JP6180470B2 - 文章候補提示端末、文章候補提示システム、文章候補提示方法、及びプログラム - Google Patents

文章候補提示端末、文章候補提示システム、文章候補提示方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、入力された文字や文章から候補となる文章を提示する文章候補提示端末に関する。
端末に入力された文字から、候補となる文字列や文章を検索して、提示するシステムが知られている。例えば、GoogleやYahoo!等のインターネット検索では、入力された文字に応じて、候補となる文字列が同時に提示される。
また、入力文字に対して候補となる文節や文章を、表記ゆれや表現の微妙な違いを含めて、階層的に提示するシステムが開示されている(特許文献1) 。
特開2004−133564号
医学的な画像診断を行った際の所見といわれるレポート作成においては、患者の症状にいくつかの規則性が見られ、そのため、文章の構成にも一定のパターンが見られる。すなわち、入力された専門用語を含む一文は、限られたパターンに限定されるため、文章の候補が提示しやすいという特徴がある。また、レポート全体の構成についても、ある一文が完成した後に次に来る文章は、いくつかのパターンに限定されるため、入力者に有力な候補を提示することができる。
そこで、本発明の発明者は、このような専門的なレポートを作成する際に、過去に入力された複数のレポートをレポートデータベース(レポートDB)として保持し、入力された文字を含む文章をデータベースから検索し、それを基に候補となる文章を提示することにより、入力者の作業効率を上げ、入力時間を短縮できることに着眼した。
さらに、本発明の文章候補提示端末によって文の入力が行われれば、ばらつきのある文章の標準化を行うことができる。すなわち、文字の表記ゆれや、「の可能性がある」「疑いがある」など、入力者によって変化してしまう表現方法の違いを、統一化することが可能となる。
このようなケースでは、一文を提示する際に、専門用語を含む文章の一文のみを、入力候補として提示するだけではなく、さらに、その前後の文章を提示することで、複数の文章からなるレポート全体の入力を、より効率的に行い、完成度をあげることができる。したがって、一文の入力や選択が完了した後に、その一文の前後文章も、候補として提示されることが望ましい。
しかしながら、インターネット検索の方法や、特許文献1の方法のみでは、ユーザの検索意図に合致した文を検索するための情報は提示できるものの、最終的に入力したい一文すべてを、文章候補として提示することはできない。また、すでに入力された一文を基にして、既存のレポート全体から前後の文章を選択することもできない。
本発明では、これらの課題に鑑み、複数の文章からなるレポートを記憶したレポートデータベースを備え、入力された文字に基づいて、レポートデータベースを検索し、検索結果となる複数のレポートからなるレポートグループを生成し、レポートグループから入力された文字を含む文章をそれぞれ抽出して文章群を生成し、優先度に基づいて所定の文章を優先的に出力することで、より適切な文章候補の提示を可能とする文章候補提示端末、文章候補提示方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
第1の特徴に係る発明は、複数の文章からなるレポートを記憶したレポートデータベースと、
入力者から文章の選択を受付ける一文選択手段と、
選択された前記文章に基づいて、前記レポートデータベースを検索し、検索結果となる複数のレポートからなるレポートグループを生成するレポートグループ生成手段と、
前記レポートグループに含まれる各々のレポートに対して、前記文章の次の文章をそれぞれ抽出し、各々のレポートから抽出された複数の文章から文章群を生成する文章群生成手段と、
前記文章群から、前記文章の次の文章を利用する頻度に基づいて、所定の文章を優先的に出力する文章出力手段と、
を備えることを特徴とする文章候補提示端末を提供する。
第1の特徴に係る発明によれば、文章候補提示端末は、複数の文章からなるレポートを記憶したレポートデータベースと、入力者から文章の選択を受付ける一文選択手段と、選択された前記文章に基づいて、前記レポートデータベースを検索し、検索結果となる複数のレポートからなるレポートグループを生成するレポートグループ生成手段と、前記レポートグループに含まれる各々のレポートに対して、前記文章の次の文章をそれぞれ抽出し、各々のレポートから抽出された複数の文章から文章群を生成する文章群生成手段と、前記文章群から、前記文章の次の文章を利用する頻度に基づいて、所定の文章を優先的に出力する文章出力手段と、を備える。
第2の特徴に係る発明は、前記文章出力手段は、所定の文章を出力することに加えて、入力者の操作に応じて、当該所定の文章を抽出したレポート内の前後の文章も出力することを特徴とする第1の特徴に係る発明である文章候補提示端末を提供する。
第2の特徴に係る発明によれば、第1の特徴に係る発明である文章候補提示端末は、前記文章出力手段は、所定の文章を出力することに加えて、入力者の操作に応じて、当該所定の文章を抽出したレポート内の前後の文章も出力する。
第3の特徴に係る発明は、前記文章出力手段は、前記文章群から、予め登録されたラベル又は関連語に基づいて、所定の文章を優先的に出力することを特徴とする第1又は第2の特徴に係る発明である文章候補提示端末を提供する。
第3の特徴に係る発明によれば、第1又は第2の特徴に係る発明である文章候補提示端末は、前記文章出力手段は、前記文章群から、予め登録されたラベル又は関連語に基づいて、所定の文章を優先的に出力する。
第4の特徴に係る発明は、
文章候補提示端末と、複数の文章からなるレポートを記憶したレポートデータベースを備えるサーバとが通信可能に接続された文章候補提示システムであって、
前記文章候補提示端末は、
入力者から文章の選択を受付ける一文選択手段と、
前記一文選択手段により入力された入力データを前記サーバに送信する入力データ送信手段と、
前記サーバから出力データを受信する出力データ受信手段と、
前記受信した出力データから、前記文章の次の文章を利用する頻度に基づいて、所定の文章を優先的に出力する文章出力手段と、を備え、
前記サーバは、
前記文章候補提示端末から送信された前記入力データを受信する入力データ受信手段と、
選択された前記文章に基づいて、前記レポートデータベースを検索し、検索結果となる複数のレポートからなるレポートグループを生成するレポートグループ生成手段と、
前記レポートグループに含まれる各々のレポートに対して、前記文章の次の文章をそれぞれ抽出し、各々のレポートから抽出された複数の文章から文章群を生成する文章群生成手段と、
前記文章群を出力データとして前記文章候補提示端末に送信する出力データ送信手段と、
を備える文章候補提示システムを提供する。
第5の特徴に係る発明は、コンピュータが実行する文章候補提示方法であって、
入力者から文章の選択を受付ける一文選択ステップと、
選択された前記文章に基づいて、複数の文章からなるレポートを記憶したレポートデータベースを検索し、検索結果となる複数のレポートからなるレポートグループを生成するレポートグループ生成ステップと、
前記レポートグループに含まれる各々のレポートに対して、前記文章の次の文章をそれぞれ抽出し、各々のレポートから抽出された複数の文章から文章群を生成する文章群生成ステップと、
前記文章群から、前記文章の次の文章を利用する頻度に基づいて、所定の文章を優先的に出力する文章出力ステップと、
を備えることを特徴とする文章候補提示方法を提供する。
第6の特徴に係る発明は、コンピュータに
入力者から文章の選択を受付ける一文選択ステップと、
選択された前記文章に基づいて、複数の文章からなるレポートを記憶したレポートデータベースを検索し、検索結果となる複数のレポートからなるレポートグループを生成するレポートグループ生成ステップと、
前記レポートグループに含まれる各々のレポートに対して、前記文章の次の文章をそれぞれ抽出し、各々のレポートから抽出された複数の文章から文章群を生成する文章群生成ステップと、
前記文章群から、前記文章の次の文章を利用する頻度に基づいて、所定の文章を優先的に出力する文章出力ステップと、
を実行させるための文章候補提示プログラムを提供する。
本発明によれば、複数の文章からなるレポートを記憶したレポートデータベースを備え、入力された文字に基づいて、レポートデータベースを検索し、検索結果となる複数のレポートからなるレポートグループを生成し、レポートグループから入力された文字を含む文章をそれぞれ抽出して文章群を生成し、優先度に基づいて所定の文章を優先的に出力することで、より適切な文章候補の提示を可能とする文章候補提示端末、文章候補提示方法、及びプログラムを提供することが可能となる。
図1は、本発明の好適な実施形態である文章候補提示端末の概要図である。 図2は、文章候補提示端末100の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。 図3は、文章候補提示端末100で文字入力された場合に実行する文章候補提示処理のフローチャート図である。 図4は、文字入力する場合の画面の一例である。 図5は、文章群から予め登録されたラベル又は関連語に基づいて所定の文章を優先的に出力する場合の画面の一例である。 図6は、関連語の抽出処理のフローチャート図である。 図7は、関連語の抽出処理の一例である。 図8は、文章候補提示端末100で一文選択された場合に実行する文章候補提示処理のフローチャート図である。 図9は、一文選択する場合の文字入力する場合の画面の一例である 図10は、所定の文章を抽出したレポート内の前後の文章を出力するために選択を行う場合の画面の一例である。 図11は、類似の文章をまとめて表示する場合の画面の一例である。 図12は、入力された内容と類似のレポートを表示する場合の画面の一例である。 図13は、レポートデータベースの文例データの一例である。 図14は、本発明のレポートデータベースがサーバにある場合の、文章候補提示端末1000とサーバ2000の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。 図15は、本発明のレポートデータベースがサーバ2000にある場合に、文章候補提示端末1000で実行する文章候補提示処理のフローチャート図である。 図16は、本発明のレポートデータベースとレポートグループ生成モジュールと文章群生成モジュールがサーバにある場合の、文章候補提示端末1000とサーバ2000の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。 図17は、本発明のレポートデータベースとレポートグループ生成モジュールと文章群生成モジュールがサーバ2000にある場合に、文章候補提示端末1000とサーバ2000で実行する文章候補提示処理のフローチャート図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
本発明の概要について説明する。文章候補提示端末100は、複数の文章からなるレポートを記憶したレポートデータベース131と、入力者から文字の入力を受付ける文字入力部121と、入力された文字に基づいて、レポートデータベースを検索し、検索結果となる複数のレポートからなるレポートグループを生成するレポートグループ生成モジュール111と、レポートグループに含まれる各々のレポートに対して、入力された文字を含む文章をそれぞれ抽出し、各々のレポートから抽出された複数の文章から文章群を生成する文章群生成モジュール112と、文章群から、入力された文字を利用する頻度に基づいて、所定の文章を優先的に出力する文章出力部122と、を備えることで、より適切な文章候補を提示する。
[文章候補提示端末100の概要]
図1は、本発明の好適な実施形態である文章候補提示端末100の概要図である。この図1に基づいて、文章候補提示端末100の概要を説明する。
文章候補提示端末100は、制御部110と、入出力部120と、記憶部130とから構成される。入出力部120は、入力者から文字の入力を受付ける文字入力部121と、文章候補を出力する文章出力部122とで構成される。また、記憶部130にはレポートデータベース131を備える。
はじめに、ユーザは、文章候補提示端末100の入力部121をもちいて、レポートを作成するための文字入力を行う(ステップS11)。この時、文章候補提示端末100では、レポートを作成するためのプログラムが実行されているものとする。プログラムの実行時、記憶部130には、レポートデータベース131が準備され、使用可能であるものとする。図1には、「骨折」という文字を入力した場合の例を図示している。
入力部121は、図1に示すように、文字入力を実行するためのキーボード等の装置である。または、液晶ディスプレイに表示を行いタッチパネルでの入力を行ってもよいし、マウスやペンタブレットなどでの入力を行ってもよく、特に入力手段によって本発明の効果は限定されるものではない。
入力部121からの文字入力を受け、制御部130ではレポートグループ生成モジュール111により、レポートグループ生成処理を行う(ステップS12)。
レポートグループ生成処理とは、レポートデータベースから、入力した文字「骨折」を含むレポートを抽出する処理である。ここで、通常はレポートデータベースから複数のレポートが見つかることが期待されるため、レポートグループ(レポート群)としているが、1つのレポートしか見つからない可能性もある。また、入力した文字を含むレポートが一つも見つからない場合には、この段階で「該当なし」の表示やエラーメッセージの表示を行ってもよい。
レポートグループの生成後、同じく制御部130で文章群生成モジュール112により、文章群の生成を行う(ステップS13)。
文章群生成処理とは、レポートグループ生成処理で抽出したレポート一つ一つから、入力した文字「骨折」を含む文章を取得し、文章群とする処理である。ここで、通常は複数のレポートからそれぞれ文章を抽出するため、文章群としているが、1つのレポートから1つの文章しか見つからない可能性もある。
最後に、生成した文章群から、入力した文字「骨折」を利用する頻度、またはラベルや関連度等を基に算出する優先度に基づいて、出力部122に所定の文章を優先的に出力する(ステップS14)。
図1では、「骨折」を含む文章を横書きでディスプレイに表示するのにあたり、上のものほど優先度が高く、下のものほど優先度が低い例を図示している。優先度の表し方については、これにとらわれるものではなく、例えば文字や背景色の色分けや文字の大きさによって優先度を示してもよいし、表示位置や優先度の数値化によって示してもよい。また、出力例としてここではディスプレイへの表示を行っているが、優先度の高いものから音声出力を行ってもよく、出力手段によって本発明の効果は限定されるものではない。
[各機能の説明]
図2は、文章候補提示端末100の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。
文章候補提示装置100は、制御部110として、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備える。
入出力部120は、入力部121と出力部122から構成される。入力部121としては、キーボード、マウス、ペンタブレット、タッチパネル機能を実現する液晶ディスプレイ、装置上のハードウェアボタン、音声認識を行うためのマイク等を備えて良い。出力部122としては、液晶ディスプレイ、PCのディスプレイ、プロジェクタを用いた外部スクリーンへの投影、スピーカーによる音声出力など様々な形態をとることが可能である。入出力方法により、本発明は特に機能を限定されるものではない。
また、記憶部130として、ハードディスクや半導体メモリによる、データのストレージ部を備える。記憶部130には、レポートデータベース131が記憶されている。
文章候補提示装置100において、制御部110が所定のプログラムを読み込むことで、記憶部130と協働して、レポートグループ生成モジュール111と、文章群生成モジュール112とを実現する。
[文章候補提示処理]
図3は、文章候補提示端末100で文字入力された場合に実行する文章候補提示処理のフローチャート図である。また、図4はレポート作成のために文字入力する場合の画面の一例である。上述した装置の各部とモジュールが行う処理について、本処理にて併せて説明する。
文章候補提示端末100では、医学的な画像診断を行なった際の、所見と呼ばれるレポート作成のためのプログラムが実行されているものとする。プログラムの実行時には、記憶部130にレポートデータベース131が準備され、使用可能であるとする。
初めに、文章候補提示端末100は、入力部121に対して入力者からの文字の入力を受け付ける(ステップS11)。図4は、画面右側上部の所見欄に「骨折」という文字を入力した場合の表示例である。
入力部121からの文字入力を受け、制御部110ではレポートグループ生成モジュール111により、レポートグループ生成処理を行う(ステップS12)。
レポートグループ生成処理とは、レポートデータベースから、入力した文字「骨折」を含むレポートを抽出する処理である。
ここで、図13は、レポートデータベースの文例データの一例である。文例データとしては、少なくとも「文例」「ヨミガナ」「ラベル」の情報を含むものとする。「文例」は、レポートで使用されている文章、「ヨミガナ」は文例に対する読み仮名、「ラベル」は文例に対して付加登録するしおりのようなものである。ここでは、「ヨミガナ」をカタカナとしているが、平仮名でもよいし、特に半角全角は問わない。また、「ラベル」は、一つのデータに対して複数登録可能であるものとする。
例えば、文例データのNo.1は、「文例」が「いつもお世話になっております。」という文章であるため、「ヨミガナ」は「イツモオセワニナッテオリマス」、「ラベル」は「挨拶」として登録している。また、文例データのNo.2は、「文例」が「骨折を疑うような所見は指摘できません。」、「ヨミガナ」は「コッセツヲウタガウヨウナショケンハシテキデキマセン」、「ラベル」としては「骨折」と「大腿骨」の二つを登録している。
このレポートグループ生成処理では、通常、レポートデータベースから複数のレポートが見つかるためグループを作るが、一件のレポートしか見つからない場合にもレポートグループと同じように取り扱ってもよい。また、入力した文字を含むレポートが一件も見つからない場合には、この段階で出力部122にメッセージ等の表示を行ってもよいし、文章候補の提示なしで処理を終えてもよい。
また、レポートグループ生成処理では、「文例」または「ヨミガナ」を参照して、入力した文字を含むレポートを抽出するほかに、「ラベル」に入力した文字が含まれる場合にも、レポートを抽出する。例えば、「大腿骨」と入力した場合にも、文例データのNo.2を抽出し、レポートグループに加えるものとする。
レポートグループの生成を受け、同じく制御部130で、文章群生成処理を行う(ステップS13)。
文章群生成処理とは、レポートグループ生成処理で抽出したレポート一つ一つから、入力した文字「骨折」を含む文章を取得し、文章群とする処理である。通常は複数のレポートからそれぞれ文章を抽出するため、文章群としているが、1つのレポートから1つの文章しか見つからない可能性もある。その場合には、文章出力時に優先順位を決めて出力する必要はなく、文章候補の一文のみを出力すればよい。
文章群の生成後、最後に、レポートデータベースのデータにおける、入力文字「骨折」の出現回数、文章類似度、ラベルなどを基にして、優先度を決定する。この優先度を基にして、文章群内の文章の並べ替えや階層化を行い、出力部122に文章出力を行う(ステップS14)。図4では、画面中央上部に、文章出力を行った場合の画面を例示している。
文章の類似度による判定を行うための一例としてコサイン類似度がある。入力文字と文例データの文例のコサイン類似度を求め、その値が1に近いほど似ていて、0に近いほど似ていないとして、類似度を判定する。類似度の高いものが優先度も高いものとする。ただし、本発明はここでの類似度の計算方法によって限定されるものではなく、環境に応じて適切な類似度判定を利用してよいものとする。
また、ラベルを使用した優先度の決定方法として、例えば、入力文字「骨折」そのものをラベルとして登録している文章のほうが、「骨折」を含む文章をラベルとして登録している文章よりも、優先度の高いものとする。
文章の優先度は、出現回数、文章類似度、ラベルなどを基にして決定するが、これらのうちのどれを優先するかは、変更可能であるものとする。たとえば、レポートデータベース全体の設定として変更可能としてもよいし、使用するユーザ毎に設定可能としてもよい。
図5は、入力文字が「骨折」であった場合に、『単語「骨折」をラベルとして登録している文章』『単語「骨折」を含む文章をラベルとして登録している文章』『単語「骨折」と類似した文字を含む文章』の順番に優先度が高い場合の、表示の一例である。優先度の高いものが上に、低いものが下にと整列して表示させるとともに、文章の前に色や柄で優先順位が判別可能なマークをつけて表示している。
また、図5では、あわせて画面中央下部に、入力文字「骨折」の関連語の一覧を表示している。関連語の出力に関しても、関連度の高い順から低い順へと行うことが望ましい。関連語一覧から単語の選択を行うことで、画面右側上部の所見欄に入力した場合と、同じ効果を得られるものとする。例えば、所見欄に「骨折」と入力し、類似した単語の表示欄より「大腿骨転子部骨折」を選択することで、より素早く、楽に、所望の入力にたどり着くことができるという効果を得られる。
[関連語抽出処理]
図6は、関連語を抽出し、その関連度を算出するための処理のフローチャート、図7はその処理の一例である。関連語とその関連度については、データベースから抽出を行う方法に限らず、事前に登録を行ってもよい。また、関連度の算出方法についても、その方法により本特許の機能が限定されるものではなく、後述の方法と別の方法により、算出してもよい。
単語Aの関連語の抽出を行う場合、まず単語Aを含む文章をレポートデータベースから抽出する(ステップS51)。図7は、単語Aが「腰椎」である場合の例である。
次に、単語Aを含む文章の数をカウントする(ステップS52)。ここでは、N個の文章が抽出されたものとする。
ここで、単語Aを含む文章がデータベースから抽出できない場合(N=0の場合)には処理を終了し、抽出できた場合にはつぎの処理へと進む(ステップS53)。
単語Aを含む一文Xを選択し(ステップS54)、その一文Xを構成する単語を抽出して単語の数を要素数としてカウントする(ステップS55)。ここでは、Y個の単語が抽出されたものとする。
ここで、単語A自体も要素数としてカウントする。例えば、図7に示すように、「腰椎は軽度の不整な配列を示しています。」という文章1からは、「腰椎」、「軽度」、「不整」、「配列」という4つの単語が抽出され、要素数は4である。また、「腰椎は直線的な配列を示しています。」という文章Nからは、「腰椎」「直線的」「配列」という3つの単語が抽出され。要素数は3である。
要素数が1の場合には、一文Xに含まれる単語は、単語Aのみであることから、単語Aの関連語はこの一文Xには存在しないと考えられるため、その一文についての処理を終了し、要素数が2以上の場合には次の処理に進むものとする(ステップS56)。
次に、一文Xに含まれる単語Zのスコアを算出する(ステップS57)。関連度は、単語Zが単語Aに近いほど高いものと判断する。例えば、図7に示すように、文章1の各単語のスコアは、「軽度」が5、「不整」が4、「配列」が3とする。また、文章Nの各単語のスコアは、「直線的」が5、「配列」が4とする。このように、同じ「配列」という単語でも、単語A「腰椎」からの距離によって異なるスコアとなる。
算出したスコアと要素数をもとにして、単語Zのスコア加算を行う(ステップS58)。要素数を考慮するのは、短い文中に、同時に出現する単語ほど関連度が高いものと推定からである。例えば、図7に示すように、文章1の「配列」という単語についてのスコア加算を行う際には、スコア3を要素数4で割った0.75を、単語「配列」の関連度のスコアとして加算するものとする。また。文章Nの「配列」という単語についてのスコア加算を行う際には、スコア4を要素数3で割った1.33を、単語「配列」の関連度のスコアとして加算する。ここで、関連度の有効桁数を小数点以下何位までにするかは、システムに応じて自由に決定してよく、本特許の効果を限定するものではない。
ひとつの単語についてスコア加算処理が終了したら、ある一要素の処理が完了したとし、Y−1してからステップS56に戻る(ステップS59)。
ここで、ある一文について、単語A以外のすべての単語について関連度が算出されるまで処理を繰り返し、すべての単語について処理が終了した場合(ステップS56でYが1以下になった場合)、次のステップS60に進む。
ここでは、単語Aを含む一文についての処理が終了しているため、N−1してからステップS53に戻る(ステップS60)。
単語Aを含むすべての文章についての処理が終了した場合(ステップS53でNが0になった場合)、単語Aの関連語の抽出処理を終了する。
[一文選択による文章候補提示処理]
図8は、文章候補提示端末100で一文選択された場合に実行する文章候補提示処理のフローチャート図である。また、図9は一文選択する場合の画面の一例である。
初めに、文章候補提示端末100は、入力部121に対して入力者からの一文選択を受け付ける(ステップS21)。図9上の画面は、画面中央上部に優先度順に表示されている文章群の中から、「新規圧迫骨折を疑います。」という一文を、カーソルで選択した場合の表示例である。一文選択方法については、カーソルに限定されるものではなく、入力デバイスにあわせて、音声入力や視線入力等様々な形態が採用可能である。図9下では、画面右側の所見欄に、選択した文章を表示している。
入力部121での一文選択を受け、制御部110ではレポートグループ生成モジュール111により、レポートグループ生成処理を行う(ステップS22)。
レポートグループ生成処理とは、レポートデータベースから、一文選択した文章を含むレポートを抽出する処理である。
レポートグループの生成を受け、同じく制御部110で、文章群生成処理を行う(ステップS23)。
文章群生成処理とは、レポートグループ生成処理で抽出したレポート一つ一つから、前記一文選択した文章の次の文章を取得し、文章群とする処理である。
ここで、一文選択した文章を選択文Aとすると、選択文Aについてレポートグルーブ生成と文章群Bの生成を行うだけではなく、選択文Aに類似の文章についても同様の処理を行うことで、より多くの文章候補を提示することが可能となる。
そこで、ステップS22では、選択文Aに類似の文章群Cを作成して、そのレポートグループを作成してもよい。この場合には、ステップS23で、文章群Cのレポートグループから文章群Cの次の文章を取得し文章群Dとする。
最後に、レポートデータベースのデータにおける、選択文の出現回数、文章類似度などを基にして、優先度を決定する。この優先度を基にして、文章群内の文章の並べ替えや階層化を行い、出力部122に文章出力を行う(ステップS24)。
図9下の画面では、画面中央上部に、文章出力を行った場合を例示している。優先度の高いものが上に、低いものが下にと整列して表示させるとともに、文章の前に色や柄で優先順位が判別可能なマークをつけて表示している。表示の際に、文章群Bの文章と文章群Dの文章の違いを、マークで表示してもよいし、また文章自体の色分け等で表示してもよい。
これらの処理で、文章の類似度算出が必要な場合には、コサイン類似度による判定を行ってもよいし、より高速な処理が必要となる場合には、b−Bit MinHash法等他の処理による判定を行ってもよい。システムによって必要な処理速度が維持できる範囲で、精度の高い類似度算出方法を使用するものとし、特に類似度算出の方法は限定しないものとする。
[所定の文章の前後の文章出力処理]
図10は、所定の文章を抽出したレポート内の前後の文章を出力するために選択を行う場合の画面例である。図10上に示すように、「明らかな器質的病変を認めません。」という文章の前部分にカーソルをあわせることで、左矢印が表示される。この左矢印を選択することで、「明らかな器質的病変を認めません。」という一文の前の文章群を表示する。また、図10下に示すように、「明らかな器質的病変を認めません。」という文章の後部分にカーソルをあわせることで、右矢印が表示される。この右矢印を選択することで、「明らかな器質的病変を認めません。」という一文の次の文章群を表示する。
これらの文章群を表示する場合には、前述の処理と同じく、出現回数、文章類似度などを基にして、優先度を決定する。この優先度を基にして、文章群内の文章の並べ替えや階層化を行い、出力部122に文章出力を行う。
[類似文章のまとめ処理]
図11は、類似文例をまとめて表示する場合の画面例である。「明らかな器質的病変を認めません。」という文章については、8種類の類似文例があることを階層表示している。また、「L2、L4にも陳旧性圧迫骨折を認めます。」という文章については、14種類の類似文章があることを階層表示している。
「明らかな器質的病変を認めません。」という文章の前に表示しているマークを選択することにより、類似文章を表示したり、折りたたんで非表示にしたりを、切り替え可能とする。また、文章の前に表示するマークや文章の色、表示順等により、それぞれの文章の優先度をあらわすことが可能である。ここでの、類似文章のまとめ表示方法は一例であり、ある文章を選択した時に、その類似文章が出力できればよい。
また、データの標準化のために、大文字と小文字の違い、半角と全角の違いを吸収して、一つにまとめて出力することや、日付文字列を『年/月/日』に変換して一つにまとめて出力することも、可能とする。
[類似レポートの出力処理]
図12は、それまでの入力ともっとも類似したレポートを表示する場合の画面例である。図12で画面上の類似レポート表示アイコンを選択すると、図12画面下に示すように、それまでに入力済みの所見「新規圧迫骨折を疑います。」と最も類似したレポートを表示する。ここで、類似したレポートの内容だけでなく、類似度もグラフや数値であわせて表示してよい。また、ここでは類似レポート表示の指定方法をアイコン選択の例で示したが、類似レポートを出力させるための指定方法も、類似レポートの出力方法も、特に限定されるものではなく、自由に定めて良いものとする。
[メインのレポートデータベースをサーバにおく場合の各機能の説明]
図14は、本発明のレポートデータベースがサーバにある場合の、文章候補提示端末1000とサーバ2000の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。文章候補提示端末1000は、公衆通信網3000を介してサーバ2000と接続されているものとする。
サーバ2000は、制御部2100として、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備える。
また、記憶部2300として、ハードディスクや半導体メモリによる、データのストレージ部を備える。記憶部2300には、レポートデータベース2310を備える。この、レポートデータベース2310を、メインのレポートデータベースという位置づけとする。
サーバ2000は、通信部2400により、公衆通信網3000を介し、文章候補提示端末1000との通信を行うものとする。
文章候補提示装置1000は、制御部1100として、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備える。
入出力部1200は、入力部1210と出力部1220から構成される。入力部1210としては、キーボード、マウス、ペンタブレット、タッチパネル機能を実現する液晶ディスプレイ、装置上のハードウェアボタン、音声認識を行うためのマイク等を備えて良い。出力部1220としては、液晶ディスプレイ、PCのディスプレイ、プロジェクタを用いた外部スクリーンへの投影、スピーカーによる音声出力など様々な形態をとることが可能である。入出力方法により、本発明は特に機能を限定されるものではない。
文章候補提示端末1000は、通信部1400により、公衆通信網3000を介し、サーバ2000との通信を行うものとする。
また、記憶部1300として、ハードディスクや半導体メモリによる、データのストレージ部を備える。記憶部1300には、レポートデータベース1310を保持できるものとする。
文章候補提示装置1000において、制御部1100が所定のプログラムを読み込むことで、記憶部1300と協働して、レポートグループ生成モジュール1110と、文章群生成モジュール1120とを実現する。
サーバ2000のレポートデータベース2310が、メインのレポートデータベースという位置づけであるのに対して、文章候補提示装置1000のデータベース1310は作業用レポートデータベースという位置づけとする。
文章候補提示端末1000は入力前に通信部1400により、メインのレポートデータベースであるサーバ2000のレポートデータベース2310から、作業用レポートデータベース1310に必要なデータを取得する。入力中はネットワーク負荷のない作業用レポートデータベース1310を利用することで、入力作業のレスポンスを向上させることが可能である。
また、入力作業を完了した段階で、各ユーザからのデータをメインのレポートデータベース2310に蓄積することにより、自動学習によるシステムの精度向上とデータの水平展開を行うことが可能となる。そのため、ユーザ数の増加に伴い、システムの有用性をリアルタイムで向上できる構成である。
[メインのレポートデータベースをサーバにおく場合の文章候補提示処理]
図15は、同じく本発明のレポートデータベース2310がサーバ2000にある場合に、文章候補提示端末1000で実行する文章候補提示処理のフローチャート図である。
レポートデータベース2310がサーバ2000にある場合の画面表示に関しては、図4、図5、図9、図10、図11、図12等で示した例と、特に変更する必要はないが、サーバ2000のレポートデータベース2310を参照して動作している旨を、画面表示してもよい。
文章候補提示端末1000では、医学的な画像診断を行なった際の、所見と呼ばれるレポート作成のためのプログラムが実行されているものとする。
入力作業の開始時、文章候補提示端末1000の通信部1400からサーバ2000に対して、公衆通信網3000を介して、作業開始の通知を行う(ステップS110)。
サーバ2000の通信部2400はこの通知をうけて、メインのレポートデータベース2310から、文章候補表示端末1000で必要な作業用のレポートデータベースを送信する(ステップS210)。
文章候補表示端末1000は、作業用のレポートデータベースを受信し、これを作業用レポートデータベース1310として使用する(ステップS120)。
作業用レポートデータベース1310を記憶部1300に保持した後、文章候補提示端末1000は、入力部1210に対して入力者からの文字の入力を受け付ける(ステップS130)。
入力部1210からの文字入力を受け、制御部1100ではレポートグループ生成モジュール1110により、レポートグループ生成処理を行う(ステップS140)。
レポートグループ生成処理とは、作業用レポートデータベース1310から、入力した文字を含むレポートを抽出する処理である。
このレポートグループ生成処理では、通常、作業用レポートデータベース1310から複数のレポートが見つかるためグループを作るが、一件のレポートしか見つからない場合にもレポートグループと同じように取り扱ってもよい。また、入力した文字を含むレポートが一件も見つからない場合には、この段階で出力部1220にメッセージ等の表示を行ってもよいし、文章候補の提示なしで処理を終えてもよい。
また、レポートグループ生成処理では、「文例」または「ヨミガナ」を参照して、入力した文字を含むレポートを抽出するほかに、「ラベル」に入力した文字が含まれる場合にも、レポートを抽出する。
レポートグループの生成を受け、同じく制御部1300で、文章群生成処理を行う(ステップS150)。
文章群生成処理とは、レポートグループ生成処理で抽出したレポート一つ一つから、入力した文字を含む文章を取得し、文章群とする処理である。通常は複数のレポートからそれぞれ文章を抽出するため、文章群としているが、1つのレポートから1つの文章しか見つからない可能性もある。その場合には、文章出力時に優先順位を決めて出力する必要はなく、文章候補の一文のみを出力すればよい。
文章群の生成後、最後に、作業用レポートデータベース1310のデータにおける、入力文字の出現回数、文章類似度、ラベルなどを基にして、優先度を決定する。この優先度を基にして、文章群内の文章の並べ替えや階層化を行い、出力部1220に文章出力を行う(ステップS160)。
文章の優先度は、出現回数、文章類似度、ラベルなどを基にして決定するが、これらのうちのどれを優先するかは、変更可能であるものとする。たとえば、メインのレポートデータベース2310の設定として保存し、全ユーザに対して適用してもよいし、作業用レポートデータベース1310の設定として、使用するユーザ毎に保存可能としてもよい。
プログラムの終了やユーザのログオフ等のタイミングで、入力作業を終了する(ステップS170)。
入力作業の終了後、文章候補表示端末1000よりサーバ2000に、作業データを送信する(ステップS180)。ここでの作業データとは、新たに入力が完了したレポートや、ユーザが登録したラベル等であると考えられる。
サーバ2000では、その作業データを受信する(ステップS220)。
サーバ2000は、必要に応じてメインのレポートデータベース2310の更新を行う(ステップS230)。メインのレポートデータベース2310の更新は、負荷を分散させるために、ユーザが使用していないタイミングや深夜等に行ってもよく、設定可能であるものとする。
ここでは、メインのレポートデータベース2310をサーバ2000におく場合に、文字入力を行った例の説明を行ったが、一文選択を行う場合の処理フローも、ステップS130の「文字入力」が「一文選択」に置き換わり、基本的に同様である。
[レポートデータベースをサーバのみにおく場合の各機能の説明]
図16は、本発明のレポートデータベースとレポートグループ生成モジュールと文章群生成モジュールがサーバ2000にある場合の、文章候補提示端末1000とサーバ2000の機能ブロックと各機能の関係を示す図である。文章候補提示端末1000は、公衆通信網3000を介してサーバ2000と接続されているものとする。
サーバ2000は、制御部2100として、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備える。
また、記憶部2300として、ハードディスクや半導体メモリによる、データのストレージ部を備える。記憶部2300には、レポートデータベース2310を備える。
サーバ2000において、制御部2100が所定のプログラムを読み込むことで、記憶部2300と協働して、レポートグループ生成モジュール2110と、文章群生成モジュール2120とを実現する。
サーバ2000は、通信部2400により、公衆通信網3000を介し、文章候補提示端末1000との通信を行うものとする。
文章候補提示装置1000は、制御部1100として、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備える。
入出力部1200は、入力部1210と出力部1220から構成される。入力部1210としては、キーボード、マウス、ペンタブレット、タッチパネル機能を実現する液晶ディスプレイ、装置上のハードウェアボタン、音声認識を行うためのマイク等を備えて良い。出力部1220としては、液晶ディスプレイ、PCのディスプレイ、プロジェクタを用いた外部スクリーンへの投影、スピーカーによる音声出力など様々な形態をとることが可能である。入出力方法により、本発明は特に機能を限定されるものではない。
文章候補提示端末1000は、通信部1400により、公衆通信網3000を介し、サーバ2000との通信を行うものとする。
また、記憶部1300として、ハードディスクや半導体メモリによる、データのストレージ部を備える。
この構成では、文章候補提示端末1000の処理は、入出力が中心となるため、レポートデータベース、レポートグループ生成モジュール、文章群生成モジュールを保持しなくてよい分、記憶部1300のストレージ容量が少なくて済むというメリットがある。
[レポートデータベースをサーバのみにおく場合の文章候補提示処理]
図17は、本発明のレポートデータベースとレポートグループ生成モジュールと文章群生成モジュールがサーバ2000にある場合に、文章候補提示端末1000とサーバ2000で実行する文章候補提示処理のフローチャート図である。
レポートデータベース2310がサーバ2000にある場合の画面表示に関しては、図4、図5、図9、図10、図11、図12等で示した例と、特に変更する必要はないが、サーバ2000で文章候補生成処理を行っている旨を、画面表示してもよい。
文章候補提示端末1000では、医学的な画像診断を行なった際の、所見と呼ばれるレポート作成のためのプログラムが実行されているものとする。
入力作業の開始時、文章候補提示端末1000の通信部1400からサーバ2000に対して、公衆通信網3000を介して、作業開始の通知を行う(ステップS510)。
サーバ2000はこの通知をうけて、文章候補表示端末1000からの入力データを受信可能となるよう準備をしてもよい。
文章候補提示端末1000は、入力部1210に対して入力者からの文字の入力を受け付ける(ステップS520)。
入力部1210からの文字入力を受け、通信部1400はサーバ2000に対して、入力データの送信を行う(ステップS530)。
サーバ2000は、通信部2400でこの入力データを受信する(ステップS610)。
サーバ2000の制御部2100では、レポートグループ生成モジュール2110により、レポートグループ生成処理を行う(ステップS620)。
レポートグループ生成処理とは、レポートデータベース2310から、入力した文字を含むレポートを抽出する処理である。
このレポートグループ生成処理では、通常、レポートデータベース2310から複数のレポートが見つかるためグループを作るが、一件のレポートしか見つからない場合にもレポートグループと同じように取り扱ってもよい。また、入力した文字を含むレポートが一件も見つからない場合には、この段階で、文章候補提示端末1000にその旨を通知して、文章候補提示端末1000の出力部1220にメッセージ等の表示を行ってもよいし、文章候補の提示なしで処理を終えてもよい。
また、レポートグループ生成処理では、「文例」または「ヨミガナ」を参照して、入力した文字を含むレポートを抽出するほかに、「ラベル」に入力した文字が含まれる場合にも、レポートを抽出する。
レポートグループの生成を受け、同じくサーバ2000の制御部2300で、文章群生成処理を行う(ステップS630)。
文章群生成処理とは、レポートグループ生成処理で抽出したレポート一つ一つから、入力した文字を含む文章を取得し、文章群とする処理である。通常は複数のレポートからそれぞれ文章を抽出するため、文章群としているが、1つのレポートから1つの文章しか見つからない可能性もある。その場合には、文章候補提示端末1000の出力部1220への文章出力時に、優先順位を決めて出力する必要はなく、文章候補の一文のみを出力すればよい。
文章群の生成後、出力のために必要なデータを出力データとして、サーバ2000の通信部2400から文章候補提示端末1000に送信する(ステップS640)。
文章候補提示端末1000は、通信部1400で出力データの受信を行う(ステップS540)。
優先度の決定は、レポートデータベースのデータにおける、入力文字の出現回数、文章類似度、ラベルなどを基にして行うため、サーバ2000で行ってもよい。その場合には、出力データのなかに、優先度も含めるものとする。
文章の優先度は、出現回数、文章類似度、ラベルなどを基にして決定するが、これらのうちのどれを優先するかは、変更可能であるものとする。また、サーバ2000から送られてきた優先度を、文章候補提示端末1000に保存してあるユーザ設定をもとに、更新することも可能とする。
文章候補提示端末1000は、受信した出力データと、優先度を基にして、文章群内の文章の並べ替えや階層化を行い、出力部1220に文章出力を行う(ステップS550)。
最後に、プログラムの終了やユーザのログオフ等のタイミングで、入力作業を終了し、作業終了の通知をサーバ2000に対して行う(ステップS560)。
サーバ2000はこの通知をうけて、文章候補表示端末1000からの入力データ待ちを解除してもよい。
ここでは、レポートデータベース、レポートグループ生成モジュール、文章群生成モジュールをサーバにおく場合に、文字入力を行った例の説明を行ったが、一文選択を行う場合の処理フローも、ステップS520の「文字入力」が「一文選択」に置き換わり、基本的に同様である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
100 文章候補提示端末、1000 文章候補提示端末、2000 サーバ、3000 公衆回線網

Claims (6)

  1. 複数の文章からなるレポートを記憶したレポートデータベースと、
    入力者から文章の選択を受付ける一文選択手段と、
    選択された前記文章に基づいて、前記レポートデータベースを検索し、検索結果となる複数のレポートからなるレポートグループを生成するレポートグループ生成手段と、
    前記レポートグループに含まれる各々のレポートに対して、前記文章の次の文章をそれぞれ抽出し、各々のレポートから抽出された複数の文章から文章群を生成する文章群生成手段と、
    前記文章群から、前記文章の次の文章を利用する頻度に基づいて、所定の文章を優先的に出力する文章出力手段と、
    を備える文章候補提示端末。
  2. 前記文章出力手段は、所定の文章を出力することに加えて、入力者の操作に応じて、当該所定の文章を抽出したレポート内の前後の文章も出力することを特徴とする請求項1に記載の文章候補提示端末。
  3. 前記文章出力手段は、前記文章群から、予め登録されたラベル又は関連語に基づいて、所定の文章を優先的に出力することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか一項に記載の文章候補提示端末。
  4. 文章候補提示端末と、複数の文章からなるレポートを記憶したレポートデータベースを備えるサーバとが通信可能に接続された文章候補提示システムであって、
    前記文章候補提示端末は、
    入力者から文章の選択を受付ける一文選択手段と、
    前記一文選択手段により入力された入力データを前記サーバに送信する入力データ送信手段と、
    前記サーバから出力データを受信する出力データ受信手段と、
    前記受信した出力データから、前記文章の次の文章を利用する頻度に基づいて、所定の文章を優先的に出力する文章出力手段と、を備え、
    前記サーバは、
    前記文章候補提示端末から送信された前記入力データを受信する入力データ受信手段と、
    選択された前記文章に基づいて、前記レポートデータベースを検索し、検索結果となる複数のレポートからなるレポートグループを生成するレポートグループ生成手段と、
    前記レポートグループに含まれる各々のレポートに対して、前記文章の次の文章をそれぞれ抽出し、各々のレポートから抽出された複数の文章から文章群を生成する文章群生成手段と、
    前記文章群を出力データとして前記文章候補提示端末に送信する出力データ送信手段と、
    を備える文章候補提示システム。
  5. コンピュータが実行する文章候補提示方法であって、
    入力者から文章の選択を受付ける一文選択ステップと、
    選択された前記文章に基づいて、複数の文章からなるレポートを記憶したレポートデータベースを検索し、検索結果となる複数のレポートからなるレポートグループを生成するレポートグループ生成ステップと、
    前記レポートグループに含まれる各々のレポートに対して、前記文章の次の文章をそれぞれ抽出し、各々のレポートから抽出された複数の文章から文章群を生成する文章群生成ステップと、
    前記文章群から、前記文章の次の文章を利用する頻度に基づいて、所定の文章を優先的に出力する文章出力ステップと、
    を備える文章候補提示方法。
  6. コンピュータに、
    入力者から文章の選択を受付ける一文選択ステップと、
    選択された前記文章に基づいて、複数の文章からなるレポートを記憶したレポートデータベースを検索し、検索結果となる複数のレポートからなるレポートグループを生成するレポートグループ生成ステップと、
    前記レポートグループに含まれる各々のレポートに対して、前記文章の次の文章をそれぞれ抽出し、各々のレポートから抽出された複数の文章から文章群を生成する文章群生成ステップと、
    前記文章群から、前記文章の次の文章を利用する頻度に基づいて、所定の文章を優先的に出力する文章出力ステップと、
    を実行させるための文章候補提示プログラム。
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