JP6849075B2 - 遠隔操作装置 - Google Patents

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Description

本開示は、遠隔操作装置に関する。
例えば建設機械などを遠隔操作することが可能な遠隔操作システムがある(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載の遠隔操作システムは、建設機械を操作する操作手段(例えば操作レバー)と、操作手段を駆動する操作駆動手段と、操作指令情報に基づいて操作駆動手段を制御する制御部と、を備える。
特開平11−350535号公報
遠隔操作システムでは、操作部材と操作駆動手段との位置関係を、制御部に認識させる。例えば初期設定において、使用者が操作部材を手動で操作して変位させることで、操作部材の複数の位置を記憶部に記憶させる。これにより、使用者は、操作部材の移動可能な範囲を記憶部に記憶させている。
本開示は、操作部材の位置を記憶部に記憶させる際の使用者の作業を簡略化することが可能な遠隔操作装置を提供することを目的とする。
本開示の遠隔操作装置は、操作部材を操作する電動駆動ユニットと、操作部材の位置を検出する位置検出部と、電動駆動ユニットの動作を制御する制御部と、操作部材の基準位置に関する情報を記憶する基準位置記憶部と、電動駆動ユニットによって操作部材を変位させたときの電動駆動ユニットの出力に基づいて、基準位置からの操作部材の動作範囲を設定する動作範囲設定部と、を備える。
本開示によれば、操作部材の位置を記憶部に記憶させる際の使用者の作業を簡略化することができる。
図1は、本開示の遠隔操作システムが適用される建設機械を示す側面図である。 図2は、図1に示す建設機械の操縦席を示す正面図である。 図3は、図2に示す操縦席の側面図である。 図4は、図2に示す操縦席の平面図である。 図5(a)は、作業レバーの前後方向における動作範囲を示す側面図である。図5(b)は、作業レバーの左右方向における動作範囲を示す正面図である。 図6は、走行レバーの前後方向における動作範囲を示す側面図である。 図7は、本開示の遠隔操作システムを示すブロック構成図である。 図8は、作業レバーを駆動する駆動ユニットを示す側面図である。 図9は、図8に示す駆動ユニットの平面図である。 図10は、走行レバーを駆動する駆動ユニットを示す側面図である。 図11は、作業レバー及び走行レバーの動作範囲を模式的に示す平面図である。 図12は、作業レバーの動作範囲を設定する際の手順を示すフローチャートである。
本開示の遠隔操作装置は、操作部材を操作する電動駆動ユニットと、操作部材の位置を検出する位置検出部と、電動駆動ユニットの動作を制御する制御部と、操作部材の基準位置に関する情報を記憶する基準位置記憶部と、電動駆動ユニットによって操作部材を変位させたときの電動駆動ユニットの出力に基づいて、基準位置からの操作部材の動作範囲を設定する動作範囲設定部と、を備え、基準位置記憶部は、制御開始時の操作部材の操作位置を中立位置として記憶し、操作部材は、遠隔操作される作業機械を操作するための部材であり、電動駆動ユニットを作動させて前記作業機械の遠隔操作を行う。
この遠隔操作装置では、電動駆動ユニットを制御して操作部材を駆動し変位させることができ、操作部材を遠隔操作することができる。遠隔操作装置は、位置検出部を備え、操作部材の位置を検出し、操作部材の基準位置に関する情報を基準位置記憶部に記憶する。遠隔操作装置の制御部は、操作部材を駆動して変位させ、このときの電動駆動ユニットの出力に基づいて、基準位置からの操作部材の動作範囲を設定する。これにより、使用者が操作部材を手動で操作して、操作部材の位置を記憶させる作業が不要となる。そのため、操作部材の位置を記憶させる際の使用者の作業を簡略化することができる。操作部材の動作範囲を設定した後において、遠隔操作装置では、設定された動作範囲内で操作部材を変位させる制御を行うことができる。
操作部材は揺動可能な操作レバーであり、基準位置記憶部は、操作レバーの中立位置を基準位置として記憶することができる。なお、操作レバーの中立位置とは、操作レバーによる入力値が0となる位置であり、停止を指示する位置である。動作範囲設定部は、操作レバーの中立位置を基準位置として、操作レバーの動作範囲を設定することができる。
電動駆動ユニットは、電動モータを備え、動作範囲設定部は、電動モータの出力トルクが判定閾値を超えたか否かを判定するトルク判定部を備え、動作範囲設定部は、出力トルクが判定閾値を超えたときの操作部材の位置を動作範囲の境界位置として設定してもよい。これにより、電動モータの出力トルクが増加して、判定閾値を超えたときに、このときの操作レバーの位置を動作範囲の境界位置と設定することができる。
また、制御部は、操作部材を第1の向きに移動させて変位させる制御を行い、出力トルクが判定閾値を超えたときに、操作部材の移動を停止させ、操作部材の停止後、操作部材を第1の向きとは反対側である第2の向きに移動させて変位させる制御を行ってもよい。これにより、操作部材を第1の向きに変位させた後に、反対側の第2の向きに変位させて、操作部材の動作範囲を設定することができる。また、電動駆動ユニットは、作業機械の遠隔操作用の後付けユニットであってもよい。さらに、作業機械は、建設機械であってもよい。
以下、本開示の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において同一部分又は相当部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
まず、図1を参照して、遠隔操作システム(遠隔操作装置)1が適用される建設機械2について説明する。建設機械2は、例えばバックホウである。建設機械2は、建設機械2を走行させる走行体3と、走行体3の上部に設けられ旋回可能な旋回体4と、旋回体4に取り付けられた作業部5と、を備える。作業部5は、ブーム6、アーム7及びバケット8を含む。なお、建設機械2は、バックホウに限定されず、例えば、ブルドーザ、クレーン、クローラダンプなどその他の建設機械でもよい。遠隔操作システム1が適用される作業機械は、建設機械に限定されず、農業機械、搬送機械、作業用の車両などその他の作業機械でもよい。
旋回体4は、操縦席9を含み、操縦席9には、後述する操作レバー(操作部材)10が設けられている。旋回体4には、エンジン、発電機、バッテリ、油圧ポンプ等が搭載されている。各図において直交する3方向を前後方向X、左右方向Y、上下方向Zとして図示している。前後方向X、左右方向Y、上下方向Zは、操縦席9を基準とする。
走行体3は、左クローラ3a及び右クローラ3bを備える。建設機械2は、左クローラ3a及び右クローラ3bの回転方向を操作して、走行体3の前進、後退、方向転換を行うことができる。
旋回体4は、走行体3に対して、上下方向Zに延在する回転軸線回りに回転可能となっている。建設機械2は、旋回体4を右旋回及び左旋回させることができる。
ブーム6は、旋回体4の前方に取り付けられ、左右方向Yに延在する回転軸線回りに揺動可能となっている。ブーム6の基端部6aは、旋回体4に連結されている。旋回体4には、ブーム6を揺動させるための油圧シリンダ(不図示)が設けられている。建設機械2は、油圧シリンダを駆動して、ブーム6を揺動させることで、ブーム6の先端部6bを上げ下げすることができる。
アーム7は、ブーム6に取り付けられ、左右方向Yに延在する回転軸線回りに揺動可能となっている。アーム7の基端部7aは、ブーム6の先端部6bに連結されている。ブーム6には、アーム7を揺動させるための油圧シリンダ11が設けられている。建設機械2は、油圧シリンダ11を駆動して、アーム7を揺動させることで、アーム7を伸ばし、かき込むことができる。アーム7を伸ばすとは、アーム7の先端部7bを操縦席9から離す方向の動きである。アーム7をかき込むとは、アーム7の先端部7bを操縦席9に近づける方向の動きである。
バケット8は、アーム7に取り付けられ、左右方向Yに延在する回転軸線回りに揺動可能となっている。バケット8の基部8aは、アーム7の先端部7bに連結されている。アーム7には、バケット8を揺動させるための油圧シリンダ12が設けられている。建設機械2は、油圧シリンダ12を駆動して、バケット8を揺動させることで、バケット8によるかき込み動作を行うことができ、バケット8内の対象物を投下する(ダンプする)動作を行うことができる。バケット8によるかき込みとは、バケット8の先端部8bを操縦席9に近づける方向の動きである。バケット8内の対象物を投下する動きは、バケット8の先端部8bを操縦席9から離す方向の動きである。
図2〜図4に示される操縦席9は、建設機械2を操縦する操縦者が着席可能な座席である。操縦席9は、シート13、背もたれ14及び左右の肘掛け部15,16を備える。操縦席9の周囲には、建設機械2を操縦するための複数の操作レバー10が設けられている。複数の操作レバー10としては、左作業レバー17、右作業レバー18、左走行レバー19及び右走行レバー20がある。なお、以下の説明において、左作業レバー17、右作業レバー18、左走行レバー19及び右走行レバー20を区別しない場合には、操作レバー10と記載する。
左作業レバー17は、例えば左側の肘掛け部15の前側の天面15aに設けられている。左作業レバー17は、図2、図3及び図5に示されるように、上下方向Zに延在し、中立点(中立位置)において、上端部17aがやや前方に傾いて配置されている(図5(a)参照)。前後方向Xから見た場合には、左作業レバー17は、中立点において、所定の面に対して直立している(図5(b)参照)。
なお、中立点とは、操作レバー10による入力値が0となる位置であり、停止を指示する位置である。中立点において、操作レバー10は、上下方向Zに沿って直立している状態でもよく、後方に傾斜している状態でもよい。前後方向Xから見た場合に、操作レバー10は、中立点において、例えばシート13側に傾いていてもよい。
図5(a)及び図5(b)では、実線で示された状態が中立点の左作業レバー17を示している。左作業レバー17は、下端部17bを基点として揺動可能である。左作業レバー17の上端部17aは、前後方向X及び左右方向に移動可能となっている。左作業レバー17は、旋回体4を旋回させる操作に利用されると共に、アーム7を伸ばしたり、かき込んだりする操作に利用される。
操縦者は、左作業レバー17を前後方向Xに操作することで、アーム7を操作することができる。具体的には、左作業レバー17の上端部17aを前方に移動させると、アーム7が伸ばされ、左作業レバー17の上端部17aを後方に移動させると、アーム7の先端部7bが操縦席9側に接近してかき込まれる。
操縦者は、左作業レバー17を左右方向Yに操作することで、旋回体4を操作することができる。具体的には、左作業レバー17の上端部17aを左側に移動させると、旋回体4を左旋回させて、アーム7を左側に移動させることができ、左作業レバー17の上端部17aを右側に移動させると、旋回体4を右旋回させて、アーム7を右側に移動させることができる。
右作業レバー18は、例えば右側の肘掛け部16の前側の天面16aに設けられている。右作業レバー18は、上下方向Zに延在し、中立点において、上端部18aがやや前方に傾いて配置されている。前後方向Xから見た場合には、右作業レバー18は、中立点において、上下方向Zに沿って直立している。
図5(a)及び図5(b)では、実線で示された状態が中立点の右作業レバー18を示している。右作業レバー18は、下端部18bを基点として揺動可能である。右作業レバー18の上端部18aは、前後方向X及び左右方向Yに移動可能となっている。右作業レバー18は、ブーム6を上げ下げする操作に利用されると共に、バケット8の操作に利用される。
操縦者は、右作業レバー18を前後方向Xに操作することで、ブーム6を操作することができる。具体的には、右作業レバー18の上端部18aを前方に移動させると、ブーム6の先端部6bを下げることができ、右作業レバー18の上端部18aを後方に移動させると、ブーム6の先端部7bを上げることができる。
操縦者は、右作業レバー18を左右方向Yに操作することで、バケット8を操作することができる。具体的には、右作業レバー18の上端部18aを左側に移動させると、バケット8によるかき込み動作を行うことができ、右作業レバー18の上端部18aを右側に移動させると、バケット8内の対象物を投下させる動作を行うことができる。
左走行レバー19は、例えば操縦席9の前方かつ中央より左側に配置されている。左走行レバー19は、操縦席9の前方の床面21から上方に伸びている。左走行レバー19は、図3、図4及び図6に示されるように、床面21から前方に伸びる基部22と、基部22の先端22aから上方に伸びるレバー本体23と、を備える。基部22には、左ペダル24が連結されている。レバー本体23は、斜め後方に傾斜するように伸びている。左走行レバー19は、中立点において、例えばレバー本体23の上端部23aが下端部23bよりも後方に配置されている。レバー本体23の上端部23aには、左側に張り出すグリップ19aが設けられている。操縦者は、例えばグリップ19a又は左ペダル24を操作することで、左走行レバー19を操作することができる。
図6において、中立点の左走行レバー19は実線で示されている。左走行レバー19は、下端部19bを基点として揺動可能である。左走行レバー19の上端部のグリップ19aは、前後方向Xに移動可能となっている。左走行レバー19は、左クローラ3aの回転操作の指示に利用される。
操縦者は、左走行レバー19を前後方向Xに操作することで、左クローラ3aの回転方向を操作することができる。具体的には、左走行レバー19のグリップ19aを前方に移動させると、左クローラ3aが前進する方向に回転し、左走行レバー19のグリップ19aを後方に移動させると、左クローラ3aが後退する方向に回転する。左走行レバー19を中立点に配置すると、左クローラ3aの回転を停止させることができる。
右走行レバー20は、例えば操縦席9の前方かつ中央より右側に配置されている。右走行レバー20は、操縦席9の前方の床面21から上方に伸びている。右走行レバー20は、床面21から前方に伸びる基部25と、基部25の先端部25aから上方に伸びるレバー本体26と、を備える。基部25には、右ペダル27が連結されている。レバー本体26は、斜め後方に傾斜するように伸びている。右走行レバー20は、中立点において、例えばレバー本体26の上端部26aが下端部26bよりも後方に配置されている。レバー本体26の上端部26aには、右側に張り出すグリップ20aが設けられている。操縦者は、例えばグリップ20a又は右ペダル27を操作することで、右走行レバー20を操作することができる。
次に、建設機械2を遠隔操作する遠隔操作システム1について説明する。遠隔操作システム1は、図7に示されるように、各種操作レバー10を操作する複数の駆動ユニット(電動駆動ユニット)31〜34と、複数の駆動ユニット31〜34を制御するコントローラ35と、コントローラ35に指令信号を送信する操作ユニット36とを備える。駆動ユニット31〜34は、操縦席9の近傍に配置されて、操作レバー10を操作するものである。なお、図2〜図4では、駆動ユニット31〜34が設置される前の状態を示している。
駆動ユニット31〜34としては、左作業レバー17を操作する駆動ユニット31と、右作業レバー18を操作する駆動ユニット32と、左走行レバー19を操作する駆動ユニット33と、右走行レバー20を操作する駆動ユニット34とがある。
左作業レバー17を操作する駆動ユニット31は、図8及び図9に示されるように、左作業レバー17を保持する保持部37と、保持部37に連結された動力伝達部材38と、動力伝達部材38をその長手方向に駆動する第1電動アクチュエータ39と、動力伝達部材38を揺動させる第2電動アクチュエータ40と、を備える。
保持部37は、例えばクランプ部材を備え、左作業レバー17を保持する。保持部37は、動力伝達部材38の先端部38aに連結されている。動力伝達部材38は、例えば棒状を成し、左作業レバー17が中立点にある状態において、前後方向Xに延在している。
動力伝達部材38の後端部38bは、第1電動アクチュエータ39に接続されている。第1電動アクチュエータ39は、ボールねじ部41と、第1電動モータ42とを備える。ボールねじ部41は、動力伝達部材38の長手方向に沿って延在している。ボールねじ部41は、動力伝達部材38をその長手方向に移動させる。例えば、動力伝達部材38が、前後方向Xに沿って延在している場合には、動力伝達部材38は、前後方向Xに移動可能であり、左作業レバー17の上端部17aを前後方向Xに移動させる。
第1電動モータ42は、例えばステッピングモータである。第1電動モータ42の出力軸は、ボールねじ部41に連結され、第1電動モータ42の出力は、ボールねじ部41に伝達される。これにより、ボールねじ部41を駆動することができる。第1電動モータ42の出力をボールねじ部41に伝達する伝達機構としては、例えば、歯車、ラック、ベルト等を用いることができる。
第2電動アクチュエータ40は、第2電動モータ43と、回転支持部44と、を備える。第2電動モータ43は、例えばステッピングモータである。第2電動モータ43の出力軸43aは、例えば上下方向Zに沿って延在している。回転支持部44は、ボールねじ部41を回転可能に支持している。回転支持部44は、第2電動モータ43の出力軸43aに連結されて、出力軸43a回りに回転する。これにより、ボールねじ部41を上下方向Zに延在する回転軸線回りに回転させて、左作業レバー17の上端部17aを左右方向Yに移動させることができる。
駆動ユニット31は、当該駆動ユニット31を操縦席9に対して固定する固定支持部45を備える。固定支持部45は、例えば箱形を成している。固定支持部45の底板45aは、例えば左側の肘掛け部15の天面15aに着脱可能に固定されている。底板45aは、例えばクランプ部材、ボルトナット等を用いて肘掛け部15に固定されている。固定支持部45の天板45bには、第2電動モータ43が固定されている。第2電動モータ43の出力軸43aは、固定支持部45の天板45bを貫通し、固定支持部45の内部に配置された回転支持部44に連結されている。
右作業レバー18を操作する駆動ユニット32は、左作業レバー17を駆動ユニット31と同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
左走行レバー19を操作する駆動ユニット33は、図10に示されるように、左走行レバー19を保持する保持部46と、保持部46に連結された動力伝達部材47と、動力伝達部材47をその長手方向に駆動する第1電動アクチュエータ48と、を備える。
保持部46は、例えばクランプ部材を備え、左走行レバー19を保持する。保持部46は、動力伝達部材47の先端部47aに連結されている。動力伝達部材47は、例えば棒状を成している。動力伝達部材47は、左右方向Yから見て斜め下方に向かって延在している。
動力伝達部材47の後端部47bは、第1電動アクチュエータ48に接続されている。第1電動アクチュエータ48は、ボールねじ部49と、第1電動モータ50とを備える。ボールねじ部49は、動力伝達部材47の長手方向に沿って延在している。ボールねじ部49は、動力伝達部材47をその長手方向に移動させる。例えば、動力伝達部材47が、前方に張り出すことで、左走行レバー19の上端部のグリップ19aを前方に移動させ、動力伝達部材47が、後退することで、左走行レバー19のグリップ19aを後方に移動させる。
駆動ユニット33は、当該駆動ユニット33を操縦席9の前方の床面21に対して固定する固定支持部51を備える。固定支持部51は、床面から上方に張り出すように配置されている。固定支持部51の上端部51aにボールねじ部49の後端部49aが連結されている。ボールねじ部49は、固定支持部51に支持されて、揺動可能となっている。例えば、動力伝達部材47の伸長量(ストローク)に応じて、ボールねじ部49の姿勢が変化する。
右走行レバー20を操作する駆動ユニット34は、左走行レバー19を操作する駆動ユニット33と同様の構成であるため、ここでの説明は省略する。
次に図7を参照してコントローラ35について説明する。
コントローラ35は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)等のハードウェアと、ROMに記憶されたプログラム等のソフトウェアとから構成されたコンピュータである。コントローラ35は、入力信号回路、出力信号回路、電源回路などを含む。
コントローラ35は、制御部52と、位置検出部53と、トルク判定部54と、境界位置設定部(動作範囲設定部)55と、中立点設定部56と、中立点記憶部(基準位置記憶部)57と、通信部58とを備える。
制御部52は、操作ユニット36から送信された指令信号に基づいて、第1電動モータ42,50及び第2電動モータ43を制御する。制御部52は、第1電動モータ42,50及び第2電動モータ43のトルク制御を行い、第1電動アクチュエータ39,48及び第2電動アクチュエータ40を駆動して、各種操作レバー10を各々操作可能である。
位置検出部53は、各種操作レバー10の位置を検出する。位置検出部53は、第1電動モータ42,50及び第2電動モータ43に取り付けられたエンコーダからの信号を受信して、第1電動モータ42,50及び第2電動モータ43の出力軸の回転位置を検出することができる。位置検出部53は、出力軸の回転位置に基づいて、動力伝達部材38,47の伸長量及び揺動角を演算し、操作レバー10における位置を検出することができる。操作レバー10の位置とは、例えば、操作レバー10の上端部の位置でもよく、保持部37,46の位置でもよく、その他の位置でもよい。位置検出部53は、例えば中立点を基準とし、中立点からの操作レバー10の上端部の位置を検出することができる。
具体的には、位置検出部53は、第1電動モータ42のエンコーダから出力された信号を検出して、動力伝達部材38の伸長量を演算することができる。位置検出部53は、第2電動モータ43のエンコーダから出力された信号を検出して、動力伝達部材47の揺動角を演算することができる。位置検出部は、第1電動モータ50のエンコーダから出力された信号を検出して、動力伝達部材47の伸長量を演算することができる。
トルク判定部54は、第1電動モータ42に供給された電流値を検出し、この電流値が判定閾値を超えたか否かを判定する。トルク判定部54は、第2電動モータ43に供給された電流値を検出し、この電流値が判定閾値を超えたか否かを判定する。トルク判定部54は、第1電動モータ50に供給された電流値を検出し、この電流値が判定閾値を超えたか否かを判定する。コントローラ35は、電動モータ42,43,50に供給された電流値を検出して、駆動ユニット31〜34の出力を検出する。
境界位置設定部55は、トルク判定部54による判定の結果に基づいて、操作レバー10の動作範囲を設定する。境界位置設定部55は、電流値が判定閾値を超えた時点における操作レバー10の位置を境界位置として設定する。境界位置設定部55は、中立点を基準として、中立点から移動可能な範囲を動作範囲として設定する。境界位置設定部55は、境界位置を超えて外側に操作レバー10が移動しないように動作範囲を制限することができる。
図11は、作業レバー及び走行レバーの動作範囲を模式的に示す平面図である。図11では、操作レバー10の中立点の位置を実線で示し、動作範囲の境界位置を2点鎖線で示している。
中立点P17Nは、左作業レバー17が中立点にあるときの上端部17aの位置である。境界位置P17Lは、左側の境界位置であり、境界位置P17Rは、右側の境界位置である。境界位置P17Fは、前側の境界位置であり、境界位置P17Bは、後側の境界位置である。
中立点P18Nは、右作業レバー18が中立点にあるときの上端部18aの位置である。境界位置P18Lは、左側の境界位置であり、境界位置P18Rは、右側の境界位置である。境界位置P18Fは、前側の境界位置であり、境界位置P18Bは、後側の境界位置である。
中立点P19Nは、左走行レバー19が中立点にあるときのグリップ19aの位置である。境界位置P19Fは、前側の境界位置であり、境界位置P19Bは、後側の境界位置である。
中立点P20Nは、右走行レバー20が中立点にあるときのグリップ20aの位置である。境界位置P20Fは、前側の境界位置であり、境界位置P20Bは、後側の境界位置である。
遠隔操作システム1では、第1電動モータ42,50及び第2電動モータ43を作動させて、操作レバー10を移動させて、自動で境界位置を検出し動作範囲を設定する。詳しくは後述する。
中立点設定部56は、例えばスタートボタン59が操作されたときの操作レバー10の位置を中立点P17N,P18N,P19N,P20Nとして設定する。中立点設定部56は、左作業レバー17、右作業レバー18、左走行レバー19及び右走行レバー20について、各々中立点P17N,P18N,P19N,P20Nを設定する。操作レバー10の基端部には、バネ等が連結されており、操作レバー10に力が作用していない状態において、中立点に復帰するようになっている。
中立点記憶部57は、左作業レバー17の中立点P17Nに関する情報、右作業レバー18の中立点P18Nに関する情報、左走行レバー19の中立点P19Nに関する情報、右走行レバー20の中立点P20Nに関する情報を各々記憶する。中立点に関する情報としては、第1電動モータ42,50の出力軸の回転角度、第2電動モータ43の出力軸の回転角度などが挙げられる。中立点記憶部57は、動力伝達部材38,47の伸長量、動力伝達部材38の揺動角等の情報を、中立点に関する情報として記憶してもよい。
通信部58は、操作ユニット36と無線通信を行い、操作ユニット36から送信された指令信号を受信する。
操作ユニット36は、リモートコントローラであり、使用者が操作入力可能なレバー等が設けられている。操作ユニット36には、例えば、左作業レバー17に対応するレバー、右作業レバー18に対応するレバー、左走行レバー19に対応するレバー、右走行レバー20に対応するレバーがそれぞれ設けられている。
スタートボタン59は、左作業レバー17の動作範囲を設定する制御、右作業レバー18の動作範囲を設定する制御、左走行レバー19の動作範囲を設定する制御、右走行レバー20の動作範囲を設定する制御を開始する際に、使用者が操作するボタンである。
次に、図12を参照して、操作レバー10の動作範囲を設定する方法について説明する。遠隔操作システム1を使用する際には、操作レバー10に対して、駆動ユニット31〜34を設置する必要がある。駆動ユニット31〜34を設置した後には、操作レバー10の動作範囲を設定する必要がある。ここでは、左作業レバー17の動作範囲を設定する方法について説明する。
まず、使用者は、駆動ユニット31及びコントローラ35を建設機械2の操縦席9に設置する。このとき、建設機械2のエンジンが起動していない状態であり、建設機械2の油圧系は動作しない状態となっている。
コントローラ35は、例えば操縦席9の背もたれ14の背面側に配置される。駆動ユニット31は、肘掛け部15に対して固定される。保持部37は、左作業レバー17に連結される。保持部37は左作業レバー17に対して固定される。
次に、使用者は手動で左作業レバー17を操作し、中立点の位置を確認し、左作業レバー17を中立点の位置に配置された状態とする。
次に、使用者は、スタートボタン59をONとする(ステップS1)。スタートボタン59が操作されてONとなると、コントローラ35は、左作業レバー17の動作範囲を設定する制御を開始する(ステップS2)。コントローラ35は、動作範囲を設定する制御を行うためのプログラムを開始する。
コントローラ35の中立点設定部56は、プログラムを開始したときの左作業レバー17の位置を中立点として認識して設定し、コントローラ35の中立点記憶部57は、左作業レバー17の中立点の位置に関する情報を記憶する(ステップS3)。
次に、制御部52は、第1電動モータ42を駆動して、左作業レバー17を前方に傾ける(ステップS4)。制御部52は、第1電動モータ42のトルク制御を行い、第1電動モータ42による出力トルクを一定とする。ボールねじ部41は、動力伝達部材38を押し出し、左作業レバー17を前方に傾ける。制御部52は、左作業レバー17を移動させるための負荷が大きくなる場合には、それに応じて出力トルクを増加させる制御を行う。図11に示されるように、左作業レバー17の上端部17aが中立点P17Nから前方(第1の向き)に移動して、操作可能な範囲の境界位置P17Fに到達すると、第1電動モータ42による出力トルクが上昇する。
次に、トルク判定部54は、第1電動モータ42による出力トルクが判定閾値を超えた否かを判定する(ステップS5)。トルク判定部54は、第1電動モータ42に供給されている電流値を検出して、電流値が判定閾値を超えた場合には、第1電動モータ42による出力トルクが判定閾値を超えたと判定する(ステップS5;YES)。同様に、トルク判定部54は、電流値が判定閾値を超えていない場合には、第1電動モータ42による出力トルクが判定閾値を超えていないと判定する(ステップS5;NO)。
第1電動モータ42による出力トルクが判定閾値を超えた場合は(ステップS5;YES)、ステップS7に進む。第1電動モータ42による出力トルクが判定閾値を超えていない場合には、ステップS5に戻り、左作業レバー17の移動を継続する。左作業レバー17が中立点P17Nから遠ざかり、操作可能な範囲の境界位置P17Fに到達すると、第1電動モータ42による出力トルクが上昇して、判定閾値を超えることになる。
出力トルクが判定閾値を超えると(ステップS5;YES)、制御部52は、第1電動モータ42への電流を停止して、左作業レバー17の移動を停止する(ステップS6)。境界位置設定部55は、このときの左作業レバー17の位置を記憶部に記憶させる。境界位置設定部55は、第1電動モータ42のエンコーダから出力された値に基づいて、左作業レバー17の上端部17aの位置を境界位置P17Fと設定する。
次に、制御部52は、第1電動モータ42を駆動して、左作業レバー17を後方に傾ける(ステップS7)。すなわち、制御部52は、ステップS5における左作業レバー17の移動の向きとは反対向き(第2の向き)に、左作業レバー17を移動させる。制御部52は、第1電動モータ42のトルク制御を行い、第1電動モータ42による出力トルクを一定とする。ボールねじ部41は、動力伝達部材38を引き戻し、左作業レバー17を後方に傾ける。
次に、トルク判定部54は、第1電動モータ42による出力トルクが判定閾値を超えた否かを判定する(ステップS8)。トルク判定部54は、第1電動モータ42に供給されている電流値を検出して、電流値が判定閾値を超えた場合には、第1電動モータ42による出力トルクが判定閾値を超えたと判定する(ステップS8;YES)。同様に、トルク判定部54は、電流値が判定閾値を超えていない場合には、第1電動モータ42による出力トルクが判定閾値を超えていないと判定する(ステップS8;NO)。
第1電動モータ42による出力トルクが判定閾値を超えた場合は(ステップS8;YES)、ステップS9に進む。第1電動モータ42による出力トルクが判定閾値を超えていない場合には、ステップS7に戻り、左作業レバー17の移動を継続する。左作業レバー17が中立点P17Nから遠ざかり、操作可能な範囲の境界位置P17Bに到達すると、第1電動モータ42による出力トルクが上昇して、判定閾値を超えることになる。
出力トルクが判定閾値を超えると(ステップS8;YES)、制御部52は、第1電動モータ42への電流を停止して、左作業レバー17の移動を停止する(ステップS9)。境界位置設定部55は、このときの左作業レバー17の位置を記憶部に記憶させる。境界位置設定部55は、第1電動モータ42のエンコーダから出力された値に基づいて、左作業レバー17の上端部17aの位置を境界位置と設定する。
次に、制御部52は、第1電動モータ42を制御して、左作業レバー17を移動させて中立点に復帰させる。
次に、制御部52は、第2電動モータ43を制御して、左作業レバー17を左右方向Yに移動させて、境界位置P17L,P17Rを設定する。前後方向Xにおける境界位置P17F,P17Bの設定(ステップS5〜ステップS9)と同様に、出力トルクが判定閾値を超えたときの左作業レバー17の位置を境界位置P17L,P17Rと設定して記憶部に記憶する。
左作業レバー17について、前後方向Xにおける境界位置の設定及び左右方向Yにおける境界位置の設定が終了したらここでの処理を終了する。
コントローラ35は、右作業レバー18について、左作業レバー17と同様に、前後方向Xにおける境界位置P18F,P18Bの設定及び左右方向Yにおける境界位置P18L,P18Rの設定を行い、右作業レバー18の動作範囲を設定する(ステップS2〜ステップS10)。
コントローラ35は、左走行レバー19について、左作業レバー17と同様に、前後方向Xにおける境界位置P19F,P19Bの設定を行い、左走行レバー19の動作範囲を設定する(ステップS2〜ステップS10)。
コントローラ35は、右走行レバー20について、左走行レバー19と同様に、前後方向Xにおける境界位置P20F,P20Bの設定を行い、右走行レバー20の操作範囲を設定する(ステップS2〜ステップS10)。
このような遠隔操作システム1では、駆動ユニット31〜34を制御して操作レバー10を駆動し変位させることができるので、操作レバー10を遠隔操作して、建設機械2を操縦することができる。遠隔操作システム1は、位置検出部53を備え、操作レバー10の位置を検出し、プログラムの開始時に検出した位置を操作レバー10の中立点として、中立点に関する情報を中立点記憶部57に記憶することができる。
遠隔操作システム1の制御部52は、操作レバー10を駆動して変位させ、このときの第1電動モータ42,50及び第2電動モータ43の出力トルクに基づいて、中立点を基準として操作レバー10の動作範囲を設定することができる。そのため、遠隔操作システム1によれば、使用者が操作レバー10を手動で操作して、操作レバー10の動作範囲を記憶させる作業が不要となり、使用者の作業を簡略化することができる。
遠隔操作システム1では、設定された動作範囲内で操作レバー10を操作することができるので、動作範囲を超えるような制御を抑制することができる。そのため、第1電動アクチュエータ39,48及び第2電動アクチュエータ40における過負荷等に伴う不具合を防止できる。
遠隔操作システム1では、操縦席9の周囲に駆動ユニット31〜34が配置され、操縦席9のシート13上及び背もたれ14の正面には、駆動ユニット31〜34が配置されていない。そのため、駆動ユニット31〜34が設置された後において、状況に応じて操縦者が操縦席9に座って、操作レバー10を手動で操作して建設機械2を操縦することもできる。
駆動ユニット31〜34は、建設機械2に対して、後から取り付けられる(後付け可能である)。そのため、必要に応じて、駆動ユニット31〜34を設置して使用することができる。駆動ユニット31〜34を他の建設機械2に設置して使用することができる。この設置の際に、使用者が操作レバー10の位置を記憶部に記憶させる作業が簡素であるので、設置の際の作業時間を短縮することができる。その結果、汎用性が高い遠隔操作システム1が実現できる。
本開示は、前述した実施形態に限定されず、本開示の要旨を逸脱しない範囲で下記のような種々の変形が可能である。
上記の実施形態では、操作部材を操作レバーとして説明しているが、操作部材は操作レバーに限定されず、例えば、ステアリングホイール、ペダルなどその他の操作部材でもよい。
上記の実施形態では、ボールねじ部を備える電動駆動ユニットについて説明しているが、電動駆動ユニットはボールねじ部を備えるものに限定されず、例えば、シリンダ等その他のアクチュエータを備えるものでもよい。
上記の実施形態では、中立点の位置を基準位置として設定しているが、中立点からずれた位置を基準位置として設定してもよい。
上記の実施形態では、駆動ユニット31〜34の出力として、電動モータ42,43,50の電流値を検出して、出力トルクが判定閾値を超えたか否かを判定して境界位置を設定しているが、ストロークの単位時間当たりの変化量、操作レバー10の傾斜角の単位時間当たりの変化量を検出して、境界位置を設定してもよい。例えば、変化量が判定閾値以下となった場合に、そのときの操作レバー10の位置を境界位置と設定して動作範囲を設定してもよい。例えば操作レバー10の位置を検出するセンサを備え、操作レバー10の位置(位置の変化)を検出することで、駆動ユニットの出力を検出して、操作レバー10の境界位置を設定してもよい。
上記の実施形態では、出力トルクが判定閾値を超えたときの操作レバー10の位置を、操作レバー10の動作範囲の境界位置として設定しているが、出力トルクが判定閾値を超えたときの操作レバー10の位置から一定量ずれた位置を動作範囲の境界位置として設定してもよい。
1 遠隔操作システム(遠隔操作装置)
2 建設機械
10 操作レバー(操作部材)
17 左作業レバー(操作部材)
18 右作業レバー(操作部材)
19 左走行レバー(操作部材)
20 右走行レバー(操作部材)
31〜34 駆動ユニット(電動駆動ユニット)
42、50 第1電動モータ
43 第2電動モータ
52 制御部
53 位置検出部
54 トルク判定部
55 境界位置設定部(動作範囲設定部)
57 中立点記憶部(基準位置記憶部)

Claims (6)

  1. 操作部材を操作する電動駆動ユニットと、
    前記操作部材の位置を検出する位置検出部と、
    前記電動駆動ユニットの動作を制御する制御部と、
    前記操作部材の基準位置に関する情報を記憶する基準位置記憶部と、
    前記電動駆動ユニットによって前記操作部材を変位させたときの前記電動駆動ユニットの出力に基づいて、前記基準位置からの前記操作部材の動作範囲を設定する動作範囲設定部と、を備え、
    前記基準位置記憶部は、制御開始時の前記操作部材の操作位置を前記基準位置として記憶し、
    前記操作部材は、遠隔操作される作業機械を操作するための部材であり、
    前記電動駆動ユニットを作動させて前記作業機械の遠隔操作を行う、
    遠隔操作装置。
  2. 前記操作部材は揺動可能な操作レバーであり、
    前記基準位置記憶部は、前記操作レバーの中立位置を前記基準位置として記憶する請求項1に記載の遠隔操作装置。
  3. 前記電動駆動ユニットは、電動モータを備え、
    前記動作範囲設定部は、前記電動モータの出力トルクが判定閾値を超えたか否かを判定するトルク判定部を備え、
    前記動作範囲設定部は、前記出力トルクが前記判定閾値を超えたときの前記操作部材の前記位置を動作範囲の境界位置として設定する請求項1または2に記載の遠隔操作装置。
  4. 前記制御部は、前記操作部材を第1の向きに移動させて変位させる制御を行い、前記出力トルクが前記判定閾値を超えたときに、前記操作部材の移動を停止させ、前記操作部材の停止後、前記操作部材を前記第1の向きとは反対側である第2の向きに移動させて変位させる制御を行う請求項3に記載の遠隔操作装置。
  5. 前記電動駆動ユニットは、前記作業機械の遠隔操作用の後付けユニットである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の遠隔操作装置。
  6. 前記作業機械は、建設機械である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の遠隔操作装置。
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