JP3468357B2 - 袋縫製装置 - Google Patents

袋縫製装置

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JP3468357B2
JP3468357B2 JP22910099A JP22910099A JP3468357B2 JP 3468357 B2 JP3468357 B2 JP 3468357B2 JP 22910099 A JP22910099 A JP 22910099A JP 22910099 A JP22910099 A JP 22910099A JP 3468357 B2 JP3468357 B2 JP 3468357B2
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正昭 山本
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晃朗 毛利
康明 松井
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B23/00Sewing apparatus or machines not otherwise provided for
    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B13/00Machines for sewing sacks

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は袋、特に大型布袋の
ための縫製装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】布袋の縫製は、生地を裁断し、ほつれ止
め等の下縫いをした後、縫い合わせる位置を合わせてミ
シンに生地を直接セットし、ミシンの針の方を移動さ
せ、あるいは生地の方を移動させて袋状に縫うのが一般
的である。大型の布袋の場合も同様で、従来、例えば、
刈り取った羊毛を収納し搬送するためのウールパックの
縫製では、袋の底部および2方の側部とするよう裁断し
下縫いした一枚の長尺生地と、他の2方の側部とするよ
う裁断し下縫いした二枚の短尺生地(側布)とを、縫い
合わせる位置を合わせて直接ミシンにセットし、例えば
生地の方を移動させて、まず一方の側布を縫合し、次い
で、セット位置を変えて他方の側布を縫合するようにし
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、ウールパ
ック等の布袋を縫製する場合に、従来の方法では生地を
直接ミシンにセットするものであって、生地をセットす
る間は縫製動作を停止しなければならず、また、例え
ば、2方に側布を縫合する立体袋の場合、一方の側布を
縫合した後、反対側を縫うため生地を一旦外して、位置
を変えてセットし直す必要があって、その間も縫製動作
を停止しなければならないなど、ミシンを停止させる時
間が長く、そのため、生産性の向上を図ることが困難で
あった。
【0004】そこで、側布縫合等を行う袋縫製装置を、
連続稼働可能で、生産性の高いものとすることが課題で
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置本体に着
脱自在な治具にワークをセットして治具ごとワークを装
置本体に供給するよう布縫製装置を構成し、縫製動作を
行っている間に次のワークを別の治具にセットして、縫
い終わったワークを治具ごと取り出し、次のワークをセ
ットした治具に交換することにより、実質的に連続稼働
可能としたものである。
【0006】すなわち、請求項1に係る袋縫製装置は、
裁断し下縫いして縫い合わせ位置近傍で仮留めしてなる
袋生地を装置本体に着脱自在な治具で支持し、この袋生
地を治具ごと前記装置本体に供給し位置決めし所定方向
に送って該袋生地の最初の一辺を縫い、治具ごと移動お
よび旋回させて位置を変え順次他辺を縫うよう構成した
ことを特徴とする。
【0007】この場合、生地は前工程で所定寸法に裁断
されて、ほつれ止め等の下縫いが行われ、更に、一袋分
の生地が縫い合わせ位置近傍で仮留めされる。仮留めは
溶着等で行うもので、例えば、ウールパックの縫製で
は、袋の底部および2方の側部とするよう裁断し下縫い
した一枚の長尺生地と、他の2方の側部とするよう裁断
し下縫いした二枚の短尺生地(側布)とが、縫い合わせ
る位置に沿って例えば点溶着で仮留めされる。こうして
袋状に形を整えて仮留めされた袋生地が治具にセットさ
れる。そして、治具ごと装置本体にセットされ、治具ご
と所定方向に送られて袋生地の最初の一辺が縫合され、
また、治具ごと移動および旋回して位置を変え、順次他
辺が縫合されるよう装置本体およびミシンが制御され
る。このように布縫製装置を構成することにより、装置
稼働中に次のワークである袋生地を別の治具にセットす
ることができ、縫い終わったワークを治具ごと取り出
し、次のワークをセットした治具に交換することにより
連続稼働させることができる。
【0008】請求項2に係る袋縫製装置は、請求項1に
係る前記袋縫製装置において、前記治具を、前記袋生地
の縫い合わせる各辺に向け内側から突出および退避自在
としたフラップを縫い方向に間隔をおいて前記各辺に対
し各複数個配置し、これらフラップを突出させることに
よって前記袋生地の縫い合わせる各辺に張りを与え、縫
い進むにつれミシン針が通る直前に順次前記フラップを
内側に退避させ、その退避させたフラップを縫い針が通
った直後に再度突出させるよう構成するというものであ
る。この場合、仮留めした袋生地を形を整えて治具にセ
ットした状態で、フラップにより各辺に縫合に適した張
りを持たせつつ、ミシン針が来たときにフラップを引っ
込めて縫い進むことができる。
【0009】また、請求項3に係る袋縫製装置は、請求
項2に係る前記袋縫製装置において、前記各辺に対する
各複数個のフラップの内の一つを、ミシン針が通るまで
は前記縫い合わせ位置近傍の仮留め部を係止する位置ま
で突出し、縫い針が通った後再度突出する時は縫い目の
内側まで突出するよう突出位置を2段に設定するように
したものである。この場合、仮留めした袋生地を治具に
セットした状態で、袋生地の各辺毎に一つのフラップを
大きく突出させ、仮留め部を係止させることによって、
治具に対する袋生地の位置ずれを防止でき、また、縫合
の済んだ部分を内側から支持して、後続部分の縫合に適
した張りを与えることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図面に基づいて説明する。
【0011】図1〜3は実施の形態の一例に係る縫製装
置の構成を示し、図4〜6は治具の構成を示す。また、
図7は生地の仮留め状態および縫合状態を示し、図8〜
12は縫合動作の各ステップを示す。
【0012】図1〜3に示す縫製装置は、ウールパック
縫製ラインの最終工程において側布縫合を行うためのも
のであって、横長の基台1を有し、基台1の中央部背面
側に支持台2が立設されて、この支持台2にミシン3が
設置され、ミシン駆動用のモータ4が設置されている。
【0013】基台1の上面には、左右方向に一対のレー
ル5A、5Bが敷設され、そのレール5A、5B上に台
車6が搭載されている。そして、基台1の一端に台車駆
動用のモータ7が設置され、このモータ7に水平ネジ棒
8が連結され、モータ7により水平ネジ棒8が回転駆動
されることによって台車6が左右(X方向)に移動する
よう水平ネジ棒8が台車6のネジ連結部に螺合連結され
ている。
【0014】台車6には背面側に支持台9が立設され、
この支持台9に上下移動可能にリフト台10が装着されて
いる。そして、支持台9の上部にモータ11が設置され、
このモータ11に垂直ネジ棒12が連結され、モータ11によ
り垂直ネジ棒12が回転駆動されることによってリフト台
10が上下(Z方向)に移動するよう垂直ネジ棒12がリフ
ト台10のネジ連結部に螺合連結されている。
【0015】リフト台10は、前面が垂直に対し30度程
度の角度で後方にのけ反るよう傾斜したもので、その傾
斜した前面には傾斜方向に一対のレール13A、13Bが設
けられている。そして、そのリフト台10前面のレール13
A、13Bに沿って上記傾斜方向(Y方向)に移動可能に
スライド台14が配置され、スライド台14上に立設された
支持軸15に旋回支持台16が支持されている。スライド台
14は、ボールネジ軸17を介しモータ18によって駆動され
る。
【0016】旋回支持台16は、細長の枠体で、一端にシ
リンダー19によって傾動可能且つモータ20によって回動
可能な治具受け台21を備え、他端にはバランスウェート
22を備え、中央部且つバランスウェート22寄りの位置で
スライド台14上の支軸15に支持されている。また、旋回
支持台16は中央部且つ治具受け台21寄りの位置の背面側
に旋回駆動用のスプロケット23を備え、また、そのスプ
ロケット23を駆動するモータ24を前面側に備えている。
そして、スライド台14には、モータ23により駆動されて
旋回支持台16背面のスプロケット23が回転したときに、
このスプロケット23と協動して旋回支持台16を旋回運動
(R旋回)させるガイドチェーン25を備えたR旋回ダク
ト26が取り付けられている。
【0017】旋回支持台16には、また、支軸15を挟んで
治具受け台20と反対の側に、ガイドレール27に沿って旋
回支持台16の長手方向に移動可能にワーク押さえ28が取
り付けられ、また、このワーク押さえ28をガイドレール
27に沿って移動させるシリンダー29が設置されている。
【0018】こうした構成からなる縫製装置(装置本
体)が、ウールパック縫製ラインに配置される。そし
て、前工程で裁断され、下縫いされ、仮留めされた袋生
地30が、治具31にセットされて供給され、治具受け台21
とワーク押さえ28とで保持され、後述の縫合動作によっ
て縫製される。
【0019】治具31は、図4〜6に示すように、車輪付
き略矩形の治具台31aに、四角形の2辺が内側に折れ込
んだ断面形状で上面が谷状に窪んだ角柱形状の治具本体
31bを取り付けたもので、治具本体31bにウールパック
用の仮留めした袋生地30を被せ、折れ込んだ2辺の中央
に形成された縦スリットに袋生地30の弛んだ側部を挟み
込んでセットするよう構成されている。
【0020】袋生地30は、布のロール原反を裁断し端縁
を3枚折りにしてほつれ止め(下縫い)した長短2種類
の生地からなるもので、前工程において、裁断され、下
縫いされた後、袋の底部および2方の側部となる一枚の
長尺生地30aと、他の2方の側部となる二枚の短尺生地
(側布)30bとが、図7の(a)に示すように、まず、
底部2辺の縫い合わせ位置に沿って両端近傍を含む数箇
所で点溶着により仮留めされ、次いで、袋生地30が上下
逆さにして治具本体31bに被せられ、図7の(b)に示
すように側部各2辺が数箇所で点溶着により仮留めされ
る。図中、+印は点溶着による仮留め部を示す。こうし
て袋状に形を整えて仮留めされる。仮留めの位置は、好
ましくは後述のフラップ33A、33B、33C、33Dの位置
に合わせたものとされる。
【0021】治具台31aには、下面一側端部には、治具
本体31bの一方の長辺に沿った下面側端に、治具受け台
21側のエアー・電気供給コネクタ32Aと連結するエアー
・電気供給コネクタ32Bが設けられている。そして、治
具本体31bには、上端四隅と、平行な上縁2辺の各途中
2カ所と、四方側縁の各数カ所(図の例では各5カ所)
に、被せた袋生地30の縫い合わせる各辺に向けて内側か
ら突出および退避自在とするフラップ33A、33B、33
C、33Dが設けられ、それぞれが治具本体31b内部に配
置された各エアーシリンダ(図示せず)に連結されてい
る。それらフラップ33A、33B、33C、33Dのうち、上
端四隅に設けられたフラップ33Aは、先端に上記仮留め
部を逃げる切り欠きを備え、突出位置が大小2段に設定
される。その他、四方側縁の任意のフラップ(図の例で
は上から2番目に設けられたフラップ33C)について
も、同様に先端に仮留め部を逃げる切り欠きを備え、突
出位置が大小2段に設定されるものとしてもよい。ま
た、四方側縁の各最下端のフラップ33Dは、切り欠きの
ない形状で、突出位置は上記四方側縁各一か所のフラッ
プ33Cの突出量の大きい2段目と同じ設定とされ、四方
側縁の他のフラップ33Bと上縁2辺の各2カ所のフラッ
プ33Bは、切り欠きのない形状で、突出位置は上記四方
側縁各一か所のフラップ33Cの突出量の小さい1段目と
同じ設定とされている。
【0022】治具本体31bの、折れ込んだ2辺の中央の
縦スリットには、差し込まれた生地を挟み止めるための
ブラシ状の毛を備えた生地止め35が取り付けられてい
る。
【0023】治具本体31bの上面中心には、旋回支持台
16上のワーク押さえ28により布生地33を挟んで回転自在
に枢持される枢支部36が設けられている。また、治具台
31の下面には、図には現れていないが、治具31を治具受
け台21にセットする時に、治具受け台21の上面から突出
させる爪により位置決めして固定するための複数の位置
決め穴が設けられている。
【0024】治具本体31bには、上述のように仮留めさ
れた袋生地30(図7の(b)に示す状態)が上下逆さに被
せられるが、その際、各フラップ33A、33B、33C、33
Dは退避位置に引っ込んでいる。この状態で、生地の四
方側縁の裾部分がクリップにより各最下端のフラップ33
Dを挟んで挟み留められる。また、袋生地30の弛んだ側
部が、治具本体31bの縦スリットの生地止め35に差し込
まれる。こうして袋生地30が治具31にセットされる。こ
の作業は、治具31を装置本体の治具受け台21にセットす
る前に行う。
【0025】こうして袋生地30がセットされた治具31
は、最下降位置で水平姿勢とされた治具受け台21上に移
送され、所定位置に位置決めされる。そして、位置決め
が完了すると、各フラップ33A、33B、33C、33Dが、
図4〜6に示す状態に突出する。このとき、上端四隅の
フラップ33Aと、四方側縁各一か所の切り欠きを有する
フラップ33Cは、それぞれ突出量の大きい2段目の突出
位置まで突出し、四方側縁の各最下端のフラップ33Dも
同じ突出位置まで突出し、他の四方側縁および上縁2辺
のフラップ33Bは、それより突出量の小さい固有の突出
位置まで突出する。このとき、上端四隅のフラップ33A
は仮留め部を逃げつつ袋生地30の底部4隅を支持し、ま
た、四方側縁各一か所の切り欠きを有するフラップ33C
は、仮留め部を係止することにより袋生地30のセットず
れを防いでいる。図中、+印が仮留め部である。こうし
て袋生地30が治具31ごと装置本体にセットされると、縫
製装置の運転が開始され、側布縫合動作に入る。
【0026】側布縫合動作は、次に説明する手順(ステ
ップ1〜36)で行われるものである。図8〜12に各ス
テップ1〜36の動作を略図で示す。図中、各欄の数字が
各ステップ1〜36に対応し、欄番号がステップ番号に対
応する。
【0027】(ステップ1)袋生地30がセットされた治
具31を手で押して、治具受け台21の所定位置にセットす
る。すると、治具31の位置および向きがセンサーによっ
て検知される。この状態で運転スイットを押す。する
と、治具受け台21の爪が上昇して治具31が固定され、次
いで、治具受け台21のエアー・電気供給コネクタ32Aが
前進し、治具31側のエアー・電気供給コネクタ32Bに連
結される。
【0028】(ステップ2)治具受け台21のエアー・電
気供給コネクタ32Aが前進し、治具31側のエアー・電気
供給コネクタ32Bに連結されたことをセンサーが検知す
ると、治具受け台21が傾斜するとともに、ワーク押さえ
28が前進(下降)して治具31の上面を押さえる。
【0029】(ステップ3)治具受け台21の傾斜および
ワーク押さえ28の前進と略同時に、旋回支持台16が右回
転でR旋回しながら、台車6がX方向右側に正転移動
し、90度旋回し、縫い始め位置まで来て止まる。
【0030】(ステップ4)スライド台14がY方向斜め
上側に正転移動するとともに、支持台9がZ方向上側に
正転移動し、また、エアーブローが作動することによ
り、生地がミシン3の針位置に入り込む。そして、ミシ
ン3の生地押さえが前進し生地を押さえる。
【0031】(ステップ5)生地押さえが生地を押さえ
たまま、台車6がX方向左側に逆転移動し、同時に支持
台9がZ方向上側に正転移動し、その間ミシン3が動作
して、図7の(c)にAで示す縫い始め位置のほつれ止
めのV字縫いに入る。そして、図7の(d)に示すか
らへと内側へ斜めに縫う。
【0032】(ステップ6)次いで、生地押さえが生地
を押さえたまま、台車6が引き続きX方向左側に逆転移
動し、支持台9がZ方向下側への逆転移動に転じ、ミシ
ン3が動作し続けることにより、図7の(d)のから
へと外側へ斜めに縫い、V字を抜ける。
【0033】(ステップ7)ミシン3の生地押さえが後
退し、高温のヒートカッターと比較的低温の押さえとの
協動によるヒートカットによって、V字を抜けた位置
の先で糸を切る。
【0034】(ステップ8)台車6がX方向右側に正転
移動し、V字に入った位置がミシンの真下まで戻ると
停止する。
【0035】(ステップ9)支持台9がZ方向上側に正
転移動し、また、エアーブローが作動することにより、
生地がミシン3の針位置に入り込む。そして、ミシン3
の生地押さえが前進し弱圧で生地を押さえる。
【0036】(ステップ10)生地押さえが生地を押さえ
たまま、台車6がX方向左側に逆転移動し、同時に支持
台9がZ方向上側に正転移動し、その間ミシン3が動作
して、図7の(d)に示すからへと、V字の縫い目
と2点で交差するよう緩い角度で斜めに縫う。
【0037】(ステップ11)生地押さえが生地を押さえ
たまま、台車6だけが引き続きX方向左側に逆転移動
し、ミシン3が動作して、図7の(d)のから縦縫い
に入る。
【0038】(ステップ12)ミシン3の針が通ったま
ま、生地押さえが後退する。そして、台車6がX方向右
側に正転移動しつつ、旋回支持台16が左回転で90度旋
回し、その間、スライド台14が一旦Y方向斜め下側に逆
転移動し、次いでY方向斜め上側に正転移動する。
【0039】(ステップ13)次いで、生地押さえが生地
を押さ、台車6だけがX方向左側に逆転移動し、ミシン
3が動作して、底縫いを行う。
【0040】(ステップ14)生地押さえが後退し、台車
6がX方向右側に正転移動しつつ、旋回支持台16が左回
転で90度旋回し、その間、スライド台14が一旦Y方向
斜め下側に逆転移動し、次いでY方向斜め上側に正転移
動する。
【0041】(ステップ15)次いで、生地押さえが生地
を押さ、台車6だけがX方向左側に逆転移動し、ミシン
3が動作して、縦に縫い終わり位置に向け縫い進む。
【0042】(ステップ16)図7の(c)にBで示す縫
い終わり位置まで縫い進み、図7の(d)に示すの位
置に来ると、生地押さえが生地を押さえたまま、台車6
がX方向左側に逆転移動し、同時に支持台9がZ方向下
側に正転移動し、その間ミシン3が動作し、図7の
(d)に示すからへと緩い角度で外側へ斜めに縫い
抜ける。
【0043】(ステップ17)台車6がX方向右側に正転
移動し、縫い抜けた位置がミシンの真下まで戻ると停
止する。
【0044】(ステップ18)高温のヒートカッターと比
較的低温の押さえとの協動によるヒートカットにより、
縫い抜けた位置の先で糸を切る。
【0045】(ステップ19)台車6がX方向右側に正転
移動し、斜め縫いに入ったの辺りがミシンの真下まで
戻ると停止する。
【0046】(ステップ20)支持台9がZ方向上側に正
転移動し、また、エアーブローが作動することにより、
生地がミシン3の針位置に入り込む。そして、ミシン3
の生地押さえが前進し生地を押さえる。
【0047】(ステップ21)生地押さえが生地を押さえ
たまま、台車6がX方向左側に逆転移動し、同時に支持
台9がZ方向上側に正転移動し、ミシン3が動作して、
縫い終わり位置のほつれ止めのV字縫いに入る。そし
て、図7の(d)に示すからへと内側へ斜めに縫
う。
【0048】(ステップ22)次いで、生地押さえが生地
を押さえたまま、台車6が引き続きX方向左側に逆転移
動し、支持台9がZ方向下側への逆転移動に転じ、ミシ
ン3が動作し続けることにより、図7の(d)のから
10へと外側へ斜めに縫い、V字を抜ける。
【0049】(ステップ23)ミシン3の生地押さえが後
退し、高温のヒートカッターと比較的低温の押さえとの
協動によるヒートカットによって、V字を抜けた位置10
の先で糸を切る。
【0050】(ステップ24)スライド台14がY方向斜め
下側に逆転移動するとともに、旋回支持台16が右回転で
90度旋回する。
【0051】(ステップ25)次いで、治具受け台21が1
80度回転し、袋生地30の背面側の側布縫合のための回
転位置に停止する。
【0052】(ステップ26)上記治具受け台21の回転と
略同時に、旋回支持台16が右回転でR旋回しながら、台
車6がX方向右側に正転移動し、旋回支持台16が90度
旋回し、縫い始め位置まで来て止まる。
【0053】(ステップ27)スライド台14がY方向斜め
上側に正転移動するとともに、支持台9がZ方向上側に
正転移動し、また、エアーブローが作動することによ
り、生地がミシン3の針位置に入り込む。そして、ミシ
ン3の生地押さえが前進し生地を押さえる。
【0054】(ステップ28)ステップ5〜23と同じ動作
で背面側の側布縫合を行う。そして、ステップ24および
25と同じ動作を行って治具受け台21を最初の回転位置に
戻す。
【0055】(ステップ29)台車6がX方向左側に逆転
移動するとともに、支持台9がZ方向下側に逆転移動す
る。
【0056】(ステップ30)そして、治具受け台21が水
平位置に戻る。この後、治具31を手で押してセットを解
除し、治具受け台21から取り出して、新たな袋生地がセ
ットされた治具をセットする。
【0057】治具31のフラップ33A〜33Dの内、四方側
縁最下端のフラップ33Dを除く他のフラップ33A、33B
および33Cは、縫い進むにつれミシン針が通る直前に順
次内側に退避し、針が通った直後に再度突出する。そし
て、上端四隅のフラップ33Aと、四方側縁各一か所の切
り欠きを有するフラップ33Cは、針が通った後再度突出
する時に、突出量の小さい1段目の突出位置まで突出す
る。
【0058】以上、ウールパックの側布縫合に適用した
実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、各種立体袋および平面袋の縫製に広く適用
できるものである。
【0059】
【発明の効果】以上の実施の形態に基づく説明から明ら
かなように、本発明の袋縫製装置によると、袋縫製装置
の稼働中に次のワークである袋生地を別の治具にセット
することができ、縫い終わったワークを治具ごと取り出
して次のワークをセットした治具に交換することで、連
続稼働を可能とし、生産性を高めるようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る袋縫製装置の側面
図、
【図2】実施の形態に係る袋縫製装置の旋回支持部を外
した正面図、
【図3】実施の形態に係る袋縫製装置の旋回支持部の正
面図、
【図4】実施の形態に係る治具の正面図、
【図5】実施の形態に係る治具の側面図、
【図6】実施の形態に係る治具の平面図、
【図7】実施の形態に係る袋生地の側布を底部側縁にお
いて仮留めした状態の平面図(a)、底部側縁に次いで
側部側縁において仮留めした状態の斜視図(b)、縫合
した状態の斜視図(c)および縫い始めおよび縫い終わ
り部分の拡大図(d)、
【図8】実施の形態に係る側布縫合動作のステップ1〜
4の説明図、
【図9】実施の形態に係る側布縫合動作のステップ5〜
11の説明図、
【図10】実施の形態に係る側布縫合動作のステップ12
〜13の説明図、
【図11】実施の形態に係る側布縫合動作のステップ14
〜23の説明図、
【図12】実施の形態に係る側布縫合動作のステップ24
〜30の説明図である。
【符号の説明】
3 ミシン 6 台車 10 リフト台 14 スライド台 16 旋回支持台 21 治具受け台 30 袋生地 31 治具 33A〜33D フラップ
フロントページの続き (72)発明者 毛利 晃朗 兵庫県龍野市龍野町日飼190番地 極東 産機株式会社内 (72)発明者 松井 康明 兵庫県龍野市龍野町日飼190番地 極東 産機株式会社内 (72)発明者 頃安 新 兵庫県龍野市龍野町日飼190番地 極東 産機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−337269(JP,A) 特開 平6−126865(JP,A) 特開 昭61−232187(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D05B 13/00 B31B 1/68 321 B31B 31/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裁断し仮留めしてなる袋生地を装置本体
    に着脱自在な治具で支持し、該袋生地を治具ごと前記装
    置本体に供給し位置決めし所定方向に送って該袋生地の
    最初の一辺を縫い、治具ごと移動および旋回させて位置
    を変え順次他辺を縫うよう構成したことを特徴とする袋
    縫製装置。
  2. 【請求項2】 前記治具は、前記袋生地の縫い合わせる
    各辺に向け内側から突出および退避自在としたフラップ
    を縫い方向に間隔をおいて前記各辺に対し各複数個配置
    し、これらフラップを突出させることによって前記袋生
    地の縫い合わせる各辺に張りを与え、縫い進むにつれミ
    シン針が通る直前に順次前記フラップを内側に退避さ
    せ、その退避させたフラップを縫い針が通った直後に適
    宜突出させるよう構成する請求項1に記載の袋縫製装
    置。
  3. 【請求項3】 前記各辺に対する各複数個のフラップの
    内の一つは、ミシン針が通るまでは前記縫い合わせ位置
    近傍の仮留め部を係止する位置まで突出し、ミシン針が
    通った後再度突出する時は縫い目の内側まで突出するよ
    う突出位置を2段に設定する請求項2に記載の袋縫製装
    置。
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