JP2010220955A - 医療用マニピュレータ、及びその初期化方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】医療用マニピュレータの駆動部側と作業部側の位置関係の初期化を容易にする。
【解決手段】作業部11が新規装着された場合には、各カウンタ45b〜47bをリセットして、原点位置に対応する「0」とする。1回の手術中で作業部11が再装着された場合には、前回の分離時に復帰メモリ49に保存した各カウンタ45b〜47bのカウント値を読み出して、これをそれぞれセットする。新規装着か再装着かは、作業部11に設けられたシリアル表示部29に表示されるシリアル番号から判断する。
【選択図】図4
【解決手段】作業部11が新規装着された場合には、各カウンタ45b〜47bをリセットして、原点位置に対応する「0」とする。1回の手術中で作業部11が再装着された場合には、前回の分離時に復帰メモリ49に保存した各カウンタ45b〜47bのカウント値を読み出して、これをそれぞれセットする。新規装着か再装着かは、作業部11に設けられたシリアル表示部29に表示されるシリアル番号から判断する。
【選択図】図4
Description
本発明は、動作部が駆動部に着脱自在な医療用マニピュレータ、及びその初期化方法に関するものである。
腹腔鏡手術では、患者の腹部に形成した小孔から腹腔鏡(カメラ)を挿入し、また腹部の別の小孔から電気メスや鉗子などの柄の長い手術器具を挿入して、ビデオモニタに映し出される腹腔内の様子を見ながら手術を行う。この腹腔鏡下手術は、腹壁を大きく切開する開腹手術と比べて患者への侵襲が小さく、短期間での回復が期待できるなどの利点がある。
上記のような腹腔鏡下手術では、術者が腹腔外の操作部を操作して、操作部の動きに合わせて作業部を動作させる医療用マニピュレータが知られている。医療用マニピュレータは、作業部に鉗子などが設けられ、操作部の操作に応じてアクチェータ等により鉗子を動作させて処置を行う。また、医療用マニピュレータの駆動力を発生させる駆動部と作業部とを着脱自在として交換できる構造としたものも知られている(例えば、特許文献1)。
上記のように駆動部と作業部とを着脱自在とした場合に、装着した作業部の原点位置と、駆動部の原点位置とがずれているときには、駆動部が作業部の動作範囲を超えて動作させようとしてしまい、作業部が破損することがある。このような問題を解消するために、作業部にその動作位置を検出する回路・装置を内蔵させる構成も考えられる。しかしながら、交換される作業部のそれぞれに、そのような回路・装置を内蔵させることはコスト上昇を招くほか、装置の大型化や重量の増加などによる腹腔鏡下手術の際のハンドリングの悪化を招くおそれもあり、加えて作業部が洗浄や滅菌等の処理が行われるため内蔵させることが困難であった。
このため、特許文献1の医療用マニピュレータでは、駆動力を伝達するための駆動部側の機構のバックドライブトルクを大きくしておき、作業部と駆動部とを結合するときに、作業部側の機構の結合位置が結合前の駆動部側の機構の結合位置に移動して合致するように構成している。
しかしながら、上記のように駆動部側のバックドライブトルクを大きくした場合には、作業部と駆動部の結合時に、作業部と駆動部との間で駆動力を伝達する伝達機構や、それに接続されている駆動機構等を破損する恐れがあり、これを避けるために、駆動部側の伝達機構と作業部側の伝達機構とが破損することなく結合するような構造にしなければならないといった問題があった。また、原点を一致させた状態で、各作業部を駆動部に装着するようにした場合には、常に作業部及び駆動部を原点位置に戻した状態にしてから作業部を駆動部から外さなければならず、操作性が低下してしまうという問題もあった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、簡単な機構でしかも操作性を犠牲にすることなく駆動部側と作業部側の原点位置を合致させることができる医療用マニピュレータ、及びその初期化方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の医療用マニュピレータでは、前記駆動部に設けられた第1の連結部材、及び前記作業部に設けられ、第1の連結部材と任意の結合位置で結合する第2の連結部材からなり、前記アクチェータからの駆動力を前記作業部に伝達する伝達機構を備えるとともに、前記駆動部が、前記駆動部に装着されている作業部を特定する特定手段と、前記作業部の動作位置を検出する位置検出手段と、前記特定手段による特定結果に基づき、予め動作位置が原点位置に初期化されて新規装着される新規装着と前記駆動部への装着履歴のある前記作業部の再装着とを判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果が新規装着の場合には、今回の装着時の動作位置を原点位置とし、再装着の場合には、当該作業部の分離時に前記位置検出手段によって検出していた動作位置を今回の装着時の動作位置とすることによって、前記位置検出手段の原点位置を修正し、装着される作業部の動作位置と前記位置検出手段によって検出される動作位置とを一致させる原点修正手段とを備えたものである。
請求項2記載の医療用マニピュレータでは、前記作業部の分離の際に、前記特定手段で特定していた作業部の特定情報と、分離時に前記位置検出手段が検出していた動作位置とを関連づけて記憶する記憶手段を備え、前記判断手段が、前記作業部の装着時に前記特定手段が作業部を特定して得られる特定情報が前記記憶手段に記憶されていないときに新規装着と判断し、記憶されているときに再装着として判断し、前記原点修正手段が、前記作業部の再装着時には、前記特定手段で得られる特定情報に対して前記記憶手段に関連付けて記憶されている動作位置を再装着時の動作位置とするものである。
請求項3記載の医療用マニピュレータでは、前記特定手段を、個々の作業部にユニークに付与され、各々の作業部に記された固有の識別子を読み取るセンサとしたものである。
請求項4記載の医療用マニピュレータでは、前記作業部が、前記駆動部からの分離した状態での動作を禁止するロック手段を備えるようにしたものである。
請求項5記載の医療用マニピュレータでは、前記作業部が、前記ロック手段によるロックを解除するロック解除手段を備えるものである。
請求項6記載の医療用マニピュレータの初期化方法では、駆動部から作業部に駆動力を伝達する伝達機構を任意の位置で結合させて、駆動部に作業部を装着するステップと、装着された作業部を特定する特定ステップと、特定された作業部が新規装着か再装着かを判断する判断ステップと、装着された作業部が新規装着のときには、今回の装着時の作業部の動作位置を原点位置とし、再装着の場合には、当該作業部の分離時に前記位置検出手段によって検出していた動作位置を今回の装着時の動作位置として原点位置の修正を行い、作業部の動作位置を検出するための初期化を行う初期化ステップとを有するものである。
本発明によれば、駆動部と作業部の各連結部材を任意の結合位置で結合できるようにするとともに、予め動作位置が原点位置とされている作業部が新規装着された場合には、その装着された作業部の動作位置を原点位置とし、再装着時には、その作業部が分離されたときの動作位置を今回の装着時の動作位置として、駆動部側での動作位置の検出を行い、装着される作業部の動作位置と検出する動作位置とを一致させるようにしたから、装着するだけで原点位置が一致するため、分離の際に作業部を原点位置に戻す必要がなく、操作性を向上することができる。また、作業部を装着する際に、強い力を与える必要もないので伝達機構を破損することもなく、伝達機構の制約をなくすこともできる。
図1に本発明を実施した医療用マニピュレータを示す。医療用マニピュレータ10は、作業部11、操作部12、駆動部13からなる。作業部11は、駆動部13に対して着脱自在となっており、操作部12は、駆動部13に取り付けられている。
作業部11は、腹腔内で作業を行う先端動作部15と、駆動部13に取り付けられる取付部16と、これら先端動作部15と取付部16とを連結する長尺の中空なシャフト17とからなる。先端動作部15は、シャフト17内部を挿通したワイヤ等により取付部16に内蔵した連動機構と連結してある。これにより、取付部16に駆動力を与えることで先端動作部15を動作させることができる。先端動作部15及びシャフト17は、周知のトラカールを通して腹腔内に挿入した状態とされ、腹腔外での操作部12の操作で先端動作部15を動作させ組織の把持や切除、縫合等を行うことができる。
図1に示す作業部11の先端動作部15には、鉗子となるグリッパ18を設けてある。グリッパ18は、開き位置と閉じ位置との間での開閉自在であり、また先端動作部15は、シャフト17の軸方向の回転軸19aと、それに直交する回転軸19bを中心にそれぞれ回動自在としてある。したがって、作業部11の動作としては、グリッパ18の開閉と、先端動作部15の回転軸19aを中心とした回転(以下、X回転という)と、回転軸19bを中心とした回転(以下、Y回転という)とがある。
作業部11は、上述のように駆動部13に対して着脱自在となっており、種類の異なる鉗子の作業部11を装着することができる。また、1回の手術中において洗浄・滅菌された作業部11を駆動部13に装着する新規装着では、予め先端動作部15が原点位置にセットされたものが装着される。
取付部16の上面には、ロック解除ボタン20を設けてある。後述するように作業部11は、駆動部13から分離されたときに、その動作がロックされるが、ロック解除ボタン20は、このロックを手動で解除するための操作部材となっている。
操作部12は、アーム21と、グリップ22と、レバー23と、初期化ボタン24とを備えている。アーム21は、L字形状であり、回転軸19aを中心に回動自在となるように駆動部13に取り付けてある。グリップ22は、円柱形状であって回転軸19bと平行な回転軸19cを中心に回動自在にしてアーム21に取り付けてある。
レバー23は、グリップ22に設けてあり、グリップ22を握ったときに指で操作できるようにしてある。このレバー23は、グリップ22の表面から突出した突出位置と、その突出位置から押圧されてグリップ22の内部に押し込まれた退避位置との間で移動自在とされ、突出位置に向けて付勢してある。
上記の操作部12は、そのグリップ22を術者が握持して操作する。グリップ22を術者が握持して、回転軸19aを中心にアーム21を回転させることで先端動作部15がX回転し、回転軸19cを中心にグリップ22を回転させることで先端動作部15がY回転する。これらアーム21,グリップ22の回転と先端動作部15の回転の大きさは比例し、また同じ方向に回転するようにしてある。
なお、この例では、駆動部13に対するアーム21の回転によって、先端動作部15を駆動部13の駆動力でX回転しているが、アーム21を駆動部13に固定しておき、アーム21を握った手をひねるなどの操作で、操作部12とともに駆動部13を回転軸19aを中心に回転させて、駆動部13に装着された作業部11の全体をX回転させることによって、先端動作部15のX回転を実現するようなものであってもよい。
また、レバー23の突出位置にグリッパ18の開き位置を対応させ、レバー23の退避位置にグリッパ18の閉じ位置を対応させてあり、レバー23の移動量に比例してグリッパ18の開きが変化するように制御される。なお、レバー23は、退避位置まで押圧されたときに、その位置でロックがかかり、再度押圧するとロックが解除されて突出位置に戻るようにしてもよい。
駆動部13には、先端動作部15を動作させるためのアクチュエータや、先端動作部15の動作位置を検出する機構や動作を制御する回路等を内蔵している。初期化ボタン24は、先端動作部15を原点位置に戻す際に操作される操作部材である。この初期化ボタン24を押圧すると、駆動部13がその内部で検出している先端動作部15の動作位置が原点位置となるように動作する。これにより、マニピュレータを患者から外す場合など、容易にかつ確実に先端動作部15の動作位置を原点位置に戻すことが可能となる。
図2に示すように、取付部16は、駆動部13の装着面13aに取り付けられる。この装着面13aには、3個の駆動側連結部材26を設けてあり、装着面13aに対面する取付部16の下面には、各駆動側連結部材26に対応して3個の作業側連結部材27を設けてある。各連結部材26,27は、装着面13aの法線方向を軸として回動自在にしてある。これら各連結部材26,27は、駆動部13からの駆動力を作業部11に伝達するための伝達機構を構成している。
図3に一例を示すように、駆動側連結部材26は、略円錐状の凸部26aを形成してあり、作業側連結部材27は、駆動側連結部材26が嵌合する凹部27aを形成してある。各連結部材26,27の表面のそれぞれには、その母線方向に沿って伸びる多数の山,谷を形成してある。これにより、取付部16を駆動部13に取り付けたときに、各連結部材26,27の相互の回転位置に関わらず、すなわち任意の結合位置で駆動側連結部材26と作業側連結部材27が一体に回転するように結合する。
図2に示されるように、駆動部13にはセンサ部28を設けてあり、このセンサ部28に対面する取付部16の位置にシリアル表示部29を設けてある。センサ部28は、作業部11の装着・分離を検出する機能とともに、装着された作業部11のシリアル番号を検出することで、作業部11を特定する特定手段となっている。
センサ部28は、4個の反射式の光学センサ28aから構成してあり、シリアル表示部29は、各光学センサ28aに対応して設けられる1〜4枚の反射板29aで構成される。シリアル表示部29には、個々の作業部11に付与された4ビットのシリアル番号に対応した配置パターンで反射板29aが設けられる。各光学センサ28aは、反射板29aからの反射の有無を検出することによって、装着された作業部11の特定情報としての4ビットのシリアル番号を検出する。なお、センサ部28が反射板29aを1枚も検出していない場合は、作業部11が未装着とされる。
この例では、反射板29aを用いてシリアル番号を作業部11に記し、これをセンサ部28で検出しているが、シリアル番号をどのような手法を用いて記してもよく、検出のためのセンサもそれに対応したものを用いればよい。例えば、取付部16に反射板29aに代えて凹部を形成し、これを複数の機械式のスイッチで検出する構成できもよい。また、磁石のN極とS極のパターンでシリアル番号を表示し、これを磁気センサで検出してもよく、RFIDタグを取付部16に埋め込んでおき、これをタグリーダで読み取るようにしてもよい。さらには、シリアル番号を作業部11にユニークに付与された固有の識別子としているが、固有の識別子として異なる情報を用いて作業部11を特定するようにしてもよい。なお、作業部11は、洗浄、滅菌等の処理が行われるので、これら処理の影響を受けないものを用いる。
図4に示すように、駆動部13には、操作部12の操作量を検出する検出部31〜33を設けてある。検出部31は、回動軸19aを中心として回動されるアーム21の回転量をアームカウント値として検出する。また、検出部32は、回動軸19cを中心として回動されるグリップ22の回転量をグリップカウント値として検出する。さらに、検出部33は、レバー23の操作量であるレバー押し込み量をレバーカウント値として検出する。
検出部31は、エンコーダ31aと、カウンタ31bとからなる。エンコーダ31aは、周知のインクリメンタルタイプのものであり、回転方向を示す方向信号とともに、アーム21が回動軸19aを中心として一定角度回転するごとに1個のエンコードパルスを出力する。アームカウンタ31b、エンコードパルス数をアームカウント値としてカウントするものであり、エンコーダ31aが1個のエンコードパルスを出力するごとに、方向信号に応じてアームカウント値を1ずつインクリメントまたはデクリメントする。
検出部31と同様に、検出部32は、エンコーダ32aと、グリップカウント値をカウントするカウンタ32bとから構成し、検出部33は、エンコーダ33aとレバーカウント値をカウントするカウンタ33bとから構成してある。
操作側の各カウンタ31b〜33bは、作業部11が装着されたときに、駆動制御部35によってリセットされ、各カウント値が「0」とされる。これら各カウンタ31b〜33bによって、リセットされた時点からの操作部12の操作量が検出される。例えば、アーム21については、リセット時点のアーム21の操作位置からの操作量がアームカウント値として検出され、アームカウント値はアーム21を時計方向に回転させると増加し、反時計方向に回転する減少する。グリップ22の操作量についても同様である。
レバー23の操作量については、リセット時点の操作位置からの押し込み量が大きくなるほどレバーカウント値が増大し、押し込み量が小さくなるほどレバーカウント値が減少する。なお、操作部12の操作量を測定する構成は、上記のものに限られない。
駆動制御部35は、検出部31〜33の各カウント値に基づいて、アクチェータとしての各モータ36〜38を駆動する。モータ36は、先端動作部15をX回転させるためのものであり、モータ37は、先端動作部15をY回転させるためのものである。また、モータ38は、グリッパ18を開閉動作させるためのものである。
各モータ36〜38には、それぞれ駆動機構39が連結されている。各駆動機構39は、減速ギア列等から構成してあり、対応するモータの回転を減速して出力軸に出力する。各駆動機構39の出力軸には、駆動側連結部材26を取り付けてある。これにより、モータ36〜38の回転を、駆動機構39,駆動側連結部材26を介して、作業側連結部材27に伝達する。
取付部16の内部には、連動機構41〜43を設けてあり、連動機構41〜43には対応する作業側連結部材27の回転が入力される。連動機構41は、ギア列やシャフト17内を通されて先端動作部15に連結されたワイヤを駆動するためのプーリー等から構成してある。この連動機構41に対応する作業側連結部材27が回転すると、連動機構41を介して先端動作部15がX回転する。
連動機構42,43についても同様な構成であり、それぞれに対応する作業側連結部材27の回転で、連動機構42を介して先端動作部15がY回転し、また連動機構43を介してグリッパ18が開閉する。
ロック機構44は、作業部11が駆動部13から分離されているときに、先端動作部15の各回転位置、グリッパ18の開閉位置が変化しないようにするためのものである。このロック機構44は、例えば作業部11が駆動部13から分離されているときに、連動機構41〜43を構成するギアに係合してその回転を禁止することによって、先端動作部15及びグリッパ18の動作をロックし、作業部11が装着されているときにギアの係合を外して先端動作部15及びグリッパ18の動作を許容する。
また、ロック機構44は、ロック解除ボタン20の押圧操作に応答して、分離時にもロックを強制的に解除する解除機構を内蔵しており、ロック解除ボタン20を押圧するとギアの係合を解除する。なお、ロック機構、及び解除機構としては、各種の構成のものを用いることができ、例えばロック機構が連動機構41〜43の一部として、その内部に設けたものでもよい。
駆動部13には、作業部の動作位置を検出する位置検出手段としての検出部45〜47を設けてある。検出部45〜47は、検出部31などと同様なエンコーダ45a〜47aとカウンタ45b〜47bとからなる。
検出部45は、先端動作部15のX回転の動作位置を検出するものであり、エンコーダ45aはモータ36の回転軸に連結され、カウンタ45bは、方向信号に基づいてXカウント値を1ずつインクリメントまたはデクリメントする。同様に、検出部46は、エンコーダ46aがモータ37の回転軸に連結され、カウンタ46bがエンコーダ46aからのエンコードパルスと方向信号に基づいてYカウント値を増減し、検出部47は、エンコーダ47aがモータ38の回転軸に連結され、カウンタ47bがエンコーダ47aからのエンコードパルスと方向信号に基づいてZカウント値を増減する。
上記各検出部45〜47は、作業部11を駆動部13に装着した際に、各カウンタ45b〜47bの各カウント値を、原点修正手段としての駆動制御部35が後述するように設定することによって、先端動作部15のX回転、Y回転、グリッパ18の開閉の絶対位置としての動作位置を検出する。
駆動制御部35は、操作部12の操作時では、アームカウント値の増減と同じだけXカウント値を増減するようにモータ36の回転量と回転方向を制御する。グリップカウント値とYカウント値、レバーカウント値とZカウント値についても同様にして、駆動制御部35は、各モータ37,38の駆動を制御する。
駆動制御部35には、先端動作部15のX回転、Y回転、グリッパ18の開閉の各動作について、動作させることができる設計上の動作位置(絶対位置)の範囲を動作範囲として記憶した内部メモリ35aを設けてある。駆動制御部35は、Xカウント値,Yカウント値、Zカウント値がそれぞれ対応する動作範囲を超えないように各モータ36〜38の駆動を制御する。これにより、先端動作部15、グリッパ18等の破壊等を防止する。
なお、作業部11の種類毎に動作範囲を記憶しておき、装着された作業部の種類に応じた動作範囲を用いてもよい。装着された作業部の種類を特定は、上述のシリアル番号による作業部を特定する手法などを利用できる。
駆動制御部35は、洗浄・滅菌された作業部11が駆動部13に新規装着された場合では、動作側の各カウンタ45b〜47bをそれぞれリセットして各カウント値を原点位置に対応する「0」にする。また、駆動制御部35は、1回の手術中において作業部11が再装着された場合には、装着された作業部11のシリアル番号に対応付けられた各カウント値を復帰メモリ49から読み出し、読み出した各カウント値を各カウンタ45b〜47にセットする。
上記のように、作業部11の再装着時には、各カウンタ45b〜47bのカウント値を設定することで、各カウンタ45b〜47bが作業部11の各動作位置の絶対位置に対応した値となるようにしている。すなわち、作業部11の各動作位置の原点位置と、検出部45〜47で検出する動作位置の原点位置とが一致するように、検出部45〜47の原点位置を修正している。
新規装着であるか、再装着であるかは、復帰メモリ49に当該シリアル番号の記録の有無で判断する。復帰メモリ49は、作業部11のシリアル番号と、各カウンタ45b〜47bの各カウント値を対応付けて記憶する。この復帰メモリ49には、作業部11が分離されたときに、その分離された作業部11のシリアル番号と、分離時の各カウンタ45b〜47bの各カウント値とが駆動制御部35によって書き込まれる。復帰メモリ49の内容は、1回の手術中において維持され、同じシリアル番号に対しては、分離ごとに各カウント値を更新する。
初期化ボタン24の押圧操作された際には、駆動制御部35は、各カウンタ45b〜47bのカウント値が「0」となるように各モータ36,37,38の駆動を制御する。このことで、先端動作部15の動作位置を原点位置に戻すことができる。
次に上記構成の作用について説明する。手術中に、作業部11を駆動部13に装着すると、センサ部28が、シリアル表示部29に設けられた少なくとも1枚の反射板29aを検出するため、駆動制御部35が作業部11の装着を検知する。作業部11の装着が検知されると、図5に示すように、駆動制御部35がセンサ部28からの信号に基づいて、装着された作業部11のシリアル番号を取得する。この取得後、復帰メモリ49にアクセスして、そのシリアル番号が記憶されているか否かが調べられ、新規装着か、再装着かが駆動制御部35によって判定される。
例えば、手術中に、その手術で初めて装着された作業部11であったときには、その作業部11のシリアル番号が復帰メモリ49に記憶されていないため、この手術での新規装着と判定される。新規装着と判定されると、駆動制御部35によって、動作側の各カウンタ45b〜47bがリセットされて各カウント値がそれぞれ「0」とされる。さらには、操作側の各カウンタ31b〜33bがリセットされての各カウント値がそれぞれ「0」とされ、初期化が完了する。
装着された作業部11は、洗浄・滅菌された新規装着のものであるから、予め所定の調整装置で先端動作部15がそれぞれ原点位置にセットされている。また、各連結部材26,27は、それらの相互の回転位置にかかわらず結合するようになっているから、先端動作部15、グリッパ18を動作させることなく装着される。したがって、先端動作部15のX回転,Y回転、グリッパ18の開閉の各動作位置と、各カウンタ45b〜47bの各カウント値とが対応した状態となる。
初期化完了後に、操作部12の操作を行うと、その操作に応じて先端動作部15が動作する。操作部12が操作されて、それに応じてアームカウント値,グリップカウント値,レバーカウント値が変化すると、それに対応する検出部45〜47のカウント値が同じ値となるようにモータ36〜38が駆動される。
例えば、アーム21を回転軸19aを中心に回転操作して、アームカウント値を増加させると、その増加の速さに一致してXカウント値を増加させるように、モータ36を正回転させる。そして、アームカウント値が「+5」となるまでアーム21が回転されると、Xカウント値が「+5」となるまでモータ36を正回転させる。そして、このアームカウント値が「+5」の状態から、アームカウント値が「−15」となるまでアーム21を逆方向に回転操作すれば、そのアームカウント値の減少の速さに一致させながらXカウント値が「−15」となるまでモータ36を逆回転させる。
モータ36の回転は、駆動機構39,駆動側連結部材26,作業側連結部材27を介して連動機構41に伝達され、先端動作部15がX回転する。これにより、上記のようにアーム21を回転操作すれば、先端動作部15は、原点位置からXカウント値「+5」に相当する動作位置にX回転してから、Xカウント値「−15」に相当する動作位置にX回転する。このようにアーム21と同じ回転方向で、またその回転量に比例した回転量で先端動作部15がX回転される。
同様にグリップ22を回転操作すれば、グリップカウント値とYカウント値とが同じ値となるようにモータ37が回転されることにより、グリップ22と同じ回転方向で、またその比例した回転量で先端動作部15がY回転する。
さらに、レバー23を突出位置と退避位置との間で移動させると、エンコーダ33aからのレバーカウント値とZカウント値とが同じ値となるようにモータ38が回転されることにより、そのレバー23の操作に応答してグリッパ18が開閉動作する。
上記のように、操作部12を操作すれば、その操作量で先端動作部15、グリッパ18が動作するが、この動作中では、駆動制御部35によって各カウンタ45b〜47bのカウント値と、それらに対応する動作範囲の上限値及び下限値とが比較される。そして、各カウント値のいずれかが動作範囲の上限値または下限値に達すると、そのカウント値に対応するモータの駆動が停止される。
例えば、先端動作部15のY回転の動作範囲が「−50」〜「+50」としてあり、グリップカウント値が増加して「+60」となった場合では、Yカウント値が上限値「+50」に達した時点でモータ37の回転が停止される。Yカウント値が減少していく場合も同様であり、Yカウント値が下限値「−50」に達した時点でモータ37の回転が停止される。そして、この後にグリップ回転値がY回転の動作範囲内となれば、Yカウント値がその値となるようにモータ37の駆動が再開される。このようにして、先端動作部15のY回転が制限されて、先端動作部15の破壊等が防止される。なお、先端動作部15のX回転、グリッパ18の開閉動作についても同様に制限され、破壊等が防止される。
上記のような制御の下で、操作部12を操作して、装着した作業部11の先端動作部15を動作させて作業を行う。そして、作業部11の交換が必要な場合には、作業部11を駆動部13から分離して、他の作業部11を装着する。
センサ部28が反射板29aを検出しなくなることで、作業部11の分離を検知すると、駆動制御部35は、それまで装着されていた作業部11のシリアル番号と、分離時における各カウンタ45b〜47bのカウント値とを対応付けて復帰メモリ49に保存する。すなわち、分離された作業部11の各絶対位置を示す各カウント値が復帰メモリ49に保存される。
分離後に他の作業部11が装着されると、駆動制御部35は、センサ部28からの信号に基づいて、装着された作業部11のシリアル番号を取得し、そのシリアル番号と各カウンタ値が復帰メモリ49に記憶されているか否かを調べ、新規装着か、再装着かを判定する。この判定で、新規装着であれば上述と同様な手順により、操作側の各カウンタ31b〜33bと、動作側の各カウンタ45b〜47をそれぞれのリセットで初期化完了してから、操作部12の操作に応じて先端動作部15、グリッパ18が動作される。
一方、復帰メモリ49に取得したシリアル番号が記憶されている場合には、この手術においての再装着と判断される。そして、再装着と判断されると、そのシリアル番号に対応付けられた各カウント値がそれぞれ対応する動作側のカウンタ45b〜47bのカウント値としてセットされる。また、操作側のカウンタ31b〜33bのカウント値がリセットされて「0」とされる。
このようにして、カウンタ45b〜47bのカウント値のセットと、カウンタ31b〜33bのカウント値のリセットを行った後に、操作部12が操作されると、その操作量に応じて、新規装着時と同じ手順で先端動作部15が動作される。
再装着時の作業部11は、先端動作部15のX回転、Y回転、グリッパ18の開閉の各位置については、ロック機構44によって前回分離されたときの位置のままとなっている。また、各連結部材26,27は、それらの相互の回転位置にかかわらず結合するようになっているから、先端動作部15、グリッパ18が動作することなく前回の分離時の状態が維持されて再装着される。したがって、再装着時では、先端動作部15は分離時のX回転、Y回転、グリッパ18の開閉の各位置であり、カウンタ45b〜47bの各カウント値も分離時のものとなる。
そして、前述のように作業部11を新規装着したときには、作業部11の先端動作部15、グリッパ18が原点位置であり、各カウンタ45b〜47bのカウント値が原点位置に対応した「0」とされるから、今回の再装着時のカウンタ45b〜47bの各カウント値は、装着されている作業部の先端動作部15のX回転、Y回転、グリッパ18の開閉の各絶対位置を示すものとなる。
結果として、作業部11を再装着しても、その先端動作部15のX回転、Y回転、グリッパ18の開閉の各絶対位置は、カウンタ45b〜47bの各カウント値として検出するとでき、その各カウント値に基づいて先端動作部15のX回転、Y回転、グリッパ18の開閉をそれぞれ各動作範囲内で動作させるように制御できる。
上記では、伝達機構を構成する各連結部材として、径方向(母線方向)に多数の山,谷を形成したものを用いたが、各連結部材としては、任意の結合位置で結合できるものであれば種々の手法で結合するものを利用することができる。例えば図6に示す例は、各連結部材26,27の各結合面をそれぞれ摩擦係数が高い部材51,52で形成したものである。また、図7に示す例は、一方(この例では駆動側)の連結部材26の表面をゴム53とし、作業側連結部材27の表面に複数の歯54aからなる歯列54を形成して、その各歯54aをゴム53に刺し入れることで結合させるようにしている。
上記実施形態では、先端動作部を鉗子をとした場合の医療用マニピユレータの例について説明したが、電気メス等のその他の先端動作部の医療用マニピユレータについても本発明を適用することができる。また、先端動作部の自由度は「3」に限定されるものではない。
10 医療用マニピュレータ
11 作業部
12 操作部
13 駆動部
15 先端動作部
26,27 連結部材
28 センサ部
29 シリアル表示部
35 駆動制御部
36〜38 モータ
31〜33,45〜47 検出部
49 復帰メモリ
11 作業部
12 操作部
13 駆動部
15 先端動作部
26,27 連結部材
28 センサ部
29 シリアル表示部
35 駆動制御部
36〜38 モータ
31〜33,45〜47 検出部
49 復帰メモリ
Claims (6)
- アクチュエータを有する駆動部と、前記駆動部に着脱自在とされ、前記駆動部からの駆動力で動作する作業部と、前記作業部を動作させるために操作される操作部とからなり、前記作業部の動作位置を、予め設定されている動作範囲内で前記操作部の操作量に応じて変化させる医療用マニピュレータにおいて、
前記駆動部に設けられた第1の連結部材、及び前記作業部に設けられ、第1の連結部材と任意の結合位置で結合する第2の連結部材からなり、前記アクチェータからの駆動力を前記第1の連結部材及び前記第2の連結部材を通じて前記作業部に伝達する伝達機構を備えるとともに、
前記駆動部は、
前記駆動部に装着されている作業部を特定する特定手段と、
前記作業部の動作位置を検出する位置検出手段と、
前記特定手段による特定結果に基づき、予め動作位置が原点位置に初期化されて新規装着される新規装着と前記駆動部への装着履歴のある前記作業部の再装着とを判断する判断手段と、
前記判断手段の判断結果が新規装着の場合には、今回の装着時の動作位置を原点位置とし、再装着の場合には、当該作業部の分離時に前記位置検出手段によって検出していた動作位置を今回の装着時の動作位置とすることによって、前記位置検出手段の原点位置を修正し、装着される作業部の動作位置と前記位置検出手段によって検出される動作位置とを一致させる原点修正手段とを備えることを特徴とする医療用マニピュレータ。 - 前記作業部の分離の際に、前記特定手段で特定していた作業部の特定情報と、分離時に前記位置検出手段が検出していた動作位置とを関連づけて記憶する記憶手段を備え、
前記判断手段は、前記作業部の装着時に前記特定手段が作業部を特定して得られる特定情報が前記記憶手段に記憶されていないときに新規装着と判断し、記憶されているときに再装着として判断し、
前記原点修正手段は、前記作業部の再装着時には、前記特定手段で得られる特定情報に対して前記記憶手段に関連付けて記憶されている動作位置を再装着時の動作位置とすることを特徴とする請求項1記載の医療用マニピュレータ。 - 前記特定手段は、個々の作業部にユニークに付与され、各々の作業部に記された固有の識別子を読み取るセンサであることを特徴とする請求項1または2記載の医療用マニピュレータ。
- 前記作業部は、前記駆動部からの分離した状態での動作を禁止するロック手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の医療用マニピュレータ。
- 前記作業部は、前記ロック手段によるロックを解除するロック解除手段を備えることを特徴とする請求項4記載の医療用マニピュレータ。
- 作業部が駆動部に着脱自在とされ、駆動部によって、装着された作業部を予め設定されている動作範囲内で操作部の操作量に応じて動作させる医療用マニピュレータの初期化方法において、
駆動部から作業部に駆動力を伝達する伝達機構を任意の位置で結合させて、駆動部に作業部を装着するステップと、
装着された作業部を特定する特定ステップと、
特定された作業部が新規装着か再装着かを判断する判断ステップと、
装着された作業部が新規装着のときには、今回の装着時の作業部の動作位置を原点位置とし、再装着の場合には、当該作業部の分離時に前記位置検出手段によって検出していた動作位置を今回の装着時の動作位置として原点位置の修正を行い、作業部の動作位置を検出するための初期化を行う初期化ステップとを有することを特徴とする医療用マニピュレータの初期化方法。
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