
特開2004-250046号公報
しかしながら、自立可能でありながら、パウチの裏面を下側にした状態で電子レンジで内容物を加熱するパウチにおいては、加熱時に発生する蒸気が抜け難いことがある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものである。すなわち、自立可能であり、電子レンジでの加熱の際に、電子レンジの庫内の高さの制約を受けにくく、かつ蒸気抜きが容易なパウチを提供することを目的とする。
本発明は、以下の発明を含む。
[1]少なくとも基材層およびシーラント層を備えた包装材料から構成され、かつおもて面と、前記おもて面と対向する裏面と、前記おもて面と前記裏面の間に位置し、かつ折線を介して連設される第1部分および第2部分を有する底面と、収容空間とを有するパウチであって、一対の側部と、一方の前記側部に形成された第1側部シール部と、他方の前記側部に形成された第2側部シール部と、前記おもて面と前記底面の前記第1部分を接合することにより形成され、前記第1側部シール部より下方に位置する第1ひだ部と、前記裏面と前記底面の前記第2部分を接合することにより形成され、前記第2側部シール部より下方に位置する第2ひだ部と、を備え、前記第1ひだ部が、第1底部シール部および第1未シール部を有し、前記第2ひだ部が、第2底部シール部を有し、前記第1ひだ部の側部と前記第2ひだ部の側部において、前記おもて面の前記シーラント層と前記裏面のシーラント層を接合することにより形成された第3底部シール部を有し、前記第1底部シール部が、前記第1未シール部を介して、第1部分と第2部分に区画され、前記第1底部シール部の前記第1部分および前記第2部分が、それぞれ、前記パウチの前記側部から中央部に向かって下方に傾斜する傾斜部と、前記傾斜部より前記中央部側に位置し、かつ前記パウチの側縁と直交する第1方向に沿って延びる内縁を有する延在部とを含み、前記第2底部シール部が、前記パウチの前記側部から前記中央部に向かって下方に傾斜する傾斜部を含み、前記第1ひだ部が、前記第1底部シール部の前記第1部分および前記第2部分より前記収容空間に向かって張り出した張出部をさらに有し、前記張出部が、前記第1底部シール部の前記第1部分における前記延在部と前記第1底部シール部の前記第2部分における前記延在部に連設された張出シール部と、前記張出シール部の外縁側に前記第1未シール部に連通する第2未シール部とを有し、前記張出シール部が剥離したときに、前記おもて面と前記底面の前記第1部分の間から蒸気が抜けるように構成され、前記第2ひだ部が、蒸気抜き機構を備えていない、パウチ。
[2]前記パウチの高さに対する前記折線から前記延在部の内縁までの距離の比が、それぞれ0.7以上である、上記[1]に記載のパウチ。
[3]前記折線から前記延在部の内縁までの距離に対する延在部の長さの比が、それぞれ0.3以上である、上記[1]または[2]に記載のパウチ。
[4]前記張出シール部の内縁が、最も前記収容空間側に位置する第1内縁と、前記第1内縁の両端に連設される第2内縁とを含み、かつ前記第2内縁が、下方に向けて傾斜している、上記[1]ないし[3]のいずれか一項に記載のパウチ。
[5]前記第1未シール部が、前記おもて面を構成する前記包装材料と前記底面の前記第1部分を構成する前記包装材料の間に形成され、前記第1未シール部の外縁と前記第1底部シール部の外縁が、同一直線上または同一曲線上に位置している、上記[1]ないし[4]のいずれか一項に記載のパウチ。
[6]前記第1側部シール部および前記第2側部シール部の少なくともいずれかに形成され、かつ前記パウチの高さの半分の位置よりも下方の位置に設けられた開封開始手段をさらに備える、上記[1]ないし[5]のいずれか一項に記載のパウチ。
[7]前記パウチの前記収容空間に内容物が収容され、前記パウチの上部において、前記おもて面と前記裏面を接合することにより形成された上部シール部をさらに有し、前記上部シール部が、前記第1方向に沿って、前記第1側部シール部から前記第2側部シール部まで跨って形成されている、上記[1]ないし[6]のいずれか一項に記載のパウチ。
本発明によれば、自立可能であり、電子レンジでの加熱の際に、電子レンジの庫内の高さの制約を受けにくく、かつ蒸気抜きが容易なパウチを提供することができる。
実施形態に係るパウチの正面図である。 実施形態に係るパウチの背面図である。 実施形態に係るパウチの分解図である。 図1に示されるパウチの各構成要素の寸法を説明するための図である。 図1に示されるパウチの張出部近傍を拡大した図である。 図5に示される張出部の各構成要素の寸法を説明するための図である。 パウチに用いられる包装材料の断面図である。 実施形態に係るパウチの張出部の他の形状を示す図である。 図1に示されるパウチを自立させた状態の斜視図である。 図1に示されるパウチを電子レンジ内に配置し、加熱した状態の図である。 図11(A)は比較例1に係るパウチの正面図であり、図11(B)は図11(A)に示されるパウチの張出部近傍を拡大した図である。
以下、本発明の実施形態に係るパウチについて、図面を参照しながら説明する。本明細書において、「フィルム」、「シート」等の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。したがって、例えば、「フィルム」はシートとも呼ばれるような部材も含む意味で用いられる。また、本明細書における「上」、「下」、「側」、「底」の位置は、パウチを自立させた状態での位置を意味している。図1は本実施形態に係るパウチの正面図であり、図2は実施形態に係るパウチの背面図であり、図3は本実施形態に係るパウチの分解図である。図4は図1に示されるパウチの各構成要素の寸法を説明するための図であり、図5は図1に示されるパウチの張出部近傍を拡大した図であり、図6は図5に示される張出部の各構成要素の寸法を説明するための図である。図7はパウチに用いられる包装材料の断面図であり、図8は本実施形態に係るパウチの張出部の他の形状を示す図であり、図9は図1に示されるパウチを自立させた状態の斜視図であり、図10は図1に示されるパウチを電子レンジ内に配置し、加熱した状態の図である。
<<<パウチ>>>
図1に示されるパウチ10は、スタンディング形式のパウチであり、内容物を収容する収容空間10Aを有している。内容物としては、特に限定されないが、固体、液体、またはこれらの混合物が挙げられる。内容物としては例えば、レトルト食品、冷凍食品や冷蔵食品などを挙げることができる。また食品としては、カレー、お粥、焼きそば、惣菜、魚などを挙げることができる。パウチは、内容物が充填されていない状態のパウチに限らず、内容物が充填されている状態のパウチも含む概念である。
図1に示されるパウチ10は、おもて面11、裏面12(図2参照)および底面13を有している。おもて面11および裏面12は、矩形の輪郭を有している。底面13は、2つ折りされており、折線13Cを介して第1部分13Aおよび第2部分13Bを有している。図3に示されるように、底面13には、側縁を切り欠くように4つの半円状の切欠き13Dが設けられており、第1部分13Aの切欠き13Dは、第2部分13Bの切欠き13Dと対応する位置に設けられている。
パウチ10は、図3に示されるように、おもて面11を構成する包装材料40、裏面12を構成する包装材料40、および底面13を構成する包装材料40の3枚の包装材料から構成されている。ただし、パウチは、自立可能であれば、1枚や2枚の包装材料から構成されていてもよい。
パウチ10は、図1および図2に示すように、第1側部10Bに形成された第1側部シール部14と、第1側部10Bと対向する第2側部10Cに形成された第2側部シール部15と、第1側部シール部14および第2側部シール部15に設けられた開封開始手段16と、第1側部シール部14より下方に位置する第1ひだ部20と、第2側部シール部15より下方に位置する第2ひだ部30とを備えている。なお、図1においてはパウチ10の上部は開口しているが、内容物を収容空間10Aに充填した後、接合されて、図1におおける上縁10Dと二点鎖線で囲まれた上部シール部予定領域Rに上部シール部が形成され、パウチ10が密封される。
<<第1側部シール部および第2側部シール部>>
第1側部シール部14は、第1側部10Bにおいて、おもて面11と裏面12を互いに接合した部分であり、折線13Cからパウチ10の上縁10Dに亘って形成されている。第2側部シール部15は、第2側部10Cにおいて、おもて面11と裏面12を互いに接合した部分であり、折線13Cからパウチ10の上縁10Dに亘って形成されている。第1側部シール部14および第2側部シール部15の形成の際のおもて面11と裏面12の接合は、ヒートシール(熱融着)によって行われる。
第1側部シール部14および第2側部シール部15の幅W1(図4参照)は、例えば、それぞれ2mm以上15mm以下となっていることが好ましい。第1側部シール部14および第2側部シール部15の幅W1がそれぞれ2mm以上であれば、第1側部シール部14および第2側部シール部15において確実にシールすることができ、また15mm以下であれば、収容空間10Aをより広く確保することができる。本明細書において、各シール部における「幅」とは、シール部の延びる方向に直交する方向の長さを意味する。なお、シール部の幅が一定でない場合には、シール部の幅は、シール部の延びる方向に直交する方向の長さのうち最も短い値とする。また、本明細書におけるパウチの寸法およびパウチを構成する各構成要素の寸法は、全て、底面の第1部分と第2部分を接触させた状態、すなわちパウチを広げずにほぼ平面状にした状態で測定した値とする。幅W1の下限は、4mm以上であることがより好ましく、また上限は、10mm以下であることがより好ましい。
第1側部シール部14の内縁14Aの下端14A1と第2側部シール部15の内縁15Aの下端15A1の間の距離D1(図4参照)は、80mm以上300mm以下となっていてもよい。
<<開封開始手段>>
開封開始手段16は、パウチ10の開封の際の起点となり得るものであり、第1側部シール部14および第2側部シール部15におけるパウチ10の高さH1(図4参照)の半分の位置よりも下方(第1ひだ部20側)の位置に設けられている。第1ひだ部および第2ひだ部に開封開始手段16を設けると、この部分は4枚の包装材料が重なっているので、開封しにくい。これに対し、開封開始手段16は2枚の包装材料40が重なっている第1側部シール部14および第2側部シール部15に設けられているので、容易に開封することができる。また、パウチを開封する際には、張出シール部の位置が、蒸気が抜ける蒸気口となるので、パウチの底部側を上側にして開封するが、開封開始手段がパウチの高さの半分よりも上方の位置に設けられている場合、パウチの底部側を上側としたとき、開封開始手段は、パウチの高さの半分の位置よりも下方の位置となるので、開封開始手段から開封すると、内容物が漏れるおそれがある。これに対し、開封開始手段16はパウチ10の高さH1(図4参照)の半分の位置よりも下方の位置に設けられているので、開封開始手段16から開封しても、内容物が漏れにくい。
開封開始手段16としては、切込みや切欠き等が挙げられる。図1に示される開封開始手段16は、切込みとなっている。開封開始手段16は、第1側部シール部14および第2側部シール部15に形成されているが、開封開始手段は第1側部シール部のみまたは第2側部シール部のみに形成されていてもよい。
<<第1ひだ部および第2ひだ部>>
第1ひだ部20および第2ひだ部30は、底部ガセット部を形成するための部位である。底部ガセット部が形成されることにより、パウチ10を自立させることができるとともに、収容空間10Aを大きくすることができるので、より大きなまたはより多くの内容物を収容することができる。
第1ひだ部20は、おもて面11と底面13の第1部分13Aを互いに接合することによって形成されており、第2ひだ部30は、裏面12と底面13の第2部分13Bを互いに接合することによって形成されている。第1ひだ部20の形成の際のおもて面11と底面13の第1部分13Aの接合および第2ひだ部30の形成の際の裏面12と底面13の第2部分13Bの接合は、ヒートシール(熱融着)によって行われる。第1ひだ部20および第2ひだ部30は、例えば、長方形状になっていてもよい。
第1ひだ部20は、おもて面11と底面13の第1部分13Aが接合された第1底部シール部21、第1未シール部22、第1空気抜き孔23および張出部24を有しており、第2ひだ部30は、おもて面11と底面13の第2部分13Bが接合された第2底部シール部31および第2空気抜き孔32を有している。第2ひだ部30は、第1未シール部や張出部を有していない。第1空気抜き孔23は第1底部シール部21で取り囲まれるように第1底部シール部21内に設けられており、第2空気抜き孔32は第2底部シール部31で取り囲まれるように第2底部シール部31内に設けられているが、第1空気抜き孔23および第2空気抜き孔32は設けられていなくともよい。
第1ひだ部20の側部20Aの一部と第2ひだ部30の側部30Aの一部は、おもて面11を構成する包装材料40の後述するシーラント層42と裏面12を構成する包装材料40のシーラント層42を接合することにより形成された第3底部シール部17によって接合されている。第3底部シール部17の形成の際のシーラント層の接合は、ヒートシール(熱融着)によって行われる。第1ひだ部20には、張出部24が形成されているので、後述するように蒸気抜きできるが、第2ひだ部30には、蒸気抜き機構は設けられていない。
パウチ10の高さH1(図4参照)に対する第1ひだ部20の幅W2(図4参照)の比(W2/H1)は、0.1以上0.5以下であってもよい。W2/H1の下限は、0.2以上であることが好ましく、上限は0.4以下であることが好ましい。W2/H1が0.2以上であれば、より多くの内容物を収容できる。また、W2/H1が0.4以下であれば、パウチ10をより安定して自立させることができる。パウチ10の高さH1に対する第2ひだ部30の幅の比は、0.1以上0.5以下であってもよい。また、上記と同様の理由から、W3/H1の下限は、0.2以上であることが好ましく、上限は0.4以下であることが好ましい。第1ひだ部20の幅W2および第2ひだ部30の幅W3とは、パウチ10の側縁10Fが延びる第2方向DR2(図1、図4参照)の長さである。具体的には、折線13Cからパウチ10の下縁までの長さである。
第1ひだ部20の幅W2および第2ひだ部30の幅W3は、それぞれ15mm以上60mm以下であることが好ましい。幅W2および幅W3が、それぞれ15mm以上であれば、より多くの内容物を収容できる。また、幅W2および幅W3が60mm以下であれば、パウチ10を安定して自立させることができる。幅W2および幅W3の下限は、それぞれ25mm以上であることがより好ましく、上限は、それぞれ50mm以下であることがより好ましい。
<第1底部シール部および第2底部シール部>
図1に示されるように第1底部シール部21は、第1未シール部22を介して、第1部分21Aと第2部分21Bに区画されている。第1底部シール部21の第1部分21Aおよび第2部分21Bは、パウチ10の側部10B、10Cから中央部10Eに向かって下方に傾斜する傾斜部25と、パウチ10の側縁10Fと直交する第1方向DR1(図1参照)に沿って延びる内縁26A、26Bを有する延在部26を含んでいる。図2に示されるように第2底部シール部31も、パウチ10の側部10B、10Cから中央部10Eに向かって下方に傾斜する傾斜部33と、第1方向DR1に沿って延びる内縁34Aを有する延在部34を含んでいる。
(傾斜部)
傾斜部25、33は、パウチ10の側部10B、10Cから中央部10Eに向かって下方に傾斜する部分である。第1底部シール部21の第1部分21Aおよび第2部分21Bがそれぞれ傾斜部25を含み、第2底部シール部31が傾斜部33を含むことにより、パウチ10の中央部10Eに内容物が集まるので、より安定してパウチ10を自立させることができる。
傾斜部25、33は、パウチ10の側部10B、10Cから中央部10Eに向かって下方に傾斜している内縁25A、33Aを有していればよいが、より容易に蒸気抜きする観点から、第1側部シール部14の内縁14Aと第1部分21Aの傾斜部25の内縁25Aのなす角度α(図1参照)および第2側部シール部15の内縁15Aと第2部分21Bの傾斜部25の内縁25Aのなす角度β(図1参照)は、それぞれ、60°以下であることが好ましい。
(延在部)
延在部26は、傾斜部25よりもパウチ10の中央部側に位置している。図1に示される延在部26は、傾斜部25に連設している。折線13Cから延在部26の内縁26Aまでの距離D2(図4参照)に対する第1部分21Aにおける延在部26の長さL1(図4参照)の比(L1/D2)は、0.30以上であることが好ましい。また、折線13Cから延在部26の内縁26Bまでの距離D2(図4参照)に対する第2部分21Bにおける延在部26の長さL1(図4参照)の比(L1/D2)は、0.30以上であることが好ましいL1/D2が0.30以上であれば、電子レンジによる加熱に伴ってパウチ10内の圧力が高まった際に、張出シール部27に応力が集中しやすくなり、より容易に蒸気抜きできる。L1/D2の下限は、0.40、0.50以上であることがより好ましい(数値が大きいほど好ましい)。L1/D2の上限は、10.0以下であってもよい。
第1側部シール部14の内縁14Aの下端14A1と第2側部シール部15の内縁15Aの下端15A1の間の距離D1に対する延在部26の長さL1の比(L1/D1)は、0.10以上であってもよい。L1/D1は、0.15以上、0.20以上であることが好ましい(数値が大きいほど好ましい)。L1/D1が0.15以上であれば、より容易に蒸気抜きできる。L1/D1の上限は、0.4以下であってもよい。
第1部分21Aおよび第2部分21Bにおける延在部26の長さL1は、より容易に蒸気抜きする観点から、それぞれ10mm以上であることが好ましい。また、第1部分21Aにおける延在部26の長さL1と第2部分21Bにおける延在部26の長さL1の合計は、より容易に蒸気抜きする観点から、20mm以上であることが好ましい。第1部分21Aおよび第2部分21Bにおける延在部26の幅W4(図4参照)は、それぞれ5mm以上15mm以下であることが好ましい。幅W4が5mm以上であれば、延在部26において確実にシールすることができ、また15mm以下であれば、収容空間10Aをより広く確保することができるとともに自立しやすい。
<第3底部シール部>
第3底部シール部17は、第1ひだ部20の側部20Aの一部と第2ひだ部30の側部30Aの一部を互いに接合するための部分である。第3底部シール部17は、底面13に設けられた切欠き13Dを介しておもて面11と裏面12を接合することによって形成されている。内容部を収容空間に充填する際にガセット折込部を広げる観点から、パウチの底部中央部においては第1ひだ部と第2ひだ部は離れていることが必要であるが、第1ひだ部と第2ひだ部が完全に離れていると、収容空間に内容物を充填したときに、第1ひだ部と第2ひだ部が内容物の重量に耐え切れず、第1ひだ部と第2ひだ部との間が開いてしまい、パウチの自立が困難になるおそれがある。また、後述する基材層同士はヒートシールできないので、基材層同士が向かい合っている第1ひだ部と第2ひだ部は、そのままではヒートシールできない。このため、第3底部シール部17を形成することによって、第1ひだ部20と第2ひだ部30の両側部20A、30Aの一部のみを接合している。これにより、内容物を充填する際に、底面13の広がりを阻害せず、かつ安定してパウチ10を自立させることができる。
<第1未シール部>
第1未シール部22は、第1部分21Aと第2部分21Bの間に位置し、かつシールされていない部分である。第1未シール部22は、おもて面11を構成する包装材料40と底面13の第1部分13Aを構成する包装材料40の間に形成されている。すなわち、第1未シール部22は、2枚の包装材料40によって挟まれている。ただし、第1未シール部22を挟む2枚の包装材料40を打ち抜く等によって第1未シール部は包装材料40で挟まれていなくともよい。
第1未シール部22は、後述する第2未シール部28に連設されている。第1未シール部22が、おもて面11を構成する包装材料40と底面13の第1部分13Aを構成する包装材料40の間に形成されている場合、図5に示されるように、第1未シール部22の外縁22Aと第1底部シール部21の外縁21Cは、同一直線上に位置していてもよい。この場合の第1未シール部の外縁とは、おもて面を構成する包装材料のうち第1未シール部に対応する部分の下縁を意味する。すなわち、おもて面11の下縁は、第1底部シール部21の外縁21Cと、おもて面11を構成する包装材料40における第1未シール部22に対応する部分の下縁とから構成されている。なお、第1未シール部の外縁と第1底部シール部の外縁がともに曲線状である場合には、同一曲線上に位置していてもよい。
パウチ10の側縁10Fと直交する第1方向DR1における第1未シール部22の幅W5(図6参照)は、後述する長さL2以上となっている。幅W5が長さL2以上になっていることにより、蒸気が抜けやすい。幅W5が、一定でない場合には、幅W5は、上記第1方向DR1の長さのうち最も短い値とする。第1未シール部22の幅W5は、長さL2以上となっていれば、特に限定されないが、例えば、10mm以上30mm以下となっていることが好ましい。幅W5が10mm以上であれば、蒸気口の閉塞を抑制でき、また30mm以下であれば、耐落下衝撃性が劣ることもない。
<張出部>
張出部24は、第1底部シール部21の第1部分21Aおよび第2部分21Bより収容空間10Aに向かって張り出した部分である。図1に示される張出部24は略三角形状となっている。張出部24は、より多くの内容物を収容する観点から、折線13Cよりも下方に形成されていることが好ましい。張出部24は、張出シール部27および第2未シール部28を有している。
張出部24の面積S1(図6に示される二点鎖線と張出シール部27の内縁27Aで囲まれる領域の面積)は、20mm以上700mm以下となっていることが好ましい。面積S1が20mm以上であれば、電子レンジによる加熱に伴ってパウチ10内の圧力が高まった際に、張出シール部27に応力が集中しやすくなり、また700mm以下であれば、蒸気を安定して排出できる。
(張出シール部)
張出シール部27は、おもて面11と底面13の第1部分13Aが接合された部分である。張出シール部27の形成の際のおもて面11と底面13の第1部分13Aの接合は、ヒートシール(熱融着)によって行われる。また、張出シール部27は、図5に示されるように、底部シール部21の第1部分21Aと第1底部シール部21の第2部分21Bに連設されている。張出シール部27を形成することにより、電子レンジによる加熱に伴ってパウチ10内の圧力が所定の圧力となったときに剥離して、収容空間10Aと第2未シール部28および第1未シール部22が連通して、これによりおもて面11と底面13の第1部分13Aの間から収容空間10A内の蒸気が自動的に抜ける。
張出シール部27は、第1底部シール部21の第1部分21Aおよび第2部分21Bよりも収容空間10A側に張出している。したがって、電子レンジによる加熱に伴ってパウチ10内の圧力が高まった際に、張出シール部27に応力が集中しやすくなる。また、張出シール部27から剥離が進行しやすいので、第1側部シール14部、第2側部シール部15や上部シール部から剥離が進行することを抑制することができる。
図5に示されるように、張出シール部27の内縁27Aと第1底部シール部21の第1部分21Aの内縁21AAは連設点P1で連設されており、張出シール部27の内縁27Aと第1底部シール部21の第2部分21Bの内縁21BAは連設点P2で連設されている。また、張出シール部27の外縁27Bと第1底部シール部21の第1部分21Aの外縁21ABは連設点P3で連設されており、張出シール部27の外縁27Bと第1底部シール部21の第2部分21Bの外縁21BBは連設点P4で連設されている。
張出シール部27の幅W6(図6参照)は、例えば、1mm以上5mm以下となっていることが好ましい。幅W6が1mm以上であれば、輸送中などに張出シール部27から内容物が漏れ出すおそれがなく、また2mm以下であれば、電子レンジでの加熱で蒸気が抜けやすい。幅W6の下限は、2mm以上であることがより好ましく、上限は、3mm以下であることが好ましい。
第1側部シール部14の内縁14Aの下端14A1と第2側部シール部15の内縁15Aの下端15A1の間の距離D1に対する張出シール部27の外縁27Bの下端27BA(連設点P3と連設点P4)同士を結ぶ仮想線IL1の長さL2(図6参照)の比(L2/D1)は、0.06以上となっていることが好ましい。L2/D1が、0.06以上であれば、パウチ10の裏面12を下側にした状態で、内容物を収容したパウチ10を電子レンジで加熱した場合に、張出シール部27の剥離によって形成された蒸気口が第1未シール部22および第2未シール部28に存在するおもて面11を構成する包装材料40と底面13の第1部分13Aを構成する包装材料40によって閉塞されることを抑制できる。L2/D1の下限は、0.07以上、0.08以上となっていることがより好ましく(数値が大きいほど好ましい)、また上限は、後述する良好な耐落下衝撃性を得る観点から、0.3以下となっていることが好ましい。
仮想線IL1の長さL2(図6参照)は、8mm以上となっていることが好ましい。長さL2が、8mm以上であれば、蒸気口が閉塞してしまうことをより抑制できる。長さL2の下限は、10mm以上であることがより好ましく、上限は、後述する良好な耐落下衝撃性を得る観点から、28mm以下であることが好ましい。
第2方向DR2における折線13Cから張出シール部27の内縁27Aの下端27AAまでの距離D3(図4参照)に対する張出シール部27の高さH2(図6参照)の比(H2/D3)が、0.18以上であることが好ましい。H2/D3が、0.18以上であれば、張出シール部27の先端がパウチ10の中心に近づくので、電子レンジによる加熱に伴ってパウチ10内の圧力が高まった際に、張出シール部27に応力が集中しやすくなり、張出シール部27が剥離しやすくなる。本明細書における「張出シール部の高さ」とは、張出シール部の下端から上記第2方向における張出シール部の最も収容空間側の位置までの長さを意味する。
張出シール部27の高さH2は、30mm以下となっていることが好ましい。高さH2が、30mm以下であれば、より良好な耐落下衝撃性を得ることができる。高さH2の下限は、蒸気の抜けやすさの観点から、5mm以上であることがより好ましく、上限は20mm以下であることが好ましい。
張出シール部27の内縁27Aの下端27AA(連設点P1と連設点P2)同士を結ぶ仮想線IL2の長さL3(図6参照)に対する張出シール部27の高さH2(図6参照)の比(H2/L3)が、1以下となっていてもよく、0.45以下であることが好ましい。自立可能なパウチは、陳列棚から落下することがあるので、自立可能なパウチには、陳列棚からパウチが落下して衝撃を受けたとしても、内容物が漏れないような耐落下衝撃性が必要となる。耐落下衝撃性は、張出シール部の内縁間距離にも依存するが、張出シール部の高さが高いと悪化する傾向がある。本実施形態において、H2/L3が、0.45以下となっている場合には、良好な耐落下衝撃性を得ることができる。H2/L3の下限は、蒸気抜きの観点から、0.4以上であることがより好ましく、上限は、0.4以上であることが好ましい。
上記仮想線IL2の長さL3は、10mm以上となっていることが好ましい。長さL3が、10mm以上であれば、安定して蒸気を抜くことができる。長さL3の下限は、12mm以上であることがより好ましく、上限は、良好な耐落下衝撃性を得る観点から、30mm以下であることが好ましい。
パウチ10の幅W7(図4参照)に対する仮想線IL2の長さL3の比(L3/W7)は、0.05以上0.3以下となっていることが好ましい。L3/W7が、0.05以上であれば、蒸気抜けしやすく、また0.3以下であれば、蒸気が抜けたときに内容物がより漏れ出しやすくなる。L3/W7の下限は、0.1以上であることがより好ましく、また上限は、0.25以下であることが好ましい。
図5に示される張出シール部27の内縁27Aは、最も収容空間10A側に位置する第1内縁27A1と、第1内縁27A1の両端に連設され、下方に向けて傾斜した第2内縁27A2とを含んでいる。図5に示される張出部24においては、第1内縁27A1は、収容空間10Aに向けて凸状に湾曲しており、また第2内縁27A2は、直線状となっている。第1内縁27A1を収容空間10Aに向けて凸状に湾曲させることにより、蒸気がより抜けやすくなるとともに、安定して蒸気を抜くことができる。
図6に示されるように張出シール部27の外縁27Bも、最も収容空間10A側に位置する第1外縁27B1と、第1外縁27B1の両端に連設され、下方に向けて傾斜した第2外縁27B2とを含んでいる。第1部分21A側の第2内縁27A2の他端は、第1部分21Aの延在部26の内縁26Aに連設されており、第1部分21A側の第2外縁27B2の他端は第1部分21Aの延在部26の外縁26Cに連設されている。また、第2部分21B側の第2内縁27A2の他端は、第2部分21Bの延在部26の内縁26Bに連設されており、第2部分21B側の第2外縁27B2の他端は第2部分21Bの延在部26の外縁26Dに連設されている。
(第2未シール部)
第2未シール部28は、張出シール部27の外縁27B側に位置し、かつ第1未シール部22に連通している。第2未シール部28を設けることにより、電子レンジによる加熱で張出シール部27が剥離したとき、収容空間10A内の蒸気が第2未シール部28に到達し、第1未シール部22を介して蒸気を抜くことができる。
張出部24全体の面積S1に対する第2未シール部28の面積S2(図6に示される二点鎖線と張出シール部27の外縁27Bで囲まれる領域の面積)の比(S2/S1)は、0.2以上となっている。S2/S1が、0.2以上であれば、電子レンジによる加熱で張出シール部27を容易に剥離させることができる。S2/S1の下限は、0.3以上であることが好ましく、上限は、0.8以下であることが好ましい。
第2未シール部28の面積S2は、10mm以上600mm以下となっていることが好ましい。面積S2が10mm以上であれば、電子レンジによる加熱に伴ってパウチ10内の圧力が高まった際に、張出シール部27に応力が集中しやすくなり、また600mm以下であれば、蒸気がより抜けやすくなる。
第2未シール部28の高さH3は、2.0mm以上となっていてもよい。第2未シール部28の高さH3の下限は、3.0mm以上であることが好ましい。高さH3が、3.0mm以上であれば、張出シール部27がパウチ10の中心に近づくので、電子レンジによる加熱に伴ってパウチ10内の圧力が高まった際に、張出シール部27に応力がより集中しやすくなる。本明細書における「第2未シール部の高さ」とは、第1未シール部と第2未シール部の仮想の境界線から上記第2方向における第2未シール部の最も収容空間側の位置までの長さを意味する。
パウチ10は、図7に示されるように、少なくとも基材層41およびシーラント層42をこの順に備える包装材料40から構成されている。シーラント層42は、パウチ10の最内面を構成する層である。包装材料40は、さらに、基材層41とシーラント層42の他、所望の機能を発揮する機能層や接合層をさらに備えていてもよい。具体的には、図6に示される包装材料40は、外側から、基材層41、機能層43、接合層44、シーラント層42をこの順で備えていてもよい。基材層41と機能層43の間に接合層を備えていてもよい。
<基材層>
パウチ10は、電子レンジで加熱されるので、基材層41としては、耐熱性を有する材料からなることが好ましい。基材層41として、例えば、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム等の延伸ポリエステルフィルム、シリカ蒸着延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、延伸ナイロンフィルム等の延伸ポリアミドフィルム、延伸ポリプロピレンフィルム、またはポリプロピレン/エチレン-ビニルアルコール共重合体共押共延伸フィルム、またはこれらの2以上のフィルムを積層した複合フィルムを用いることができる。
基材層41は、二軸延伸処理されることが好ましい。これにより、基材層41を構成する分子が、延伸処理によって延伸方向に並び、基材層41が優れた寸法安定性を発揮するようになる。
基材層41の厚みは、例えば10μm以上30μm以下とすることができる。基材層41の厚みが10μm以上であれば、パウチ10に要求される耐熱性を満たすことができ、また30μm以下であれば、製品コストを抑えることができる。基材層41の厚みは、光学顕微鏡を用いて撮影された基材層の断面写真からランダムに10箇所厚みを測定し、測定された厚みの算術平均値として求めるものとする。なお、パウチ10においては、基材層41は、最も外側となるように配置される。
<シーラント層>
シーラント層42は、2枚の包装材料40同士を重ね合わせておもて面と裏面等を熱融着することでパウチ10の収容空間を密封するために設けられている。このため、パウチ10においては、シーラント層42が最も収容空間10A側となるように配置されている。
シーラント層42として、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-プロピレンブロック共重合体などのポリオレフィン系樹脂からなる耐熱性のあるフィルム、およびイージーピールフィルムなどを用いることができる。シーラント層42は、単層構造であってもよく、または多層構造であってもよい。パウチ10は電子レンジで加熱されるので、シーラント層42としては、主として、低密度ポリエチレン(LDPE)を含む低密度ポリエチレン層(LDPE層)が好ましい。
シーラント層42の厚みは、20μm以上80μm以下であることが好ましい。シーラント層42の厚みが20μm以上であれば、パウチ10の流通過程において生じ得る落下に対する耐落下衝撃性に優れ、また80μm以下であれば、内容物の充填し易さといった取扱性にも優れる。シーラント層42の厚みは、基材層41の厚みと同様の方法によって測定できる。
<機能層>
機能層43は、基材層41とシーラント層42の間に設けられているが、基材層41の外側に設けられていてもよい。機能層43としては、印刷層、水蒸気その他のガスバリア性を有するガスバリア層、遮光層等が挙げられる。ガスバリア層としては、酸化珪素などの無機酸化物の蒸着層が設けられる。
印刷層は、色材およびバインダ樹脂を含む層である。印刷層を形成することにより、パウチ10に絵柄を形成することができる。本明細書における「絵柄」とは、特に限定されず、例えば、図、文字、模様、パターン、記号、柄、マーク等を広く含む。
印刷層は、その他、任意の添加剤を含んでいてもよい。添加剤としては、例えば、滑剤、ブロッキング防止剤、充填剤、硬化剤、顔料分散剤、消泡剤、レベリング剤、ワックス、シランカップリング剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防錆剤、可塑剤、難燃剤、顕色剤等が挙げられる。これらの添加剤は、特に印刷適正、印刷効果等の改善を目的に使用され、その種類、使用量は、印刷方法、印刷基材、印刷条件により適宜選択できる。印刷層は、基材層41にグラビア印刷等の印刷法により形成することができる。
(色材)
色材は、特に限定されず、公知の顔料や染料を用いることができ、所望の色に合わせて適宜選択する。
(バインダ樹脂)
バインダ樹脂としては、例えば、あまに油、きり油、大豆油、炭化水素油、ロジン、ロジンエステル、ロジン変性樹脂、シェラック、アルキッド樹脂、フェノール系樹脂、マレイン酸樹脂、天然樹脂、炭化水素樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミノアルキッド系樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、塩化ゴム、環化ゴム、(メタ)アクリレート化合物の重合体、または、これらの混合物が挙げられる。
<接合層>
接合層44としては、例えばそれ自体既知のドライラミネート法にて一般に用いられる接着剤を用いることができ、例えば、ポリ酢酸ビニル系接着剤、ポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレン共重合体系接着剤、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、アミノ樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤等を用いることができる。ポリウレタン系接着剤とは、ポリオール化合物とイソシアネート化合物との硬化物のことである。
<<張出部の他の形状>>
図1に示される張出部24は、略三角形状になっているが、張出部24は、図8(A)および図8(B)に示されるような形状となっていてもよい。なお、図8(A)および図8(B)に示される張出部24は、以下の記載以外(例えば、寸法や比等)は、図5や図6に示される張出部24と同様である。
図8(A)に示される張出シール部27の内縁27Aにおいては、最も収容空間10A側に位置する平坦状の第1内縁27A1と、第1内縁27A1の両端に連設され、下方に向けて傾斜した第2内縁27A2と、第2内縁27A2に連設され、第2方向DR2に延びる直線状の第3内縁27A3とを含んでいる。また、図8(A)に示される張出シール部27の外縁27Bにおいては、最も収容空間10A側に位置する平坦状の第1外縁27B1と、第1外縁27B1の両端に連設され、下方に向けて傾斜した第2外縁27B2と、第2外縁27B2に連設され、第2方向DR2に延びる直線状の第3外縁27B3とを含んでいる。第1部分21A側の第3内縁27A3の他端は第1部分21の延在部26の内縁26Aに連設されており、第1部分21A側の第3外縁27B3の他端は第1部分21の延在部26の外縁26Cに連設されている。また、第2部分21B側の第3内縁27A3の他端は、第2部分21Bの延在部26の内縁26Bに連設されており、第2部分21B側の第3外縁27B3の他端は、第2部分21Bの延在部26の外縁26Dに連設されている。
図8(B)に示される張出シール部27の内縁27Aにおいては、最も収容空間10A側に位置し、収容空間10A側に凸状に湾曲した第1内縁27A1と、第1内縁27A1の両端に連設され、下方に向けて傾斜した第2内縁27A2と、第2内縁27A2に連設され、第2方向DR2に延びる直線状の第3内縁27A3とを含んでいる。また、図7(B)に示される張出シール部27の外縁27Bにおいては、最も収容空間10A側に位置し、収容空間10A側に凸状に湾曲した第1外縁27B1と、第1外縁27B1の両端に連設され、下方に向けて傾斜した第2外縁27B2とを含んでいる。第1部分21側の第3内縁27A3の他端は、第1部分21の延在部26の内縁26Aに連設されており、第1部分21側の第2外縁27B2の他端は、第1部分21の延在部26の外縁26Cに連設されている。また、第2部分21B側の第3内縁27A3の他端は、第2部分21Bの延在部26の内縁26Bに連設されており、第2部分21B側の第2外縁27B2の他端は、第2部分21Bの延在部26の外縁26Dに連設されている。
<<パウチの製造方法>>
このようなパウチ10は、以下のようにして製造することができる。まず、おもて面11、裏面12、および底面13となる3枚の包装材料40を用意する。底面13となる包装材料は、基材層41が内側となるように2つ折りにしておき、また2つ折りの状態で、円状に打ち抜き、貫通孔を形成しておく。
そして、おもて面11となる包装材料40および裏面12となる包装材料40の間の所定の位置に2つ折りにした底面13となる包装材料40を配置して、第1側部シール部14、第2側部シール部15、第1底部シール部21、第2底部シール部31、張出シール部27となるべき領域(ただし、上部シール部を除く)をヒートシールして、接合する。なお、貫通孔の部分においては、2つ折りにした底面13となる包装材料40が存在しないので、おもて面11となる包装材料40および裏面12となる包装材料40が直接ヒートシールされて、第3底部シール部17が形成される。
そして、パウチ10の形状に合わせてヒートシールされた領域を裁断することによって、パウチ10を得ることができる。パウチ10に内容物を収容する場合には、上部に存在する開口から内容物を充填し、おもて面11の上部と裏面12の上部をヒートシールすることにより上部シール部を形成して、パウチ10を密閉する。
本実施形態によれば、第1ひだ部20と第2ひだ部30が第3底部シール部17によって接合されているので、図9に示されるように自立させることができる。これにより、パウチ10を自立させた状態で販売や陳列することができる。なお、図9に示されるパウチ10は、上部において、おもて面11と裏面12を接合することにより形成された上部シール部18を有しており、また内容物(図示せず)が収容されている。上部シール部18は、第1方向DR1に沿って、第1側部シール部14から第2側部シール部15まで跨って形成されている。
本実施形態によれば、第1ひだ部20に張出シール部27が設けられているので、図10に示されるように、電子レンジ内でパウチ10の裏面12を下側にした状態で、内容物を収容したパウチ10を加熱することができる。これにより、電子レンジの庫内の高さの制約を受けにくい。したがって、パウチ10の大容量化を図ることができる。なお、この場合、パウチとしては、図9に示されるパウチ10を使用するので、上部シール部18が形成されているとともに、内容物が収容されている。
電子レンジ内でパウチの裏面を下側にした状態で内容物を収容したパウチを加熱すると、加熱された蒸気により収容空間が膨らむ。そして、パウチ内の圧力が所定の圧力に到達すると、張出シール部が先端側から剥離される。第2未シール部まで張出シール部の剥離が進むと、張出シール部が開口して、蒸気口が形成される。これにより、収容空間が外部と繋がり、蒸気口を介して蒸気が外部に抜ける。ここで、パウチの加熱時にはパウチの中心から同心円状に内圧が加わるが、底部シール部の内縁が円弧状となっている場合には、底部シール部の内縁がパウチの中心O(図11(A)参照)に近くなるために、底部シール部にも圧力が加わり易くなる。このため、電子レンジでの加熱時に、張出シール部の剥離が進まず、蒸気抜きがしにくいことがある。特に折込みが深い場合には、電子レンジでの加熱時に、張出シール部の剥離が進まず、蒸気抜きがしにくい。これに対し、本実施形態によれば、底部シール部21に第1方向DR1に沿って延びる内縁26Aを有する延在部26を設けているので、張出シール部27に集中的に圧力が加わるように中心O(図4参照)から延在部26Aの内縁26Aが離れた位置に存在する。これにより、張出シール部27に集中的に圧力が加わり易くなるので、電子レンジでの加熱時に張出シール部27の剥離が進み、容易に蒸気抜きができる。また、パウチ10の高さH1に対する折線13Cから延在部26の内縁26Aまでの距離D1の比(D1/H1)が0.70以上であるような折込みが深い場合であっても、電子レンジでの加熱時に張出シール部27の剥離が進み、容易に蒸気抜きができる。
蒸気口が形成された状態であっても、第2未シール部や第1未シール部を挟むおもて面を構成する包装材料と裏面を構成する包装材料が同じ方向に折れ曲がってしまい、蒸気口が閉塞されてしまうことがある。これに対し、本実施形態によれば、張出部24全体の面積S1に対する第2未シール部28の面積S2の比(S2/S1)が、0.2以上であり、また第1側部シール部14の内縁14Aの下端14A1と第2側部シール部15の内縁15Aの下端15Aの間の距離D1に対する第1方向DR1における張出シール部27の外縁27Bの下端27BA同士を結ぶ仮想線IL1の長さL2の比(L2/D1)が、0.06以上であるので、形成される蒸気口の幅が広くなる。これにより、蒸気口が2枚の包装材料40によって閉塞されることを抑制できるので、より容易に蒸気抜きができる。
本発明を詳細に説明するために、以下に実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの記載に限定されない。なお、図11(A)は比較例1に係るパウチの正面図であり、図11(B)は図11(A)に示されるパウチの張出部近傍を拡大した図である。
<実施例1~3>
実施例1~3においては、パウチの張出部や延在部の寸法をそれぞれ変えて、図1に示すスタンディング形式のパウチを作製した。具体的には、まず、おもて面、裏面、および底面となる包装材料を用意した。包装材料は、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムからなる基材層、ポリウレタン系接着剤からなる接合層、および未延伸ポリエチレンフィルムからなるシーラント層をこの順で積層したものであった。底面となる包装材料においては、シーラント層が外側となるように2つ折りにして、折線を介して連設された第1部分および第2部分を形成しておき、また2つ折りの状態で、裁断後にパウチとしたとき底面の横方向の両縁部の下端近傍となる箇所を直径10mmの円状に打ち抜き、貫通孔を形成した。
そして、おもて面となる包装材料および裏面となる包装材料の間の所定の位置に2つ折りにした底面となる包装材料を配置して、第1側部シール部、第2側部シール部、第1底部シール部、第2底部シール部、張出シール部となるべき領域(ただし、上部シール部を除く)をヒートシールして、接合した。なお、貫通孔の部分においては、2つ折りにした底面となる包装材料が存在しないので、おもて面となる包装材料および裏面となる包装材料が直接ヒートシールされて、第3底部シール部が形成された。
そして、各パウチの形状に合わせてヒートシールされた領域を裁断することによって、図1に示されるパウチと同様の構造を有する複数のパウチを作製した。作製された実施例1に係るパウチにおいては、幅W1が7.00mm、幅W2および幅Wが35.00mm、幅W4が6.00mm、幅W5が10.51mm、幅W6が2.50mm、幅W7が130.00mm、距離D1が116.0mm、距離D2、D3が29.0mm、長さL1がそれぞれ21.7mm、長さL2が10.51mm、長さL3が16.5mm、高さH1が180.0mm、高さH2が6.0mm、高さH3が3.0mm、面積S1が49.5mm、面積S2が15.77mmであった。実施例2に係るパウチの寸法は、幅W5が10.00mm、長さL1がそれぞれ22.3mm、長さL2が10.00mm、長さL3が15.6mm、高さH2が7.54mm、高さH3が4.0mm、面積S1が58.81mm、面積S2が20.0mmであること以外は、実施例1と同様であった。実施例3に係るパウチの寸法は、幅W5が15.33mm、長さL1がそれぞれ16.71mm、長さL2が15.33mm、長さL3が21.3mm、高さH2が8.0mm、高さH3が5.0mm、面積S1が85.2mm、面積S2が38.33mmであること以外は、実施例1と同様であった。実施例1~3に係るパウチの各部の寸法は、図4や図5に示す通りとした。
作製した各パウチのおもて面と裏面の間に形成された上部の開口から内容物として水100gを充填して、おもて面の上部と裏面の上部をヒートシールすることにより、パウチを密閉した。このようにして、実施例1~3に係るパウチをそれぞれ作製した。なお、実施例1~3に係るパウチは、水が入っている状態においては、自立していた。
<比較例1>
比較例1に係るパウチは、図11(A)に示されるように底部シール部の内縁は円弧状となっており、実施例1~3に係るパウチと同一の材料を用いて、実施例1~3に係るパウチと同一の製造方法にて作製された。比較例1に係るパウチにおいては、第1底部シール部および第2底部シール部のうち最もシール幅が薄い部分の幅W8が9mm、幅W5が10.0mm、距離D3が26.0mm、長さL1は0mm、長さL2が6.0mm、長さL3が10.0mm、高さH2が4.0mm、高さH3が1.5mm、面積S1が19.5mm、面積S2が4.5mmであること以外は、実施例1と同様であった。なお、比較例1に係るパウチも、水が入っている状態においては、自立していた。
<蒸気抜け評価>
実施例1~3および比較例1に係る各パウチを、庫内の高さが150mmの電子レンジ(型番「RE-S5C-W」、SHARP株式会社製)に、裏面が下側の状態で入れて、600Wで1分間加熱した。また、新しい各パウチを、同じ電子レンジに、裏面が下側の状態で入れて、600Wで2分間加熱した。そして、加熱中のパウチにおいて、張出部から自動的に蒸気が抜けたか否かをそれぞれ評価した。評価基準は以下の通りとした。
○:張出部から正常に蒸気が抜けた。
×:張出部から蒸気が抜けなかった、またはあまり抜けなかった。
<耐落下衝撃性評価>
実施例1~3および比較例1に係る各パウチを底面が床側となるように把持し、高さ100cmの位置から床にパウチを落下させたとき、落下後のパウチから水が漏れているか否か評価した。評価基準は以下の通りとした。
○:パウチから水が漏れていなかった。
△:パウチから水が若干漏れていたが、実使用上問題のないレベルであった。
×:パウチから水が許容できないほど漏れていた。
以下、評価結果を表1に示す。
Figure 0007119859000001
以下、結果について述べる。表1に示されるように、比較例1に係るパウチにおいては、1分間の加熱では、蒸気が抜けなかった。これは、底部シール部の内縁が円弧状となっていたために、張出シール部にも圧力があまり加わらなかったため、蒸気口が形成されなかったためであると考えられる。また、2分間の加熱では、蒸気があまり抜けなかった。これは、張出部全体の面積S1に対する第2未シール部の面積S2の比(S2/S1)が0.2以上であったが、距離D1に対する長さL2の比(L2/D1)が、0.06未満であったので、加熱中に張出シール部が剥離して、蒸気口が形成されたが、第1未シール部および第2未シール部におけるおもて面を構成する包装材料と裏面を構成する包装材料が同じ方向に折れ曲がることによって、蒸気口が閉塞してしまったからであると考えられる。
これに対し、実施例1~3に係るパウチにおいては、底部シール部の第1部分および第2部分がそれぞれ第1方向に沿って延びる内縁を有する延在部を有していたので、1分間の加熱でも、正常に蒸気が抜けた。また、実施例1~3に係るパウチにおいては、張出部の面積S1に対する第2未シール部の面積S2の比率(S2/S1)が、0.2以上であり、かつ距離D1に対する長さL2の比(L2/D1)が、0.06以上であったので、蒸気口が形成された後であっても、蒸気口が閉塞しなかった。
10…パウチ
10A…収容空間
11…おもて面
12…裏面
13…底面
13A…第1部分
13B…第2部分
13C…折線
14…第1側部シール部
15…第2側部シール部
17…第3底部シール部
20…第1ひだ部
21…第1底部シール部
21A…第1部分
21B…第2部分
22…第1未シール部
22A…外縁
24…張出部
25…傾斜部
26…延在部
26A、26B…内縁
27…張出シール部
27A…内縁
27AA…下端
27A1…第1内縁
27A2…第2内縁
27B…外縁
27BB…下端
28…第未2シール部
30…第2ひだ部
31…第2底部シール部
40…包装材料
41…基材層
42…シーラント層

Claims (7)

  1. 少なくとも基材層およびシーラント層を備えた包装材料から構成され、かつおもて面と、前記おもて面と対向する裏面と、前記おもて面と前記裏面の間に位置し、かつ折線を介して連設される第1部分および第2部分を有する底面と、収容空間とを有するパウチであって、
    一対の側部と、
    一方の前記側部に形成された第1側部シール部と、
    他方の前記側部に形成された第2側部シール部と、
    前記おもて面と前記底面の前記第1部分を接合することにより形成され、前記第1側部シール部より下方に位置する第1ひだ部と、
    前記裏面と前記底面の前記第2部分を接合することにより形成され、前記第2側部シール部より下方に位置する第2ひだ部と、を備え、
    前記第1ひだ部が、第1底部シール部および第1未シール部を有し、
    前記第2ひだ部が、第2底部シール部を有し、
    前記第1ひだ部の側部と前記第2ひだ部の側部において、前記おもて面の前記シーラント層と前記裏面のシーラント層を接合することにより形成された第3底部シール部を有し、
    前記第1底部シール部が、前記第1未シール部を介して、第1部分と第2部分に区画され、
    前記第1底部シール部の前記第1部分および前記第2部分が、それぞれ、前記パウチの前記側部から中央部に向かって下方に傾斜する傾斜部と、前記傾斜部より前記中央部側に位置し、かつ前記パウチの側縁と直交する第1方向に沿って延びる内縁を有する延在部とを含み、
    前記第2底部シール部が、前記パウチの前記側部から前記中央部に向かって下方に傾斜する傾斜部を含み、
    前記第1ひだ部が、前記第1底部シール部の前記第1部分および前記第2部分より前記収容空間に向かって張り出した張出部をさらに有し、
    前記張出部が、前記第1底部シール部の前記第1部分における前記延在部と前記第1底部シール部の前記第2部分における前記延在部に連設された張出シール部と、前記張出シール部の外縁側に前記第1未シール部に連通する第2未シール部とを有し、
    前記張出シール部が剥離したときに、前記おもて面と前記底面の前記第1部分の間から蒸気が抜けるように構成され、
    前記第2ひだ部が、蒸気抜き機構を備えていない、パウチ。
  2. 前記パウチの高さに対する前記折線から前記延在部の前記内縁までの距離の比が、それぞれ0.70以上である、請求項1に記載のパウチ。
  3. 前記折線から前記延在部の前記内縁までの距離に対する延在部の長さの比が、それぞれ0.30以上である、請求項1または2に記載のパウチ。
  4. 前記張出シール部の内縁が、最も前記収容空間側に位置する第1内縁と、前記第1内縁の両端に連設される第2内縁とを含み、かつ前記第2内縁が、下方に向けて傾斜している、請求項1ないし3のいずれか一項に記載のパウチ。
  5. 前記第1未シール部が、前記おもて面を構成する前記包装材料と前記底面の前記第1部分を構成する前記包装材料の間に形成され、前記第1未シール部の外縁と前記第1底部シール部の外縁が、同一直線上または同一曲線上に位置している、請求項1ないし4のいずれか一項に記載のパウチ。
  6. 前記第1側部シール部および前記第2側部シール部の少なくともいずれかに形成され、かつ前記パウチの高さの半分の位置よりも下方の位置に設けられた開封開始手段をさらに備える、請求項1ないし5のいずれか一項に記載のパウチ。
  7. 前記パウチの前記収容空間に内容物が収容され、
    前記パウチの上部において、前記おもて面と前記裏面を接合することにより形成された上部シール部をさらに有し、
    前記上部シール部が、前記第1方向に沿って、前記第1側部シール部から前記第2側部シール部まで跨って形成されている、請求項1ないし6のいずれか一項に記載のパウチ。

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