JP5837745B2 - 医用レポート作成支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、医用分野における過去作成の症例レポートから所望レポートを自動検索、閲覧表示して同一表示画面上又は別表示画面上で新たな医用レポートを作成するための医用レポート作成支援装置に関するものである。
従来の症例レポート装置は、診断した結果の医用レポートを、医師が自身の知見に基づき、臓器を含む人体の部位別、検査装置別、疾患別等にグループ化して登録していた。
過去の症例レポートを参考するときは、医師は端末操作により当該グループ内の症例レポートを閲覧していた。この症例レポートは、医師の臨床における診断に使用するだけではなく、研究、学会発表、研修医の指導、学生の教育などの医用分野で普及、活用されている。
医師等が過去に類似する症例レポートを参照したいとき、従来技術では、事前に症例レポートを一定のルールでファイリングやマークをつけるなどあらかじめグループ化しておく必要があった。
しかし、上記症例レポートを、もれなく複数のグループに整理するのは、手間のかかる作業が必要であり、グループ別に登録するという操作において、重要レポートの見落としや分類の間違いなどが生じることも予想される。さらに、レポートのファイリング時に、将来のある時点において必要になると思われる重要なレポートがどれであるかについて予測を立てることは非常に困難である。
近年の医療検査数の増大、複雑な医療検査撮影において、読影医の読影作業の中でのこれらのグループ化の作業は時間を要し負担のかかるものとなっている。
医用分野のIT技術の進歩に伴い、多様な診療情報の二次活用、診療の質の向上や作業の効率化のための支援機能の充実が要求されている。
また、患者の過去の医用レポートを表示し読影作業の補助として用いるということは従来から行われてきたが、類似症例に関する医用レポートは、同一患者の過去のレポートの中にはなく、他人の患者の医用レポートに含まれていることがほとんどである。
他人の患者の医用レポートを探し出し資料として参照するには、読影医は作業を中断し、自ら過去の症例データを端末操作により探し出す必要があった。
特許文献1の発明は、医用レポートに含まれる所見の検索処理及びソート処理の少なくとも1つを行うためのキー情報を前記所見と関連付けるようにしたので、所見が複数含まれる場合でも、閲覧性の高い医用レポートを提供することができるものであるが、キー情報は所見単位で取り扱うこととしているためにこの医用レポートを参考にして新たな医用レポートを作成するには各所見の判読に時間を要する等の理由により医用レポート作成支援装置としては不十分である。
特許文献2の発明は、患者に対する所見を示すレポート情報の文字列から、患者の部位、部位修飾語、部位所見、部位診断、所見修飾語、診断修飾語のうち少なくともいずれかを示す単語または単語列を抽出するテキストマイニング手段と、複数の前記レポート情報において抽出された前記単語または単語列を、関連する項目毎に整列する情報処理手段と、を備えたことを特徴とする医用レポート装置である。
特許文献2の発明は、一人の患者の診断や所見の経過を容易に確認するためのシステムとして知られている。この発明は、同一の患者のレポートに所見が複数含まれているときの、閲覧性の向上を高めたものであるが、同一患者に限らず多数の患者の症例レポートの中から検索目的に適うキーワード検索情報を参照して医用レポートを作成する支援装置としては不十分である。
特許文献3の発明は、複数の異なる症例画像に基づいて、各症例画像と該症例画像に関するレポート文の中の少なくとも一部の字句を変更可能にしたレポート文の雛形とを対応させて記憶する症例レポート記憶手段と、診断対象画像に類似する症例画像を、前記症例レポート記憶手段に記憶されている症例画像から検索する類似症例画像検索手段と、該類似症例画像検索手段により検索された前記診断対象画像に類似した症例画像に対応するレポート文の雛形中の変更可能な字句に前記診断対象画像に対応する字句を入力して前記診断対象画像のレポート文を作成可能なレポート作成手段を備えたことを特徴とするレポート作成支援装置である。
特許文献3の発明は、症例画像とその症例画像に対応したレポート文の雛形とを対応させて記憶し、診断対象画像に類似する症例画像を探して、その症例画像のレポート文の雛形を用いて診断対象画像のレポートを作成することにより、診断対象画像の特徴に合ったレポート文の雛形を捜して、診断対象画像の特徴を表したレポート文を簡易に作成することができるというものである。
しかし、特許文献3の発明は、診断画像の類似しているものを過去のレポートの中から探し出し、その探し出した画像に関連付けされている文章の雛形を使用して新しくレポートを作成するというものであり、専ら医用レポートの雛形作成用として使用されるものである。
すなわち、特許文献3の発明は、症例データの読影レポートをもとにして、診断対象画像に対応するように変更する必要のある字句のみが変えられるようにしたものであり、医師が診断対象画像及び読影医の所見を参考にして独自に診断欄に入力する上で関連レポートを同じ表示画面に表示した状態で記載漏れチェックや、より一層精度の高い所見作成等のレポート作成を支援する医用レポート作成支援装置としては不十分であった。
さらに、特許文献3の発明は、症例画像のレポート文の雛形を用いて診断対象画像のレポートを作成するものであるために、症例画像のないレポートや症例の特徴が画像に現れないもの、又は症例としては同種のものであるが、エコー、CR、MR等の撮影の手法が著しく異なるものや造影剤の使用、不使用、撮影の仕方等の違うものについては、類似レポートとしての検索が困難であり、検索対象レポートの範囲を制限することになる。
従来から読影医が関連する症例レポートを能動的に検索をする場合、ある程度検索結果を頭の中で予想し、その予想した結果を出すにはこういう検索をすればよいと考える。しかし、読影医が頭に思い浮かべた結果はプラスマイナスアルファの結果しか得られないことがある。
特開2009−238039 特開2009−093544 特開2007−305107
本発明は上記課題を解決するためになされたものでその目的とするところは、読影医等の判断に依ることなく自動的に関連する症例レポート検索を行い、新たに医用レポートを作成するにあたり、医用分野における過去作成の症例レポートから症例に関する単語又は単語列をキーワード検索により所望する関連医用レポートを検索して得た情報を同一画面表示又は別画面表示で行い、これを参考にして新たな所見等の情報を入力して医用レポート作成精度の向上、記載漏れのチェック、誤診の解消、信頼性の高いレポート作成の向上に資するとともにレポート作成作業の能率向上等に資する関連レポートの自動検索による医用レポート作成支援装置を提供するものである。
また、本発明は症例に関する発生頻度と重要度により重み付けされた単語又は単語列をキーワードとすることにより、例えば再発乳癌等の病名や縦隔リンパ節等の症例の具体的部位が重要であると医師がその症例に応じて判断したキーワードを参考にして医用レポートを作成でき、一層質の高い医用レポートを迅速に作成できる医用レポート作成支援装置を提供するものである。
本発明に係る医用レポート作成支援装置は、検査目的欄、所見欄、診断欄を含む過去の医用レポートの文章の中から関連症例レポートを自動検索するための症例に関する発生頻度と重要度により重み付けされた単語又は単語列をキーワードとして、過去の医用レポートから関連性の高い医用レポートを自動検索する手段と、該自動検索結果をモニタに出力表示するとともに新規作成の医用レポートを該モニタ上に同時に表示する手段と、キーワードでラベル付けされたタブが、そのキーワードの持つ重要度順に左から右へ並び、キーワードに基づき過去の医用レポートから関連性の高い医用レポートを自動検索して得た結果が、そのタブの中で上から下にキーワードの出現頻度順に列挙されて一覧表示される手段と、表示した過去の医用レポートの中のキーワードをハイライト表示する手段と、該キーワードを医用レポートに関連づけて登録する手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る請求項1記載の医用レポート作成支援装置において、過去作成した医用レポートを自動検索するときに使用する単語または単語列は、重要度キーワードリストに記載されており、該キーワードを過去の医用レポート及び作成中の医用レポートの文章中から選択して、請求項1記載のキーワードとして登録する手段を備えたことを特徴とする。
本発明に係る請求項1又は請求項2記載の医用レポート作成支援装置において、データ管理装置に蓄積されている過去の医用レポートを検索するレポート検索機能部と、蓄積されている過去の医用レポートデータをデータ管理装置から取得するレポート取得機能部と、入力した医用レポートデータをデータ管理装置に転送・登録するレポート登録機能部と、入力された医用レポートの文章を単語又は単語列に分割するキーワード抽出機能部と、文章中の選択された単語を重要度キーワードリストへ登録する重要度キーワードリスト登録機能部と、キーワードをもとに表示されている医用レポートに関連する医用レポートをデータ管理装置より取得する関連レポート取得機能部を有することを特徴とする。
医用分野におけるレポートシステムにおいて、作成途中の医用レポートの症例に関する発生頻度と重要度により重み付けされた単語又は単語列のキーワードに基づき、膨大なレポートの中から類似性の高い症例レポートを容易に検索でき、閲覧性を高めることが可能となり、この検索により得た情報を同一画面表示又は別画面表示で行い、これを参考にして新たな所見等の情報を入力して医用レポート作成精度の向上、記載漏れのチェック、誤診の解消、質の高いレポート作成の向上に資するとともにレポート作成作業の能率向上等に資する。
またレポート作成者が想定していないキーワードでの検索も自動で行われるため、重要事項の見落としや事実関係の錯誤等を防止する効果が期待できる。
さらに、本発明は症例に関する発生頻度と重要度により重み付けされた単語又は単語列からなるキーワードとそのキーワードの重要度および頻度が示されることで、一層質の高い医用レポートを作成できる。
さらにまた、自分以外の医師の書いた類似レポートを閲覧することが容易なため、研修医などの経験の浅い医師が、他の医師の書いたレポートを参考にするなど、教育的効果も生まれる。これらのことにより、従来よりも質が高くより信頼性のあるレポートを迅速に作成できるようになる。
医用レポート作成支援システムの構成を示す説明図である。 医用レポート作成部の構成を示す説明図である。 キーワード抽出機能部の構成を示す説明図である。 医用レポート作成支援システムの画面を示す説明図である。 医用レポート別のキーワード管理にかかる説明図である。 重要度キーワードの登録機能の説明図である。 重要度キーワードの登録機能の説明図である。 レポート表示部の画面を示す説明図である。 関連レポート一覧表示部の画面を示す説明図である。 関連レポート表示部の画面を示す説明図である。 重要度キーワードリストの一例を示す説明図である。 医用レポート作成支援システムの処理手順を示す説明図である。
本発明に係る医用レポート作成支援装置は、図1に示すように、病院等の医療施設に構築される装置である。レポート作成装置1とデータ管理装置2を備えている。レポート作成装置1及びデータ管理装置2はそれぞれ1台または複数台で構成され、レポート作成装置1とデータ管理装置2のあいだは、ネットワークを通じて通信が可能である。
データ管理装置2は、データベース部3とキーワード管理部4を備えている。
レポート作成装置1は、パーソナルコンピュータ等のネットワークに接続された端末装置で構成される。端末装置全体を制御する制御部5、与えられたプログラムによりデータを処理するCPUすなわち演算部6、プログラムやデータを記憶する記憶部7、キーボード12やマウス13、タッチパネル(図示せず)などを介してデータを端末装置に入力する入力部8、演算部6での演算結果などを表示する出力部9、データ管理装置2と接続するための通信部10と、入力部8より入力された情報をもとに新たに医用レポートを作成するためのディスプレイ等のモニタ14に表示されるレポート作成部11を備える。
図2(A)はレポート作成部の構成を示す説明図である。レポート作成部11は、医用レポート作成のための各種機能とユーザーインターフェースを備える。
ユーザーインターフェースとして、レポート一覧表示部15と、レポート表示部16と、レポート入力部17と、関連レポート一覧表示部18と、関連レポート一覧で選択されたレポートを表示する関連レポート表示部19を具備する(図3参照)。
本発明に係る医用レポート作成支援装置の機能として、図2(A)に示すようにデータ管理装置2に蓄積されている過去の医用レポートを検索するレポート検索機能部20と、蓄積されている過去の医用レポートデータをデータ管理装置2から取得するレポート取得機能部21と、入力した医用レポートデータをデータ管理装置2に転送・登録するレポート登録機能部22と、入力された医用レポートの文章を単語又は単語列に分割するキーワード抽出機能部23と、文章中の選択された単語を重要度キーワードリスト30へ登録する重要度キーワードリスト登録機能部24と、キーワードをもとに表示されている医用レポートに関連する医用レポートをデータ管理装置2より取得する関連レポート取得機能部25を有する。
図2(B)はキーワード抽出機能部の構成を示す説明図である。キーワード抽出機能部23は、形態素解析機能部26と、キーワードフィルタ機能部29とで構成される。形態素解析機能部26で、レポートの各文章が形態素に分解される。分解された形態素、すなわち単語および単語列は、キーワードフィルタ機能部29において、重要度キーワードリスト30に登録のある単語および単語列と登録のないものとに分類され、以降、登録のあるもののみが発生頻度と重要度により重み付けされ、キーワードとして扱う。
また、重要度キーワードリスト30に無い場合、例えば患者等の単語は無視される。
レポート作成装置1は、主に、CT装置やMRI装置などより撮影された医用画像を表示する装置である画像ビューワーとともに用いられる。読影医等の医用レポート作成者は、画像ビューワーを使用し医用画像を参照しながらレポート作成装置1の入力部8を操作しレポート情報を入力していく。レポート情報とは、読影医等が入力する文字情報等であり、入力される情報としては、検査日、検査種別、検査部位、所見や診断を表す文章などがある。
レポート作成装置1の操作について図面に基づいて説明する。
例えば、患者AがCT検査を受けたとすると、その検査の画像を画像ビューワーで開き、レポート作成装置1にはその検査のレポートの編集画面を開く。読影医等は画像ビューワーを操作して検査画像をもとに診断し、所見や診断結果をレポート作成装置に入力していく。
読影医等が入力した新たなレポート情報は、通信部を介してデータ管理装置2へ転送され、データベース部3に情報が蓄積される。
同時に、キーワード抽出機能部23では、読影医等が入力した新たな医用レポート情報からキーワードが抽出され、通信部10を介して、そのキーワードが出現した項目名と出現した回数(頻度)とともにキーワード管理部14に保存される。(図4参照)
本発明では症例に関する単語又は単語列からなるキーワードとそのキーワードの重要度を併記してモニタ14に表示する。例えば図10に示す重要度キーワードリスト例として、右眼窩や右上顎洞等は重要度1の評価であり、右側頭葉後角部や骨盤原発巣等は重要度2の評価であり、胸膜腫瘤、食道静脈瘤等は重要度3の評価を示している。これらキーワードリスト例は医師が症例の病名や病巣を示す体の具体的部位等に関する単語又は単語列から重要であると判断した場合や、時代や地域等に応じた症例又は医学分野における先駆的症例等の単語又は単語列の判断と、医用レポート情報中に出現した回数である出現頻度とを考慮して表示がされる。
次に、本実施形態におけるレポート作成装置1での重要度キーワードの重要度キーワードリストへの登録の手順について説明する。
レポート作成装置1の操作部であるキーボード12とマウス13を操作し、レポート一覧表示部15上であるレポートの情報を表示するように指示すると、通信部10を介してデータ管理装置2のデータベース部3から選択したレポートの情報が送信され、その情報がレポート表示部16に読み込まれモニタ14に表示される。
重要度キーワード登録機能部24において、読み込んだ医用レポート情報中の文字情報の中から、重要度キーワードとして登録したい単語又は単語列をモニタ14上で選択状態(データベース部3の中から、指定された条件を満たす項目だけを選び出す状態をいい、抽出ともいう)にする(図5参照)。選択状態にした単語又は単語列の上で右クリック(右クリックはマウスのクリック又はモニタ上の該当箇所のクリックをいう)し、コンテキストメニュー(コントロールキーを押しながらクリックすると、そのアイコンと関連するメニューの一覧が表示される機能をいう)を表示する(図6参照)。例えば、重要度の定義を「重要度1」、「重要度2」、「重要度3」とした場合に、メニューの中から「重要度1」を選択すると、選択した症例に関する単語又は単語列が「重要度1」の重みをもった重要度キーワードとして、重要度キーワードリストに登録される。「重要度2」、「重要度3」を選択した時も同様に、それぞれの重みをもった重要度キーワードとして重要度キーワードリストに登録される。すでに重要度キーワードリストに登録があり、その重要度が今回選択された重要度と異なっている場合は、今回選択された重要度で上書きされる。「重要度キーワードリストから削除」を選択すると、選択した単語又は単語列が、もし重要度キーワードリストに登録されているならば、リストから削除される。
次に、本実施形態におけるレポート作成装置1での関連レポートを表示する際の手順について図11に基づいて説明する。
レポート作成装置1の操作部であるキーボード12、マウス13を操作し、レポート一覧表示部15上であるレポートの情報を表示するように指示すると、通信部10を介してデータ管理装置2のデータベース部3から選択したレポートの情報が送信され、その情報がレポート表示部16に読み込まれモニタ14上に表示される(図11−A)。
キーワード抽出機能部23において、読み込んだ医用レポート情報中の文字情報の中から症例に関する単語又は単語列からなるキーワードを抽出する(図11−B)。抽出されたキーワードは重要度キーワードリスト(図示せず)と照らし合わせ、重要度キーワードリストに登録されていないキーワードは抽出結果から取り除かれる(図11−C)。
残ったキーワードについて、医用レポート情報中に出現した回数である出現頻度と、キーワードそのものが持つ重要度によって、そのレポート情報における重要度が決定される(図11−D)。この重要度の判断基準は医師により病名、検査部位、症例等についての単語又は単語列について判断の他、頻度等を判断基準として決定される。
キーワード管理部4において、症例に関する単語又は単語列のキーワード毎に、そのキーワードが含まれるレポートの情報を検索する(図11−E)。その検索結果には、レポートを一意に特定するキー情報と、キーワードがレポート情報内のどの項目にどれだけ含まれていたかという情報が含まれる。
図4に示すように、レポート1では病的胆管拡張、胆嚢壁、腫瘤性病変及び胆嚢壁がそれぞれの記載欄に分散されて出現し、図4の矢印で示す下の表にはレポート毎におけるキーワードの出現回数を示す。例えば、キーワード、レポート×出現回数、レポート×出現回数欄(この欄は必要に応じて増減されることがある)がそれぞれ設けられ、病的胆管拡張についてはレポート1×1と標記され、胆嚢壁についてはレポート1×2と標記され、腫瘤性病変についてはレポート1×1と標記される。同様に、レポート2及びレポート3についてもレポート毎に単語又は単語列がレポート×出現回数で表記され、あるキーワードに関してレポート×出現回数の多さにより重み付け判定の一つの基準となる。
図7はある特定の患者情報及び検査情報を示すレポート表示部16の画面を示す。患者情報にはID番号により同一の患者か別の患者かが判断される。性別・年齢、入院・外来別が表示され、検査情報には検査日、検査種別、検査部位が表示される。レポート表示部16には、検査目的欄があり、検索対象となるキーワードとして例えば再発乳癌、縦隔リンパ節転移、頸椎転移が単語又は単語列としてマウス13操作により記憶部7に記録され、通信部10を介してデータベース部3に格納される。
次に、キー情報をもとにデータベース部3より関連レポート情報を取得し、関連レポート一覧表示部18に列挙する手順を図8に基づいて説明する。
関連レポート一覧表示部18はキーワード毎のタブに分類されており、各タブには、取得した関連レポートをキーワード毎に例えば「再発乳癌」、「縦隔リンパ節転移」、「頸椎転移」等と分類した一覧表が格納されている(図8の矢印以下の各タブのリスト表示参照)。各タブはそのキーワードでラベル付けされる。このとき、一覧表示部のタブはそのキーワードが持つ重要度順に左側から順に列挙される。さらに、各タブ内でのレポートの表示順は、そのキーワードが多く含まれている順となる。
レポート作成装置1の操作部であるキーボード12及びマウス13を操作し、モニタ14に表示される関連レポート一覧表示部18上で、あるレポートの情報を表示するように指示すると、通信部10を介してデータ管理装置2のデータベース部3から選択した医用レポートの情報が送信され、その情報が関連レポート表示部19に読み込まれモニタ14に表示される。この時、表示した関連レポートの文中のキーワードがハイライト(文字を反転表示させたり、点滅表示させたり強調すること)してモニタ14に表示される(図9参照)。また、別のキーワードの一覧を表示させる場合は、そのキーワードでラベル付けされたタブを選択すると、そのキーワードで検索された関連レポートの一覧が表示される。上述した操作と同様に、あるレポートの情報を表示するように指示するとそのレポートが関連レポート表示部19に読み込まれモニタ14に表示される。
例えば、図9には、関連レポート一覧表示部18の上部に、“再発乳癌”、“縦隔リンパ節転移”、“頸椎転移”という3つのタブが表示されている。“縦隔リンパ節転移”がハイライトしてモニタ14に表示されている場合を示す。すなわち、“縦隔リンパ節転移”についての関連レポートを表示させたい場合は、まず、関連レポート一覧表示部18の上部にて“縦隔リンパ節転移”のタブを選択すると“縦隔リンパ節転移”がハイライトしてモニタ14に表示される。タブの下部に“縦隔リンパ節転移”というキーワードを含むレポートの一覧が表示されるので、参照したいレポートを一覧上で選択すると、関連レポート表示部19に選択したレポートが表示される。“再発乳癌”、“頸椎転移”についても同様の操作を行うことで関連レポートを表示させることができる。
以上のシステムの構成、仕組み、および操作により、読影医は、レポート表示部16に展開したレポートに関連するレポートを自動で関連レポート一覧表示部18に表示し、さらに、読影医の操作により関連レポートを関連レポート表示部19に展開、表示し、先に開いていたレポート情報と比較、閲覧することが可能となる。
本発明は、医用分野における過去の症例レポートを参考するときに使用され、該症例レポートは、医師の臨床における診断に使用するだけではなく、研究、学会発表、研修医の指導、学生の教育分野等でも普及、活用される。
1 レポート作成装置
2 データ管理装置
3 データベース部
4 キーワード管理部
5 制御部
6 演算部
7 記憶部
8 入力部
9 出力部
10 通信部
11 レポート作成部
12 キーボード
13 マウス
14 モニタ
15 レポート一覧表示部
16 レポート表示部
17 レポート入力部
18 関連レポート一覧表示部
19 関連レポート表示部
20 レポート検索機能部
21 レポート取得機能部
22 レポート登録機能部
23 キーワード抽出機能部
24 重要度キーワード登録機能部
25 関連レポート取得機能部
26 形態素解析機能部
27 形態素解析用辞書
28 形態素解析用文法規則
29 キーワードフィルタ機能部
30 重要度キーワードリスト

Claims (3)

  1. 検査目的欄、所見欄、診断欄を含む過去の医用レポートの文章の中から関連症例レポートを自動検索するための症例に関する発生頻度と重要度により重み付けされた単語又は単語列をキーワードとして、過去の医用レポートから関連性の高い医用レポートを自動検索する手段と、該自動検索結果をモニタに出力表示するとともに新規作成の医用レポートを該モニタ上に同時に表示する手段と、キーワードでラベル付けされたタブが、そのキーワードの持つ重要度順に左から右へ並び、キーワードに基づき過去の医用レポートから関連性の高い医用レポートを自動検索して得た結果が、そのタブの中で上から下にキーワードの出現頻度順に列挙されて一覧表示される手段と、表示した過去の医用レポートの中のキーワードをハイライト表示する手段と、該キーワードを医用レポートに関連づけて登録する手段とを備えたことを特徴とする医用レポート作成支援装置。
  2. 請求項1記載の医用レポート作成支援装置において、過去作成した医用レポートを自動検索するときに使用する単語または単語列は、重要度キーワードリストに記載されており、該キーワードを過去の医用レポート及び作成中の医用レポートの文章中から選択して、請求項1記載のキーワードとして登録する手段を備えたことを特徴とする医用レポート作成支援装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の医用レポート作成支援装置において、データ管理装置に蓄積されている過去の医用レポートを検索するレポート検索機能部と、蓄積されている過去の医用レポートデータをデータ管理装置から取得するレポート取得機能部と、入力した医用レポートデータをデータ管理装置に転送・登録するレポート登録機能部と、入力された医用レポートの文章を単語又は単語列に分割するキーワード抽出機能部と、文章中の選択された単語を重要度キーワードリストへ登録する重要度キーワードリスト登録機能部と、キーワードをもとに表示されている医用レポートに関連する医用レポートをデータ管理装置より取得する関連レポート取得機能部を有することを特徴とする請求項1又は請求項記載の医用レポート作成支援装置。
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