JP6861000B2 - 防草工法 - Google Patents

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Description

本発明は、防草シート及び防草工法に関する。本実施形態は、例えば、道路、鉄道、公園、河川等の周辺地面、太陽光発電所敷地、農地、電力施設敷地等において雑草の生育を防止するための防草シート及び防草工法に関する。
道路、鉄道、公園、河川等の周辺地面、太陽光発電所敷地、農地、電力施設敷地等は、雑草が生長すると、機能に障害を生じる恐れがあるため、多大な費用と労力をかけて除草する必要がある。近年、雑草の成長を抑える手段として、人手による草刈りや除草剤の使用にかわって、コンクリートやモルタルの二次製品、合成樹脂シートが使用されている。コンクリートやモルタルの二次製品は、重量物なので設置するためには重機を使用する必要があり、大掛かりな作業となってしまう。合成樹脂シートは、薄くて軽いため人手で簡単に設置できるが、風で飛んだり、破けたりするため、耐久性に課題があるものが多い。
固化材を使う防草工法も提案されている。例えば、抑草成分として酸化マグネシウム系固化材を含む材料を土壌表面に散布又は土壌に混合して、水分を添加して固化させる方法が提案されている(特許文献1)。この工法は、土壌の強度が向上することにより雑草の発芽を抑制するが、土壌に混合する場合は、既に土に含まれている種子が発芽する可能性がある。又、現地で水と材料を練り混ぜる作業が必要であり、特に大面積を実施する場合はミキサーや転圧機等といった重機を使用した機械施工となる。スコップ等を使った人手による練り混ぜ方もできるが均一な混合ができにくいので処理した土壌強度にばらつき生じ十分な防草効果を発揮できない課題がある。又、固化材系材料を急斜面等で施工する場合は、急斜面上に人が立ち入って作業する時間が長くなり、合成樹脂シートを設置する作業よりも労力を費やし危険な作業となる場合が多い。
可塑剤を含む塩化ビニル系樹脂並びにエポキシ系樹脂および/または不飽和ポリエステル系樹脂からなる樹脂組成物が、総繊度1000デニール以上の合成繊維糸条で製編織された格子状繊維シートに付与されている格子状シート(特許文献1)が記載されている。
土木・建築分野として、3次元立体シートを使用することが記載されている。3次元立体シートは、特定の間隔を有するように配置された2枚の基材を連結糸でつないだ、立体的なシートである。基材としては、網目状シートをシート基材として使用する。土木・建築分野では、埋設型枠の補強材(非特許文献1)、表面仕上げ材の浮きやひび割れを抑制するための資材(特許文献2)、2枚のシート基材を連結糸でつないで出来た空間にセメント等の粉体を充填したシートを斜面や防水したい箇所に敷き詰めて散水することによりセメントの水和反応を進行させて剛直な保護層又は防水層を形成する資材(特許文献3)が提案されている。
非特許文献1は、埋設型枠の補強材として3次元のガラス繊維を使用し実構造物への適用を想定して実験的検討を行っている。3次元繊維の隙間には普通ポルトランドセメントをベースとしたシリカフューム、膨張材、石灰石微粉末等を予め水で練り混ぜたペースト状材料が充填されている。ペースト状材料が隙間に充填される点では特許文献2も同様である。一方、本実施形態は、水と予め混合することなく粉体を3次元立体シートの隙間に充填し、かつ、シート基材の上下面に水溶性フィルムを重ね合わせた積層構造を有する3次元立体シートである。本実施形態は、3次元立体シートを設置した後、表面から散水してシート自体を剛直化させるものである。よって、本実施形態は、予め水で練り混ぜた材料を3次元シートの隙間に充填するものではない。
特許文献3は、本実施形態と同様に3次元シートの隙間に粉体のセメントを充填している。特許文献3は、不透水となる保護層や防水層の構築が目的であるので、片面に、例えば、ポリ塩化ビニルを用いたシール層を設けている。一方、本実施形態は、セメントではなく、CaO/Al(モル比)が1.3〜3のカルシウムアルミネートを充填するものであり、片面又は両面に水溶性フィルムを設けている。本実施形態は、防水を目的とした不透水層を形成するものではなく、散水によりシートが硬化しても透水性や透気性を有するように配慮したものである。
更に、非特許文献1、特許文献1〜3には雑草の防草を目的とした利用についての記載がない。
雑草を防草する目的の水溶性シート(特許文献4)、雑草を防草するシートを兼ね備えた植生緑化マット体(特許文献5)が知られている。特許文献4は、葉面吸収性除草薬剤を混入又は貼着して形成した水溶性シートを用いるものであり、防草効果は除草薬剤が担っている。一方、本実施形態は、水和反応によって硬化した固化物の強度と遮光によって防草効果を発揮している。本実施形態は、作物に悪影響を与える可能性がある薬効成分を含有しないので安全性が高い。
特許文献5は、遮光ネットシート、全面有孔シート、不織布の順序で重ね、その上に圧縮形成した1センチ〜5センチ厚の植生基盤土を敷き詰め、その上に不織布、種子、水溶性シート(水溶性紙シート)、全面有孔シート、遮光ネットシートの順に重ね、縦横所定間隔で縫製して形成したことを特徴とする植生緑化マット体に関するものであり、シートに担持させた特定の種子から発芽する植物を繁殖させて防草する緑化防草シートである。一方、本実施形態は、特定の植物を繁殖させる防草工法ではない。
井上他、三次元中空構造ガラス織物を用いた高耐久性埋設型枠の開発、土木学会論文集、No.760/V−63、pp.13−27、2004.5
特開平4−327272号公報 特開2009−97248号公報 WO2007/144559号公報 特開平6−197676号公報 特開2014−39507号公報
本発明は、防草したい箇所へ容易に設置でき、防草シート表面から水を散布することにより充填された水硬性粉体が固化するため、シート自体を剛直化でき、 長期間に渡り防草効果を発揮する防草シートを用いた防草工法を提供する。
即ち、本発明は、防草シートを用いてなる防草工法であって、前記防草シートが、1〜10mmの間隔を有するように配置された2枚の網目状シートを連結糸でつないだ3次元立体シートの隙間に、CaO/Al (モル比)が1.3〜3のカルシウムアルミネートとセッコウを含有する急硬性粉体が充填され、網目状シートの片面又は両面に水溶性フィルムを重ね合わせている防草シートであって、前記水溶性フィルムがポリビニルアルコールフィルムである、防草工法である。
また、本発明は、防草シートを防草したい箇所に設置後、表面に散水することにより急硬性粉体を固化する防草工法であって、前記防草シートが、1〜10mmの間隔を有するように配置された2枚の網目状シートを連結糸でつないだ3次元立体シートの隙間に、CaO/Al (モル比)が1.3〜3のカルシウムアルミネートとセッコウを含有する急硬性粉体が充填され、網目状シートの片面又は両面に水溶性フィルムを重ね合わせている防草シートであって、前記水溶性フィルムがポリビニルアルコールフィルムである、防草工法である。
また、本発明は、1〜10mmの間隔を有するように配置された2枚の網目状シートを連結糸でつないだ3次元立体シートの隙間に、CaO/Al (モル比)が1.3〜3のカルシウムアルミネートとセッコウを含有する急硬性粉体が充填され、網目状シートの片面又は両面に水溶性フィルムを重ね合わせている防草シートを用いてなる防草工法である。
また、本発明は、1〜10mmの間隔を有するように配置された2枚の網目状シートを連結糸でつないだ3次元立体シートの隙間に、CaO/Al (モル比)が1.3〜3のカルシウムアルミネートとセッコウを含有する急硬性粉体が充填され、網目状シートの片面又は両面に水溶性フィルムを重ね合わせている防草シートを防草したい箇所に設置後、表面に散水することにより急硬性粉体を固化する防草工法である。
また、前記防草シートが、更に、γ−2CaO・SiO を含有する防草工法である。
また、前記急硬性粉体が、フライアッシュ、シリカ質微粉末、高炉スラグ及び石灰石微粉末から選ばれる1種又は2種以上を含有する防草工法である。
また、前記防草シートが、更に、細骨材を含有する防草工法である。
本発明は、例えば、軽量なので防草したい箇所へ容易に設置でき、防草シート表面から水を散布することにより充填された水硬性粉体が固化するため、シート自体を剛直化でき、長期間に渡り防草効果を発揮する。
3次元立体シートを示す図である。 網目状シートの網目形状を示す図である。
本実施形態の3次元立体シート(以下、立体シートと記載することもある。)とは、2枚のシートを連結糸でつないだ立体的なシートであり、一般的に市販されているものが使用できる。立体シートは2枚のシートを基材とする。粉体を隙間に充填する関係で、連結糸でつながったシート基材は網目状のシート基材(以下、網目状シートと記載することもある。)が好ましい。網目の大きさは、目安として充填する粉体の最大粉体粒子径の3倍以上の大きさであればよい。網目サイズは、0.1〜20mmが好ましく、1〜10mmがより好ましく、2〜6mmが最も好ましい。網目サイズとは、例えば、メッシュ長目方向の中心間距離やメッシュ短目方向の中心間距離をいう。
立体シートは、特開2001−234456号に例示されている。立体シートの断面図を図1にて図示する。立体シート1は、第1の網目状シート11と第2の網目状シート13が、隙間を有するように配置されている。第1の網目状シート11と第2の網目状シート13は、連結糸12でつながっている。本実施形態の立体シートを構成するシート基材の網目の形状は特に限定するものではないが、矩形、円形、楕円形、多角形いずれも使用可能である。これらの中では、多角形が好ましい。多角形の中では、六角形が好ましい。
立体シートの目付け量は50〜800g/mが好ましい。
本実施形態の立体シートの連結糸でつながった2枚のシート基材の間隔14は、1〜10mmが好ましく、2〜8mmがより好ましい。1mm未満では、充填物の量が少なく十分な防草効果を得ることができない場合があり、10mmを超えるとシート質量が重くなりすぎ作業性が劣る場合がある。
本実施形態の立体シートの材質は特に限定するものではなく、一般的な合成繊維や生分解性のある繊維が使用できる。
本実施形態の急硬性粉体は、カルシウムアルミネートとセッコウを含有する。
本実施形態のCaO/Al(モル比)が1.3〜3のカルシウムアルミネートとは、カルシア原料とアルミナ原料等を混合して、キルンで焼成し、又は、電気炉で溶融し、冷却して得られるCaOとAlとを主成分とする水和活性を有する物質を含有するものである。カルシウムアルミネートとしては、固化後の初期強度発現性の面から、溶融後に急冷した非晶質カルシウムアルミネートが好ましい。
CaOとAlとのモル比は、1.3〜3.0が好ましく、1.5〜2.5がより好ましい。 モル比が1.3未満では硬化時間が長くなり、防草性が小さくなる場合があり、モル比が2.5を超えると散水したときに反応が速すぎて防草シートを介して地面まで水が浸透せず、防草性が小さくなる場合がある。
更に、本実施形態では、カルシウムアルミネートのCaOやAlの一部が、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化鉄、アルカリ金属ハロゲン化物、アルカリ土類金属ハロゲン化物、アルカリ金属硫酸塩及びアルカリ土類金属硫酸塩等と置換した化合物、又は、CaOとAlとを主成分とするものに、これらが少量固溶した化合物も使用できる。
カルシウムアルミネートのガラス化率は、反応活性の面で、70%以上が好ましく、90%以上がより好ましく、100%(非晶質)が最も好ましい。70%未満では初期強度発現性が低下する場合がある。ガラス化率は加熱前のサンプルについて、粉末X線回折法により結晶鉱物のメインピーク面積Sを予め測定し、その後1000℃で2時間加熱後、1〜10℃/分の冷却速度で徐冷し、粉末X線回折法による加熱後の結晶鉱物のメインピーク面積Sを求め、更に、これらのS及びSの値を用い、次の式を用いてガラス化率χを算出する。
ガラス化率χ(%)=100×(1−S/S
カルシウムアルミネートの粒度は、初期強度発現性の面で、ブレーン比表面積で3,000cm/g以上が好ましく、5,000cm/g以上がより好ましい。3,000cm/g未満であると初期強度発現性が低下する場合がある。
本実施形態の急硬性粉体は、セッコウを含有する。
本実施形態のセッコウとしては、2水セッコウ、半水セッコウ、及び無水セッコウが使用できる。これらの中では、強度発現性の面で、無水セッコウが好ましい。無水セッコウとしては、弗酸副生無水セッコウや天然無水セッコウ等が使用できる。セッコウを水に浸漬させたときのpHは、pH8以下の弱アルカリから酸性のものが好ましい。pHが高い場合、セッコウ成分の溶解度が高くなり、初期の強度発現性を阻害する場合がある。ここでいうpHとは、石膏/イオン交換水=1g/100gの20℃における希釈スラリーのpHを、イオン交換電極等を用いて測定したものである。
セッコウの粒度は、初期強度発現性と適正な作業時間が得られる面で、ブレーン比表面積で3000cm/g以上が好ましく、5000cm/g以上がより好ましい。
セッコウの使用量は、カルシウムアルミネート100質量部に対して、50〜200質量部が好ましく、75〜150質量部がより好ましい。50質量部未満では、長期強度発現性が損なわれ、作業時間が取れなくなる場合があり、200質量部を超えると初期強度が得られない場合がある。
本実施形態の急硬性粉体は、γ−2CaO・SiOを含有しても良い。
本実施形態で使用するγ−2CaO・SiOは、2CaO・SiOで表される化合物の中で、低温相として知られるものであり、高温相であるα−2CaO・SiOやβ−2CaO・SiOとは異なるものである。これらの化合物はいずれも2CaO・SiOで同じ化学組成を有するが、結晶構造は異なっている。セメントクリンカ中に存在する2CaO・SiOはβ−2CaO・SiOである。β−2CaO・SiOは水硬性を有する。本実施形態におけるγ−2CaO・SiOは水硬性を有しないが、大気中の二酸化炭素を吸収して硬化する特性がある。
γ−2CaO・SiOの粒度は、特に制限されないが、ブレーン比表面積で3,000cm/g以上が好ましく、4,000〜8,000cm/gがより好ましい。ブレーン比表面積が3,000cm/g未満では、大気中の二酸化炭素を吸収して強度が充分に得られない場合がある。
γ−2CaO・SiOを工業的に製造する方法は、特に限定されないが、一般的には(1)生石灰、消石灰、及び/又は炭酸カルシウム等のカルシウム源、(2)酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、及び/又はボーキサイト等のアルミニウム源を熱処理する方法等が挙げられる。
熱処理温度は、特に限定されるものではなく、熱処理効率の面で、850〜1600℃が好ましく、1,000〜1,500℃がより好ましい。
本実施形態で使用するγ−2CaO・SiOの使用量は、カルシウムアルミネートとセッコウの合計100質量部に対して2〜60質量部が好ましく、5〜40質量部がより好ましい。2質量部未満では、長期強度の向上効果を発現できない場合があり、60質量部を超えると十分な初期強度発現性が得られない場合がある。
本実施形態の急硬性粉体は、高炉スラグ、フライアッシュ、シリカ質微粉末、石灰石微粉末から選ばれる1種又は2種以上といった混和材を併用させることができる。
高炉スラグとしては、JIS A 6206「コンクリート用高炉スラグ微粉末」で規定される高炉スラグ微粉末が使用できる。フライアッシュとしては、JIS A 6201「コンクリート用フライアッシュ」で規定されるフライアッシュが使用できる。
石灰石微粉末は、石灰石を粉砕したものが好ましい。石灰石微粉末としては、炭酸カルシウムを主成分とする無機質の粉末状物質も使用できる。
本実施形態で使用する高炉スラグ、フライアッシュ及び石灰石微粉末とは、一般的に市販されているものが使用でき、特に限定するものではないが、ブレーン比表面積で3000cm/g以上のものであれば使用できる。
混和材の使用量は、強度発現性の面で、カルシウムアルミネートとセッコウの合計100質量部に対して、2〜200質量部が好ましく、5〜100質量部がより好ましく、8〜50質量部がより好ましい。
高炉スラグの使用量は、カルシウムアルミネートとセッコウの合計100質量部に対して、2〜50質量部が好ましく、5〜30質量部がより好ましい。2質量部未満では、長期強度の向上効果を発揮できない場合があり、50質量部を超えると十分な初期強度発現性が得られない場合がある。
フライアッシュの使用量は、カルシウムアルミネートとセッコウの合計100質量部に対して、2〜50質量部が好ましく、5〜30質量部がより好ましい。2質量部未満では、長期強度の向上効果を発揮できない場合があり、50質量部を超えると十分な初期強度発現性が得られない場合がある。
石灰石微粉末の使用量は、カルシウムアルミネートとセッコウの合計100質量部に対して、2〜50質量部が好ましく、5〜30質量部がより好ましい。2質量部未満では、長期強度の向上効果を発揮できない場合があり、50質量部を超えると十分な初期強度発現性が得られない場合がある。
本実施形態で使用するシリカ質微粉末とは、シリカを主成分とする微粉末であり、一般的に市販されているシリカフュームや、光ファイバーや半導体封止材用途のシリカを製造するときに発生する規格外品等も使用できる。
BET比表面積は、10〜30m/gが好ましく、15〜25m/gがより好ましい。
本実施形態のシリカ質微粉末の使用量は、カルシウムアルミネートとセッコウの合計100質量部に対して、2〜30質量部が好ましく、5〜20質量部がより好ましい。2質量部未満では、長期強度の向上効果を発揮できない場合があり、30質量部を超えると十分な初期強度発現性が得られない場合がある。
本実施形態では、水に分散したコロイダルシリカを水で散水するように立体シート設置後に散布してもよい。
本実施形態では、急硬性粉体に細骨材を併用し、粉体としても良い。
本実施形態で使用する細骨材とは、乾燥した細骨材であれば特に限定するものではないが、網目状シートを介して隙間に充填しやすいように、最大粒子径で1.2mm以下の細骨材を使用することが好ましい。
細骨材の使用量は、細骨材以外の粉体100質量部に対して、100〜800質量部が好ましく、200〜600質量部がより好ましい。粉体としては、急硬性粉体が好ましい。100質量部未満では、散水したときに均一な透水性が得られず、強度発現性が低下する場合があり、800質量部を超えると強度発現性が低下する場合がある。
本実施形態では、効果に支障のない範囲で各種添加剤(材)を使用できる。例えば、顔料、ポリマーエマルジョン、凝結遅延剤、凝結促進剤、短繊維、JISに規定されたセメント、アルミナセメント、ベントナイト、ゴム粉、軽焼マグネシア、除草剤、抑草剤、肥料、糊剤等が挙げられる。
本実施形態の防草シートはシート基材間に充填された粉体がこぼれ落ちないように、水溶性樹脂で出来た水溶性フィルム(以下、フィルムと記載することもある。)を、シート基材の片面又は両面に貼り合わせる構造を有する。例えば、フィルムを第1の網目状シート11や第2の網目状シート13の外側に貼り合わせる構造を有する。片面だけに貼り合わせる場合は、フィルムは地面側に配置される。水溶性フィルムの役割は、充填物がこぼれ落ちないようにすることである。本実施形態の防草シートは、設置後に充填した急硬性粉体を水により固化させる。その際、急硬性粉体の水和をスムーズに進行させなければならないことや地面側に配置された場合もフィルムが溶けて透水性を確保しなければならないことにより、水に溶ける素材を使用している。
空気(例えば、大気)に触れる側に配置したフィルムは、水で溶けた成分が固化体中に残存し、風等による磨耗を抑制する働きも付与できる。
水溶性フィルムの立体シートへの接着方法は特に限定するものではないが、熱による接着や接着剤を塗布することによる接着方法等が使用である。
水溶性フィルムの種類は、特に限定するものではないが、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルエーテル、ポリビニルピロリドン、プルラン、セルロース誘導体等の合成樹脂や天然物由来のものが使用できる。これらの中では、ポリビニルアルコールやセルロース誘導体が好ましく、ポリビニルアルコールがより好ましい。
水溶性フィルムの厚さは、0.1〜10mmが好ましく、0.5〜5mmがより好ましい。
立体シートに対する、細骨材を含有する粉体の充填量は、立体シートの表面積1m当たり1〜30kgが好ましく、2〜20kgがより好ましく、5〜15kgが最も好ましい。1kg未満では、防草効果を発揮できない場合があり、30kgを超えると急硬性粉体が硬化した場合に立体シートが透水性や透気性を有さず、立体シートの質量が大きくなり、作業性が低下する場合がある。立体シートの表面積とは、第1の網目状シート11又は第2の網目状シート13の表面積をいう。
本実施形態の防草シートの製造方法は、立体シートの隙間に粉体が充填できる方法であれば特に限定するものではない。例えば、市販されている立体シートの片面に水溶性フィルムを貼り付け、そのシートを振動機の上に載せ、振動させながら粉体を均一になるように充填する方法が挙げられる。充填後、水溶性フィルムを更に貼り付けて両面を水溶性フィルムでサンドイッチしてもよい。湿度の影響で水溶性フィルムが保存中に溶ける場合は、吸水性を有しない剥離シートを更に水溶性フィルムを覆うように貼り付けても良く、45℃以上の温水で溶解する水溶性フィルムを使用することもできる。温水で溶解する水溶性フィルムを使用する場合は、防草シートに散水する水も溶解温度以上の温水を使用すればよい。
本実施形態の防草シートの設置方法は、特に限定するものではないが、例えば、防草したい箇所の除草を行い、刈り取った雑草を除去後、本実施形態の防草シートを敷き詰め、該シート上から水を散布し固化させるものである。本実施形態は、防草シート表面に散水することにより、急硬性粉体を固化させ、防草シート自体を剛直化させ、遮光性と強度発現性の効果を発揮させ、長期間に渡り防草効果を発揮する。
水の散布方法は特に限定するものではないが、ジョウロ、農薬等を散布する噴霧器等が使用できる。該シートの固定は、特に限定するものではないが、例えば、該シートを介してピンを土壌に打ち込で固定すればよい。
散水する水には水性ポリマーエマルジョンを含有してもよい。ポリマーエマルジョンは固化体内でフィルム化し、更に固化体の固結力の向上やアルカリ分の流出を抑制できる効果を示すと考えられる。
散水量は、急硬性粉体100質量部に対して、10〜1000質量部が好ましく、30〜500質量部がより好ましく、50〜200質量部が最も好ましい。
水性ポリマーエマルジョンの種類としては、一般に市販されているものが使用でき、エチレン−酢酸ビニル系エマルジョン、アクリル酸エステル系エマルジョン、スチレン−ブタジエン系エマルジョン、クロロプレン系エマルジョン等が挙げられる。
以下実施例により、本実施形態を更に具体的に説明する。本実施形態は下記の実施例に限定されるものではない。本実施形態で使用する基材シートの網目の大きさは、粉体の最大粉体粒子径の3倍以上である。
以下、参考形態の例を付記する。
1.1〜10mmの間隔を有するように配置された2枚の網目状シートを連結糸でつないだ3次元立体シートの隙間に、CaO/Al (モル比)が1.3〜3のカルシウムアルミネートとセッコウを含有する急硬性粉体が充填され、網目状シートの片面又は両面に水溶性フィルムを重ね合わせている防草シート。
2.更に、γ−2CaO・SiO を含有する1.記載の防草シート。
3.急硬性粉体が、フライアッシュ、シリカ質微粉末、高炉スラグ及び石灰石微粉末から選ばれる1種又は2種以上を含有する1.又は2.記載の防草シート。
4.更に、細骨材を含有する1.〜3.のいずれか1項に記載の防草シート。
5.1.〜4.のいずれか1項に記載の防草シートを用いてなる防草工法。
6.1.〜4.のいずれか1項に記載の防草シートを防草したい箇所に設置後、表面に散水することにより急硬性粉体を固化する防草工法。
表1に示すシート基材間隔を有する3次元立体シート(図1の1)の片面(図1の13)にポリビニルアルコール10%水溶液を乾燥させて作ったポリビニルアルコールフィルムを水性接着剤で貼り付けた。ポリビニルアルコールフィルムを貼り付けた3次元立体シートをテーブル状振動機にセットした。振動を加えながら、カルシウムアルミネートc100質量部とセッコウ100質量部からなる急硬性粉体を充填した。粉体の充填量は、立体シートの表面積1m当たり8kgである。余分な粉体を除去し防草シートとした。更に3次元立体シートのもう一方の片面(図1の11)にポリビニルアルコールフィルムを水性接着剤で貼り付けて、両面にポリビニルアルコールフィルムを貼り付けた防草シートも作製し、質量を測定した。得られた防草シートの表面積は900cmである。その防草シートを除草した地面に敷き、急硬性粉体100質量部に対して70質量部の水をジョウロにより散水し、急硬性粉体を固化させた。散水してから1ヶ月(28日)後の防草効果を確認した。防草効果は雑草の本数で評価した。結果を表1に示す。
尚、比較のために市販されているマグネシア系防草固化材の施工方法に従って実施した場合も評価した。マグネシア系防草固化材は、マグネシア系防草固化材自体を地面に直接敷き詰め、平滑にならした後、ジョウロで散水した。マグネシア系防草固化材を敷き詰めた厚みは、3mm、10mm、20mmとした。散水量は敷き詰めた材料に対して25質量%となるように調製した。
(使用材料)
3次元立体シート:市販品(旭化成社製、商品名「フュージョン」)、所定の基材間隔を有する3次元立体シートを使用。
・連結糸や網目状シートの材質はPET
・基材シート(網目状シート、図1の11、13に相当)の詳細は以下。
・・網目形状:6角形、図2参照、
・・網目サイズ:a5mm×b3mm、aはメッシュ長目方向の中心間距離、bはメッシュ短目方向の中心間距離、図2参照、
ポリビニルアルコールフィルム:ポリビニルアルコール(デンカ製、商品名「B−17」)を水に溶解させて10質量%水溶液を作製し、ガラス板上に厚み1mmになるようにキャストし、90〜100℃で乾燥して作製した。
セッコウ:天然無水セッコウ、ブレーン比表面積5100cm/g、セッコウを水に浸漬させたときのpHは6.1。
カルシウムアルミネートc:CaO/Al=2.0の非晶質カルシウムアルミネート:ブレーン比表面積5900cm/g
マグネシア系防草固化材:市販品(宇部マテリアルズ社製、商品名「防草名人」)
水性接着剤:アクリル共重合物を主成分とする接着剤(スリーエム社製、商品名「MT1000」)
(試験方法)
ブレーン比表面積:JIS R 5201準拠。
質量:面積900cmの防草シートの質量を計量機で測定した。尚、実験No.1−8〜1−10は900cmとなるように敷き詰めたときの質量。
雑草の本数:面積900cmの防草シートを介して発生した雑草の本数
Figure 0006861000
表1に示すように、本実施形態の防草シートは厚みを薄くしても防草効果があり、質量が軽くなるので労力も軽減することができる。一般的に市販されているマグネシア系防草固化材は、何も敷き詰めないときよりも防草効果はあるが、強度が低いためか固化物がひび割れて雑草が発生した。3次元立体シートの間隔がゼロだと、急硬性粉体を3次元立体シート中に充填できなかった。
シート基材間隔3mmの3次元立体シートを用い、表2に示すカルシウムアルミネートを使用したこと以外は、実施例1と同様に防草シートを作製した。防草シートに散水した後の硬化状態、浸透状態、及び雑草の本数を測定した。
(使用材料)
3次元立体シート:市販品、連結糸や網目状シートの材質はPET
基材シート(図1の11、13)の網目形状:6角形、網目サイズ:a5mm×b3mm、シート基材間隔3mm、3次元立体シートの目付け量300g/m
カルシウムアルミネートa:CaO/Al=1.2の非晶質カルシウムアルミネート:ブレーン比表面積5900cm/g
カルシウムアルミネートb:CaO/Al=1.5の非晶質カルシウムアルミネート:ブレーン比表面積5800cm/g
カルシウムアルミネートd:CaO/Al=3.0の非晶質カルシウムアルミネート:ブレーン比表面積6000cm/g
カルシウムアルミネートe:CaO/Al=3.3の非晶質カルシウムアルミネート:ブレーン比表面積5900cm/g
(試験方法)
硬化状態:散水してから15分後に評価した。防草シートを指で押した時に凹まない場合を硬化したと評価し、○とした。硬化せずに指で押した時に凹む場合を×とした。
浸透状態:15分後に防草シートの地面側を観察し、水が面全体に均一に浸透している場合は○、水が面全体に均一に浸透していない場合は×とした。
Figure 0006861000
本実施形態のカルシウムアルミネートのモル比の下限値より小さいと、15分経過しても軟らかく、28日経過しても強度向上の改善が認められず雑草が発生した。カルシウムアルミネートのモル比が上限値を超えると硬化速度が速すぎて、均一に水が浸透しない部分から雑草が発生した。一方、本実施形態のカルシウムアルミネートのモル比範囲内では、硬化状態、浸透状態も良好で雑草の発生はなく、優れた防草効果を有している。
シート基材間隔3mmの3次元立体シートを用い、カルシウムアルミネート100質量部、セッコウ100質量部、カルシウムアルミネートcとセッコウの合計100質量部に対して表3に示す量のγ−2CaO・SiOを加えて急硬性粉体を調製したこと以外は実施例1と同様に防草シートを作製した。防草シートに散水した後の硬化状態、浸透状態、雑草の本数、圧縮強度を測定した。結果を表3に示す。
(使用材料)
γ−2CaO・SiO:炭酸カルシウム2モル及び二酸化ケイ素1モルを混合粉砕した後、電気炉で1450℃にて3時間焼成し、炉外に取り出して自然放冷により冷却して合成した。この時ダスティングし、ブレーン比表面積1,800cm/gまで粉化した。これを更にブレーン比表面積4,000cm/gまで粉砕した。
(試験方法)
圧縮強度:表3に示す組成の急硬性粉体を4×4×16cmの型枠に充填し、急硬性粉体100質量部に対して水が20質量部となるように、表面から散水し固化させた。1日後、脱型し固化した試験体を温度20℃、湿度80%で3時間及び91日間気中養生し、JIS R 5201に準拠して測定した。
Figure 0006861000

表3より、γ−2CaO・SiOを併用することで長期強度を向上することができる。
カルシウムアルミネートc100質量部、セッコウ100質量部、カルシウムアルミネートとセッコウの合計100質量部に対して表4に示す量の混和材を加えて急硬性粉体を調製したこと以外は実施例1と同様に防草シートを作製した。評価は実施例3と同様に行った。結果を表4に示す。
(使用材料)
フライアッシュ:市販品、東北発電工業社製、JISII種品、ブレーン比表面積:3600cm/g
シリカフューム:市販品、巴工業社 商品名SF−R(ロシア品)、BET比表面積:19.5m/g
石灰石微粉末:市販品、吉澤石灰工業社製、ブレーン比表面積:5100cm/g
高炉スラグ微粉末:市販品、デイ・シー社製、商品名 ファインセラメント20A、ブレーン比表面積:4100cm/g
(試験方法)
BET比表面積:MACSORB社製「Macsorb HM model−1208」を用いて測定。
Figure 0006861000
表4より、γ−2CaO・SiO以外の各種混和材を用いても、長期強度発現性を向上することができる。
カルシウムアルミネートc100質量部、セッコウ100質量部、カルシウムアルミネートとセッコウの合計100質量部に対して表5に示す量の細骨材を加えて粉体を調製したこと以外は実施例1と同様に防草シートを作製した。評価は実施例3と同様に行った。結果を表5に示す。
(使用材料)
細骨材:石灰砂、最大粒子径0.6mm
(試験方法)
細骨材の最大粒子径:JIS Z 8801−1「試験用ふるい−第1部:金属製網ふるい」に規定される呼び寸法の異なる数個の篩いを用いて測定。
Figure 0006861000
表5より、細骨材を使用することにより、長期強度発現性を向上することができる。
表6に示す実験No.の防草シートのサイズを、シート基材間隔3mm、縦1m×横1mにスケールアップし、除草した地面3mに敷き詰め、ジョウロで水を急硬性粉体に対して90質量部となるように均一に散水し、約1年後の状態を観察した。結果を表6に示す。
Figure 0006861000
本実施形態は、急斜面においても、従来の合成樹脂シートと同様な施工ができ、風で飛んだり破けたりしない防草シート及びそれを用いた工法を提供できる。
本実施形態の防草シートは、急斜面でも防草したい箇所に設置できる。本実施形態は、防草シート表面から水を散布することにより、充填された急硬性粉体が固化し、シート自体を剛直化でき、遮光性と強度発現性の効果を発揮し、長期間に渡り防草効果を発揮する。本実施形態の防草シートは、合成樹脂からなる防草シートと異なり、風で飛んだり破けたりしない。
1 立体シート
11 第1の網目状シート
12 連結糸
13 第2の網目状シート
14 シート基材の間隔
a メッシュ長目方向の中心間距離
b メッシュ短目方向の中心間距離

Claims (7)

  1. 防草シートを用いてなる防草工法であって、
    前記防草シートが、1〜10mmの間隔を有するように配置された2枚の網目状シートを連結糸でつないだ3次元立体シートの隙間に、CaO/Al (モル比)が1.3〜3のカルシウムアルミネートとセッコウを含有する急硬性粉体が充填され、網目状シートの片面又は両面に水溶性フィルムを重ね合わせている防草シートであって、
    前記水溶性フィルムがポリビニルアルコールフィルムである、
    防草工法。
  2. 防草シートを防草したい箇所に設置後、表面に散水することにより急硬性粉体を固化する防草工法であって、
    前記防草シートが、1〜10mmの間隔を有するように配置された2枚の網目状シートを連結糸でつないだ3次元立体シートの隙間に、CaO/Al (モル比)が1.3〜3のカルシウムアルミネートとセッコウを含有する急硬性粉体が充填され、網目状シートの片面又は両面に水溶性フィルムを重ね合わせている防草シートであって、
    前記水溶性フィルムがポリビニルアルコールフィルムである、
    防草工法。
  3. 1〜10mmの間隔を有するように配置された2枚の網目状シートを連結糸でつないだ3次元立体シートの隙間に、CaO/Al(モル比)が1.3〜3のカルシウムアルミネートとセッコウを含有する急硬性粉体が充填され、網目状シートの片面又は両面に水溶性フィルムを重ね合わせている防草シートを用いてなる防草工法。
  4. 1〜10mmの間隔を有するように配置された2枚の網目状シートを連結糸でつないだ3次元立体シートの隙間に、CaO/Al(モル比)が1.3〜3のカルシウムアルミネートとセッコウを含有する急硬性粉体が充填され、網目状シートの片面又は両面に水溶性フィルムを重ね合わせている防草シートを防草したい箇所に設置後、表面に散水することにより急硬性粉体を固化する防草工法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の防草工法であって、
    前記防草シートが更に、γ−2CaO・SiO を含有する防草工法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の防草工法であって、
    前記急硬性粉体が、フライアッシュ、シリカ質微粉末、高炉スラグ及び石灰石微粉末から選ばれる1種又は2種以上を含有する防草工法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の防草工法であって、
    前記防草シートが更に、細骨材を含有する防草工法。
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