JP4452143B2 - シート状化粧料 - Google Patents

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本発明は、シート状化粧料、さらに詳しくは、シート状基材表面近傍に粉体が存在し、清拭後の肌に効率よく粉体が移行して快適な使用感を与えると共に、粉体による白残りを抑制し得るシート状化粧料に関する。
従来、顔、首、手足等の身体の清拭やシェービングに用いるウェットシートタイプの製品が種々実用化されている。これらは一枚ずつ個装された製品や10数枚単位にしたポケットティッシュタイプの製品、数十枚〜数百枚単位のボックスタイプの製品等がある。これらの製品は、化粧成分や、洗浄剤、清涼剤、殺菌剤、香料等の成分をシートに含浸させたものであって、使用後の肌を清潔にしたり、清涼感を与えたり、シェービングのための水分を補給する目的で使用されている。
しかしながら、従来の製品は、肌を清潔にしたり、湿潤にする目的では、効果を発揮するものの、肌上の油分や水分を必要以上に拭き除いてしまい、乾燥感や不快感を与えることが多かった。例えば、脇の下や首の周囲等ではウェットタイプの濡れティッシュで拭きすぎた場合、肌荒れ等を起こす場合があった。こうしたウェットタイプの製品では全身に使えるとされているものの、実質的には使用部位が手や足等、比較的汚れた部位の清拭に限定され、全身を日常的に清拭するには適さない。
例えば、水性媒体と共に、粉体をシート状基材に担持してなるシート状化粧料が提案されているが(例えば、特許文献1参照)、このものは、皮膚にさらさら感を与える粉体を移行させることを主目的とするものであり、乾いた後の皮膚上で粉体が白残りする場合があった。
特開2000−1424号公報
本発明は、シート状基材表面近傍に粉体が存在し、清拭後の肌に効率よく粉体が移行して快適な使用感を与えると共に、粉体による白残りを抑制し得るシート状化粧料を提供することを目的とする。
本発明者らは、粉体を、不飽和脂肪酸、酸化防止剤を含有する水性媒体とともにシート状基材に含有させることにより、基材表面近傍に粉体が存在し、清拭後の肌に効率よく粉体が移行して快適な使用感を与え、かつ粉体による白残りが抑制されることを見出した。
すなわち、本発明は、粉体、不飽和脂肪酸、酸化防止剤及び水性媒体を含む液状組成物をシート状基材に担持してなるシート状化粧料を提供する。
本発明によれば、シート状基材表面近傍に粉体が存在し、清拭後の肌に効率よく粉体が移行して快適な使用感を与えると共に、粉体による白残りを抑制し得るシート状化粧料を提供することができる。
本発明のシート状化粧料は、粉体、不飽和脂肪酸、酸化防止剤及び水性媒体を含む液状組成物をシート状基材に、噴霧や塗布などの方法により担持させることにより、作製することができる。前記水性媒体としては、水又は含水エタノールが好ましい。
本発明に用いられる粉体としては、合成高分子化合物及び天然鉱物から選ばれるものが好ましい。このうち、合成高分子化合物の粉体の例としては、シリコーン樹脂[信越化学 (株) 製KMP−590、東芝シリコーン(株) 製トスパール145、トスパール2000B等]、ポリオルガノシルセスキオキサン、シリコーンゴムパウダー[信越化学 (株) 製KMP−597、KMP−598、X−52−875、東レ(株) 製トレフィル501、トレフィル505、トレフィル506、トレフィル601等]、シリコーン樹脂/ゴム複合パウダー[信越化学 (株) 製KSP−105等]、及び片末端にラジカル重合性基を有するポリシロキサン化合物を分散剤として、溶媒中でビニルモノマーの分散重合を行うことにより得られたポリマー微粒子等の有機シリコーン基含有ポリマーなどが挙げられる。また、ナイロン樹脂[東レ(株) 製SP−500等]、ポリスチレン系樹脂[住友化学工業(株) 製ファインパール、積水化成品工業(株) 製テクポリマーSB、綜研化学(株) 製ファインパウダーSGP等]、ポリエチレン樹脂[住友精化(株) 製フロービーズ等]、ポリメタクリル酸メチル系樹脂[松本油脂製薬(株)製マツモトマイクロスフェアーM、積水化成品工業(株) 製テクポリマーMB、綜研化学(株) 製ファインパウダーMP等]、ジビニルベンゼン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、メラミン樹脂、フェノール系樹脂、フッ素系樹脂等の他、メチルハイドロジェンジメチルポリシロキサン、パーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミン塩等のケイ素やフッ素を含有する化合物で表面撥水化処理をした粉体[三好化成(株) 製SI−タルクJA46R、大東化成工業(株)製PF−3LL−5タルク]などが挙げられる。中でも上記有機シリコーン基含有ポリマーが肌残留時の動摩擦低下、肌の滑り感触(さらさら感触)付与及び肌上での残留性という点で好ましい。
また、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルから選ばれる少なくとも1種の単量体とカルボキシル基を有する単量体を含む単量体成分を共重合してなる架橋(メタ)アクリル酸エステル系樹脂粉体も好ましい。
一方、天然鉱物からなる粉体としては、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、ベンガラ、クレー、ベントナイト、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、雲母、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アルミニウム、硫酸アルミニウム、ミョウバン、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム等が例示されるが、特にタルクは肌の上での滑りが良いので好ましい。
また、本発明の粉体の粒径としては、0.5〜30μmの範囲に全粉体の60質量%以上が存在することが、肌感触を高める上で好ましく、粒径1〜10μmの粉体が全粉体の80質量%以上であることが特に好ましい。一方、粒径が0.5μm未満の粉体は肌の感触に対してほとんど効果がないか、又はきしむような不快感を与えるため少ない方が好ましく、また粒径が30μmを超える粉体の混入は少ない方が良い。したがって、これらの粉体の量は全粉体の40質量%未満であることが好ましく、10質量%以下が更に好ましい。また、肌感触の観点からは粒径が200μm以上の粉体を実質的に含まないことが望ましい。
本発明のシート状化粧料は、前記粉体のうち粒径0.5〜30μmの粉体をシート状基材の1平方メートル当たり0.1〜20g、特に0.5〜10g含有することが、肌に感触を与えながら且つ肌を白くさせないという点で好ましい。
本発明のシート状化粧料において、シート状基材に担持される液状組成物の一成分として用いられる不飽和脂肪酸としては、炭素原子数が14〜22のものが好ましく、特に14〜18のものが好ましい。具体的には、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等が挙げられる。
これらの不飽和脂肪酸は、液状組成物中に一種含まれていてもよく、二種以上含まれていてもよい。該液状組成物中の前記不飽和脂肪酸の含有量は、0.01〜1質量%とするのが好ましく、より好ましくは0.05〜0.3質量%である。この範囲において、意図する効果が認知でき、1質量%を超える量の不飽和脂肪酸を含有させても、効果の向上は顕著ではなく、また1質量%以下であれば、特有の脂肪酸臭が生じず、製品処方上好ましい。
また、粉体を含む液状組成物は、シート状基材100質量部に対して、50〜500質量部を含浸させることが好ましく、特に使用感を高める上で100〜400質量部を含浸させることが好ましい。本発明においてはシート状基材として、天然繊維又は合成繊維の不織布又は織布の何れをも使用することができる。具体的には、例えばレーヨン、アセテート、アクリル、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリアミドなどの繊維や、コットン及びこれらを混綿したものの不織布又は織布、更に湿式及び乾式パルプシート、熱可塑性樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等)で強化したパルプシート等が挙げられる。これらの基材は、繊維間隔がなるべく密なほどシート表面に粉体が集合するので好ましい。また、製造時の加工のしやすさ等から、パルプ、コットンがシート基材として特に好ましい。パルプについては、やわらかさと強度を両立させるために薄いパルプを重ね合わせて用いることが好ましく、更に熱可塑性樹脂で強化したパルプは、エンボス処理により適度な厚み(嵩高さ)を付与でき、かつ肌を濡らしすぎないので好ましい。更にヒートシールにより複数枚のシートを部分的に貼り合わせることで、柔らかく、拭きごたえのある厚みのあるシートを得ることができ、より良好な使用感を提供できる。
また、本発明のシート状化粧料は、より感触を高めるため、動粘度が25℃で1〜200mm2/sのシリコーン油を含有することができる。シリコーン油は肌への吸着性が高いという性質があるが、上記粉体の肌への吸着をより高める上で好ましい効果をもたらす。シリコーン油としては、メチルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性ポリシロキサン、高級アルコール変性ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサンなどが挙げられる。これらの中で、メチルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサンが特に好ましい。また、上記動粘度が1mm2/s以上であると皮膚刺激性等の問題がなく、好ましい。このシリコーン油の配合量は粉体の質量に対して100分の1量〜10倍量が好ましく、50分の1量〜1倍量が更に好ましい。
シリコーン油以外にも本発明のシート状化粧料に含有させることができる油性物質としては、使用感を高める上から、アボカド油、ツバキ油、タートル油、トウモロコシ油、オリーブ油、小麦胚芽油、大豆油、ホホバ油、落花生油、カカオ脂、ラノリン、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、コレステリルエステル類等が好ましい。
本発明のシート状化粧料には、更にエタノール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、グリセリン、ソルビトール、ポリエチレングリコール等のアルコール類を配合することができる。
また、本発明のシート状化粧料には、酸化防止剤を配合する。酸化防止剤としては、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール、ビタミンE及びその誘導体、カテキン化合物、フラボノイド化合物、ポリフェノール化合物などを例示することができる。これらの酸化防止剤は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
さらに、本発明のシート状化粧料には、制汗塩及び/又は殺菌剤を配合することができる。
制汗塩としては、例えばアルミニウムクロロハイドレート、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、塩基性臭化アルミニウム、アルミニウムフェノールスルホン酸、タンニン酸、アルミニウムナフタリンスルホン酸、塩基性ヨウ化アルミニウム、ジルコニウム塩、アルミニウム−ジルコニウム複合塩、p−フェノールスルホン酸亜鉛等が挙げられる。これらの制汗塩は一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、殺菌剤としては、例えば3,4,4−トリクロロカルバニリド(TCC)、レゾルシン、フェノール、ヘキサクロロフェン、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール等のノニオン系殺菌剤、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、ジンクピリチオン等のカチオン系殺菌剤、ソルビン酸、サリチル酸等のアニオン系殺菌剤が挙げられる。これらの殺菌剤は一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよいし、さらには、前記制汗塩一種以上と殺菌剤一種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明のシート状化粧料は、肌を拭くことにより汚れを取り除いて清潔にすると共に、粉体が効果的に肌に吸着して残留し、長時間にわたって肌にさらさらとした肌感触を与えることができる。また、保湿剤、抗炎症剤、美白剤、UVケア剤、清涼剤、香料等を配合することにより、これらの成分を粉体と共に肌に長時間残留させ、使用後の肌を機能的にコンディショニングすることができ、潤いや清涼感、香りを楽しむこともできる。
例えば、顔面に用いた場合、皮脂を効果的に除去すると共に粉体や保湿剤を残留させ快適に保つだけでなく、化粧直しのしやすさが著しく向上する。また、制汗塩、殺菌剤を配合した場合、肌を清浄にした上でこれらの有効成分を肌に長時間残留させるため、持続的な制汗・デオドラント効果が期待できる。また、身体のむだ毛処理部位に使用し、剃毛後の肌を整える用法でも、本発明品の有用性は高い。つまり、カミソリ使用前の肌に塗布することにより、当該部位を湿潤させるとともに粉体を残留させることで、カミソリの滑りを良好にして肌を痛めず、快適な肌感触に仕上げることができる。
本発明のシート状化粧料は、上記粉体を、好ましくはその大部分を、シート状基材の表面近傍に偏在して担持することが好ましい。粉体を偏在させるためには、シート状基材に、粉体を配合した液状組成物を塗工する方法が挙げられるが、シート状基材の上から直接粉体を振りかけることもできる。また、本発明のシート状化粧料は、上記粉体を、摺動により肌に移行し得る状態で担持することが好ましい。
本発明のシート状化粧料は、水性媒体に本発明で用いる粉体及びその他の成分を含有させた液状組成物を、スプレーやエアーガン等を用いた噴霧や、スリット型のノズルやバーコーターを用いた塗布等の方法により、シート状基材に担持させることで調製できる。特に、積層されたシート状化粧料を得る方法としては、粉体と水性媒体とを含有する液状組成物を、シート状基材に塗布し又は含浸させて、前記粉体及び液状組成物を担持させた後、裁断して積層することからなる製造方法が好ましい。この方法によれば、粉体が均一に分布し、本発明の効果を十分に発揮する製品が得られる。
製造例1 ポリマー粒子Aの製造
n−ヘキサン276.9g、トルエン90g、片末端にメタクリロキシ基を有するポリシロキサン化合物[チッソ(株)製サイラプレーンFM−0725(登録商標)、数平均分子量1万]1.58gを、窒素雰囲気下、反応容器に仕込み、70℃に昇温した。メタクリル酸メチル39.50g、スチレン13.17g、ラウロイルパーオキシド1.06gを加え、70℃で12時間反応させた。反応液を放冷後、n−ヘキサン200gで希釈し、遠心分離により固液分離した。固形物をn−ヘキサン300gで再分散した後、遠心分離する洗浄工程を2回行い、50℃の乾燥機で真空乾燥を行い、白色パウダー54.0gを得た。得られたポリマー粒子の粒子径は2μmの単分散粒子であった。これをポリマー粒子Aとする。
製造例2 ポリマー粒子Bの製造
ビーカーにラウリルメタクリレート82g、メタクリル酸3g、エチレングリコールジメタクリレート15g、ラウロイルパーオキサイド2gを仕込み混合攪拌して溶解させた。ここにN−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウムを0.75g溶解させたイオン交換水400gを加え、ホモミキサーで粒径が2.2μmになるまで分散させた。
4つ口フラスコにこの分散液を注ぎ込み、攪拌しながら窒素置換を30分行った。オイルバスによりフラスコ内部の温度を80℃まで加温し、80℃に達してから5時間重合を行った後、室温まで冷却した。重合した粒子の分散液を凍結乾燥し、粒子を回収することによりポリマー粒子Bを得た。
実施例1〜6、比較例1及び2
シート基材としてパルプシート(120g/m2)を用い、含浸率を設定し、所定量の液状組成物をスプレーにて該シート基材に噴霧して粉体をシート基材に担持させたのち、裁断して積層させ、ウェットタイプのシート状化粧料を作製した。液状組成物は、表1に示す量の原料成分を、ホモミキサーを用いて混合し、調製した。
(評価方法)
専門パネラー10名が上腕部を各実施例及び比較例にて作製したシート状化粧料で清拭し、白残り、及びさらさら感の持続について、下記の基準に従い官能評価した。各パネラーの評点を集計し、平均評価スコアでランク分けした。評価結果を組成とともに表1に示す。
<評価基準>
(1)白残り(塗布直後の見た目の白さを評価した)
4:白くならない
3:あまり白くならない
2:やや白くなる
1:白くなる
<平均評価スコア>
◎:3.5〜4.0
○:2.5〜3.4
△:1.5〜2.4
×:1.0〜1.4
(2)さらさら感の持続(塗布1時間後のさらさらした感触を評価した)
5:さらさらする
4:ややさらさらする
3:どちらともいえない
2:あまりさらさらしない
1:全くさらさらしない
<平均評価スコア>
◎ :4.5〜5.0
○ :3.5〜4.4
○△:2.5〜3.4
△ :1.5〜2.4
× :1.0〜1.4
Figure 0004452143
表1より、実施例1〜6のシート状化粧料は比較例1及び2のシート状化粧料と比較して使用感に優れ、すなわち、さらさら感が実感でき、粉体により肌が白く見えなかった。
本発明のシート状化粧料を使うことにより、汗ばんだ肌や垢で汚れた肌を清潔にすると共に、使用後の肌にさらさらした滑り感を提供し、今までのウェットシートにはない新しい快適な効果を与えることができる。

Claims (5)

  1. 粉体、不飽和脂肪酸、酸化防止剤及び水性媒体を含む液状組成物をシート状基材に担持してなるシート状化粧料であって、液状組成物中の不飽和脂肪酸の含有量が0.05〜0.3質量%であり、該不飽和脂肪酸として少なくともオレイン酸を含有するシート状化粧料。
  2. 粉体が、合成高分子化合物及び天然鉱物から選ばれる1種又は2種以上である請求項記載のシート状化粧料。
  3. シート状基材100質量部に対して、液状組成物50〜500質量部を含浸させてなる請求項1又は2に記載のシート状化粧料。
  4. 水性媒体が、水又は含水エタノールである請求項1〜のいずれかに記載のシート状化粧料。
  5. 更に、制汗塩及び/又は殺菌剤を含有する請求項1〜のいずれかに記載のシート状化粧料。
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