JP6935780B2 - 温度センサ - Google Patents

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本発明は、測定対象物への取り付けが容易な温度センサに関する。
従来、温度センサとして、チップ状やフレーク状のサーミスタ素子にリード線を取り付けて、リード線の接続部と共にサーミスタ素子を樹脂モールドし、この部分を圧着や接着等で圧着端子に取り付けたものが知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
この温度センサでは、いわゆる丸形端子である圧着端子にネジ止め取り付けが可能な円環部が設けられているので、この部分にネジを挿通させた状態で測定対象物の雌ネジ部等に螺着させることで、温度センサを測定対象物に容易にネジ止めすることができる。
特許文献1に記載の温度センサでは、ガラスで封止されたサーミスタ素子の周囲をさらに封止樹脂で覆っている。このガラス封止のサーミスタ素子を樹脂で封止した構造では、製造上素子の位置が安定しないため、応答性がばらついてしまう不都合があった。
これに対して特許文献2に記載の温度センサでは、感熱素子部が、圧着端子に取り付けた絶縁性フィルムと、絶縁性フィルム上に形成されたサーミスタ部と、サーミスタ部に接続され絶縁性フィルム上に形成されたパターン電極とを備えている。すなわち、この温度センサは、圧着端子からの熱をガラスや封止樹脂を介さずに絶縁性フィルムで直接受けることで、より高い応答性が安定して得られるものである。
特開2012−141164号公報 特開2016−161434号公報
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
すなわち、従来の温度センサでは、圧着端子の後端からリード線が突出しているが、リード線が圧着端子の後端のエッジ(角部)に近接しており、接触することで傷付くおそれがあった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、リード線と圧着端子の後端のエッジとの接触を防止することができる温度センサを提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明に係る温度センサは、感熱素子部と、前記感熱素子部に接続された一対のリード線と、測定対象物にネジで固定可能なネジ取り付け部を先端側に有すると共に後端側に前記感熱素子部が取り付けられる素子取り付け部を有した圧着端子とを備え、前記素子取り付け部が、前記感熱素子部が設置される底面部を有し、前記底面部が、その後端部分の上に突出した凸部を有し、前記リード線が、前記凸部上を介して延在し前記素子取り付け部の後端から突出していることを特徴とする。
この温度センサでは、リード線が、底面部の後端部分の凸部上を介して延在し素子取り付け部の後端から突出しているので、リード線が凸部上に配されて底面部の平坦部分から浮くため、後端のエッジから離れて接触することを防ぐことができる。また、リード線が底面部の平坦部分から浮いているので、リード線を介して底面部の熱が逃げ難くなる。
第2の発明に係る温度センサは、第1の発明において、前記感熱素子部上に前記リード線の接続部分を覆った樹脂封止部を備え、前記樹脂封止部が、前記凸部の先端側で前記リード線と前記底面部との隙間にも充填されていることを特徴とする。
すなわち、この温度センサでは、樹脂封止部が、凸部の先端側でリード線と底面部との隙間にも充填されているので、リード線の上部だけでなく下部にも樹脂封止部が回り込んでリード線を固定することで、リード線の高い接着強度を得ることができる。また、リード線の全周が樹脂封止部で覆われることで、リード線の表面を介した水分の浸入を抑制することができる。
第3の発明に係る温度センサは、第1又は第2の発明において、前記凸部が、板状の前記底面部の後端部分を上面で先端側に折り返して形成された折り返し部であることを特徴とする。
すなわち、この温度センサでは、凸部が、板状の底面部の後端部分を上面で先端側に折り返して形成された折り返し部であるので、板の折り曲げ加工によって凸部を容易に作製することができる。
第4の発明に係る温度センサは、第1から第3の発明のいずれかにおいて、前記感熱素子部が、前記底面部の上に接着された絶縁性フィルムと、前記絶縁性フィルムの上面に設けられたサーミスタ素子と、前記絶縁性フィルムの上面に形成され一端が前記サーミスタ素子に接続されていると共に他端が一対の前記リード線に接続された一対のパターン配線とを備え、前記絶縁性フィルムが、前記底面部の前記凸部より先端側の上面に設置されていることを特徴とする。
すなわち、この温度センサでは、絶縁性フィルムが、底面部の凸部より先端側の上面に設置されているので、凸部で絶縁性フィルムの後端を位置決めすることができると共に、リード線が引っ張られても凸部がストッパーとして絶縁性フィルムを支持して接着剥がれを防止することができる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係る温度センサによれば、リード線が、底面部の後端部分の凸部上を介して延在し素子取り付け部の後端から突出しているので、素子取り付け部の後端のエッジに接触することを防ぐことができると共に、リード線を介して底面部の熱が逃げ難くなる。
したがって、本発明の温度センサは、測定対象物に取り付ける必要がある装置等において、高い信頼性と高い検出精度を得ることができる。
本発明に係る温度センサの一実施形態において、樹脂封止部を除いた状態を示す斜視図である。 本実施形態において、樹脂封止部を除いた温度センサを示す要部の拡大斜視図である。 本実施形態において、圧着端子を示す斜視図である。 本実施形態において、温度センサを示す要部の拡大断面図である。 本実施形態において、温度センサを示す要部の拡大平面図である。
以下、本発明に係る温度センサの一実施形態を、図1から図5を参照しながら説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能又は認識容易な大きさとするために縮尺を適宜変更している。
本実施形態の温度センサ1は、図1及び図2に示すように、感熱素子部2と、感熱素子部2に接続された一対のリード線3と、測定対象物にネジで固定可能なネジ取り付け部4Aを先端側に有すると共に後端側に感熱素子部2が取り付けられる素子取り付け部4Bを有した圧着端子4とを備えている。
上記素子取り付け部4Bは、感熱素子部2が設置される底面部4aを有し、底面部4aが、その後端部分の上に突出した凸部4bを有している。
上記リード線3は、凸部4b上を介して延在し素子取り付け部4Bの後端から突出している。
上記凸部4bは、板状の底面部4aの後端部分を上面で先端側に折り返して形成された折り返し部である。すなわち、凸部4bは、図2から図4に示すように、上面が断面山型の曲面を有して底面部4aの幅方向に延在した突条部となっている。
上記感熱素子部2は、図1及び図5に示すように、底面部4aの上に接着された絶縁性フィルム6と、絶縁性フィルム6の上面に設けられたサーミスタ素子7と、絶縁性フィルム6の上面に形成され一端がサーミスタ素子7に接続されていると共に他端が一対のリード線3に接続された一対のパターン配線8とを備えている。
上記絶縁性フィルム6は、底面部4aの凸部4bより先端側の上面に設置されている。なお、絶縁性フィルム6は、その後端が凸部4bに当接した状態で位置決めされて接着されている。
また、本実施形態の温度センサ1は、上記感熱素子部2上にサーミスタ素子7及びリード線3の接続部分を覆った樹脂封止部5を備えている。
上記樹脂封止部5は、凸部4bの先端側でリード線3と底面部4aとの隙間5aにも充填されている。
上記圧着端子4は、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金やSUS等の金属板材を打ち抜き加工や折り曲げ加工等することによって作製されている。
上記素子取り付け部4Bは、絶縁性フィルム6が接着される底面部4aと、底面部4aの両側に立設された一対の壁面部4cと、一対の壁面部4cの先端側に底面部4aから立設された前面部4dとを備えている。
すなわち、底面部4a上における一対の壁面部4cと前面部4dとによる平面視コ字状の領域が、感熱素子部2を三方向から囲んだ感熱素子部2用の設置領域とされている。
上記樹脂封止部5は、例えばエポキシ樹脂が採用され、底面部4a上の一対の壁面部4c及び前面部4dで囲まれた部分に、サーミスタ素子7、絶縁性フィルム6及びリード線3の先端部を覆って充填されている。
上記絶縁性フィルム6は、例えば金属フィラーを含有した接着剤で底面部4a上に接着されている。
絶縁性フィルム6は、例えば厚さ7.5〜125μmのポリイミド樹脂シートで形成されている。
上記一対のパターン配線8の先端は、サーミスタ素子7の両端電極部に接続されている。すなわち、サーミスタ素子7は、パターン配線8の先端に半田材で実装されている。
これら一対のパターン配線8は、例えばCu膜等の金属膜でパターン形成されている。
上記サーミスタ素子7は、例えばチップ状やフレーク状のサーミスタ素子等が採用可能である。
上記一対のリード線3は、先端が一対のパターン配線8の他端にあるパッド部8aに半田材8bで接合され接続されている。なお、リードフレーム3とパターン配線9とを、溶接又は導電性接着剤で接合しても構わない。
上記ネジ取り付け部4Aは、ネジ取り付け孔4eを有している。
このように本実施形態の温度センサ1では、リード線3が、底面部4aの後端部分の凸部4b上を介して延在し素子取り付け部4Bの後端から突出しているので、リード線3が凸部4b上に配されて底面部4aの平坦部分から浮くため、後端のエッジから離れて接触することを防ぐことができる。また、リード線3が底面部4aの平坦部分から浮いているので、リード線3を介して底面部4aの熱が逃げ難くなる。
また、樹脂封止部5が、凸部4bの先端側でリード線3と底面部4aとの隙間5aにも充填されているので、リード線3の上部だけでなく下部にも樹脂封止部5が回り込んでリード線3を固定することで、リード線3の高い接着強度を得ることができる。また、リード線3の全周が樹脂封止部5で覆われることで、リード線3の表面を介した水分の浸入を抑制することができる。
さらに、凸部4bが、板状の底面部4aの後端部分を上面で先端側に折り返して形成された折り返し部であるので、板の折り曲げ加工によって凸部4bを容易に作製することができる。
また、絶縁性フィルム6が、底面部4aの凸部4bより先端側の上面に設置されているので、凸部4bで絶縁性フィルム6の後端を位置決めすることができると共に、リード線3が引っ張られても凸部4bがストッパーとして絶縁性フィルム6を支持して接着剥がれを防止することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、いわゆる丸形端子の圧着端子を採用したが、ネジ止め可能なネジ取り付け部であればY端子等の他の形状のネジ取り付け部としても構わない。
また、上記サーミスタ素子は、チップ状やフレーク状のサーミスタ素子を採用しているが、サーミスタ素子として、薄膜サーミスタ等を採用しても構わない。
1…温度センサ、2…感熱素子部、3…リード線、4…圧着端子、4A…ネジ取り付け部、4B…素子取り付け部、4a…底面部、4b…凸部、5…樹脂封止部、5a…リード線と底面部との隙間、6…絶縁性フィルム、7…サーミスタ素子、8…パターン配線

Claims (4)

  1. 感熱素子部と、
    前記感熱素子部に接続された一対のリード線と、
    測定対象物にネジで固定可能なネジ取り付け部を先端側に有すると共に後端側に前記感熱素子部が取り付けられる素子取り付け部を有した圧着端子とを備え、
    前記素子取り付け部が、前記感熱素子部が設置される底面部を有し、
    前記底面部が、その後端部分の上に突出した凸部を有し、
    前記リード線が、前記凸部上を介して延在し前記素子取り付け部の後端から突出していることを特徴とする温度センサ。
  2. 請求項1に記載の温度センサにおいて、
    前記感熱素子部上に前記リード線の接続部分を覆った樹脂封止部を備え、
    前記樹脂封止部が、前記凸部の先端側で前記リード線と前記底面部との隙間にも充填されていることを特徴とする温度センサ。
  3. 請求項1又は2に記載の温度センサにおいて、
    前記凸部が、板状の前記底面部の後端部分を上面で先端側に折り返して形成された折り返し部であることを特徴とする温度センサ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の温度センサにおいて、
    前記感熱素子部が、前記底面部の上に接着された絶縁性フィルムと、
    前記絶縁性フィルムの上面に設けられたサーミスタ素子と、
    前記絶縁性フィルムの上面に形成され一端が前記サーミスタ素子に接続されていると共に他端が一対の前記リード線に接続された一対のパターン配線とを備え、
    前記絶縁性フィルムが、前記底面部の前記凸部より先端側の上面に設置されていることを特徴とする温度センサ。
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