JP5700557B2 - シート状化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、白残りがなく、さらさら感及びその持続性に優れ、かつ液組成物の皮膚への移行性が良好であるシート状化粧料に関する。
シート状化粧料における重要な使用感の1つである、さらさら感及びその持続性を向上させる方法として、シート状基材に含浸させる液組成物に各種粉体を配合することが行われている。粉体の中でも、親水性粉体は、使用感が良好であるが、さらさら感及びその持続性がやや劣る傾向であった。そこで、シート状化粧料において、さらさら感及びその持続性を向上させることが種々試みられている。
例えば、合成高分子物質又は天然鉱物からなる粉体と水性媒体とを、シート状基材に担持させてなるシート状化粧料が提案されている(特許文献1及び特許文献2参照)。
また、シート状基材に液組成物が含浸されてなるシート状化粧料であって、前記液組成物が、(A)ポリエーテル変性シリコーン(ただし、側鎖型ポリエーテル変性シリコーンは除く)0.1〜10質量%と、(B)エタノール5〜80質量%と、(C)水とを含有し、かつ前記液組成物の粘度が、100mPa・s以下であるシート状化粧料が提案されている(特許文献3参照)。
また、シート状基材に乳化組成物を付着させてなり、該乳化組成物が、シリコーン、該シリコーンの溶解度パラメーターとの差が1以下の溶解パラメーターを有するシリコーン誘導体、及び膨潤性粘土鉱物を含有するシート状化粧料が提案されている(特許文献4参照)。
しかしながら、これらの提案のシート状化粧料は、白残りのなさ、さらさら感及びその持続性が不十分であるという課題があった。
一方、液組成物の皮膚への移行性の向上を図るため、例えば、3層構造(上下層が親水性繊維で内層が疎水性繊維集合体)の繊維集合体に化粧料を含浸してなる化粧料含浸シートが提案されている(特許文献5参照)。しかし、この提案は、液組成物の組成の点から、白残りのなさ、さらさら感及びその持続性の向上を図ることができないという課題がある。
したがって、先行技術文献では、白残りのなさ、さらさら感及びその持続性、並びに液組成物の皮膚への移行性のすべてについて満足できる性能を備えたシート状化粧料は、未だ得られておらず、更なる改良、開発が望まれているのが現状である。
特開2000−256164号公報 特開2000−001424号公報 特開2007−176813号公報 特開2006−151829号公報 特開2003−093152号公報
本発明は、前記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、白残りがなく、さらさら感及びその持続性に優れ、かつ液組成物の皮膚への移行性が良好であるシート状化粧料を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、シート状基材に含浸される液組成物中に、(A)親水性粉体を含有し、該親水性粉体が、(A1)タルク、マイカ、セルロース、シルク、及びヒドロキシアパタイトから選択される少なくとも1種の粉体と、(A2)シリカ粉体とからなり、更に(B)HLBが5〜10である側鎖型ポリエーテル変性シリコーンと、(C)エタノール15質量%〜60質量%とを含有することにより、これら(A)〜(C)成分が相乗的に働いて、白残りがなく、さらさら感及びその持続性に優れ、かつ液組成物の皮膚への移行性が良好となることを知見した。
本発明は、本発明者らによる前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> シート状基材と、前記シート状基材に含浸された液組成物とを含むシート状化粧料であって、
前記シート状基材における親水性繊維の含有量が50質量%以上であり、
前記液組成物が、
(A)親水性粉体と、
(B)HLBが5〜10である側鎖型ポリエーテル変性シリコーンと、
(C)エタノール15質量%〜60質量%とを含有し、
前記(A)親水性粉体が、
(A1)タルク、マイカ、セルロース、シルク、及びヒドロキシアパタイトから選択される少なくとも1種の粉体と、
(A2)シリカ粉体とからなることを特徴とするシート状化粧料である。
<2> (A2)成分のシリカ粉体が、多孔質である前記<1>に記載のシート状化粧料である。
<3> (A1)成分の含有量が3質量%〜8質量%であり、かつ
(A2)成分の含有量が0.2質量%〜5質量%である前記<1>から<2>のいずれかに記載のシート状化粧料である。
<4> (A1)成分及び(A2)成分の合計含有量と、(B)成分の含有量との質量比〔(A1+A2)/B〕が7〜70である前記<1>から<3>のいずれかに記載のシート状化粧料である。
<5> (A2)成分のシリカ粉体の平均粒子径が、2μm〜6.5μmである前記<1>から<4>のいずれかに記載のシート状化粧料である。
<6> (A2)成分のシリカ粉体が、真球状かつ多孔質中空である前記<1>から<5>に記載のシート状化粧料である。
本発明によると、従来における前記諸問題を解決することができ、白残りがなく、さらさら感及びその持続性に優れ、かつ液組成物の皮膚への移行性が良好であるシート状化粧料を提供することができる。
(シート状化粧料)
本発明のシート状化粧料は、シート状基材と、液組成物とを含んでなり、更に必要に応じて、その他の部材を有してなる。
<シート状基材>
前記シート状基材は、親水性繊維を主成分とする繊維集合体から構成される。このように、前記シート状基材が、親水性繊維を主成分とする繊維集合体であることから、繊維の極性乃至は毛細管力の作用によって液組成物を吸収することが可能となるので、液組成物が一度に大量に放出されることがなく、徐々に放出される。前記繊維集合体は、その全てが親水性繊維で構成されていてもよく、シート状基材が親水性を示す範囲であれば、例えば、疎水性繊維等の疎水性材料を含んでいてもよい。
前記シート状基材における親水性繊維の含有量は、50質量%以上であり、60質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましい。前記含有量の上限値は100質量%である。前記含有量が、50質量%未満であると、液組成物の皮膚への移行性が低下し、白残りが生じることがある。なお、前記親水性繊維の含有量が100質量%であると、液組成物の皮膚への移行性、及びさらさら感の持続性が不十分となることがある。
前記親水性繊維としては、繊維を構成する物質が親水性であるもの、即ち、分子中に親水性官能基を有するものであってもよく、疎水性繊維の表面を親水化処理したものであってもよい。前記親水性官能基としては、例えば、水酸基、アミノ基、カルボキシル基などが挙げられる。
前記繊維を構成する物質が親水性である親水性繊維としては、例えば、綿、パルプ、麻等の天然セルロース系繊維;パルプより得られるビスコースレーヨン、銅アンモニア法レーヨン(キュプラ)、溶剤紡糸されたレーヨンであるリヨセル、テンセル等の再生セルロース系繊維;キチン、アルギン酸繊維、コラーゲン繊維などが挙げられる。
前記疎水性繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系繊維、ナイロン等のポリアミド系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、乃至これらの繊維の混合物などが挙げられる。また、これらの物質を成分とする芯鞘型繊維乃至はサイド−バイ−サイド型繊維等の複合繊維を用いることもできる。なお、表面を疎水化処理した親水性繊維を疎水性繊維として使用することも可能である。
前記繊維集合体としては、例えば、紙、湿式乃至は乾式不織布、織布、編布などを用いることができ、繊維の抜け落ちが実質的になければカードウェブであってもよい。これらの中でも、紙、不織布などが、加工性、コストの点から特に好ましい。
前記繊維集合体として親水性繊維からなる不織布としては、例えば、抄紙方式で製造される湿式不織布、接着繊維を用いて結合させたサーマルボンド不織布(例えば、エアスルー不織布、エアレイド不織布、ヒートロールボンド不織布等)、繊維ウエブを接着剤で結合させたケミカルボンド不織布、繊維ウエブを特殊針でニードリングして交絡させたニードルパンチ不織布、ウォータージェットで繊維を交絡させたスパンレース不織布、フラッシュ紡糸不織布等の乾式不織布を用いることができる。
前記繊維集合体として疎水性繊維を親水化処理した不織布としては、例えば、ノーバインディングの超極細繊維を用いたメルトブローン不織布、該メルトブローン不織布とスパンボンド不織布とを貼り合わせたもの、易分割繊維を用いて適宜繊維構造体とした後、易分割繊維を分割させたものなど、様々な極細繊維の繊維集合体を用いることができる。前記メルトブローン不織布に用いられる超極細繊維は、通常、繊維径10μm以下が好ましく、5μm以下がより好ましく、3μm以下が更に好ましい。また、前記不織布としては、エンボス加工等の各種加工されたものを用いることができる。
前記繊維集合体として紙を用いる場合は、パルプから抄紙方式で製造される湿式パルプシート、解繊・積層されたパルプ繊維をバインダーで接着し、シート状に形成した乾式パルプシートなどを用いることができる。
前記シート状基材としての繊維集合体の厚みは、0.01mm〜10mmが好ましく、0.02mm〜8mmがより好ましく、0.05mm〜5mmが更に好ましい。前記厚みが、0.01mm未満であると、液組成物を充分保持させることが困難となることがあり、10mmを超えると、シート状化粧料を皮膚に押し当てたとき、液組成物の放出量が少なすぎて、有効成分の効果が充分に発揮されないことがある。ここで、前記繊維集合体の厚みは、荷重8g/cmで測定された厚みをいう。また、前記繊維集合体の坪量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、一層当たり10g/m〜100g/mが好ましく、10g/m〜90g/mがより好ましく、30g/m〜90g/mが更に好ましい。前記坪量が、10g/m未満であると、シート状化粧料の液組成物の保持量が少ない割に、肌に押し付けたときの液組成物の放出量が多くなり過ぎて、充分広い肌面積を処理できないことがあり、また、強度が小さ過ぎて、充分な加工性や操作性が得られないことがある。一方、前記坪量が、100g/mを超えると、液組成物が繊維集合体にトラップされてしまい、適正量放出されないことがあり、また、こしが強くなり、肌に当てたときの感触が低下する傾向がある。
前記シート基材としては、特に制限はなく、適宜作製したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、レーヨン/ポリプロピレン/レーヨン=(35g/m)/(20g/m)/(35g/m)(78質量%親水性)(ダイワボウ株式会社製)、コットン100%スパンレース不織布(60g/m)(100質量%親水性)(ユニチカ株式会社製)、レーヨン100%スパンレース不織布(60g/m)(100質量%親水性)(ダイワボウ株式会社製)、レーヨン/PE・PP芯鞘繊維(NBF−H)=80/20(質量比)スパンレース不織布(60g/m)(80質量%親水性)(ダイワボウ株式会社製)、テンセル+親水性PET/PE+PETポイントボンド/テンセル+親水性PET=(25g/m)/(20g/m)/(25g/m)(71質量%親水性)(ダイワボウ株式会社製)などが挙げられる。これらの中でも、液組成物の皮膚への移行性の点から、レーヨン/ポリプロピレン/レーヨン=(35g/m)/(20g/m)/(35g/m)が特に好ましい。
<液組成物>
前記液組成物は、(A)親水性粉体と、(B)HLBが5〜10である側鎖型ポリエーテル変性シリコーンと、(C)エタノールとを含有し、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。また、前記液組成物は、前記シート状基材に含浸されてなる。
<<親水性粉体>>
前記親水性粉体は、(A1)タルク、マイカ、セルロース、シルク、及びヒドロキシアパタイトから選ばれる少なくとも1種の粉体と、(A2)シリカ粉体とからなる。前記液組成物が(A1)成分と(A2)成分を同時に含有することにより、さらさら感及びその持続性を向上することができる。
ここで、前記親水性粉体とは、ヘキサン10g/水10gに粉体を1g添加し、超音波で分散させたときに、水相に分散される粉体を意味する。
−(A1)タルク、マイカ、セルロース、シルク、及びヒドロキシアパタイトから選ばれる少なくとも1種の粉体−
前記(A1)成分である、タルク、マイカ、セルロース、シルク、及びヒドロキシアパタイトから選ばれる少なくとも1種の粉体を配合することにより、さらさら感を付与でき、さらさら感を持続させることができる。前記(A1)成分の中でも、さらさら感の付与の点から、タルクが特に好ましい。
前記(A1)成分としては、親水性を示すものであれば、球状、棒状、針状、板状、不定形状、鱗片状、紡錘状等の形状;煙霧状、微粒子、顔料等の粒子径などは特に制限されない。
前記(A1)成分としては、粉体表面が親水性処理されたものが好ましい。前記親水性処理としては、例えば、セルロース処理、寒天処理、デオキシリボ核酸処理、レシチン処理、ポリアクリル酸処理、シリカ処理、アルミナ処理、ジルコニア処理などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
前記(A1)成分の含有量としては、前記液組成物全量に対して、1質量%〜10質量%が好ましく、さらさら感、さらさら感の持続性の観点から、3質量%〜8質量%がより好ましい。前記含有量が、1質量%未満であると、さらさら感が不十分で、きしみが現れることがあり、10質量%を超えると、粉っぽさが強くなり、白残り、及び液組成物の皮膚への移行性が悪くなることがある。
−(A2)シリカ粉体−
前記(A2)成分のシリカ粉体を配合することにより、さらさら感及びその持続性を向上することができる。また、後述するように、前記(A1)成分の親水性粉体と、(A2)成分のシリカ粉体、及び(B)成分のHLBが5〜10である側鎖型ポリエーテル変性シリコーンを特定割合で組み合わせることにより、白残りしにくく、さらさら感及びその持続性を向上させることができる。
前記シリカ粉体の平均粒子径としては、2μm〜14μmが好ましく、さらさら感の持続性の観点から、2μm〜6.5μmが好ましい。前記平均粒子径が、14μmを超えると、さらさら感の持続性が低下することがある。
ここで、前記平均粒子径は、例えば、走査型電子顕微鏡(株式会社日立製作所製、S−570)で得られた写真像から代表的な粒子を選んで、スケールを用いて粒子像の直径を測定することができる。また、コールターカウンター(コールターエレクトロニクス社製、TA−II型)法によりアパチャーチューブ20μm又は50μmを用いて測定することができる。
前記シリカ粉体の形状は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択でき、例えば、粉体の全体の形状が真球状乃至鱗片状のもの、粉体の表面の形状が多孔質のもの、粉体の中心部が中空のものなどが挙げられる。これらの中でも、真球状で多孔質であることが好ましく、さらさら感及びその持続性の点で、真球状で多孔質かつ中空であることがより好ましい。前記シリカ粉体は、粉体の壁面に存在する無数の空孔に、側鎖型ポリエーテル変性シリコーンが吸着することによって、粉体の皮膚への移行が図られ、さらさら感及びその持続性も向上するものと推察される。
前記シリカ粉体の平均円形度は、例えば、シリカ粉体の走査型電子顕微鏡写真をもとに、円形度測定装置〔本体:株式会社島津製作所製、画像解析ソフトウェア:Win ROOF、三谷商事株式会社製〕を用いて画像処理(二値化処理)した後、該二値化処理画像のシリカ粒子の面積及び周囲長を測定して円形度を算出し、それぞれのシリカ粒子の円形度の平均をとることにより求めることができる。前記円形度は、下記数式1で表され、円形度が1に近いほど真円に近いことを示す。なお、複数の粒子が重なっている場合は、個別に認識せずに凝集体を1つとして認識したり、濃淡のある粒子は陰の部分を認識しないため、明確な輪郭のある粒子のみを代表粒子として測定した。
〔数式1〕
円形度=4π×二値化処理画像のシリカ粒子の面積/(二値化処理画像のシリカ粒子の周囲長)
前記シリカ粉体の平均中空径は、例えば、透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて代表的な粒子を選んで観察し、スケールを用いて中空部の直径を測定することにより求めることができる。
前記シリカ粉体としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。該市販品としては、例えば、サンラブリーC(鱗片状、平均粒子径5μm、AGCエスアイテック株式会社製)、サンスフェアH−31(平均円形度0.8、平均粒子径3μm、多孔質、AGCエスアイテック株式会社製)、サンスフェアH−121(平均円形度0.8、平均粒子径11μm、多孔質、AGCエスアイテック株式会社製)、サンスフェアNP−30(平均円形度0.85、平均粒子径4μm、無孔質、AGCエスアイテック株式会社製)、ゴッドボールB−6C(平均円形度≧0.9、平均粒子径2μm、中空多孔質、平均中空径1.5μm)、ゴッドボールB−11C(平均円形度≧0.9、平均粒子径3.5μm、中空多孔質、平均中空径2.3μm)、ゴッドボールB−16C(平均円形度≧0.9、平均粒子径6.5μm、中空多孔質、平均中空径4.3μm)、ゴッドボールB−25C(平均円形度≧0.9、平均粒子径14μm、中空多孔質、平均中空径9.3μm)(ゴッドボールは、いずれも鈴木油脂工業株式会社製)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、さらさら感の持続性の点から、ゴッドボールB−6C、ゴッドボールB−11C、ゴッドボールB−16C、及びサンスフェアH−121が好ましく、ゴッドボールB−6C、ゴッドボールB−11C、及びゴッドボールB−16Cが特に好ましい。
前記(A2)成分のシリカ粉体の含有量としては、前記液組成物全量に対して、0.1質量%〜7質量%が好ましく、さらさら感、さらさら感の持続性の観点から、0.2質量%〜5質量%がより好ましい。前記含有量が、0.1質量%未満であると、塗布直後のさらさら感が不十分で、きしみが現れることがあり、7質量%を超えると、粉っぽさが強くなり、白残りすることがある。
<<(B)HLBが5〜10である側鎖型ポリエーテル変性シリコーン>>
前記HLBが5〜10である側鎖型ポリエーテル変性シリコーンは、側鎖にポリオキシアルキレン基を有するオルガノポリシロキサン化合物である。前記ポリエーテル変性シリコーンが直鎖型であると、液組成物中での粉体の分散性が悪くなることがある。
前記側鎖型ポリエーテル変性シリコーンは、適度な界面活性能を有し、前記(A2)成分のシリカ粉体を分散させる時に均一な分散状態を生じさせ、かつそのような良好な分散状態を長く持続させることができ、さらさら感及びその持続性を向上させることができる。
前記側鎖型ポリエーテル変性シリコーンのHLBとしては、5〜10であれば特に制限はなく、適宜選択することができるが、さらさら感の持続性の点から、6〜8が好ましい。前記HLBが、前記範囲であると、前記(A2)成分のシリカ粉体を分散させる時に、凝集することなく、液組成物中に均一に分散させることができ、さらさら感の持続性も向上する。前記HLBが、5未満であると、さらさら感及びその持続性が悪くなることがあり、10を超えると、さらさら感及びその持続性が悪くなることがある。
ここで、前記HLBとは、親水親油バランス(Hydrophile−Lipophile−Balance)を意味し、下記のGriffinの式で表される。
前記HLBが5〜10である側鎖型ポリエーテル変性シリコーンとしては、さらさら感及びその持続性の観点から、下記一般式で表される側鎖にポリオキシアルキレン基を有するオルガノポリシロキサン化合物が好適に用いられる。
ただし、前記一般式中、Rはメチル基又はフェニル基を示し、Rはメチル基又は水酸基を示し、Rは炭素数1〜12のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基又は水酸基を示す。m及びpはその和が数平均重合度を示し、mは1〜100の数が好ましく、20〜30の数がより好ましい。pは1〜20の数が好ましく、2〜10の数がより好ましい。q及びrは、それぞれ0〜50の数が好ましく、20〜30の数がより好ましい。なお、qとrが同時に0となることはない。
前記HLBが5〜10である側鎖型ポリエーテル変性シリコーンとしては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。前記市販品としては、例えば、SH3772M(東レ・ダウコーニング株式会社製、HLB:6)、SH3773M(東レ・ダウコーニング株式会社製、HLB:8)、SH3775M(HLB:5)、KF−6012(信越化学工業株式会社製、HLB:7)、KF−6013(信越化学工業株式会社製、HLB:10)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記(B)成分の側鎖型ポリエーテル変性シリコーンの含有量は、前記液組成物全量に対して、0.1質量%〜1質量%が好ましく、さらさら感及びその持続性向上の点から、0.2質量%〜0.6質量%がより好ましい。前記含有量が、0.1質量%未満であると、さらさら感の持続性が得られないことがあり、1質量%を超えると、さらさら感及びその持続性が悪くなり、べたつきが生じることがある。
前記(A1)成分及び(A2)成分の合計含有量と、前記(B)成分の側鎖型ポリエーテル変性シリコーンの含有量との質量比〔(A1+A2)/B〕は、7〜70が好ましく、さらさら感及びその持続性の点から、12〜35がより好ましい。前記質量比〔(A1+A2)/B〕が、7未満であると、さらさら感及びその持続性が悪くなることがあり、70を超えると、さらさら感の持続性が悪くなることがある。
<<(C)エタノール>>
前記(C)成分のエタノールは、液組成物中に配合することにより、塗布後のさっぱり感、及びさらさら感の持続性を付与することができる。
前記エタノールの含有量は、前記液組成物全量に対して、15質量%〜60質量%であり、さらさら感を与え、かつ刺激が少ない点から、20質量%〜40質量%が好ましい。前記含有量が、15質量%未満であると、乾燥性が低下し、白残りのなさ、さらさら感及びその持続性が悪くなることがあり、60質量%を超えると、エタノール臭が生じて、さらさら感及びその持続性、白残りのなさ、液組成物の皮膚への移行性が悪くなる場合があり、刺激が現れることもある。
<<その他の成分>>
前記液組成物には、更に必要に応じて、適宜選択したその他の成分を本発明の目的を妨げない範囲で含有することができる。前記その他の成分としては、シート状化粧料の液組成物に通常用いられているものの中から適宜選択することができ、例えば、油分、前記(B)成分以外のシリコーン類;前記(C)成分のエタノール以外の低級アルコール、高級アルコール等のアルコール類、ラノリン誘導体、蛋白誘導体、アクリル樹脂分散液;ビタミン等の薬剤、殺菌剤、防腐剤、pH調整剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、紫外線吸収剤、動植物抽出物又はその誘導体、色素、香料、顔料、前記(A)成分以外の粘土鉱物などが挙げられる。
<製造方法>
本発明のシート状化粧料における液組成物の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、前記(A)成分から(C)成分、必要に応じてその他の成分を使用し、所定の製造装置を用いて常法により製造することができる。
前記液組成物を製造する装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、剪断力と全体混合できる複数の攪拌羽根(例えば、プロペラ、タービン、ディスパー等)を備えた攪拌装置などが好ましい。
<含浸>
本発明のシート状化粧料は、前記シート状基材に前記液組成物を含浸させることにより得ることができる。前記含浸の方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、(1)前記シート状基材に前記液組成物を滴下乃至噴霧することにより含浸させる方法、(2)前記液組成物中に前記シート基材を浸漬することにより含浸させる方法などが挙げられる。
前記液組成物の含浸量(含浸倍率)は、液組成物の皮膚への移行性の点から、2.5倍〜4倍が好ましく、2.8倍〜3.2倍がより好ましい。
<包装>
本発明のシート状化粧料は、包装体に収容された状態で使用される。前記包装体としては、特に制限はなく、シート状化粧料に通常用いられるものを適宜選択して使用することができる。
<用途>
本発明のシート状化粧料は、例えば、顔用汗拭きシート、身体用汗拭きシート、身体用デオドラントシート、足用拭き取りシート、介護用清拭シート、皮脂拭き取り用シート、眠気覚まし用シートなどに好適に用いることができ、特に、さらさら感及びその持続性に優れる観点から、顔用汗拭きシート、身体用汗拭きシート、身体用デオドラントシートが好ましい。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の例において、実施例及び比較例に記載の成分量は全て純分換算である。
(実施例1〜36及び比較例1〜11)
表1−1〜表1−9に示す組成からなる、実施例1〜36及び比較例1〜11の液組成物を常法に準じて調製した。
得られた各液組成物と、下記に示すシート状基材(a)〜(f)とを、表1−1〜表1−9に示す組み合わせで、該シート状基材に各液組成物を3倍量含浸させて、各シート状化粧料(身体用汗拭きシート)を作製した。
<シート状基材>
*(a)レーヨン/ポリプロピレン/レーヨン=(35g/m)/(20g/m)/(35g/m)(90g/m)(78質量%親水性)(ダイワボウ株式会社製)
*(b)レーヨン/PE・PP芯鞘繊維(NBF−H)=80/20(質量比)スパンレース不織布(60g/m)(80質量%親水性)(ダイワボウ株式会社製)
*(c)コットン100%スパンレース不織布(60g/m)(100質量%親水性)(ユニチカ株式会社製)
*(d)レーヨン100%スパンレース不織布(60g/m)(100質量%親水性)(ダイワボウ株式会社製)
*(e)PET/PP分割繊維:レーヨン=60:40(75g/m)(40質量%親水性)(ダイワボウ株式会社製)
*(f)テンセル+親水性PET/PE+PETポイントボンド/テンセル+親水性PET=(25g/m)/(20g/m)/(25g/m)(71質量%親水性)(ダイワボウ株式会社製)
次に、得られた各シート状化粧料について、以下のようにして、さらさら感及びその持続性、液組成物の皮膚への移行性、及び白残りのなさを前腕内側部で評価した。結果を表1−1〜表1−9に示す。
<さらさら感(使用30分間後)及びその持続性(使用2時間後)>
実施例1〜36及び比較例1〜11で得られたシート状化粧料を、20名のパネラーに使用してもらい、使用してから30分間後及び2時間後のさらさら感及びその持続性を以下の評価基準に従って、前腕内側部で評価した。
〔評価基準〕
◎:「塗布部が無塗布部よりもさらさら感がある」と回答した人が、18名以上
○:「塗布部が無塗布部よりもさらさら感がある」と回答した人が、14名〜17名
△:「塗布部が無塗布部よりもさらさら感がある」と回答した人が、8名〜13名
×:「塗布部が無塗布部よりもさらさら感がある」と回答した人が、8名未満
<液組成物の皮膚への移行性>
実施例1〜36及び比較例1〜11で得られたシート状化粧料を、20名のパネラーに使用してもらい、塗布後の液組成物の皮膚への移行性を以下の評価基準に従って、前腕内側部で評価した。
〔評価基準〕
◎:「液組成物の皮膚への移行性が良好」と回答した人が、18名以上
○:「液組成物の皮膚への移行性が良好」と回答した人が、14名〜17名
△:「液組成物の皮膚への移行性が良好」と回答した人が、8名〜13名
×:「液組成物の皮膚への移行性が良好」と回答した人が、8名未満
<白残りのなさ>
実施例1〜36及び比較例1〜11で得られたシート状化粧料を、20名のパネラーに使用してもらい、使用してから30分間後の「白残りのなさ」を以下の評価基準に従って、前腕内側部で評価した。
〔評価基準〕
◎:「白残りがない」と回答した人が、18名以上
○:「白残りがない」と回答した人が、14名〜17名
△:「白残りがない」と回答した人が、8名〜13名
×:「白残りがない」と回答した人が、8名未満
*タルク(メチコン処理):表面が撥水処理されているため親水性を示さないタルク粉体
(実施例37)
−身体用デオドラントシート−
・パラフェノールスルホン酸亜鉛 0.5質量%
・多孔質中空シリカ 1質量%
(平均円形度≧0.9、平均粒子径2μm、平均中空径1.5μm、
ゴッドボールB−6C)
・タルク 6質量%
・側鎖型ポリエーテル変性シリコーン(HLB=8、SH3773M)0.3質量%
・イソプロピルメチルフェノール 0.1質量%
・塩化ベンザルコニウム 0.1質量%
・香料 0.3質量%
・L−メントール 0.1質量%
・エタノール 35.0質量%
・精製水 56.6質量%
合計 100質量%
シート基材:レーヨン/ポリプロピレン/レーヨン=(35g/m)/(20g/m)/(35g/m)(90g/m)(78質量%親水性)(ダイワボウ株式会社製)
・質量比〔(A1+A2)/B〕=(6+1)/0.3=23
シート状基材に調製した液組成物を3倍量含浸させて、身体用デオドラントシートを作製した。
得られた身体用デオドラントシートについて、実施例1〜36及び比較例1〜11と同様にして、さらさら感及びその持続性、液組成物の皮膚への移行性、及び白残りのなさを前腕内側部で評価した。結果を以下に示す。
・さらさら感 :◎
・さらさら感の持続性 :◎
・液組成物の皮膚への移行性:◎
・白残りのなさ :◎
なお、実施例1〜37及び比較例1〜11で用いた液組成物の原料の具体的な内容は、以下に示すとおりである。
*タルク、シリカ、マイカ、セルロース、ヒドロキシアパタイト、多孔質中空シリカ、多孔質シリカ、燐片状シリカ、及び無孔質シリカは、いずれも、ヘキサン10g/水10gに粉体を1g添加し、超音波で分散させたときに、水相に分散される親水性粉体である。
*タルク(メチコン処理):表面が撥水処理されているため親水性を示さないタルク粉体である。
本発明のシート状化粧料は、白残りがなく、さらさら感及びその持続性に優れ、かつ液組成物の皮膚への移行性が良好であるので、例えば、顔用汗拭きシート、身体用汗拭きシート、身体用デオドラントシート、足用拭き取りシート、介護用清拭シート、皮脂拭き取り用シート、眠気覚まし用シートなどに好適に用いることができる。

Claims (5)

  1. シート状基材と、前記シート状基材に含浸された液組成物とを含むシート状化粧料であって、
    前記シート状基材における親水性繊維の含有量が50質量%以上であり、
    前記液組成物が、
    (A)親水性粉体と、
    (B)HLBが5〜10である側鎖型ポリエーテル変性シリコーンと、
    (C)エタノール15質量%〜60質量%とを含有し、
    前記(A)親水性粉体が、
    (A1)タルク、マイカ、セルロース、シルク、及びヒドロキシアパタイトから選択される少なくとも1種の粉体と、
    (A2)シリカ粉体とからなることを特徴とするシート状化粧料。
  2. (A2)成分のシリカ粉体が、多孔質である請求項1に記載のシート状化粧料。
  3. (A1)成分の含有量が3質量%〜8質量%であり、かつ
    (A2)成分の含有量が0.2質量%〜5質量%である請求項1から2のいずれかに記載のシート状化粧料。
  4. (A1)成分及び(A2)成分の合計含有量と、(B)成分の含有量との質量比〔(A1+A2)/B〕が、7〜70である請求項1から3のいずれかに記載のシート状化粧料。
  5. (A2)成分のシリカ粉体の平均粒子径が、2μm〜6.5μmである請求項1から4のいずれかに記載のシート状化粧料。
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