JP6834160B2 - システムキッチン - Google Patents
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Description
一方で、まな板全体に直接電解水を着水させるためには、一定量の電解水が必要である。しかし、多量の電解水を生成するためには、大型あるいは多量の電極を必要とし、多量の水道水に電圧を印加する必要がある。そのため、比較的短い時間に多量の電解水を生成することは困難である。
このシステムキッチンによれば、照射部は、上下方向においてシンクの上端部と略同一の高さにおいて電解水の噴霧範囲より後方及び噴霧範囲の後方部分を含んだ照射範囲で光を照射する。このため、シンクの上端部と略同一の高さにあるまな板に電解水を噴霧している際に、噴霧範囲の後方部分のまな板表面においては、光が当たる前に電解水に光が当たり散乱し、且つ、光がまな板に着水した電解水(噴霧範囲内の電解水)によって形成された水膜に当たり乱反射することにより光が薄く(まな板から反射した光の光量が少なく)なり、噴霧範囲外で且つ照射範囲内におけるまな板表面には電解水が光を遮らないため光が強く(まな板から反射した光の光量が多く)当たる。このことより、まな板に噴霧されている電解水の後方部分において、噴霧範囲は光が薄く、噴霧範囲外且つ照射範囲内は光が濃いものとなる。
したがって、シンクの前方に立っている使用者にも、まな板の後方に着水する電解水がどこに着水しているかがよくわかるようになる。したがって、まな板を動かしてまな板全体に直接電解水を着水させやすくなる。
さらにその上で、照射部が電解水吐出装置と一体的に設けられているため、電解水吐出装置の回転に合わせて照射部も動くことになり、電解水吐出装置が回転することによって電解水吐水部の位置が移動した際にも、照射部は電解水吐水部から吐出されている電解水の噴霧範囲より後方部分及び噴霧範囲の後方部分を含んだ照射範囲に光を照射することができる。したがって、まな板に着水する電解水がどこに着水しているかがよくわかるようになる。したがって、まな板を動かしてまな板全体に直接電解水を着水させやすくなる。
また、照射部が電解水吐出装置と一体的に設けられているため、電解水吐出装置以外に照射部を有する装置を別途設ける必要がない。そのため、システムキッチンの全体をコンパクト化することができ、システムキッチンの施工性を向上させることができる。
これに対して、このシステムキッチンによれば、照射部が電解水吐水部から離れた位置に設けられているため、照射部は、電解水吐水部よりも下方の所定範囲に存在する電解水に光を照射しやすく、より下方へまな板を誘導しやすい。したがって、電解水の水はねを抑制できる。
なお、図2(a)は、水切りカゴが設置されていない図1のシステムキッチンのシンク周りを表す模式的斜視図であり、図2(b)は、水切りカゴが設置された図1のシステムキッチンのシンク周りを表す模式的斜視図である。
また、図3(a)は、水切りカゴが設置されていない図1のシステムキッチンのシンク周りを表す模式的断面図であり、図3(b)は、水切りカゴが設置された図1のシステムキッチンのシンク周りを表す模式的断面図である。
また、図4(a)は、水切りカゴが設置されていない図1のシステムキッチンのシンク周りを表す模式的上面図であり、図4(b)は、水切りカゴが設置された図1のシステムキッチンのシンク周りを表す模式的上面図である。
また、図5は、水切りカゴが設置された図1のシステムキッチンのシンク周りを表す模式的断面図である。
H++e− → 1/2H2↑ ・・・(1)
2OH− → 2e−+H2O+1/2O2↑ ・・・(2)
Cl− → e−+1/2Cl2 ・・・(3)
Cl2+H2O → HClO+H++Cl− ・・・(4)
また、この際、シンク190内まで突出している電解水吐出装置130におけるデッキ部1からの高さを水切りカゴ210の底部からデッキ部1までの高さ(長さ)より大きいもの、即ち、シンク190内まで突出している電解水吐出装置130における水切りカゴ210の底部からの高さを水切りカゴ210の底部(水切りカゴ210において皿やコップなどの収納物が載置される下面)からデッキ部1までの長さの2倍以上の大きさとしたことにより、水切りカゴ210に背の高い収納物の収納されているときに電解水吐出装置130をデッキ部1から略垂直方向を軸に回転させてしまい収納物と電解水吐出装置130とが衝突してしまうことで収納物ごと水切りカゴ210がひっくり返ってしまうことを、抑制できる。
また、電解水吐出装置130がデッキ部1から略垂直方向を軸に回転する回転可能範囲は、電解水吐水部132がシンク190内の上方に位置している範囲としたため、定期吐出モードによって定期的に電解水161を吐出する場合であっても、必ずシンク190内に電解水161が吐出されることなるため、定期吐出モードによって誤ってシンク190外に電解水161を吐出してしまい、シンク190外が濡れてしまうことを抑制できる。
なお、本発明の実施の形態において、「シンク190の上端部と略同一の高さ」および「上下方向においてシンク190の上端部と略同一の位置」とは、シンク190の上端部より3センチメートル上方の位置より低く、シンク190の上端部より3センチメートル下方の位置より高い範囲である、と定義する。
したがって、シンク190の前方に立っている使用者にも、まな板に着水する電解水161がどこに着水しているかがよくわかるようになる。したがって、まな板を動かすことでまな板全体に直接電解水161を着水させやすくなる。
さらにその上で、照射部133が電解水吐出装置130と一体的に設けられているため、電解水吐出装置130の回転に合わせて照射部133も動くことになり、電解水吐出装置130が回転することによって電解水吐水部132の位置が移動した際にも、照射部133は電解水161の噴霧範囲(着水範囲)S1より後方及び噴霧範囲(着水範囲)S1の後方部分を含んだ照射範囲S2で光を照射することができる。したがって、まな板に着水する電解水161がどこに着水しているかがよくわかるようになる。したがって、まな板を動かしてまな板全体に直接電解水161を着水させやすくなる。
また、照射部133が電解水吐出装置130と一体的に設けられているため、電解水吐出装置130以外に照射部133を有する装置を別途設ける必要がない。そのため、システムキッチンキッチン100全体をコンパクト化することができ、システムキッチンキッチン100の施工性を向上させることができる。
これに対して、このシステムキッチンによれば、照射部133が電解水吐水部132から離れた位置に設けられているため、照射部133は、電解水吐水部132よりも下方の所定範囲に存在する電解水161に光を照射しやすく、より下方へまな板を誘導しやすい。したがって、電解水161の水はねを抑制できる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (4)
- 除菌機能を有する電解水をシンク内へ霧状に吐出可能な電解水吐水部を有する電解水吐出装置と、
上下方向において前記シンクの上端部と略同一の位置において、前記電解水の噴霧範囲より後方に光を照射する照射部と、を備え、
前記照射部による光の照射範囲は、前記噴霧範囲の後方部分と重なるように設けられる一方で前記噴霧範囲の前方部分とは重ならないように設けられたことを特徴とするシステムキッチン。 - 前記照射部は、前記電解水吐水部より後方に設けられており、上下方向において前記シ
ンクの上端部と略同一の位置において、後方から前記照射範囲へ光を照射することを特徴
とする請求項1のシステムキッチン。 - 前記電解水吐出装置が設置される設置部と、を備え、
前記電解水吐出装置は、前記設置部から略垂直方向を軸に少なくとも一定角度以上回転
可能であり、
前記照射部は、前記電解水吐出装置と一体的に設けられていることを特徴とする請求項
1又は2に記載のシステムキッチン。 - 前記照射部は、前記電解水吐水部から離れた位置に設けられたことを特徴とする請求項
3記載のシステムキッチン。
Priority Applications (1)
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JP2016061023A JP6834160B2 (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | システムキッチン |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016061023A JP6834160B2 (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | システムキッチン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017169952A JP2017169952A (ja) | 2017-09-28 |
JP6834160B2 true JP6834160B2 (ja) | 2021-02-24 |
Family
ID=59969802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016061023A Active JP6834160B2 (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | システムキッチン |
Country Status (1)
Country | Link |
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