JP2613866B2 - マット類の外周テープ縫い装置 - Google Patents

マット類の外周テープ縫い装置

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JP2613866B2
JP2613866B2 JP6104794A JP10479494A JP2613866B2 JP 2613866 B2 JP2613866 B2 JP 2613866B2 JP 6104794 A JP6104794 A JP 6104794A JP 10479494 A JP10479494 A JP 10479494A JP 2613866 B2 JP2613866 B2 JP 2613866B2
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  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下の布材の間に詰め
物を詰めたのち、ミシンによって上記上下布材の四周縁
部をテープで縁とりしつつ縫製するマット類の外周テー
プ縫い装置に関する。
【0002】
【従来の技術】蒲団などのマットMにおいては、図6お
よび図7に示すように、キルト地(布材)Aと下生地
(布材)Bとの間に硬綿C、ウレタンマットD、遠赤外
線シートEなどの詰め物を詰めたのち、キルト地Aと下
生地との縁部を合わせた状態で二つ折りしたテープFで
縁どりしつつ縫製することが行われる。
【0003】その場合、実公昭59−8691号公報に
は、布地の任意面に断面がS字形を呈するように折り込
みを形成させて、その重合部をミシンで縫着してタック
を形成する際、このタックに別途のテープを被せて縫製
するミシンが開示されている。したがって、このような
ミシンを使用すれば、上記マットMの縁部重合部にテー
プFを縫製することが容易に行える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記マット
Mの製作手順は、従来はキルト地Aと下生地Bとを、一
側の縁部を残した状態で3方を縫製して袋状とする一
方、硬綿C、ウレタンマットD、遠赤外線シートEなど
の詰め物を重ね合わせ状態で別個に縫製し、この詰め物
を上記袋の中に詰めた状態で、キルト地Aおよび下生地
Bと詰め物とを縫製して両者の位置決めを行い、しかる
のちにキルト地Aと下生地Bとの縫製されていない縁部
を縫製するようにしており、マットMの製作に多大な手
数を要するものであった。また、ミシンによるマット四
周縁部のテープFによる縁どりは、固定位置にあるミシ
ンに対して所定箇所にセットされているミシンに対しマ
ットに、マット縁部が常にミシン針に供給されるように
連続的に送りをかけてなさねなければならない。そのた
め従来は、マットをエア圧によって浮かして上記送り時
の抵抗を少なくした状態で、手作業によりミシンに対し
マットの送り込み姿勢を制御するようにしている。
【0005】しかし、これでは作業能率に欠けると共
に、手作業であるから縫製線Nの仕上がりバラツキを生
じやすく、特に図6において矢印Gで示す縁部隅部を円
弧状に美麗に縫製することが困難であった。
【0006】そこで本発明は、マット類の縁部を自動的
に、かつ美麗に縫製できる外周テープ縫い装置の提供を
課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、上下
の布材の間に詰め物を詰めたのち、上下布材の四周縁部
をミシンによって、かつ二つ折りしたテープで縁とりし
つつ縫製するマット類の外周テープ縫い装置であって、
上記ミシンの前面において該ミシンに対する縁部送り込
み方向と同方向に走行するように配置されている基台
と、この基台の上に当該基台の上記走行方向とは直角方
向に走行するようにセットされている支持フレームと、
この支持フレームに回転可能に取り付けられているマッ
ト類受け台と、このマット類受け台の直上において上記
支持フレームに回転可能取り付けられていると共に、上
記マット類受け台上のマット類を上方から押えるマット
押え台と、上記ミシンに対しマット類の縁部を供給する
ように上記基台を走行させる駆動手段と、上記マット類
受け台の下面四隅に取り付けられている金具であって、
ミシンによって施される縫製位置よりもマット類内側に
位置されている金具と、ミシン側に設けられている支点
ピンであって、マット類受け台の隅部が上記ミシンによ
る縫製位置に到来するときに、その隅部における上記金
具に係合される支点ピンと、この係合状態において上記
駆動手段を停止すると共に、上記マット類受け台ならび
に押え台を、次に縫製すべきマット類縁部が基台の上記
縁部送り込み方向と合致するように回転させる回転手段
とからなることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、マット類受け台とマット
類押え台とによってマット類を押えた状態で基台を走行
させて、マット類の1つの縁部をミシンに供給して該縁
部の縫製を行い、その状態でミシン位置にマット類受け
台の隅部がくるときに、支点ピンをこの隅部のマット受
け台側金具に係合させ、この係合状態で、上記1つの縁
部に連続して縫製すべき次の縁部が縁部送り込み方向に
くるようにマット類受け台ならびに押え台を回転させた
のち、支点ピンの係合を解いて上記基台を走行させて上
記の次の縁部の縫製を行うのであって、この動作の繰り
返しによりマット類四周縁部の縫製が自動的に行える。
【0009】その場合、マット類受け台ならびに押え台
の回転は、マット類受け台隅部における金具に支点ピン
を係合させた状態で行うので、マット類受け台等はこの
係合部を中心に旋回することになって、上記次の縁部が
縁部送り込み方向と完全に合致するようにマット類受け
台等の姿勢が変更されると共に、この姿勢変更に連動し
て支持フレームの姿勢も変更されることになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0011】図1ないし図3に示す外周テープ縫い装置
は、図6に示すようなマットMの四周縁部をテープFに
よって縁どりしつつ自動縫製するものであると共に、縫
製された縫製線Nにおいて、矢印G部分において囲んだ
マット四隅の縫製線nが円弧状を呈するように縫製する
ものである。
【0012】すなわち、上記装置においては架台1が設
けられると共に、この架台1の側部にミシン台2が取り
付けられて、その上にミシン3がセットされ、このミシ
ン3に対応して駆動源としてのモータ4がミシン台2に
取り付けられ、その回転力がプーリ5,6、ベルト7を
介して入力される。その場合、このミシン3は図6およ
び図7のようなマットMの縁部が供給されるとき、キル
ト地Aと下生地Bとの合わせ部分の余分な布部分をカッ
ターで切除したのち、この合わせ部分にテープFを二つ
折りして縁どりした状態で縫製を行うものとされてい
る。
【0013】また、上記ミシン3に対するマット縁部の
送り込み方向をX(図2参照)とするとき、上記架台1
の上面はこの縁部送り込み方向Xと平行する一対のガイ
ドレール8,8が設けられ、これらのガイドレール8,
8の上に、マット縁部をミシン3に供給する駆動ユニッ
ト9が搭載される。すなわち、この駆動ユニット9は、
上記ガイドレール8,8に嵌めたレール嵌合部材10,
10によって上記縁部送り込み方向Xに平行する方向に
走行する基台11を備え、また、この走行のために架台
1における基台走行方向両端にプーリまたはスプロケッ
ト12が配置されると共に、これらにわたってベルトま
たはチェン13が巻回され、このベルトまたはチェン1
3に基台11の下面が図示しない部材によって連結され
て、モータ14(図3参照)によってプーリまたはチェ
ン13を駆動するに伴い基台11の走行がなされるよう
に構成される。
【0014】また、上記駆動ユニット9は支持フレーム
15を備えており、基台11の上面に、この基台11の
走行方向(これを縁部送り込み方向Xに対してY方向と
する)に直角な一対のガイドレール16,16が設けら
れ、これらのガイドレール16,16の上に上記Y方向
に走行可能に上記の支持フレーム15に載架される。そ
の場合、この支持フレーム15は図1から明らかなよう
にコ字形状を呈し、その縦フレーム部15Aが縫製時の
前記の基台走行方向側に位置する状態で、かつ上下のフ
レーム部15B,15Cが基台11の走行方向と平行に
位置する姿勢で、下部フレーム部15Cに一体のレール
嵌合部材17,17を介して載架されている。
【0015】そして、上記の支持フレーム15における
下部フレーム部15Cの上に、円形の固定ドラム18が
固定されると共に、この固定ドラム18にマット受け台
19を備えた回転ドラム20が回転可能に取り付けら
れ、これによりマット受け台19が回転可能に下部フレ
ーム部15Cに取り付けられる。
【0016】一方、上記支持フレーム15における上部
フレーム部15Bには、その上部にマットクランプ用の
エアシリンダ21,21が取り付けられ、これらのクラ
ンプ用エアシリンダ21,21のピストンロッド22,
22が上部フレーム部15Bを下方へ貫通した状態で、
これらのピストンロッド下端に昇降板23が取り付けら
れる。したがって、クランプ用エアシリンダ21,21
の作動に従って昇降板23は昇降されることになるが、
その昇降をガイドするために、上部フレーム部15Bを
貫通し、かつ下端が昇降板23の上面に連結されている
複数の吊り下げロッド24〜24が設けられる。
【0017】加えて、昇降板23の下面には固定ドラム
25が取り付けられ、この固定ドラム25にマット押え
台26を備えた回転ドラム27が回転可能に嵌合される
と共に、マット押え台26の上面に固定して立設した回
転支軸28が、回転ドラム27、固定ドラム25、昇降
板23、および上部フレーム部15Bに、これらに対し
て相対回転可能に挿通される。したがって、マット押え
台26は回転支軸28を中心として回転可能になってい
るが、その回転中心(すなわち回転支軸28)は前述の
マット受け台19の回転中心と同軸にある。
【0018】なお、図4に示すように、上記の回転ドラ
ム27は固定ドラム25のフランジ部を上下一対のロー
ラ29,29によって挟み込むことにより回転可能とさ
れると共に、脱落が防止されている。これはマット受け
台19側における回転ドラム20と固定ドラム18との
関係においても同様である。
【0019】さらに、上述の支持フレーム15には、縦
フレーム15A側において上下のフレーム部15B,1
5Cにそれぞれリンク30,31が取り付けられると共
に、これらのリンク30,31同士が縦バー32により
連結される。これに対応して前述の回転支軸28に、昇
降板23と上部フレーム部15Bとの間においてリンク
33が遊嵌され、このリンク33と縦バー32とが連結
ロッド34によって連結されて、平行四連リンク機構3
5が構成される。そして、この四連リンク機構35を駆
動する手段として、下部フレーム15Cと縦バー32ま
たは下部リンク31とがリンク駆動用エアシリンダ36
によって連結される。
【0020】加えて、前述の昇降板23の上面には、回
転支軸28を中心として90度の角度位相をおいて、か
つそれぞれが回転支軸28から等距離位置に上面にピン
穴37を有する係合部材38〜38が固定されると共
に、上記回転支軸28に遊嵌されているリンク33にロ
ックピン39を備えたロック用エアシリンダ40が取り
付けられる。その場合、ロックピン39はリンク33の
下方に、該リンク33の回動時に係合部材38〜38の
上方を通る位置において突出しており、ロック用エアシ
リンダ40によって下方に伸長されたとき、係合部材3
8の穴37に係合する。
【0021】このロック構造においては、図2の実線位
置に四連リンク機構35が位置されている状態で、ロッ
ク用エアシリンダ40を作動させてロックピン39をそ
の直下に位置する係合部材38のピン穴37に係合させ
たのち、リンク駆動用エアシリンダ36を収縮させて鎖
線位置に四連リンク機構35を回動させるに伴い、リン
ク33と、回転ドラ27と、マット押え台26とが90
度回転される。そして、この回転後にロックピン39と
係合部材38との係合を絶ち、リンク駆動用エアシリン
ダ36を伸長させて元の位置に四連リンク機構35を復
帰させる。このような作動を繰り返すことにより、マッ
ト押え台26が90度ずつ回転して姿勢変更されること
になる。これは後記の説明から分かるように、マットM
の縫製すべき四周縁部を順次縁部送り込み方向Xに位置
させてミシン3に送り込むためのものである。
【0022】加えて、前述のマット受け台19において
は、このマット受け台19を支える下部フレーム41の
四隅に、それぞれが穴42を有する金具43が斜め外方
向に突出する状態で取り付けられる。その場合、この金
具43における穴42の位置は図6に示す縫製線Nより
もマット受け台19の内部に寄ったところに設けられ
る。そして、これに対応して、ミシン側においては上記
の穴42に挿抜する支点ピン44がエアシリンダ45
(図3参照)によって上下動するように配置される。
【0023】次に、本発明の外周テープ縫い装置の動作
を、図2に示すような姿勢にマット受け台19ならびに
マット押え台26がある状態から縫製を開始する場合を
例にとって説明すると、上記マット受け台19の上に、
縁部縫製をうける前のマットMがセットされ、上部フレ
ーム部15Bに取り付けられているクランプ用エアシリ
ンダ21,21の作動によって昇降板23、固定ドラム
25、回転ドラム27、ならびにマット押え台26が下
降されて、マット受け台19とマット押え台とによって
マットMがクランプされる。
【0024】この状態から、ベルトまたはチェン13の
駆動により駆動ユニット9がミシン3側に送られ、マッ
トMの1つの縁部に対する縫製がミシン3によってなさ
れる。そして、この1つの縁部に対する縫製が済んで図
5の実線位置に駆動ユニット9が至ったとき、モータ1
4が停止されて該駆動ユニット9の動きがフリーとされ
る。この位置では、マット受け台19の隅部に取り付け
られている金具43の穴42がミシン側の支点ピン44
の丁度直上にきており、エアシリンダ45によって支点
ピン44が穴42に挿し込まれる。同時に、前述の回転
支軸28側のリンク33に設けられているロックピン3
9がロック用エアシリンダ40の作動によって、その直
下に位置する係合部材38に係合されると共に、リンク
駆動用エアシリンダ36の収縮により四連リンク機構3
5が駆動され、回転支軸28を中心とする90度の回転
がマット押え台26に加えられる。
【0025】その場合、マット受け台19はマット押え
台26が該マット受け台19との間でマットMをクラン
プしているので、両台19,26が一体的に回転(共回
り)することになる。しかし、マット受け台19側では
支点ピン44と穴42との係合がなされているので、四
連リンク機構35によって加えられる回転力は、支点ピ
ン44と穴42との係合点を中心とするマット受け台1
9ならびにマット押え台26の、図5において鎖線で示
すようなP1からP2に至る回動運動となる。そして、
この回動運動の反力を受けて支持フレーム15は基台1
1の上をガイドレール16,16にそって縁部送り込み
方向Xに直角なY方向に移動すると共に、同様に基台1
1がガイドレール8,8にそって移動する。つまり、マ
ット受け台19およびマット押え台26の回転に追従し
て駆動ユニット9の移動がなされる。したがって、マッ
トMの隅部に対する縫製は該マットMの回動を伴いつつ
なされることになるが、上記の支点ピン44と穴42と
の係合点は、先に述べたようにミシンによって縫製する
縫製線NよりもマットMの内部側とされているから、上
記回動時の縫製は円弧方向に行われることになる(図6
の矢印Gの部分)。
【0026】次に、上記の90度回動によって図5にお
いてマット受け台19ならびにマット押え台26が鎖線
P2のように姿勢変更され、連続して縫製を受けるべき
次のマット縁部が縁部送り込み方向Xにきたときに、支
点ピン44が穴42から抜かれると共に、ロックピン3
9が係合部材38から抜かれ、モータ14の駆動によっ
て駆動ユニット9が縫製方向へ走行されて、上記の次の
マット縁部に対する縫製が行われる。また、この間にリ
ンク駆動用エアシリンダ36の伸長によって四連リンク
機構35が元の位置に戻される。そして、上記の次のマ
ット縁部の縫製が終わってマット隅部がミシン位置にく
ると、同様な動作によってマット受け台19およびマッ
ト押え台26の90度回動がなされ、次に縫製を受ける
べきマット縁部が縁部送り込み方向Xに位置され、これ
の繰り返しによりマット全周の縫製が完了する。
【0027】このように本発明によれば、マット受け台
19およびマット押え台26の縫製方向の走行によって
1つのマット縁部の縫製を行ったのち、ミシン3側にお
いてマット受け台隅部の金具43の穴42に支点ピン4
4を挿し込んだ状態から四連リンク機構35を介してマ
ット押え台26に回転支軸28を中心とする回転力を加
え、この回転力を支点ピン44と穴42との係合点を中
心とする回動力に変換させて、次に縫製を受けるマット
縁部を縁部送り込み方向Xに向かせる動作を繰り返しつ
つ、マット全周の縫製を行うので、マット縫製が自動化
されることになって、均一で美麗な縫製ができ、マット
の品質が向上する。
【0028】また、上記の支点ピン44と穴42との係
合点は縫製線よりも内側とされているので、マット隅部
に対する縫製はきれいな円弧状縫製となり、縫製の仕上
がりが一層よくなってマットの品質がさらに向上する。
【0029】さらに、本発明によれば、マットMの四周
の縁部の自動縫製ができるので、図7におけるキルト地
Aおよび下生地Bと、硬綿C等の詰め物とを予め一体縫
製したマットMをマット受け台19およびマット押え台
26とによってクランプしてテープFによる縁どりを行
うことができる。したがって、従来のようにキルト地A
と下生地Bを袋状に予め縫製しておく工程や、詰め物を
硬綿C等の詰め物を重ね合わせ状態で別個に縫製する工
程を省くことができ、マットMの製作能率が向上する。
【0030】なお、縁どりに使用するテープFは図8に
示すように、上下の辺部f,fを内側に折り込んだ二つ
折り状態で縫製することもできる。
【0031】
【発明の効果】以上の記載によって明かなように、本発
明によれば、マット類受け台とマット類押え台とによっ
てマット類を押えた状態で基台を走行させて、マット類
の1つの縁部をミシンに供給して該縁部の縫製を行い、
その状態でミシン位置にマット類受け台の隅部がくると
きに、支点ピンをマット受け台側の隅部に取り付けられ
ている金具に係合させ、この係合状態で、上記1つの縁
部に連続して縫製すべき次の縁部が縁部送り込み方向に
くるようにマット類受け台ならびに押え台を回転させた
のち、支点ピンの係合を解いて上記基台を走行させて上
記の次の縁部の縫製を行うのであって、この動作の繰り
返しによりマット類四周の縫製が自動的になされる。こ
の自動化のため、均一な、かつ美麗な縫製が行え、マッ
ト類の品質が向上する。
【0032】上記の支点ピンと穴との係合点は縫製線よ
りも内側とされているので、マット隅部に対する縫製は
円弧状縫製となり、縫製の仕上がりが一層よくなってマ
ットの品質がさらに向上する。
【0033】さらに、マット類四周の自動縫製ができる
から、上下の布材を予め袋状に縫製する工程や、詰め物
だけを別個に縫製する工程を省くことができて、マット
類の製作能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例にかかる外周テープ縫い装
置の正面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 上記外周テープ縫い装置の側面図である。
【図4】 上記外周テープ縫い装置の要部の拡大図で
ある。
【図5】 上記装置の動作説明図である。
【図6】 上記装置によって縫製されたマットの上面
図である。
【図7】 上記マットの縁部の断面図である。
【図8】 テープの他の使用状態を示す図である。
【符号の説明】
3 ミシン 9 駆動ユニット 11 基台 15 支持フレーム 19 マット受け台 21 クランプ用エアシリンダ 28 回転支軸 26 マット押え台 35 四連リンク機構 36 リンク駆動用エアシリンダ 38 係合部材 39 ロックピン 42 穴 43 金具 44 支点ピン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下の布材の間に詰め物を詰めたのち、
    上下布材の四周縁部をミシンによって、かつ二つ折りし
    たテープで縁とりしつつ縫製するマット類の外周テープ
    縫い装置であって、上記ミシンの前面において該ミシン
    に対する縁部送り込み方向と同方向に走行するように配
    置されている基台と、この基台の上に当該基台の上記走
    行方向とは直角方向に走行するようにセットされている
    支持フレームと、この支持フレームに回転可能に取り付
    けられているマット類受け台と、このマット類受け台の
    直上において上記支持フレームに回転可能取り付けられ
    ていると共に、上記マット類受け台上のマット類を上方
    から押えるマット押え台と、上記ミシンに対しマット類
    の縁部を供給するように上記基台を走行させる駆動手段
    と、上記マット類受け台の下面四隅に取り付けられてい
    る金具であって、ミシンによって施される縫製位置より
    もマット類内側に位置されている金具と、ミシン側に設
    けられている支点ピンであって、マット類受け台の隅部
    が上記ミシンによる縫製位置に到来するときに、その隅
    部における上記金具に係合される支点ピンと、この係合
    状態において上記駆動手段を停止すると共に、上記マッ
    ト類受け台ならびに押え台を、次に縫製すべきマット類
    縁部が基台の上記縁部送り込み方向と合致するように回
    転させる回転手段とからなることを特徴とするマット類
    の外周テープ縫い装置。
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