JP6834392B2 - スクリーン - Google Patents

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Description

本発明は、オフィス等において好適に使用されるスクリーンに関する。
従来から、外面を筆記面として使用し得るように構成されたスクリーンが種々知られている。この種のスクリーンには、複数のボードが相互に重なり合う折り畳み姿勢から複数のボードが壁状に展開される使用姿勢までの間で相対的に回動し得るように構成されているものがある(例えば、特許文献1を参照)。
従来のスクリーンは、複数のボードを支持するための複数の脚体の多くが、ボードを構成する側枠材の真下に配設されたものとなっていた。
ところが、このようなものであると、隣接するボードの幅寸法を同じ幅寸法にしたり、或いは、二以上のボードを複数枚連設したりする場合に、折り畳み姿勢を採る際に脚体同士が干渉してしまう態様になりやすいという不具合が生じ得る。換言すれば、従来のスクリーンは、多様なボード幅を設定し得る設計の自由度が制限されたものとなっていた。
特開2002−254891号公報
本発明は、以上のような事情に着目してなされたもので、多様なボード幅を設定し得る設計の自由度に優れたスクリーンを提供することにある。
すなわち、本発明は次の構成をなしている。
請求項1に係る発明は、複数枚のボードが回動連結機構を介して連結されており、それらのボードを相互に重なり合う折り畳み姿勢から壁状に展開される使用姿勢までの間で相対的に回動させ得るように構成されたスクリーンであって、前記各ボードが、その下縁部に連続した下枠材を備えたものであり、前記各下枠材に前記各ボードを床面に支持させるための全ての脚体が取り付けられているものであり、前記下枠材が、前記脚体を取り付けるためのねじが螺着されるナット部材を位置変更可能に保持し得るものであり、前記ナット部材が、位置決め部材により前記下枠材の所定位置に位置決め固定されているスクリーンである。
請求項2に記載の発明は、前記各ボードが、筆記面を有したホワイトボードタイプのものである請求項1記載のスクリーンである。
請求項3に記載の発明は、前記脚体が、単体の車輪を有したキャスタ脚、又は前記ボードに直交する姿勢で取り付けられるT字脚である請求項1又は2記載のスクリーンである。
請求項に記載の発明は、前記下枠材が、底壁の内側面に空洞を備え、その空洞内に前記ナット部材を長手方向にスライド可能に保持するレール部が形成されたものであり、前記底壁に、前記位置決め部材を係合させて前記ナット部材を位置決めするための位置決め孔と、位置決めされた前記ナット部材の雌ねじ孔に合致するねじ挿通孔が形成されている請求項1、2又は3記載のスクリーンである。
請求項に記載の発明は、前記下枠材を覆う下カバーを備えており、前記下カバーが、前記脚体に設けられた位置決め凸部が嵌合し得る位置決め孔を備えている請求項1、2、3又は4記載のスクリーンである。
請求項に記載の発明は、前記各ボードが、左右の側枠材と、左右の側枠材の下端部間に配された前記下枠材と、左右の側枠材の上端部間に配された上枠材と、これら側枠材、下枠材、及び上枠材における近接している端部同士を連結する四つのコーナーブロックとを備えたものであり、前記四つのコーナーブロックが同一の構造をなしている請求項1、2、3、4又は5記載のスクリーンである。
請求項に記載の発明は、前記複数枚のボードが、少なくとも、回動連結機構を介して連結された第一のボードと第二のボードと含んでいるものであり、前記脚体が、前記第一のボードにおける前記下枠材に取り付けられたキャスタ脚であり、且つ、前記第二のボードにおける前記下枠材に取り付けられ当該第二のボードに直交する姿勢で取り付けられるT字脚である請求項1、2、3、4、5又は6記載のスクリーンである。
以上説明したように本発明によれば、多様なボード幅を設定し得る設計の自由度に優れたスクリーンを提供することができる。
本発明の一実施形態を示す斜視図。 同実施形態における正面図。 同実施形態における平面図。 図3におけるX−X線断面図。 図4における部分拡大図。 図4における部分拡大図。 同実施形態における分解斜視図。 同実施形態における分解斜視図。 同実施形態における分解斜視図。 同実施形態における分解斜視図。 同実施形態における分解斜視図。 同実施形態における分解斜視図。 同実施形態における分解側面図。 図13におけるY−Y線断面図。 図13におけるZ−Z線断面図。 図2におけるV−V線断面図。 他の実施形態を示す斜視図。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜16を参照して説明する。
この実施形態は、本発明を、筆記面Isを有したホワイトボードタイプのスクリーンAに適用したものである。スクリーンAは、オフィス等の執務空間を隔てるいわゆる衝立としての機能を発揮し得るとともにペン等を使用して所望の文字等を筆記等により表示するいわゆるホワイトボードとしての機能を発揮し得るようにしたものである。
スクリーンAは、図1〜3等に示すように、二枚のボードである第一のボードBと第二のボードCとを回動連結機構Lを介して連結してなるものである。第一のボードBの下端部には、脚体であるキャスタ脚Jが設けられている。第二のボードCの下端部には、脚体であるT字脚Kが設けられている。スクリーンAは、図3に示すように、第一のボードBと第二のボードCとが相互に重なり合う折り畳み姿勢(f)から第一のボードBと第二のボードCとが壁状に展開される使用姿勢(u)までの間で当該第一のボードBと第二のボードCとが相対的に回動し得るように構成されている。この実施形態では、第一のボードBにはキャスタ脚Jが設けられており、第二のボードCにはT字脚Kが設けられている。このため、スクリーンAは、主としてキャスタ脚Jが取り付けられた第一のボードBを、T字脚Kによって床面に固定的に配設させた第二のボードCに対して回動させ得るように構成されている。
以下、スクリーンAについて詳述する。
第一のボードBは、図1〜7等に示すように、両面に筆記面Isを有した縦長の矩形板状をなしたものである。第一のボードBは、左右の側枠材1と、左右の側枠材1の下端部間に配された下枠材2と、左右の側枠材1の上端部間に配された上枠材3と、各枠材1、2、3の近接している端部同士を連結するコーナーブロック4と、外面に筆記面Isを形成しており左右の側端縁が縦カバーDを介して左右の側枠材1に支持されたホワイトボードシートIとを備えている。
なお、下枠材2の下側には、下カバーFが着脱可能に装着されている。上枠材3の上側には、上カバーGが着脱可能に装着されている。第一のボードBは、四つの角部に凹陥した部位である凹欠部Hを備えている。
この実施形態では、図7に示すように、左右の側枠材1、下枠材2、上枠材3、及び、コーナーブロック4によって、矩形枠状をなす構造枠体Eが構成されている。構造枠体Eの両面には、筆記面Isを形成するホワイトボードシートIが添設されている。
側枠材1は、例えば、アルミ押し出し材製のものである。側枠材1は、外面にホワイトボードシートIが添設される対をなす外壁11と、対をなす外壁11同士を当該外壁11の基端部近傍において接続する接続壁12と、外壁11及び接続壁12とともにコーナーブロック4装着用の嵌合部14を形成すべく対をなす外壁11の内面に突設された中間壁13とを備えている。対をなす外壁11の先端間には隙間skが設けられている。隙間skには、ホワイトボードシートIを固定するための縦カバーDが圧入固定されるようになっている。換言すれば、ホワイトボードシートIの左右の側端縁は、縦カバーDによって、側枠材1に固定されている。接続壁12の両端近傍部には、コーナーブロック4固定用の係止窓121が設けられている。
下枠材2は、例えば、アルミ押し出し材製のものである。下枠材2は、図8及び図9において詳細を示すように、外面にホワイトボードシートIが添設される対をなす外壁21と、対をなす外壁21同士を当該外壁21の下縁部近傍において接続する底壁22と、対をなす外壁21同士を当該外壁21の上縁部近傍において接続する上壁23と、底壁22と上壁23との間の空間すなわち空洞kd内に板状のナット部材nを位置変更可能に保持するためのレール部26を形成するべく対をなす外壁21の内面に突設された中間壁24と備えている。底壁22の両端近傍部には、コーナーブロック4固定用の係止窓221と、脚体取り付け用のねじ挿通孔222と、圧入された位置決め部材bに外嵌する位置決め孔223とが設けられている。
第一のボードBにおける下枠材2には、床面に支持させるための脚体であるキャスタ脚Jが取り付けられている。第一のボードBにおける下枠材2は、キャスタ脚Jに設けられたねじである取り付けねじj11が螺着されるナット部材nを水平方向に位置変更可能に保持し得るように構成されている。ナット部材nは、位置決め部材bにより下枠材2の所定位置に位置決め固定され得るようになっている。換言すれば、下枠材2は、その内部に空洞kdが設けられている。そして、下枠材2の空洞kd内にナット部材nを長手方向にスライド可能に保持し得るレール部26が形成されている。ナット部材nは、下枠材2のレール部26にスライド可能に配設された平面視において略矩形板状をなしている。ナット部材nは、下枠材2に設けられたねじ挿通孔222に対応する雌ねじ孔n1と、下枠材2に設けられた位置決め孔223に対応する連通孔n2を備えている。
上枠材3は、前述した下枠材2と同じ枠材を上下反転させたものであるため、相当する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
コーナーブロック4は、例えば合成樹脂製の一体成型品である。コーナーブロック4は、下枠材2、側枠材1、上枠材3の各外壁21、11、21の外面に連続する外向き面411を有したブロック本体41と、ブロック本体41における側枠材1の端面に当接する側の面から突設された側枠材接続用の突起42と、ブロック本体41における下枠材2又は上枠材3の端面に当接する側の面から突設された上枠材又は下枠材接続用の突起43とを備えたものである。この実施形態では、第一のボードBの四箇所に設けられた四つのコーナーブロック4は全て同一の構造をなしている。
ブロック本体41は、上下に形成された水平面412を有している。ブロック本体41は、板状のナットrを保持するためのナット保持凹部413を有している。ブロック本体41は、ナット保持凹部413を水平面412に連通させるねじ挿通孔414が設けられている。
側枠材接続用の突起42は、側枠材1における外壁11と接続壁12と中間壁13とによって形成された嵌合部14に内嵌する角柱状のものである。側枠材接続用の突起42には、接続壁12に設けられた係止窓121に係合し得る弾性爪421が設けられている。
上枠材又は下枠材接続用の突起43は、上枠材3又は下枠材2における外壁21と上壁23と底壁22とによって形成された嵌合部25に内嵌する角柱状のものである。上枠材又は下枠材接続用の突起43には、底壁22に設けられた係止窓221に係合し得る弾性爪431が設けられている。
縦カバーDは、図5、図10、及び、図16に示すように、例えば合成樹脂による押し出し材製のものである。縦カバーDは、側枠材1における外壁11の先端に形成された上下方向に延びる隙間skに嵌合し得る帯状のものある。縦カバーDは、ホワイトボードシートIの端縁を側枠材1に押し付けるための鍔部d1を備えている。
下カバーFは、図9に示すように、例えば合成樹脂による押し出し材製のものである。下カバーFは、下枠材2の外壁21を被覆し得るチャンネル状の形状をなしている。下カバーFは、下枠材2におけるねじ挿通孔222及び位置決め孔223を臨む部位に位置決め孔である矩形窓f1を備えている。
上カバーGは、図10に示すように、例えば合成樹脂による押し出し材製のものである。上カバーGは、上枠材3の外壁21を被覆し得るチャンネル状の形状をなしている。
凹欠部Hは、図7、及び、図13に示すように、上カバーGの端面と、下カバーFの端面と、コーナーブロック4の水平面412とを主体に形成された凹んだ部位である。凹欠部Hは、回動連結機構L又は化粧カバーPが嵌合し得る空間を形成している。なお、回動連結機構Lを構成する対をなすケース7は凹欠部Hに配される。凹欠部Hにおいて、ケース7の基端部71及び化粧カバーPは上カバーG又は下カバーFの端面に当接するとともに上枠材3又は下枠材2の端部に外嵌し得るようになっている。
ホワイトボードシートIは、図1、及び、図2に示すように、外面に所定のペンによって筆記可能且つ筆記された文字等を除去可能に構成された筆記面Isを備えている。ホワイトボードシートIは、図16に拡大して示すように、その左右両端縁が左右の側枠材1に装着された縦カバーDによって当該側枠材1に止着され得るようになっている。
第二のボードCは、第一のボードBよりも幅寸法が大きく設定されている。第二のボードCは、第一のボードBに準じた構造をなしている。そのため、第一のボードBと同一または相当する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
スクリーンAは、図8、及び、図9に示すように、第一のボードBの一側端近傍に脚体であるキャスタ脚Jが装着されているとともに第二のボードCの両側端近傍に脚体であるT字脚Kがそれぞれ装着されている。これらキャスタ脚J及びT字脚Kは、それぞれ下枠材2のみに取り付けられたものとなっている。
キャスタ脚Jは、単一の車輪j3を有したものである。キャスタ脚Jは、図9等に示すように、ねじである取り付けねじj11を有する取り付けベースj1と、取り付けベースj1に首振り動作可能な旋回フレームj2と、旋回フレームj2に軸着された車輪j3とを具備している。キャスタ脚Jの取り付けベースj1は、スペーサj4を介して第一のボードBにおける下枠材2に取り付けられている。取り付けねじj11は、第一のボードBの下枠材2に収容されたナット部材nの雌ねじ孔n1に螺着されている。
スペーサj4は、取り付けねじj11を貫通させるための貫通孔j41を有している。スペーサj4は、取り付けベースj1に上側から外嵌し得るようになっている。スペーサj4の上面側には、下カバーFの位置決め孔である矩形窓f1に嵌合し得る位置決め凸部たる隆起部j42が形成されている。
T字脚Kは、第二のボードCに直交する姿勢で取り付けられている。すなわち、T字脚Kは、図8等に示すように、中間部に位置決め凸部たる隆起部k11を有した脚羽根k1と、脚羽根k1の両端部下面側に設けられた扁平キャスタk2とを備えている。隆起部k11には、当該T字脚Kを第二のボードCの下枠材2に取り付けるためのねじである脚ねじk12を挿通させるためのねじ挿通孔h1が形成されている。T字脚Kは、隆起部k11を下カバーFに形成された位置決め孔である矩形窓f1に内嵌した状態で脚ねじk12により下枠材2に取り付けられる。つまり、T字脚Kは、隆起部k11を矩形窓f1を通過させて下枠材2の底壁に当接させた状態で脚ねじk12を二つのねじ挿通孔h1、222を通してナット部材nの雌ねじ孔n1に螺着することにより、下枠材2に取り付けられている。
この実施形態のスクリーンAは、図8、及び、図9に示すように、第一、第二のボードB、Cを、床面に支持させるための全てのキャスタ脚J及びT字脚Kが下枠材2に取り付けられたものとなっている。すなわち、下枠材2は、キャスタ脚J及びT字脚Kを取り付けるための取り付けねじj11及び脚ねじk12が螺着されるナット部材nを位置変更可能に保持し得るものとなっている。ナット部材nは、位置決め部材bにより下枠材2の所定位置に位置決め固定され得るようになっている。下枠材2は、底壁の内側面に空洞kdを備えている。下枠材2の内部には、ナット部材nを長手方向にスライド可能に保持するレール部26が形成されている。
回動連結機構Lは、図10〜15等に示すように、隣接する第一、第二のボードB、C間に配された連結板5と、外周面を突き合わせた姿勢で連結板5の両端部をそれぞれ枢支軸6を介して枢支する対をなすケース7と、対をなすケース7を対応する第一、第二のボードB、Cにそれぞれ止着する止着具たる取り付けねじ8とを備えている。そして、回動連結機構Lは、対をなすケース7の外周面に、相互に噛合する平歯車部74が一体に形成されている。平歯車部74を一体に設けたケース7は、隣接する第一、第二のボードB、Cが相対回動するのに伴って、当該ケース7における平歯車部74の噛合位置が円周方向に移動するようになっている。換言すれば、回動連結機構Lは、連結板5と、連結板5の両端部にそれぞれ枢支軸6を介して枢結された対をなすケース7とを具備してなる連結ユニットMを備えている。連結ユニットMは、取り付けねじ8を介して隣接する第一、第二のボードB、Cに取り付けられている。
すなわち、第一、第二のボードB、Cは、四つのコーナー部分にそれぞれ凹陥した部分である凹欠部Hを備えている。連結ユニットMが、対をなすケース7を隣接する第一、第二のボードB、Cの凹欠部Hにそれぞれ装着した状態で、第一、第二のボードB、C間に架設されている。
連結板5は、図11、図12、及び、図13に示すように、両端部に軸孔51を有した平板状のものである。連結板5における両端部の外縁は、半円弧状に形成されている。
ケース7は、図11、図12、及び、図13に示すように、合成樹脂により一体に形成されたものである。ケース7は、凹欠部Hを形成する上カバーG又は下カバーFの端面に突き合わせて配される基端部71と、基端部71からコーナーブロック4の水平面412に沿って片持ち的に延設された内延出部72と、基端部71から内延出部72と平行をなして片持ち的に延設された外延出部73とを備えている。すなわち、ケース7は、基端部71から片持ち的に延出し連結板5の内側すなわち連結板5よりも側枠材1に近い箇所に位置する内延出部72と、基端部71から片持ち的に延出し連結板5の外側すなわち連結板5よりも側枠材1から遠い箇所に位置する外延出部73とを有した側面視略コ字状をなしたものである。平歯車部74は、内延出部72の外周面に形成されている。内延出部72は、枢支軸6が嵌合する軸保持孔721を備えている。内延出部72の外周には、平歯車の略二分の一円周分に相当する歯が並べ配されてなる平歯車部74が一体に形成されている。外延出部73は、枢支軸6の係止鍔61及び枢支軸6に装着される取り付けねじ8の頭部81を収納するための収容孔731が形成されている。なお、対をなすケース7にそれぞれ設けられた各平歯車部74同士が無理なく噛合し得るように、一方のケース7における平歯車部74の歯の位置、及び他方のケース7における平歯車部74の歯の位置が設定されている。
枢支軸6は、図12に示すように、軸心部に貫通孔62を有する中空体状のものである。枢支軸6は、外方端の外周に係止鍔61を備えているとともに内方端の外周に抜け止めリング64を装着するための環状溝63を有している。枢支軸6は、筒状をなしており連結板5の軸孔51とケース7の内延出部72に設けられた軸保持孔721に嵌合して装着されるものである。枢支軸6は、係止鍔61を連結板5の外面に当接させるとともに先端面をコーナーブロック4の水平面412に当接させた状態で、貫通孔62に貫通させた取り付けねじ8によりコーナーブロック4に取り付けられている。
止着具である取り付けねじ8は、枢支軸6の貫通孔62に挿着されるものである。取り付けねじ8は、当該枢支軸6を介して回動連結機構Lを構成するケース7を第一、第二のボードB、Cに定着するために用いられる。
連結板5、枢支軸6、及び、対をなすケース7によって構成された連結ユニットMは、枢支軸6の環状溝63に抜け止めリング64を装着することによって各部材(連結板5、枢支軸6、及び、対をなすケース7)が離脱することなく一体的に取り扱うことができるものとなっている。連結ユニットMは、連結板5の両端部に対をなすケース7を枢支軸6を介して回動可能に枢着してなるものである。連結ユニットMを構成する対をなすケース7の平歯車部74は、相互に噛合した状態が保持されている。
第一、第二のボードB、Cに対して連結ユニットMを取り付ける方法は、例えば、次のようにして行われる。
まず、連結ユニットMを取り付けるべき第一のボードBと第二のボードCとを隣接させる。
次いで、連結ユニットMを、第一、第二のボードB、Cにおける上枠材3及び下枠材2の端部に配設する。より具体的には、連結ユニットMを構成する枢支軸6の軸心が、第一、第二のボードB、Cにおける凹欠部Hに臨むコーナーブロック4のねじ挿通孔414の軸心に合致するように、連結ユニットMを配置する。
続いて、取り付けねじ8を用いて、連結ユニットMを、第一、第二のボードB、Cに定着する。具体的には、枢支軸6の貫通孔62に挿通させた取り付けねじ8を、コーナーブロック4内に設けたナットrに螺着する。
以上の過程を経て、連結ユニットMが、第一、第二のボードB、Cに対して取り付けられることになる。連結ユニットMが、第一、第二のボードB、Cに取り付けられた状態では、連結ユニットMを構成する対をなすケース7の外面が、上枠材3及び下枠材2に装着された上カバーG及び下カバーFの外面に略連続することになる。
なお、図1、図2、図4、及び、図7に示すように、回動連結機構Lが装着されていない第一、第二のボードB、Cの自由端側に位置してなる凹欠部Hには、回動連結機構Lを構成する取り付けねじ8と同じ大きさの取り付けねじ9を用いて化粧カバーPが着脱可能に装着されている。
以上説明したように、本実施形態に係るスクリーンAは、複数枚のボードである第一、第二のボードB、Cが回動連結機構Lを介して連結されている。そして、スクリーンAは、第一、第二のボードB、Cを相互に重なり合う折り畳み姿勢(f)から壁状に展開される使用姿勢(u)までの間で相対的に回動させ得るように構成されている。第一、第二のボードB、Cは、その下縁部に連続した下枠材2を備えている。スクリーンAは、第一、第二のボードB、Cの各下枠材2に当該第一、第二のボードB、Cを床面に起立した状態で支持させるための全ての脚体たるキャスタ脚J及びT字脚Kが取り付けられている。このため、第一、第二のボードB、Cを多様な幅に設定し得る設計の自由度に優れたスクリーンAを提供することができるものとなる。
つまり、本実施形態におけるスクリーンAは、従来のように側枠材の真下に所定の脚体を設けたようなものとは異なっており、左右方向に延びる下枠材2にのみキャスタ脚J及びT字脚Kを取り付けている。このため、第一、第二のボードB、Cの幅や、増連可能な他のボードの枚数等の諸条件に応じて、あらかじめ下枠材2に対するキャスタ脚JやT字脚Kの取り付け位置を左右方向に適宜設定するだけで、簡単に、折り畳み姿勢(f)においてキャスタ脚JやT字脚Kが干渉しない構成を実現することができるものとなる。
換言すれば、本実施形態におけるスクリーンAであれば、第一、第二のボードB、Cの幅寸法をそれぞれ同じ幅寸法に設定したり相互に異なる幅寸法にしたりして多様性を持たせるようにしても、各ボードB、Cの側枠材1の直下にキャスタ脚JやT字脚Kが存在するという前提条件に拘束されることがない。このため、キャスタ脚JとT字脚Kが折り畳み姿勢(f)において干渉しないようにするための設計の自由度に優れており、第一、第二のボードB、Cの幅を多様に設定することができるものとなっている。
第一、第二のボードB、Cが、筆記面Isを有したホワイトボードタイプのものである。このため、スクリーンAは、いわゆる衝立としての機能とともに執務の便宜に資するいわゆるホワイトボードとしての機能を発揮し得るものとなっている。
脚体が、第一のボードBに取り付けられた単体の車輪j3を有したキャスタ脚Jであり、第二のボードCに直交する姿勢で取り付けられるT字脚Kである。このため、T字脚Kによって第一、第二のボードB、Cが床面に対して起立した姿勢に好適に支持され得るものなるとともに、キャスタ脚Jによって使用姿勢(u)や折り畳み姿勢(f)を柔軟に採り得るものとなっている。
下枠材2が、キャスタ脚JやT字脚Kを取り付けるためのねじである取り付けねじj11又は脚ねじk12が螺着されるナット部材nを位置変更可能に保持し得るものである。このため、下枠材2に対するナット部材nの位置を変更することによって、キャスタ脚JやT字脚Kの位置を柔軟に設定し得るものとなっている。
ナット部材nが、位置決め部材bにより下枠材2の所定位置に位置決め固定されている。このため、ナット部材nが下枠材2に対してずれ動くことなく安定的に位置し得るものとなっている。
下枠材2が、底壁22の内側面に空洞kdを備え、その空洞kd内にナット部材nを長手方向にスライド可能に保持するレール部26が形成されている。そして、底壁22に、位置決め部材bを係合させてナット部材nを位置決めするための位置決め孔223と、位置決めされたナット部材nの雌ねじ孔n1に合致するねじ挿通孔222が形成されている。このため、ナット部材nが下枠材2に対して好適に位置変更し得るものとなっており、下枠材2における所望の位置にキャスタ脚JやT字脚Kを柔軟に取り付け得るものとなっている。
下枠材2を覆う下カバーFを備えている。そして、下カバーFが、キャスタ脚J及びT字脚Kに設けられた位置決め凸部たる隆起部j42、k11が嵌合し得る位置決め孔たる矩形窓f1を備えている。このため、キャスタ脚J及びT字脚Kを所望の姿勢で第一、第二のボードB、Cに取り付けることができるものとなっている。
第一、第二のボードB、Cが、左右の側枠材1と、左右の側枠材1の下端部間に配された下枠材2と、左右の側枠材1の上端部間に配された上枠材3と、これら側枠材1、下枠材2、及び上枠材3における近接している端部同士を連結する四つのコーナーブロック4とを備えている。そして、四つのコーナーブロック4が同一の構造をなしている。このため、四つのコーナーブロック4に構造のバリエーションを持たせる必要がないため、組み立て等において好適なものになる。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
複数枚のボードが、三つ以上の複数枚備えたものであってもよいのはもちろんのことである。例えば、図17に示すように、複数枚のボードとして、第一、第二のボードB、Cに加えて、第三のボードB’を備えたものとしている。このようなものであっても、下枠材2にキャスタ脚J及びT字脚Kを適宜配設することができるため、折り畳み姿勢(f)においてもキャスタ脚JやT字脚Kが干渉しない設計を容易に実現し得るものとなっている。
スクリーンは、ホワイトボードタイプのものでなくてよいのはもちろんのことである。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
2…下枠材
A…スクリーン
B…第一のボード(ボード)
C…第二のボード(ボード)
L…回動連結機構
J…キャスタ脚(脚体)
(f)…折り畳み姿勢
(u)…使用姿勢

Claims (7)

  1. 複数枚のボードが回動連結機構を介して連結されており、それらのボードを相互に重なり合う折り畳み姿勢から壁状に展開される使用姿勢までの間で相対的に回動させ得るように構成されたスクリーンであって、
    前記各ボードが、その下縁部に連続した下枠材を備えたものであり、前記各下枠材に前記各ボードを床面に支持させるための全ての脚体が取り付けられているものであり、
    前記下枠材が、前記脚体を取り付けるためのねじが螺着されるナット部材を位置変更可能に保持し得るものであり、
    前記ナット部材が、位置決め部材により前記下枠材の所定位置に位置決め固定されているスクリーン。
  2. 前記各ボードが、筆記面を有したホワイトボードタイプのものである請求項1記載のスクリーン。
  3. 前記脚体が、単体の車輪を有したキャスタ脚、又は前記ボードに直交する姿勢で取り付けられるT字脚である請求項1又は2記載のスクリーン。
  4. 前記下枠材が、底壁の内側面に空洞を備え、その空洞内に前記ナット部材を長手方向にスライド可能に保持するレール部が形成されたものであり、
    前記底壁に、前記位置決め部材を係合させて前記ナット部材を位置決めするための位置決め孔と、位置決めされた前記ナット部材の雌ねじ孔に合致するねじ挿通孔が形成されている請求項1、2又は3記載のスクリーン。
  5. 前記下枠材を覆う下カバーを備えており、
    前記下カバーが、前記脚体に設けられた位置決め凸部が嵌合し得る位置決め孔を備えている請求項1、2、3又は4記載のスクリーン。
  6. 前記各ボードが、左右の側枠材と、左右の側枠材の下端部間に配された前記下枠材と、左右の側枠材の上端部間に配された上枠材と、これら側枠材、下枠材、及び上枠材における近接している端部同士を連結する四つのコーナーブロックとを備えたものであり、
    前記四つのコーナーブロックが同一の構造をなしている請求項1、2、3、4又は5記載のスクリーン。
  7. 前記複数枚のボードが、少なくとも、回動連結機構を介して連結された第一のボードと第二のボードと含んでいるものであり、
    前記脚体が、前記第一のボードにおける前記下枠材に取り付けられたキャスタ脚であり、且つ、前記第二のボードにおける前記下枠材に取り付けられ当該第二のボードに直交する姿勢で取り付けられるT字脚である請求項1、2、3、4、5又は6記載のスクリーン。
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