JP6855318B2 - 医療支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、医師が診断結果等を患者に伝える前に、患者に説明する内容を事前登録させる医療支援システムに関する。
医師は患者に対する診断を行った後、患者に対して診断結果等を説明する。特許文献1は、患者の現状に係る2以上の項目間における要素の各組合せに説明用情報が関連づけられて記憶されており、医師による要素の組の指定に応じて、対応する説明用情報が抽出されて出力される情報処理システムを開示する。
特開2015−143906号公報
内視鏡検査では、医師は検査実施後に、所見情報を含む診断内容をレポート入力画面に入力して検査レポートを作成し、その後、作成した検査レポートをもとに患者に対して診断結果や、生活面における注意事項、また今後の治療の方向性などを説明する。経験の浅い研修医は、熟練医の指導のもとで内視鏡検査を実施し、また患者への説明を行うことが理想的であるが、熟練医は多忙であり、常に研修医に付き添って指導することは現実的に困難である。
そのため研修医は、熟練医の付き添い無しに検査を実施して検査レポートを作成し、診断結果等を患者に説明することが多い。このうち患者説明の場面では、患者に無用な心配を与えることは厳禁であり、また時間をかけ過ぎることも好ましくない。そこで研修医による患者への説明業務をサポートするシステムの開発が望まれている。なお、このようなシステムは内視鏡検査のみならず、他の検査の診断結果を説明する場面においても利用価値が高く、また研修医だけでなく、ある程度の経験を積んだ医師にとっても有用と考えられる。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、医師が診断結果等を患者に説明する業務をサポートする技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の医療支援システムは、診断内容を入力するための第1入力画面を生成する第1画面生成部と、ユーザが第1入力画面に入力した診断内容を受け付ける診断内容受付部と、患者への説明内容を入力するための第2入力画面の表示要求を受け付ける要求受付部と、要求受付部が表示要求を受け付けると、第2入力画面を生成する第2画面生成部と、ユーザが第2入力画面に入力した患者説明内容を受け付ける説明内容受付部と、過去の検査の診断内容を記憶した検査結果記憶部であって、診断内容に関連づけて患者への説明内容を記憶する検査結果記憶部と、要求受付部が第2入力画面の表示要求を受け付けた後、診断内容受付部が受け付けた診断内容に一致または類似する過去の診断内容に関連づけられた患者説明内容を、検査結果記憶部から抽出する通知情報抽出部と、通知情報抽出部が抽出した過去の患者説明内容を通知する通知画面を生成する第3画面生成部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、医師が診断結果等を患者に説明する業務をサポートする技術を提供できる。
本発明の実施例にかかる医療支援システムの構成を示す図である。 医師情報管理部による医師レベル更新判定のフローチャートを示す図である。 レポート入力画面の一例を示す図である。 レポートに添付する画像を選択するメニューウィンドウの例を示す図である。 レポート入力画面に入力された診断内容を含む検査結果を示す図である。 検査画像の選択画面の一例を示す図である。 説明内容入力画面の一例を示す図である。 通知画面の一例を示す図である。 患者説明内容の入力支援処理のフローチャートを示す図である。 通知画面の変形例を示す図である。
図1は、本発明の実施例にかかる医療支援システム1の構成を示す。実施例の医療支援システム1は、医療施設における内視鏡検査のレポート作成業務を支援するためのシステムである。医療支援システム1は、内視鏡システム10、管理システム20および情報処理装置40を備え、それらはLAN(ローカルエリアネットワーク)などのネットワーク2によって相互接続されている。情報処理装置40はパーソナルコンピュータなどの端末装置であって、画面出力可能に表示装置80と接続されるが、情報処理装置40は表示装置と一体となったラップトップコンピュータであってもよく、また携帯型タブレットであってもよい。また情報処理装置40は、端末装置およびサーバの組合せから構成されてもよい。
管理システム20は、登録部22、オーダ情報記憶部24、検査結果記憶部26、検査画像記憶部28、医師情報管理部30および医師マスタテーブル32を備える。オーダ情報記憶部24は、内視鏡検査のオーダ情報を記憶する。検査結果記憶部26は、内視鏡検査の検査結果を記憶し、具体的には、患者情報や検査種別情報などの検査情報に紐づけて、情報処理装置40で作成されたレポート情報を記憶する。レポート情報には、医師が入力した診断内容などの診断結果や、撮影された検査画像の中から選択されたレポート添付画像、レポート添付画像に関するコメント等が含まれる。なお後述するように実施例の検査結果記憶部26は、医師が診断結果等を患者に対して説明するために入力した説明内容も、診断結果等に関連づけて記憶する。
検査画像記憶部28は、内視鏡システム10により撮影された検査画像を検査ごとにまとめて記憶する。したがって一つの同じ検査で撮影された複数の検査画像は、その検査オーダを特定する情報(以下、検査IDとも呼ぶ)に紐づけられて検査画像記憶部28に記憶される。検査画像記憶部28は、大容量のHDD(ハードディスクドライブ)で構成されてもよく、またフラッシュメモリで構成されてもよい。
医師情報管理部30は医師のレベル情報を管理する。実施例の医療施設において、医師は3段階のレベルで分類される。3段階のレベルは、上から順に、「指導医」、「通常医」、「研修医」であり、指導医は長い経験および優れた技能をもち、研修医を指導する役割をもつ。研修医は、指導医による指導のもとで経験を積んで技能を向上し、所定の条件をクリアすることで通常医となる。医師情報管理部30は、各医師のレベルを、医師IDに紐づけて医師マスタテーブル32に登録する。たとえば医師情報管理部30は、一日の業務終了後、各医師のレベルが更新されたか判定し、更新されていれば、当該医師の新しいレベルを医師マスタテーブル32に登録する。
図2は、医師情報管理部30による医師レベル更新判定のフローチャートを示す。医師情報管理部30は、レベル更新判定処理を、一日の業務終了後に、全ての医師に対して実施する。
まず医師情報管理部30は、判定対象となる医師が研修医であるか否かを判断する(S10)。研修医である場合(S10のY)、医師情報管理部30は、内視鏡室部長から当該医師に対して、研修医合格認定の承認があるか判断する(S12)。合格認定の承認がなければ(S12のN)、当該医師のレベルは研修医のままであり、レベル更新はない。一方で、合格認定の承認があれば(S12のY)、医師情報管理部30は、当該医師のレベルを通常医に更新し(S14)、医師マスタテーブル32に登録する。
判定対象となる医師が研修医でない場合(S10のN)、医師情報管理部30は、当該医師が通常医であるか否かを判断する(S16)。通常医である場合(S16のY)、内視鏡室部長から当該医師に対して、指導医合格認定の承認があるか判断する(S18)。合格認定の承認がなければ(S18のN)、当該医師のレベルは通常医のままであり、レベル更新はない。一方で、合格認定の承認があれば(S18のY)、医師情報管理部30は、当該医師のレベルを指導医に更新し(S20)、医師マスタテーブル32に登録する。なお当該医師が指導医である場合(S16のN)、医師情報管理部30は、当該医師のレベルを更新しない。
以上のように、医療施設においては、一日の業務終了後に、各医師のレベルが必要に応じて更新され、医師マスタテーブル32に登録される。医療支援システム1では、医師が情報処理装置40にログインすると、医師マスタテーブル32に登録された医師のレベル情報が参照されて、ログインした医師が研修医、通常医、指導医のいずれであるかが判別される。
内視鏡システム10は、内視鏡12、内視鏡処理装置14および表示装置16を備える。内視鏡12は患者の体内に挿入され、医師が内視鏡12のレリーズスイッチを押したタイミングで体内の静止画像が撮影される。内視鏡12は、固体撮像素子(たとえばCCDイメージセンサまたはCMOSイメージセンサ)および信号処理回路を備える。固体撮像素子は入射光を電気信号に変換し、信号処理回路は、固体撮像素子により光電変換された画像データに対して、A/D変換、ノイズ除去などの信号処理を施して、内視鏡処理装置14に出力する。
内視鏡処理装置14は、内視鏡システム10全体を統括的に制御する。内視鏡処理装置14の一つの重要な役割は、内視鏡12により撮影された検査画像を管理システム20に送信して、検査画像記憶部28に記憶させることであり、もう一つの重要な役割は、内視鏡12により取得されている映像を表示装置16にリアルタイムで表示させることにある。前者の役割において、内視鏡処理装置14は検査画像に検査IDをメタデータとして付加し、検査画像記憶部28は、内視鏡12により撮影された内視鏡画像データを記憶する。
情報処理装置40は、管理システム20と協働して、医師によるレポート作成を支援する機能をもつ。情報処理装置40には、キーボードやマウスなどのユーザインタフェースが接続されている。情報処理装置40は、表示装置80に検査画像やレポート作成に関する画面を表示させ、医師は表示画面を見ながら、ユーザインタフェースを操作してレポートを完成させる。
情報処理装置40は、管理システム20にアクセスして、検査画像記憶部28に記憶された検査画像を表示装置80に表示する。医師が内視鏡検査レポートを作成する際には、検査IDに紐づけられて検査画像記憶部28に記憶されている全ての検査画像のサムネイルが情報処理装置40に読み出され、医師がレポートに添付する検査画像を選択できるように、サムネイル一覧が表示装置80に表示される。
情報処理装置40は、受付部50、ユーザ判定部58、画面生成部60、画像取得部70、登録処理部72、通知情報抽出部74およびメモリ76を備えて構成される。受付部50は、医師によるユーザインタフェースの操作入力、たとえばマウスおよびキーボードの操作入力を受け付け、表示要求受付部52、診断内容受付部54および説明内容受付部56を有する。ユーザ判定部58は、ログインするユーザのユーザIDを用いて医師マスタテーブル32の医師レベル情報を参照して、ログインするユーザが研修医であるか否かを判定する。画面生成部60は、表示装置80に表示する画面を生成する。
これらの構成はハードウエア的には、任意のプロセッサ、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。また上記したように情報処理装置40は端末装置であってよいが、端末装置およびサーバの組合せから構成されてもよく、したがって図1において情報処理装置40の構成として示す各機能は、端末装置以外の装置によって実現されてよい。
内視鏡検査の終了後、医師Bは情報処理装置40にユーザIDおよびパスワードを入力して、ログインする。このときユーザ判定部58は、医師マスタテーブル32に登録された医師のレベル情報を参照して、ログインした医師B(以下、単に「医師」とも呼ぶ)が研修医、通常医、指導医のいずれであるかを判別する。実施例では、ログインした医師が、研修医である場合について説明する。
医師がログインすると、検査レポートを作成するアプリケーションが自動起動して、表示装置80には、実施済み検査の一覧が表示される。この実施済み検査一覧には、患者名、患者ID、検査日時、検査種別などの検査情報がリスト表示され、医師は、レポート作成の対象となる検査を選択する。医師が実施済みの検査一覧のなかから、検査レポートを作成する検査を選択すると、表示要求受付部52が、レポート入力画面の表示要求を受け付け、画像取得部70が、検査画像記憶部28から、選択された検査の検査IDに紐付けられている検査画像のサムネイルを取得する。
実施例の画面生成部60は、診断内容を入力するためのレポート入力画面を生成するレポート入力画面生成部62、検査で撮影した検査画像の一覧画面を生成する選択画面生成部64、患者への説明内容を入力するための説明内容入力画面を生成する説明入力画面生成部66、および医師への各種支援情報を通知する通知画面を生成する通知画面生成部68を備える。レポート入力画面生成部62および選択画面生成部64は、ともに撮影した検査画像を含む画面を生成する。
図3は、レポート入力画面の一例を示す。表示要求受付部52がレポート入力画面の表示要求を受け付けると、レポート入力画面生成部62が、医師が診断内容を入力するためのレポート入力画面を生成して、表示装置80に表示させる。レポート入力画面の表示中、レポートタブ100bが選択された状態となる。レポート入力画面の上段には、オーダ情報記憶部24から取得した患者氏名、患者ID、生年月日、検査種別、検査日、実施医の情報が表示される。レポート入力画面は、2つの領域で構成され、左側には検査画像のサムネイルを表示する検査画像表示領域102が、右側には医師が診断内容等の検査結果を入力するための検査結果入力領域110が設けられる。
レポート入力画面生成部62は、画像取得部70が検査画像記憶部28から取得した検査画像のサムネイル104a〜104lを、検査画像表示領域102に並べて表示する。検査画像表示領域102の右側にはスクロールバーが設けられ、医師はスクロールバーをスクロールして、検査画像の全てのサムネイルを観察できる。医師は、検査画像を観察しながら、レポートに添付する検査画像を選択する。
検査結果入力領域110は、医師が検査結果を入力するための領域であり、図示の例では、上部内視鏡検査における観察範囲である「食道」、「胃」、「十二指腸」の診断内容を入力するための領域が設けられている。なお編集ボタン108を操作すると、観察範囲の選択肢がメニューウィンドウ表示されて、医師が、診断対象となる観察範囲を選択できるようになっている。検査結果入力領域110は、検査結果の複数の選択肢を表示して、医師がチェックボックスを選択することで診断内容を入力するフォーマットを有してよいが、自由にテキスト入力するフリーフォーマットを有してもよい。
レポート入力画面において、医師は、検査結果入力領域110に診断内容を含む検査結果を入力するとともに、検査画像表示領域102からレポートに添付する検査画像を選択する。診断内容受付部54は、医師がレポート入力画面に入力した診断内容を含むレポート情報を受け付ける。
図4は、レポート入力画面において、レポートに添付する画像を選択するメニューウィンドウの例を示す。医師が、検査画像表示領域102においてレポートに添付するサムネイル104を選択し、マウスを右クリックすると、部位選択ウィンドウ112が表示される。部位選択ウィンドウ112には、画像を添付する観察範囲が表示される。部位選択ウィンドウ112における3つの項目は、レポート添付画像の観察範囲を選択するための項目であり、上から順にそれぞれ観察範囲「食道」の診断結果に添付するための項目、「胃」の診断結果に添付するための項目、「十二指腸」の診断結果に添付するための項目である。
部位選択ウィンドウ112において、医師がマウスポインタでいずれかの項目を選択すると、観察範囲に含まれる詳細部位を並べた詳細部位ウィンドウ114が表示される。詳細部位ウィンドウ114には、観察範囲に含まれる詳細部位が表示され、医師はマウスポインタで、いずれかの詳細部位を選択する。この例では、胃の詳細部位として、「ヒス角」、「噴門部」、「胃角部」、「胃体部」、「胃底部」、「胃穹窿部」、「幽門部」、「幽門」の項目が設定されている。図4には、医師がサムネイル104hを選択し、部位選択ウィンドウ112において「レポートに添付(胃)」を、詳細部位ウィンドウ114において「胃底部」を選択している様子が示される。
診断内容受付部54は、内視鏡検査レポートに添付する検査画像の選択操作を受け付ける。診断内容受付部54が検査画像の選択操作を受け付けると、サムネイル104hの検査画像が胃の診断結果の添付画像として設定されたこと、およびこの画像が「胃」の「胃底部」を撮影した画像であることが、メモリ76に記憶される。以上のように医師は、レポートに添付する検査画像を選択する。
図5は、レポート入力画面に入力された診断内容を含む検査結果を示す。各観察範囲に、1以上の検査画像が添付されており、「食道」にはサムネイル104a、104cの検査画像が、「胃」には104h、104n、104qの検査画像が、「十二指腸」にはサムネイル104tの検査画像が、それぞれ添付されている。レポート入力画面に入力された情報は、メモリ76に一時記憶される。
以上の実施例では、医師が画像選択操作をレポート入力画面において実施したが、記録画像タブ100aが選択された場合にも、検査画像の一覧画面が表示装置80に表示され、医師は画像選択操作を実施できる。
図6は、検査画像の選択画面の一例を示す。選択画面生成部64は、検査画像の選択画面を生成する。選択画面の表示中、記録画像タブ100aが選択された状態となる。選択画面の上段には、オーダ情報記憶部24から取得した患者氏名、患者ID、生年月日、検査種別、検査日、実施医の情報が表示される。オーダ情報の下方には、検査画像のサムネイルを表示する検査画像表示領域120が設けられる。選択画面生成部64は、画像取得部70が検査画像記憶部28から取得した検査画像のサムネイルを、検査画像表示領域120に並べて表示する。検査画像表示領域120の下側にはスクロールバーが設けられ、医師はスクロールバーをスクロールして、検査画像の全てのサムネイルを観察できる。
医師は、レポート入力画面または選択画面のいずれからでもレポート添付画像を選択できる。選択画面においても、医師のマウス操作に応じて図4に示す部位選択ウィンドウ112および詳細部位ウィンドウ114が表示され、医師は、レポート添付画像を、診断内容などの検査結果とともに検査結果記憶部26に登録できる。なお図6に示す選択画面の優位な点は、サムネイル104を拡大表示するための拡大表示領域122が設けられていることであり、医師が検査画像表示領域120においてサムネイル104を選択すると、選択されたサムネイル104が、拡大表示領域122において拡大表示される。
医師は拡大表示された検査画像により病変の存在を正確に観察でき、レポートに添付するか否かを効果的に判断できる。医師は、コメント入力欄124に、拡大表示領域122に拡大表示させた画像に関するコメントを入力できる。たとえば表示画像に赤みがかっている場合には、「出血が認められる」とのコメントをコメント入力欄124に入力してもよい。コメント入力欄124に入力されたコメントは、画像に関連づけられて、メモリ76に記憶される。メモリ76に記憶されたコメントは、後に診断内容およびレポート添付画像等とともに、検査結果として検査結果記憶部26に記憶される。
医師が検査結果を入力後、登録ボタン90を操作すると、登録処理部72が、メモリ76に記憶された情報を、管理システム20に送信する。メモリ76には、レポート入力画面に入力された診断結果、レポート添付画像として選択された検査画像、検査画像に対して入力されたコメントに加え、患者氏名、患者ID、生年月日、検査種別、検査日、実施医などの検査情報が記憶されている。登録処理部72は、診断結果、レポート添付画像、付加コメントおよび検査情報を、検査結果記憶部26に登録するように、管理システム20に指示する。
管理システム20において、登録部22は、登録処理部72からの指示にもとづいて、診断結果、レポート添付画像および付加コメントを含む検査結果、および検査種別等の検査情報を、入力した医師を識別する医師IDに関連づけて、検査結果記憶部26にレポート情報として記憶する。検査結果記憶部26に記憶されたレポート情報は、所定のフォーマットで印刷されて、検査レポートとして利用される。
実施例の医療支援システム1では、医師が検査結果を検査結果記憶部26に登録した後、診断結果等を患者に説明する前に、患者への説明内容を、診断内容などの検査結果に関連づけて検査結果記憶部26に事前に登録しておく。患者説明内容を事前に作成しておくことで、医師は、患者を前にして慌てることなく、必要な説明を漏れなく行うことができる。
なお各医師が検査結果および患者説明内容を検査結果記憶部26に記憶させることで、検査結果記憶部26は、過去の検査の診断内容等の検査結果と、当該診断内容に関連づけられる患者説明内容とを記憶するデータベースを構築する。このデータベースには、指導医による検査結果および患者説明内容が含まれており、実施例では、指導医による患者説明内容を有効に利用することで、研修医による患者説明内容の作成業務を支援する。
これまでの実施例では、研修医である医師Bが、検査結果を検査結果記憶部26に登録する手順について説明したが、以下では、医師Bが、患者への説明内容を検査結果記憶部26に登録する手順について説明する。上記したように検査結果記憶部26には、過去の複数の検査における検査結果および患者説明内容が関連づけて記憶されており、医療支援システム1は、検査結果記憶部26に記憶された患者説明内容を利用して、研修医である医師Bの患者説明入力作業をサポートする。
医師Bは検査結果の入力後、診断内容を患者に説明するための準備として、患者への説明内容を事前登録する作業を行う。レポート入力画面には、患者説明内容を入力するための説明内容入力画面を表示するための説明内容入力ボタン116が設けられており、医師Bが検査結果の入力後、説明内容入力ボタン116を操作することで、説明内容入力画面が表示装置80に表示される。
一般に医師は、内視鏡検査を行った患者に対して、当日中に、内視鏡検査の診断内容を説明する。この場合、医師はレポート入力画面に検査結果を入力した後、すぐに説明内容入力ボタン116を操作して、患者への説明前に、説明内容入力画面から患者への説明内容を入力する。なお患者は、検査日に内視鏡検査を受けて、後日、あらためて医療施設に出向き医師から説明を受けるような場合もある。そのようなケースでは、医師は患者説明の直前までに、説明内容入力画面から、患者説明内容を入力しておけばよい。
レポート入力画面において、説明内容入力ボタン116が操作されると、表示要求受付部52は、患者への説明内容を入力するための説明内容入力画面の表示要求を受け付ける。表示要求受付部52が、この表示要求を受け付けると、説明入力画面生成部66が、説明内容入力画面を生成して、表示装置80に表示させる。
図7は、説明内容入力画面130の一例を示す。実施例で説明入力画面生成部66は、レポート入力画面に、説明内容入力画面130を別ウィンドウとして重畳させて表示するが、別の態様で表示してもよい。
説明内容入力画面130には、患者への説明内容を示す項目が選択式で表示される。医師Bは、各項目のチェックボックスを選択することで、患者への説明内容を入力する。説明内容受付部56は、医師が説明内容入力画面130に入力した説明内容を受け付ける。なお図7において説明内容入力画面130には、患者説明内容を示す項目が選択式で表示されるが、医師が患者説明内容をテキスト入力する説明内容入力欄が設けられてもよい。
病名を患者に伝えるか否かのポリシーは、医療施設において適宜定められる。たとえば「癌」であることが診断された場合に、患者に病名(癌)を伝えることを好ましくないとする医療施設では、図5に示す診断結果のように「早期胃癌疑い」であることが診断されると、医師Bは、説明内容入力画面130において、「病名は伏せる」のチェックボックスを選択する。一方で「胃潰瘍」など比較的容易に治療可能な症状であることが診断されていれば、医師Bは、説明内容入力画面130において、「病名を明確に伝える」のチェックボックスを選択する。
また検査で患者が深い麻酔を受けているようなケースでは、医師Bは「車の運転について指導する」のチェックボックスを選択する。これは、この後の運転を控えさせるためである。また人は30代を超えると、病気になりやすくなるため、患者Aが30代以上であれば「食事指導を行う」のチェックボックスを選択する。医師Bは、内視鏡検査の検査結果や、患者の年齢などの情報から、患者に説明するべき項目のチェックボックスを選択する。
医師Bが、患者説明項目のチェックボックスを選択し、説明内容受付部56が、説明内容入力画面130に入力された患者説明内容を受け付けた後、医師Bが説明内容入力画面130におけるOKボタンを操作すると、通知情報抽出部74が、診断内容受付部54が受け付けた診断内容、つまり今回の診断内容に一致または類似する過去の診断内容に関連づけられた患者説明内容を検査結果記憶部26から抽出する。検査結果記憶部26において、過去の検査の診断内容は、医師IDに関連づけて記憶されており、通知情報抽出部74は、指導医が登録した診断内容に関連づけられた患者説明内容を、検査結果記憶部26から抽出することが好ましい。指導医による患者説明内容は、いわば今回の患者説明内容に対するお手本となる。図5に示す診断結果に関して、通知情報抽出部74は、「早期胃癌疑い」の診断内容を登録された過去の検査結果に関連づけられた指導医による患者説明内容を、通知情報抽出部74から抽出する。
通知情報抽出部74は、今回の検査の診断内容に一致または類似する過去の診断内容を含む検査結果を特定する際に、検査種別、検査における処置の有無を加味してよい。通知情報抽出部74は、今回の検査の診断内容の一致に加えて、検査種別および検査における処置の有無が一致または類似する過去の検査結果に関連づけられた患者説明内容を、検査結果記憶部26から抽出する。なお類似の範囲は、診断内容、検査種別、処置ごとに定義されていてもよい。
図5に示す例で、診断内容は「早期胃癌疑い」であるが、通知情報抽出部74は、「早期胃癌疑い」とする診断内容の過去の検査結果が複数存在する場合に、今回の検査における検査種別、処置の有無が一致または類似する検査結果を特定して、過去の検査結果を絞り込む。また通知情報抽出部74は、患者の年齢も条件に加えて、過去の検査結果を絞り込んでもよい。これは、処置の有無や患者の年齢によって、患者に対する説明内容が異なることがあるためである。
通知情報抽出部74は、診断内容「早期胃癌疑い」と同じ診断内容を示す過去の指導医による検査結果のうち、検査種別、処置の有無、患者年齢の条件が完全一致する検査結果に関連づけられた患者説明内容を抽出する。このとき、これらの抽出条件に完全一致している検査結果が複数存在すれば、通知情報抽出部74は、最新の検査結果に関連づけられた患者説明内容を抽出する。なお、これらの抽出条件に完全一致している検査結果が存在しなければ、通知情報抽出部74は、抽出条件に部分一致している検査結果に関連づけられた患者説明内容を抽出する。これらの抽出条件は、検査種別、処置の有無、患者年齢の順に優先順位が定められており、優先順位の高い条件が多く一致している検査結果を今回に類似した検査結果として特定して、患者説明内容を抽出してよい。ここでは、通知情報抽出部74が、指導医Cの患者説明内容を抽出したものとする。
通知情報抽出部74は、抽出した指導医Cの患者説明内容と、研修医である医師Bが入力した患者説明内容とが一致しているか否かを判定する。ここで一致していれば、通知情報抽出部74は、医師Bによる患者への説明内容の入力が適切であると判定する。医師Bは、登録ボタン90を操作することで、説明内容入力画面130に入力した説明内容を、検査結果に対応付けて、検査結果記憶部26に登録できる。これにより医師Bは、患者Aに診断結果を説明する際、レポート入力画面を開いて診断内容を確認するとともに、事前登録した患者説明内容も確認できる。これにより医師Bは、患者への説明を効率的且つ適切に実施できる。
一方で、抽出した指導医Cの患者説明内容と、研修医である医師Bが入力した患者説明内容とが異なる場合に、通知情報抽出部74は、医師Bによる患者への説明内容の入力が適切でない可能性があると判定する。この一致性の判断は、完全一致であるか否かで実施されてよい。なお完全一致でなくても部分一致していることで、適切であると判定することは可能であるが、以下のケースでは、医師Bによる患者への説明内容の入力が適切でない可能性があると判定することが好ましい。
たとえば、ある行為について、指導医Cと医師Bの患者説明内容が逆となっているケースである。具体的には、病名通知について、指導医Cが「病名は伏せる」とする一方で、医師Bが「病名を明確に伝える」としている場合、通知情報抽出部74は、医師Bによる患者への説明内容の入力が適切でない可能性があると判定する。なお、医師Bが「病名は伏せる」、「病名を明確に伝える」の双方を選んでいる場合も、同様に通知情報抽出部74は、医師Bによる患者への説明内容の入力が適切でない可能性があると判定する。
また、指導医Cの患者説明内容と医師Bの患者説明内容の項目が、あまりにも異なっているケースも、通知情報抽出部74は、医師Bによる患者への説明内容の入力が適切でない可能性があると判定する。たとえば図7に示す項目数は8つであるが、指導医Cの患者説明内容と医師Bの患者説明内容の異なる項目数が過半数を超えるような場合には、通知情報抽出部74は、医師Bによる患者への説明内容の入力が適切でない可能性があると判定する。
通知情報抽出部74は、医師Bによる患者への説明内容の入力が適切でない可能性があると判定すると、通知画面生成部68に対して通知画面の表示指示を発行し、通知画面生成部68は、通知情報抽出部74が抽出した過去の患者説明内容を通知する通知画面を生成して、表示装置80に表示させる。なお、指導医Cの患者説明内容と医師Bの患者説明内容との間に齟齬が生じるケースではないが、医師Bが説明内容入力画面130を開いてから、所定時間内にOKボタンを押さないようなケースでも、通知情報抽出部74は、通知画面生成部68に通知画面の表示指示を発行してよい。
図8は、通知画面132の一例を示す。実施例で通知画面生成部68は、レポート入力画面に、通知画面132を別ウィンドウとして重畳させて表示するが、別の態様で表示してもよい。
通知画面132の上段には、抽出した検査結果における検査種別、処置、患者年齢、診断内容が表示される。医師Bは、検査結果に関する情報を見て、今回の検査結果に一致または類似する検査結果であることを確認する。
通知画面132の下段には、過去に指導医Cが入力した患者説明内容が表示される。ここでは、患者説明内容として、
「病名は伏せる」
「運動指導を行う」
「食事指導を行う」
「車の運転について指導する」
「再診のお知らせをする」
の5項目が表示されている。
過去の上部内視鏡検査に関し、指導医Cは、「早期胃癌疑い」と診断した患者を不安にさせないように「病名は伏せる」こと、また当該患者が30代であったため「食事指導を行う」ことを、患者説明内容として登録している。また内視鏡検査中に生検を行ったため、激しい運動を控えるように「運動指導を行う」こと、深い麻酔をかけたため当日の運転を控えるように「車の運転について指導する」ことを、患者説明内容として登録している。また病理診断の結果が出た後に医療施設に来てもらうために、「再診のお知らせをする」ことを、患者説明内容として登録している。指導医Cによる患者説明内容は、研修医にとってお手本であり、参考とするべき情報である。
医師Bは、通知画面132の下段に表示された指導医Cによる患者説明内容を見て、自身が入力した患者説明内容との違いを確認する。なお医師Bは、自身が入力した患者説明内容に問題がないと判断すれば、登録ボタン90を操作して、患者説明内容を検査結果記憶部26に登録する。一方、医師Bは、指導医Cによる患者説明内容を見て、自身が入力した患者説明内容に問題があれば、説明内容入力画面130から適切な患者説明内容を入力して、検査結果記憶部26に登録する。
医師による説明は、簡潔且つ明瞭に行われることが好ましい。研修医である医師Bは、患者への説明の際、レポ−ト入力画面から説明内容入力ボタン116を操作して、所定の項目のチェックボックスにチェックが入れられた説明内容入力画面130を表示装置80に表示させる。なお、この画面は患者に見せることはない。医師Bは、説明内容入力画面130のチェック項目から、説明時の注意事項および説明内容を確認することで、患者に対して効率的且つ適切な説明を行うことが可能となる。
なお実施例では、抽出した指導医Cの患者説明内容と、研修医である医師Bが入力した患者説明内容とが一致していない場合に、通知画面生成部68が、通知画面132を表示装置80に表示させることを説明した。通知画面生成部68は、別のタイミングで通知画面132を表示装置80に表示させてもよい。たとえば医師Bが説明内容入力ボタン116を操作して、表示要求受付部52が説明内容入力画面130の表示要求を受け付けたときに、通知情報抽出部74が、指導医Cによる患者説明内容を検査結果記憶部26から抽出し、通知画面生成部68が、参考情報として通知画面132を表示装置80に表示させてもよい。このとき医師Bは、説明内容入力画面130への入力前に、通知画面132を見ることで、指導医Cが入力した患者説明内容を確認できる。
図9は、患者説明内容の入力支援処理のフローチャートを示す。なお、S38以降の入力支援処理は、研修医に対して実施されるものであり、通常医、指導医に対しては実施されない。
医師がレポート入力画面から、診断内容を含む検査結果を入力し、検査結果記憶部26に登録する(S30)。続いて医師が、説明内容入力ボタン116を操作すると、表示要求受付部52が、説明内容入力画面130の表示要求を受け付ける(S32のY)。なお説明内容入力ボタン116が操作されなければ(S32のN)、入力支援処理は開始されない。
医師が研修医でない場合(S34のN)、つまり医師が通常医ないし指導医である場合、入力支援処理は不要であり、医師は説明内容入力画面130に、患者説明内容を入力して(S36)、患者説明内容を検査結果に関連づけて検査結果記憶部26に登録する(S48)。つまり医師が研修医でなければ、通知情報抽出部74は、過去の指導医による患者説明内容を検査結果記憶部26から抽出することはない。
一方で、医師が研修医である場合(S34のY)、通知情報抽出部74は、過去の指導医による患者説明内容を検査結果記憶部26から抽出し、通知画面生成部68は、抽出した過去の指導医による患者説明内容を通知する通知画面132を生成して、表示装置80に表示させる(S38)。つまり、表示要求受付部52が説明内容入力画面130の表示要求を受け付けたとき、医師が研修医であれば、説明内容入力画面130が表示される前に、通知画面生成部68が通知画面132を表示する。これにより研修医である医師は、患者説明内容の入力前に、お手本となる指導医による患者説明内容を確認できるようになる。
その後、説明入力画面生成部66が、説明内容入力画面130を生成して表示装置80に表示させ、医師が説明内容入力画面130に、患者説明内容を入力する(S40)。説明内容受付部56は、説明内容入力画面130に入力された患者説明内容を受け付ける。
説明内容受付部56が患者説明内容を受け付けた後、通知情報抽出部74は、抽出した過去の患者説明内容と、説明内容受付部56が受け付けた患者説明内容とを比較する(S42)。このとき両者が一致していれば(S42のY)、説明内容受付部56が受け付けた患者説明内容が、検査結果に関連づけられて検査結果記憶部26に登録される(S48)。
一方で、両者が異なる場合に(S42のN)、通知画面生成部68は、通知画面132を再度生成して、表示装置80に表示させる(S44)。医師は修正する必要がないと判断すれば(S46のN)、患者説明内容を検査結果記憶部26に登録し(S48)、修正の必要があれば説明内容入力画面130から患者説明内容を再入力して(S46のY)、患者説明内容を検査結果記憶部26に登録する(S48)。
図9に示すフローチャートでは、S38と、S44において、指導医による過去の患者説明内容を表示しているが、いずれか一方のタイミングでのみ表示してもよい。
なお通知画面生成部68は、通知画面132に、指導医による添付画像のコメントを含めてもよい。通知情報抽出部74は、過去の指導医による検査結果に含まれる添付画像のコメントを抽出し、通知画面生成部68は、通知画面132に、抽出された添付画像のコメントを含める。
図10は、通知画面132の変形例を示す。通知画面132の上段には、抽出した検査結果における検査種別、処置、患者年齢、診断内容が表示される。通知画面132の中段には、過去に指導医Cが入力した患者説明内容が表示される。また通知画面132の下段には、指導医Cが入力した添付画像のコメントが表示される。
添付画像のコメントは、診断に直結する有用な情報を含み、ここでは指導医Cが「早期胃癌疑い」とした診断内容の決め手となったコメントを登録している。ここで医師Bは、図5に示す検査結果において、「胃」の画像を最も多く添付しており、このことは「胃」に重大な症状が認められることを意味している。そこで通知情報抽出部74は、指導医Cによる添付画像のコメントのうち、今回の検査結果において添付画像数が最も多い「胃」に関するコメントのみを抽出して、通知画面132に含めさせてもよい。このように通知画面132に添付画像のコメントを含めることで、医師Bに、添付画像にコメントを付加する契機を与えることができる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施例では、診断内容、検査種別、処置の有無、患者年齢の一致する過去の指導医による検査結果を特定して、特定した検査結果に関連づけられた患者説明内容を通知することを説明した。変形例では、通知情報抽出部74が、医師Bが入力した患者説明内容と、指導医が入力した患者説明内容とが一致する過去の検査結果を特定し、通知画面生成部68が、当該検査結果の内容を通知する通知画面を生成してもよい。医師Bは、この通知画面を見ることで、自身が入力した診断内容を確認できる。
また実施例では、診断内容、検査種別、処置の有無、患者年齢の条件から過去の指導医による検査結果を特定したが、その他の条件として、患者の既往歴、感染症の有無、検査手技、使用薬剤、スタディフラグ等を含めてもよい。
また医療施設内で注目症例が設定されている場合には、通知情報抽出部74が、当該注目症例に関する指導医の患者説明内容を検査結果記憶部26から抽出して、研修医である医師Bが、参考情報として、指導医の患者説明内容を確認できるようにすることが好ましい。
また実施例では、処置の有無を条件として、過去の指導医による検査結果を特定したが、処置有りの場合であって、その処置回数を特定できる場合には、その処置回数も含めて指導医による検査結果を特定してもよい。
1・・・医療支援システム、20・・・管理システム、22・・・登録部、24・・・オーダ情報記憶部、26・・・検査結果記憶部、28・・・検査画像記憶部、30・・・医師情報管理部、32・・・医師マスタテーブル、40・・・情報処理装置、50・・・受付部、52・・・表示要求受付部、54・・・診断内容受付部、56・・・説明内容受付部、58・・・ユーザ判定部、60・・・画面生成部、62・・・レポート入力画面生成部、64・・・選択画面生成部、66・・・説明入力画面生成部、68・・・通知画面生成部、70・・・画像取得部、72・・・登録処理部、74・・・通知情報抽出部、76・・・メモリ、80・・・表示装置。

Claims (7)

  1. 診断内容を入力するための第1入力画面を生成する第1画面生成部と、
    ユーザが第1入力画面に入力した診断内容を受け付ける診断内容受付部と、
    患者への説明内容を入力するための第2入力画面の表示要求を受け付ける要求受付部と、
    前記要求受付部が表示要求を受け付けると、第2入力画面を生成する第2画面生成部と、
    ユーザが第2入力画面に入力した患者説明内容を受け付ける説明内容受付部と、
    過去の検査の診断内容を記憶した検査結果記憶部であって、診断内容に関連づけて患者への説明内容を記憶する検査結果記憶部と、
    前記要求受付部が第2入力画面の表示要求を受け付けた後、前記診断内容受付部が受け付けた診断内容に一致または類似する過去の診断内容に関連づけられた患者説明内容を、前記検査結果記憶部から抽出する通知情報抽出部と、
    前記通知情報抽出部が抽出した過去の患者説明内容を通知する通知画面を生成する第3画面生成部と、
    を備えることを特徴とする医療支援システム。
  2. 前記要求受付部が第2入力画面の表示要求を受け付けたとき、前記通知情報抽出部は過去の患者説明内容を前記検査結果記憶部から抽出し、前記第3画面生成部は通知画面を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療支援システム。
  3. 前記説明内容受付部が、ユーザが第2入力画面に入力した患者説明内容を受け付けた後、前記第3画面生成部は通知画面を生成する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の医療支援システム。
  4. 前記通知情報抽出部は過去の患者説明内容を前記検査結果記憶部から抽出し、抽出した過去の患者説明内容と、前記説明内容受付部が受け付けた患者説明内容とが異なる場合に、前記第3画面生成部は通知画面を生成する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の医療支援システム。
  5. ユーザが研修医であるか否かを判定するユーザ判定部を、さらに備え、
    ユーザが研修医である場合に、前記通知情報抽出部は、過去の患者説明内容を前記検査結果記憶部から抽出し、ユーザが研修医でなければ、前記通知情報抽出部は、過去の患者説明内容を前記検査結果記憶部から抽出しない、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の医療支援システム。
  6. 前記通知情報抽出部は、前記診断内容受付部が受け付けた診断内容に加えて、検査種別および検査における処置の有無が一致または類似する過去の検査結果に関連づけられた患者説明内容を、前記検査結果記憶部から抽出する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の医療支援システム。
  7. 前記通知情報抽出部は、過去の検査結果に含まれる添付画像のコメントを抽出し、
    前記第3画面生成部は、通知画面に、抽出された添付画像のコメントを含める、
    ことを特徴とする請求項6に記載の医療支援システム。
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