JP6834292B2 - ステープル取り外し装置 - Google Patents

ステープル取り外し装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6834292B2
JP6834292B2 JP2016185910A JP2016185910A JP6834292B2 JP 6834292 B2 JP6834292 B2 JP 6834292B2 JP 2016185910 A JP2016185910 A JP 2016185910A JP 2016185910 A JP2016185910 A JP 2016185910A JP 6834292 B2 JP6834292 B2 JP 6834292B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
staple
needle
bundle
support portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016185910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018047535A (ja
Inventor
箱崎 克也
克也 箱崎
吉江 徹
徹 吉江
朝和 松井
朝和 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Max Co Ltd filed Critical Max Co Ltd
Priority to JP2016185910A priority Critical patent/JP6834292B2/ja
Priority to PCT/JP2017/034120 priority patent/WO2018056360A1/en
Priority to EP17781556.0A priority patent/EP3515666B1/en
Priority to US16/327,183 priority patent/US11279015B2/en
Publication of JP2018047535A publication Critical patent/JP2018047535A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6834292B2 publication Critical patent/JP6834292B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C11/00Nail, spike, and staple extractors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/40Type of handling process
    • B65H2301/42Piling, depiling, handling piles
    • B65H2301/422Handling piles, sets or stacks of articles
    • B65H2301/4221Removing package around stack
    • B65H2301/42212Extracting staple from stapled set of articles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

本発明は、用紙束からステープルを取り外すステープル取り外し装置に関する。
従来から、複数枚の用紙を積層した用紙束に対してコの字形状のステープルを貫通させ、ステープルの脚部を内側に折り曲げることで用紙束を綴じる綴じ装置が広く利用されている。これに対し、上述した綴じ装置により綴じ処理された用紙束からステープルを取り外す場合には、ステープル取り外し装置が広く利用されている。
例えば、特許文献1には、ステープルされた冊子を押さえる押え部材と、ステープルと紙の間に侵入すべく備えられた楔板と、楔板を前進させるスライド板とを備えたステープル抜き取り装置が記載されている。また、特許文献2には、ステープルによって綴じられた原稿束を載置するトレイと、原稿束をトレイ上に押し当てる押さえ手段と、ステープルに向けて挿入される挿入部材と、挿入部材を駆動させる駆動手段とを備えた綴じ部材除去装置が記載されている。また、特許文献3には、用紙束表面とステープルとの間に挿入される第1挿入部材と、用紙束裏面とステープルとの間に挿入される第2挿入部材と、第1および第2の挿入部材のそれぞれを移動させる電動モータとを備えた綴じ部材除去装置が記載されている。
特開平8−141935号公報 特開2000−127064号公報 特許第4078728号公報
しかしながら、上記特許文献1から3に記載の従来におけるステープル抜き取り装置等では以下のような問題があった。ステープルの取り外し、すなわち、除針を行う用紙束が少枚数で構成される場合には、ステープルのクラウン部と用紙との間に針外し板を挿し込むと、針外し板によってステープルが押され易くなる。その結果、用紙束をステープルが貫通する際にステープルによって用紙束に穿たれて形成される用紙束の針孔が広がってしまい、用紙にダメージを与えてしまうという問題があった。
また、針外し板を用紙束とステープルのクラウン部との間に確実に挿し込むためには、針外し板の先端部を鋭利に形成する必要があると共に、先端を用紙方向に向けて前進させる必要がある。そのため、少枚数の用紙束の除針を行う場合、針外し板が用紙束のステープルのクラウン部側から脚部側に用紙束を突き破ってしまう懸念があった。
さらに、針外し板の動作を決まった位置で行う従来の装置では、コーナー綴じや平行2カ所綴じ等、紙端からの綴じ位置(距離や角度)が異なる用紙束をセットする際に、用紙束のステープルを人の手で適切な位置に合わせる必要がある。そのため、用紙束のセット位置のずれが生じた場合には除針動作が失敗してしまう、という問題もあった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、除針時において用紙束のステープルを針セット位置に正確に位置合わせすることにより、ステープルの用紙束からの取り外し不良を未然に防止することが可能なステープル取り外し装置を提供することにある。
本発明に係るステープル取り外し装置は、ステープルにより綴じられた用紙束の当該ステープルを取り外すステープル取り外し装置であって、前記用紙束が載置される載置部と、前記用紙束を前記載置部に押さえる押さえ部材と、前記用紙束と前記ステープルとの間に挿し込まれた状態で進行する挿入部材と、を備え、前記押さえ部材は、前記ステープルを当て付けて当該ステープルを取り外す位置に位置合わせするためのステープル支持部を有するとともに、前記用紙束を挟んだ前記挿入部材と対向する位置に紙支持部を有するものである。
前記ステープル支持部は、前記押さえ部材に形成された開口部における前記挿入部材の進行方向の下流側の縁部に設けることができる。
前記紙支持部は、前記押さえ部材に形成された開口部における前記挿入部材の進行方向の上流側の縁部から前記ステープル支持部に向かって延出させることができる。
本発明に係るステープル取り外し装置は、前記挿入部材を前記用紙束と前記ステープルとの間に進行させるスイッチと、前記押さえ部材を押し下げて当該押さえ部材により前記用紙束を押圧する第1の状態と、前記第1の状態からさらに押し下がることで前記スイッチをオンして前記挿入部材の進行を開始させる第2の状態とに可変可能な操作部と、を備えるものである。
本発明によれば、押さえ部材にステープル支持部を設けるので、ステープルを用紙束から取り外す際にステープルを当て付けて当該ステープルを取り外す位置に正確に位置合わせすることができる。これにより、ステープルの取り外しの不良を未然に防止することができる。
また、本発明によれば、用紙束とステープルとの間に挿し込まれた状態で進行する挿入部材を備え、押さえ部材が、用紙束を挟んだ挿入部材と対向する位置に紙支持部を有するので、紙支持部が用紙束を介して挿入部材を支持する。このため、挿入部材が用紙束を突き破ることを防止できる。
AおよびBはステープル・リムーバユニットの構成例を示す斜視図である。 Aはステープル・リムーバユニットの構成例を示す平面図であり、Bはその側面図であり、Cは正面図である。 リムーバの構成例を示す斜視図である。 リムーバの構成例を示す側面図である。 リムーバの構成例を示す平面図である。 リムーバの構成例を示す断面図である。 紙押さえ板の構成例を示す斜視図である。 Aは紙押さえ板の構成例を示す平面図であり、BはそのA−A線に沿った断面図である。 除針時におけるリムーバの動作を説明するための図である(その1)。 AおよびBは除針時におけるリムーバの動作を説明するための図である(その2)。 AおよびBは除針時におけるリムーバの動作を説明するための図である(その3)。 AおよびBは除針時におけるリムーバの動作を説明するための図である(その4)。 除針時におけるリムーバの動作を説明するための図である(その5)。 紙押さえ板の他の構成例を示す斜視図である(その1)。 紙押さえ板の他の構成例を示す斜視図である(その2)。 紙押さえ板の他の構成例を示す斜視図である(その3)。 紙押さえ板の他の構成例を示す斜視図である(その4)。 紙押さえ板の他の構成例を示す斜視図である(その5)。 紙押さえ板の他の構成例を示す斜視図である(その6)。 紙押さえ板の他の構成例を示す斜視図である(その7)。 紙押さえ板の他の構成例を示す斜視図である(その8)。 紙押さえ板の他の構成例を示す斜視図である(その9)。 紙押さえ板の他の構成例を示す斜視図である(その10。 Aは紙押さえ板の他の構成例を示す斜視図であり、Bはその断面図である(その11)。 Aは紙押さえ板の他の構成例を示す斜視図であり、Bはその断面図である(その12)。 Aは紙押さえ板の他の構成例を示す斜視図であり、Bはその断面図である(その13)。 紙押さえ板の他の構成例を示す斜視図である(その14)。 紙押さえ板の他の構成例を示す斜視図である(その15)。 紙押さえ板の他の構成例を示す斜視図である(その16)。 紙押さえ板の他の構成例を示す斜視図である(その17)。 レバーの他の構成例を示す斜視図である(その1)。 レバーの他の構成例を示す斜視図である(その2)。 レバーの他の構成例を示す斜視図である(その3)。 レバーの他の構成例を示す斜視図である(その4)。 スイッチの他の構成例を示す斜視図である(その1)。 スイッチの他の構成例を示す斜視図である(その2)。 スイッチの他の構成例を示す斜視図である(その3)。 ステープル・リムーバユニットの他の構成例を示す斜視図である(その1)。 ステープル・リムーバユニットの他の構成例を示す斜視図である(その2)。 ステープル・リムーバユニットの他の構成例を示す斜視図である(その3)。 AおよびBは、ステープル・リムーバユニットの他の構成例を示す斜視図である(その4)。 リムーバの他の構成例を示す斜視図である(その1)。 リムーバの他の構成例を示す斜視図である(その2)。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
[ステープル・リムーバユニット300Aの構成例]
図1Aは本発明に係るステープル・リムーバユニット300Aを上方側から見た場合の構成の一例を示し、図1Bはステープル・リムーバユニット300Aを下方側から見た場合の構成の一例を示している。図2Aはステープル・リムーバユニット300Aの構成の一例を示す平面図であり、図2Bはその側面図であり、図2Cはその正面図である。
図1および図2に示すように、ステープル・リムーバユニット300Aは、設置台310と、リムーバ100Aと、ステープラ200とを備えている。設置台310上には、リムーバ100Aとステープラ200とが隣接して配設されると共に、リムーバ100Aとステープラ200とが前後方向に若干ずれて配設されている。このように、本実施の形態では、リムーバ100Aとステープラ200とが一体的に組み合わされたユニット構成となっている。
リムーバ100Aは、ステープルにより綴じられた用紙束のステープルを自動で取り外すための装置である。本実施の形態において、用紙束とは、複数枚の積層された用紙の端部等をステープルにより綴じた束をいう。リムーバ100Aの内部には、用紙束から取り外したステープル(くず針)を収容するためのダストボックス190が設置されている。ダストボックス190は、リムーバ100Aの後面側から挿抜可能に構成されている。リムーバ100Aの上面部は、用紙束が載置される載置台110aとなっている。載置台110aは、載置部の一例を構成している。なお、リムーバ100Aの詳細については後述する。
ステープラ200は、用紙束をステープルにより自動で綴じるための装置である。ステープラ200の後面側には、ステープラ200内にステープルを装填するための開閉扉210が設けられている。ステープラ200の上面部は、リムーバ100Aの載置台110aと面一(平面)で構成されており、除針時において用紙束が載置される載置台210aとして機能する。載置台210aは、載置部の一例を構成している。これにより、リムーバ100Aとステープラ200とをそれぞれ個別に設けた場合よりも載置台110aと載置台210aとを合わせて載置部を広い領域として構成している。なお、ステープラ200は、公知の技術を採用できるため、本実施の形態において詳細な説明は省略する。
設置台310においてリムーバ100Aの前方側に張り出した部分310aには、LED320が設けられている。LED320は、例えば、以下のような機能がある。リムーバ100Aにおいては、くず針がダストボックス190内に満載状態である場合に点灯または点滅する。また、除針時に、ステープルが針セット位置にセットされたか(後述する綴じ針支持部126に当て付けられたか)否かの有無に連動し、ステープルが針セット位置に到達する前の状態では赤色で点灯し、到達後の状態では緑色で点灯する。ステープラ200においては、ステープルがない場合に点灯または点滅する。各表示内容の違いは、LED320の点灯または点滅パターンを異ならせることにより識別できる。なお、これらのユーザーへの報知は、LED320に限定されることはない。例えば、音声やブザー音によりユーザーに報知しても良いし、表示部に表示される文字等によってユーザーに報知しても良い。また、載置台110aの張り出した部分310aはステープラ200でステープル綴じ作業を行う際の用紙載置台となる。これにより、リムーバ100Aとステープラ200とをそれぞれ個別に設けた場合よりも、広い領域の載置台を成すことができる。
[リムーバ100Aの構成例]
図3はリムーバ100Aの構成例を示す斜視図であり、図4はその側面図であり、図5はその平面図である。図6は、リムーバ100Aの断面の概略構成の一例を示している。
図3〜図6に示すように、リムーバ100Aは、細長の形状からなる筐体110と、レバー170Aと、押さえ部材の一例としての紙押さえ板120Aと、スイッチ116Aと、駆動機構180とを備えている。
レバー170Aは、ユーザーの押下操作により下方側に移動して紙押さえ板120Aを押し下げることで当該押さえ板120Aにより用紙束を押さえる第1の状態と、第1の状態からさらに押し下がることでスイッチ116Aをオンしてリムーブ動作を開始させる第2の状態との間を可変可能に構成されている。レバー170Aは、筐体110の上方側に配設されており、ユーザーが把持しやすいように略U字形状からなる。なお、レバー170Aは、操作部の一例を構成している。
スイッチ用リンク114,114は、略L字形状をなす平板部材から構成され、筐体110の側面部のそれぞれに配設されている。なお、対をなすスイッチ用リンク114,114の構成は共通するため、以下では筐体110の図示手前側のスイッチ用リンク114についてのみ説明する。スイッチ用リンク114の一端部はレバー170Aに取り付けられ、スイッチ用リンク114の他端部はレバー170Aの押圧操作に応じてスイッチ116Aに接触可能に構成されている。スイッチ用リンク114の折り曲げ部114aは、筐体110の後方側の上面部から突出した突出部110b,110bに回動可能に取り付けられている。これにより、レバー170Aがユーザーにより押圧され、スイッチ用リンク114が回動すると、スイッチ用リンク114の他端部がスイッチ116Aに接触する。
スイッチ116Aは、アクチュエータを含み、筐体110の一方側の側面部に取り付けられている。スイッチ116は、不図示の制御基板に接続され、ユーザーによるレバー170Aの押圧操作に応じてオンすることによりリムーバ100Aの動作を開始するための信号等を制御基板に供給する。なお、スイッチ116Aでは、押し下げたレバー170Aを一定時間保持させた場合、つまりスイッチ116Aのオン状態を継続させた場合に、リムーブ動作を開始するようにしても良い。これにより、スイッチ116Aのチャタリングによりユーザーが意図しないタイミングでリムーブ動作が開始してしまうことを防止できる。
紙押さえ板120Aは、筐体110の載置台110aに載置された用紙束を予め設定されたステープルを取り外す位置である針セット位置で押さえ付けて保持するための部材である。紙押さえ板120Aは、紙押さえ板リンク150の一端部に回動可能に取り付けられると共に、上方側に配設されるレバー170Aに不図示のばね等の弾性部材を介して接続されている。これにより、紙押さえ板120Aは、ユーザーによるレバー170Aの押圧操作に伴って発生するばねの付勢力により筐体110側に移動し、載置台110a上の用紙束を押さえ付けることができる。紙押さえ板120Aは、押さえ部材の一例を構成している。なお、紙押さえ板120Aの詳細については後述する。
[駆動機構180の構成例]
まず、筐体110の外部側に設けられる駆動機構180の構成の一例について図3および図4を参照して説明する。駆動機構180は、図示しない駆動モータを有している。駆動モータの出力軸130の一端部は、筐体110の側面部から外部に延出しており、その延出した部分にピニオンギア131が取り付けられている。出力軸130のピニオンギア131にはギア132が噛み合っており、ギア132の軸にはギア133が設けられて、ギア134が噛み合っている。また、ギア134の軸135には不図示のギアが設けられて、ギア136が噛み合っており、ギア136の軸138の一端部が筐体110の内部に延在している。このような構成により、駆動モータが駆動すると、ギア132,134,136を介して軸138が回転するようになっている。
続けて、筐体110の内部側に設けられる駆動機構180の構成の一例について図5および図6を参照して説明する。駆動機構180は、一対の紙押さえ板リンク150,150と、針外し板リンク156と、針外し部材160とを有している。一対の紙押さえ板リンク150,150は、紙押さえ板120Aとカムフォロア152との間を接続するための部材である。対をなす紙押さえ板リンク150,150は構成が共通するため、以下では一方側の紙押さえ板リンク150についてのみ説明する。
紙押さえ板リンク150は、2本の細長の平板のそれぞれが略横向きのV字形状を成すように折り曲げして連結された部材により構成され、その連結部150aが筐体110の突出部110bに回動可能に取り付けられている。紙押さえ板リンク150の一端部は、紙押さえ板120の左右方向の一方側の端部に取り付けられている。紙押さえ板リンク150の他端部は、筐体110内の下方側まで延在すると共にカムフォロア152に取り付けられている。
上述した軸138には、カム154が取り付けられている。カム154は、略扇形状からなり、カムフォロア152に対向して配置されている。カム154は、軸138に接続される不図示の駆動モータの駆動により回動してカムフォロア152を押圧することにより、紙押さえ板リンク150を連結部150aを支点として回動させる。これにより、紙押さえ板120Aを載置台110a(用紙束P)に対して近接または離反させることができる。なお、紙押さえ板リンク150を分割して2部品で構成し、この2部品の間に弾性部材を介在させることで、用紙束Pの厚みに応じて、この弾性部材を変形させることで用紙束Pの厚みの変化を吸収できる構成にしても良い。
針外し板リンク156は、略L字形状からなる平板部材により構成され、その折り曲げ部156aがフレーム111に対して回動可能に取り付けられている。針外し板リンク156は、軸138に設けられた不図示のカムで駆動され、カムが回動して針外し板リンク156を押圧付勢することにより、折り曲げ部156aを支点として回動する。
針外し板リンク156の上方側の一端部には、針外し部材160を傾動または進退させるための長孔158が形成されている。長孔158には、針外し部材160に設けられたピン168がスライド可能に取り付けられている。また、フレーム111の上部側には、針外し部材160を傾動または進退させるための長孔172,174がそれぞれ形成されている。
針外し部材160は、用紙束PとステープルSのクラウン部との間に挿し込まれた状態で進行することでステープルSを用紙束Pから取り外すための部材である。針外し部材160は、本体162と、挿入板164とを有している。本体にはピン166,168が設けられている。ピン166は、長孔172に沿って移動可能に係合される。ピン168も、長孔174に沿って移動可能に係合される。これにより、針外し部材160は、筐体110の前後方向に沿って移動できるようになっている。針外し部材160は、挿入部材の一例を構成している。
挿入板164は、本体162の上面部に取り付けられ、その先端側が用紙束PとステープルSのクラウン部との間に挿入し易いように先細り形状となっている。より具体的には、挿入板164は、その板厚が先端側に向かって徐々に薄くなるように構成されている。また、挿入板164は、ばね等により上方側(用紙束P側)に付勢されており、針セット位置Poよりも筐体110の図6の図示状態で紙面の左手側である前方側において挿入板164の上面部が用紙束Pに当接してスライドするようになっている。また、挿入板164は、針セット位置Poよりも筐体110の図6の図示状態で紙面の右手側である後方側において図示しない押さえ機構により筐体110の上面部(用紙束P)から離間する方向に配置される。針セット位置Poは、除針時に、用紙束PのステープルSが後述する綴じ針支持部126に当接する位置である。
[紙押さえ板120Aの構成例]
図7は、紙押さえ板120Aの構成の一例を示す斜視図である。図8Aは紙押さえ板120Aの構成の一例を示す平面図であり、図8Bは図8Aの紙押さえ板120AのA−Aに沿った断面図である。図7および図8に示すように、紙押さえ板120Aは、本体122と、綴じ針支持部126と、紙束支持部128とを有している。綴じ針支持部126はステープル支持部の一例を構成し、紙束支持部128は紙支持部の一例を構成している。
本体122は、平面的に見て略矩形状をなす平板部材から構成され、その前端部が斜め上方側に向かって折り曲げられている。本体122の略中央部には、用紙束を貫通したステープルの脚部を収容するための開口部124が形成されている。
綴じ針支持部126は、用紙束を貫通して折り曲げられたステープルの脚部の当て付けによりステープルを針セット位置に位置合わせする機能を有すると共に、用紙束とステープルとの間に挿し込まれた針外し部材160の前進(進行)時において針外し部材160の前進を阻害する(せき止める)方向にステープルを支持する機能を有している。綴じ針支持部126は、開口部124における針外し部材160の前進方向の下流側(筐体110の後方側)の縁部に設けられ、ステープルを支持し易いように平坦面で構成されている。綴じ針支持部126の左右方向の長さW1は、少なくともステープラの折り曲げられた脚部の両端部間の長さ(クラウン部の長さ)以上に構成することが好ましい。また、綴じ針支持部126の厚みTは、少なくとも使用されるステープラの針厚以上に構成することが好ましい。
紙束支持部128は、用紙束とステープルのクラウン部との間を移動する針外し部材160がステープルのクラウン部から脚部に向かって用紙束を貫通しないように支持するための部材である。紙束支持部128は、開口部124の針外し部材160の前進方向の上流側の縁部である前縁部から針外し部材160の前進方向の下流側となる筐体110の後方側に向かって綴じ針支持部126を臨むように開口部124内に延在している。このとき、紙束支持部128の先端部は、開口部124内でステープルがある程度移動可能なように綴じ針支持部126とは一定の間隔W3をあけて設けられる。紙束支持部128の左右方向の幅W2は、針外し部材160の左右方向の幅以上であることが好ましい。
[リムーバ100Aの動作例]
図9〜図13は、用紙束Pからステープルを取り外す場合におけるリムーバ100Aの動作の一例を示している。なお、図9〜図13において、紙面の左側をリムーバ100Aの前方とし、紙面の右側をリムーバ100Aの後方とする。また、レバー170A等は、便宜上省略して図示している。
図9に示すように、ユーザーは、用紙束Pを載置台110aと針押さえ板120Aとの間に配置する。次に、図示しないレバー170Aの押し下げ操作により針押さえ板120Aを下方に押し下げ、用紙束Pを紙押さえ板120Aと載置台110aとの間に挟んで仮クランプ状態とする。
続けて、図10Aおよび図10Bに示すように、用紙束PのステープルSの脚部を針押さえ板120Aの開口部124内を移動させることで綴じ針支持部126に当て付け、ステープルSを針セット位置に位置合わせする。なお、ステープルSの位置合わせは、針押さえ板120Aを載置台110a上に押し付けた後に、その間に用紙束Pを挿入して綴じ針支持部126にステープルSを当て付けることでセットするようにしても良い。
続けて、ユーザーがステープルSの位置合わせの完了によりレバー170Aをさらに押し下げると、レバー170Aと紙押さえ板リンク150との配設された不図示のばねが弾性変形してスイッチ用リンク114が回動することでスイッチ116Aがオンされる(図3参照)。これにより、不図示の駆動モータが駆動し、図10Aに示すように、カム154が回動することで紙押さえ板リンク150が連結部150aを支点として回動し、紙押さえ板120Aがさらに下方側に移動する。これにより、用紙束PのステープルSが紙押さえ板120Aによって針セット位置にて動かないように固定される。
また、駆動モータの駆動により不図示のカムが回動し、針外し板リンク156が折り曲げ部156aを支点として筐体110の前方側に回動することでピン166,168が長孔172,174に沿って移動し、針外し部材160が筐体110の前方側に後退する。このとき、針外し部材160は、後退により不図示の押さえ機構から解放されることでばねの付勢力により上方側に傾動し、針外し部材160の上面部が用紙束Pの裏面側に当接する。
続けて、図11Aおよび図11Bに示すように、不図示のカムがさらに回動すると、針外し板リンク156が折り曲げ部156aを支点として筐体110の後方側に回動する。これにより、針外し部材160が用紙束Pの裏面側に当接しつつスライドしながら前進する。
針外し部材160が前進していくと、図12Aおよび図12Bに示すように、針外し部材160の先端部が用紙束PとステープルSのクラウン部との間に挿し込まれていき、その間での針外し部材160の厚みが厚くなるほどステープルSのクラウン部が用紙束Pの裏面から引き離される。それに伴い、用紙束の表面側に位置するステープルSの脚部が折り曲げられている状態から徐々に伸びて用紙束Pに対するステープルSの脚部の締結力が徐々に弱まっていく。
針外し部材160の先端部が針セット位置Poよりも後方側に前進すると、針外し部材160は不図示の押さえ機構により用紙束Pから離れる方向に傾動する。これにより、ステープルSが用紙束Pから完全に取り外され、取り外されたステープルSが図1に示すダストボックス190内に落下して回収される。本実施の形態では、このような一連の動作により、用紙束PからのステープルSの取り外しが行われる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、紙押さえ板120Aに綴じ針支持部126を設けるので、除針時に、ステープルSを針セット位置に正確かつ簡易に位置合わせすることができる。これにより、ステープルSの取り外しの不良を未然に防止することができる。さらに、除針時に、用紙束PとステープルSとの間に挿し込んだ針外し部材160を前進させる際において、綴じ針支持部126により針外し部材160の前進に連れられてステープルSが前進するのを妨げる方向にステープルSを支持するので、ステープルSの用紙束Pからの取り外しの失敗を確実に防止できる。
また、紙支持部の一例として紙束支持部128を備えているので、針外し部材160が用紙束Pの裏面側に当接しつつスライドしながら前進する際に紙束支持部128が用紙束Pを介して針外し部材160の先端を支持するので、針外し部材160が用紙束Pを傷つけたり、用紙束Pの裏面側から表面側に突き破ることを防止できる。特に、少枚数の用紙束、例えば2〜3枚程度の用紙を綴じた用紙束からステープルSを除針する際であっても、針外し部材160が用紙束Pを傷つけたり、用紙束Pを突き破ることを防止できる。
また、本実施の形態によれば、レバー170Aを押し下げて紙押さえ板120Aにより用紙束Pを押さえ付ける第1の状態と、第1の状態からさらにレバー170Aを押し下がることでスイッチ116Aをオンする第2の状態とに可変可能なレバー170Aを採用するので、一度位置決めした用紙束Pの位置をずらすことなくリムーブ動作を開始させることができる。これにより、ステープルSの用紙束Pからの取り外しの失敗を確実に防止できる。
[紙押さえ板120Aの変形例]
次に、紙押さえ板120Aの変形例について説明する。なお、図7および図8で説明した紙押さえ板120Aと共通する構成要素については、詳細な説明を省略する。
図14は、紙押さえ板120Bの構成の一例を示している。図14に示すように、紙押さえ板120Bは、開口部124が形成された本体122と、綴じ針支持部126と、紙束支持部128とを有している。紙束支持部128の綴じ針支持部126側(後方側)の先端部は、矢印形状により構成されている。これにより、針セット位置の近傍が矢印で示されるので、ユーザーは針セット位置を的確に把握することができ、ステープルSを迅速かつ正確に針セット位置にセットできる。
図15は、紙押さえ板120Cの構成の一例を示している。図15に示すように、紙押さえ板120Cは、開口部124が形成された本体122と、綴じ針支持部126と、紙束支持部128とを有している。開口部124は、平面的に見て略台形形状により構成されている。より具体的には、開口部124の前方側の開口幅が後方側の開口幅よりも幅広となっている。これにより、ステープルSを針セット位置にセットする際に、ステープルSを開口部124内において案内縁126a,126bによって確実に拾い込み、綴じ針支持部126へ突き当てることができる。
図16は、紙押さえ板120Dの構成の一例を示している。図16に示すように、紙押さえ板120Dは、開口部124が形成された本体122と、綴じ針支持部126とを有している。開口部124は、平面的に見て略T字形状により構成されている。開口部124の綴じ針支持部126近傍以外の開口幅は、針外し部材160の幅よりも幅狭となっている。これにより、針外し部材160を開口部124の外側の本体122で支持できるので、除針時に針外し部材160が用紙束Pを突き破ることを防止できる。また、除針時に、開口部124の幅広部が目印となるので、ユーザーは針セット位置を的確に把握することができ、ステープルSを迅速かつ正確に針セット位置にセットできる。
図17は、紙押さえ板120Eの構成の一例を示している。図17に示すように、紙押さえ板120Eは、開口部124が形成された本体122と、綴じ針支持部126と、紙束支持部128とを有している。紙束支持部128は、平面的に見て略T字形状により構成され、綴じ針支持部126側の先端部が幅広となっている。これにより、除針時に、紙束支持部128の幅広部が目印となるので、ユーザーは針セット位置を的確に把握することができ、ステープルSを迅速かつ正確に針セット位置にセットできる。
図18は、紙押さえ板120Fの構成の一例を示している。図18に示すように、紙押さえ板120Fは、開口部124が形成された本体122と、綴じ針支持部126と、紙束支持部128とを有している。綴じ針支持部126は、開口部124の左右方向の縁部よりも外側に突出しており、全体でステープルSの外形と同様な大きさとなるように構成されている。これにより、除針時に、紙束支持部128の先端部が目印となるので、ユーザーは針セット位置を的確に把握することができ、ステープルSを迅速かつ正確に針セット位置にセットできる。
図19は、紙押さえ板120Gの構成の一例を示している。図19に示すように、紙押さえ板120Gは、開口部124が形成された本体122と、綴じ針支持部126と、突き出し部127a,127aと、紙束支持部128とを有している。突き出し部127a,127aは、本体122の表面部から略長方形状で突出しており、綴じ針支持部126の左右方向の両端部のそれぞれに形成される。これにより、除針時に、紙束支持部128の突き出し部127a,127aが目印となるので、ユーザーは針セット位置を的確に把握することができ、ステープルSを迅速かつ正確に針セット位置にセットできる。
図20は、紙押さえ板120Hの構成の一例を示している。図20に示すように、紙押さえ板120Hは、開口部124が形成された本体122と、綴じ針支持部126と、突き出し部127bと、紙束支持部128とを有している。突き出し部127bは、綴じ針支持部126の左右方向の中央部であってその後方側に形成され、本体122の表面部から略長方形状で突出している。これにより、除針時に、紙束支持部128の突き出し部127bが目印となるので、ユーザーは針セット位置を的確に把握することができ、ステープルSを迅速かつ正確に針セット位置にセットできる。
図21は、紙押さえ板120Iの構成の一例を示している。図21に示すように、紙押さえ板120Iは、開口部124が形成された本体122と、綴じ針支持部126と、紙束支持部128と、窓部129a,129aとを有している。窓部129a,129aは、本体122を厚み方向に貫通する矩形状の開口であり、綴じ針支持部126よりも後方側の本体122に形成される。これにより、除針時に、用紙束Pを針セット位置よりも奥側にセットしてしまった場合でも、窓部129a,129aによりステープルSを確認できるので、ステープルSの誤セットを容易に判別できる。
図22は、紙押さえ板120Jの構成の一例を示している。図22に示すように、紙押さえ板120Jは、開口部124が形成された本体122と、綴じ針支持部126と、紙束支持部128と、窓部129bとを有している。窓部129bは、本体122を厚み方向に貫通する矩形状の開口であり、綴じ針支持部126の左右方向の中央部でかつその後方側に突出して形成される。これにより、除針時に、用紙束Pを針セット位置よりも奥側にセットしてしまった場合でも、窓部129bによりステープルSを確認できるので、ステープルSの誤セットを容易に判別することができる。
図23は、紙押さえ板120Kの構成の一例を示している。図23に示すように、紙押さえ板120Kは、開口部124が形成された本体122と、綴じ針支持部126と、紙束支持部128とを有している。綴じ針支持部126は、階段形状に形成され、各段部が使用するステープルSのクラウン幅に対応するように構成されている。これにより、クラウン幅の異なるステープルSの除針を行う場合でも、綴じ針支持部126の階段形状の何れかの面でステープルSを確実に当て付けることができ、各ステープルSのクラウン幅に合わせて迅速かつ正確に針セット位置にセットできる。
図24Aおよび図24Bは、紙押さえ板120Lの構成の一例を示している。図24Aおよび図24Bに示すように、紙押さえ板120Lは、開口部124が形成された本体122と、綴じ針支持部126と、紙束支持部128とを有している。本体122の綴じ針支持部126よりも後方側の部位は、他の本体122よりも一段下がった段差部122aとなっている。これにより、用紙束Pに歪みがあった場合でも、ステープルSを確実に綴じ針支持部126に引っ掛けて当て付けることができ、ステープルSを迅速かつ正確に針セット位置にセットできて、ステープルSを用紙束Pから確実に引き抜くことができる。
図25Aおよび図25Bは、紙押さえ板120Mの構成の一例を示している。図25Aおよび図25Bに示すように、紙押さえ板120Mは、開口部124が形成された本体122と、綴じ針支持部126と、紙束支持部128とを有している。綴じ針支持部126は、後方側に向かうにつれて下面側から板厚が徐々に厚くなるようなテーパー面で構成され、紙押さえ板120Mの用紙束と当接する面と鋭角を成すように設けられている。これにより、除針時に、ステープルSを確実に綴じ針支持部126に引っ掛けて当て付けることができ、ステープルSを迅速かつ正確に針セット位置にセットできて、ステープルSを用紙束Pから確実に引き抜くことができる。
図26Aおよび図26Bは、紙押さえ板120Nの構成の一例を示している。図26Aおよび図26Bに示すように、紙押さえ板120Nは、開口部124が形成された本体122と、綴じ針支持部126と、紙束支持部128とを有している。綴じ針支持部126は、後方側に向かうにつれて上面側から板厚が徐々に厚くなるようなテーパー面で構成されて、紙押さえ板120Nの用紙束と当接する面と鋭角を成すように設けられている。また、紙束支持部128の端縁も同様に鋭角を成すように設けられている。また、綴じ針支持部126に対向する紙束支持部128の先端面も、後方側に向かうにつれて上面側の板厚が徐々に薄くなるようなテーパー面で構成されている。これにより、除針時、用紙束Pのセット時にテーパー面によってステープルSを誘導して拾い込むので、ステープルSを針セット位置に収束できる。
図27は、紙押さえ板120Oの構成の一例を示している。図27に示すように、紙押さえ板120Oは、開口部124が形成された本体122と、綴じ針支持部126と、紙束支持部128とを有している。本体122は、透明乃至半透明の樹脂材料やガラス素材により形成される。本体122の前端側は、レバー170Aとして機能する。これにより、除針時において、ステープルSの位置合わせ時の視認性の向上を図ることができる。
図28は、紙押さえ板120Pの構成の一例を示している。図28に示すように、紙押さえ板120Pは、開口部124が形成された本体122と、綴じ針支持部126とを有している。開口部124は、その前方側が本体122のない開放された構成となっている。これにより、除針時において、ステープルSの位置合わせ時の視認性の向上を図ることができる。
図29は、紙押さえ板120Pの変形例である紙押さえ板120Qの構成の一例を示している。図29に示すように、平面的に見てコの字形状の本体122の両脚部の間に、ブロック部材121が配設されている。ブロック部材121は、レバー170Aに取り付けられ、レバー170Aの押圧操作に連動して移動することで用紙束Pを押し付けるように構成されている。これにより、針外し部材160による紙破れを防止することができる。
図30は、紙押さえ板120Qの構成の一例を示している。図30に示すように、紙押さえ板120Qは、一対のクランプ部120R,120Rを有している。一対のクランプ部120R,120Rは、紙押さえ板120Qの側面部のそれぞれに配設され、その内部に設けられる板ばね等の弾性部材により挿入される用紙束Pを保持する。これにより、ユーザーが手でクランプ操作することなく、クランプ部120R,120Rにより用紙束Pに対して常時クランプ圧を掛けることができるため、ステープルSの針セット位置へのセット中に用紙束Pから手を離すことができる。その結果、作業性の向上を図ることができる。
[レバー170Aの変形例]
次に、レバー170Aの変形例について説明する。
図31は、レバー170Bの構成の一例を示している。図31に示すように、レバー170Bは、前後方向に延びる棒状をなす一対の把持部171b,171bを有している。一対の把持部171b,171bは、紙押さえ板120Aよりも外側であって互いに平行となるように配設されている。これにより、レバー170Bが紙押さえ板120Aの綴じ針支持部126からずれた位置にあるので、視認性を確保した状態でステープルSを針セット位置に迅速かつ正確にセットできる。
図32は、レバー170C構成の一例を示している。図32に示すように、レバー170Cは、前後方向に延びる棒状をなす一対の把持部171c,171cを有している。一対の把持部171c,171cは、紙押さえ板120Aよりも外側であって、後側から前側に向かって略八の字形状に広がるように配設されている。これにより、レバー170Bが紙押さえ板120Aの綴じ針支持部126からずれた位置にあるので、視認性を確保した状態でステープルSを針セット位置に迅速かつ正確にセットできる。
図33は、レバー170D構成の一例を示している。図33に示すように、レバー170Dの左右方向に延びる棒状をなす把持部171dを有している。把持部171dは、紙押さえ板120Aよりも後方側に配設されている。これにより、レバー170Dが紙押さえ板120Aからずれた位置にあるので、視認性を確保した状態でステープルSを針セット位置に正確にセットすることができる。
図34は、レバー170E構成の一例を示している。図34に示すように、レバー170Eの左右方向に延びる棒状をなす把持部171e,171eを有している。把持部171e,171eは、紙押さえ板120Aよりも外側に配設されている。これにより、レバー170Eが紙押さえ板120Aからずれた位置にあるので、視認性を確保した状態でステープルSを針セット位置に迅速かつ正確にセットできる。
[スイッチ116Aの変形例]
次に、スイッチ116Aの変形例について説明する。
図35は、スイッチ116Bの構成の一例を示している。図35に示すように、紙押さえ板120Aは、上述した綴じ針支持部126として機能する針位置合わせ部材400を備えている。針位置合わせ部材400は、ステープルSを当て付けるための平坦面を有すると共に、ばね等の弾性部材410,410により前方側に付勢されている。スイッチ116Bは、弾性部材410,410の後方側に配設されている(破線参照)。
用紙束PのステープルSが針位置合わせ部材400に当て付けられた状態で、用紙束Pが針位置合わせ部材400により所定位置まで押し込まれると、弾性部材410,410が弾性変形して針位置合わせ部材400が筐体110の後方側に移動することでスイッチ116Bがオンする。これにより、ユーザーがハンドル操作を行うことなく、リムーブ動作を実行することができるので、スイッチ操作の省略化を図ることができる。
図36は、スイッチ116Cの構成の一例を示している。図36に示すように、紙押さえ板120Aは、綴じ針支持部126の後方側に設けられた可動アクチュエータ420,420と、綴じ針支持部126と対向する側の可動アクチュエータ420,420の端部に取り付けられたマグネット430,430とを備えている。スイッチ116Cは、可動アクチュエータ420,420の後方側に配設されている(破線参照)。
ステープルSが綴じ針支持部126に当て付けられると、金属製のステープルSにマグネット430,430が磁力によって吸着することで可動アクチュエータ420,420が前進することに伴いスイッチ116がオンする。これにより、ユーザーがハンドル操作を行うことなく、リムーブ動作を行うことができるので、スイッチ操作の省略化を図ることができる。
図37は、スイッチ116Dの構成の一例を示している。図37に示すように、スイッチ116Dは、フットスイッチであり、配線440を介して筐体110内に設けられた不図示の制御基板に接続されている。これにより、ユーザーの用紙束Pを把持している手を離したり動かしたりしなくても、スイッチ116Dをオンすることができる。
[ステープル・リムーバユニット300Aの変形例]
次に、ステープル・リムーバユニット300Aの変形例について説明する。
図38は、ステープル・リムーバユニット300Bの構成の一例を示している。図38に示すように、ステープル・リムーバユニット300Bにおいて、リムーバ100Aは紙面の左側に配設され、ステープラ200は紙面の右側に配設される。リムーバ100Aおよびステープラ200における用紙束の挿入口である正面は、何れも紙面の手前側に設けられる。この場合、リムーバ100Aの載置台110aとステープラ200の載置台210aとを合わせて一つの載置部とできるので、リムーバ100A単体で載置台110aを設けた場合よりもより広い領域の載置台を構成することができる。
図39は、ステープル・リムーバユニット300Cの構成の一例を示している。図39に示すように、ステープル・リムーバユニット300Cにおいて、リムーバ100Aは紙面の左側に配設され、ステープラ200は紙面の右側に配設される。リムーバ100Aにおける用紙束の挿入口である正面は紙面の奥側に設けられ、ステープラ200における用紙束の挿入口である正面は紙面の手前側に設けられる。この場合、リムーバ100Aの載置台110aとステープラ200の載置台210aとを合わせて一つの載置部とできるので、リムーバ100A単体で載置台110aを設けた場合よりもより広い領域の載置台を構成することができる。
図40は、ステープル・リムーバユニット300Dの構成の一例を示している。図40に示すように、ステープル・リムーバユニット300Dにおいて、リムーバ100Aは紙面の右側に配設され、ステープラ200は紙面の左側に配設される。リムーバ100Aにおける用紙束の挿入口である正面は紙面の奥側に設けられ、ステープラ200における用紙束の挿入口である正面は紙面の手前側に設けられる。この場合、リムーバ100Aの載置台110aとステープラ200の載置台210aとを合わせて載置部とできるので、リムーバ100A単体で載置台110aを設けた場合よりもより広い領域で載置台を構成することができる。
図41は、ステープル・リムーバユニット300Eの構成の一例を示している。図41に示すように、ステープル・リムーバユニット300Eにおいて、リムーバ100Aは紙面の右側に配設され、ステープラ200は紙面の左側に配設される。リムーバ100Aおよびステープラ200は、設置台310を介して回転台600に回動可能に取り付けられている。これにより、複数のユーザーが除針作業や綴じ作業を行う場合でも、ステープル・リムーバユニット300Aを持ち運ぶことなく向きを変えるだけで各作業を実施することができ、作業の効率化を図ることができる。なお、図38,図39,図40に示したステープル・リムーバユニット300B,300C,300Dについても、ステープル・リムーバユニット300Aと同様に、回転台600を採用することができる。また、リムーバ100Aの載置台110aとステープラ200の載置台210aとを合わせて一つの載置部とできるので、リムーバ100A単体で載置台110aを設けた場合よりもより広い領域で載置台を構成することができる。また、載置台110aの張り出した部分310aはステープラ200でステープル綴じ作業を行う際の用紙載置台とすることができる。これにより、リムーバ100Aとステープラ200とをそれぞれ個別に設けた場合よりも、広い領域の載置台を確保することができる。
[リムーバ100Aの載置台110aの変形例]
次に、リムーバ100Aの載置台110aの変形例について説明する。
図42は、リムーバ100Bの載置台110aの構成の一例を示している。図42に示すように、リムーバ100Bの筐体110の側面部のそれぞれには、補助載置台500,500がそれぞれ取り付けられている。補助載置台500,500は、筐体110の載置台110aとは同一の高さに設置され、載置台110aとで平坦面を構成している。
これにより、リムーバ100A単体で使用する際に、用紙束のサイズが大きい場合でも、補助載置台500,500を設けることで、用紙束の垂れ込みを抑制することができ、作業性の向上を図ることができる。なお、補助載置台500,500は、用紙束サイズに応じて着脱できる構成としても良い。
図43は、リムーバ100Cの載置台110aの構成の一例を示している。図43に示すように、リムーバ100Cの筐体110の側面部のそれぞれには、補助載置台510,510がそれぞれ取り付けられている。補助載置台510,510は、筐体110の上面の端部側に設けられた収容部110c、110cに収容可能となっている。また、補助載置台510,510は、帯状をなす平板により構成され、筐体110の後方側の一端部を支点として筐体110に回動可能に取り付けられている。補助載置台510,510は、筐体110の載置台110aとで平坦面を構成している。
これにより、リムーバ100A単体で使用する際に、用紙束のサイズが大きい場合でも、補助載置台510,510を設けることで、用紙束の垂れ込みを抑制することができ、作業性の向上を図ることができる。なお、補助載置台510,510の開閉動作は、手動で行うように構成しても良いし、自動で行うように構成しても良い。
なお、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施の形態に記載の範囲には限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能である。
100 リムーバ(ステープル取り外し装置)
116A,116B,116C,116D,116E スイッチ
110a 載置台(載置部)
120A,120B,120C,120D,120E,120F,120G,120H,120I,120J,120K,120L,120M,120N,120O,120P,120Q 紙押さえ板(押さえ部材)
124 開口部
126 綴じ針支持部(ステープル支持部)
128 紙束支持部(紙支持部)
170A,170B,170C,170D,170E レバー(操作部)
P 用紙束
S ステープル

Claims (4)

  1. ステープルにより綴じられた用紙束の当該ステープルを取り外すステープル取り外し装置であって、
    前記用紙束が載置される載置部と、
    前記用紙束を前記載置部に押さえる押さえ部材と、
    前記用紙束と前記ステープルとの間に挿し込まれた状態で進行する挿入部材と、
    を備え、
    前記押さえ部材は、前記ステープルを当て付けて当該ステープルを取り外す位置に位置合わせするためのステープル支持部を有するとともに、前記用紙束を挟んだ前記挿入部材と対向する位置に紙支持部を有する
    ことを特徴とするステープル取り外し装置。
  2. 前記ステープル支持部は、前記押さえ部材に形成された開口部における前記挿入部材の進行方向の下流側の縁部に設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載のステープル取り外し装置。
  3. 前記紙支持部は、前記押さえ部材に形成された開口部における前記挿入部材の進行方向の上流側の縁部から前記ステープル支持部に向かって延出している
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のステープル取り外し装置。
  4. 前記挿入部材を前記用紙束と前記ステープルとの間に進行させるスイッチと、
    前記押さえ部材を押し下げて当該押さえ部材により前記用紙束を押圧する第1の状態と、前記第1の状態からさらに押し下がることで前記スイッチをオンして前記挿入部材の進行を開始させる第2の状態とに可変可能な操作部と、
    を備えることを特徴とする請求項からの何れか一項に記載のステープル取り外し装置。
JP2016185910A 2016-09-23 2016-09-23 ステープル取り外し装置 Expired - Fee Related JP6834292B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016185910A JP6834292B2 (ja) 2016-09-23 2016-09-23 ステープル取り外し装置
PCT/JP2017/034120 WO2018056360A1 (en) 2016-09-23 2017-09-21 Staple removing device
EP17781556.0A EP3515666B1 (en) 2016-09-23 2017-09-21 Staple removing device
US16/327,183 US11279015B2 (en) 2016-09-23 2017-09-21 Staple removing device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016185910A JP6834292B2 (ja) 2016-09-23 2016-09-23 ステープル取り外し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018047535A JP2018047535A (ja) 2018-03-29
JP6834292B2 true JP6834292B2 (ja) 2021-02-24

Family

ID=60051557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016185910A Expired - Fee Related JP6834292B2 (ja) 2016-09-23 2016-09-23 ステープル取り外し装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11279015B2 (ja)
EP (1) EP3515666B1 (ja)
JP (1) JP6834292B2 (ja)
WO (1) WO2018056360A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6834292B2 (ja) * 2016-09-23 2021-02-24 マックス株式会社 ステープル取り外し装置
TWI812809B (zh) * 2018-11-13 2023-08-21 日商美克司股份有限公司 肘釘拆除裝置
JP7395819B2 (ja) * 2018-11-13 2023-12-12 マックス株式会社 ステープル取り外し装置
JP7310121B2 (ja) * 2018-11-13 2023-07-19 マックス株式会社 ステープル取り外し装置
CN110253506A (zh) * 2019-04-28 2019-09-20 佛山市飞瑜文具有限公司 一种起钉器
TWI833978B (zh) * 2019-08-01 2024-03-01 日商美克司股份有限公司 訂書針移除裝置
JP7207220B2 (ja) * 2019-08-01 2023-01-18 マックス株式会社 ステープル取り外し装置
JP7467871B2 (ja) * 2019-10-07 2024-04-16 マックス株式会社 ステープル取り外し装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3528643A (en) * 1969-04-07 1970-09-15 Whitney K Munson Staple locating and removing device
NL8700094A (nl) * 1987-01-16 1988-08-16 Oce Nederland Bv Inrichting voor het verwijderen van een niet uit een geniete bundel vellen.
GB9324029D0 (en) * 1993-11-23 1994-01-12 Khan Saheed Staple remover with built-in storage chamber
JPH08141935A (ja) 1994-11-09 1996-06-04 淳 ▲高▼橋 ステープル抜き取り装置
JP3529865B2 (ja) * 1994-11-30 2004-05-24 京セラミタ株式会社 ステープルリムーバおよび画像形成装置
US5524866A (en) * 1994-12-08 1996-06-11 Taylor; James Staple remover
JP4078728B2 (ja) 1998-09-29 2008-04-23 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 綴じ部材除去装置
US6634633B1 (en) 1998-08-25 2003-10-21 Minolta Co., Ltd. Binding member removing apparatus, automatic document feeder, sheet processing apparatus, and image forming apparatus
JP2000127064A (ja) 1998-10-22 2000-05-09 Minolta Co Ltd 綴じ部材除去装置およびこれを用いた自動原稿搬送装置
JP2000159431A (ja) * 1998-11-27 2000-06-13 Minolta Co Ltd 綴じ部材除去装置およびこれを用いた自動原稿搬送装置
US6443428B1 (en) * 2001-05-04 2002-09-03 Florentino Santibanez Nail removing apparatus
US20030067107A1 (en) * 2001-10-10 2003-04-10 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Automatic document feeder and automatic document feeding method
JP5565180B2 (ja) * 2010-08-04 2014-08-06 株式会社リコー 綴じ針除去装置および画像形成装置
JP6834292B2 (ja) * 2016-09-23 2021-02-24 マックス株式会社 ステープル取り外し装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018056360A1 (en) 2018-03-29
EP3515666A1 (en) 2019-07-31
US11279015B2 (en) 2022-03-22
JP2018047535A (ja) 2018-03-29
EP3515666B1 (en) 2021-11-03
US20190184537A1 (en) 2019-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6834292B2 (ja) ステープル取り外し装置
JP3539232B2 (ja) 電動ホッチキスにおけるステープル脚部の切断機構
JP4830478B2 (ja) テープ式綴じ装置の綴じ機構並びに紙製ステープル
KR100768971B1 (ko) 스테이플러의 클린처장치
JP2005059396A (ja) バインド処理方法ならびにバインド処理装置ならびにバインダカートリッジ
EP2236257B1 (en) Sheet processing apparatus
WO2011052150A1 (ja) 紙綴じ具
CN104589284A (zh) 可回收利用订书钉的起钉器和订书机合为一体的装置
JP4513484B2 (ja) ステープラーのテーブルロック装置
JP5724729B2 (ja) ステープラ
JP6146189B2 (ja) 中綴じ機
JP2005014158A (ja) 穴あけ綴じ具
WO2005115698A1 (ja) ステープラーのクリンチャ装置
ES2355208T3 (es) Procedimiento y dispositivo para alinear una pila.
JP4305219B2 (ja) 電子部品供給用テープの接続用治具および接続方法
JP4650611B2 (ja) ステープラーのクリンチャ機構
JPH02116500A (ja) パンチ
KR20080073865A (ko) 제본기 펀치플레이트의 펀치 누름하중 분산장치
JPH0453909Y2 (ja)
JP2020078845A (ja) ステープル取り外し装置
JP2006116638A (ja) 電動ステープラのクリンチ装置
TW202122221A (zh) 訂書針移除裝置以及導件
JPH0531899U (ja) 紙綴機
JP2015040419A (ja) 屋根材取外し装置
JP2606750Y2 (ja) 紙束の穿孔綴じ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6834292

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees