JP6891554B2 - 浴室殺菌装置 - Google Patents

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本発明は、浴室の洗い場および排水トラップ内に殺菌水を流して、洗い場床面上および排水トラップ内における細菌の発生を抑制する浴室殺菌装置に関する。
従来、殺菌性物質又はイオンを含有する殺菌水を浴室の壁や洗い場床に散布して、細菌の発生を抑制する浴室防汚装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。また、洗い場床に殺菌水を散布する洗い場殺菌工程を実行した後、洗い場殺菌工程で吐水した殺菌水の大半が排水口に排出されるまで殺菌水の吐水を停止する待機工程を実行し、その後に排水口に集中的に殺菌水を散布する排水口殺菌工程を実行することで、排水口内に残存している細菌を抑制する浴室防汚装置が提案されている(例えば特許文献2参照) 。
特開平9−220273号公報 特開2009−219565号公報
しかしながら特許文献2に記載された浴室殺菌システムでは、洗い場床に対して殺菌水の滞留性を向上させるためにミスト状で吐水しているが、排水口に対しても床同様に
ミスト状で吐水してしまうと、排水口殺菌工程の初期において、排水口蓋や排水口周辺床に殺菌水が滞留し、すぐに排水口に流入しないため、排水口に流れるまでの時間経過によって殺菌水が濃度減衰してしまうという課題が発生する。つまり、排水口に集中的に吐水しているつもりでも、滞留して濃度減衰した殺菌水が排水口トラップに流入するため、排水口殺菌工程の初期は、殺菌効果が十分に発揮されないという課題がある。
上記課題に対しては、排水口殺菌工程の実行時間を長くすることが考えられる。しかしながらこの方法だと、大量の殺菌水が必要となり、殺菌水を生成する電極寿命の観点から好ましくない。
さらに上記課題に対しては、排水口殺菌工程の吐水形態をミスト状とは異なり高流量で吐水し、洗い場殺菌工程の際に重要としていた滞留性を無くすことで排水口トラップに流れるまでの時間を短縮することが考えられる。しかしながらこの方法だと、殺菌水が排水口付近に形成された立面(壁やドア或いはバスエプロン)などに飛散し、飛散した殺菌水が排水口トラップに供給されることとなり、立面上に付着している汚れによって排水口トラップに流入するまでに殺菌水が濃度減衰してしまう可能性があることから好ましくない。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、殺菌水が排水口トラップに流入するまでに濃度減衰することを抑制して、出来るだけ少量の殺菌水で排水口トラップ内に残存している細菌を抑制することが可能な浴室殺菌装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る浴室殺菌装置は、殺菌水を生成する殺菌水生成部と、殺菌水をミスト状に吐水する殺菌水吐水部と、前記殺菌水生成部および前記殺菌水吐水部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、洗い場床面に殺菌水を吐水する洗い場殺菌工程を実行した後に、洗い場床面に形成された排水口に集中的に殺菌水を吐水する排水口殺菌工程を実行するように制御し、更に前記制御部は、前記排水口殺菌工程の初期に吐水される殺菌水を、前記洗い場殺菌工程の終期に吐水された殺菌水によって形成される殺菌水膜に乗せて前記排水口に導くよう、前記洗い場殺菌工程の殺菌水が前記排水口に排出される前に前記排水口殺菌工程における殺菌水の吐水を開始するよう制御した。上記構成によれば、洗い場殺菌工程を実行した後に、排水口殺菌工程を実行するようにしたため、洗い場床を経由(濃度減衰)していない殺菌水を排水口に供給することができる。更に、ミスト状に殺菌水を吐水するようにしたため、排水口殺菌工程において吐水された殺菌水を着水後に飛散(濃度減衰)することなく、排水口に供給することができる。更に、排水口殺菌工程の初期に吐水される殺菌水を、洗い場殺菌工程の終期に吐水された殺菌水によって形成される殺菌水膜に乗せて排水口に導くようにしたため、排水口殺菌工程における殺菌水の吐水がミスト状であっても、排水口殺菌工程の初期に吐水される殺菌水を濃度減衰することなく早期に排水口に供給することができる。これらにより、少量の殺菌水で排水口内に残存している細菌を抑制することが可能となる。
また、本発明に係る浴室殺菌装置は、前記制御部は、前記洗い場殺菌工程で吐水された殺菌水の一部が前記排水口に排出されるまで排水口殺菌工程の実行開始を待機する待機工程を実行することが好ましい。上記構成によれば、洗い場殺菌工程を終了した直後に比べて、排水口近傍に形成される殺菌水膜の量を少なくした状態で、排水口殺菌工程を開始できる。このため、洗い場殺菌工程の終期に吐水された殺菌水によって形成される殺菌水膜(先に吐水されているため僅かに濃度減衰している)によって、排水口殺菌工程の初期に吐水される殺菌水が濃度希釈されることを抑制できる。
これにより、より少量の殺菌水で排水口内に残存している細菌を抑制することが可能となる。
また、本発明に係る浴室殺菌装置は、前記制御部は、前記洗い場殺菌工程の実行を排水口近傍で終了することが好ましい。上記構成によれば、洗い場殺菌工程を排水口の遠方で終了した場合に比べて、排水口近傍に形成される殺菌水膜の濃度減衰が小さい状態で、排水口殺菌工程を開始できる。このため、洗い場殺菌工程の終期に吐水された殺菌水によって形成される殺菌水膜によって、排水口殺菌工程の初期に吐水される殺菌水が濃度希釈されることを抑制できる。これにより、より少量の殺菌水で排水口内に残存している細菌を抑制することが可能となる。
本発明は、殺菌水が排水口トラップに流入するまでに濃度減衰することを抑制して、少量の殺菌水で排水口内に残存している細菌を抑制することが可能な浴室殺菌装置を提供することができる。
実施形態に係る浴室殺菌装置が設置された浴室を表す斜視図である。 浴室カウンタ裏面に取設された配管の概略図である。 本実施形態に係る浴室殺菌装置の動作を例示するフローチャートである。 実施形態に係る洗い場殺菌工程の動作図である 。 実施形態に係る洗い場殺菌工程及び待機工程及び排水口殺菌工程における排水口及び排水口断面を例示する。 実施形態に係る排水口殺菌工程の動作図である。 各工程中における排水口に供給される殺菌水濃度変化を説明する図である
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
まず、図1を用いて、実施形態に係る浴室殺菌装置が設置された浴室の例について説明する。
図1(a)および図1(b)は、実施形態に係る浴室殺菌装置が設けられた浴室500を表す斜視図である。
図1(a)に表すように、浴室500には、浴槽510、洗い場床520、およびカウンタ530が設けられている。また、浴室500の壁面には、不図示のドアが設けられている。
以降では、実施形態の説明のために、「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「右側方」、および「左側方」を用いる。「上方」および「下方」は、浴室500内の使用者から見た場合を基準としている。また、浴槽510から洗い場床520に向かう方向を「右側方」とし、これと反対の方向を「左側方」としている。
洗い場床520には、排水口521が設けられている。排水口521は、洗い場床520の浴槽510側に設けられ、洗い場床520の前後方向の略中心に位置している。洗い場床520の上面は、排水口521へ向かって緩やかに傾斜しており、排水勾配が形成されている。
浴室500の壁には、鏡、給水栓、シャワーホースなどが適宜設けられている。カウンタ530は、浴室500の壁に取り付けられ、鏡や給水栓などの下方に位置している。また、カウンタ530は、洗い場床520から上方に離間している。カウンタ530の幅(左右方向の寸法)は、洗い場床520の幅と略同じである。カウンタ530は、図1(b)に表すように、例えば、天板531と下カバー532とを有する。
浴室殺菌装置600は、吐水部610および制御部620を有する。吐水部610は、カウンタ530の下に設けられ、洗い場床520から上方に離間している。吐水部610は、例えば、カウンタ530の左右方向における中央付近に設置されている。
吐水部610は、不図示の給水管等と接続され、洗い場床520および排水口521に対して吐水可能に構成されている。吐水部610は、さらに殺菌水生成部などを有し、排水口521に対して殺菌水を供給可能に構成されている。この場合、殺菌水生成部は、例えば、カウンタ530の内部(天板531と下カバー532との間)に設けられる。
制御部620は、電磁弁4によって吐水部610からの吐水のオン・オフや、吐水の瞬間流量などを制御する。浴室殺菌装置が殺菌水生成部を有する場合、制御部620は、さらに殺菌水生成部のオン・オフや殺菌水の濃度などを制御可能に構成されていてもよい。図1(a)に表す例では、制御部620が浴室500の天井の裏に設けられているが、制御部620は、カウンタ530の内部など他の場所に設けられていてもよい。
浴室500の外側の脱衣所の壁面には、操作部RCが設けられている。制御部620は、操作部RCと接続されており、浴室500の使用者が、操作部RCを用いて浴室殺菌装置600を操作することができるように構成されている。
次に、図2を用いて、実施形態に係る浴室殺菌装置の構成例について説明する。
図2は、浴室カウンタ裏面に取設された配管の概略図である。
図2に表すように、給水管1、給湯管2、洗い場水栓6が設けられており、給水管1には電解槽3、電磁弁4、モーター5、吐水部610、制御部620が設けられている。
電解槽3は陽極と陰極とを有する殺菌水生成部である。殺菌水生成部は、陽極と陰極との間に電圧を印加して、陽極と陰極との間に電圧を印加して、陽極と陰極との間を流れる水道水を電気分解する。これにより、殺菌水生成部は、水道水を変性して殺菌水を生成する。
殺菌水は、例えば、次亜塩素酸を含む水である。水道水は、塩化物イオンを含んでいるため、その塩化物イオンを電気分解することによって、次亜塩素酸が生成される。その結果、電気分解された水は、次亜塩素酸を含む液に変化する。
殺菌水は、金属イオン水(例えば、銀イオン、銅イオンまたは亜鉛イオンなどの金属イオンを含む水)またはオゾンを含む水であってもよい。例えば、水道水が電気分解される際、陰極においては酸(H)が消費され、陰極の近傍ではpHが上昇する。すなわち、陰極の近傍では、アルカリ水が生成される。一方、陽極においてはアルカリ(OH)が消費され、陽極の近傍ではpHが下降する。すなわち、陽極の近傍では、酸性水が生成される。殺菌水生成部における流量を変化させることで、殺菌水に含まれる成分の濃度を制御することができる。
以上により、吐水部610に殺菌水又は水道水が供給される。そして、吐水部610は、殺菌水又は水道水を、洗い場床520や排水口521へ向けて吐水する。これにより、洗い場床520や排水口521を洗浄することができる。
また、吐水部610には、モータ5が設けられている。モータ5は、例えばステッピングモータである。モータ5によって吐水部610を回転させて、吐水方向を変化させることができる。
制御部620は、例えば、マイコンなどの集積回路である。制御部620は、例えば、浴室500の外部に設けられており、電解槽3、電磁弁4及び吐水部610(モータ5)と接続されている。制御部620は、電解槽3、電磁弁4及び吐水部10の動作を制御することで、吐水形態(吐水方法、撒き方)を制御することができる。
例えば、電解槽3、電磁弁4は制御部620からの信号に基づいて、電磁弁の開閉を行う。これにより、下流側への水道水の供給が制御される。また、電解槽3、電磁弁4は、制御部620からの信号に基づいて、殺菌水生成部(電解槽)のON/OFFを切り替える。吐水部610は、制御部620からの信号に基づいて、回転角度や回転速度を変化させる。このようにして制御部620は、殺菌水の濃度、吐水の瞬間流量(単位時間当たりの流量m/s)、吐水の総量、および、吐水方向などの吐水方法を制御することができる。
次に、図3を用いて、実施形態に係る浴室殺菌装置の洗浄シーケンスについて説明する。
図3は、本実施形態に係る殺菌水吐水装置の動作を例示するフローチャートである。
操作部RCをONすると、洗い場殺菌工程が実施され、吐水部610から洗い場520に向けて殺菌水を吐水する。
次に、待機工程が実施され、洗い場殺菌工程で吐水された殺菌水が洗い場520から排水口521に排出される量を制御することができる。また、制御部620からの信号に基づいて、排出されるまでの時間を制御することができる。
次に、排水口殺菌工程が実施され、吐水部610から排水口521に向けて殺菌水を吐水する。また、制御部620からの信号に基づいて、排水口殺菌工程は洗い場殺菌工程よりも狭い回転範囲で回転しながら吐水するように吐水部10及びモータ5を制御することができる。
次に、図4を用いて、実施形態に係る洗い場殺菌工程の動作について説明する。
図4は、実施形態に係る洗い場殺菌工程の動作を表す平面図である 。
図4(a)に表すように、吐水部610は、吐水領域を変化させて、洗い場床520の全体に殺菌水を吐水する。例えば、浴室500右側方前方のカウンタ530から時計周りに排水口521に汚れを追い込む様に吐水する。
次に図4(b)に表すように、吐水部610からの吐水を停止し、浴室500左側方前方のカウンタ530まで回転させる。
次に図4(c)に表すように、吐水部610からの吐水を開始し、浴室500左側方前方のカウンタ530から反時計周りに排水口521に汚れを追い込む様に吐水する。また、具体例として、排水口521近傍で吐水を完了させることで、待機工程で洗い場床520から排水口521に殺菌水を排水する時間を短縮することができる。また、洗い場殺菌工程の終期に吐水される殺菌水を比較的濃度減衰することなく排水口に供給することができる。
洗い場床520の汚れ易さや殺菌水の流れ易さは、洗い場床520の部位によって異なることがある。そこで、洗い場殺菌工程において、吐水部610の回転角度(洗浄水が吐水される方向)に応じて、洗浄水の吐水方法(撒き方)を変化させながら洗い場床520の略全体に洗浄水を吐水する。これにより、洗い場床520の部位に応じて最適な吐水を行うことができ、より少ない量の殺菌水で効率的に洗い場床520を洗浄することができる。
次に、図5を用いて、実施形態に係る排水口殺菌工程の動作について説明する。
図5は、実施形態に係る排水口殺菌工程の動作を表す平面図である。
図5に表すように、排水口521に対して、集中的に吐水するため、洗い場床520を経由していない殺菌水を排水口の全体に満遍なく直接吐水することができる。また、吐水部610を排水口521近傍で回転させて往復吐水することでさらに満遍なく吐水することができる。
次に、図6を用いて、実施形態に係る各工程の排水口への排水状況について説明する。
図6は、実施形態に係る洗い場殺菌工程及び待機工程及び排水口殺菌工程における排水口平面図及び排水口断面図を例示する。
図6(a)に表すように、洗い場殺菌工程では、洗い場床520から排水口521に大量の殺菌水が洗い場床520の汚れとともに流れ込んでくる。また、図6(a)に表す状態では、洗い場床520から排水口521に流れ込む殺菌水が分厚い水膜を形成している。
次に図6(b)に表すように、待機工程では、洗い場殺菌工程で発生した殺菌水が洗い場床520から排水口521に排出されるのを待機する。また、図6(b)に表す状態では、洗い場床520から排水口521に流れ込む殺菌水が薄い水膜を形成している。
次に図6(c)に表すように、排水口殺菌工程では、洗い場殺菌工程で発生した殺菌水が待機工程により、薄い水膜を形成した段階で殺菌水を排水口521に向けて吐水することで、薄い水膜に乗せて殺菌水を排水口521に供給することができる。
一方で、厚い水膜を形成している際に、排水口殺菌工程を開始すると、排水口521に向けて吐水した殺菌水が厚い水膜に希釈されるかたちで薄まってしまう。
以上説明したように、実施形態によれば、洗い場殺菌工程で発生した殺菌水を効果的に用いることで、排水口殺菌工程で用いる殺菌水の総量を少なくすることができる。
次に、図7を用いて、実施形態に係る各工程の排水口へ供給される殺菌水の濃度状況について説明する。
図7は、各工程中における排水口に供給される殺菌水濃度変化を説明する図である。
なお、図7では、横軸は時間を表しており、縦軸は、排水口に供給される殺菌水濃度を表している。
また、図7(a)はBESTモード、図7(b)はBETTERモード、図7(c)は先行文献例として表している。
また、図7(a)〜図7(c)の1は、洗い場殺菌工程を、2は、待機工程を、3は、排水口殺菌工程を表している。
図7(a)はBESTモードの一例であり、洗い場殺菌工程終了後、短時間の待機工程(水膜あり)の後に排水口殺菌工程を実施する。
図7(a)に表すように、洗い場殺菌工程で発生した殺菌水の薄い水膜を利用することで、排水口殺菌工程の早い段階で、排水口521に供給する殺菌水の濃度を100%に置換することが可能となり、排水口殺菌工程で用いる殺菌水の総量を少なくすることができる。
図7(b)はBETTERモードの一例であり、洗い場殺菌工程終了後、直ちに排水口殺菌工程を実施する。
図7(b)に表すように、洗い場殺菌工程で発生した分厚い水膜上に、排水口殺菌工程の殺菌水が降り注ぐこととなり、排水口殺菌工程の初期段階においては、希釈された殺菌水が排水口521に供給される。結果として、排水口521に供給される殺菌水の濃度を100%に置換することは可能であるが、排水口殺菌工程で用いる殺菌水の総量はBESTモードよりも多くなる。
図7(c)は先行文献の一例であり、洗い場殺菌工程終了後、長時間の待機工程(水膜なし)の後に排水口殺菌工程を実施する。
図7(c)に表すように、洗い場殺菌工程で発生した水膜が、長時間の待機工程により、完全に洗い場床520から排水口521に排出された後に、排水口殺菌工程の殺菌水が降り注ぐこととなり、排水口521に流れこむまでの水路を排水口殺菌工程の殺菌水のみで形成する必要がある。そのため排水口殺菌工程の初期〜中期段階までは排水口521に供給される殺菌水の濃度は0%に近く、排水口殺菌工程の終盤で排水口521に供給される濃度が100%となるため、排水口殺菌工程で用いる殺菌水の総量はBETTERモードよりも多くなる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、吐水部610、制御部620、洗い場床520、排水口521などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 給水管、2 給湯管、3 電解槽、4 電磁弁、5 モータ、6 洗い場水栓
200 吐水形状拡がり、 500 浴室、510 浴槽、520 洗い場床、521 排水口、 521e 孔、530 カウンタ、531 天板、532 下カバー、600 洗浄装置、610 吐水部、 620 制御部、RC 操作部

Claims (3)

  1. 浴室殺菌装置であって、
    殺菌水を生成する殺菌水生成部と、
    殺菌水をミスト状に吐水する殺菌水吐水部と、
    前記殺菌水生成部および前記殺菌水吐水部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    洗い場床面に殺菌水を吐水する洗い場殺菌工程を実行した後に、洗い場床面に形成された排水口に集中的に殺菌水を吐水する排水口殺菌工程を実行するように制御し、
    更に前記制御部は、前記排水口殺菌工程の初期に吐水される殺菌水を、前記洗い場殺菌工程の終期に吐水された殺菌水によって形成される殺菌水膜に乗せて前記排水口に導くよう、前記洗い場殺菌工程の殺菌水が前記排水口に排出される前に前記排水口殺菌工程における殺菌水の吐水を開始するよう制御することを特徴とする浴室殺菌装置。
  2. 前記制御部は、前記洗い場殺菌工程と前記排水口殺菌工程の間に、殺菌水の吐水を一時
    的に停止する待機工程を実行することを特徴とする請求項1記載の浴室殺菌装置。
  3. 前記制御部は、前記洗い場殺菌工程の実行を排水口近傍で終了することを特徴とする請
    求項1または2記載の浴室殺菌装置。
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