JP6782174B2 - 土壌舗装材料及びその施工方法 - Google Patents

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本発明は、土壌舗装材料に関する。
土壌舗装は天然の土壌が持つ弾力性や保水性を生かし、衝撃の吸収や路面温度の安定化や防草性に寄与する舗装である。特に路面温度の上昇を抑える効果が高く、ヒートアイランド現象対策として注目されている。また周囲の自然環境に調和しやすいため、公園や遊歩道、河川の土手、田畑の畦畔、鉄道、電気設備施設の周辺、道路、歴史的建造物の周囲など景観を重視する用途や雑草の生育を抑制する用途で採用されている。
従来、土壌舗装の材料としては、生石灰系またはセメント系あるいはマグネシア系固化剤を土壌に対して添加したものが知られている。
セメントに土質材料を一定量加え、均一に混合した後、特定の無機硬化剤を含有する添加水を配合した舗装用組成物が記載されている(特許文献1)。また、真砂土に対してセメント、炭酸カルシウム及び珪石粉を主成分とする透水性土壌硬化混和剤を混練して舗装基礎上に敷設することが記載されている(特許文献2)。天然土、セメント及び少量の硬化剤を水練りする舗装組成物において、硬化剤として塩化マグネシウム、塩化アルミニウム、塩化カルシウム、塩化カリウム、塩化ナトリウムを含むものを用いてなる天然土舗装組成物が記載されている(特許文献3)。
セメント系あるいは生石灰系固化剤を用いた土壌舗装材料による舗装は、硬化に時間を要するため早期開放ができず、特に低温時に固まらず初期凍害を受けるという課題があった。さらに、収縮量が大きくひび割れが生じるという課題や、防草効果が低いという課題があった。
また、マグネシア系の固化剤を土壌に対して添加することが提案されている。酸化マグネシウムと異種金属塩とを含有する土壌舗装材料(特許文献4)、平均ペリクレース結晶子径が330〜430Åの酸化マグネシウムと土壌とを予め混合した舗装材料(特許文献5)、並びに、マグネシア系固化剤、セメント混和用ポリマー及び水を含有する透水性舗装材組成物混合物(特許文献6)などの土壌改良剤がある。
これらのマグネシア系固化剤を用いた土壌舗装材料による舗装は硬化時間が長く、低温時に固まらず、凍害を受けるという課題があった。
また、カルシウムアルミネート系スラグを用いた土系固化材が提案されている(特許文献7)。カルシウムアルミネート系スラグは不純物が多く、さらにガラス化率が低いことから、CaO/Alモル比を高くし反応活性を上げているが、セメント系、生石灰系またはマグネシアを含有する固化剤と同様に、硬化時間が長いため低温時に固まらず、凍害を受けるといった課題があった。
特開平6−10305号公報 特開平6−306814号公報 特開平9−87621号公報 特開2005−154735号公報 特開2014−51849号公報 特開2005−290679号公報 特許第5561921号公報
従来のセメント系固化剤(硬化剤)やマグネシア系固化剤、さらにカルシウムアルミネート系スラグを用いた固化剤は、硬化時間が長く、低温時に凍害を受けるという課題、収縮量が大きくひび割れが生じるという課題、並びに、防草効果が低いという課題があった。
本発明は、速硬性で凍害への抵抗性に優れ、かつ、防草性に優れた土壌舗装材料を提供する。
即ち、本発明は、(1)ガラス化率70%以上、CaO/Alモル比1.0〜2.7、不純物含有量15%以下であるカルシウムアルミネートと、石膏と、撥水剤と、土壌とを含有する土壌舗装材料、(2)さらに、セメントを含有する(1)の土壌舗装材料、である。
本発明の土壌舗装材料により、速硬性であることから早期開放でき、寒冷地や低温環境下でも安定した舗装ができ、さらに耐ひび割れ抵抗性や防草性に優れるという効果を奏する。
以下、本発明を詳細に説明する。
なお、本発明で使用する部や%は、特に規定しない限り質量基準である。
本発明に使用するカルシウムアルミネートは、カルシア原料とアルミナ原料などを混合して、キルンで焼成し、あるいは、電気炉で溶融、冷却して得られる。CaOとAlを主成分とする水和活性を有する物質の総称であり、結晶質、非晶質のいずれも使用可能である。硬化時間が早く、初期強度発現性の高い材料である。
本発明のカルシウムアルミネートは、CaOとAlとのモル比(CaO/Alモル比)1.0〜2.7が好ましく、2.0〜2.5がより好ましい。1.0未満では硬化時間が長くなり、一方、2.7を超えると硬化が早過ぎる場合がある。
本発明では、カルシウムアルミネート中に含まれる不純物含有量が15%以下であることが初期強度発現性の点から好ましく、10%以下であることがさらに好ましい。不純物含有量が15%を超えると硬化時間が長くなり、低温時に固まらない場合がある。不純物の代表的なものとして酸化ケイ素が挙げられ、その他、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、酸化チタン、酸化鉄、アルカリ金属ハロゲン化物、アルカリ土類金属ハロゲン化物、アルカリ金属硫酸塩、及びアルカリ土類金属硫酸塩等がある。
カルシウムアルミネートのガラス化率は、反応性の点で70%以上が好ましく、90%以上がより好ましい。ガラス化率が70%未満であると初期強度発現性が低下する場合がある。ガラス化率は粉末X線回折法により測定する。加熱前のサンプルについて、結晶鉱物のメインピーク面積Sを測定し、その後1000℃で2時間加熱後、1℃/分の冷却速度で徐冷する。徐冷後のサンプルについて、結晶鉱物のメインピーク面積Sを求め、次の式によりガラス化率χを算出する。
ガラス化率χ(%)=100×(1−S/S
カルシウムアルミネートの粒度は、初期強度発現性の点で、ブレーン比表面積値2500cm/g以上が好ましく、5000cm/g以上がより好ましい。2500cm/g未満であると、硬化時間が長くなり初期強度発現性が低下する場合がある。
本発明の石膏としては、半水石膏と無水石膏が使用でき、強度発現性の点で無水石膏が好ましく、弗酸副生無水石膏や天然無水石膏が使用できる。石膏は、水に浸漬させたときのpHが8以下の弱アルカリから酸性のものが好ましい。pHが高い場合、石膏成分の溶解度が高くなり、初期の強度発現性を阻害する場合がある。ここでいうpHは、石膏とイオン交換水の質量比が1/100のスラリーの20℃におけるpHであり、イオン交換電極等を用いて測定する。
石膏の粒度は、ブレーン比表面積値で3000cm/g以上が好ましく、初期強度発現性と、適正な作業時間が得られる点から、5000cm/g以上がより好ましい。
石膏の使用量は、特に限定されるものではないが、カルシウムアルミネート100部に対して、50〜200部が好ましい。50部未満では、作業時間が取れなくなり、強度発現性が低下する場合がある。一方、200部を超えると作業時間は十分に取れるが、初期強度が得られない場合がある。
本発明の撥水剤としては、粉体を包み込み撥水するものであれば使用可能であり特に限定されるものではないが、例えば、流動パラフィン、スクワラン、パラフィン、ワセリン等炭化水素類、ミツロウ、ホホバ油、カルナバロウ等のロウ類、トリイソステアリン酸グリセリル、トリオクタン酸グリセリル、等のトリグリセリド、ミリスチン酸イソセチル、パルミチン酸セチル等エステル油、セタノール、ステアリルアルコール等の高級アルコール類、オリーブ油、ヒマシ油等の植物油類、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸ナトリウム、ミリスチン酸、イソステアリン酸等脂肪酸類、有機溶剤系アクリルシリコーン、有機溶剤系アルキルアルコキシシラン、エマルジョン系アルキルアルコキシシラン、及びエマルジョン系シラン・シロキサンなどが挙げられる。
撥水剤の使用方法としては、あらかじめ粉体または土とプレミックスして混和したものを使用すること、更に硬化後の土壌舗装材料に塗布または散布すること、いずれの方法も可能であるが、硬化後の土壌に塗布または散布することがより好ましい。
撥水剤の使用量は、土壌舗装材料の硬化体表面に対して、10〜300g/m2となるように塗布又は散布することが好ましい。10g/m2未満では撥水効果が少ない場合があり、一方、300g/m2を超えても撥水効果は変わらない。
本発明に使用するセメントは特に限定されるものではなく、普通、早強、超早強、低熱および中庸熱等の各種ポルトランドセメント、これらのセメントに、高炉スラグやフライアッシュやシリカフュームなどを混合した各種混合セメント、都市ゴミ焼却灰や下水汚泥焼却灰を原料として製造された環境調和型セメント(エコセメント)、微粒子セメントなどが挙げられる。各種セメントや各種混合セメントを微粉末化して使用することも可能である。また、通常セメントに使用されている成分(例えば石膏等)の量を増減して使用することも可能である。
これらのセメントは、単独あるいは2種以上併用して使用することも可能である。中でも普通ポルトランドセメントは流通面で好ましい。セメントの使用量は、カルシウムアルミネート100部に対して、50〜3500部が好ましい。
本発明で使用する土壌は、砂利、砂、礫、粘土のいずれか1種又は2種以上を含むもので、特に限定されるものではない。山砂、川砂、海砂等のサンド質土壌やシルト質土壌、クレイ質土壌、工事から発生する残土、軽量骨材、再生骨材や防草処理を行う箇所の土をそのまま用いることなど、いずれも使用できる。一般には、天然土である真砂土や赤玉土や鹿沼土や乾燥砂は品質が安定しており、より好ましい。
本発明の土壌舗装材料において、土壌の使用量は、特に限定されるものではないが、カルシウムアルミネート100部に対して、50〜1000部が好ましく、100〜700部がより好ましい。土壌の使用量が50部より低いと、強度発現性は高いが経済的に好ましくない。一方、1000部より高いと、強度が低く、凍害融解抵抗性に劣り、凹んでしまう場合がある。
水の使用量は、本発明の土壌舗装材料100部に対して5〜100部が好ましい。5部未満では混合が困難となる場合があり、一方、100部を超えると十分な強度が得られない場合がある。
本発明では、凝結調整剤を本発明の効果に影響しない範囲で使用することが可能である。凝結調整剤は、カルシウムアルミネートの凝結を促進、遅延するものであれば特に限定されるものではない。具体的には、水酸化アルカリ、アルカリ金属塩化物塩、アルカリ金属炭酸塩、オキシカルボン酸又はその塩、リン酸又はその塩、デキストリン、ショ糖、ポリアクリル酸又はその塩、減水剤、高性能減水剤などを1種又は2種以上、本発明の目的を実質的に阻害しない範囲で使用することが可能である。
本発明では、酸化マグネシウムなどの低pHの固化材、ウッドチップ、もみ殻などの嵩をあげる増量材、石灰石微粉末などの混和材料、発泡剤、消泡剤、増粘剤、防錆剤、防凍剤、減水剤、流動化剤、ポリマー、中空微粒子、ハイドロタルサイトなどのアニオン交換体、着色剤、ゴムチップなどを1種又は2種以上、本発明の目的を実質的に阻害しない範囲で使用することが可能である。
本発明に係る土壌舗装材料は、均一な敷設ができれば特に施工方法が限定されるものではない。土壌舗装材料を敷き詰めてジョウロや散水機で散水して被覆する方法、また、事前に水と練混ぜた土壌舗装材料を被覆する方法があり、草刈後に除草剤を散布してから被覆するとより好ましい。さらに、本発明の土壌舗装材料の土壌を除いたものを地面に敷設し、地面の土と混合攪拌させて被覆することも可能である。
なお、施工個所の基礎地盤上に土壌舗装材料を投入し、レーキ等を使用して均一に敷設を行うのが好ましい。この際転圧が有効に及ぼされるように、施工個所の周囲を境界ブロックや木枠等で予め囲っておいて、土壌舗装材料が流出、拡散するのを防止するのが望ましい。
上記のようにして土壌舗装材料の均一な敷設を行った後は、施工個所周縁部をハンド振動機等で強く締め固め、次いでプレート・ローラー等を用いて全面的に締め固めを充分に行うことが望ましい。
本件発明に係る土壌舗装材料は、例えば公園や遊歩道、河川の土手、田畑の畦畔、鉄道、電気設備施設の周辺、道路、歴史的建造物の周囲など景観を重視する箇所に好適に適用される。
以下、本発明を実験例に基づいて説明する。
(実験例1)
温度20℃、相対湿度60%の環境下で、表1に示すカルシウムアルミネート100部に対して、石膏を100部、凝結調整剤0.5部、土壌を700部加えて土壌舗装材料を調製した。この土壌舗装材料を型枠に敷設後、土壌舗装材料100部に対して水を20部散水し、散水120分後に、土壌舗装材料100部に対して撥水剤を2部塗布した。更に60分後に供試体の養生を開始して、硬化時間、初期凍害抵抗性、収縮量の測定を行った。なお、カルシウムアルミネートのブレーン比表面積は、5000cm/gとなるように調整した。
比較として、カルシウムアルミネート、撥水剤を含有しないモルタル、マグネシア系舗装材料を調製した。モルタルは、水セメント比50%、砂とセメントの割合を3/1としてJISR 5201に記載のモルタルを調製した。また、マグネシア系固化材100部に対して、土壌を600部、水を20部加えて舗装材料を調製した。
結果を表1に示す。
<使用材料>
石膏:天然無水石膏、ブレーン比表面積5000cm/g
土壌:新潟県産川砂乾燥品、1.2mm篩下
凝結調整剤:無水クエン酸、磐田化学工業社製
セメント:普通ポルトランドセメント、ブレーン比表面積3350cm/g
砂:(一社)セメント協会製標準砂
マグネシア系固化材:中国産マグネシウムを焼成した市販の酸化マグネシウム
水:水道水
撥水剤A:有機溶剤系アクリルシリコーン(日油株式会社製、商品名:モディパーFS710-1)
撥水剤B:有機溶剤系アルキルアルコキシシラン(関西ペイント株式会社製、商品名:プロテクトシルBHN)
撥水剤C:エマルジョン系アルキルアルコキシシラン(東レ・ダウコーニング株式会社製、商品名:ドライシールS)
撥水剤D:エマルジョン系シラン・シロキサン(関西ペイント販売株式会社製、商品名:水性エクセラ)
<測定方法>
硬化時間:散水した土壌舗装材を指で押してもへこまない時間を測定した。
初期凍害抵抗性:安定処理混合物の一軸圧縮試験方法(舗装試験法便覧 日本道路協会) に準拠し、供試体寸法を直径100mm 、高さ127 mm の円柱状とした。供試体を−10℃の環境下で材齢7日まで養生した後、材齢28日まで20℃、相対湿度60%の環境下で気乾養生し、圧縮強度を測定した。初期凍害抵抗性は、20℃、相対湿度60%の環境下で気乾養生した供試体の28日圧縮強度に対する、強度残存割合とした。
収縮量:JIS A 6202の膨張コンクリートの拘束膨張及び収縮試験方法に準拠し、供試体寸法を4×4×16cmとした。温度20℃、相対湿度60%の環境下で気乾養生し、材齢30日の収縮量を測定した。
Figure 0006782174
表1より、本発明の土壌舗装材料が、優れた硬化特性、初期凍害抵抗性を有し、収縮量が少ないことが分かる。
(実験例2)
温度20℃、相対湿度60%の環境下で、表2に示す通り、カルシウムアルミネート100部に対し、石膏と撥水剤と土壌とセメントの割合を変え、凝結調整剤0.5部を加えて土壌舗装材料を調製した。この土壌舗装材料を型枠に敷設後、土壌舗装材料100部に対して水を20部散水した。
収縮量を測定し、さらに防草試験・ひび割れ試験を実施した。結果を表2に示す。
<使用材料>
カルシウムアルミネート:CaO/Alモル比2.2、ガラス化率97%、不純物含有量2.0%、ブレーン比表面積5000cm
防草試験・ひび割れ試験:30cm×40cmのトレーに田畑の土を15cm敷きならし、芝生の種であるトールフェスク、ケンタッキーブルーグラス、ペレニアルライグラスの混合品を40g/m撒き、その上に土壌舗装材料を基礎面上に均一に厚み3cm敷設した後、土壌舗装材料100部に対して水を20部散水した。材齢1日後、1日間−10℃の恒温室に入れた後、1日間20℃の恒温室に入れ、これを10サイクル繰り返した後、屋外に置き、100日後のひび割れの本数、舗装材料表面からの生えた芝の本数を測定した。
収縮量:JIS A 6202の膨張コンクリートの拘束膨張及び収縮試験方法に準拠し、供試体寸法を4×4×16cmとした。温度20℃、相対湿度60%の環境下で、散水120分後に脱型、気乾養生して材齢30日の収縮量を測定した。
Figure 0006782174
表2より、本発明の土壌舗装材料は収縮量が少なく、高いひび割れ抵抗性、防草効果を示すことが分かる。
本発明の土壌舗装材料により、速硬性であることから早期開放でき、寒冷地や低温環境下でも安定した舗装ができ、防草効果、ひび割れ抵抗性に優れるので、建築、土木分野などで広範に使用される。

Claims (6)

  1. ガラス化率が70%以上、CaO/Al23モル比が2.0〜2.5、不純物含有量が15%以下、ブレーン比表面積が2500cm 2 /g以上であるカルシウムアルミネートと、石膏と、撥水剤と、土壌とを含有する土壌舗装材料。
  2. さらに、セメントを含有する請求項1に記載の土壌舗装材料。
  3. 撥水剤が、ロウ、トリグリセリド、エステル油、高級アルコール、植物油、脂肪酸、有機溶剤系アクリルシリコーン、有機溶剤系アルキルアルコキシシラン、エマルジョン系アルキルアルコキシシラン、及びエマルジョン系シラン・シロキサンのいずれかから選択される一種以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の土壌舗装材料。
  4. ガラス化率が70%以上、CaO/Al 2 3 モル比が2.0〜2.5、不純物含有量が15%以下、ブレーン比表面積が2500cm 2 /g以上であるカルシウムアルミネートと、石膏と、土壌とを含有する土壌舗装材料の硬化体表面に対して、撥水剤を10〜300g/m 2 となるように塗布又は散布することを特徴とする土壌舗装材料の施工方法。
  5. ガラス化率が70%以上、CaO/Al 2 3 モル比が2.0〜2.5、不純物含有量が15%以下、ブレーン比表面積が2500cm 2 /g以上であるカルシウムアルミネートと、石膏と、撥水剤と、土壌とをプレミックスした土壌舗装材料を硬化させることを特徴とする土壌舗装材料の施工方法。
  6. 撥水剤が、ロウ、トリグリセリド、エステル油、高級アルコール、植物油、脂肪酸、有機溶剤系アクリルシリコーン、有機溶剤系アルキルアルコキシシラン、エマルジョン系アルキルアルコキシシラン、及びエマルジョン系シラン・シロキサンのいずれかから選択される一種以上であることを特徴とする請求項4または5に記載の土壌舗装材料の施工方法。
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