JP6855758B2 - 温度センサ装置 - Google Patents

温度センサ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6855758B2
JP6855758B2 JP2016218330A JP2016218330A JP6855758B2 JP 6855758 B2 JP6855758 B2 JP 6855758B2 JP 2016218330 A JP2016218330 A JP 2016218330A JP 2016218330 A JP2016218330 A JP 2016218330A JP 6855758 B2 JP6855758 B2 JP 6855758B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature sensor
sensor device
bottom wall
mounting portion
convex portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016218330A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018077095A (ja
Inventor
裕 若林
裕 若林
勇喜 今野
勇喜 今野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2016218330A priority Critical patent/JP6855758B2/ja
Priority to CN201711084330.3A priority patent/CN108063034B/zh
Publication of JP2018077095A publication Critical patent/JP2018077095A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6855758B2 publication Critical patent/JP6855758B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C1/00Details
    • H01C1/01Mounting; Supporting
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K7/00Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
    • G01K7/16Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using resistive elements
    • G01K7/22Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using resistive elements the element being a non-linear resistance, e.g. thermistor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C7/00Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material
    • H01C7/02Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material having positive temperature coefficient
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C7/00Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material
    • H01C7/04Non-adjustable resistors formed as one or more layers or coatings; Non-adjustable resistors made from powdered conducting material or powdered semi-conducting material with or without insulating material having negative temperature coefficient

Description

本発明は、温度を検出したい物体に対して容易に取り付けることが可能で、感熱素子が剥がれにくい温度センサ装置に関する。
温度を検出したい物体に対して容易に取り付けることが可能な温度センサ装置として、たとえば下記の特許文献1に示す温度センサ装置が知られている。この温度センサ装置では、金属板が感熱素子に絶縁性樹脂を用いて取り付けられ、その金属板が、温度測定対象物に取り付けられる。
しかしながら、従来の温度センサ装置では、感熱素子が絶縁性樹脂と共に、素子取付部としての金属板から剥がれやすいという課題を有している。
特開平10−274567号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、温度を検出したい物体に対して容易に取り付けることが可能で、しかも感熱素子が剥がれにくい温度センサ装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係る温度センサ装置は、
感熱素子と、
前記感熱素子が取り付けられる素子取付部と、
前記素子取付部と前記感熱素子との間の隙間に充填される接着用樹脂と、を有する温度センサ装置であって、
前記素子取付部が、当該素子取付部の内面から前記接着用樹脂に向けて突出する内側凸部を有する。
本発明の温度センサ装置では、素子取付部を温度測定対象物に、ねじやボルトあるいはクリップなどの締結具などで容易に取り付けることができる。また、素子取付部が、当該素子取付部の内面から接着用樹脂に向けて突出する内側凸部を有するため、その内側凸部が接着用樹脂の抜け止めとなり、接着用樹脂が感熱素子と共に素子取付部から容易に剥がれることはなくなる。なお、感熱素子の表面には、樹脂などで構成してある被覆層が形成してあることから、感熱素子と接着用樹脂との接続は強固であり、その界面で剥がれるおそれは少ない。
好ましくは、前記素子取付部の内面からの前記内側凸部の突出高さは、前記素子取付部の厚みの4/5以下、さらに好ましくは2/5〜4/5である。このような範囲で内側凸部を形成することで、内側凸部に沿って貫通孔が形成されることはなく、貫通孔を通して接着用樹脂が素子取付部の外面に漏れ出すことはない。
好ましくは、前記素子取付部は、板状部材で構成してあり、
底壁と、前記底壁の側端から立ち上げて形成してある側壁とを有し、
前記内側凸部は、前記底壁または側壁の内面に形成してある。
内側凸部の形成位置は特に限定されないが、たとえば温度測定対象物に近い底壁に内側凸部が形成されることで、内側凸部を通しての感熱素子への伝熱経路も加わり、感熱応答性が向上することも期待できる。また、感熱素子の外形状に合わせて内側凸部の数を増やしたり、配置位置を工夫することで、接着用樹脂が感熱素子と共に素子取付部から容易に剥がれるおそれをさらに少なくすることができる。
また、前記板状部材は、前記感熱素子の周囲を覆う筒状部を有し、前記筒状部の内面に、前記内側凸部が形成してあってもよい。内側凸部は、筒状部の内面に、周方向に沿って複数配置することもできる。
好ましくは、前記内側凸部は、前記接着用樹脂には接触するが、前記感熱素子には、直接的には接触しない。内側凸部は、感熱素子を傷つけないように配置してあることが好ましい。内側凸部が感熱素子を傷つけない限りは、内側凸部は、感熱素子に接触していてもよい。
好ましくは、前記内側凸部は、前記感熱素子のリード線が伸びる方向に向けて傾斜する緩傾斜面と、前記感熱素子のリード線が伸びる方向と反対方向に向けて傾斜する急傾斜面とを有し、前記急傾斜面の傾斜角度が、前記緩傾斜面の傾斜角度よりも大きい。
このように構成することで、特にリード線が引っ張られる方向に感熱素子に外力が作用しても、急傾斜面が接着用樹脂との間で楔のように作用し、接着用樹脂が素子取付部から、さらに剥がれにくくなる。
好ましくは、前記内側凸部に対応して、前記素子取付部の外面には、外側凹部が形成してある。このような構成の内側凸部は、素子取付部の外側から外面を押圧加工することで、容易に成形することができる。また、好ましくは、外側凹部は、前記素子取付部の内側に貫通していない。このように構成することで、接着用樹脂が貫通孔を通して素子取付部の外面に漏れ出すおそれがない。
図1は本発明の一実施形態に係る温度センサ装置の斜視図である。 図2は接着用樹脂を省略し被覆層を透明に図示した場合の図1に示す温度センサ装置の斜視図である。 図3は図1に示す温度センサ装置のIII−III線に沿う一部断面斜視図である。 図4は図1に示す温度センサ装置のIII−III線に沿う横断面図である。 図5は図1に示す温度センサ装置のV−V線に沿う一部断面斜視図である。 図6は本発明の他の実施形態に係る温度センサ装置の図4に対応する横断面図である。 図7は本発明の他の実施形態に係る温度センサ装置の斜視図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
第1実施形態
図1および図2に示すように、本発明の一実施形態に係る温度センサ装置2は、感熱素子4を有している。感熱素子4は、素子本体6と、素子本体6の外周を被覆している被覆層7とを有する。
素子本体6としては、温度を検出することができるものであれば、特に限定されないが、たとえばNTC(Negative Temperature Coefficient)サーミスタ素子、PTC(Positive Temperature Coefficient)サーミスタ素子などが用いられる。被覆層7は、絶縁性の樹脂あるいはガラスなどで構成される。被覆層7を構成する樹脂としては、特に限定されないが、たとえばエポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、ABS樹脂、PPS樹脂、PBT樹脂などが用いられる。また、被覆層7を構成するガラスとしては、特に限定されない。
図2に示すように、素子本体6には、一対のリード線8の芯線8aがそれぞれ接続してあり、リード線8の芯線8aを通して、素子本体6により検出した温度信号を、測定装置や制御装置などの他の装置に送信可能になっている。リード線8の先端は、素子本体6および芯線8aの先端と共に被覆層7により覆われ、リード線8の後端側は、被覆層7からX軸方向に飛び出している。
リード線8としては、特に限定されず、たとえば塩ビ電線、ポリエチレン電線、シリコン電線、フッ素電線などが用いられる。図4に示すように、一対のリード線8の芯線8aの相互は絶縁被膜8bによりそれぞれ覆われて絶縁されている。各リード線8の絶縁被膜8bは、図示するように連結部8cで長手方向に沿って連結してあってもよいし、相互に分離して構成してあってもよい。芯線8aは、たとえば銅線などの導電性材料により構成してある。
図2に示すように、被覆層7で覆われた素子本体6から成る感熱素子4は、板状部材から成る素子取付部としての取付金具10に取り付けられる。取付金具10は、感熱素子4がZ軸方向の上部に位置する底壁12と、底壁12のY軸方向の両端からZ軸方向の上部に一体的に立上げられる側壁14と、底壁12のX軸方向の前方に底壁12と略面一で突出している張り出し部16とを有する。
平板状の張り出し部16は、底壁12および側壁14と一体に形成してある。張り出し部16は、X−Y軸平面に平行な平面を有し、略中央部に、Z軸方向に貫通する貫通孔18を有する。貫通孔18には、たとえばボルトやねじが通され、測温対象物自体あるいは測温対象物の近くに位置する取付用突起または取付用平面に張り出し部16を固定するために用いられる。なお、図面において、X軸とY軸とZ軸は、相互に略垂直であり、本実施形態では、X軸がリード線8の延びる方向に一致しているが、特に限定されない。
本実施形態では、一対の側壁14は、底壁12から略直角よりも狭い角度でZ軸方向の上部にそれぞれ立ち上げられ、図4に示すように、側壁14のZ軸方向の上端部でのY軸方向の開口幅W1は、底壁12のY軸方向の幅W2よりも狭く構成してある。また、本実施形態では、開口幅W1は、感熱素子4における被覆層7のY軸方向の最大幅W3よりも大きいことが好ましい。接着用樹脂30を充填する前に、感熱素子4を側壁14のZ軸方向の上方開口部14aから取り付け易くするためである。
なお、感熱素子4を、図1に示す一対の側壁14間のX軸方向の前方開口部14bまたは後方開口部14cから、底壁12と一対の側壁14とで3方が囲まれる空間に取り付ける場合には、図4に示す開口幅W1は最大幅W3よりも小さくてもよい。ただし、側壁14のZ軸方向の高さH1は、感熱素子4(被覆層7)のZ軸方向高さH2の1/2よりも大きいことが好ましく、各側壁14の内面14dの大部分は、感熱素子4(被覆層7)の外周面に接触せずに隙間を有することが好ましい。これらの隙間に接着用樹脂30が充填されるからである。
本実施形態では、H1/H2は、好ましくは0.6〜0.8である。この比率を上記範囲内とすることで、十分な量の接着用樹脂30を充填することができると共に、温度センサ装置2のZ軸方向高さをコンパクトにすることができる。
接着用樹脂30としては、特に限定されないが、たとえばエポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂で構成される。被覆層7が樹脂で構成される場合には、被覆層7を構成する樹脂に比較して、接着用樹脂30は、接着特性、熱伝導特性に優れた樹脂が好ましい。接着用樹脂30には、フィラーなどが混入してあっても良い。
接着用樹脂30は、素子取付部としての取付金具10と感温素子4との隙間を埋めるように充填され、図1に示す開口部14a,14bおよび14cから多少はみ出して形成されても良い。感温素子4は、取付金具10の底壁12および一対の側壁14で3方が囲まれた空間の内部に存在する接着用樹脂30により取付金具10に取り付けられている。なお、感温素子4のX軸方向の後方に位置するリード線8の先端部を覆う被覆層7は、取付金具10の底壁12および一対の側壁14で3方が囲まれた空間の内部に位置する接着用樹脂30からX軸方向の後ろ側にはみ出していてもよい。
図4に示すように、本実施形態では、各側壁14の内面14dまたは底壁12の内面12dにおいて、感熱素子4(被覆層7)の外周面との隙間が最大になる位置またはその近くに、内側凸部20が形成してある。図4では、各側壁14の内面14dにのみ内側凸部20が形成してあるが、底壁12の内面12dにも、感熱素子4(被覆層7)の外周面との隙間が最大になる位置の近くに、内側凸部20を一体的に成形しても良い。
図5に示すように、各内側凸部20に対応して、側壁14の外面14eには、外側凹部22が形成してある。各内側凸部20は、X軸方向の前方(張り出し部16の方向)に向けて傾斜する急傾斜面24と、それに隣接してX軸方向の後方(図1に示すリード線8が延びる方向)に向けて傾斜する緩傾斜面26とを有する。内面14dに対する急傾斜面24の傾斜角度が、緩傾斜面26の傾斜角度よりも大きい。
内面14dからの内側凸部20の突出高さは、側壁14の厚みtの4/5以下、さらに好ましくは2/5〜4/5である。このような範囲で内側凸部20を形成することで、内側凸部20に沿って内面14dと外面14eとの間で貫通孔が形成されることはなく、貫通孔を通して接着用樹脂30が外面14eに漏れ出すことはない。
また、本実施形態に示す構成の内側凸部20は、側壁14の外側から外面14eをプレス加工具などで押圧加工することで、容易に成形することができる。また、内側凸部20と同時に形成される外側凹部22は、側壁14の内面14dに対して貫通せずに形成することができる。
取付金具10は、たとえば銅、黄銅などの銅合金、鉄、アルミニウム、SUSなどのステンレスなどの金属、あるいはその他の導電性材で構成される板材をブレス加工および折り曲げ加工して形成することができる。取付金具10の底壁12および一対の側壁14で三方が囲まれた空間内に感熱素子4を配置した後に、感熱素子4の外周面と、底壁12の内面12dおよび側壁14の内面14dとの隙間に接着用樹脂を充填して硬化させる。あるいは、接着用樹脂を塗布した後に、感熱素子4を取り付けて樹脂を硬化させてもよい。このようにして図1に示す温度センサ装置2を製造することができる。
本実施形態に係る温度センサ装置2では、張り出し部16を用いて、温度を検出したい物体(測温対象物)またはその付近の取付部に対して容易に取り付けることが可能である。たとえば張り出し部16に、ボルト穴としての貫通孔18を設け、ボルトやねじあるいはクリップなどにより、測温対象物自体またはその付近の取付用突起または取付用平面に温度センサ装置2を容易に着脱自在に取り付けることができる。
また、本実施形態では、素子取付部としての取付金具10が、接着用樹脂30に向けて突出する内側凸部20を有するため、その内側凸部20が接着用樹脂30の抜け止めとなり、接着用樹脂30が感熱素子4と共に取付金具10から容易に剥がれることはなくなる。なお、感熱素子4の表面には、樹脂などで構成してある被覆層7が形成してあることから、感熱素子4と接着用樹脂30との接続は強固であり、その界面で剥がれるおそれは少ない。
さらに本実施形態では、図3に示すように、内側凸部20の急傾斜面24が、リード線8が延びる方向と反対側を向いている。このために、特にリード線8がX軸の後ろ方向に引っ張られるように感熱素子4(図2参照)に外力が作用しても、急傾斜面24が接着用樹脂30との間で楔のように作用し、接着用樹脂30が取付金具10から、さらに剥がれにくくなる。
特に本実施形態では、各側壁14の内面14dにおいて、感熱素子4(被覆層7)の外周面との隙間が最大になる位置またはその近くに、内側凸部20が形成してあるために、十分に大きな内側凸部20を形成しやすく、この点でも、接着用樹脂30が取付金具10から、さらに剥がれにくくなる。
また、本実施形態では、内側凸部20は、接着用樹脂30には接触するが、感熱素子4には、直接的には接触しない。本実施形態では、内側凸部20は、感熱素子4を傷つけないように配置してある。なお、内側凸部20が感熱素子4を傷つけない限りは、内側凸部20は、感熱素子4に接触していてもよい。
第2実施形態
図6に示すように、本実施形態の温度センサ装置2aは、取付金具10aの構成が第1実施形態と異なるのみであり、以下に示す構成と作用効果以外は、第1実施形態の温度センサ装置2と同様であり、共通する部分には共通する符号を付し、共通する部分の図示と説明は省略する。
図6に示すように、本実施形態では、取付金具10aは、感熱素子4の周囲4方を覆うように、一対の側壁14の上端部が上壁15で一体的に連結してある筒状部17を有する。筒状部17の内面には、内側凸部20が形成してある。本実施形態では、内側凸部は、側壁14の内面14dのみではなく、底壁12の内面12dと上壁15の内面15dにも、筒状部17の内面に、周方向に沿って複数配置してある。
本実施形態では、たとえば温度測定対象物に近い底壁12に内側凸部20が形成されることで、内側凸部20を通しての感熱素子4(その被覆層7)への伝熱経路も加わり、感熱応答性が向上することも期待できる。また、感熱素子4の外形状に合わせて内側凸部20の数を増やしたり、配置位置を工夫することで、接着用樹脂30が感熱素子4と共に取付金具10aから容易に剥がれるおそれをさらに少なくすることができる。
第3実施形態
図7に示すように、本実施形態の温度センサ装置2bは、取付金具10に対する感熱素子4およびリード線8の傾斜角度θが第1実施形態と異なるのみであり、以下に示す構成と作用効果以外は、第1実施形態または第2実施形態と同様であり、共通する部分には共通する符号を付し、共通する部分の図示と説明は省略する。
図7に示すように、本実施形態では、取付金具10の底板12の平面に対して、感熱素子4およびリード線8の傾斜角度θが、たとえば0〜30度程度に傾斜している。その状態で、感熱素子4の先端部が、取付金具10の底壁12および一対の側壁14で3方が囲まれた空間の内部に存在する接着用樹脂30により取付金具10に取り付けられている。本実施形態においても、第1実施形態または第2実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえば、張り出し部16には、必ずしも貫通孔18を形成する必要はない。たとえば張り出し部16を、測温対象物またはその付近の取付部に具備された差し込み溝に差し込むことで、測温対象物またはその付近の取付部に温度センサ装置を容易に着脱自在に取り付けてもよい。あるいは、張り出し部16を測温対象物またはその付近の取付部に接着することで、測温対象物またはその付近の取付部に温度センサ装置2を取り付けても良い。
また、図6に示す実施形態では、筒部17の横断面形状が台形筒形状であるが、特に限定されず、三角筒、四角筒、あるいはその他の多角筒形状、円筒あるいは楕円筒形状、あるいはその他の異形筒形状でも良い。
2,2a,2B… 温度センサ
4… 感熱素子
6… 素子本体
7… 被覆層
8… リード線
8a… 芯線
8b… 絶縁被膜
8c… 連結部
10,10a… 取付金具(素子取付部)
12… 底壁
12d… 内面
14… 側壁
14a… 上方開口部
14b… 前方開口部
14c… 後方開口部
14d… 内面
14e… 外面
15… 上壁
15d… 内面
16… 張り出し部
17… 筒状部
18… 貫通孔
20… 内側凸部
22… 外側凹部
24… 急傾斜面
26… 緩傾斜面
30… 接着用樹脂

Claims (9)

  1. 素子本体と前記素子本体の外周を被覆している被覆層とを有する感熱素子と、
    前記感熱素子が取り付けられる素子取付部と、
    前記素子取付部と前記被覆層との間の隙間に充填される接着用樹脂と、を有する温度センサ装置であって、
    前記素子取付部は、板状部材で構成してあり、
    前記素子取付部は、前記感熱素子が上部に位置する底壁と、前記底壁から一体的に立上げられる側壁とを有し、
    前記素子取付部が、当該素子取付部の内面から前記接着用樹脂に向けて突出する内側凸部を有し、
    前記内側凸部が、前記側壁の内面または前記底壁の内面に、形成してあり、
    前記内側凸部に対応して、前記側壁または前記底壁の外面には、外側凹部が形成してあり、前記外側凹部は、前記素子取付部の内側に貫通せず、
    前記内側凸部は、前記側壁の内面または底壁の内面に対しての傾斜角度が異なる急傾斜面と緩傾斜面とを隣接して有し、前記急傾斜面の傾斜角度が前記緩傾斜面の傾斜角度よりも大きい温度センサ装置。
  2. 前記素子取付部の内面からの前記内側凸部の突出高さは、前記素子取付部の厚みの4/5以下である請求項1に記載の温度センサ装置。
  3. 前記内側凸部は、少なくとも前記底壁の内面に形成してあり、前記側壁の内面にも形成してある請求項1または2に記載の温度センサ装置。
  4. 前記内側凸部は、前記接着用樹脂には接触するが、前記被覆層には、直接的には接触しない請求項1〜のいずれかに記載の温度センサ装置。
  5. 前記急傾斜面は、前記感熱素子のリード線が伸びる方向と反対方向に向けて傾斜する請求項1〜4のいずれかに記載の温度センサ装置。
  6. 前記内側凸部が、前記側壁の内面または前記底壁の内面において、前記被覆層の外周面との隙間が最大になる位置またはその近くに形成してある請求項1〜5のいずれかに記載の温度センサ装置。
  7. 前記被覆層を含む前記感熱素子の高さ(H2)に対する前記側壁の高さ(H1)の比率(H1/H2)が、0.6〜0.8である請求項1〜6のいずれかに記載の温度センサ装置。
  8. 前記側壁が、直角よりも狭い角度で、前記低壁の側端から前記感熱素子に向かうように立ち上がっており、
    一対の前記側壁の上端部での開口幅は、前記底壁の幅よりも狭く、前記感熱素子における前記被覆層の最大幅よりも大きい請求項1〜7のいずれかに記載の温度センサ装置。
  9. 前記素子取付部は、前記底壁と対向する上壁さらに有し、
    前記底壁、前記側壁、および前記上壁により、前記感熱素子の周囲を覆うように筒状部が形成してあり、
    前記内側凸部が、前記筒状部の内面の周方向に沿って複数配置してある請求項1〜6のいずれかに記載の温度センサ装置。
JP2016218330A 2016-11-08 2016-11-08 温度センサ装置 Active JP6855758B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016218330A JP6855758B2 (ja) 2016-11-08 2016-11-08 温度センサ装置
CN201711084330.3A CN108063034B (zh) 2016-11-08 2017-11-07 温度传感器装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016218330A JP6855758B2 (ja) 2016-11-08 2016-11-08 温度センサ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018077095A JP2018077095A (ja) 2018-05-17
JP6855758B2 true JP6855758B2 (ja) 2021-04-07

Family

ID=62135051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016218330A Active JP6855758B2 (ja) 2016-11-08 2016-11-08 温度センサ装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6855758B2 (ja)
CN (1) CN108063034B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113167659B (zh) * 2020-11-06 2022-06-17 株式会社芝浦电子 温度传感器

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2722368B2 (ja) * 1993-04-30 1998-03-04 三井金属鉱業株式会社 炊事具用サーミスタの帽体取付装置
JPH08219904A (ja) * 1995-02-20 1996-08-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd サーミスタ式表面温度センサ
JPH0969414A (ja) * 1995-09-01 1997-03-11 Ooizumi Seisakusho:Kk 温度センサとその製造方法
JP3787795B2 (ja) * 1997-03-31 2006-06-21 株式会社大泉製作所 表面温度センサ
US20020135454A1 (en) * 2001-03-22 2002-09-26 Shunji Ichida Temperature sensor
KR20050117147A (ko) * 2004-06-09 2005-12-14 주식회사 황정 열감지센서와 그 제조방법
US7581879B2 (en) * 2004-06-30 2009-09-01 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Temperature sensor
JP5326826B2 (ja) * 2009-06-02 2013-10-30 三菱マテリアル株式会社 温度センサ
JP2011043444A (ja) * 2009-08-23 2011-03-03 Mitsubishi Materials Corp 温度センサ
JP2012145527A (ja) * 2011-01-14 2012-08-02 Semitec Corp 温度センサの取付用具、温度センサ装置およびその取付用具を用いた温度センサの取り付け方法
CN203455093U (zh) * 2013-09-11 2014-02-26 阮保清 感温器的感温探头固定结构
JP5812077B2 (ja) * 2013-10-04 2015-11-11 Tdk株式会社 温度センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018077095A (ja) 2018-05-17
CN108063034A (zh) 2018-05-22
CN108063034B (zh) 2020-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101485377B1 (ko) 온도 센서 지지 장치 및 온도 센서 부착 구조체
EP3264056B1 (en) Temperature sensor
US20190226918A1 (en) Contact Temperature Sensor
JPH04319634A (ja) 温度センサ
JP6855758B2 (ja) 温度センサ装置
JP5325343B2 (ja) タイヤ温度測定装置および方法
JP6756342B2 (ja) 温度センサ装置
JP6661293B2 (ja) 表面温度測定センサ
JP2018179875A (ja) 温度センサ装置
JP6880482B2 (ja) 温度センサ
JP6717350B2 (ja) 温度センサ装置
JP3782958B2 (ja) 熱流束計
JP2015109236A (ja) バッテリセンサ装置
JP6341136B2 (ja) 温度センサ
JP2012145527A (ja) 温度センサの取付用具、温度センサ装置およびその取付用具を用いた温度センサの取り付け方法
JP7396138B2 (ja) 温度センサ
JP6916228B2 (ja) 温度センサ
JPH1123378A (ja) 温度センサ
JPH0434434Y2 (ja)
JP2012141164A (ja) 温度センサの取付配線用具、温度センサ装置およびその取付配線用具を用いた温度センサの配線方法
JP6963810B2 (ja) 温度検出器
JP7468320B2 (ja) 温度センサ装置
US11802798B2 (en) Temperature sensor
JPH0138503Y2 (ja)
JPS60334A (ja) 感熱素子の取付装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200703

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6855758

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150