JP6858302B1 - ロボットハンド - Google Patents

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Abstract

【課題】把持可能な対象物の範囲が拡大しており、小型化され、爪部の交換作業も容易であり、把持力の微細な制御が可能なロボットハンドを提供することを課題とする。【解決手段】回転軸を有したモータと、前記回転軸の先端部を収容した収容部材と、前記回転軸が回転することにより前記収容部材に対して揺動する複数の揺動部材と、複数の前記揺動部材のそれぞれと共に揺動する複数の爪部材と、を備え、前記回転軸は、外周に軸ねじ歯車部が形成されており、前記揺動部材は、外周の一部に前記軸ねじ歯車部に噛み合う揺動ねじ歯車部と、外周の一部に当該揺動部材の揺動中心を介して前記回転軸とは反対側に設けられた固定面と、を含み、前記爪部材は、第1固定部材により取り外し可能に前記固定面に固定され、前記収容部材は、前記第1固定部材を取り外し可能に露出している、ロボットハンド。【選択図】図3

Description

本発明は、ロボットハンドに関する。
特許文献1には、ロボットハンドが記載されている。このようなロボットハンドは、モータの動力を受けたウォームギヤとそれに噛み合うギヤとにより爪部材が駆動する。
実用新案登録第3214039号公報
上記特許文献1では、爪部は、歯車に対してロボットハンドの軸心方向の前方側に固定されている。このため、爪部により把持可能な対象物には制限がある。また、歯車の周辺はカバーにより覆われているため、ロボットハンドが大型化している。更に、爪部と歯車とが固定された部位の周辺もカバーにより覆われているため、爪部の交換の際には、まずこのようなカバーを取り外す必要があり、交換作業が煩雑化している。
更に、ウォームギヤを用いると、減速比が高いため強い把持力が求められる用途には適するが、把持力の微細な制御の難易度が高いため、把持対象物が柔らかいものや食品等の場合には、適していないこともあり得る。
そこで本発明は、把持可能な対象物の範囲が拡大しており、小型化され、爪部の交換作業も容易であり、把持力の微細な制御が可能なロボットハンドを提供することを目的とする。
上記目的は、回転軸を有したモータと、前記回転軸の先端部を収容した収容部材と、前記回転軸が回転することにより前記収容部材に対して揺動する複数の揺動部材と、複数の前記揺動部材のそれぞれと共に揺動する複数の爪部材と、を備え、前記回転軸は、外周に軸ねじ歯車部が形成されており、前記揺動部材は、外周の一部に前記軸ねじ歯車部に噛み合う揺動ねじ歯車部と、外周の一部に当該揺動部材の揺動中心を介して前記回転軸とは反対側に設けられた固定面と、を含み、前記爪部材は、第1固定部材により取り外し可能に前記固定面に固定され、前記収容部材は、前記第1固定部材を取り外し可能に露出している、ロボットハンドによって達成できる。尚、軸ねじ歯車部は、回転軸の外周に形成または一体化されるねじ歯車である。揺動ねじ歯車部は、揺動部材に形成または一体化されるねじ歯車である。
把持可能な対象物の範囲が拡大しており、小型化され、爪部の交換作業も容易であり、把持力の微細な制御が可能なロボットハンドを提供できる。
図1は、ロボットハンドの斜視図である。 図2は、ロボットハンドの部分断面図である。 図3は、ブラケットの内部構成を示した図である。 図4A及び図4Bは、回転軸の外観図である。 図5A〜図5Cは、揺動部材の外観図である。 図6は、調整用シムを示す部分斜視図である。
図1は、ロボットハンド1の斜視図である。図1には、互いに直交するX方向、Y方向、及びZ方向を示している。ロボットハンド1は、モータ3、ブラケット10、支持部材20a及び20b、爪部材30a〜30c、及びカバー60を含む。モータ3は、爪部材30a〜30cを開閉するための駆動源であり、例えばステッピングモータである。
ブラケット10は、モータ3の先端側に取り付けられている。爪部材30a〜30cは、詳しくは後述するが、ブラケット10に揺動可能に保持されている。ブラケット10は、略円柱状であるが、外周側面に略等角度間隔で3つの凹部15が形成されている。一つの凹部15には、支持部材20a及び20bが保持され、この支持部材20a及び20bの間で爪部材30aの基端部が揺動可能に支持されている。他の爪部材30b及び30cも同様である。このため爪部材30a〜30cは、Z方向に平行な中心軸心A1を中心として等角度間隔に配置されている。爪部材30a〜30cは、同一形状の部材であるが説明の便宜上異なる符号を付している。ブラケット10の先端側には、円板状のカバー60が固定されている。カバー60には、中心軸心A1が通過するように開口61が形成されている。
図2は、ロボットハンド1の部分断面図である。図2においては、モータ3については図示を省略してある。図2に示すように爪部材30aの基端部には、ネジSにより揺動部材50が固定されている。揺動部材50については詳しくは後述する。回転軸40は、モータ3の回転軸である。回転軸40の先端部はブラケット10に収容されている。ブラケット10は、収容部材の一例である。回転軸40が回転すると揺動部材50が所定の範囲を揺動し、揺動部材50が揺動することにより爪部材30aも所定の範囲を揺動する。爪部材30b及び30cについても同様である。即ち、回転軸40が回転することにより爪部材30a〜30cは開閉し、これにより対象物を把持することができる。尚、図2においては、回転軸40及び揺動部材50については簡略化して示している。
図3は、ブラケット10の内部構成を示した図である。図3においては、ブラケット10、カバー60、爪部材30b及び30cについては図示を省略してある。尚、図3においては回転軸40を簡略化して示している。また、図3では、支持部材20bについては理解を容易にするために揺動部材50から引き離して示している。図4A及び図4Bは、回転軸40の外観図である。図5A〜図5Cは、揺動部材50の外観図である。最初に回転軸40について説明する。回転軸40は、モータ3の本体から突出した先端側の外周部に軸ねじ歯車部41が形成されており、貫通孔43を有した中空軸状に形成されている。軸ねじ歯車部41は回転軸40を切削加工などして形成するほか、円筒状部材に軸ねじ歯車部41を形成したもの(図示していない)を回転軸40に嵌合するなどしてもよい。最終的に回転軸40の外周部に軸ねじ歯車部41が一体に設けられた構造となればよい。貫通孔43は、回転軸40の回転中心を軸方向に貫通している。貫通孔43の径は、回転軸40の長手方向で一定であるがこれに限定されない。回転軸40の軸方向での中心から基端側には、外径が一定である円筒外周面45が形成され、円筒外周面45には、モータ3を構成する不図示の永久磁石等が固定される。回転軸40は、例えばステンレスなどの金属製であるがこれに限定されない。
このように回転軸40が中空軸状に形成されているため、図2に示すように、回転軸40の貫通孔43とブラケット10の開口61とは連通しており、これらの内部に、例えば把持対象物を撮影するカメラや、貫通孔43及び開口61を介して把持対象物に向けてエアーを噴射又は吸引可能なエアー吸引噴出装置等を実装するなどして多機能化を図ることができる。また、回転軸40は中空軸状であるため軽量化されており、これによりロボットハンド1全体の重量も軽量化されている。さらには、モータ3の発熱や、後述する軸ねじ歯車部41と揺動ねじ歯車部51との噛み合いによる摩擦熱等を適切に放熱することができる。
揺動部材50は、所定の厚みを有した略扇状である。厚み方向に貫通した中心孔53が形成されている。中心孔53には、図3に示すように、揺動部材50の厚み方向に貫通するように支持ピンP3が圧入される。支持ピンP3の一端は、図3に示した支持部材20bの保持孔23内に挿入される不図示の軸受により回転可能に支持される。支持部材20aについても同様に支持ピンP3の他端を回転可能に支持している。揺動部材50は、例えば銅系の金属製であるがこれに限定されない。
中心孔53を中心として円弧状に形成された部位には、複数の歯を有した揺動ねじ歯車部51が形成されている。揺動ねじ歯車部51は、中心孔53を中心とした所定の角度範囲内に形成されている。爪部材30a〜30cを開くことができる角度に対して揺動ねじ歯車部51が形成されている角度は、歯車の噛み合いを確保できるように十分大きくする必要がある。図2において軸ねじ歯車部41と揺動ねじ歯車部51との噛み合いの範囲は、約40°である。揺動ねじ歯車部51をほぼ100°にわたって形成することで、図1から図3に開示したロボットハンドにおいては、閉じた状態を0°とすると爪部材30a〜30cは回転軸の中心線である中心軸心A1に対してそれぞれほぼ60°まで開くようにすることができる。さらには揺動ねじ歯車部51を130°近く形成(図示していない)すれば爪部材30a〜30cを中心軸心A1に対して其々ほぼ90°まで開くようにすることもできる。くわえて、後述する面59を設けず後述する面56の面積を小さくすることによって揺動ねじ歯車部51を270°程度まで形成(図示していない)すれば、爪部材30a〜30cを最大で180°以上に開くことができ、ロボットハンド1の外縁部に設けた溝(図示していない)などに収納する構造とすることも可能である。これら例示した数値はあくまでも本実施例についてのものであり、噛み合い量(前述の例では40°)は要求仕様に基づいたギヤの設計パラメータによって影響を受けるので、設計によっては爪部材30a〜30cの開閉可能範囲が前述のものより大きいまたは小さい場合もありうる。また、図5に示す揺動ねじ歯車部51に対して、中心孔53を中心とした外周方向に連続して面56及び59が形成されている。面56及び59は、互いに略直交している。面56及び59には、揺動ねじ歯車部51と異なり歯は形成されていない。このように、揺動部材50は、外周全域にわたって歯が設けられているわけではなく、外周の一部に揺動ねじ歯車部51が形成されているため、小型化が図られている。
揺動ねじ歯車部51は、図2及び図3に示すように、回転軸40の軸ねじ歯車部41と噛み合っている。これにより回転軸40が回転すると揺動部材50が支持ピンP3を支点として揺動し、これにより爪部材30aを開閉させることができる。同様に、爪部材30b及び30cを揺動するための揺動部材の揺動ねじ歯車部も回転軸40の軸ねじ歯車部41に噛み合っている。これにより、回転軸40が回転することにより3つの爪部材30a〜30cが開閉し、把持対象物を把持することができる。また、モータ3はステッピングモータであるため、回転軸40を所定の回転角度位置で停止させることが可能である。このため、爪部材30a〜30cのそれぞれを、揺動範囲内の所定位置に停止させることができる。このように、モータ3の回転軸40に軸ねじ歯車部41が一体的に形成されているため、回転軸とねじ歯車とを別体に設けた場合と比較して、部品点数が削減されるとともに、小型化に有利である。
ここで、ねじ歯車を用いることによる効果を説明する。軸ねじ歯車部41と揺動ねじ歯車部51とが噛みうねじ歯車としているため、例えばウォームギヤとウォームホイールが噛み合うような動力伝達機構を用いた場合と比較して、小さな減速比を実現できる。換言すれば、爪部材30a〜30cによる把持力はウォームギヤとウォームホイールを用いた場合より抑えられているうえに微細な把持力の制御が可能であるということである。これにより、ロボットハンド1は、例えば食品などの柔らかい部材を適切な力で把持することができ、また、例えば人と同じ作業空間で使用される協働ロボットとして用いることに適している。また、軸ねじ歯車部41と揺動ねじ歯車部51を用いることにより、例えばカム部材を用いる場合と比較して、製造コストの増大を抑制できる。カム部材を用いる場合には、モータ3の停止可能位置の分解能等を考慮して専用品として設計する必要があるのに対して、軸ねじ歯車部41や揺動ねじ歯車部51の設計はJISなどで標準化されているため世間で広く利用されてきたことにより知見の蓄積があり、汎用性と低廉性を兼ね備えた部品を調達できるからである。また、上述したように爪部材30a〜30cの把持力は軸ねじ歯車部41と揺動ねじ歯車部51の噛み合いによって発生するので爪部材30a〜30cが対象物を把持した際の反力を回転軸40を介してモータ3で検知することができる。例えば、爪部材30a〜30cの何れかが把持対象物に接触した際に、その反力によりモータ3の消費電流が変動する。この変動を検出して爪部材が対象物に接触したことを検知することができる。回転軸40に(図示しない)磁歪式などのトルクセンサーを取り付けることでも同様の効果がある。すなわち、軸ねじ歯車部41と揺動ねじ歯車部51の噛み合いは回転軸40から爪部材30a〜30cへの力の伝達とその逆伝達ができるため、微細な把持力の制御と把持に対する反力の検出が可能であり、柔らかいものや食品などの繊細な対象物を把持する機能が実現できるのである。なお、上述の通り、ねじ歯車を用いることにより、ウォームギヤとウォームホイールが噛み合うような動力伝達機構と比較して小さな減速比となるため、爪部材30a〜30cの開閉動作を高速に行うことができるという有利な効果もある。
面56には、凸部57が形成されており、図3に示すように爪部材30aの基端部に形成された凹部と係合している。また、面56には、凸部57を挟むように2つのネジ孔58が形成されており、上述したネジSが螺合する。ここで、ブラケット10は上述したネジSの頭部を露出するように形成されている。このような構造とすることで、ネジSを容易に取り外すことができ、爪部材30aを容易に交換することが可能となり、摩耗や破損によって取り換える場合やワーク(把持対象物)の種類によって付け替える場合などで作業工数を低減することが可能となる。このように爪部材30aの交換作業性が向上している。爪部材30aの交換作業性が高いということはロボットハンド1の組立作業性も高いということであり、組立工数を削減できることから生産コスト低減に寄与する。尚、他の爪部材30b及び30cも同様である。また、ブラケット10は上述したネジSの頭部を露出するように形成されているため、ロボットハンド1は小型化され、詳細には、中心軸心A1を中心とした径方向に小型化されている。ネジSは、第1固定部材の一例である。
また、爪部材30aは、揺動部材50の揺動中心を介して回転軸40とは反対側に設けられた揺動部材50の面56に固定されている。換言すれば、爪部材30aの基端部は、揺動部材50の揺動中心よりも、中心軸心A1を中心とした径方向の外側に固定されている。即ち、爪部材30aの基端部と中心軸心A1との間の間隔が広く確保されており、他の爪部材30b及び30cについても同様である。このため、大きな部材を把持することができ、把持可能な対象物の範囲が拡大している。このように、ロボットハンド1としては小型化を図りながら、大きな部材をも把持することができる。
揺動部材50の扇状の側面52aには、中心孔53を中心とした円弧状の規制溝55が形成されている。また、図3に示すように支持部材20bは略直方形状であって、揺動部材50の側面52aに対向する面に嵌合孔25が形成されており、嵌合孔25には規制ピンP5の基端部が圧入される。また、規制ピンP5の先端は、揺動部材50の規制溝55内を移動可能に挿入される。即ち、規制ピンP5の外径は、規制溝55の幅よりも小さく形成されている。揺動部材50が支持ピンP3を支点として揺動することにより、規制ピンP5は規制溝55内を相対移動する。ここで爪部材30aが開くように揺動部材50が一方向に揺動していると、規制ピンP5が規制溝55の一端に当接する。これにより、揺動部材50のその方向でのそれ以上の揺動が規制される。同様に、爪部材30aが閉じるように揺動部材50が反対方向に揺動していると、規制ピンP5は規制溝55の他端に当接する。これにより、揺動部材50のその方向でのそれ以上の揺動が規制される。このようにして、爪部材30aの揺動範囲は規制されている。規制ピンP5と規制溝55によって揺動範囲を規制する構造とすることで、ロボットハンド保守作業者が爪部材30aを交換する際に誤って揺動部材50を動かしてしまった場合に軸ねじ歯車部41と揺動ねじ歯車部51との噛み合いが外れる失敗を防ぐことができる。尚、図5A〜図5Cに示した、揺動部材50の、規制溝55が形成された側面52aとは反対側の側面にも、同様の規制溝が形成されており、支持部材20aが保持した規制ピンとこの規制溝とにより、揺動部材50の揺動範囲が規制されている。爪部材30b及び30cも同様の構成により揺動範囲が規制される。規制ピンP5及び規制溝55は、規制部の一例である。規制ピンP5は規制突部の一例である。規制ピンP5とその先端が移動する規制溝55は揺動部材50の両側面(側面52aとその反対側の側面)に設ける必要はなく、どちらか一方の側面であってもよい。
また、図2及び図3に示すように、支持部材20a及び20bのそれぞれは、ブラケット10にネジTにより固定されている。ブラケット10は、ネジTの頭部を露出するように形成されている。このため、ネジTを取り外して支持部材20a及び20bをブラケット10から取り外すことにより、揺動部材50を容易にブラケット10から取り外すことができる。結果として、揺動部材50の交換作業性が向上している。例えば、揺動ねじ歯車部51が摩耗した場合にこのような揺動部材50の交換が必要となることがあるが、このような際に上記構成は有効である。尚、他の爪部材30b及び30cに対応した支持部材も同様である。ネジTは第2固定部材の一例である。
軸ねじ歯車部41及び揺動ねじ歯車部51は、一般的な平歯車同士の噛み合いとは異なり、摺動接触により双方が回転する。このため一般的には、摺動のしやすさ等を考慮して、出力側のギヤの金属材質は入力側のギヤの金属材質よりも軟質なものが用いられる。このため、出力側のギヤの方が入力側のギヤよりも摩耗しやすい。本実施例では、上述したように、出力側の揺動ねじ歯車部51の交換が容易であるため、揺動ねじ歯車部51に軸ねじ歯車部41よりも軟質な材質を用いても、揺動ねじ歯車部51が摩耗した場合には容易に揺動部材50を交換することができる。また、揺動部材50の交換作業性が高いということは生産時の組立作業性も高いということを意味し、組立工数を削減できることから生産コスト低減に寄与している。
このように、頭部を露出するように形成されているネジTで支持部材20a及び20bがブラケット10に固定されていることから、揺動部材50の交換作業性も組立作業性も高い。このことより、揺動部材50をロボットハンド1へ組み付ける際の調整も容易となる。軸ねじ歯車部41や揺動ねじ歯車部51などの歯車部材の仕上がりやブラケット10などの寸法にはバラツキが存在し、これらによって各歯車の中心間距離にもバラツキが生じる。これらのバラツキを考慮してロボットハンド1の設計を行うと、揺動部材50のバックラッシが大きくなる。一方、ロボットハンド1の爪部材30a〜30cの位置精度を向上するため揺動部材のバックラッシはなるべく小さくすることが求められる。このような二律背反を解決するために、支持部材20a及び20bとブラケット10との間にシムを挟み込んで、中心軸心A1から径方向における支持部材20a及び20bの距離を調整することで揺動部材50(軸ねじ歯車部41と揺動ねじ歯車部51)のバックラッシを低減し、ロボットハンド1の組み上がり精度が向上するよう導くことが可能となる。
図6はシムの一例を示すための部分斜視図であり、主に支持部材20a及び20b、揺動部材50、爪部材30a、ネジT、シム21を表しており、それ以外のものは省略している。また、支持部材20a及び20bは透明に表現している。図6より前の図では説明を簡略化するためにネジTは支持部材20a及び20bのそれぞれに1つであったが、図6ではそれぞれ2つ備えている。支持部材20a及び20bはブラケット10(図6では図示していない)にネジTによって固定されるが、図6ではブラケット10と接する側を上としている。シム21は金属製の薄板であり、ネジTを通すための孔が2つ穿孔されている。図6においては、シム21の存在を明確にするための一例として、シム21は支持部材20bの側に1枚のみ設け、支持部材20aの側には設けていない状態としている。実際には、調整のために複数枚を重ねて設けることや、支持部材20a側と支持部材20b側とで異なる枚数とすることや、支持部材20a側と支持部材20b側とで同じ枚数とすることも可能である。このような調整は生産時の組立においても揺動部材50の交換においても容易に行うことができ、本発明のように頭部を露出するように形成されているネジTで支持部材20a及び20bがブラケット10に固定されていることを特徴とすることによって実現が可能となる。
前述の通り、揺動部材50は所定の厚みを有した略扇状であり、厚み方向に貫通した中心孔53が形成されており、中心孔53を中心として円弧状に形成された部位には揺動ねじ歯車部51が形成されている。そして、揺動ねじ歯車部51に対して中心孔53を中心とした外周方向に面56が形成されており、面56には凸部57が形成されており、爪部材30aの基端部に形成された凹部と係合している。このことより、爪部材30aの基端部は、中心軸心A1からみて軸ねじ歯車部41と揺動ねじ歯車部51の噛み合っている箇所の径方向外周側、すなわち略円柱状のブラケット10の側面外縁近傍に位置することを意味する。ブラケット10の先端側には円板状のカバー60が設けられているため、把持対象物に対して軸ねじ歯車部41と揺動ねじ歯車部51の噛み合っている箇所が露出しないようになっている。このことにより、ねじ歯車に塗布されている潤滑剤や噛み合いの摩耗によって生じる金属粉などが直接に把持対象物へ飛散することを防いでいる。
一般にロボットハンドは、台上に載置された把持対象物を直上から把持する動作を行うことが多い。よって、ロボットハンドから把持対象物への不要な汚損に留意する必要があり、ロボットハンド内部の汚損物質がロボットハンド先端側の隙間を通って把持対象物に到達することを防止することが好ましい。本実施例のように、爪部材30a〜30cの基端部がロボットハンド1のブラケット10の側面外縁近傍に位置するようにすることで、ロボットハンド1の先端側を単純なカバーで覆うことが可能となり、ロボットハンド1の内部の汚損物質が把持対象物へ到達することを抑制できる。なお、カバー60には開口61が形成されているが、これは回転軸40を中空軸状にした際の貫通孔43を介して多機能化するためのものであり、ロボットハンド1の内部の汚損物質を漏洩しない構造となっている。また、ロボットハンド1の内部の汚損物質を漏洩しない構造であることにより、ロボットハンド1の外部から塵埃が侵入することを低減する機能も持つ。軸ねじ歯車部41と揺動ねじ歯車部51との噛み合い部へ異物が侵入しないようにすることで、ロボットハンド1の耐久性を向上することができる。
尚、本実施例のように3つの爪部材30a〜30cを用いるロボットハンド1の場合には、軸ねじ歯車部41の歯数を3の倍数にしてもよい。軸ねじ歯車部41の歯数が3の倍数以外の場合、爪部材30a〜30cと組み合わされる揺動ねじ歯車部51はそれぞれの歯が相対的に120°ずつ位相が異なったものを必要とする。すなわち、3種類の揺動ねじ歯車部51が必要となってしまう。これに対し、軸ねじ歯車部41の歯数を3の倍数にすると、前述の爪部材30a〜30cと組み合わされる揺動ねじ歯車部51は全て同じ形状のものを使用することが可能となる。これにより揺動ねじ歯車部51の形状を統一できコストダウンとなるうえに、組付け時の作業ミスが無くなるなどの副次的な効果も発生する。また、同様の理由により、2つの爪部材を用いるロボットハンドの場合には、軸ねじ歯車部41の歯数を2の倍数にしてもよい。更に、3つの爪部材を用いるロボットハンドと2つの爪部材を用いるロボットハンドとで回転軸40を共通化するために、軸ねじ歯車部41の歯数を6の倍数にしてもよい。即ち、m(mは2以上の整数)対の爪部材及び揺動部材を備えている場合には、軸ねじ歯車部41の歯数は、mの倍数であればよい。
上記実施例では、揺動する揺動部材50側に規制溝55が形成され、揺動しない支持部材20bに規制ピンP5が固定されていたがこれに限定されない。例えば、揺動部材50の側面52a上の中心孔53から径方向に離れた位置に規制ピンP5を固定し、この側面52aと対向する支持部材20bの面に、規制ピンP5が内部を移動可能であって規制ピンP5の移動範囲を規制する規制溝を設けてもよい。このように、揺動部材50の交換やロボットハンド1の組立を阻害しない範囲で、規制ピンP5と規制溝との関係を逆にすることも可能である。
上記実施例では、爪部材30aと揺動部材50とは別体であったが一体に形成してもよい。この場合、前述の「m(mは2以上の整数)対の爪部材及び揺動部材」は「m(mは2以上の整数)個の爪部材と一体な揺動部材」となる。爪部材30b及び30cについても同様である。支持部材20a及び20bは、ブラケット10とは別体であるがこれに限定されず、揺動部材50の交換やロボットハンド1の組立を阻害しない範囲で支持部材20a及び20bのどちらか一方がブラケット10と一体に形成されていてもよい。この場合、ブラケット10と一体に形成されていない支持部材の側で前述のシム21による調整を行うことができる。
尚、カムやカムフォロアを用いて爪部材を駆動するタイプのロボットハンドと比較すると、上記実施例のロボットハンド1では、カムやカムフォロアのように専用に設計する必要がなく、以前より世間で広く利用されてきた知見の蓄積を有している技術である軸ねじ歯車部41及び揺動ねじ歯車部51を用いるため、低コスト化が達成されている。また、カムやカムフォロアを用いた場合よりも、耐荷重性や耐久性が向上している。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、変形・変更が可能である。
1 ロボットハンド
10 ブラケット(収容部材)
20a、20b 支持部材
21 シム
30a〜30c 爪部材
40 回転軸
41 軸ねじ歯車部
43 貫通孔
50 揺動部材
51 揺動ねじ歯車部
55 規制溝(規制部)
P5 規制ピン(規制突起、規制部)

Claims (7)

  1. 回転軸を有したモータと、
    前記回転軸の先端部を収容した収容部材と、
    前記回転軸が回転することにより前記収容部材に対して揺動する複数の揺動部材と、
    複数の前記揺動部材のそれぞれと共に揺動する複数の爪部材と、
    を備え、
    前記回転軸は、外周に軸ねじ歯車部が形成されており、
    前記揺動部材は、外周の一部に前記軸ねじ歯車部に噛み合う揺動ねじ歯車部と、外周の一部に当該揺動部材の揺動中心を介して前記回転軸とは反対側に設けられた固定面と、を含み、
    前記爪部材は、第1固定部材により取り外し可能に前記固定面に固定され、
    前記収容部材は、前記第1固定部材を取り外し可能に露出し
    前記揺動部材を支持する支持部材を備え、
    前記支持部材は、第2固定部材により取り外し可能に前記収容部材に固定され、
    前記収容部材は、前記第2固定部材を取り外し可能に露出している、ロボットハンド。
  2. 前記揺動部材の揺動範囲を規制する規制部を備えた、請求項1のロボットハンド。
  3. 前記規制部は、前記揺動部材及び収容部材の一方に形成された規制溝と、前記揺動部材及び収容部材の他方に形成され前記揺動部材の揺動により前記規制溝内を相対移動する規制突起と、を含む、請求項2のロボットハンド。
  4. 前記揺動ねじ歯車部は、前記揺動部材の揺動中心から270°以下の角度範囲内に形成されている、請求項1乃至3の何れかのロボットハンド。
  5. 前記揺動ねじ歯車部は、前記揺動部材の揺動中心から180°以下の角度範囲内に形成されている、請求項1乃至4の何れかのロボットハンド。
  6. m(mは2以上の整数)対の前記爪部材及び揺動部材を備え、
    前記軸ねじ歯車部の歯数は、前記mの倍数である、請求項1乃至5の何れかのロボットハンド。
  7. 前記回転軸は、中空軸状である、請求項1乃至6の何れかのロボットハンド。
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