JP6854653B2 - 自在交点金具及びワイヤロープ伏工 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態1に係る自在交点金具10を用いたワイヤロープ伏工100の模式図である。図1においては、斜面に沿って設置されたワイヤロープ伏工100が示されている。縦方向に張られている複数のワイヤロープ30と横方向に張られている複数のワイヤロープ31とは、交差しており、その交差部32に自在交点金具10及びクロスクリップ20が設置されている。縦横のワイヤロープ30、31の端部は、アンカー部品40により地面に固定されている。自在交点金具10が設置されている交差部32の下には浮石50があり、ワイヤロープ伏工100により斜面から落下しないように抑えられている。なお、図1は、ワイヤロープ伏工100を模式的に表したものであって、各ワイヤロープ30、31は、必ずしも直線に張られるものではなく、斜面や崖の面などの複雑な形状の面に沿って設置することができる。
ワイヤロープ伏工100は、格子状に張られたワイヤロープ30及びワイヤロープ31の隣合う交差部32同士が所定の距離に保たれるように、交差部32が保持されている。図1に示されているワイヤロープ伏工100において、ワイヤロープ30とワイヤロープ31との交差部32にはクロスクリップ20が設置されている。クロスクリップ20は、交差部32において重なっているワイヤロープ30とワイヤロープ31との接触している部分を押し付け合う方向に挟み込み固定するものである。また、一部の交差部32は、交差アンカークリップ70により地面に埋め込まれたアンカーに固定されている。
図3は、図1のA部の拡大図である。図3は、自在交点金具10が設置されている交差部32を拡大したものである。実施の形態1においては、自在交点金具10は、クロスクリップ20が設けられている交差部32に設置されている。だが、クロスクリップ20が設置されていない交差部32に設置されていても良い。この場合、自在交点金具10のみでワイヤロープ30、31の交差部32を保持することになる。ワイヤロープ伏工100にかかる荷重に応じて、交差部32に自在交点金具10のみを設置しても良い。
図1に示されるように、自在交点金具10は、崖などの斜面に設置されるワイヤロープ伏工100のワイヤロープ30、31の交差部32に設置されるものである。ワイヤロープ伏工100の各ワイヤロープ30、31には、例えば斜面にある浮石50等の荷重がかかる。ワイヤロープ30、31に荷重がかかると、ワイヤロープ30、31はその荷重に応じ撓む。ワイヤロープ30、31が撓むと、交差部32においてワイヤロープ30とワイヤロープ31とは、相対的にずれるように移動しようとする。すると、ワイヤロープ伏工100の交差部32は、初期に設置された位置からずれる。交差部32がずれると、ワイヤロープ伏工100の各交差部32の間の距離が変化する。すると、格子状に張られていたワイヤロープ伏工100は、その格子形状が変形し、格子の間隔の広い箇所と狭い箇所とができることになる。ワイヤロープ伏工100の格子形状の間隔が広い箇所ができると、浮石等がワイヤロープ伏工100から脱落する可能性があり、また、ワイヤロープ伏工100の局部に荷重が集中する箇所ができる場合がある。このような状態にならないように、ワイヤロープ伏工100の各交差部32は、荷重がかかってもずれないように保持する必要がある。
(1)実施の形態1に係る自在交点金具10は、互いに回動自在に中央部が連結された2つの構造部材11a、11bを備える。構造部材11は、当該構造部材11の両端部に位置し、ワイヤロープ30、31が固定される2つのワイヤロープ固定部13と、2つのワイヤロープ固定部13の間を接続する接続部15と、を備える。2つの構造部材11は、互いに交差する向きで重ねられ、接続部15同士が連結されている。
このように構成されることにより、ワイヤロープ伏工100のワイヤロープ30、31の交差する角度が変わっても、構造部材11がその角度に追従して交差部32を保持する。よって、ワイヤロープ伏工100が設置される斜面等において、浮石50が移動した場合においても、格子状のワイヤロープ30、31の交差部32の間隔が拡がるのを抑制することができるため、落石等を防止する効果が高まる。
このように構成されることにより、自在交点金具10は、ワイヤロープ伏工100の交差部32に設けられたクロスクリップ20の上を覆う様にして設置することができる。そのため、クロスクリップ20が交差部32を保持する効果に加えて、自在交点金具10も交差部32を保持するため、斜面等の重量の大きい浮石50を保持する効果が高まる。
このように構成されることにより、自在交点金具10は、ワイヤロープ伏工100が設置される地形の表面に平行に回動することができる。そのため、ワイヤロープ伏工100は、設置される地形の表面の形状に沿って張ることができる。
このように構成されることにより、自在交点金具10を構成する構造部材11は、製造が容易であり、製造コストを抑えることができる。また、構造部材11は、単純な構造で高い強度が実現できる。
このように構成されることにより、自在交点金具10は、帯状の板金を折り曲げて形成された構造部材11を2つ重ねて構成することができる。そして、重ねられた2つの構造部材11が互いに回動することができるため、自在交点金具10は、上記(1)〜(4)に記載した効果を得ることができる。
このように構成されることにより、自在交点金具10は、ワイヤロープ30、31に強固に固定される。
このように構成されることにより、ワイヤロープ伏工100は、ワイヤロープ30、31の交差部32の位置を保持する力が向上するため、斜面等の複雑な地形において、浮石50等を抑えることができる。
実施の形態2に係る自在交点金具210は、実施の形態1の自在交点金具10に対し構造部材211の形状を変更したものである。実施の形態2においては、実施の形態1に対する変更点を中心に説明する。
この構成により、自在交点金具210は、交差部32を保持しつつ、ワイヤロープ30、31の撓みによる交差部32の角度を視認し易くすることができる。
Claims (10)
- 互いに回動自在に中央部が連結された2つの構造部材を備え、
前記構造部材は、
当該構造部材の両端部に位置し、ワイヤロープが固定される2つのワイヤロープ固定部と、
2つの前記ワイヤロープ固定部の間を接続する接続部と、を備え、
2つの前記構造部材は、
互いに交差する向きで重ねられ、前記接続部が連結され、
前記接続部は、
2つの前記ワイヤロープ固定部を通る仮想面に対し離間して位置する、自在交点金具。 - 前記構造部材は、
帯状の板金を折り曲げて構成され、
2つの前記ワイヤロープ固定部は、
前記構造部材の両端部において略同一面上に位置し、
前記接続部は、
2つの前記ワイヤロープ固定部と平行に設けられている、請求項1に記載の自在交点金具。 - 互いに回動自在に中央部が連結された2つの構造部材を備え、
前記構造部材は、
当該構造部材の両端部に位置し、ワイヤロープが固定される2つのワイヤロープ固定部と、
2つの前記ワイヤロープ固定部の間を接続する接続部と、を備え、
2つの前記構造部材は、
互いに交差する向きで重ねられ、前記接続部が連結され、
前記構造部材は、
帯状の板金を折り曲げて構成され、
2つの前記ワイヤロープ固定部は、
前記構造部材の両端部において略同一面上に位置し、
前記接続部は、
2つの前記ワイヤロープ固定部と平行に設けられている、自在交点金具。 - 前記接続部は、
一方の前記ワイヤロープ固定部から他方の前記ワイヤロープ固定部に向かう方向の寸法である長さ寸法が、前記長さ寸法に対し直交方向の寸法である幅寸法よりも大きく設定されている、請求項2又は3に記載の自在交点金具。 - 前記ワイヤロープ固定部に取り付けられるU字ボルトを備え、
前記U字ボルトと前記ワイヤロープ固定部とは、
前記ワイヤロープを挟んで固定する、請求項1〜4の何れか1項に記載の自在交点金具。 - 互いに回動自在に中央部が連結された2つの構造部材を備え、
前記構造部材は、
当該構造部材の両端部に位置し、ワイヤロープが固定される2つのワイヤロープ固定部と、
2つの前記ワイヤロープ固定部の間を接続する接続部と、
前記ワイヤロープ固定部に取り付けられるU字ボルトと、を備え、
2つの前記構造部材は、
互いに交差する向きで重ねられ、前記接続部が連結され、
前記U字ボルトと前記ワイヤロープ固定部とは、
前記ワイヤロープを挟んで固定する、自在交点金具。 - 前記ワイヤロープ固定部と前記接続部との間を繋ぐ離間部は、
前記ワイヤロープ固定部から前記接続部に向かって傾斜している、請求項1〜6の何れか1項に記載の自在交点金具。 - 互いに回動自在に中央部が連結された2つの構造部材を備え、
前記構造部材は、
当該構造部材の両端部に位置し、ワイヤロープが固定される2つのワイヤロープ固定部と、
2つの前記ワイヤロープ固定部の間を接続する接続部と、
前記ワイヤロープ固定部と前記接続部との間を繋ぐ離間部と、を備え、
2つの前記構造部材は、
互いに交差する向きで重ねられ、前記接続部が連結され、
前記離間部は、
前記ワイヤロープ固定部から前記接続部に向かって傾斜している、自在交点金具。 - 2つの前記構造部材が回動する回転軸は、
2つの前記ワイヤロープ固定部を含む仮想面と、略垂直に交差する、請求項1〜8の何れか1項に記載の自在交点金具。 - 格子状に交差させた複数のワイヤロープを備えるワイヤロープ伏工であって、
交差した前記ワイヤロープのそれぞれの交差部を固定するクロスクリップと、
請求項1〜9の何れか1項に記載の自在交点金具と、を備え、
前記自在交点金具は、
前記交差部において前記クロスクリップを上から覆い前記ワイヤロープに固定される、ワイヤロープ伏工。
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