JP6842309B2 - シート状化粧料 - Google Patents

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本発明は、シート状化粧料に関する。
従来より、シート状化粧料は広く用いられており、汗や皮脂、メイク汚れなどを除去し、身体の清拭に用いることが知られている。このようなシートタイプの化粧料には、肌のさらさら感を付与し、その効果を持続させるために親水性粉体を配合することが提案されている。また、粉体の肌への白残りを抑制するためにシリコーンを併用することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、これらの提案では、親水性粉体により、乾いた後の肌のさらさら感やその持続性は得られるが、粉体による手指のかさつきがあり、肌のしっとり感が損なわれるという問題があった。
したがって、肌への白残りがなく、肌のさらさら感、及びその持続性に優れ、拭いた後の肌のしっとり感が良好であるシート状化粧料の開発が強く望まれているのが現状である。
特開2012−87117号公報
本発明は、前記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、肌への白残りがなく、肌のさらさら感、及びその持続性に優れ、拭いた後の肌のしっとり感が良好であるシート状化粧料を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、シート状基材に含浸される液体組成物中に、(A)球状シリカと、(B)タルクと、(C)ジメチルポリシロキサンと、(D)1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、及びグリセリンから選択される少なくとも1種とを特定の質量比で含有することにより、これら(A)〜(D)成分が相乗的に働いて、肌への白残りがなく、肌のさらさら感、及びその持続性に優れ、拭いた後の肌のしっとり感が良好となることを知見した。
本発明は、本発明者らによる前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> シート状基材と、前記シート状基材に含浸された液体組成物とを含むシート状化粧料であって、
前記液体組成物が、
(A)球状シリカと、
(B)タルクと、
(C)ジメチルポリシロキサンと、
(D)1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、及びグリセリンから選択される少なくとも1種とを含有し、
前記(A)成分の含有量と、前記(B)成分の含有量との質量比(A/B)が、1.3〜16であり、
前記(A)成分及び前記(B)成分の合計含有量と、前記(C)成分及び前記(D)成分の合計含有量との質量比〔(A+B)/(C+D)〕が、3〜10であることを特徴とするシート状化粧料である。
<2> 前記(A)成分の含有量が、1.5質量%〜4質量%であり、
前記(B)成分の含有量が、0.5質量%〜3質量%である前記<1>に記載のシート状化粧料である。
<3> 前記(C)成分の25℃の動粘度が、5mm/s〜30mm/sである前記<2>に記載のシート状化粧料である。
<4> 前記シート状基材が、(α)親水性繊維、及び(β)疎水性繊維からなる前記<1>から<3>のいずれかに記載のシート状化粧料である。
<5> 前記シート状基材の疎水性繊維が、芯鞘型繊維からなる前記<4>に記載のシート状化粧料である。
<6> 前記(α)成分の含有量と、前記(β)成分の含有量との質量比(α/β)が、60/40〜80/20である前記<4>から<5>のいずれかに記載のシート状化粧料である。
本発明によると、従来における前記諸問題を解決することができ、肌への白残りがなく、肌のさらさら感、及びその持続性に優れ、拭いた後の肌のしっとり感が良好であるシート状化粧料を提供することができる。
(シート状化粧料)
本発明のシート状化粧料は、液体組成物と、シート状基材とを含み、更に必要に応じて、その他の部材を有する。
<液体組成物>
前記液体組成物は、(A)球状シリカと、(B)タルクと、(C)ジメチルポリシロキサンと、(D)1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、及びグリセリンから選択される少なくとも1種とを含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有する。また、前記液体組成物は、前記シート状基材に含浸される。
<<(A)球状シリカ>>
前記(A)成分の球状シリカは、肌のさらさら感、及び肌のさらさら感の持続性を付与するために含有される。
前記(A)成分の球状シリカにおける「球状」とは、平均円形度が0.6以上1.0以下を意味し、この規定を満たすシリカ粒子を球状シリカとし、この規定を満たさないシリカ粒子を非球状シリカとする。
前記(A)成分の球状シリカの平均円形度としては、肌のさらさら感、及び肌のさらさら感の持続性の点で、0.6以上1.0以下であり、0.8以上1.0以下が好ましい。前記平均円形度が、0.6未満であると、肌のさらさら感、及び肌のさらさら感の持続性が低下することがある。
[平均円形度の測定方法]
前記平均円形度の測定方法は、以下の通りである。
シリカ粒子の走査型電子顕微鏡写真をもとに、円形度測定装置〔本体:島津製作所株式会社製、画像解析ソフトウェア:Win ROOF、三谷商事株式会社製〕を用いて画像処理(二値化処理)した後、該処理画像の粉体粒子の面積及び周囲長を測定して円形度を算出し、それぞれのシリカ粒子の円形度の平均をとることにより前記平均円形度を求めることができる。
前記円形度は、下記式で表され、円形度が1に近いほど真円に近いことを示す。なお、複数の粒子が重なっている場合は、個別に認識せずに凝集体を1つとして認識したり、濃淡のある粒子は陰の部分を認識しないため、明確な輪郭のあるシリカ粒子のみを代表粒子として測定する。
〔式〕 円形度=4π×二値化処理画像のシリカ粒子の面積/(二値化処理画像のシリカ粒子の周囲長)
前記(A)成分の球状シリカの平均粒子径としては、2μm〜14μmが好ましい。前記平均粒子径が、14μmを超えると、肌のさらさら感の持続性が低下することがある。
ここで、前記平均粒子径は、例えば、走査型電子顕微鏡(株式会社日立製作所製、S−570)で得られた写真像から代表的な粒子を選んで、スケールを用いて粒子像の直径を測定することができる。
前記(A)成分の球状シリカとしては、特に制限はなく、適宜作製したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、サンスフェアH−121(平均円形度:0.9、平均粒子径:12μm)、サンスフェアH−122(平均円形度:0.9、平均粒子径:12μm)、サンスフェアNP−30(平均円形度:0.9、平均粒子径:4μm)(いずれもAGCエスアイテック株式会社製);ゴッドボールB−6C(平均円形度:0.9、平均粒子径:2μm〜2.5μm)、ゴッドボールE−16C(平均円形度:0.9以上、平均粒子径:4μm〜5.3μm)(いずれも鈴木油脂工業株式会社製)などが挙げられる。
前記(A)成分の球状シリカの含有量としては、肌のさらさら感、肌のさらさら感の持続性、肌への白残りのなさ、及び拭いた後の肌のしっとり感の点で、前記液体組成物全量に対して、1.3質量%〜6質量%が好ましく、1.5質量%〜4質量%がより好ましい。前記含有量が、1.3質量%未満であると、肌のさらさら感、及び肌のさらさら感の持続性が不十分となることがあり、6質量%を超えると、肌への白残りのなさ、及び拭いた後の肌のしっとり感が不十分となることがある。
<<(B)タルク>>
前記(B)成分のタルクは、拭いた後の肌のしっとり感を付与するために含有される。
前記(B)成分のタルクとしては、親水性を示すものであれば、球状、棒状、針状、板状、不定形状、鱗片状、紡錘状等の形状は特に制限されない。
前記(B)成分のタルクとしては、粉体表面が親水性処理されたものが好ましい。前記親水性処理としては、例えば、セルロース処理、寒天処理、デオキシリボ核酸処理、レシチン処理、ポリアクリル酸処理、シリカ処理、アルミナ処理、ジルコニア処理などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
ここで、前記親水性を示すとは、ヘキサン10g/水10gに粉体を1g添加し、超音波で分散させたときに、水相に分散されることを意味する。
前記(B)成分のタルクの平均粒子径としては、拭いた後の肌のしっとり感、肌のさらさら感、及び肌のさらさら感の持続性の点から、8μm以上40μm未満が好ましい。
前記(B)成分のタルクの含有量としては、肌への白残りのなさ、肌のさらさら感、拭いた後の肌のしっとり感、及び肌のさらさら感の持続性の点から、前記液体組成物全量に対して、0.3質量%〜4.5質量%が好ましく、0.5質量%〜3質量%がより好ましい。前記含有量が、0.3質量%未満であると、拭いた後の肌のしっとり感、肌のさらさら感、及び肌のさらさら感の持続性が不十分となることがあり、4.5質量%を超えると、肌のさらさら感、肌への白残りのなさ、及び肌のさらさら感の持続性が悪くなることがある。
前記(B)成分のタルクとしては、特に制限はなく、適宜作製したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、タルクSW−特(浅田製粉株式会社製、平均粒子径:23μm)、クラウンタルク局方(松村産業株式会社製、平均粒子径:10μm)、MS−P(日本タルク株式会社製、平均粒子径:15μm)などが挙げられる。
<<(C)ジメチルポリシロキサン>>
前記(C)成分のジメチルポリシロキサンは、拭いた後の肌のしっとり感を付与するために含有される。
前記(C)成分のジメチルポリシロキサンの25℃における動粘度としては、拭いた後の肌のしっとり感、肌のさらさら感、及び肌のさらさら感の持続性の点で、5mm/s〜30mm/sが好ましく、8mm/s〜20mm/sがより好ましい。前記動粘度が、5mm/s未満であると、拭いた後の肌のしっとり感が不十分となることがあり、30mm/sを超えると、肌のさらさら感、及び肌のさらさら感の持続性が不十分となることがある。
前記(C)成分のジメチルポリシロキサンとしては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、KF96A−5cs(動粘度(25℃):5.0mm/s)、KF96A−6cs(動粘度(25℃):6.0mm/s)、KF−96−10cs(動粘度(25℃):10mm/s)、KF−96−20cs(動粘度(25℃):20mm/s)、KF−96−30cs(動粘度(25℃):30mm/s)(いずれも信越化学工業株式会社製);SH200 C Fluid 5cs(動粘度(25℃):5.0mm/s)、SH200 C Fluid 6cs(動粘度(25℃):6mm/s)、SH200 C Fluid 10cs(動粘度(25℃):10mm/s)、SH200 C Fluid 20cs(動粘度(25℃):20mm/s)、SH200 C Fluid 30cs(動粘度(25℃):30mm/s)(いずれも東レ・ダウコーニング株式会社製)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記動粘度の測定方法としては、特に制限はなく、目的に応じて公知の方法を適宜選択することができ、例えば、ASTM インターナショナル D 445−46Tの規格に基づき、ウッベローデ粘度計により測定する方法などが挙げられる。
前記(C)成分のジメチルポリシロキサンの含有量は、拭いた後の肌のしっとり感、肌への白残りのなさ、肌のさらさら感、及び肌のさらさら感の持続性の点で、前記液体組成物全量に対して、0.05質量%〜0.5質量%が好ましく、0.1質量%〜0.3質量%がより好ましい。前記含有量が、0.05質量%未満であると、拭いた後の肌のしっとり感、及び肌への白残りのなさが不十分となることがあり、0.5質量%を超えると、肌のさらさら感、及び肌のさらさら感の持続性が不十分となることがある。
<<(D)1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、及びグリセリンから選択される少なくとも1種>>
前記(D)成分の1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、及びグリセリンから選択される少なくとも1種は、拭いた後の肌のしっとり感を付与するために含有される。
これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、拭いた後の肌のしっとり感が良好である点で、1,3−ブチレングリコールが好ましい。
前記(D)成分としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、1,3−ブチレングリコール(ダイセル化学工業株式会社製)、プロピレングリコール(AGC旭硝子株式会社製、株式会社ADEKA製)、ジプロピレングリコール(AGC旭硝子株式会社製、株式会社ADEKA製)、濃グリセリンS(新日本理化株式会社製)などが挙げられる。
前記(D)成分の含有量は、拭いた後の肌のしっとり感、肌への白残りのなさ、肌のさらさら感、及び肌のさらさら感の持続性の点で、前記液体組成物全量に対して、0.1質量%〜1.0質量%が好ましく、0.2質量%〜0.8質量%がより好ましい。前記含有量が、0.1質量%未満であると、拭いた後の肌のしっとり感、及び肌への白残りのなさが不十分となることがあり、1.0質量%を超えると、肌のさらさら感、及び肌のさらさら感の持続性が不十分となることがある。
前記(A)成分の含有量と、前記(B)成分の含有量との質量比(A/B)は、拭いた後の肌のしっとり感、肌のさらさら感、及び肌のさらさら感の持続性の点で、1.3〜16であり、1.5〜8が好ましい。前記質量比(A/B)が、1.3未満であると、肌のさらさら感、及び肌のさらさら感の持続性が悪くなることがあり、16を超えると、拭いた後の肌のしっとり感が低下することがある。
前記(A)成分及び前記(B)成分の合計含有量と、前記(C)成分及び前記(D)成分の合計含有量との質量比〔(A+B)/(C+D)〕は、肌のさらさら感、肌のさらさら感の持続性、拭いた後の肌のしっとり感、及び肌への白残りのなさの点で、3〜10であり、4〜6が好ましい。前記質量比〔(A+B)/(C+D)〕が、3未満であると、肌のさらさら感、及び肌のさらさら感の持続性が悪くなることがあり、10を超えると、拭いた後の肌のしっとり感、及び肌への白残りのなさが低下することがある。
<<その他の成分>>
前記液体組成物には、更に必要に応じて、適宜選択したその他の成分を本発明の目的を妨げない範囲で含有することができる。前記その他の成分としては、シート状化粧料の液体組成物に通常用いられているものの中から適宜選択することができ、例えば、精製水、油分、前記(C)成分以外のシリコーン類;前記(D)成分以外の低級アルコール、高級アルコール等のアルコール類、ラノリン誘導体、蛋白誘導体、アクリル樹脂分散液;ビタミン等の薬剤、殺菌剤、防腐剤、pH調整剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、紫外線吸収剤、動植物抽出物又はその誘導体、色素、香料、顔料、前記(B)成分以外の粘土鉱物などが挙げられる。
<シート状基材>
前記シート状基材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、(α)親水性繊維、及び(β)疎水性繊維からなることが好ましい。
前記シート状基材が、(α)親水性繊維、及び(β)疎水性繊維からなる繊維集合体である場合、前記親水性繊維の極性乃至は毛細管力の作用によって前記液体組成物を吸収することが可能となるので、前記液体組成物が一度に大量に放出されることがなく、徐々に放出される。
前記(α)成分の含有量と、前記(β)成分の含有量との質量比(α/β)としては、肌のさらさら感、肌のさらさら感の持続性、拭いた後の肌のしっとり感、及びふき取り性の点で、50/50〜90/10が好ましく、60/40〜80/20がより好ましい。前記質量比が、50/50未満であると、拭いた後の肌のしっとり感が低下することがあり、90/10を超えると、肌のさらさら感、肌のさらさら感の持続性、及びふき取り性が不十分となることがある。
前記親水性繊維としては、繊維を構成する物質が親水性であるもの、即ち、分子中に親水性官能基を有するものであってもよく、疎水性繊維の表面を親水性処理したものであってもよい。前記親水性官能基としては、例えば、水酸基、アミノ基、カルボキシル基などが挙げられる。
前記繊維を構成する物質が親水性である親水性繊維としては、例えば、綿、パルプ、麻等の天然セルロース系繊維;パルプより得られるビスコースレーヨン、銅アンモニア法レーヨン(キュプラ)、溶剤紡糸されたレーヨンであるリヨセル、テンセル等の再生セルロース系繊維;キチン、アルギン酸繊維、コラーゲン繊維などが挙げられる。
前記疎水性繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維;ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系繊維;ナイロン等のポリアミド系繊維;ポリアクリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維;これらの繊維の混合物などが挙げられる。
また、前記疎水性繊維としては、複合繊維であってもよく、前記複合繊維としては、例えば、芯鞘型繊維、サイド−バイ−サイド型繊維などが挙げられる。
これらの中でも、ふき取り性、及びシートのよれにくさの点で、芯鞘型繊維が好ましく、ポリプロピレン(PP)繊維の表面を、PPよりも融点が低いポリエチレン(PE)で被覆処理した構造を有するPP・PE芯鞘型繊維がより好ましい。
前記繊維集合体としては、例えば、紙、湿式乃至は乾式不織布、織布、編布などが挙げられ、繊維の抜け落ちが実質的になければカードウェブであってもよい。これらの中でも、紙、不織布などが、加工性、コストの点から特に好ましい。
前記繊維集合体として親水性繊維からなる不織布としては、例えば、抄紙方式で製造される湿式不織布、接着繊維を用いて結合させたサーマルボンド不織布(例えば、エアスルー不織布、エアレイド不織布、ヒートロールボンド不織布等)、繊維ウエブを接着剤で結合させたケミカルボンド不織布、繊維ウエブを特殊針でニードリングして交絡させたニードルパンチ不織布、ウォータージェットで繊維を交絡させたスパンレース不織布、フラッシュ紡糸不織布等の乾式不織布が挙げられる。
前記繊維集合体として疎水性繊維を親水化処理した不織布としては、例えば、ノーバインディングの超極細繊維を用いたメルトブローン不織布、該メルトブローン不織布とスパンボンド不織布とを貼り合わせたもの、易分割繊維を用いて適宜繊維構造体とした後、易分割繊維を分割させたものなど、様々な極細繊維の繊維集合体が挙げられる。前記メルトブローン不織布に用いられる超極細繊維の繊維径としては、10μm以下が好ましく、5μm以下がより好ましく、3μm以下が更に好ましい。また、前記不織布としては、エンボス加工等の各種加工されたものを用いることができる。
前記繊維集合体として紙を用いる場合は、パルプから抄紙方式で製造される湿式パルプシート、解繊・積層されたパルプ繊維をバインダーで接着し、シート状に形成した乾式パルプシートなどを用いることができる。
前記シート状基材としての繊維集合体の厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.01mm〜5mmが好ましく、0.05mm〜1mmがより好ましい。前記厚みが、0.01mm未満であると、液体組成物を充分保持させることが困難となることがあり、5mmを超えると、シート状化粧料を皮膚に押し当てたとき、液体組成物の放出量が少なすぎて、有効成分の効果が充分に発揮されないことがある。ここで、前記繊維集合体の厚みは、荷重8g/cmで測定された厚みをいう。
前記繊維集合体の坪量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、肌のさらさら感、肌のさらさら感の持続性、ふき取り性、及びシートのよれにくさの点で、一層当たり10g/m〜100g/mが好ましく、20g/m〜80g/mがより好ましい。前記坪量が、10g/m未満であると、ふき取り性、及びシートのよれにくさが不十分となることがある。一方、前記坪量が、100g/mを超えると、肌のさらさら感、及び肌のさらさら感の持続性が不十分となることがある。
前記シート状基材の構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、肌のさらさら感、肌のさらさら感の持続性、ふき取り性、及びシートのよれにくさの点から、芯鞘型繊維、又はPE・PP芯鞘型繊維をレーヨンでサンドイッチ構造とした積層シート状基材が特に好ましい。
前記積層シート状基材の製法としては、例えば、PE・PP芯鞘型繊維(例えば、NBF−H、ダイワボウポリテック株式会社製)を熱融着によりシート状(不織布)にし、レーヨンのウェブで前記シートを挟みこみ、ウォータージェットで繊維を交絡させることにより得ることができる。
前記シート基材としては、特に制限はなく、適宜作製したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、(a)レーヨン/PP・PE芯鞘型繊維/レーヨン=(20g/m)/(20g/m)/(20g/m):(60g/m)(親水性繊維/疎水性繊維=67/33、質量比)(ダイワボウポリテック株式会社製)、(b)レーヨン/PP/レーヨン=(20g/m)/(20g/m)/(20g/m):(60g/m)(親水性繊維/疎水性繊維=57/43、質量比)(ダイワボウポリテック株式会社製)、(c)レーヨン/PE・PET芯鞘型繊維/レーヨン=(20g/m)/(20g/m)/(20g/m):(60g/m)(親水性繊維/疎水性繊維=67/33、質量比)(ダイワボウポリテック株式会社製)、(d)レーヨン:PP・PE芯鞘型繊維=90:10:(60g/m)(親水性繊維/疎水性繊維=90/10、質量比)(ダイワボウポリテック株式会社製)などが挙げられる。
<製造方法>
本発明のシート状化粧料における液体組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、前記(A)成分から(D)成分、必要に応じてその他の成分を使用し、所定の製造装置を用いて常法により製造することができる。
前記液体組成物を製造する装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、剪断力と全体混合できる複数の攪拌羽根(例えば、プロペラ、タービン、ディスパー等)を備えた攪拌装置などが好ましい。
<含浸>
本発明のシート状化粧料は、前記シート状基材に前記液体組成物を含浸させることにより得ることができる。前記含浸の方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、(1)前記シート状基材に前記液体組成物を滴下乃至噴霧することにより含浸させる方法、(2)前記液体組成物中に前記シート基材を浸漬することにより含浸させる方法などが挙げられる。
前記液体組成物の含浸量(含浸倍率)は、液体組成物の皮膚への移行性の点から、2.5倍〜5.5倍が好ましく、3.5倍〜4.5倍がより好ましい。
<包装体>
本発明のシート状化粧料は、包装体に収容された状態で使用されることが好ましい。前記包装体としては、特に制限はなく、シート状化粧料に通常用いられるものを適宜選択して使用することができる。
<用途>
本発明のシート状化粧料は、例えば、顔用汗拭きシート、身体用汗拭きシート、身体用デオドラントシート、足用拭き取りシート、介護用清拭シート、皮脂拭き取り用シート、眠気覚まし用シートなどに好適に用いることができ、特に、肌のさらさら感及びその持続性に優れる観点から、顔用汗拭きシート、身体用汗拭きシート、身体用デオドラントシートが好ましい。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の例において、実施例及び比較例に記載の成分量は全て純分換算である。
(実施例1〜28及び比較例1〜8)
表1〜表7に示す組成からなる、実施例1〜28及び比較例1〜8の液体組成物を常法に準じて調製した。
得られた各液体組成物と、下記に示すシート状基材(a)〜(d)とを、表1〜表7に示す組み合わせで、該シート状基材に各液体組成物を4倍量含浸させて、各シート状化粧料(身体用汗拭きシート)を作製した。
<シート状基材>
(a)レーヨン/PP・PE芯鞘型繊維/レーヨン=(20g/m)/(20g/m)/(20g/m):(60g/m)(親水性繊維/疎水性繊維=67/33、質量比)(ダイワボウポリテック株式会社製)
(b)レーヨン/PP/レーヨン=(20g/m)/(20g/m)/(20g/m):(60g/m)(親水性繊維/疎水性繊維=57/43、質量比)(ダイワボウポリテック株式会社製)
(c)レーヨン/PE・PET芯鞘型繊維/レーヨン=(20g/m)/(20g/m)/(20g/m):(60g/m)(親水性繊維/疎水性繊維=67/33、質量比)(ダイワボウポリテック株式会社製)
(d)レーヨン:PP・PE芯鞘型繊維=90:10:(60g/m)(親水性繊維/疎水性繊維=90/10、質量比)(ダイワボウポリテック株式会社製)
次に、得られた各シート状化粧料について、以下のようにして、肌のさらさら感、肌のさらさら感の持続性、肌への白残りのなさ、拭いた後の肌のしっとり感、ふき取り性、及びシートのよれにくさを前腕内側部で評価した。結果を表1〜表7に示す。
<肌のさらさら感(使用直後)及びその持続性(使用30分間後)>
実施例1〜28及び比較例1〜8で得られたシート状化粧料を、20名の20代〜40代の専門パネラーに使用してもらい、使用直後の「肌のさらさら感」、及び使用してから30分間後の「肌のさらさら感の持続性」を以下の評価基準に従って、前腕内側部で評価した。
なお、「肌のさらさら感」の評価が「×」の場合には、30分間後の評価ができないため、「肌のさらさら感の持続性」の評価につき「−」と表中に示した。
〔評価基準〕
◎:「使用部が未使用部よりも肌のさらさら感がある」と回答した人が、18名以上
○:「使用部が未使用部よりも肌のさらさら感がある」と回答した人が、14名〜17名
△:「使用部が未使用部よりも肌のさらさら感がある」と回答した人が、8名〜13名
×:「使用部が未使用部よりも肌のさらさら感がある」と回答した人が、8名未満
<拭いた後の肌のしっとり感>
実施例1〜28及び比較例1〜8で得られたシート状化粧料を、20名の20代〜40代の専門パネラーに使用してもらい、液体組成物が乾いた後の「拭いた後の肌のしっとり感」を以下の評価基準に従って、前腕内側部で評価した。
〔評価基準〕
◎:「使用部が未使用部よりも肌のしっとり感がある」と回答した人が、18名以上
○:「使用部が未使用部よりも肌のしっとり感がある」と回答した人が、14名〜17名
△:「使用部が未使用部よりも肌のしっとり感がある」と回答した人が、8名〜13名
×:「使用部が未使用部よりも肌のしっとり感がある」と回答した人が、8名未満
<肌への白残りのなさ>
実施例1〜28及び比較例1〜8で得られたシート状化粧料を、20名の20代〜40代の専門パネラーに使用してもらい、液体組成物が乾いた後の「肌への白残りのなさ」を以下の評価基準に従って、前腕内側部で評価した。
〔評価基準〕
◎:「使用部の肌への白残りがない」と回答した人が、18名以上
○:「使用部の肌への白残りがない」と回答した人が、14名〜17名
△:「使用部の肌への白残りがない」と回答した人が、8名〜13名
×:「使用部の肌への白残りがない」と回答した人が、8名未満
<ふき取り性>
実施例1〜28及び比較例1〜8で得られたシート状化粧料を、20名の20代〜40代の専門パネラーに使用してもらい、汗やべたつきのふき取りやすさとしての「ふき取り性」を以下の評価基準に従って、前腕内側部で評価した。
〔評価基準〕
◎:「汗やべたつきがふき取りやすい」と回答した人が、18名以上
○:「汗やべたつきがふき取りやすい」と回答した人が、14名〜17名
△:「汗やべたつきがふき取りやすい」と回答した人が、8名〜13名
×:「汗やべたつきがふき取りやすい」と回答した人が、8名未満
<シートのよれにくさ>
実施例1〜28及び比較例1〜8で得られたシート状化粧料を、20名の20代〜40代の専門パネラーに使用してもらい、肌を拭いた時の「シートのよれにくさ」を以下の評価基準に従って、前腕内側部で評価した。
〔評価基準〕
◎:「肌を拭いた時のシートのよれがない」と回答した人が、18名以上
○:「肌を拭いた時のシートのよれがない」と回答した人が、14名〜17名
△:「肌を拭いた時のシートのよれがない」と回答した人が、8名〜13名
×:「肌を拭いた時のシートのよれがない」と回答した人が、8名未満
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なお、実施例1〜28及び比較例1〜8で用いた液体組成物の原料の具体的な内容は、以下の表8に示すとおりである。
Figure 0006842309
本発明のシート状化粧料は、肌への白残りがなく、肌のさらさら感、及びその持続性に優れ、拭いた後の肌のしっとり感が良好であるので、例えば、顔用汗拭きシート、身体用汗拭きシート、身体用デオドラントシート、足用拭き取りシート、介護用清拭シート、皮脂拭き取りシート、眠気覚まし用シートなどに好適に用いることができる。

Claims (7)

  1. シート状基材と、前記シート状基材に含浸された液体組成物とを含むシート状化粧料であって、
    前記液体組成物が、
    (A)球状シリカと、
    (B)タルクと、
    (C)ジメチルポリシロキサンと、
    (D)1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、及びグリセリンから選択される少なくとも1種とを含有し、
    前記(A)成分の含有量が、1.3質量%〜6質量%であり、
    前記(B)成分の含有量が、0.3質量%〜4.5質量%であり、
    前記(A)成分の含有量と、前記(B)成分の含有量との質量比(A/B)が、1.3〜16であり、
    前記(A)成分及び前記(B)成分の合計含有量と、前記(C)成分及び前記(D)成分の合計含有量との質量比〔(A+B)/(C+D)〕が、3〜10であることを特徴とするシート状化粧料。
  2. 前記(A)成分の含有量が、1.5質量%〜4質量%であり、
    前記(B)成分の含有量が、0.5質量%〜3質量%である請求項1に記載のシート状化粧料。
  3. 前記(C)成分の25℃の動粘度が、5mm/s〜30mm/sである請求項1からのいずれかに記載のシート状化粧料。
  4. 前記(C)成分の含有量が、0.1質量%〜0.3質量%であり、
    前記(D)成分の含有量が、0.2質量%〜0.8質量%である請求項1から3のいずれかに記載のシート状化粧料。
  5. 前記シート状基材が、(α)親水性繊維、及び(β)疎水性繊維からなる請求項1から4のいずれかに記載のシート状化粧料。
  6. 前記シート状基材の疎水性繊維が、芯鞘型繊維からなる請求項5に記載のシート状化粧料。
  7. 前記(α)成分の含有量と、前記(β)成分の含有量との質量比(α/β)が、60/40〜80/20である請求項5から6のいずれかに記載のシート状化粧料。
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