JP6854592B2 - 縫製システム - Google Patents

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Description

本発明は、ロボットアームを備える縫製システムに関する。
ロボットアームの先端部に吸着ハンドを取り付け、被縫製物を吸着してミシンに対して被縫製物の供給並びに被縫製物を保持して所定の針落ち位置に針落ちが行われるように布移動を行う縫製システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開昭61−265169号公報
ロボットアームを縫製に使用する場合、被縫製物の受け取り位置、ミシンの縫い位置、縫製済みの被縫製物のストック位置など、各位置をロボットアームのコントローラーに教示するいわゆるティーチングという作業が必要となる。
しかしながら、上記従来の縫製システムでは、ミシンとロボットアームとが独立して設置されていることから、縫製システムの移動や再配置を行うと、相互間の位置に狂いが生じるため、ティーチングを全てやり直さなければならないという問題があった。
本発明は、ティーチングの手間を低減する縫製システムを提供することをその目的とする。
発明は、
被縫製物の縫製を行うミシンと、
前記被縫製物を着脱可能に保持し、保持した被縫製物を前記ミシンに対して位置決めして任意の縫製を行わせるロボットアームと、
前記ミシンと前記ロボットアームとをそれぞれ定位置で固定支持する基台とを備える。
さらに、本発明は、
前記ロボットアームは、クランプ治具を介して前記被縫製物を保持し、
前記ロボットアームと前記クランプ治具との間には、前記ロボットアーム側から着脱可能とし、前記クランプ治具を一定の姿勢で保持する連結構造が設けられている構成としても良い。
さらに、本発明は、
前記クランプ治具が一定の姿勢で設置される設置部を有し、当該設置部に対して前記クランプ治具の設置作業を行う作業位置と前記設置部に設置された前記クランプ治具を前記ロボットアームに渡す渡し位置とに前記設置部を搬送する搬送装置を備え、
前記搬送装置は、前記基台の定位置に固定支持されている構成としても良い。
さらに、本発明は、
前記基台の定位置に支持され、前記ロボットアームの可動範囲を示す標示装置を備え、
前記搬送装置は、前記作業位置が前記可動範囲の外側となり、前記渡し位置が前記可動範囲の内側となるように配置されている構成としても良い。
さらに、本発明は、
前記搬送装置は、前記作業位置において前記設置部に設置された前記クランプ治具の姿勢及び向きと同じ姿勢及び向きで前記渡し位置において前記ロボットアームに前記クランプ治具を渡すという構成としても良い。
さらに、本発明は、
前記基台は、移動用の車輪を有する構成としても良い。
本発明は、ミシンとロボットアームとが基台によって定位置で固定支持されているので、縫製作業におけるロボットアームの目標位置を一度設定すれば、その後は、縫製システム全体を移動させた場合でも、基台により、ロボットアームとミシンとの相対的な位置関係は維持されるので、縫製のための目標位置の設定作業をやりおなすり必要がなくなり、ティーチングやその他の設定作業の負担の軽減を図ることが可能となる。
縫製システムの全体構成を示す斜視図である。 クランプ治具の斜視図である。 搬送装置の断面図である。 搬送装置のターンテーブルの平面図である。 縫製システムの制御系を示すブロック図である。 縫製作業時の搬送装置の動作制御を示すフローチャートである。 縫製作業時のロボットアーム及びミシンの動作制御を示すフローチャートである。 搬送装置の他の例を示すターンテーブルの底面図である。
[縫製システムの全体構成]
以下、本発明の実施の形態である縫製システム100について図面に基づいて説明する。図1は縫製システム100の全体構成を示す斜視図である。
縫製システム100は、被縫製物の縫製を行うミシン10と、被縫製物を着脱可能に保持するクランプ治具20と、クランプ治具20を介して保持した被縫製物をミシン10に対して位置決めして任意の縫製を行わせるロボットアーム30と、クランプ治具20を一定の姿勢で設置する設置部41を移動させて、クランプ治具20をロボットアーム30に渡す搬送装置40と、ロボットアーム30の可動範囲を示す標示装置50と、これらの構成の動作制御を行うコントローラー60と、上記全ての構成をそれぞれ個別の定位置で固定支持する基台70とを備えている。
[ミシン]
ミシン10は、下端部に縫い針を保持する針棒と、針棒を上下動させる針棒上下動機構と、縫い針に通された上糸を捕捉して下糸を絡める釜機構と、中押さえを上下動させる中押さえ機構と、上糸の引き上げを行う天秤機構と、上糸に張力を付与する糸調子器と、これらを格納又は支持するミシンフレーム11とを備えている。
なお、縫製システム100では、縫製中の被縫製物の移動をロボットアーム30が行うので,送り歯による布送り機構は有していないか、或いは、布送り機構を搭載している場合でも送り歯が針板よりも下降した状態で停止させられた休止状態に維持されている。
ミシンフレーム11は、下部に位置するミシンベッド部と、ミシンベッド部から立ち上げられた立胴部と、立胴部の上端部からミシンベッド部と平行に延出されたミシンアーム部とを備えている。
そして、ミシンフレーム11の正面側(図1は背面側を示している)には、天秤機構の天秤や上糸の案内経路を構成する糸案内、糸調子器等が設けられている。
針棒上下動機構は、ミシンモーター12(図5参照)を駆動源として回転する上軸と上軸の回転力を上下動の駆動力に変換して針棒に付与するクランク機構とを備える周知の構成なので、詳細な説明は省略する。
釜機構は、いわゆる水平釜と、水平釜を支持する釜軸と、ミシンモーター12により回転する下軸と、下軸から釜軸に回転力を伝達する伝達機構とを備える周知の構成なので、詳細な説明は省略する。
また、ミシン10はいわゆるポストベッドミシンであり、水平釜がミシンベッド部における縫い針の下方の位置に立設されたポストベッドの上部に内蔵されている。
中押さえ機構は、下端部に中押さえを保持する中押さえ棒と、上軸の回転力を上下動の駆動力に変換して中押さえ棒に付与するクランク機構とを備える周知の構成なので、詳細な説明は省略する。
中押さえは、縫い針を遊挿する円筒部を備え、当該円筒部が縫い針の上昇時に被縫製物を上から押さえて被縫製物のばたつきを押さえる役割を有している。
中押さえ機構は、中押さえを縫い針と同周期であって縫い針に遅れて上下動を行うよう動作伝達を行う。これにより、縫い針の上昇に引っ張られて上昇しようとする被縫製物を押さえ、被縫製物からの縫い針の引き抜きを良好に行わせる。
[クランプ治具]
図2はクランプ治具20の斜視図である。
クランプ治具20は、一方が他方に対して接離可能に支持された一対のクランプ部材とその接離動作を手動で行うトグル機構とからなる複数のクランプユニット21と、各クランプユニット21を支持するフレーム22とを備えている。
各クランプユニット21は、被縫製物をクランプするクランプ面が一つの周面又は曲面に沿うように配置されており、これにより被縫製物を周面又は曲面に沿った状態に維持することができる。
各クランプユニットのトグル機構はトグルレバーを備え、当該トグルレバーを一定方向に回動操作することで、クランプ部材が開いて被縫製物を一対のクランプ部材の間に挿入することができ、トグルレバーを逆方向に回動操作することで、クランプ部材が閉じてクランプ状態となる。
フレーム22は、その正面側に上記複数のクランプユニットを備え、その背面側にはツールプレート23を備えている。
ロボットアーム30とクランプ治具20との間には、ロボットアーム30側から着脱可能とし、クランプ治具20を一定の姿勢で保持する連結構造が設けられている。この連結構造は、ロボットアーム30の先端部に装備されたマスタープレート31(図5参照)と、クランプ治具20側に装備されたツールプレート23とから構成されている。そして、このツールプレート23がクランプ治具20のフレーム22の背面側に固定装備されている。
ツールプレート23は、円形のプレートであり、背面側がフレーム22に対する取り付け面となっており、正面側がマスタープレート31との対向面となっている。そして、ツールプレート23の正面の中央部には、円形の開口部が形成されており、当該開口部の内周面には保持溝が形成されている。
一方、マスタープレート31には、ツールプレート23と対向するその正面側に開口部に挿入可能な円柱状の突起を備えており、当該突起にはその外周面から出没可能なロック用のボールが円周方向に沿って複数並んで配置されている。このロック用のボールは、マスタープレート31の外周面上に設けられた空圧供給口に空圧が供給されると、突起の外周面から幾分突出した状態となる。つまり、ツールプレート23の開口部にマスタープレート31の突起を挿入して空圧供給口から空圧を供給すると、各ボールが突出し、ツールプレート23の開口部内の保持溝に嵌合し、開口部から突起が抜けない連結状態となる。また、マスタープレート31には、供給された圧縮空気を排出する排出口を備えており、ここから排気することで連結状態を解除してマスタープレート31とツールプレート23を分離可能とする。
また、マスタープレート31の突起の周囲二箇所には当該突起と同方向に突出した二つの位置決めピンが設けられており、ツールプレート23の開口部の周囲二箇所には、プレート同士の連結時に各位置決めピンが挿入される位置決め穴が形成されている。これらにより、マスタープレート31に対して相対的にツールプレート23が突起回りに回動することを阻止することができる。従って、ロボットアーム30は、マスタープレート31とツールプレート23からなる連結構造により、クランプ治具20を一定の姿勢で保持することが可能となっている。
[ロボットアーム]
ロボットアーム30は、土台となるベースと、関節で連結された複数のアームと、各関節ごとに設けられた駆動源としてのサーボモーター32と、各サーボモーターにより回転又は回動されるアーム角度をそれぞれ検出するエンコーダー33とを備える垂直多関節型のロボットアームであり、関節で連結された複数のアームの先端部には前述したマスタープレート31が装備されている。
マスタープレート31には、前述したツールプレート23を通じてクランプ治具20をロボットアーム30に対して決まった姿勢で装着することができる。
上記各関節は、アームの一端部を揺動可能として他端部を軸支する揺動関節と、アーム自身をその長手方向を中心に回転可能に軸支する回転関節とのいずれかから構成される。 そして、ロボットアーム30は、六つの関節を具備しており、六軸によってその先端部のマスタープレート31を任意の位置に位置決めし、任意の姿勢をとることができる。
従って、ロボットアーム30は、目標位置が分かっていれば、被縫製物を保持するクランプ治具20を自在に受け取り、ミシン10を搬送することができ、クランプ治具20に保持された被縫製物の任意の縫製パターンを形成するための任意の針落ち位置にミシンによる針落ちを行わせることが可能である。
なお、ロボットアーム30は、六軸に限らず、七つの関節を有する七軸のものを採用してもよい。その場合、冗長関節が生じるので、マスタープレート31を任意の位置に位置決めし、任意の姿勢をとらせながら、途中の関節を移動させることができるようになるので、ロボットアーム30の周囲の他の構成物との干渉を回避することができる。従って、マスタープレート31をより広い範囲で任意の位置に位置決めし、任意の姿勢をとらせることができる。
[基台]
基台70は、直方体状の筐体であり、その上部に、ミシン10、ロボットアーム30及び搬送装置40を載置支持している。また、基台70の内部にはコントローラー60が格納されている。
そして、この基台70の底面の四隅には、縫製システム100全体を移動させるための車輪である四つのキャスター71が個別に装備されている。また、各キャスター71に隣接して、四つの接地脚部72を備えている。この接地脚部72は、縫製システム100を床面の定位置に保持するための昇降可能な接地板を有しており、キャスター71により縫製システム100を目的位置まで移動させた後には、接地板を下降させて目的位置に固定する。
基台70上において、ミシン10、ロボットアーム30及び搬送装置40は、互いの位置関係が容易に変動しないように強固に固定されている。
従って、ロボットアーム30に対するミシン10及び搬送装置40の相対的な位置関係が一定に維持されるので、これらの位置関係を予め入力或いは教示することにより、ロボットアーム30は、搬送装置40から良好且つ安定的にクランプ治具20を受け取り、ミシン10にクランプ治具20及び被縫製物を搬送することができ、また、縫製完了後の被縫製物及びクランプ治具20を搬送装置40に戻すことができる。また、ミシン10による縫製時には、被縫製物に対して正確に針落ちが行われるように当該被縫製物を逐次位置決めすることができる。
[標示装置]
標示装置50は、基台70の上部に固定設置された直方体のケースであり、当該直方体の各辺に沿って組み付けられた枠状の骨材と、骨材を覆う壁面材とから構成されている。なお、図1では、内部の構造を示すために、骨材のみを図示して、壁面材の図示は省略している。
この標示装置50の骨材及び壁面材によって区画されたその内部領域は、先端部に保持したクランプ治具20も含めてロボットアーム30全体の可動範囲を規定している。即ち、ロボットアーム30が動作する場合に、クランプ治具20も含めて全ての部位が標示装置50の内部領域から出ないように動作を行う。
なお、この標示装置50の内部領域が規定する範囲は、ロボットアーム30の物理的な可動範囲に基づく動作限界を示すものではなく、コントローラー60によってロボットアーム30のクランプ治具20を含む全体部位が出ないように制御される範囲を示している。
そして、この標示装置50の内部にロボットアーム30及びミシン10が配置されている。また、この標示装置50におけるミシン10の正面側は、開閉式の扉が設けられており、ミシン10の補正の準備作業やメンテナンス作業を行う際に作業者がミシン10に直接的にアクセスできるようになっている。
また、標示装置50の他の側面の下部には開口部52が形成されており、当該開口部52を跨ぐように搬送装置40が配置され、当該搬送装置40の一部は標示装置50の内部領域の内側となり、残る一部は標示装置50の外側に配置されている。
搬送装置40は、クランプ治具20を一定の姿勢で設置する設置部41を備えており、当該設置部41に対してクランプ治具20の設置作業を行う作業位置と設置部41に設置されたクランプ治具20をロボットアーム30に渡す渡し位置とに設置部41を搬送する構成となっている。そして、搬送装置40は、その作業位置が標示装置50の外側に位置し、渡し位置が標示装置50の外側に位置するように配置されている。
[搬送装置]
図3は搬送装置40の断面図、図4は搬送装置40のターンテーブル43の平面図である。
搬送装置40は、図3に示すように、土台42と、土台42により垂直軸回りに回転可能に支持されたターンテーブル43と、ターンテーブル43の上面において垂直軸回りに回転可能に支持された二つの支持台44と、各支持台44の上面に設けられ、クランプ治具20を一定の姿勢で設置する設置部41と、各支持台44に同心で固定装備された従動プーリ45と、ターンテーブル43と同心で土台42の上面に固定装備された主動プーリ46と、主動プーリ46と各従動プーリ45との間に掛け渡されたタイミングベルト47と、ターンテーブル43の回転駆動源となる搬送モーター48と、搬送モーター48からターンテーブル43に回転力を伝達する伝達機構49とを備えている。
ターンテーブル43は円板状であり、その下面中心に垂直方向に沿った支軸431が固定装備されている。また、ターンテーブル43の上面における直径方向の両端部に二つの支持台44が個別に装備されている。ターンテーブル43は、支軸431回りに180度回転することにより、各支持台44を前述した作業位置から渡し位置又は渡し位置から作業位置へ搬送するためのものである。
ターンテーブル43の支軸431は、土台42の上面中央を貫通した状態で土台42に設けられた軸受けにより回転可能に支持されている。
土台42の内部には、搬送モーター48と伝達機構49とが格納装備されている。伝達機構49は、搬送モーター48の出力軸に装備された小歯車491と、ターンテーブル43の支軸431に固定装備された大歯車492とからなり、搬送モーター48の回転が減速してターンテーブル43に伝えられる。
各支持台44は、小円板であり、その上面にはクランプ治具20を一定の向き及び姿勢で設置可能な設置部41が設けられている。この設置部41は、一対の支柱411からなり、各支柱411の上端部にはクランプ治具20のフレーム22の規定の部分が嵌合する嵌合溝が形成されている。従って、この嵌合溝にフレーム22が嵌合するようにクランプ治具20を設置することにより、クランプ治具20は、一定の向き及び姿勢で設置部41に保持された状態となる。
なお、搬送装置40は、ロボットアーム30の隣に配置されており、設置部41に設置されたクランプ治具20は、フレーム22の裏面側に設けられたツールプレート23がロボットアーム30側を向いた状態で設置される。従って、クランプ治具20のツールプレート23にロボットアーム30のマスタープレート31を容易に接続することができ、ロボットアーム30によるクランプ治具20の保持を容易に行うことができる。
支持台44はスラスト軸受け441を介してターンテーブル43の上面において垂直軸回りに回転可能に支持されている。また、支持台44の下面中心には、スラスト軸受け441に遊挿された状態で、垂直方向に沿った支軸442が固定装備されている。この支軸442は、ターンテーブル43に形成された貫通孔にも遊挿されており、支軸442の下端部はターンテーブル43の下側まで延びている。そして、支軸442の下端部には前述した従動プーリ45が固定装備されている。
上記従動プーリ45は、タイミングベルト47を介して主動プーリ46から回転力が付与される。
主動プーリ46は、筒状であってターンテーブル43の支軸431が遊挿されている。また、この主動プーリ46は、土台42の上面に固定されており、その外径が従動プーリ45と等しくなっている。
上記主動プーリ46、従動プーリ45及びタイミングベルト47により、ターンテーブル43を回転させた場合に、各支持台44が縫製システム100の基台70に対して回転を生じないように維持することができる。
例えば、図4に示すように、ターンテーブル43が反時計方向に90度回転すると、外力が働かなければ支持台44はターンテーブル43と同様に反時計方向に90度回転するが、実際には、従動プーリ45は主動プーリ46との間に掛け渡されたタイミングベルト47が時計方向に90度の回転を付与するので、支持台44は、回転が相殺されて、基台70から見ると向きを維持した状態となる。ターンテーブル43の回転方向や回転角度を変えた場合も全く同様のことが言えるので、結果として、ターンテーブル43がいかなる回転を行った場合でも、支持台44はその向きが維持される。
なお、図4では、一方の支持台44及び従動プーリ45のみを図示し、他方の図示を省略している。
搬送装置40は、支持台44及び設置部41が標示装置50の外側となる位置が、設置部41に対してクランプ治具20の設置作業を行う作業位置となっており、そこからターンテーブル43を180度回転させた位置が標示装置50の内側において設置部41に設置されたクランプ治具20をロボットアーム30に渡す渡し位置となっている。
従って、ターンテーブル43において180度の角度間隔で配置された二つの支持台44及び設置部41は、一方が作業位置の時に他方が渡し位置となるように配置されている。
また、搬送装置40は、各支持台44が作業位置にあるときに設置部41にクランプ治具20が設置された時の向きをそのまま維持して作業位置に搬送することができる。
[ミシンの制御系]
図5はコントローラー60のブロック図である。
このコントローラー60は、ミシン10、ロボットアーム30及び搬送装置40の連携した動作制御を行う制御プログラムを含む各種のプログラムが格納されたROM62と、ROM62に格納された各種のプログラムを実行するCPU61と、CPU61の処理により各種データを格納するワークエリアとなるRAM63と、ロボットアーム30の目標位置や可動範囲等の前述の制御プログラムの処理に必要となる各種の制御データが格納された不揮発性メモリであるメモリ64と、ロボットアーム30の教示点、その他の各種の設定を入力するための例えばキーボード及びそのインターフェイスからなる入力手段65と、上記各構成の信号の送受可能に接続するバス66とを備えている。
そして、コントローラー60は、ロボットアーム30の各関節のサーボモーター32にトルク値に応じた駆動電流を通電するサーボ制御回路321と、各関節のエンコーダー33の出力をカウントするカウンタ331と、マスタープレート31によるツールプレート23の連結と解除を行うアクチュエーターの駆動回動311と、ミシン10の縫製動作を行うサーボモーターとしてのミシンモーター12にトルク値に応じた駆動電流を通電するサーボ制御回路121と、ミシンモーター12に併設されたエンコーダー13の出力をカウントするカウンタ131と、搬送装置40によるクランプ治具20の搬送動作を行うステッピングモーターとしての搬送モーター48を目標値通りに駆動させるモーター制御回路481と、作業位置にある設置部41に対するクランプ治具20の設置作業完了を作業者が入力する設置完了スイッチ401の設置完了の入力を検出する入力回路402と、クランプ治具20に付された被縫製物の種別を示すバーコードを読み取る読み取り装置24内の受光素子25からの読み取り信号から被縫製物の種別データを生成する読み取り回路251とを備えている。
なお、上記カウンタ331及びサーボ制御回路321は、ロボットアーム30の各関節のサーボモーター32ごとに個別に設けられているが図5では一つずつしか図示しておらず、それ以外のサーボモーター32及びエンコーダー33の図示を省略している。
[縫製時の搬送装置の動作制御]
上記コントローラー60は、以下に示す動作制御により、ミシン10、ロボットアーム30及び搬送装置40を連携して制御し、被縫製物の縫製制御を実行する。
まず、搬送装置40の動作制御について図6のフローチャートに基づいて説明する。
コントローラー60のCPU61は、まず、ミシン10が縫製中であるか否かを判定する(ステップS1)。
縫製中である場合には(ステップS1:YES)、空の設置部41を渡し位置に待機させた状態で、現在縫製を行っている被縫製物を保持したクランプ治具20が縫製の完了によってロボットアーム30を通じて空の設置部41に戻されたか否かを判定する(ステップS3)。
そして、クランプ治具20が空の設置部41に戻されるまで判定を繰り返し実行し、戻されると、ターンテーブル43を180°回転するように搬送モーター48を制御して、縫製済みの被縫製物を保持したクランプ治具20を渡し位置から作業位置に搬送する(ステップS7)。
これにより、作業者は、縫製済みの被縫製物を保持したクランプ治具20を設置部41から外して回収し、新たな未縫製の被縫製物を保持したクランプ治具20を設置部41に設置する作業を行うことができる。
また、現在縫製中ではない場合には(ステップS1:NO)、作業位置にある設置部41に未縫製の被縫製物を保持したクランプ治具20が設置されたか否かを、搬送装置40に設けられた設置完了スイッチ401の入力の有無により判定する(ステップS5)。
そして、設置されていない場合には(ステップS3:NO)、ステップS1の処理に戻り、縫製中であるか否かを判定する(ステップS1)。
また、作業位置にある設置部41にクランプ治具20が設置された場合には、ターンテーブル43を180°回転するように搬送モーター48を制御して、未縫製の被縫製物を保持したクランプ治具20を作業位置から渡し位置に搬送する(ステップS7)。
これにより、ロボットアーム30が、未縫製の被縫製物を保持したクランプ治具20を保持することができ、搬送装置40からミシン10へ被縫製物を供給して縫製を行うことが可能な状態とすることができる。
[縫製時のロボットアーム及びミシンの動作制御]
次に、縫製時のロボットアーム30及びミシン10の動作制御について図7のフローチャートに基づいて説明する。
まず、コントローラー60に対して、ロボットアーム30の移動動作の軌跡を決めるために主要となる通過点のティーチングが行われる(ステップS21)。これにより、搬送装置40の渡し位置にある設置部41のクランプ治具20のツールプレート23に対してマスタープレート31を連結する位置、渡し位置とミシン10との間の移動経路、ミシン10に対するクランプ治具20の縫製開始位置等が設定される。
このティーチング作業は、入力手段65を通じて行われるが、各位置の入力の際には、ロボットアーム30が追従動作を行い、実際のロボットアーム30の先端位置を見ながら各位置の設定作業を行うことができる。
また、このティーチングの段階で、クランプ治具20に付された被縫製物の種別を示すバーコードの読み取りが読み取り装置24から行われる。この読み取りが行われると、被縫製物の種類を示したIDが特定され、さらに、メモリ64内に登録された各種のデータからIDに対応する縫製パターンやクランプ治具のサイズデータ等が読み出される。
なお、コントローラー60に外部のネットワークとの通信手段を設け、ネットワークを通じて被縫製物に関する情報を記憶したサーバと接続して、IDに対応する縫製パターンやクランプ治具のサイズデータ等の取得を行っても良い。
次いで、コントローラー60のCPU61は、生産プログラムの作成を行う(ステップS23)。即ち、上記ティーチングに基づく位置設定並びに取得された縫製パターンデータに基づくロボットアーム30の動作プログラムの生成、ミシン10,搬送装置40の連携を行うための動作タイミングや動作条件の設定が行われる。
また、ステップS21においてクランプ治具20のサイズデータが取得されているので、当該サイズデータに基づいて、ロボットアーム30がクランプ治具20を保持した状態で、標示装置50が定めた作業範囲内での動作が行われるように、ロボットアーム30の動作プログラムが生成される。
なお、ステップS21及びS23の工程は、同種の被縫製物に関する二回目以降の縫製の際には省略することができる。
次に、CPU61は、縫製の動作の開始に当たって、縫製完了枚数のカウントを行い、縫製予定枚数に達しているかの判定を行う(ステップS25)。なお、この判定は縫製を行う度に毎回実行される。
そして、縫製完了枚数が縫製予定枚数に達している場合には(ステップS25:YES)、動作制御全体が終了となる。
また、縫製完了枚数が縫製予定枚数に達していない場合には(ステップS25:NO)、搬送装置40の動作履歴から、渡し位置に未縫製のクランプ治具20が待機しているか否かを判定する(ステップS27)。
待機していない場合には、同判定を繰り返し実行し(ステップS27:NO)、待機している場合には(ステップS27:YES)、ロボットアーム30に対して、そのマスタープレート31を、待機しているクランプ治具20のツールプレート23に連結する動作を実行させ、クランプ治具20を保持した状態で、ミシン10の縫い開始位置に搬送する(ステップS29)。
次いで、CPU61は、ミシン10のミシンモーター12の駆動を開始すると共に、ミシンモーター12の回転速度に同期して、縫製パターンデータに定める針落ち位置に順番に針落ちが行われるようにクランプ治具20を位置決めする動作をロボットアーム30に対して実行させる(ステップS31)。
そして、縫製パターンデータに定める全ての針落ち位置に縫いが行われると、CPU61は、ミシンモーター12を停止させ、クランプ治具20を搬送装置40の渡し位置にある設置部41に搬送し、マスタープレート31によるツールプレート23の連結状態を解除する(ステップS33)。
搬送装置40は前述した図6の動作制御に従って、設置部41のクランプ治具20を作業位置に搬送する。
なお、CPU61は、縫製完了枚数を毎回カウントしており、かかる縫製完了時に縫製枚数のカウントアップを行う。
そして、CPU61は、ステップS25に処理を戻し、縫製完了枚数と縫製予定枚数とを比較して、縫製完了枚数が縫製予定枚数に達している場合には(ステップS25:YES)、動作制御全体を終了とし、達していない場合にはステップS27に処理を進めて次の縫製動作を実行する。
[実施形態の効果]
以上のように、縫製システム100では、ミシン10とロボットアーム30とが基台70によって定位置で固定支持されているので、縫製作業におけるロボットアーム30の目標位置を一度設定すれば、その後は、縫製システム100を移動させた場合でも、基台70により、ロボットアーム30とミシン10との相対的な位置関係は維持されるので、縫製のための目標位置の設定作業をやりおなすり必要がなくなり、ティーチングやその他の設定作業の負担の軽減を図ることが可能となる。
また、縫製システム100は、搬送装置40も基台70の定位置に固定支持されているので、縫製システム100の移動後のロボットアーム30と搬送装置40との相対的な位置関係も維持することができ、システム移動後の目標位置の再設定作業を不要とし、ティーチングやその他の設定作業の負担のさらに軽減することが可能となる。
また、縫製システム100のロボットアーム30は、クランプ治具20を介して被縫製物を保持し、ロボットアーム30とクランプ治具20との間には、ロボットアーム30側から着脱可能とし、クランプ治具20を一定の姿勢で保持する連結構造として、ロボットアーム30側にはマスタープレート31が設けられ、クランプ治具20側にはツールプレート23が設けられているので、ロボットアーム30による被縫製物の保持と解除を容易に行うことが可能となる。
また、クランプ治具20は、被縫製物を平面形状に限らず、周面形状や曲面形状等の多彩な形状で保持することができ、これらの立体的形状に保持された被縫製物に対して、ロボットアーム30は任意に位置に任意の方向から針落ちさせることができるので、従来のミシンでは困難だった立体形状の被縫製物に対して良好な縫製を行うことが可能となる。
また、縫製システム100は、基台70の定位置に支持され、ロボットアーム30の可動範囲を示す標示装置50を備えているので、作業者に対してロボットアーム30との接触を効果的に回避することが可能となる。
また、搬送装置40は、作業位置が可動範囲の外側となり、渡し位置が可動範囲の内側となるように配置されているので、クランプ治具20を設置する作業を可動範囲の外側で行うことができ、より効果的に作業者に対してロボットアーム30との接触を回避することが可能となる。
また、搬送装置40は、支持台44が従動プーリ45及びタイミングベルト47を介して主動プーリ46に連結されているので、作業位置において設置部41に設置されたクランプ治具20の姿勢及び向きと同じ姿勢及び向きで渡し位置においてロボットアーム30にクランプ治具20を渡すことができる。
このため、作業者は、自己にクランプ治具20の正面を向けた状態で設置部41に対して設置作業を行うことができ、当該作業を容易に行うことができる。また、ロボットアーム30に対して直接受け渡す向きと同じ向きで設置部41にクランプ治具20を設置することができるので、設置作業時の向きの誤りを低減することが可能となる。
また、縫製システム100の基台70は、移動用のキャスター71を備えているので、縫製システム100全体に移動作業を容易に行うことが可能となる。
[その他]
搬送装置40のターンテーブル43上の設置部41は、各プーリ45,46とタイミングベルト47の構成によりターンテーブル43の回転時にその向きを維持する構造となっているが、同じ効果を得られるのであれば他の機構を用いてもよい。
例えば、ターンテーブル43を下方から見た図8に示すように、各支持台44の支軸442の下端部には従動プーリ45に替えて従動歯車45Aを設け、土台42の上面の中心位置には主動プーリ46に替えて主動歯車46Aを設け、主動歯車46Aと従動歯車45Aの双方に噛合する伝達歯車47Aをターンテーブル43の下面に回転可能に設ける構成としても良い。この場合、主動歯車46Aと従動歯車45Aは、有効径と歯数が同一の歯車を使用する必要がある。なお、伝達歯車47Aは同一である必要はなく、双方に噛合可能な歯車であればよい。
この構成の場合も、ターンテーブル43が回転した場合に、支持台44にこれを相殺する回転を付与し、設置部41の向きを一定に維持することが可能である。
なお、上記プーリ45,46、タイミングベルト47や歯車45A、46A,47Aを使用する構成は、ターンテーブル43が回転する角度の大きさに拘わらず、常に、設置部41の向きを一定にすることが可能であるがこれに限定されない。
設置部41が、作業位置と渡し位置の二位置にある場合に、その向きが一致すれば良いので、その移動の間はいずれかの方向に回動を行っても良い。
例えば、上記搬送装置40のように、ターンテーブル43が180°の回転を行って作業位置と渡し位置との間を往復する構成の場合には、ターンテーブル43が180°回転すると相殺する方向ではなく同じ方向に支持台44を180°回動させる機構を搭載しても良い。具体的には、支持台44の支軸442の下端部に従動歯車を設け、土台42の上面に従動歯車に直接噛合する主動歯車をターンテーブル43と同心で設け、主動歯車と従動歯車とを同じ有効径且つ同じ歯数とする構成などが挙げられる。
また、前述した標示装置50は、上記のように骨材と壁面部とより物理的に内側への接触を禁じる構造に限られない。例えば、ロボットアームの可動範囲を作業者に認識可能な構成であれば良く、骨材のみとしても良いし、ライトカーテンのように光によってロボットアームの可動範囲を標示するものであっても良い。
また、作業者への認識が必須ではなく、ロボットアーム30の可動範囲を規定し、その内部に作業者の進退の一部又は全部が侵入したことを検出する手段であっても良い。その場合には、作業者の進退の一部又は全部が侵入したことを検出した場合に、ロボットアーム30の動作を停止させるように制御が行われることが望ましい。
搬送装置40に、設置完了スイッチ401を設けて設置部41へのクランプ治具20の設置を検出する構成としているが、これに限らず、例えば、設置部41にクランプ治具20の設置を検出するマイクロスイッチのような検出素子を設け、クランプ治具20の設置をセンシングにより検出する構成としても良い。
また、クランプ治具20のバーコードを設け、縫製システム100が読み取り装置24を有する構成としているが、これに限られない。例えば、クランプ治具20にRFID(radio frequency identifier)のような近距離無線情報端末を搭載し、設置部41又はその近傍にその読み取り装置を設け、設置作業時に、被縫製物の種別情報等を自動的に取得可能としても良い。
その場合、上記読み取り装置は近距離無線情報端末を自動的に検出して通信を行うので、当該通信によりクランプ治具20の設置を検出することが可能となり、設置完了スイッチ401に替えて読み取り装置を利用することも可能である。
10 ミシン
20 クランプ治具
23 ツールプレート(連結構造)
24 読み取り装置
30 ロボットアーム
31 マスタープレート(連結構造)
40 搬送装置
41 設置部
43 ターンテーブル
45 従動プーリ
45A 従動歯車
46 主動プーリ
46A 主動歯車
47 タイミングベルト
47A 伝達歯車
50 標示装置
60 コントローラー
65 入力手段
70 基台
71 キャスター(車輪)
100 縫製システム

Claims (3)

  1. 被縫製物の縫製を行うミシンと、
    前記被縫製物を着脱可能に保持し、保持した被縫製物を前記ミシンに対して位置決めして任意の縫製を行わせるロボットアームと、
    前記ミシンと前記ロボットアームとをそれぞれ定位置で固定支持する基台とを備え、
    前記ロボットアームは、クランプ治具を介して前記被縫製物を保持し、
    前記ロボットアームと前記クランプ治具との間には、前記ロボットアーム側から着脱可能とし、前記クランプ治具を一定の姿勢で保持する連結構造が設けられており、
    前記クランプ治具が一定の姿勢で設置される設置部を有し、当該設置部に対して前記クランプ治具の設置作業を行う作業位置と前記設置部に設置された前記クランプ治具を前記ロボットアームに渡す渡し位置とに前記設置部を搬送する搬送装置を備え、
    前記搬送装置は、前記基台の定位置に固定支持されており、
    前記基台の定位置に支持され、前記ロボットアームの可動範囲を示す標示装置を備え、
    前記搬送装置は、前記作業位置が前記可動範囲の外側となり、前記渡し位置が前記可動範囲の内側となるように配置されていることを特徴とする縫製システム。
  2. 前記搬送装置は、前記作業位置において前記設置部に設置された前記クランプ治具の姿勢及び向きと同じ姿勢及び向きで前記渡し位置において前記ロボットアームに前記クランプ治具を渡すことを特徴とする請求項1記載の縫製システム。
  3. 前記基台は、移動用の車輪を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の縫製システム。
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