JP2018119850A - 温度センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧着端子が変形しても高い熱応答性を維持することができる温度センサを提供すること。【解決手段】 感熱素子部2と、測定対象物にネジで固定可能なネジ取り付け部3aを有し感熱素子部が取り付けられた圧着端子3とを備え、感熱素子部が、圧着端子に接着された絶縁性フィルム4と、絶縁性フィルムの表面に設けられたサーミスタ素子5と、絶縁性フィルムの表面に形成され一端がサーミスタ素子に接続されていると共に他端がリード線接続用のパッド部6aとされた一対のパターン配線6とを備え、絶縁性フィルムが、ネジ取り付け部まで延在した座面部4aを有し、一対のパターン配線の少なくとも一方が、座面部まで延在している受熱部6bを有している。【選択図】図1

Description

本発明は、測定対象物への取り付けが容易で、応答性に優れた温度センサに関する。
従来、温度センサとして、チップ状やフレーク状のサーミスタ素子にリード線を取り付けて、リード線の接続部と共にサーミスタ素子を樹脂モールドし、この部分を圧着や接着等で圧着端子に取り付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この温度センサでは、いわゆるR端子である圧着端子にネジ止め取り付けが可能な円環部が設けられているので、この部分にネジを挿通させた状態で測定対象物の雌ネジ部等に螺着させることで、温度センサを測定対象物に容易にネジ止めすることができる。
また、特許文献2には、感熱素子部が、圧着端子に取り付けた絶縁性フィルムと、絶縁性フィルム上に形成された薄膜サーミスタ部と、薄膜サーミスタ部に接続され絶縁性フィルム上に形成されたパターン電極とを備えた温度センサが提案されている。この温度センサでは、圧着端子からの熱をガラスや封止樹脂を介さずに絶縁性フィルムで直接受けることで、より高い応答性が得られる。
特開2012−141164号公報 特開2016−161434号公報
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
ネジ止めする取り付け用の圧着端子にサーミスタ素子を固定して作製された温度センサでは、ネジ止めする際にねじの締め付け力で圧着端子が変形したり、ネジ固定後にリード線が引っ張られたりして圧着端子が変形したりして、温度検知面が測定対象物から浮いてしまい、熱応答性が極端に低下してしまう問題があった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、圧着端子が変形しても高い熱応答性を維持することができる温度センサを提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明に係る温度センサは、感熱素子部と、測定対象物にネジで固定可能なネジ取り付け部を有し前記感熱素子部が取り付けられた圧着端子とを備え、前記感熱素子部が、前記圧着端子に接着された絶縁性フィルムと、前記絶縁性フィルムの表面に設けられたサーミスタ素子と、前記絶縁性フィルムの表面に形成され一端が前記サーミスタ素子に接続されていると共に他端がリード線接続用のパッド部とされた一対のパターン配線とを備え、前記絶縁性フィルムが、前記ネジ取り付け部まで延在した座面部を有し、前記一対のパターン配線の少なくとも一方が、前記座面部まで延在している受熱部を有していることを特徴とする。
この温度センサでは、一対のパターン配線の少なくとも一方が、座面部まで延在している受熱部を有しているので、圧着端子が変形しても、座面部及び受熱部を介してサーミスタ素子に熱が伝わり、高い熱応答性を得ることができる。また、受熱部を有することで、パターン配線が座面部を介してパッド部に達すると共にパターン配線が長くなり、且つ、パターン配線の温度勾配が小さくなるため、サーミスタ素子に伝わった熱がリード線へ逃げる熱を抑制することができる。
第2の発明に係る温度センサは、第1の発明において、前記絶縁性フィルムが、前記サーミスタ素子が設けられている素子設置部と、前記パッド部が設けられているリード線接続部とを有し、前記素子設置部と前記リード線接続部とが、前記座面部に対して互いに異なる方向に配されていることを特徴とする。
すなわち、この温度センサでは、素子設置部とリード線接続部とが、座面部に対して互いに異なる方向に配されているので、リード線に接続されたリード線接続部が引っ張られてもサーミスタ素子が設置された素子設置部が引っ張られ難く、素子設置部が変形し難いことで、熱応答性の低下をより抑制することができる。また、素子設置部を含む温度検知面の小型化が可能になると共にサーミスタ素子とパッド部との距離を大きくすることができ、パッド部からリード線への熱の逃げの影響をさらに抑制することが可能になる。
第3の発明に係る温度センサは、第1又は第2の発明において、前記座面部の表面に、前記受熱部とは別に前記絶縁性フィルムよりも熱伝導性の高い材料で形成された表面集熱膜が設けられ、前記表面集熱膜が、前記サーミスタ素子の近傍まで延在していることを特徴とする。
すなわち、この温度センサでは、表面集熱膜が、サーミスタ素子の近傍まで延在しているので、表面集熱膜を介して座面部からの熱をサーミスタ素子に伝えることができ、より熱応答性を向上させることができる。
第4の発明に係る温度センサは、第1から第3の発明のいずれかにおいて、前記座面部の裏面に、前記絶縁性フィルムよりも熱伝導性の高い材料で形成された裏面集熱膜が設けられ、前記裏面集熱膜が、前記サーミスタ素子の近傍まで延在していることを特徴とする。
すなわち、この温度センサでは、裏面集熱膜が、サーミスタ素子の近傍まで延在しているので、裏面集熱膜を介して座面部からの熱をサーミスタ素子に伝えることができ、より熱応答性を向上させることができる。
第6の発明に係る温度センサは、第1から第4の発明のいずれかにおいて、前記圧着端子が、前記絶縁性フィルムの裏面に接着された裏面側端子部と、前記絶縁性フィルムの表面に接着された表面側端子部とから構成され、前記裏面側端子部と前記表面側端子部とが、それぞれ前記ネジ取り付け部を有していることを特徴とする。
すなわち、この温度センサでは、裏面側端子部と表面側端子部とが、それぞれネジ取り付け部を有しているので、裏面側端子部と表面側端子部とのネジ取り付け部が絶縁性フィルムの表裏で熱を座面部及び受熱部に伝えることができ、より熱応答性が向上する。また、ネジ締め付け時の座面の摩擦力で、感熱素子部にダメージが加わることを防ぐことができる。
第6の発明に係る温度センサは、第2の発明において、前記素子設置部と前記リード線接続部とが、前記座面部を挟んで互いに反対側に配されていることを特徴とする。
すなわち、この温度センサでは、素子設置部とリード線接続部とが、座面部を挟んで互いに反対側に配されているので、リード線に接続されたリード線接続部が引っ張られても反対側の素子設置部は引っ張られず、変形しないことで、安定した熱応答性が得られる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係る温度センサによれば、一対のパターン配線の少なくとも一方が、座面部まで延在している受熱部を有しているので、圧着端子が変形しても、座面部の受熱部を介してサーミスタ素子に熱が伝わり、高い熱応答性を得ることができる。
したがって、本発明の温度センサは、測定対象物に取り付ける必要がある装置、例えばエンジンやインバータのアルミブロック等において、測定対象物から温度検知面が浮いた場合でも応答性が速く、ばらつきの小さい温度検知が可能になり、異常加熱防止に好適である。
本発明に係る温度センサの第1実施形態を示す平面図(a)及び裏面図(b)である。 第1実施形態において、感熱素子部を示す裏面図である。 第1実施形態において、温度センサを測定対象物にネジ止めした状態を示す図1のA−A線断面図である。 本発明に係る温度センサの第2実施形態において、成形樹脂部を除いた状態の温度センサを示す平面図(a)及び裏面図(b)である。 第2実施形態において、温度センサを測定対象物にネジ止めした状態を示す図4のB−B線断面図である。 本発明に係る温度センサの第3実施形態において、感熱素子部を示す平面図(a)及び裏面図(b)である。 第3実施形態において、温度センサを測定対象物にネジ止めした状態で、リード線を引っ張る前(a)と引っ張り上げた状態(b)とを示す図6のC−C線断面図である。
以下、本発明に係る温度センサの第1実施形態を、図1から図3を参照しながら説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能又は認識容易な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態の温度センサ1は、図1から図3に示すように、感熱素子部2と、測定対象物MにネジSで固定可能なネジ取り付け部3aを有し感熱素子部2が取り付けられた圧着端子3とを備えている。
なお、測定対象物Mは、例えばエンジンやインバータのアルミブロック等である。
上記感熱素子部2は、圧着端子3に接着された絶縁性フィルム4と、絶縁性フィルム4の表面に設けられたサーミスタ素子5と、絶縁性フィルム4の表面に形成され一端がサーミスタ素子5に接続されていると共に他端がリード線L接続用のパッド部6aとされた一対のパターン配線6とを備えている。
上記ネジ取り付け部3aは、ネジ取付孔3bを有している。
上記絶縁性フィルム4は、ネジ取り付け部3aまで延在した座面部4aを有している。
上記座面部4aは、円環状のネジ取り付け部3aと同形状の円環状に形成されている。
上記一対のパターン配線6の少なくとも一方は、座面部4aまで延在している受熱部6bを有している。なお、本実施形態では、一対のパターン配線6の両方が、受熱部6bを有している。
上記一対の受熱部6bは、サーミスタ素子5の両端電極部と接合した部分から座面部4aへ延在し、互いに反対側で座面部4aの内周に沿って半周延在し、座面部4aの先端で折り返して再び略半周戻って延在し、さらにパッド部6aまで延在している。
なお、パッド部6aは、座面部4aと反対側の端部に配されている。
上記座面部4aの表面には、受熱部6bとは別に絶縁性フィルム4よりも熱伝導性の高い材料で形成された表面集熱膜7が設けられている。
上記表面集熱膜7は、サーミスタ素子5の近傍まで延在している。
すなわち、表面集熱膜7は、座面部4aに沿って円環状に形成された表面側円環部7aと、表面側円環部7aに基端が接続され先端がサーミスタ素子5の近傍に配されて延在した表面側延在部7bとを有している。
また、座面部4aの裏面には、絶縁性フィルム4よりも熱伝導性の高い材料で形成された裏面集熱膜8が設けられている。
上記裏面集熱膜8は、サーミスタ素子5の近傍まで延在している。
すなわち、裏面集熱膜8は、座面部4aに沿って円環状に形成された裏面側円環部8aと、裏面側円環部8aに基端が接続され先端がサーミスタ素子5の直下に配されて延在した裏面側延在部8bとを有している。
なお、パターン配線6、表面集熱膜7及び裏面集熱膜8は、例えばCu膜等の金属膜でパターン形成されている。また、表面集熱膜7及び裏面集熱膜8は、ネジ取付孔3b内面をスルーホールとしてつながっている。さらに、パターン配線6、表面集熱膜7及び裏面集熱膜8は、図示しない薄い絶縁性保護膜で表面が覆われている。
上記リード線Lは、パッド部6aに半田材、溶接又は導電性接着剤で接合され接続されている。なお、本実施形態では、半田材Hでリード線Lを接続している。また、パッド部6aは、リード線Lを接続するために、他の部分よりも幅広に形成されている。
上記圧着端子3は、金属板で形成されていると共に、複数の貫通孔3cが形成されている。これらの貫通孔3cは、絶縁性フィルム4を接着する際に、貫通孔3cを介して絶縁性フィルム4を吸引して気泡発生を防止し、圧着端子3に密着させるために設けたものである。これによって、絶縁性フィルム4を圧着端子3に全体的に密着状態で接着でき、応答性のばらつきを抑えることができる。なお、接着後に貫通孔3c内に、高熱伝導接着剤、グリス(Ag,カーボンフィラー入り)を充填しても構わない。
上記絶縁性フィルム4は、例えば厚さ7.5〜125μmのポリイミド樹脂シートで形成されている。
また、絶縁性フィルム4は、サーミスタ素子5が設けられている素子設置部4bと、パッド部6aが設けられているリード線接続部4cとを有している。
上記サーミスタ素子5は、例えばチップ状やフレーク状のサーミスタ素子等が採用可能である。
なお、サーミスタ素子5とリード線Lの接続部とは、素子設置部4b上でエポキシ樹脂等の封止樹脂9により封止している。
このように本実施形態の温度センサ1では、一対のパターン配線6の少なくとも一方が、座面部4aまで延在している受熱部6bを有しているので、圧着端子3が変形しても、座面部4a及び受熱部6bを介してサーミスタ素子5に熱が伝わり、高い熱応答性を得ることができる。また、受熱部6bを有することで、パターン配線6が座面部4aを介してパッド部6aに達すると共にパターン配線6が長くなり、且つ、パターン配線6の温度勾配が小さくなるため、サーミスタ素子5に伝わった熱がリード線Lへ逃げる熱を抑制することができる。
また、表面集熱膜7が、サーミスタ素子5の近傍まで延在しているので、表面集熱膜7を介して座面部4aからの熱をサーミスタ素子5に伝えることができ、より熱応答性を向上させることができる。
さらに、裏面集熱膜8が、サーミスタ素子5の近傍まで延在しているので、裏面集熱膜8を介して座面部4aからの熱をサーミスタ素子5に伝えることができ、より熱応答性を向上させることができる。
したがって、図3の矢印に示すように、測定対象物Mの熱が直接、圧着端子3に伝わるだけでなく、ネジSから座面部4aの受熱部6b、表面集熱膜7及び裏面集熱膜8を介してサーミスタ素子5に伝わる。
次に、本発明に係る温度センサの第2及び第3実施形態について、図4から図7を参照して以下に説明する。なお、以下の各実施形態の説明において、上記実施形態において説明した同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、圧着端子3が絶縁性フィルム4の裏面に接着されているが、第2実施形態の温度センサ21では、図4及び図5に示すように、圧着端子が、絶縁性フィルム4の裏面に接着された裏面側端子部23Aと、絶縁性フィルム4の表面に接着された表面側端子部23Bとから構成され、裏面側端子部23Aと表面側端子部23Bとが、それぞれネジ取り付け部3a,23aを有している点である。
すなわち、第2実施形態では、第1実施形態の圧着端子3と同形状の裏面側端子部23Aだけでなく、絶縁性フィルム4の表面にも表面側端子部23Bが接着されている。
上記表面側端子部23Bは、サーミスタ素子5を収納可能な素子収納孔23bと、一対のパッド部6aを露出させる一対のパッド部用孔23cとが形成されている。なお、表面側素子部23Bをサーミスタ素子5の厚さより厚くすることで、サーミスタ素子5を素子収納孔23b内に埋没させることができる。
表面側端子部23Bと裏面側端子部23Aとは、図5に示すように、先端部で接続されている。すなわち、表面側端子部23Bと裏面側端子部23Aとは、一枚の金属板で一体に成形され、先端部で折り曲げて構成されている。
なお、第2実施形態では、表面側端子部23B上でサーミスタ素子5上とリード線Lの接続部(パッド部6a)上とを封止樹脂9と共に封止する成形樹脂部29が設けられている。これによって、より強固にサーミスタ素子5とリード線Lの接続部とが保護される。また、インサート成形による成形樹脂部29で、表面側端子部23Bと裏面側端子部23Aとリード線Lと感熱素子部2とが一体化されるため、安定して高い接合強度が得られ、外力を受けて互いに位置ずれが生じたり、接触状態が悪くなることを防止できる。
このように第2実施形態の温度センサ21では、裏面側端子部23Aと表面側端子部23Bとが、それぞれネジ取り付け部3a,23aを有しているので、裏面側端子部23Aと表面側端子部23Bとのネジ取り付け部3a,23aが絶縁性フィルム4の表裏で熱を座面部4a及び受熱部6bに伝えることができ、より熱応答性が向上する。また、ネジ締め付け時の座面の摩擦力で、感熱素子部2にダメージが加わることを防ぐことができる。
次に、第3実施形態と第2実施形態との異なる点は、第2実施形態では、素子設置部4bとリード線接続部4cとが、座面部4aに対して同じ方向に配されているのに対し、第3実施形態の温度センサ31では、図6及び図7に示すように、素子設置部34bとリード線接続部34cとが、座面部34aに対して互いに異なる方向に配されている点である。
特に第3実施形態では、素子設置部34bとリード線接続部34cとが、座面部34aを挟んで互いに反対側に配されている。
第3実施形態では、サーミスタ素子5とパッド部6aとが互いに座面部34aを挟んで反対側に配置されているため、パターン配線36がサーミスタ素子5の両端電極部からパッド部6aへ至るまで、その間の座面部34aを介して延在している。さらに、座面部34aに形成された受熱部36bは、より座面部34aで熱を受け易いように座面部34aにて二度折り返して延在している。
また、表面集熱膜37は、サーミスタ素子5が座面部34a近傍に設置されているため、表面側延在部が無く、表面側円環部のみで形成されている。
裏面集熱膜38は、第2実施形態と同様に、座面部34aに沿って円環状に形成された裏面側円環部38aと、裏面側円環部38aに先端が接続され基端がサーミスタ素子5の直下に配された裏面側延在部38bとを有している。
表面側端子33Bと裏面側端子部33Aとは、絶縁性フィルム34に対応した形状とされており、ネジ取り付け部33aの両側に突出した部分を有している。
なお、本実施形態の表面側端子33Bと裏面側端子部33Aとは、先端部で接続されておらず、別々に形成したものを絶縁性フィルム34の表裏面に接着している。
このように第3実施形態の温度センサ31では、素子設置部34bとリード線接続部34cとが、座面部34aに対して互いに異なる方向に配されているので、リード線Lに接続されたリード線接続部34cが引っ張られてもサーミスタ素子5が設置された素子設置部34bが引っ張られ難く、素子設置部34bが変形し難いことで、熱応答性の低下をより抑制することができる。また、素子設置部34bを含む温度検知面の小型化が可能になると共にサーミスタ素子5とパッド部6aとの距離を大きくすることができ、パッド部6aからリード線Lへの熱の逃げの影響をさらに抑制することが可能になる。
特に、本実施形態では、素子設置部34bとリード線接続部34cとが、座面部34aを挟んで互いに反対側に配されているので、図7の(b)に示すように、リード線Lに接続されたリード線接続部34cが引っ張られても反対側の素子設置部34bは引っ張られず、変形しないことで、安定した熱応答性が得られる。
なお、本発明の技術範囲は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、いわゆる丸形端子のR端子又はY端子の圧着端子を採用したが、ネジ止め可能なネジ取り付け部であれば他の形状のネジ取り付け部の形状としても構わない。
また、上記サーミスタ素子は、チップ状やフレーク状のサーミスタ素子を採用しているが、サーミスタ素子として、薄膜サーミスタ等を採用しても構わない。
1,21,31…温度センサ、2…感熱素子部、3…圧着端子、3a,23a…ネジ取り付け部、4,34…絶縁性フィルム、5…サーミスタ素子、6,36…パターン配線、6a…パッド部、6b,36b…受熱部、4a,34a…座面部、4b,34b…素子設置部、4c,34c…リード線接続部、7,37…表面集熱膜、8,38…裏面集熱膜、23A,33A…裏面側端子部、23B,33B…表面側端子部、M…測定対象物、S…ネジ

Claims (6)

  1. 感熱素子部と、
    測定対象物にネジで固定可能なネジ取り付け部を有し前記感熱素子部が取り付けられた圧着端子とを備え、
    前記感熱素子部が、前記圧着端子に接着された絶縁性フィルムと、前記絶縁性フィルムの表面に設けられたサーミスタ素子と、前記絶縁性フィルムの表面に形成され一端が前記サーミスタ素子に接続されていると共に他端がリード線接続用のパッド部とされた一対のパターン配線とを備え、
    前記絶縁性フィルムが、前記ネジ取り付け部まで延在した座面部を有し、
    前記一対のパターン配線の少なくとも一方が、前記座面部まで延在している受熱部を有していることを特徴とする温度センサ。
  2. 請求項1に記載の温度センサにおいて、
    前記絶縁性フィルムが、前記サーミスタ素子が設けられている素子設置部と、
    前記パッド部が設けられているリード線接続部とを有し、
    前記素子設置部と前記リード線接続部とが、前記座面部に対して互いに異なる方向に配されていることを特徴とする温度センサ。
  3. 請求項1又は2に記載の温度センサにおいて、
    前記座面部の表面に、前記受熱部とは別に前記絶縁性フィルムよりも熱伝導性の高い材料で形成された表面集熱膜が設けられ、
    前記表面集熱膜が、前記サーミスタ素子の近傍まで延在していることを特徴とする温度センサ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の温度センサにおいて、
    前記座面部の裏面に、前記絶縁性フィルムよりも熱伝導性の高い材料で形成された裏面集熱膜が設けられ、
    前記裏面集熱膜が、前記サーミスタ素子の近傍まで延在していることを特徴とする温度センサ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の温度センサにおいて、
    前記圧着端子が、前記絶縁性フィルムの裏面に接着された裏面側端子部と、前記絶縁性フィルムの表面に接着された表面側端子部とで構成され、
    前記裏面側端子部と前記表面側端子部とが、それぞれ前記ネジ取り付け部を有していることを特徴とする温度センサ。
  6. 請求項2に記載の温度センサにおいて、
    前記素子設置部と前記リード線接続部とが、前記座面部を挟んで互いに反対側に配されていることを特徴とする温度センサ。
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