JP6112951B2 - 医療情報入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、検査などの実施データの入力支援技術に関する。
医師は日常的に、検査や診断を行うと、その記録を医用レポートとしてまとめる作業を行っている。例えば内視鏡検査医は、内視鏡検査を実施してその検査画像から所見内容、診断内容、処置内容等をまとめ、医用レポートを作成する(たとえば、特許文献1参照)。
特開2012−99124号公報
医用レポートは医師等による医学的な知見をまとめた情報を含み、患者への説明に用いられたり、院内の他の部門に対して開示されたりする場合もある。しかしながら、例えば患者に対して医用レポートの記載をありのまま全て開示することは必ずしも好ましいこととは限らない。また、例えば内視鏡検査医の診断と病理医の診断とのように部門毎に異なる診断も存在するが、同一部門内でのみ用いられる情報を他部門にまで開示する必要はない。したがって、医用レポートそれぞれについて、入力した内容の出力の出力先を制御する技術が望まれている。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、医療レポート毎に入力内容の出力を制御する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の医療情報入力装置は、医用レポート文書データを作成する医療情報入力装置であって、医用レポート文書データは、値を入力可能な項目を複数備えるとともに、各項目は入力された値の出力の制御に用いる設定情報が設定自在に構成されており、ユーザによる医用レポート文書データの作成指示を取得するデータ作成開始部と、データ作成開始部が作成指示を取得することを契機として、医用レポート文書データ中の各項目に対する値を入力する値入力領域と、入力された値に対する設定情報を入力する設定情報入力領域とを備える入力画面を生成する入力画面生成部と、入力画面生成部が生成した入力画面において入力された複数の項目の値のそれぞれの設定情報を、医用レポート文書データと対応づけて記憶する記憶部と、記憶部に記憶された設定情報にしたがい、当該設定情報と対応づけられた医用レポート文書データに対して実行される出力処理を制御する制御部とを備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、医療レポート毎に入力内容の出力を制御する技術を提供することができる。
実施の形態に係る医療情報入力システムの構成を模式的に示す図である。 実施の形態に係る医療情報入力装置の内部構成を模式的に示す図である。 実施の形態に係る医療情報入力装置のシステム起動・終了画面を示す図である。 実施の形態に係る医療情報入力装置の検査業務メイン画面を示す図である。 実施の形態に係る医療情報入力装置のレポート未登録検査一覧画面を示す図である。 実施の形態に係る医療情報入力装置のレポート入力画面を示す図である。 実施の形態に係る医療情報入力装置のレポート入力画面を示す図である。 実施の形態に係る医療情報入力装置の値候補一覧画面を示す図である。 実施の形態に係る医療情報入力装置のレポート入力画面を示す図である。 図10(a)−(d)は、実施の形態に係る医療情報入力装置が用いる設定情報を説明するための図である。 実施の形態に係る医療情報入力装置における入力項目の設定情報を事前に設定するための設定情報の入力設定画面の一例を示す図である。 実施の形態に係る医療情報入力装置における入力項目の設定情報の一括設定を説明するための図である。
図1は、実施の形態に係る医療情報入力システム1の構成を模式的に示す図である。医療情報入力システム1は、例えば内視鏡等の医用画像を生成するモダリティ2、LAN(Local Area Network)等のネットワーク3、レポート記憶部4、オーダ情報管理装置5、および医療情報入力装置6を含む。
オーダ情報管理装置5は、各部門に検査、診断、または手術などの医療行為の実施を指示するオーダ情報を管理する。医療情報入力装置6は、医師等の医療関係者(以下、「医療従事者」とよぶ。)が検査業務を記録するための医用レポート入力を支援する装置である。詳細は後述するが、医療情報入力装置6は医療従事者のためのユーザインタフェースとして入力部15および表示部16を含む。レポート記憶部4は、医療従事者が作成した医用レポートを記録する。
図2は、実施の形態に係る医療情報入力装置6の内部構成を模式的に示す図である。医療情報入力装置6は、ユーザインタフェース10、データ作成開始部11、入力画面生成部12、記憶部13、および制御部14を備える。またユーザインタフェース10は、入力部15と表示部16とを備える。医療情報入力装置6のそれぞれの構成は、ハードウェア的には、任意のプロセッサ、メモリ、その他のLSI(Large Scale Integration)で実現でき、ソフトウェア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組み合わせによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
上述したように、医療情報入力装置6は、医療従事者が検査業務を記録するためのレポート入力画面を生成して、医療従事者が入力した検査等の実施データをレポート記憶部4に記録する機能を有している。この機能は、「レポート入力機能」と呼ばれ、医療行為の結果を記録するために、医療情報入力装置6に基本機能として搭載されている。
最初に、基本機能として位置づけられるレポート入力機能に関する画面遷移を、図3〜図6を参照して説明する。データ作成開始部11は、入力部15を介して医療従事者であるユーザから医用レポート文書データの作成開始の指示を取得する。入力画面生成部12は、データ作成開始部11が作成指示を取得することを契機として、検査データ入力画面を生成するためのプログラムを実行して各画面を生成し、表示部16に表示する。なお、本実施の形態では、医療情報入力装置6が内視鏡検査システムに組み込まれ、医療従事者が、医療行為として内視鏡検査を行う場合を説明するが、医療行為の種類としては、他の種類の検査や手術であってもよい。
図3は、実施の形態に係る医療情報入力装置6のシステム起動・終了画面51を示す図である。図3に示すように、システム起動・終了画面51においては、検査業務アイコン52、カンファレンスアイコン53、統計・履歴アイコン54、管理機能アイコン55が表示される。医療従事者が、ユーザIDとパスワードを入力してログインすると、各アイコンに対応する機能が起動可能となる。なお医療従事者が終了ボタン50を選択すると、システムが終了する。
「検査業務」機能は、通常の内視鏡検査業務で使用する機能である。患者受付、前処置実施入力、撮影、実施入力、レポート入力などの一連の検査業務を行うことができる。
「カンファレンス」機能は、検査を検索し、検査画像の供覧、検査レポートの供覧・編集を行うことができる。
「統計・履歴」機能は、各種データ集計(月報、年報、実施一覧(日報)、自由項目設定によるデータ一覧)、およびスコープ使用履歴、フォローアップが必要な検査の検索を行うことができる。
「管理機能」は、システム管理者が操作する機能であり、その実行にはアクセス制限が課される。本システムで使用する各種設定や、オーダの照合・統合、送信ログ表示などを行うことができる。
図4は、実施の形態に係る医療情報入力装置6の検査業務メイン画面58を示す図である。図3に示すシステム起動・終了画面51において、医療従事者が検査業務アイコン52を選択すると、図4に示す検査業務メイン画面58が起動する。画面左には、検査業務に対応したアイコンが並べられ、医療従事者が選択することで、対応する画面が起動するようになっている。画面左には、患者受付アイコン59、前処置入力アイコン60、撮影アイコン61、実施入力アイコン62、レポート入力アイコン63、検査状況一覧アイコン64、検査オーダボタン65が配置される。
図5は、実施の形態に係る医療情報入力装置6のレポート未登録検査一覧画面72を示す図である。図4に示す検査業務メイン画面58において、医療従事者がレポート入力アイコン63を選択すると、図5に示すレポート未登録検査一覧画面72が起動する。レポート未登録検査一覧画面72には、レポート入力を行っていない患者の検査一覧73が表示される。検査一覧73には、レポート未作成の検査を特定するための情報が示され、図示されるように、検査時間、患者ID、患者名、入/外(入院患者か外来患者かを特定する情報)、検査項目が表示されている。医療従事者は、これらの情報をもとに、これからレポートを作成する検査を選択する。
図6は、実施の形態に係る医療情報入力装置6のレポート入力画面100を示す図である。図5に示すレポート未登録検査一覧画面92において、医療従事者が検査(患者)を選択すると、図6に示すレポート入力画面100が開かれる。ここでは、患者「ヤマダタロウ」の検査を選択しており、レポート入力画面100の左欄に、患者「ヤマダタロウ」に対して行った検査に紐付けされている患者情報および検査情報が表示される。患者情報は、患者データベース(図示せず)から読み出され、また検査情報は、選択された検査のIDをキーとして、検査情報データベース(図示せず)から読み出されて、レポート入力画面100の左欄に入力される。
レポート入力画面100の右欄には、レポート入力する人体の臓器名として、「食道」、「胃」、「十二指腸」の3つの部位が表示されている。図6に示すように、レポート入力画面100には、人体の部位ごとに所見内容、診断内容、処置内容を入力させる領域と、総合診断の内容を入力させる領域、さらに各種コメント/使用スコープ/追加項目を入力させる領域が存在する。
医療従事者は、内視鏡で検査した部位(食道、胃、十二指腸等)を選択し、その部位に関する所見内容、診断内容、処置内容を入力する。また、医療従事者は、「総合診断」を選択して、総合診断の内容を入力する。さらに医療従事者は、「各種コメント/使用スコープ/追加項目」を選択して、予め設定されている項目にしたがって、必要な事項を入力する。たとえば、「各種コメント/使用スコープ/追加項目」には、検査目的を登録するための入力項目が含まれる。レポート入力画面100において、入力部15は、医療従事者からの入力を受け付けると、受け付けた情報を、レポートを構成するデータとしてレポート記憶部4に記録する。医療従事者が登録ボタン80を選択すると、入力した内容がレポートとして登録され、レポートの作成が終了する。
以上のように、入力画面生成部12は、左欄に表示する患者情報および検査情報をそれぞれのデータベースから取得して、レポート入力画面100を生成し、入力部15が、医療従事者からのレポート入力を受け付けてレポート記憶部4に記録することで、レポートが作成される。
以上、実施の形態に係る医療情報入力装置6におけるレポート入力画面の表示までの画面遷移について説明した。続いて、レポート入力中の画面遷移を、図7〜図11を参照して説明する。図3〜図6に示す各画面と同様に、以下に示す各画面も入力画面生成部12が作成して表示部16に表示させる。
図7は、実施の形態に係る医療情報入力装置6のレポート入力画面100を示す図である。図6に示すレポート入力画面100において、医療従事者が「食道」に関するレポートを作成するためのアイコン110を選択すると、図7に示す画面に遷移する。
図7において、符号121は、オン/オフを切り替え自在なトグルボタンである。医療従事者は、図示しない内視鏡画像を観察して病変を見つけた場合、トグルボタン121を選択する。トグルボタン121を選択すると、部位122a/存在診断122b/質的診断122c/性状122dといった診断項目(以下、特に区別する場合を除き、「診断項目122」と記載する。)単位で値の入力が可能となる。図7に示す例は、医療従事者による検査情報の入力前の画面を示す図であり、診断項目122および病変の大きさ123には何も入力されていない。
図8は、実施の形態に係る医療情報入力装置6の値候補一覧画面130を示す図であり、質的診断に関する値候補一覧画面130を示す図である。図7に示すレポート入力画面100において、医療従事者が質的診断122cを選択すると、図8に示す質的診断に関する値候補一覧画面130が開かれる。
医用レポートは、医療従事者による所見内容、診断内容、処置内容等をまとめた文書データである。実施の形態に係る医療情報入力装置6が提示する医用レポートは、値を入力可能な項目を複数備えるとともに、各項目は入力された値の出力の制御に用いる設定情報が設定自在に構成されている。より具体的には、「値を入力可能な項目」は、図7に示す部位122a/存在診断122b/質的診断122c/性状122dといった各診断項目122であり、「項目に入力する値」は、図8に示す値候補一覧画面130中のリスト131中の各文字列である。
リスト131中の各文字列は、選択肢としてあらかじめ定められており、医療従事者は、選択肢の中から選択した値を各項目に設定自在に構成されている。医療従事者は、リスト131中の近傍に存在するチェックボックスを選択することで、項目に入力すべき値を選択する。あるいは、医療従事者は、図示しないフリーテキスト画面においてテキスト入力することにより、項目に入力すべき値を入力することもできる。
図8に示す例では、「食道粘膜下腫瘍」のチェックボックス132が入力されている。この状態で医療従事者はOKボタン133を選択することにより、項目に入力すべき値が決定される。図9は、実施の形態に係る医療情報入力装置6のレポート入力画面100を示す図であり、図7における各診断項目122に値が入力された状態の画面を示す図である。図9に示す例では、部位122aの項目には「上部」、存在診断122bの項目には「びらん」、「赤血(多発性)(数個)」、および「バレット(上皮、食道、潰瘍)」、質的診断122cの項目には「食道粘膜下腫瘍(血管腫)」、性状122dの項目には「胃底部は出血性胃炎の所見です。」、および「依然胃炎・食道炎の所見は見られます。」が値として入力されている。また「大きさ」の項目には値として「8mm」が入力されている。
図9に示すように、入力画面生成部12は、各診断項目122に入力された値の近傍に、設定情報を設定する設定情報入力領域を生成する。図9には、符号124aおよび符号124bで示す領域が、設定情報入力領域の一例である。図9において符号は付していないが、各値の隣に表示されている矩形状の領域が設定情報入力領域である。
ここで「設定情報」とは、項目に入力された値毎に設定する情報であり、その項目の出力を制御するための出力制御情報である。より具体的に、設定情報は、各項目を印刷することを許可するか否か、および医療情報入力装置6とは異なる他の装置がネットワーク3を介して取得し、表示することを許可するか否かを同時に指定する情報であり、医療従事者は値候補一覧画面120において設定することができる情報である。以下、設定情報について説明する。
医用レポートは医師等による医学的な知見をまとめた情報を含み、しばしば、患者へ対する説明や、院内の他の部門に対して開示される。設定情報は、各医用レポート中の項目の値の開示の有無を制御するために用いられる。
図10(a)−(d)は、実施の形態に係る医療情報入力装置6が用いる設定情報を説明するための図である。より具体的に、図10(a)は、各入力項目の出力表示を制御するために設定する設定情報を示す図である。図9に示す設定情報入力領域はプルダウンメニューとなっており、医療従事者が設定情報入力領域を選択すると、図10(a)に示す4つのプルダウンメニューが表示される。医療従事者は、図10(a)に示すプルダウンメニューから設定情報を選択することにより、各入力項目の値を印刷可能か否か、およびネットワーク3を介してWebを用いて他の装置から表示可能か否かを同時に設定することができる。
図10(a)に示す例では、プルダウンメニューの「空白」、すなわち何も設定しないことは、その入力項目の値が印刷可能であり、またWeb上で参照可能であることを意味する。プルダウンメニューの「P」は、入力項目の値は印刷時に非表示、すなわち印刷されないが、Webを用いて他の装置から表示可能であることを意味する。プルダウンメニューの「R」は、入力項目の値は印刷は許可されるが、Webを用いて他の装置から表示できないことを意味する。ダウンメニューの「W」は、入力項目の値は印刷は許可されず、またWebを用いて他の装置からも表示できないことを意味する。
医療従事者は、複数ある医用レポートのそれぞれについて、その医用レポート内の各項目について設定情報を設定することができる。これにより、医用レポートそれぞれについて、きめ細やかな出力設定をすることが可能となる。
ここで、医用レポート中の項目にあらかじめ定められた所定の値(すなわち、図8に示す値候補一覧画面130におけるリスト131中の入力文字列)が入力されたときは、その値に応じた設定情報が入力されるようにしてもよい。図10(b)は、あらかじめ設定情報が定められた入力文字列とその設定情報の一例を示す図である。図10(b)に示す例では、入力項目に例えば「潰瘍」という文字列が値として入力された場合、設定情報としては「P」、すなわち印刷はされないが、Webを用いて他の装置から表示可能であることが設定される。
同様に、入力項目に例えば「腫瘍」という文字列が値として入力された場合、設定情報としては「W」、印刷は許可されず、またWebを用いて他の装置からも表示できないことが設定される。このように、実施の形態に係る入力画面生成部12は、出力先の設定として特に注意すべき項目の値を予め定めておき、医療従事者がその値を入力した場合は自動的に設定情報を設定することにより、医療従事者のユーザビリティを高め、開示すべきではない情報が出力されることを軽減することが可能となる。また、医療従事者は、必要があれば自動的に設定された設定情報を事後的に変更することもできる。
ところで、図10(a)に示す例は、ネットワーク3を介してWebを用いて他の装置から表示可能か否かを同時に設定する場合の例である。これは医療情報入力装置6において医用レポートを作成する医療従事者が所属する部門とは異なる他の部門から、医用レポートにアクセする場合を想定している。ここで、医療従事者が所属する部門とは異なる他の部門は複数存在し、部門毎に設定すべき設定情報が異なる場合もあり得る。そこで、実施の形態に係る医用情報入力装置は、部門毎に設定すべき設定情報を設定できるようにしてもよい。
図10(c)は、Webの参照元毎に設定情報を設定する場合の設定パターンの一例を示す図である。図10(c)に示す例では印刷時の設定の他、内視鏡部門、病理部門、および外来からのWeb参照について設定情報を設定する場合の例である。冗長な記載を避けるために全ての説明はしないが、図10(c)に示す例において「A」は、印刷が許可され、内視鏡部門、病理部門、および外来からのWeb参照も全て許可されることを示している。また「G」は、印刷が許可され、内視鏡部門および病理部門からのWeb参照も許可されるが、外来からのWeb参照は許可されないことを示す。
なお、図10(c)に示す例では、内視鏡部門、病理部門、および外来の3部門を示しているが、部門の数はこれ以上であってもこれ以下であってもよい。このように、ネットワーク3を介して医用レポートにアクセスするアクセス元に応じて設定情報を設定自在に構成することにより、医用レポートの開示内容を部門毎にきめ細やかに制御することが可能となる。また、医療従事者は、必要があれば自動的に設定された設定情報を事後的に変更することもできる。
実施の形態に係る医療情報入力装置6は医療従事者が使用することを前提とするが、ここで医療従事者は医師のみならず、看護師やモダリティのオペレータ等も含まれる。これらの医療従事者はそれぞれの立場があるため、医用レポートに入力した内容が、全ての医療従事者に開示されることが好ましくないこともあり得る。そこで実施の形態に係る医療情報入力装置6は、医療従事者のロール(role;役割)毎に設定すべき設定情報を設定できるようにしてもよい。
図10(d)は、医療従事者のロール毎にあらかじめ設定情報が定められた場合の設定情報の一例を示す図である。図10(d)は、医療従事者のロールとして医師(Doctor)と看護師(Nurse)とを定める場合の例を示している。図10(d)に示す例において、「P」は、その入力項目の値が、医療従事者が医師の場合も看護師の場合も表示されることを意味する。また「R」は、医療従事者が医師の場合はその入力項目の値は表示されるが、医療従事者が看護師の場合は表示されないことを意味する。反対に、「W」は、医療従事者が看護師の場合はその入力項目の値は表示されるが、医療従事者が医師の場合は表示されないことを意味する。
これを実現するために、入力画面生成部12は、図3に示したシステム起動・終了画面51において医療従事者が入力したユーザIDをもとに、図示しないユーザ管理データベースを参照して医療従事者のロールを特定する。続いて、制御部14は、入力画面生成部12が特定した医療従事者のロールを元に、各入力項目に設定された設定情報にしたがって、その値を表示するか否かを制御する。
このように、医療従事者のロールを元に各入力項目の値の出力を制御することで、異なる立場の医療従事者がひとつの医用レポートを共有しても、医用レポートにアクセスする医療従事者のロール毎に異なる出力が可能となり、きめ細かな表示制御が可能となる。また、医療従事者は、必要があれば自動的に設定された設定情報を事後的に変更することもできる。
以上図7〜図10を参照して説明したように、実施の形態に係る入力画面生成部12は、医用レポート文書データ中の各項目に対する値を入力する値入力領域と、入力された値に対する設定情報を入力する設定情報入力領域とを備える入力画面を生成し、表示部16に同一画面として表示する。医療従事者が各項目の値と、その値に対する設定情報を設定すると、記憶部13は医用レポートと対応づけて記憶する。これにより、レポート記憶部4中の複数の医用レポートそれぞれについて、個別に項目の値およびその設定情報を設置することが可能となる。
制御部14は、記憶部13に記憶された設定情報にしたがい、その設定情報と対応づけられた医用レポート文書データに対して実行される出力処理を制御する。これにより、医用レポートの印刷やWeb参照時、部門毎、および医療従事者のロール毎にきめ細やかな出力制御をすることができる。
以上、各医用レポートの項目それぞれについて、個別に設定情報を設定する場合について説明した。ここで例えば癌の診断情報などは、多くの場合患者説明の際には開示されない情報と考えられる。本実施の形態に係る医療情報入力装置6は、各医用レポート中の項目毎に設定情報を設定自在となっている。しかしながら、何らかの理由で設定情報を設定する必要がない場合は、それぞれの項目に設定情報を入力するのは煩雑となると考えられる。そこで、値候補一覧画面120中に設定情報の入力欄を表示するか否かを事前に設定できることが好ましい。
図11は、実施の形態に係る医療情報入力装置6における入力項目の設定情報を事前に設定するための設定情報の入力設定画面140の一例を示す図である。図11に示す画面は、医療情報入力装置6のユーザが入力部15を操作することを契機として、入力画面生成部12が生成して表示部16に表示させる。
図11に示すように、設定情報の入力設定画面140には、符号142bで示すリストに設定情報を設定させる用語の候補一覧が表示されている。医療情報入力装置6のユーザは、符号144で示すアイコンを操作することにより、符号142bで示すリスト中の用語を、符号142aで示すリスト内に出し入れすることができる。符号142aで示すリスト中に存在する用語は、値候補一覧画面120中に設定情報の入力欄が表示される。
このように、設定情報の入力設定画面140で事前に表示することを明示した用語が、値候補一覧画面120中に設定情報の入力欄が表示される。これにより、設定情報の設定の必要ない項目について設定情報を設定する手間を省くことができる。
ところで、図7や図9に示すように、医用レポート中の各項目には複数の値が入力されることもありうる。図11に示す設定情報の入力設定画面140において設定情報の入力欄を表示するように指示された診断項目122は、入力された値の全てについて、設定情報の入力欄が表示される。ここで、ある診断項目122に入力された複数の値は、同じ設定情報が設定される場合もあり得る。そこで、同じ診断項目122に入力された値の設定情報を一括して設定できると、入力の手間が省けてユーザビリティを向上させることができる。
図12は、実施の形態に係る医療情報入力装置6における入力項目の設定情報の一括設定を説明するための図であり、図9に示すレポート入力画面100と比較すると、図12に示すレポート入力画面100には一括設定欄126が増設されている。
図12に示す例では、医療情報入力装置6のユーザは、「存在診断」に対する一括設定欄126に「P」を入力する。この結果、「存在診断」に入力された値である「びらん」、「赤血(多発性)(数個)」、および「バレット(上皮、食道、潰瘍)」に対する設定情報は全て「P」に設定される。同様に、ユーザは医用レポートに入力する病変を示す項目である「病変01」に対する一括設定欄126に設定情報を入力すると、病変01に対する診断項目122の一括設定欄126にも「P」が設定される。結果として、各診断項目122の値にも「P」が設定される。
医用レポートは「部位」、「診断項目」、「値」のように階層構造を持ち、例えば「部位」が大項目、大項目のひとつ下の階層である中項目として「診断項目」があり、中項目のひとつ下の階層である小項目として、「値」が存在する。医療情報入力装置6のユーザが医用レポート中のある階層について設定情報を一括設定すると、その下の階層も全て同じ設定情報がいわば「デフォルト値」として設定される。一括設定された設定情報はデフォルト値であり、事後的にユーザは各設定情報を個別に変更することも可能である。このように、設定情報の一括設定によって入力の手間を省きつつ、必要に応じて個別に設定情報を変更できるため、きめ細やかな出力制御を簡便に実施することができる。
以上説明したように、実施の形態に係る医療情報入力装置6によれば、医療レポート毎に入力内容の出力を制御することができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上記の説明では、設定情報の入力設定画面140を利用することで、設定情報の入力欄が表示されるか否かを制御できる場合について説明した。上述したように、例えば癌の診断情報などは、多くの場合患者説明の際には開示されない情報と考えられる。入力画面生成部12は、このような出力制限推奨項目については、図11に示す中の符号142aで示すリスト内、すなわち定情報の入力欄を表示すべき項目のリスト内にはじめから格納して設定情報の入力設定画面140を生成してもよい。これにより、本来開示すべきではない情報が開示されてしまうことを軽減することができる。
さらに加えて、入力画面生成部12は、図8に示す質的診断に関する値候補一覧画面130においてユーザが出力制限推奨項目を選択した場合、設定情報のデフォルト設定として「W」、すなわち全ての場合に非表示の設定としてもよい。これにより、本来開示すべきではない情報が開示されてしまうことをさらに軽減することができる。また、医療従事者は、必要があれば自動的に設定された設定情報を事後的に変更することもでき、きめ細やかな出力制御を簡便に実施することができる。
1 医療情報入力システム、 2 モダリティ、 3 ネットワーク、 4 レポート記憶部、 5 オーダ情報管理装置、 6 医療情報入力装置、 10 ユーザインタフェース、 11 データ作成開始部、 12 入力画面生成部、 13 記憶部、 14 制御部、 16 表示部。

Claims (3)

  1. 医用レポート文書データを作成する医療情報入力装置であって、
    前記医用レポート文書データは、値を入力可能な項目を複数備えるとともに、各項目は入力された値の出力の制御に用いる設定情報が設定自在に構成されており、
    前記医療情報入力装置は、
    ユーザによる医用レポート文書データの作成指示を取得するデータ作成開始部と、
    前記データ作成開始部が作成指示を取得することを契機として、医用レポート文書データ中の各項目に対する値を入力する値入力領域と、入力された値に対する設定情報を入力する設定情報入力領域とを備える入力画面を生成する入力画面生成部と、
    前記入力画面生成部が生成する入力画面を表示する表示部と、
    前記入力画面生成部が生成した入力画面において入力された複数の項目の値のそれぞれの設定情報を、医用レポート文書データと対応づけて記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された設定情報にしたがい、当該設定情報と対応づけられた医用レポート文書データに対して実行される出力処理を制御する制御部とを備え
    前記設定情報は、入力された値を印刷することを許可するか否か、および/または当該医療情報入力装置とは異なる装置がネットワークを介して表示することを許可するか否かを指定する情報であって、
    前記入力画面生成部は、入力された値と、その値に対する設定情報を入力する設定情報入力領域とを、前記表示部に同一画面として表示されるように入力画面を生成する、
    ことを特徴とする医療情報入力装置。
  2. 前記入力画面生成部は、入力された値の近傍に、設定情報入力領域を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療情報入力装置。
  3. 前記複数の項目のそれぞれは、あらかじめ定められた複数の値の選択肢の中から選択した値を設定自在に構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の医療情報入力装置。
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