JP6834644B2 - 入力装置、画像形成装置及びプログラム - Google Patents

入力装置、画像形成装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、入力装置、画像形成装置及びプログラムに関する。
操作入力には、ボタンやスイッチ等の物理キー(いわゆるハードウェアキー)や表示部に表示されるキー(いわゆるソフトウェアキー)の使用が一般的であるが、昨今では、指やペン等の入力物体による操作位置を光学的に検出する方式のデバイスも用いられている。例えば特許文献1には、光学式の座標入力デバイスが記載されている。
特開2007−65767号公報
操作入力に使用される領域(以下「検知領域」という。)の外縁には、操作面よりも一段高い面を有する構造体(以下「凸部」という。)が形成されることがある。ところが、ユーザは、無意識のうちに凸部との接触を避けるように行動し、結果的に操作入力が機能を有効化する領域に達しないことも多い。
本発明は、凸部に向かう操作入力と他の方向に向かう操作入力とで機能を有効化する領域を区別しない場合に比べ、操作入力の方向によらず機能の有効化を容易にすることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、作業画面が表示される表示部と、前記表示部の外縁に沿って配置される少なくとも1つの凸部と、前記表示部の表示領域を検知領域とする検知部とを有し、前記検知部は、前記凸部が設けられている方向への連続的な操作入力が検知される場合、当該方向とは異なる方向への連続的な操作入力が検知される場合よりも早く、当該連続的な操作入力に対応する機能有効化する、入力装置である。
請求項2に記載の発明は、前記機能は、前記連続的な操作入力が検知された方向への操作対象の移動である、請求項1に記載の入力装置である。
請求項3に記載の発明は、前記移動は、前記作業画面のスクロール移動である、請求項2に記載の入力装置である。
請求項4に記載の発明は、前記移動は、前記作業画面上に表示されたアイコンの予め定められた領域への移動である、請求項2に記載の入力装置である。
請求項5に記載の発明は、前記機能の有効化は、前記表示部の外縁からの距離に応じて判断される、請求項1に記載の入力装置である。
請求項6に記載の発明は、前記凸部が設けられている方向については、当該凸部が設けられていない方向に比して、前記表示部の外縁から離れた地点から機能が有効化される、請求項5に記載の入力装置である。
請求項7に記載の発明は、前記機能の有効化は、前記連続的な操作入力の移動距離に応じて判断される、請求項1に記載の入力装置である。
請求項8に記載の発明は、前記凸部が設けられている方向については、当該凸部が設けられていない方向に比して、短い移動距離で機能が有効化される、請求項7に記載の入力装置である。
請求項9に記載の発明は、装置本体に対して前記凸部を着脱できる場合、前記表示部に対する当該凸部の位置関係を予め設定する、請求項1に記載の入力装置である。
請求項10に記載の発明は、前記装置本体に対する前記凸部の取り付け位置を、設定画面を通じて受け付ける、請求項9に記載の入力装置である。
請求項11に記載の発明は、前記凸部は、前記操作入力を光学的に検知する前記検知部を収容する構造体である、請求項1に記載の入力装置である。
請求項12に記載の発明は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、被作業画面が表示される表示部と、前記表示部の外縁に沿って配置される少なくとも1つの凸部と、前記表示部の表示領域を検知領域とする検知部とを有し、前記検知部は、前記凸部が設けられている方向への連続的な操作入力が検知される場合、当該方向とは異なる方向への連続的な操作入力が検知される場合よりも早く、当該連続的な操作入力に対応する機能有効化する、画像形成装置である。
請求項13に記載の発明は、コンピュータに表示部の表示領域を検知領域として、作業画面に対する操作入力を検知する処理と、前記表示部の少なくとも1つの外縁に沿って設けられている凸部の方向への連続的な操作入力が検知される場合、当該方向とは異なる方向への連続的な操作入力が検知される場合よりも早く、当該連続的な操作入力に対応する機能有効化する処理とを実行させるためのプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、凸部に向かう操作入力と他の方向に向かう操作入力とで機能を有効化する領域を区別しない場合に比べ、操作入力の方向によらず機能の有効化を容易にできる。
請求項2記載の発明によれば、凸部の方向への移動対象の移動であっても機能を容易に有効化できる。
請求項3記載の発明によれば、凸部の方向への画面のスクロール移動を容易に実行できる。
請求項4記載の発明によれば、凸部の方向へのアイコンの移動を容易に実行できる。
請求項5記載の発明によれば、凸部の方向については他の方向よりも外縁から遠い位置から機能を有効化できる。
請求項6記載の発明によれば、凸部の方向については他の方向よりも外縁から遠い位置から機能を有効化できる。
請求項7記載の発明によれば、凸部の方向については他の方向よりも短い移動距離で機能を有効化できる。
請求項8記載の発明によれば、凸部の方向については他の方向よりも短い移動距離で機能を有効化できる。
請求項9記載の発明によれば、装置本体に対して凸部が後付けされる場合でも凸部の方向への操作入力による機能の有効化を容易にできる。
請求項10記載の発明によれば、装置本体に対して凸部が後付けされる場合でも凸部の方向への操作入力による機能の有効化を容易にできる。
請求項11記載の発明によれば、凸部に向かう操作入力と他の方向に向かう操作入力とで機能を有効化する領域を区別しない場合に比べ、操作入力の方向によらず機能の有効化を容易にできる。
請求項12記載の発明によれば、凸部に向かう操作入力と他の方向に向かう操作入力とで機能を有効化する領域を区別しない場合に比べ、操作入力の方向によらず機能の有効化を容易にできる。
請求項13記載の発明によれば、凸部に向かう操作入力と他の方向に向かう操作入力とで機能を有効化する領域を区別しない場合に比べ、操作入力の方向によらず機能の有効化を容易にできる。
実施の形態1に係る画像形成装置の外観図である。 実施の形態1に係る画像形成装置の内部構造を示す図である。 画像形成装置1を構成する制御装置等の機能ブロック構成例を説明する図である。 実施の形態1で使用する操作入力検知機能部を説明する図である。 操作入力検知機能部による検知動作の実行例を説明するフローチャートである。 実行条件の設定例を説明する図である。 表示部にページBが表示されている状態で上辺方向に画面スクロールの操作が行われる場合を説明する図である。 表示部にページAが表示されている状態で下辺方向に画面スクロールの操作が行われる場合を説明する図である。 アイコンを上辺側に隠れている次ページにドラッグ移動する場合を説明する図である。 アイコンを下辺側に隠れている次ページにドラッグ移動する場合を説明する図である。 フォルダにアイコンをドラッグ移動する場合を説明する図である。 指先による画面スクロールやドラッグ移動を有効とするための実行条件に操作入力の移動距離を用いる場合を説明する図である。 実施の形態2に係るタブレット型の情報端末の外観構成例を説明する図である。 座標検知センサが入力物体Tを検出する原理を説明する図である。 情報端末を構成する制御部等の機能ブロック構成例を説明する図である。 上辺側に設けられる有効化領域と下辺側に設けられる有効化領域の設定例を説明する図である。 左辺側に設けられる有効化領域と右辺側に設けられる有効化領域の設定例を説明する図である。 座標検知センサが着脱可能な実施の形態3に係る情報端末の外観構成例を説明する図である。 情報端末を構成する制御部等の機能ブロック構成例を説明する図である。 座標検知センサの取付位置の受付用に表示部に表示されるインターフェース画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
ここでは、画像形成装置を例に説明する。本実施の形態で説明する画像形成装置は、記録材(以下、代表して「用紙」と記す場合もある。)に画像を形成する装置であり、コピー機能、スキャナ機能、ファックス送受信機能、印刷機能を備えている。もっとも、画像形成装置は、これら全ての機能を搭載する必要はなく、いずれか1つの機能に特化した装置、例えば複写機、スキャナ、ファックス送受信機、プリンタ(3次元プリンタを含む。)でもよい。
<画像形成装置の全体構成>
図1は、実施の形態1に係る画像形成装置1の外観図である。図2は、実施の形態1に係る画像形成装置1の内部構造を示す図である。
画像形成装置1は、原稿の画像を読み取る画像読取装置100と、記録材上に画像を記録する画像記録装置200と、を備えている。また、画像形成装置1は、ユーザからの操作入力の受付やユーザに対する各種情報の表示を行なうユーザインターフェース(UI)300を備えている。さらに、画像形成装置1は、画像形成装置1の全体動作を制御する制御装置500を備える。制御装置500は検知部の一例である。
画像読取装置100は、画像形成装置1の上部に配置されている。画像記録装置200は、画像読取装置100の下側に配置され、制御装置500を内蔵している。ユーザインターフェース300は、画像形成装置1の上部の手前側、つまり画像読取装置100の後述する画像読取部110の手前側に配置されている。
まずは、画像読取装置100について説明する。
画像読取装置100は、原稿の画像を読み取る画像読取部110と、この画像読取部110に原稿を搬送する原稿搬送部120と、を備えている。原稿搬送部120は、画像読取装置100の上部に配置され、画像読取部110は、画像読取装置100の下部に配置されている。
原稿搬送部120は、原稿を収容する原稿収容部121と、この原稿収容部121から搬送された原稿が排出される原稿排出部122とを有し、原稿収容部121から原稿排出部122へ原稿を搬送する。原稿搬送部120は、原稿自動送り装置(ADF:Auto Document Feeder)とも呼ばれる。
次に、画像記録装置200について説明する。
画像記録装置200は、用紙Pに画像を形成する画像形成部20と、画像形成部20に対して用紙Pを供給する用紙供給部60と、画像形成部20にて画像が形成された用紙Pを排出する用紙排出部70と、画像形成部20にて一方の面に画像が形成された用紙Pの表裏を反転させ、画像形成部20に向けて再度搬送する反転搬送部80と、を備えている。
ユーザインターフェース300は、自装置(画像形成装置1)に対するユーザの指示入力に使用される入力部(入力装置)の一例であり、詳しくは後述するが、表示部や操作受付部を備える。表示部には各種の情報を提供する画面や個々の機能に対応付けられたソフトウェアキーが表示される。操作受付部は、ハードウェアキーに対する操作の検知、ソフトウェアキーに対する操作の検知などの機能を提供する。
もっとも、操作検知部として光学式の検知装置を採用する場合には、光学的に検知可能な範囲である限り、表示部以外の空間領域も検知領域として使用することができる。例えば筐体表面に印刷された記号などに対する操作も、表示部に表示されたソフトウェアキーと同等に検知される。
<画像形成装置の基本動作>
画像形成装置1は、以下のように動作する。
例えば、画像形成装置1は、画像形成装置1を使用して原稿をコピーすることができる。すなわち、画像形成装置1は、画像読取装置100によって読み取られた原稿の画像のデータを画像記録装置200に与え、原稿の画像を用紙Pに形成することができる。
また、画像形成装置1は、通信回線に接続された不図示のパーソナルコンピュータ(PC)等から印刷のジョブを受信し、受信した画像を用紙Pに形成することができる。すなわち、画像形成装置1は、通信回線を介して受信した印刷のジョブに含まれる画像データを画像記録装置200に与え、画像を用紙P上に形成することができる。
また、画像形成装置1は、ファクシミリの送受信を行なうことができる。すなわち、画像形成装置1は、画像読取装置100によって読み取られた原稿の画像データを、通信回線を介して送信することができる。
さらに、画像形成装置1は、原稿の画像データを保存することができる。すなわち、画像形成装置1は、装置の内部や通信回線を介して接続されたPCに原稿の画像データを保存することができる。
<制御装置等の構成>
図3は、画像形成装置1を構成する制御装置500等の機能ブロック構成例を説明する図である。
制御装置500は、装置全体を制御する制御部(CPU(Central Processing Unit)501、ROM(Read Only Memory)502、RAM(Random Access Memory)503)と、画像データ等の記憶に用いられる記憶装置504と、画像データが表す画像に色補正や階調補正などの画像処理を加える画像処理部505とを備える。制御装置500は情報処理装置の一例である。
CPU501は、RAM503を作業エリアに使用してROM502から読み出したプログラムを実行する。
記憶装置504は、ハードディスク装置や半導体メモリなどで構成され、画像読取装置100で読み取った原稿の画像や通信装置400を通じて受信した画像に関するデータを記憶する。また、記憶装置504は、必要に応じてプログラムの記憶にも用いられる。
画像処理部505は、例えば専用のプロセッサや処理ボードとして構成され、色補正や階調補正などの画像処理を実行する。
ユーザインターフェース300は、操作画面などの表示に使用される表示部301と、ユーザの入力操作を受け付ける操作受付部302を備えている。操作受付部302は、検知部の一例である。
表示部301は、例えば液晶ディスプレイパネルや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイパネルで構成される。
操作受付部302には、例えばボタン、スイッチなどのハードウェアキー、指やペンなどの入力物体と操作面(検知領域)との物理的な接触によって生じる物理量の変化を検出し、検出された情報に基づいて入力物体が接した座標位置を検出する接触型の座標入力デバイス、赤外線光などで構成される検出面を横切る入力物体の座標位置を非接触で検出する非接触型の座標入力デバイスなどが用いられる。入力物体とは、入力装置に対して何らかの指示を与える際に用いられる物体のことを指し、例としては指やペンなどが挙げられる。
接触型の座標入力デバイスの検知方式には、行方向に配列された電極群と列方向に配列された電極群を上下二層に配置し、接触位置を通電位置として検知するマトリクススイッチ方式、2枚の透明電極膜(薄膜であり、抵抗膜として機能する)を上下二層に配置し、接触位置を電圧値より検知する抵抗膜方式、ガラスなどの基板の複数の隅に配置した圧電素子から振動波を発生し、接触位置を振動波の反射時間より検知する表面弾性波方式、電子ペンと呼ばれる専用のペンを使用する電磁誘導方式、指先と導電膜との間で生じる静電容量の変化から接触位置を検知する静電容量方式などがある。
接触型の座標入力デバイスは、表示部301の表面上に重ねて配置される。
一方、非接触型の座標入力デバイスは、光学的な検知面(検知領域)を形成する赤外光を発する発光素子(光源)と、検知面を横切る入力物体の位置を検知するセンサ部とを有している。センサ部には撮像カメラを用いる方式と受光素子を用いる方式がある。例えば撮像カメラを用いる場合、撮像カメラは検知面を構成する一辺の両端位置に配置される。PD(Photodiode)等の受光素子を用いる場合、受光素子をLED(Light Emitting Diode)等の発光素子と対向する位置に配置する方式や受光素子を発光素子と互い違いに一列に配置する方式等がある。
いずれにしても、非接触型の座標入力デバイスは、表示部301の少なくとも一辺に沿うように配置される。このとき、非接触型の座標入力デバイスの一辺長は、検知対象とする領域範囲に応じて決定される。一般には、非接触型の座標入力デバイスの一辺長は表示部301の一辺長よりも大きい。
通信装置400は、例えばモデムやLANインターフェースで構成され、ファックス通信や外部装置との通信に用いられる。
<操作入力検知機能部>
続いて、ユーザインターフェース300と制御装置500(CPU501)との協働によって実現される操作入力検知機能部について説明する。操作入力検知機能部は、ユーザインターフェース300と制御装置500(CPU501)との協働によって実現される入力装置が提供する機能の一例である。もっとも、操作入力検知機能部は、ユーザインターフェース300単独の機能として実現してもよい。
本実施の形態の場合、入力装置として機能する制御装置500は、検知領域上における入力物体の位置や動きに関する情報(例えば検知座標の出力列)を操作受付部302から入力し、ユーザによる操作の対象である被操作子(例えばソフトウェアキー、アイコン、表示項目)に割り当てられた個々の検知範囲との位置関係に基づいて、ユーザによる操作入力の内容を検知する。被操作子とは、ユーザによる操作入力の対象となる対象物であって、ユーザが視覚的にその存在を把握できるように設けられていると共に、それを操作することで何らかの操作入力を与えることができるものである。被操作子は入力装置に物理的に設けられたもの(ボタンなど)でもいいし、表示画面上に表示される記号や絵柄(アイコンなど)でもいい。
なお、本実施の形態では、座標入力デバイスが入力物体の座標(入力座標)を検知できる範囲を検知領域という。当然、検知領域には、個々の被操作子に対応する検知範囲が含まれる。
図4は、実施の形態1で使用する操作入力検知機能部351を説明する図である。
図4では、操作受付部302として接触型の座標入力デバイスを用いる場合を想定する。この場合、操作受付部302は、表示部301の表面側に配置されるので、表示部301の表示領域と操作受付部302による入力物体の検知領域は一致する。
また、表示部301の3辺に沿うように枠(図6参照)が配置される場合を想定する。本実施の形態の場合、操作面よりも一段高い面を有する構造体を凸部という。枠は、操作面としての表示部301から突き出るように配置されている点で凸部の一例である。
凸部は、検知領域の物理的な外縁を与えるだけでなく、ユーザの心理的な外縁も与える。例えば凸部のように一段高い部分があると、無意識のうち凸部との接触を避けようとする心理がユーザに作用する。
例えば枠が表示部301の上辺に沿って設けられている場合において、枠に向かって指先を移動させる操作入力を行う場合、ユーザは無意識のうちに枠位置よりも手前で操作入力を停止してしまう。
ところで、画面スクロールやアイコンを次ページに移動させる操作入力等は、表示領域の外縁に沿って設けられている実行領域に操作入力の座標が達することが有効化の条件になる。このため、実行領域の手前で操作入力が停止される蓋然性の高い枠方向については、操作入力が有効になり難い。
そこで、本実施の形態に係る操作入力検知機能部351は、操作受付部302で検知された座標(入力座標)と凸部の位置情報(凸部位置情報)とに基づいて操作入力に対応する機能の有効化を判断する操作検知部352を有している。
本実施の形態の場合、凸部位置情報は、表示部301の上辺、左辺及び右辺の3辺を与える位置情報に一致する。
図5は、操作入力検知機能部351による検知動作の実行例を説明するフローチャートである。
操作入力検知機能部351は、新たな操作入力が検出されるたび、図5に示す検知動作を実行する。
まず、操作検知部352は、入力座標の有無に基づいて入力物体(例えば指先やペン)があるか否かを判定する(ステップ101)。
入力座標がそもそも存在しない場合や検知されていた入力座標が消滅した場合、操作検知部352は、否定結果を得て実行中の検知処理を終了する。検知処理が終了すると、新たな検知処理が開始される。
入力座標から入力物体の存在が検知された場合、操作検知部352は、入力物体の座標を取得する(ステップ102)。操作検知部352は、認識された入力物体毎にサンプリングされた複数の座標列(移動軌跡)を取得する。
次に、操作検知部352は、取得された座標列に基づいて操作入力が一方向への連続した移動か否かを判定する(ステップ103)。
一方向への連続した移動ではなかった場合、操作検知部352は否定結果を得てステップ104に進み、取得された座標列から操作入力を特定し、出力する。ステップ104では、例えばタップであるか、ダブルタップであるか、ロングタップであるか等が特定される。操作入力がタップであった場合、タップされた座標位置にソフトウェアキーが割り当てられていれば、ソフトウェアキーに紐付けられている機能が実行される。
一方向への連続した移動であった場合、操作検知部352は肯定結果を得てステップ105に進み、移動方向は枠(凸部)へ向かう方向であるか否かを判定する。移動方向が枠に向かう方向である場合、操作検知部352は肯定結果を得てステップ106に進み、移動方向が枠の存在しない方向である場合、操作検知部352は否定結果を得てステップ107に進む。
ステップ106に進んだ操作検知部352は、操作入力が実行条件1を満たすか否かを判定する。本実施の形態の場合、実行条件1を満たさない間(否定結果が得られている間)、入力物体についての新たな座標を取得しながら判定動作を繰り返す。
本実施の形態の場合、実行条件1は、表示部301の外縁からの距離で規定されている。具体的には、操作入力中における入力物体が距離W1(図6)で規定される範囲の内側に入ること、すなわち表示部301の外縁から入力物体までの距離がW1未満になる場合、実行条件1を満たすと判定される。
なお、実行条件1は、操作入力が開始されてからの移動距離で規定されてもよい。この場合、操作入力が開始されてからの移動距離が判定距離L1(図12)を超える場合、実行条件1を満たすと判定される。
後述するように、実行条件1は、枠が設けられていない方向への実行条件2に比べ、肯定結果が得られ易くなるように定められている。
ステップ106で肯定結果が得られると、操作検知部352はステップ108に進み、操作入力に対応する機能を有効化する。例えば画面スクロールを有効化し、又は、アイコンの次ページへの移動を有効化し、又は、アイコンのフォルダへの移動を有効化する。
一方、ステップ107に進んだ操作検知部352は、操作入力が実行条件2を満たすか否かを判定する。本実施の形態の場合、実行条件2を満たさない間(否定結果が得られている間)、入力物体についての新たな座標を取得しながら判定動作を繰り返す。
本実施の形態の場合、実行条件2も、表示部301の外縁からの距離で規定されている。具体的には、操作入力中の入力物体が距離W2(図6)で規定される範囲の内側に入ること、すなわち表示部301の外縁から入力物体までの距離がW2未満になる場合、実行条件2を満たすと判定される。
前述したように、実行条件2の距離W2は、実行条件1の距離W1より小さい値に定められている。すなわち、実行条件2を満たすには、実行条件1の場合よりも、表示部301の外縁により近づくことが必要になる。
なお、実行条件2は、操作入力が開始されてからの移動距離で規定されてもよい。この場合、操作入力が開始されてからの移動距離が判定距離L2(図12)を超える場合、実行条件2を満たすと判定される。
ここでの判定距離L2は、判定距離L1よりも大きい値に定められる。すなわち、実行条件2を満たすには、実行条件1の場合よりも、操作入力の移動距離が長いことが必要になる。
ステップ107で肯定結果が得られると、操作検知部352はステップ108に進み、操作入力に対応する機能を有効化する。例えば画面スクロールを有効化し、又は、アイコンの次ページへの移動を有効化し、又は、アイコンのフォルダへの移動を有効化する。
図6は、実行条件1及び2の設定例を説明する図である。
図6の場合、表示部301の上辺、左辺及び右辺の3辺に凸部としての枠370が配置される一方、表示部301の下辺には枠370が形成されていない。
図6においては、画面スクロールやアイコンのドラッグ移動が有効化される領域を、表示部301の外縁からの距離W1〜W4で表している。
ここで、距離W1で示す領域は、枠370が配置されている表示部301の上辺に設けられる機能の有効化領域に対応する。距離W2で示す領域は、枠370が配置されていない表示部301の下辺に設けられる機能の有効化領域に対応する。距離W3で示す領域は、枠370が配置されている表示部301の左辺に設けられる機能の有効化領域に対応する。距離W4で示す領域は、枠370が配置されている表示部301の右辺に設けられる機能の有効化領域に対応する。
これらのうち、距離W1、W3及びW4は前述の実行条件1を規定する距離の一例であり、いずれも距離W2より大きい値が選択される。
なお、図6においては、各辺に有効化領域を与える距離W1〜W4を個別に定めているが、距離W1=W3=W4でもよい。勿論、各辺について個別の値を設定すれば、方向によって機能が有効化する領域の幅を変更することができる。
<操作入力例に応じた表示画像の変化>
・操作入力例1
図7は、表示部301にページBが表示されている状態で上辺方向に画面スクロールの操作が行われる場合を説明する図である。
図7では、上辺方向に向かってスライドされる指先381の軌跡を表している。図7の場合、操作入力に対応する機能が有効になる領域は、指先381が表示部301の上辺から距離W1の範囲に入ることである。図7の場合、実線で示す指先381と上辺との距離が距離W1より短くなっている。このため、表示部301の表示ページは、ページBの下に位置していたページAへの切り替えが実行される。
図8は、表示部301にページAが表示されている状態で下辺方向に画面スクロールの操作が行われる場合を説明する図である。
図8の場合、操作入力に対応する機能が有効になる領域は、指先381が表示部301の下辺から距離W2の範囲に入ることである。図8の場合、実線で示す指先381と下辺との距離が距離W2より短い。このため、表示部301の表示ページは、ページAの上に位置していたページBへの切り替えが実行される。
図7に示すように、枠370が位置する表示部301の上辺方向への操作入力は、表示部301の上辺(枠370)の手前側で停止され易い。しかしながら、図7及び図8に示したように、上辺方向への画面スクロールが有効になる範囲を与える距離W1は、下辺方向への画面スクロールが有効になる範囲を与える距離W2よりも長く設定されている。
このため、画面スクロールしたい方向に枠370が存在する場合でも、画面スクロールを容易に実行できる。
なお、表示部301の右辺や左辺の方向への画面スクロールについても同様である。
・操作入力例2
図9は、アイコン385を上辺側に隠れている次ページにドラッグ移動する場合を説明する図である。
図9では、上辺方向に向かってドラッグ移動されるアイコン385の軌跡と、アイコン385をドラッグする指先381の軌跡を表している。本実施の形態の場合、操作入力に対応する機能が有効化される領域は、指先381が表示部301の上辺から距離W1の範囲内に入ることである。図9の場合、実線で示す指先381と上辺との距離が距離W1より短くなっている。このため、アイコン385は、ページAからページBに移動される。
図10は、アイコン385を下辺側に隠れている次ページにドラッグ移動する場合を説明する図である。
本実施の形態の場合、操作入力に対応する機能が有効化される領域は、指先381が表示部301の下辺から距離W2の範囲内に入ることである。図10の場合、実線で示す指先381と下辺との距離が距離W2より短くなっている。このため、アイコン385は、ページBからページAに移動される。
図9に示すように、枠370が位置する表示部301の上辺方向への操作入力は、表示部301の上辺(枠370)の手前側で停止され易いが、上辺方向へのドラッグ移動が有効になる範囲を与える距離W1は、下辺方向へのドラッグ移動が有効になる範囲を与える距離W2よりも長く設定されている。
このため、アイコン385をドラッグ移動させたい方向に枠370が存在する場合でも、ドラッグ移動を容易に実行できる。
表示部301の右辺や左辺の方向へのアイコン385のドラッグ移動についても同様である。
・操作入力例3
図11は、フォルダ390、391にアイコン385、386をドラッグ移動する場合を説明する図である。
表示画面のレイアウトによっては、フォルダ390が表示部301の上辺に沿う位置に表示されたり、フォルダ391が表示部301の下辺に沿う位置に表示されたりすることがある。
上辺側のフォルダ390にアイコン385をドラッグ移動する場合、指先381が表示部301の上辺から距離W1の範囲に入れば、フォルダ390への移動が有効化される。
一方、下辺側のフォルダ391にアイコン386をドラッグ移動する場合、指先381が下辺から距離W2の範囲に入れば、フォルダ391への移動が有効化される。
このように、枠370が存在する上辺側に位置するフォルダ390へのアイコン385の移動が有効化される位置は、下辺側に位置するフォルダ391へのアイコン386の移動が有効化される位置よりも距離が長い。
このため、ユーザが無意識のうちに表示部301の上辺から離れた位置でアイコン385のドラッグ移動を停止しても、フォルダ390へのアイコン385の移動が有効として扱われる。
・操作入力例4
図12は、指先381による画面スクロールやドラッグ移動を有効とするための実行条件に操作入力の移動距離を用いる場合を説明する図である。
枠370が存在する表示部301の上辺方向へは、距離L1のドラッグ移動で画面スクロールが有効となるように設定する。
一方、枠370が存在しない表示部301の下辺方向へは、距離L2(>L1)のドラッグ移動で画面スクロールが有効になるように設定する。
距離L1が距離L2より短いのは、枠370が存在する表示部301の上辺方向への指先381の移動は心理的に枠370の手前位置で停止され易いためである。この設定によっても、前述した操作入力例1〜3の操作入力を実現できる。
<実施の形態2>
実施の形態1においては、操作入力の検知に接触型の座標入力デバイスを用いていたが、本実施の形態では、操作入力の検知に非接触型の座標入力デバイスを用いる場合について説明する。
図13は、実施の形態2に係るタブレット型の情報端末600の外観構成例を説明する図である。
情報端末600は情報処理装置の一例である。情報端末600は、例えばスマートフォンやゲーム機でもよい。
情報端末600の装置本体601の上面には、表示画像を表示する表示部602と、光学的に入力物体の操作位置を検知する座標検知センサ603とが設けられている。
座標検知センサ603は、非接触型の座標入力デバイスの一例であり、表示部602の一辺に沿うように配置されている。座標検知センサ603は、図13に示すように、装置本体601の上面から突き出るように取り付けられている。この例の場合、座標検知センサ603の装置本体601に対する取付位置は固定である。
座標検知センサ603のうち表示部602が設けられている側の側面には、光を発する発光素子611と、光を受光する受光素子612が交互に配列されており、これらによって装置本体の601の上空には、上面に対して平行な検知面604が形成される。ここでの検知面604は検知領域の一例である。この形態の場合、これらの光学部品を収容する座標検知センサ603の筐体が凸部の一例を構成する。
本実施の形態の場合、検知面604が検知領域の外縁を規定する。
本実施の形態の場合、発光素子611は、赤外線光等を出射するLED(Light Emitting Diode)等で構成される。また、受光素子612は、検知面604を横切る入力物体(例えば指、ペン等)から反射された反射光を受光するPD(Photodiode)等で構成される。
図13に示すように、発光素子611と受光素子612は、交互に直線状に配置される。なお、図13における発光素子611と受光素子612のサイズや配置は、説明のために拡大されている。実際には、要求される検出精度に応じたサイズと密度で、発光素子611と受光素子612が配列される。
図14は、座標検知センサ603が入力物体Tを検出する原理を説明する図である。
本実施の形態で使用する座標検知センサ603は、発光素子611と受光素子612の配列方向(X軸方向)における入力物体Tの位置を、入力物体Tの反射光をどの受光素子612で検出したかによって特定する。
また、座標検知センサ603は、座標検知センサ603から遠ざかる方向(Y軸方向)における入力物体Tの位置を、受光素子612が受光する光の強度によって特定する。
座標検知センサ603は、入力物体Tが座標検知センサ603に近いほど受光素子612で受光される光の強度はより大きくなり、入力物体Tが座標検知センサ603から遠いほど受光素子612で受光される光の強度はより小さくなるという特性を利用して、座標検知センサ603と入力物体Tとの距離を特定する。
なお、座標検知センサ603は、複数の入力物体Tを一度に検出することができる。このため、いわゆるマルチタッチを検出できる。
図13の説明に戻る。本実施の形態の場合、光学式の座標検知センサ603を用いるため、検知面604は表示部602に表示された被操作子に対する操作入力だけでなく、装置本体601の上面に印刷されたアイコン(戻るボタン605A、ホームボタン605B、マルチタスクボタン605C)に対する操作入力も検知することができる。
ここでのアイコンは被操作子の一例である。なお、戻るボタン605Aは、表示部602に表示されているページ画面を1つ前のページに戻す指示などに使用される。また、ホームボタン605Bは、予め登録されたホーム画面に戻す指示に使用される。マルチタスクボタン605Cは、メニューやアプリケーションの一覧表示の指示に使用される。
アイコンに割り当てられている機能は一例である。
<情報端末のハードウェア構成>
図15は、情報端末600を構成する制御部651等の機能ブロック構成例を説明する図である。
情報端末600は、装置全体を制御する制御部651と、画像の表示に使用される表示部602と、検知面604を横切る入力物体の座標位置を検知する座標検知センサ603と、各種のデータやプログラムの記憶に用いられる記憶部655と、外部装置との通信に用いられる通信部656と、装置本体601の使用状態における向き(姿勢)を検知する端末向き検知部657とを有している。
これらの各部は例えばバス658を通じて互いに接続されており、バス658を介してデータを受け渡しする。
制御部651は、CPU652、ROM653、RAM654により構成されている。ROM653には、CPU652により実行されるプログラムが記憶されている。CPU652は、RAM654を作業エリアに使用し、ROM653から読み出したプログラムを実行する。プログラムの実行を通じ、情報端末600の各部が制御される。
本実施の形態における制御部651は、座標検知センサ603とともに入力装置としての機能を提供する。
表示部602は、例えば液晶ディスプレイパネルや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイパネルで構成される。なお、本実施の形態の場合、実施の形態1のような接触型の座標入力デバイスは設けられていない。
座標検知センサ603は、装置本体601の表面に一体的に取り付けられている。
記憶部655は、ハードディスク装置や半導体メモリなどの記憶装置により構成される。
通信部656は、例えば無線LAN(Local Area Network)のインターフェースで構成される。
端末向き検知部657は、例えば加速度センサと地磁気センサで構成される。本実施の形態では、装置本体601のうち表示部602の上辺が配置されている側の辺を上端とし、Y軸周り(図13参照)のロール、X軸周り(図13参照)のピッチ、Z軸周り(図13参照)のアジマスを検知する。
端末向き検知部657は、これら軸周りの回転情報と方位角の情報を用いて、装置本体657のどの辺が表示上の上辺に対応するかを検知する。
図16及び図17に、本実施の形態における実行条件1及び2の設定例を示す。
図16は、上辺側に設けられる有効化領域と下辺側に設けられる有効化領域の設定例を説明する図である。図17は、左辺側に設けられる有効化領域と右辺側に設けられる有効化領域の設定例を説明する図である。
上辺側の有効化領域は、表示部602の上辺から距離W1として規定され、下辺側の有効化領域は、表示部602の下辺から距離W2(<W1)で規定される。また、左辺側の有効化領域は、表示部602の左辺から距離W3(<W1)として規定され、右辺側の有効化領域は、表示部602の右辺から距離W4(<W1)で規定される。
ここで、各有効化領域の基準位置を与える表示部602の外縁位置の情報は、例えばROM653や記憶部655に記憶されている。
本実施の形態の場合、凸部としての座標検知センサ603が存在するのは、表示部301の上辺に限られる。従って、心理的な制約のない表示部602の下辺側、左辺側、右辺側についての有効化領域を規定する距離W2、W3、W4はいずれも同じ長さでよい。勿論、それぞれが異なる値を設定すれば、ドラッグ移動に対する有効化領域に方向依存性を設けることができる。
本実施の形態の場合も、前述した操作入力例1〜4の操作入力を実現できる。
<実施の形態3>
前述の実施の形態の場合、凸部としての枠370(図6)や座標検知センサ603(図13)はいずれも装置本体と一体化(固定)されていたが、本実施の形態では、座標検知センサ603が装置本体に対して着脱自在の場合について説明する。
図18は、座標検知センサ603が着脱可能な実施の形態3に係る情報端末700の外観構成例を説明する図である。この例の場合、情報端末700はノート型のコンピュータである。情報端末700の装置本体701には電子基板やハードディスク装置が内蔵されており、蓋702には表示部703が配置されている。
本実施の形態の場合、座標検知センサ603は独立した筐体に格納されており、筐体の一方の端部にはケーブル603Aを通じてコネクタ603Bが取り付けられている。コネクタ603Bは、装置本体701との接続用であり、データ通信の他、装置本体からの給電に使用される。
図19は、情報端末700を構成する制御部751等の機能ブロック構成例を説明する図である。情報端末700は、装置全体を制御する制御部751と、画像の表示に使用される表示部703と、各種のデータやプログラムの記憶に用いられる記憶部755と、外部装置(例えば座標検知センサ603)との通信に用いられる通信部756とを有している。
これらの各部は例えばバス757を通じて互いに接続されており、バス757を介してデータを受け渡しする。
制御部751は、CPU752、ROM753、RAM754により構成されている。ROM753には、CPU752により実行されるプログラムが記憶されている。CPU752は、RAM754を作業エリアに使用し、ROM753から読み出したプログラムを実行する。プログラムの実行を通じ、情報端末700の各部が制御される。
本実施の形態における制御部751は、座標検知センサ603とともに入力装置としての機能を提供する。
本実施の形態の場合、操作検知部352として機能するCPU752は、座標検知センサ603の取付位置の入力に専用のインターフェース画面を使用する。
図20は、座標検知センサ603の取付位置の受付用に表示部703に表示されるインターフェース画面の一例を示す図である。ここでのインターフェース画面には、表示部703の位置を示す矩形図形800の4辺位置に取付位置候補801〜804が配置される。
因みに、取付位置候補801は矩形図形800の上辺に配置され、取付位置候補802は矩形図形800の右辺に配置され、取付位置候補803は矩形図形800の左辺に配置され、取付位置候補804は矩形図形800の下辺に配置される。
ここで、インターフェース画面には、「座標検知センサを取り付けた位置をクリックしてください。」との案内文が表示される。ユーザが案内文に従っていずれかの取付位置候補を画面上でクリックすると、クリックされた取付位置候補の情報が座標検知センサ603の位置として受け付けられる。
なお、本実施の形態の場合、座標検知センサ603を取り付けた後、座標検知センサ603の出力座標と表示部703の4辺とを対応付ける校正動作が必要になる。操作入力に対応する機能が有効化される領域は表示部703の4辺を基準に設定されるためである。
この校正動作が完了した後は、装置本体701や表示部703に対する座標検知センサ603の取り付け位置が変化する場合でも、本実施の形態における操作入力検知機能部は、実施の形態1と同じく、前述した操作入力例1〜4の操作入力を実現できる。
なお、座標検知センサ603は、例えば17mmの高さ(取付面からの高さ)を有している。もっとも、この数値は一例であり、例えば10mm以上でもよい。前述した他の凸部について説明についても同様である。
<他の実施の形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば実施の形態1に示す画像形成装置1では、接触型の座標入力デバイスを用いて表示部301に表示された被操作子に対する操作を検知しているが、前述した接触型の座標入力デバイスに代えて非接触型の座標入力デバイスを用いてもよい。
また、前述の実施の形態においては、凸部との位置関係に応じて操作入力の有効化を判定する機能を有する入力装置を応用する装置として画像形成装置1、情報端末600、700を例示したが、スマートフォン、携帯ゲーム機、ナビゲーション装置、乗車券の販売機、チケットの販売機、現金自動預け払い機等の入力装置として使用できる。
1…画像形成装置、300…ユーザインターフェース、301、602、703…表示部、302…操作受付部、351…操作入力検知機能部、370…枠、500…制御装置、600、700…情報端末、603…座標検知センサ、604…検知面

Claims (13)

  1. 作業画面が表示される表示部と、
    前記表示部の外縁に沿って配置される少なくとも1つの凸部と、
    前記表示部の表示領域を検知領域とする検知部と
    を有し、
    前記検知部は、前記凸部が設けられている方向への連続的な操作入力が検知される場合、当該方向とは異なる方向への連続的な操作入力が検知される場合よりも早く、当該連続的な操作入力に対応する機能有効化する、入力装置。
  2. 前記機能は、前記連続的な操作入力が検知された方向への操作対象の移動である、請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記移動は、前記作業画面のスクロール移動である、請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記移動は、前記作業画面上に表示されたアイコンの予め定められた領域への移動である、請求項2に記載の入力装置。
  5. 前記機能の有効化は、前記表示部の外縁からの距離に応じて判断される、請求項1に記載の入力装置。
  6. 前記凸部が設けられている方向については、当該凸部が設けられていない方向に比して、前記表示部の外縁から離れた地点から機能が有効化される、請求項5に記載の入力装置。
  7. 前記機能の有効化は、前記連続的な操作入力の移動距離に応じて判断される、請求項1に記載の入力装置。
  8. 前記凸部が設けられている方向については、当該凸部が設けられていない方向に比して、短い移動距離で機能が有効化される、請求項7に記載の入力装置。
  9. 装置本体に対して前記凸部を着脱できる場合、前記表示部に対する当該凸部の位置関係を予め設定する、請求項1に記載の入力装置。
  10. 前記装置本体に対する前記凸部の取り付け位置を、設定画面を通じて受け付ける、請求項9に記載の入力装置。
  11. 前記凸部は、前記操作入力を光学的に検知する前記検知部を収容する構造体である、請求項1に記載の入力装置。
  12. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    被作業画面が表示される表示部と、
    前記表示部の外縁に沿って配置される少なくとも1つの凸部と、
    前記表示部の表示領域を検知領域とする検知部と
    を有し、
    前記検知部は、前記凸部が設けられている方向への連続的な操作入力が検知される場合、当該方向とは異なる方向への連続的な操作入力が検知される場合よりも早く、当該連続的な操作入力に対応する機能有効化する、画像形成装置。
  13. コンピュータに
    表示部の表示領域を検知領域として、作業画面に対する操作入力を検知する処理と、
    前記表示部の少なくとも1つの外縁に沿って設けられている凸部の方向への連続的な操作入力が検知される場合、当該方向とは異なる方向への連続的な操作入力が検知される場合よりも早く、当該連続的な操作入力に対応する機能有効化する処理と
    を実行させるためのプログラム。
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