JP6858399B2 - 米飯成形装置用ローラと米飯成形装置 - Google Patents

米飯成形装置用ローラと米飯成形装置 Download PDF

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    • F16C13/00Rolls, drums, discs, or the like; Bearings or mountings therefor

Description

本発明は、米飯成形装置用ローラと米飯成形装置に関する。
例えば、米飯成形装置は、食品小売店などで、にぎり寿司用の米飯成形物(シャリ玉)を成形する装置として用いられている。
米飯成形装置は、例えば、ホッパーと、圧縮部と、成形部と、搬送部と、を有してなる。ホッパーは、シャリ玉の原料となる米飯を収納して、米飯を圧縮部に供給する。圧縮部は、ホッパーから供給された米飯を圧縮して棒状に成形する。成形部は、棒状に成形された米飯を所定の形状のシャリ玉に成形する。搬送部は、成形部で成形されたシャリ玉を受け取り搬送する。
成形部は、一対の回転軸と、回転軸に取り付けられる一対の米飯成形装置用ローラ(以下「成形ローラ」という。)と、を備える。成形ローラは、外周面に複数の収納部を備える。一対の成形ローラは、一対の回転軸に取り付けられ、互いに相反する方向に回転する。一対の成形ローラの回転は、成形ローラの回転に伴って収納部同士が相対向するように、同調する。
米飯は、回転する成形ローラの収納部に充填(収納)される。収納部同士が対向した際に、収納部内の米飯は、所定の形状(例えば、ほぼ俵状)のシャリ玉に成形される。シャリ玉は、成形ローラの回転に伴って収納部から搬送部に放出される(落下する)。
収納部内の米飯にかかる力は、成形ローラの回転に伴って変化する。そのため、シャリ玉の底面の形状が突出して丸みを帯びるなどの成形不良が発生する。その結果、シャリ玉が搬送部の上で転倒する、あるいは、シャリ玉の外観が悪くなるなどの問題が発生する。
これまでにも、成形部の圧縮過程で成形ローラを一旦逆方向に回転させてシャリ玉の底面に凹部を形成することで、シャリ玉の成形不良の発生を抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−29617号公報
しかし、特許文献1に開示された米飯成形装置は、シャリ玉の底面に凹部を形成するために、成形ローラを一旦逆回転させる。そのため、シャリ玉の成形時間は、長くなる。また、米飯成形装置は、前述のとおり、成形ローラの収納部に米飯を充填してシャリ玉を成形する。そのため、米飯成形装置では、人が握ったシャリ玉のようにシャリ玉全体に空気が満遍なく含まれた状態のシャリ玉を成形することが難しい。その結果、米飯成形装置で成形されたシャリ玉の食感は、人が握ったシャリ玉の食感と比較して、硬くなる。
本発明は、以上のような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、米飯成形物の成形不良の発生を抑制しつつ、食感の良い米飯成形物を高速で成形可能な米飯成形装置用ローラと米飯成形装置とを提供することを目的とする。
本発明は、米飯を米飯成形物に成形する米飯成形装置に一対で取り付けられて互いに逆方向に回転する米飯成形装置用ローラであって、米飯成形物を成形する収納部を備え、収納部は、回転方向の前方の底壁面と、回転方向の後方の上壁面と、底壁面と上壁面とを結ぶ側壁面と、を備え、一対のローラの収納部が対向するとき、一対のローラそれぞれの底壁面を結ぶ線は、正面視において、一対のローラの回転方向の後方に凸である、ことを特徴とする。
本発明によれば、米飯成形物の成形不良の発生を抑制しつつ、食感の良い米飯成形物を高速で成形することができる。
本発明にかかる米飯成形装置の実施の形態を示す斜視図である。 図1の米飯成形装置が備えるパネルを取り外した状態の米飯成形装置の正面図である。 図2の米飯成形装置のAA線断面図である。 本発明にかかる米飯成形装置用ローラの実施の形態を示す斜視図である。 図4の米飯成形装置用ローラの正面視断面図である。 図5の米飯成形装置用ローラの部分拡大断面図である。 図5の米飯成形装置用ローラのBB線断面図である。 (a)は第1状態における図4の米飯成形装置用ローラの正面視断面図、(b)は第1状態における米飯成形装置用ローラに収納された米飯の正面視断面図、である。 (a)は第2状態における図4の米飯成形装置用ローラの正面視断面図、(b)は第2状態における米飯成形装置用ローラに収納された米飯の正面視断面図、である。 (a)は第3状態における図4の米飯成形装置用ローラの正面視断面図、(b)は第3状態における米飯成形装置用ローラに収納された米飯の正面視断面図、である。 (a)は第4状態における図4の米飯成形装置用ローラの正面視断面図、(b)は第4状態における米飯成形装置用ローラから放出された米飯成形物の正面視断面図、である。 図4の米飯成形装置用ローラから放出された直後の米飯成形物の正面視断面図である。 放出されてから所定時間経過した米飯成形物の正面視断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明にかかる米飯成形装置用ローラと米飯成形装置との実施の形態について説明する。
以下の説明において、図面に示されるXYZ座標系は、X方向が前後方向、Y方向が左右方向、Z方向が上下方向、をそれぞれ示す。各方向において、矢印が指す方向が+方向である。X方向において、+X方向が前方向、−X方向が後方向である。Y方向において、+Y方向が左方向、−Y方向が右方向である。Z方向において、+Z方向が上方向、−Z方向が下方向である。また、図中、「○」の中に「・」が記載された表記は、紙面の裏から表に向かう矢印(+方向)を示す。
●米飯成形装置●
図1は、本発明にかかる米飯成形装置の実施の形態を示す斜視図である。
米飯成形装置100は、例えば、寿司飯などの米飯R(図2参照。以下同じ。)から握り寿司用の米飯成形物(以下「シャリ玉」という。)RBを成形する。米飯成形装置100により成形されるシャリ玉RBは、所定の形状(例えば、ほぼ俵状)である。米飯成形装置100は、ホッパー1と、筐体2と、圧縮部3と、成形部4と、搬送部5と、駆動部6と、制御部(不図示)と、パネル7と、操作部8と、を有してなる。
●米飯成形装置の構成
図2は、パネル7が取り外された状態の米飯成形装置100の正面図である。
図3は、図2の米飯成形装置100のAA線断面図である。
米飯Rの格納部であるホッパー1は、米飯Rの収納、撹拌、供給を行う。ホッパー1は、収納部11と撹拌部12と供給部13とを備える。収納部11は、内部に米飯Rを収納する。収納部11は、筐体2の上部に着脱可能に取り付けられる。撹拌部12は、複数の撹拌アーム(不図示)により撹拌部12内の米飯Rを撹拌する。撹拌部12は、収納部11の下方に配置される。撹拌部12は、筐体2の上側の前面に取り付けられる。供給部13は、撹拌部12により撹拌された米飯Rを供給部13の下方に送る。供給部13は、撹拌部12の下方に、撹拌部12と一体に設けられる。
筐体2は、圧縮部3と成形部4と搬送部5を支持すると共に、駆動部6などを収納する。筐体2は、複数の支持部を備える。支持部は、例えば、圧縮部3と成形部4とを支持する。
圧縮部3は、成形部4によるシャリ玉RBの成形が容易となるようにホッパー1から供給された米飯Rを圧縮する。圧縮部3は、ホッパー1の下方であって、筐体2の前面に配置される。圧縮部3は、複数の回転軸31と、上段圧縮ローラ対32と、下段圧縮ローラ対33と、支持プレート対34と、を備える。
回転軸31は、上段圧縮ローラ対32と下段圧縮ローラ対33とを支持する。回転軸31は、筐体2の支持部を介して筐体2に回転可能に支持される。上段圧縮ローラ対32は、ホッパー1から供給された米飯Rを圧縮する。上段圧縮ローラ対32は、第1圧縮ローラ32aと第2圧縮ローラ32bとから構成される。下段圧縮ローラ対33は、上段圧縮ローラ対32により圧縮された米飯Rをさらに圧縮する。下段圧縮ローラ対33は、第3圧縮ローラ33aと第4圧縮ローラ33bとから構成される。
上段圧縮ローラ対32と下段圧縮ローラ対33とは、回転軸31を介して筐体2に取り付けられる。上段圧縮ローラ対32は、左右方向に所定の間隔を空けてホッパー1の供給部13の下方に配置される。下段圧縮ローラ対33は、左右方向に所定の間隔を空けて上段圧縮ローラ対32の下方に配置される。第3圧縮ローラ33aと第4圧縮ローラ33bとの間隔は、第1圧縮ローラ32aと第2圧縮ローラ32bとの間隔より狭い。
回転軸31は、駆動部6からの回転駆動力により回転する。回転軸31に支持された上段圧縮ローラ対32と下段圧縮ローラ対33との回転速度や回転方向は、制御部により制御される。上段圧縮ローラ対32と下段圧縮ローラ対33との回転方向は、圧縮部3に供給された米飯Rを上方から下方へ向かって移動させる方向である。
支持プレート対34は、圧縮部3と成形部4とに供給された米飯Rを前後から支持する。支持プレート対34は、前側支持プレート(不図示)と後側支持プレート34aとから構成される。後側支持プレート34aは、筐体2の前面に取り付けられる。前側支持プレートは、パネル7の後面に取り付けられる。
なお、圧縮部3の構成は、本実施の形態に限定されない。すなわち、例えば、圧縮部3が備えるローラ対は上段圧縮ローラ対32と下段圧縮ローラ対33との2段階であるが、圧縮部が備えるローラ対は1段階や3段階以上でもよい。また、圧縮部は、ローラ方式ではなくベルト方式でもよい。
成形部4は、圧縮部3により圧縮された米飯Rからシャリ玉RBを成形する。成形部4は、圧縮部3の下方であって、筐体2の前面に配置される。成形部4は、第1回転軸41と、第2回転軸42と、第1成形ローラ43と、第2成形ローラ44と、を備える。
第1回転軸41は、第1成形ローラ43を支持する。第2回転軸42は、第2成形ローラ44を支持する。第1回転軸41と第2回転軸42それぞれの後半部は、左右方向に所定の間隔を空けて、筐体2の支持部に回転可能に支持される。第1回転軸41と第2回転軸42それぞれの軸方向は、前後方向に沿う。第1回転軸41と第2回転軸42それぞれの前部は、筐体2の支持部から前方に突出する。すなわち、第1回転軸41と第2回転軸42とは、支持部に片持ち支持される。
第1回転軸41と第2回転軸42とは、駆動部6からの回転駆動力により回転する。第1回転軸41と第2回転軸42の回転速度や回転方向は、制御部により制御される。
第1成形ローラ43と第2成形ローラ44とは、圧縮部3により圧縮された米飯Rをシャリ玉RBに成形する。第1成形ローラ43と第2成形ローラ44とは、本発明にかかる米飯成形装置用ローラの例である。第1成形ローラ43は、第1回転軸41の前半部に取り付けられる。第2成形ローラ44は、第2回転軸42の前半部に取り付けられる。第1成形ローラ43の外周面は、第2成形ローラ44の外周面と対向する。
一対の成形ローラ43、44の回転方向は、圧縮部3から供給された米飯Rを成形して、成形されたシャリ玉RBを下方に放出する方向である。すなわち、第1成形ローラ43の回転方向は、正面視において時計回り方向(図2の時計回り方向)である。第2成形ローラ44の回転方向は、正面視において反時計回り方向(図2の反時計回り方向)である。第1成形ローラ43の回転は、第2成形ローラ44の回転と同期する。
一対の成形ローラ43、44が取り外された状態において、第1回転軸41の軸方向の異なる位置における第1回転軸41の軸芯(軸中心)と第2回転軸42の軸芯との距離(以下「軸間距離」という。)Lは、異なる。すなわち、一対の成形ローラ43、44が取り外された状態において、第1回転軸41と第2回転軸42の後端側の軸間距離L1は、第1回転軸41と第2回転軸42の前端側の軸間距離L2よりも長い。つまり、一対の成形ローラ43、44が取り外された状態において、第1回転軸41と第2回転軸42とは、非平行である。
第1成形ローラ43の構成と第2成形ローラ44の構成とについては、後述する。
搬送部5は、成形部4により成形されたシャリ玉RBを搬送する。搬送部5は、平面視において円形のターンテーブル51を備える。
駆動部6は、上段圧縮ローラ対32と下段圧縮ローラ対33と一対の成形ローラ43、44とターンテーブル51とに回転駆動力を供給する。駆動部6は、例えば、モータである。駆動部6からの回転駆動力は、ギア(不図示)などを介して各部材に供給される。
制御部は、第1回転軸41と第2回転軸42の回転の制御など、米飯成形装置100全体の動作の制御を行う。制御部は、例えば、筐体2に収納される。
パネル7は、ホッパー1の撹拌部12と供給部13と、圧縮部3と、成形部4とを、米飯成形装置100の周囲の埃などから保護する。パネル7は、筐体2の前面に取り付けられる。
操作部8は、米飯の量目やシャリ玉RBの成形数などの設定を行う。操作部8は、表示部や電源スイッチ、緊急停止ボタン、モード選択ボタンなどを備える。操作部8は、本発明における指示部の例である。
●米飯成形装置用ローラ(一対の成形ローラ43、44)の構成
次に、第1成形ローラ43の構成と第2成形ローラ44の構成とについて説明する。第1成形ローラ43の構成と第2成形ローラ44の構成とは、後述する凹凸を除いて左右対称である。そこで、一対の成形ローラ43、44の構成について、第1成形ローラ43を用いて、以下に説明する。
図4は、本発明にかかる米飯成形装置用ローラの実施の形態を示す斜視図である。
第1成形ローラ43は、例えば、フッ素系樹脂などの合成樹脂製である。第1成形ローラ43は、円柱状である。第1成形ローラ43は、軸孔43hと複数の収納部43aとを備える。
図5は、一対の成形ローラ43、44の正面視断面図である。
同図は、一対の成形ローラ43、44を一対の成形ローラ43、44の長手方向(前後方向)の中央部分で切断した、一対の成形ローラ43、44の切断面を示す。図中、一対の成形ローラ43、44に隣接する白抜きの矢印は、一対の成形ローラ43、44の回転方向を示す(以下、図6、図8−図11も同じ)。
軸孔43hは、第1回転軸41が挿通される孔である。軸孔43hは、第1成形ローラ43の軸芯線(中心軸線)上に配置される。軸孔43hは、第1成形ローラ43を貫通する。軸孔43hは、正面視において六角形である。第1回転軸41の前側は、軸孔43hに嵌合される。
収納部43aは、第2成形ローラ44の収納部44aと共に、米飯Rを収納して、米飯Rをシャリ玉RBに成形する。収納部43aは、第1成形ローラ43の外周面から中心に向かって、ほぼ船底状に窪んでいる。第1成形ローラ43の軸方向における収納部43aの長さは、第1成形ローラ43の周方向における収納部43aの長さよりも長い(図4参照)。収納部43aは、第1成形ローラ43の周方向に沿って均等の間隔で、第1成形ローラ43の外周面の6か所に配置される。
なお、第1成形ローラが備える収納部の数は、「6」に限定されない。
図6は、第1成形ローラ43の部分拡大断面図である。
図7は、図5の第1成形ローラ43のBB線断面図である。
収納部43aは、側壁面43a1と、上壁面43a2と、底壁面43a3と、前壁面43a4と、後壁面43a5と、を備える。側壁面43a1は、シャリ玉RBの側面を成形する。上壁面43a2は、シャリ玉RBの上面を成形する。底壁面43a3は、シャリ玉RBの底面を成形する。前壁面43a4と後壁面43a5とは、シャリ玉RBの長手方向の端面(前端面、後端面)を成形する。収納部43a内の空間(側壁面43a1と上壁面43a2と底壁面43a3と前壁面43a4と後壁面43a5とに囲まれる空間)の容積は、シャリ玉RBのほぼ半分の容積に相当する。
側壁面43a1は、図5に示されるように、断面視において、6つの側壁面43a1同士で多角形(六角形)が形成されるように配置される。上壁面43a2は、第1成形ローラ43の回転方向(図5の時計回り方向)において、側壁面43a1の後方(第1成形ローラ43の回転方向の反対方向)に位置する。側壁面43a1と上壁面43a2とがなす角の角度(内角)は、鈍角である。
底壁面43a3は、第1成形ローラ43の回転方向において、側壁面43a1の前方(第1成形ローラ43の回転方向)に位置する。側壁面43a1と底壁面43a3とがなす角の角度(内角)は、鋭角である。すなわち、側壁面43a1と底壁面43a3とがなす角の角度は、側壁面43a1と上壁面43a2とがなす角の角度よりも小さい。
前壁面43a4は、図7に示されるように、側壁面43a1の前端側(図7の紙面下側)に位置する。後壁面43a5は、側壁面43a1の後端側(図7の紙面上側)に位置する。側壁面43a1と前壁面43a4とがなす角の角度(内角)は、略直角である。側壁面43a1と後壁面43a5とがなす角の角度(内角)は、側壁面43a1と前壁面43a4とがなす角の角度と同じである。
第1成形ローラ43の外周面のうち、収納部43a間に位置する外周面43bは、凸部43b1と凹部43b2とを備える。凸部43b1と凹部43b2とは、第1成形ローラ43の長手方向(前後方向)に沿って、外周面43bに繰り返し設けられる。すなわち、第1成形ローラ43の外周面43bは、側面視において凹凸を有する波状である。凸部43b1の突出形状と凹部43b2の窪み形状とは、互いに対称である。
次に、第1成形ローラ43と第2成形ローラ44との関係について説明する。
第1収納部である第1成形ローラ43の収納部43aと第2収納部である第2成形ローラ44の収納部44aとは、一対の成形ローラ43、44の回転に伴って近接と離間とを繰り返す。収納部43aと収納部44aとが最も近接したとき、両収納部43a、44aに囲まれた空間(以下「米飯成形空間」という。)Sは、図5に示されるように、断面視において、閉じた空間となる。
第1成形ローラ43の外周面43bと第2成形ローラ44の外周面44bとは、一対の成形ローラ43、44の回転に伴って当接と離間とを繰り返す。第1成形ローラ43の外周面43bと第2成形ローラ44の外周面44bとが当接したとき、第1成形ローラ43の凸部43b1は第2成形ローラ44の凹部44b2に嵌合され、第1成形ローラ43の凹部43b2は第2成形ローラ44の凸部44b1に嵌合される。
第1成形ローラ43のピッチ円C1は、第2成形ローラ44のピッチ円C2に外接する。
第1成形ローラ43のピッチ円C1は、第1成形ローラ43の径方向における第1成形ローラ43の凸部43b1の頂部と凹部43b2の底部との中間部を、第1成形ローラ43の周方向に沿って結んだ仮想円である。第2成形ローラ44のピッチ円C2は、第2成形ローラ44の径方向における第2成形ローラ44の凸部44b1の頂部と凹部44b2の底部との中間部を、第2成形ローラ44の周方向に沿って結んだ仮想円である。以下の説明において、2つの仮想円C1、C2それぞれの半径r1、r2を、ピッチ円半径という。すなわち、第1成形ローラ43のピッチ円C1の半径はピッチ円半径r1であり、第2成形ローラ44のピッチ円C2の半径はピッチ円半径r2である。第1成形ローラ43のピッチ円半径r1は、第2成形ローラ44のピッチ円半径r2と同じである。
一対の成形ローラ43、44の取り付け前の状態において、第1回転軸41と第2回転軸42の前端側の軸間距離L2は、第1成形ローラ43のピッチ円半径r1と第2成形ローラ44のピッチ円半径r2との和よりも短い。そのため、第1成形ローラ43と第2成形ローラ44とは、外周面43b、44b同士が当接したときに、第1回転軸41と第2回転軸42とから、第1成形ローラ43と第2成形ローラ44とが近接する方向に作用する応力(以下「軸間の応力」という。)を受ける。前述のとおり、第1回転軸41と第2回転軸42の前端側の軸間距離L2は、後端側の軸間距離L1よりも短い。そのため、第1成形ローラ43と第2成形ローラ44とが受ける軸間の応力の影響は、第1成形ローラ43と第2成形ローラ44の後端から前端に向かうに連れて大きくなる。
●米飯成形装置の動作
次に、米飯成形装置100の動作について説明する。
先ず、寿司飯などの米飯Rが、米飯成形装置100の操作者などによりホッパー1の収納部11に投入される。収納部11に米飯Rが投入された状態で米飯成形装置100の電源スイッチが操作者により入れられると、米飯Rは、撹拌部12により撹拌されて解される。
次いで、制御部は、駆動部6を制御して、圧縮部3を駆動させる(上段圧縮ローラ対32と下段圧縮ローラ対33とを回転させる)。上段圧縮ローラ対32と下段圧縮ローラ対33とが回転することで、ホッパー1の供給部13から供給された米飯Rは、圧縮されながら成形部4へと送られる。
米飯Rが成形部4に到達すると、制御部は圧縮部3の駆動を止める。このとき、米飯成形装置100はスタンバイ状態である。米飯成形装置100がスタンバイ状態のとき、一対の成形ローラ43、44は、第1成形ローラ43の外周面43bと第2成形ローラ44の外周面44bとが当接した状態(以下「第1状態」という。)である。
次いで、制御部は、駆動部6を制御して、上段圧縮ローラ対32と下段圧縮ローラ対33と一対の成形ローラ43、44とを回転させる。上段圧縮ローラ対32と下段圧縮ローラ対33と一対の成形ローラ43、44とが回転することで、成形部4は、米飯Rの収納、シャリ玉RBの成形、シャリ玉RBの放出を繰り返す。
図8(a)は第1状態における一対の成形ローラ43、44の正面視断面図、図8(b)は第1状態における成形部4に収納された米飯Rの正面視断面図、である。
一対の成形ローラ43、44が第1状態のとき、当接している外周面43b、44bに対して一対の成形ローラ43、44の回転方向の後方に位置する収納部43a、44aは、正面視においてVの字状に向き合う。
一対の成形ローラ43、44が第1状態のとき、収納部43aと収納部44aとは、第1回転軸41の軸芯と第2回転軸42の軸芯との間には位置しない。すなわち、一対の成形ローラ43、44が第1状態のとき、第1回転軸41の軸芯と第2回転軸42の軸芯との間には、空間が存在しない。このとき、第1回転軸41の軸芯と第2回転軸42の軸芯との間は、一対の成形ローラ43、44により密な状態である。
一対の成形ローラ43、44が第1状態のとき、圧縮部3から供給された米飯Rは、正面視においてVの字状に向き合う収納部43a、44a内に収納される。
一対の成形ローラ43、44が第1状態からさらに回転すると、第1成形ローラ43と第2成形ローラ44とは、収納部43a、44aが第1回転軸41の軸芯と第2回転軸42の軸芯との間に進出した状態(以下「第2状態」という。)となる。
図9(a)は第2状態における一対の成形ローラ43、44の正面視断面図、図9(b)は第2状態における成形部4に収納された米飯Rの正面視断面図、である。
一対の成形ローラ43、44が第2状態のとき、収納部43a、44aの少なくとも一部は、第1回転軸41の軸芯と第2回転軸42の軸芯との間に位置する。すなわち、一対の成形ローラ43、44が第2状態のとき、第1回転軸41の軸芯と第2回転軸42の軸芯との間には、収納部43a、44aによる空間(空間内には米飯Rが存在する)が存在する。
一対の成形ローラ43、44が第2状態のとき、収納部43a、44aに収納された米飯Rは、シャリ玉RBに成形され始める。
一対の成形ローラ43、44が第2状態からさらに回転すると、第1成形ローラ43と第2成形ローラ44とは、収納部43aと収納部44aとが互いに略平行に向き合った状態(以下「第3状態」という。)となる。
図10(a)は第3状態における一対の成形ローラ43、44の正面視断面図、図10(b)は第3状態における成形部4に収納された米飯Rの正面視断面図、である。
一対の成形ローラ43、44が第3状態のとき、収納部43aと収納部44aとは対向する。収納部43aと収納部44aとが対向するとき、収納部43aは、収納部44aに最も近接する。収納部43aと収納部44aとが対向するとき、上壁面43a2、44a2同士の距離は、底壁面43a3、44a3同士の距離とほぼ同じである。
収納部43aと収納部44aとが対向するとき、収納部43aの上壁面43a2と収納部44aの上壁面44a2とを結ぶ線は、正面視において、一対の成形ローラ43、44の回転方向の後方(図10の紙面上方)に凸なドーム状である。一方、収納部43aの底壁面43a3と収納部44aの底壁面44a3とを結ぶ線は、正面視において、一対の成形ローラ43、44の回転方向の後方に凸な山状である。
収納部43aと収納部44aとが対向するとき、収納部43a、44aにより形成される米飯成形空間Sは、正面視において、上部が上方に凸なドーム状、底部が上方に凸な山状である。
収納部43aと収納部44aとが対向するとき、米飯成形空間S内の米飯Rは、収納部43a、44aによりシャリ玉RBに成形される。このとき、シャリ玉RBの底面は、凹部RBaを備える。凹部RBaは、シャリ玉の長手方向(前後方向)に沿ってシャリ玉の中央に向かって窪んでいる。凹部RBaは、正面視において、一対の成形ローラ43、44の回転方向の後方に凸な山状である。
一対の成形ローラ43、44が第3状態からさらに回転すると、第1成形ローラ43と第2成形ローラ44とは、正面視において、米飯成形空間Sの底部が第3状態から左右方向に広がった状態(以下「第4状態」という。)となる。
図11(a)は第4状態における一対の成形ローラ43、44の正面視断面図、図11(b)は第4状態における成形部4により成形されたシャリ玉RBの正面視断面図、である。
一対の成形ローラ43、44が第4状態のとき、一対の成形ローラ43、44の回転方向において米飯成形空間Sの後方側の外周面43b、44b同士は、軸間の応力により密着する。すなわち、外周面43bの凸部43b1は外周面44bの凹部44b2に密着し、外周面43bの凹部43b2は外周面44bの凸部44b1に密着する。そのため、米飯Rは、外周面43bと外周面44bとの間には残存しない。その結果、シャリ玉RBの上面には成形不良(バリ)は形成されない。つまり、シャリ玉RBは、バリの無い良好な成形状態で米飯Rから分割される。
一対の成形ローラ43、44が第3状態から第4状態に回転したとき、収納部43aの底壁面43a3と収納部44aの底壁面44a3とは、正面視において左右方向に離れる。一対の成形ローラ43、44が第4状態のとき、底壁面43a3、44a3同士を結ぶ線は、正面視において、ほぼ直線である。
底壁面43a3、44a3同士が左右方向に離れると、シャリ玉RBの底面は、底壁面43a3、44a3の移動に合せて左右方向に広がる。その結果、シャリ玉RBの底面側の密度は、シャリ玉RBの上面側の密度と比べて小さくなる。すなわち、シャリ玉RBの底面側は、シャリ玉RBの上面側よりも多数の空気を含む状態となる。
一対の成形ローラ43、44が第4状態のとき、シャリ玉RBは、上壁面43a2、44a2から一対の成形ローラ43、44の回転方向の前方に向かって押される。そのため、シャリ玉RBの底面の凹部RBaは、一対の成形ローラ43、44が第3状態のときと比べて小さくなる。
一対の成形ローラ43、44が第4状態からさらに回転すると、シャリ玉RBは、米飯成形空間Sから下方のターンテーブル51上に放出される(落下する)。
前述のとおり、シャリ玉RBには、バリは形成されない。バリの無いシャリ玉RBは、バリの有るシャリ玉と比べて、収納部43a、44aから離れやすい。すなわち、バリの無いシャリ玉RBは、バリの有るシャリ玉と比べて、収納部43a、44aから早く離れる。また、米飯成形空間Sから放出されるシャリ玉RBの転倒や傾きは、無い。そのため、シャリ玉RBのターンテーブル51上への落下位置と落下姿勢とは、安定する。その結果、ターンテーブル51の回転角度を狭めて、ターンテーブル51の回転に要する時間が短縮される。
図12は、放出(成形)直後のシャリ玉RBの正面視断面図である。
成形直後のシャリ玉RBの状態は、一対の成形ローラ43、44が第4状態のときのシャリ玉RBの状態とほぼ同じである。すなわち、シャリ玉RBの底面側は、シャリ玉RBの上面側よりも多数の空気が含まれた状態である。
図13は、成形されてから所定時間経過後のシャリ玉RBの正面視断面図である。
シャリ玉RBが成形されてから所定時間が経過すると、シャリ玉RBの上面側の米飯Rは、自重によりシャリ玉RBの底面側に移動する。そのため、成形されてから所定時間経過後のシャリ玉RBは、成形直後のシャリ玉RBと比べて、シャリ玉RBの上面側にも空気が含まれた状態となる。その結果、米飯成形装置100により成形されたシャリ玉RBの食感は、従来の米飯成形装置により成形されたシャリ玉の食感と比べて、空気を多く含んでふっくらとなる。シャリ玉RBの底面は、ターンテーブル51の表面に沿って平坦になる。
このように、シャリ玉RBは、一対の成形ローラ43、44の回転に伴って成形される。このとき、第1成形ローラ43と第2成形ローラ44とは、シャリ玉RBの成形時に米飯Rから弾力などによる力(以下「反発力」という。)を受ける。一対の成形ローラ43、44に作用する反発力の方向は、一対の成形ローラ43、44が離れる方向(図10の紙面左右方向)である。
第1回転軸41と第2回転軸42とは片持ち支持であるため、反発力の影響は、第1回転軸41と第2回転軸42の自由端(前端)に向かうに連れて大きくなる。一方、軸間の応力の影響も第1回転軸41と第2回転軸42の自由端(前端)に向かうに連れて大きくなる。ここで、軸間の応力は、第1回転軸41の前端と第2回転軸42の前端との間隔調整により、反発力より大きく設定される。そのため、反発力による一対の成形ローラ43、44の離間は、発生しない。すなわち、米飯成形装置100が成形するシャリ玉RBには、バリは発生しない。つまり、シャリ玉RBは、収納部43a、44aから離れやすくなる。その結果、米飯成形装置100は、成形不良の発生を抑制しつつ、高速でシャリ玉を成形する。
なお、軸間の応力の大きさは、反発力の大きさと同じでもよい。この場合、第1成形ローラと第2成形ローラとは、一対の成形ローラの軸方向(前後方向)において均等な力で接触する。
●一対の成形ローラ43、44の着脱
次に、一対の成形ローラ43、44の着脱について説明する。
前述のとおり、第1成形ローラ43と第2成形ローラ44とは、第1回転軸41と第2回転軸42とから軸間の応力を受ける。一対の成形ローラ43、44が受ける軸間の応力の影響は、一対の成形ローラ43、44の回転位置によって異なる。すなわち、第1回転軸41の軸芯と第2回転軸42の軸芯との間が密な状態のとき、一対の成形ローラ43、44が受ける軸間の応力の影響は、最も大きい。一方、第1回転軸41の軸芯と第2回転軸42の軸芯との間に空間が存在しているとき、一対の成形ローラ43、44が受ける軸間の応力の影響は、小さくなる。そのため、一対の成形ローラ43、44の着脱は、一対の成形ローラ43、44が着脱可能状態のときに実行される。着脱可能状態とは、一対の成形ローラ43、44の状態が、第1回転軸41の軸芯と第2回転軸42の軸芯との間(両軸芯を結ぶ線上)に収納部43a、44aの少なくとも一部が位置している状態である。すなわち、第1状態、第2状態、第3状態、第4状態のうち、第2状態は着脱可能状態である。
一対の成形ローラ43、44の状態が着脱可能状態へ移行するのは、例えば、操作者により操作部8が操作されたときである。すなわち、操作者により操作部8が操作されたとき、一対の成形ローラ43、44の着脱可能状態への移行が操作部8から制御部へ指示される。
一対の成形ローラ43、44の着脱可能状態への移行が指示されたとき、制御部は、収納部43a、44aの少なくとも一部が第1回転軸41の軸芯と第2回転軸42の軸芯とを結ぶ線上に位置するように、第1回転軸41と第2回転軸42との回転を制御する。
一方、一対の成形ローラ43、44を取り付けるときの第1回転軸41と第2回転軸42の状態は、着脱可能状態における第1回転軸41と第2回転軸42の状態と同じである。
なお、制御部への一対の成形ローラの着脱可能状態への移行の指示は、米飯成形装置がシャリ玉の成形を終了したときに、操作者による操作なしに操作部が成形の終了を検知して、自動的に実行されてもよい。
●まとめ
以上説明した実施の形態によれば、収納部43aと収納部44aとが対向するとき、底壁面43a3と底壁面44a3とで構成される面は、正面視において、一対の成形ローラ43、44の回転方向後方に凸である。この底壁面43a3、44a3により、シャリ玉RBの成形過程において、シャリ玉RBの底面には凹部RBaが設けられる。そのため、ターンテーブル51上に落下したシャリ玉RBは、ターンテーブル51上で転倒したり傾いたりしない。すなわち、ターンテーブル51上でのシャリ玉RBの姿勢は、安定する。このように、本発明にかかる米飯成形装置は、従来の成形ローラを一旦逆転させる米飯成形装置と比較して、成形不良の発生を抑制しつつ、高速でシャリ玉を成形できる。
また、シャリ玉RBの成形過程においてシャリ玉RBの底面が左右方向に広げられることで、シャリ玉RBの底面側は、シャリ玉RBの上面側よりも多数の空気を含む状態となる。そのため、成形されてから所定時間経過したとき、シャリ玉RBの上面側の米は、自重によりシャリ玉RBの底面側に移動する。すなわち、成形されてから所定時間経過後のシャリ玉RBは、成形直後のシャリ玉RBと比べて、シャリ玉RBの上面側にも空気が含まれた状態となる。その結果、本発明にかかる米飯成形装置により成形されたシャリ玉の食感は、従来の米飯成形装置により成形されたシャリ玉の食感と比べて、空気を多く含んでふっくらとした食感となる。
なお、一対の成形ローラ43、44の取り付け前の状態において、第1回転軸と第2回転軸とは、軸間距離L2がピッチ円半径r1とピッチ円半径r2との和より短ければ、平行でもよい。
また、以上説明した実施の形態では、一対の成形ローラ43、44の外周面43b、44bが凸部43b1、44b1と凹部43b2、44b2とを備えていたが、一対の成形ローラの外周面は、凹部と凸部を備えなくともよい。すなわち、例えば、一対の成形ローラは、収納部間に位置する外周面が円周面同士で接触してもよい。この場合、先に説明した実施の形態におけるピッチ円半径は、成形ローラの半径が相当する。
100 米飯成形装置
1 ホッパー(格納部)
2 筐体
3 圧縮部
4 成形部
41 第1回転軸
42 第2回転軸
43 第1成形ローラ
43a 収納部(第1収納部)
43a1 側壁面
43a2 上壁面
43a3 底壁面
44 第2成形ローラ
44a 収納部(第2収納部)
44a1 側壁面
44a2 上壁面
44a3 底壁面
5 搬送部
6 駆動部
7 パネル
8 操作部(指示部)
RB 米飯成形物
r1 第1成形ローラのピッチ円半径
r2 第2成形ローラのピッチ円半径
L 第1回転軸の軸芯と第2回転軸の軸芯との距離(軸間距離)

Claims (5)

  1. 米飯を米飯成形物に成形する米飯成形装置に一対で取り付けられて互いに逆方向に回転する米飯成形装置用ローラであって、
    前記米飯成形物を成形する収納部を備え、
    前記収納部は、
    前記回転方向の前方の底壁面と、
    前記回転方向の後方の上壁面と、
    前記底壁面と前記上壁面とを結ぶ側壁面と、
    を備え、
    前記一対のローラの前記収納部が対向して、前記米飯成形物を成形する閉じた米飯成形空間が形成されるとき、前記一対のローラそれぞれの前記底壁面を結ぶ線は、正面視において、前記一対のローラの前記回転方向の後方に凸である、
    ことを特徴とする米飯成形装置用ローラ。
  2. 前記側壁面と前記底壁面とがなす角の角度は、鋭角である、
    請求項1記載の米飯成形装置用ローラ。
  3. 前記側壁面と前記底壁面とがなす角の角度は、前記側壁面と前記上壁面とがなす角の角度よりも小さい、
    請求項1記載の米飯成形装置用ローラ。
  4. 前記収納部を複数備え、
    前記複数の収納部は、前記米飯成形装置用ローラの周方向に沿って等間隔に配置される、
    請求項1記載の米飯成形装置用ローラ。
  5. 米飯が格納される格納部と、
    前記格納部に格納された米飯を米飯成形物に成形する成形部と、
    を有してなり、
    前記成形部は、
    互いに逆方向に回転する一対のローラ、
    を備え、
    前記ローラは、請求項1記載の米飯成形装置用ローラである、
    ことを特徴とする米飯成形装置。
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