JP6849458B2 - 表示システムおよび表示システムの製造方法 - Google Patents

表示システムおよび表示システムの製造方法 Download PDF

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本発明は、表示システムおよび表示システムの製造方法に関する。
従来、例えば液晶ディスプレイなどの表示部を備えた表示システムが知られている(例えば特許文献1参照)。上記した表示部は、例えば光源から発せられる光が液晶パネルを適宜に通過することにより、ナビゲーション情報等の各種情報を表示画面に表示している。
また、従来技術に係る表示システムにあっては、表示部の表示画面側に配置されるパネル部を備える。パネル部には、例えば表示部の表示画面と対向する位置に透光性を有する表示領域が形成される一方、表示領域以外の位置に遮光性を有する非表示領域が形成される。これにより、ユーザは、表示部の表示画面に表示された情報をパネル部の表示領域を介して視認することが可能となる。
特開2010−083464号公報
しかしながら、パネル部と表示部との間には、例えばパネル部に対するユーザの入力操作を検出する回路基板が配置されることがあり、かかる回路基板の導電パターンがユーザによって視認されてしまうおそれがあった。すなわち、回路基板の導電パターンは、パネル部の非表示領域と対向する位置に形成されるが、表示部からの光が当たるため、例えばユーザがパネル部の表示領域と非表示領域との境界付近を斜めから覗き込むと、導電パターンが見えてしまうおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、パネル部と表示部との間にある回路基板の導電パターンがユーザによって視認されにくくすることができる表示システムおよび表示システムの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、表示システムにおいて、表示部と、パネル部と、ベース部と、回路基板とを備える。表示部は、発光により情報を表示画面に表示する。パネル部は、前記表示部の前記表示画面側に配置されるとともに、前記表示画面と対向する位置に形成される表示領域と前記表示領域以外で遮光性を有する非表示領域とを備える。ベース部は、前記表示部を収容するとともに、前記表示画面と対向する位置に形成される開口を有する。回路基板は、前記パネル部と前記ベース部との間に配置されるとともに、導電パターンが前記非表示領域と対向する位置に形成される。また、前記ベース部は、前記パネル部の前記表示領域の法線方向から見た場合に、前記開口の周縁部が前記導電パターンの位置よりも前記表示領域内の位置まで延在するように形成される。
本発明によれば、パネル部と表示部との間にある回路基板の導電パターンがユーザによって視認されにくくすることができる。
図1は、実施形態に係る表示システムが搭載された車両の構成例を示す図である。 図2は、表示システムの分解斜視図である。 図3は、パネル部の背面図である。 図4は、表示システムの拡大正面図である。 図5は、図4のV−V線断面図である。 図6は、パネル部の表示領域と非表示領域との境界付近を示す拡大断面図である。 図7は、表示システムの製造の手順を示すフローチャートである。 図8は、変形例に係る表示システムを示す拡大断面図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する表示システムおよび表示システムの製造方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
<1.表示システム>
図1は、実施形態に係る表示システムが搭載された車両の構成例を示す図である。なお、図1は、車両の車室内から車両前方を見たときの図である。また、図1および図2以降に示す図は、いずれも模式図である。
なお、図1においては、説明の便宜のために、鉛直上向きを正方向、鉛直下向きを負方向とするZ軸、車幅方向をX軸、車長方向をY軸とした3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、後述の説明に用いる他の図面でも示す場合がある。
図1に示すように、本実施形態に係る表示システム100は、パネル装置20と、表示部80とを備える。パネル装置20は、車室2の前方のインストルメントパネル3に配置される。
パネル装置20は、例えばインストルメントパネル3において運転席と助手席との間の位置に配置されるが、パネル装置20の位置は、これに限られず、車両1の種類などに応じて適宜変更可能である。
パネル装置20は、パネル部30と、ベース部50(図1で見えず。図2参照)とを備える。パネル部30は、外観をなす意匠パネルである。ベース部50は、パネル部30の裏面側に配置され、パネル部30が取り付けられる。なお、パネル部30およびベース部50の形状等については、図2以降を参照して後述する。
図2は、表示システム100の分解斜視図である。図2に示すように、表示システム100は、上記したパネル装置20、表示部80に加え、本体部10を備える。
本体部10は、DVD(Digital Versatile Disk)やCD(Compact Disc)などの再生装置(図示せず)、車載機器の全体制御を行うCPU(Central Processing Unit。図示せず)などの各種部品を含み、インストルメントパネル3(図1参照)の内部に配置される。なお、図2では、本体部10を直方体状のブロックで模式的に示している。
表示部80は、例えば液晶パネル81などの表示画面80aを備えた液晶ディスプレイを含む。表示部80は、例えば図示しない光源から発せられる光が液晶パネル81を適宜に通過することにより、表示画面80aに例えばDVD映像やルート案内など種々の情報が表示される。
このように、表示部80は、発光により情報を表示画面80aに表示する。また、表示部80は、パネル装置20のベース部50に収容される。なお、表示部80は、上記した液晶ディスプレイに限定されるものではなく、例えば有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどその他のディスプレイであってもよい。
パネル装置20のパネル部30は、表示部80の表示画面80a側に配置される。パネル部30は、樹脂製とされるが、これに限定されるものではない。また、パネル部30は、例えば薄板状に形成されるとともに、平面部位32と、湾曲部位33とを備える。
平面部位32は、例えばパネル部30の下端部30cからZ軸正方向に沿って平面状に形成される。湾曲部位33は、平面部位32から連続して形成されるとともに、例えばパネル部30の上端部30d付近において表面30a側へ突出するように湾曲した形状に形成される。なお、パネル部30の形状は図示のものに限定されるものではない。
パネル部30には、例えばDVDなどを上記した再生装置に挿入するための開口34が形成される。かかる開口34は、例えばパネル部30の平面部位32に形成される、詳しくは、平面部位32のうち湾曲部位33と近接した位置に形成される。なお、開口34の位置は、任意に変更可能である。
また、パネル部30の表面30aは、表示領域31aと、非表示領域31bとに区画される。表示領域31aは、表示部80の表示画面80aと対向する位置に形成される。表示領域31aは、例えば透明で透光性を有するように形成される。これにより、ユーザは、表示部80の表示画面80aに表示された情報をパネル部30の表示領域31aを介して視認することが可能となる。
非表示領域31bは、表示領域31a以外の領域であり、例えば黒色などに加飾されて遮光性を有するように形成される。ここで、上記した「透明」とは、無色透明または有色透明を含むものとする。また、「透光性」とは表示領域31aの表面から裏面、または、裏面から表面へ可視光を透過させる性質のことを意味し、「遮光性」とは非表示領域31bの表面から裏面、または、裏面から表面への可視光を遮断する性質のことを意味する。
パネル部30は、ユーザの表示領域31aに対する接触位置(入力操作)を検出するタッチパネルであってもよい。パネル部30がタッチパネルである場合、パネル部30とベース部50との間には、回路基板90(図3参照)が配置される。
図3は、パネル部30を裏面30b側から見たときの背面図である。図3に示すように、回路基板90は、例えば電極や配線などの導電パターン91を備える。導電パターン91は、例えば銅色などの有色パターンである。図3では、理解の便宜のため、導電パターン91をドットで示した。
回路基板90は、パネル部30の裏面30bに取り付けられる。詳しくは、導電パターン91が有色であるため、回路基板90にあっては、導電パターン91が非表示領域31bと対向する位置に形成されるようにして、パネル部30に取り付けられる。より詳しくは、導電パターン91は、非表示領域31bと対向する位置であり、表示領域31aの周縁を囲むようにして位置される。
なお、回路基板90は、表示領域31aと対向する位置にも導電パターンが配置されるが、当該導電パターンは透明とされるため、図示を省略した。
ユーザの接触位置を検出する回路基板90としては、静電容量方式のセンサを用いることができるが、これに限定されるものではなく、例えば抵抗膜方式などその他の種類のセンサであってもよい。
図2の説明に戻る。パネル装置20のベース部50は、樹脂製とされるが、これに限られない。また、ベース部50は、例えば薄板状に形成されるとともに、表面50aがパネル部30の形状と対応するように形成される。具体的には、ベース部50は、パネル部30と同様に、平面部位52と、湾曲部位53とを備える。
平面部位52は、例えばベース部50の下端部50cからZ軸正方向に沿って平面状に形成される。湾曲部位53は、平面部位52から連続して形成されるとともに、例えばベース部50の上端部50d付近において表面50a側へ突出するように湾曲した形状に形成される。
また、ベース部50には、開口51が設けられる。開口51は、表示部80の表示画面80aと対向する位置に形成される。したがって、表示部80は、表示画面80aを開口51から露出させた状態で、ベース部50に収容される。なお、かかる開口51の構成については、後に詳しく説明する。
さらに、ベース部50において、パネル部30側の開口34と対応する位置には、開口54が設けられる。したがって、例えばDVDは、パネル部30側の開口34からベース部50側の開口54を介して再生装置に挿入される。
図4は、上記のように構成された表示システム100の拡大正面図であり、図5は、図4のV−V線断面図である。なお、図5においては、理解の便宜のため、透光性を有する表示領域31aを白塗りで示す一方、遮光性を有する非表示領域31bを黒塗りで示した。
ところで、図4および図5に示すように、例えば回路基板90の導電パターン91が、表示領域31aの周縁を囲むようにして位置されてパネル部30に取り付けられる場合、導電パターン91がユーザU(図5参照)によって視認されるおそれがある。
すなわち、回路基板90は、例えば作業ロボット等によってパネル部30に取り付けられるが、作業ロボット等の取り付け精度や回路基板90の製造バラツキによっては、導電パターン91が表示領域31aの周縁のぎりぎりの位置に取り付けられる場合がある。
かかる場合、従来技術においては、回路基板90の導電パターン91に、表示部80から発せられる光が当たるため、例えばユーザUがパネル部30の表示領域31aと非表示領域31bとの境界付近を斜めから覗き込むと、導電パターン91が見えてしまうおそれがあった。
そこで、本実施形態に係る表示システム100にあっては、回路基板90の導電パターン91がユーザによって視認されにくくすることのできる構成とした。以下、その構成について、図6を参照して詳しく説明する。
図6は、表示システム100において、パネル部30の表示領域31aと非表示領域31bとの境界付近を示す拡大断面図である。
図6に示すように、ベース部50は、パネル部の表示領域31aの法線方向(ここではY軸方向)から見た場合に、開口51の周縁部55が導電パターン91の位置よりも距離aの分、表示領域31a内の位置まで延在するように形成される。
これにより、表示部80から発せられて導電パターン91に当たっていた光は、一点鎖線矢印Dで示すように、開口51の周縁部55によって遮られることとなる。したがって、ベース部50と回路基板90の導電パターン91との間の空間Aは影になって暗くなる、言い換えれば、導電パターン91の付近が暗くなる。
このように、本実施形態にあっては、ベース部50の開口51の周縁部55を表示領域31a内の位置まで延在させることで、導電パターン91の付近を暗くし、よって導電パターン91がユーザUによって視認されにくくするようにした。
したがって、導電パターン91が表示領域31aの周縁のぎりぎりの位置に取り付けられる場合であっても、上記の構成により、導電パターン91がユーザUによって視認されにくくすることができる。
また、本実施形態にあっては、上記した構成により、導電パターン91を表示領域31aの周縁のぎりぎりの位置に積極的に取り付けることもでき、これにより回路基板90の小型化を図ることも可能となる。
ベース部50の周縁部55について、さらに詳しく説明する。本実施形態にあっては、導電パターン91の位置と表示部80の表示画面80aの当該導電パターン91側の端部80a1とを結ぶ直線を「仮想直線L」とした場合、周縁部55は、かかる仮想直線Lを遮る位置まで延在するように構成される。
これにより、表示部80から発せられて導電パターン91に当たっていた光は、周縁部55によって確実に遮られることとなるため、導電パターン91がユーザUによってより一層視認されにくくすることができる。
<2.表示システムの製造方法>
次に、上記のように構成された表示システム100の製造方法について、図7を参照しつつ説明する。図7は、表示システム100の製造の手順を示すフローチャートである。なお、図7に示す表示システム100の製造の手順は、例えば図示しない作業者や作業ロボットによって実行される。
図7に示すように、まず、表示部80をベース部50に収容する(ステップS1)。次いで、パネル部30に回路基板90を取り付ける(ステップS2)。なお、ステップS2においては、上記したように、導電パターン91がパネル部30の非表示領域31bと対向する位置となるように、回路基板90を取り付ける。
次いで、パネル部30をベース部50に取り付ける(ステップS3)。そして、パネル部30およびベース部50を含むパネル装置20や表示部80を本体部10に取り付ける(ステップS4)。上記した一連の手順により、表示システム100の製造が完了する。
なお、上記では、ステップS1、ステップS2の順で説明したが、これに限らず、例えばステップS1とステップS2と入れ替えたり、ステップS1とステップS2の手順を同時に行ったりしてもよい。
上述してきたように、実施形態に係る表示システム100は、表示部80と、パネル部30と、ベース部50と、回路基板90とを備える。表示部80は、発光により情報を表示画面80aに表示する。パネル部30は、表示部80の表示画面80a側に配置されるとともに、表示画面80aと対向する位置に形成される表示領域31aと表示領域31a以外で遮光性を有する非表示領域31bとを備える。
ベース部50は、表示部80を収容するとともに、表示画面80aと対向する位置に形成される開口51を有する。回路基板90は、パネル部30とベース部50との間に配置されるとともに、導電パターン91が非表示領域31bと対向する位置に形成される。
また、ベース部50は、パネル部30の表示領域31aの法線方向から見た場合に、開口51の周縁部55が導電パターン91の位置よりも表示領域31a内の位置まで延在するように形成される。これにより、パネル部30と表示部80との間にある回路基板90の導電パターン91がユーザUによって視認されにくくすることができる。
また、回路基板90は、パネル部30に取り付けられるようにした。このように、回路基板90は、パネル部30に取り付けられる場合であっても、上記のように構成することで、導電パターン91がユーザUによって視認されにくくすることができる。
回路基板90は、静電容量方式のセンサを含むようにした。これにより、静電容量方式のセンサを構成する導電パターン91について、ユーザUによって視認されにくくすることができる。
<3.変形例>
次に、変形例に係る表示システム100について説明する。上記した実施形態にあっては、導電パターン91が表示領域31aの周縁のぎりぎりの位置に取り付けられる例を挙げて説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、変形例にあっては、導電パターン91が表示領域31aの周縁のぎりぎりの位置に取り付けられないようにした。
図8は、変形例に係る表示システム100を示す拡大断面図である。なお、図8では、変形例に係る表示システム100において、パネル部30の表示領域31aと非表示領域31bとの境界付近を拡大して示している。
図8に示すように、変形例に係る導電パターン91は、パネル部30の表示領域31aの法線方向(ここではY軸方向)から見た場合、距離bの分だけ表示領域31aから非表示領域31b側へ離間した位置に取り付けられる。
これにより、導電パターン91の付近は、表示領域31aの周縁のぎりぎりの位置に取り付けられる場合と比べてより暗くなり、よって導電パターン91がユーザUによってより視認されにくくすることができる。
また、変形例にあっては、表示領域31aから導電パターン91までの距離bが、パネル部30の板厚tに相当する値taよりも短くなるように設定されてもよい。ここで、例えば仮に、距離bがパネル部30の板厚tに相当する値taよりも長い場合、その分だけ回路基板90が大型化してしまう。
これに対し、変形例に係る表示システム100にあっては、上記のように構成することで、回路基板90の大型化を招くことなく、導電パターン91がユーザUによってより視認されにくくすることができる。
なお、上記した実施形態では、表示システム100等について、「X軸方向」「Y軸方向」「Z軸方向」などの表現を用いて説明したが、これは表示システム100等が図示された状態で車両1に取り付けられたときの「X軸方向」「Y軸方向」「Z軸方向」を意味するものであって、方向を限定するものではない。
また、上記では、表示システム100を車載機器に適用する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えばスマートフォン等の電子機器などその他の種類の製品に適用してもよい。
また、上記では、パネル部30として意匠パネルを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば表示部80が備えるガラスパネルなどその他の種類のパネル部であってもよい。また、上記したガラスパネルは、タッチパネルであってもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
20 パネル装置
30 パネル部
31a 表示領域
31b 非表示領域
50 ベース部
51 開口
55 周縁部
80 表示部
80a 表示画面
90 回路基板
91 導電パターン
100 表示システム

Claims (6)

  1. 発光により情報を表示画面に表示する表示部と、
    前記表示部の前記表示画面側に配置されるとともに、前記表示画面と対向する位置に形成される表示領域と前記表示領域以外で遮光性を有する非表示領域とを備えたパネル部と、
    前記表示部を収容するとともに、前記表示画面と対向する位置に形成される開口を有するベース部と、
    前記パネル部と前記ベース部との間に配置されるとともに、有色の導電パターンが前記非表示領域と対向する位置に形成される回路基板と
    を備え、
    前記ベース部は、
    前記パネル部の前記表示領域の法線方向から見た場合に、前記開口の周縁部が前記導電パターンが形成されている領域よりも前記表示領域側へ延在するように形成されること
    を特徴とする表示システム。
  2. 前記回路基板は、
    前記パネル部に取り付けられること
    を特徴とする請求項1に記載の表示システム。
  3. 前記回路基板は、
    静電容量方式のセンサを含むこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の表示システム。
  4. 前記ベース部の前記開口の周縁部は、
    前記導電パターンが形成されている領域と前記表示部の前記表示画面の当該導パターン側の端部とを結ぶ仮想直線を遮る位置まで延在すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の表示システム。
  5. 前記導電パターンは、
    前記パネル部の前記表示領域の法線方向から見た場合の前記表示領域の周縁から前記導電パターンが形成されている領域の前記表示領域側の端部までの距離が、前記パネル部の板厚に相当する値よりも短くなる位置に形成されること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の表示システム。
  6. 発光により情報を表示画面に表示する表示部を、前記表示画面と対向する位置に形成される開口を有するベース部に収容する収容工程と、
    前記表示部の前記表示画面側に配置されるとともに、前記表示画面と対向する位置に形成される表示領域と前記表示領域以外で遮光性を有する非表示領域とを備えたパネル部に、有色の導電パターンが前記非表示領域と対向する位置に形成される回路基板を取り付ける回路基板取付工程と、
    前記パネル部を前記ベース部に取り付けるパネル部取付工程とを含み、
    前記パネル部取付工程で前記パネル部に取り付けられた前記ベース部は、
    前記パネル部の前記表示領域の法線方向から見た場合に、前記開口の周縁部が前記導電パターンが形成されている領域よりも前記表示領域側へ延在するように形成されること
    を特徴とする表示システムの製造方法。
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