JP6828902B2 - 留め具 - Google Patents

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この発明は、例えば、ネックレスやブレスレット等の紐状体の繋ぎ止め等の用途に好適な留め具に係り、特に、磁気吸引作用と段部同士の係合による抜け止め作用とを併用した留め具に関する。
磁気吸引作用と段部同士の係合による抜け止め作用とを併用した留め具は、従来より知られている(特許文献1参照)。この留め具(装身具用留め具10)は、結合状態と分離状態とをとりうる一対の留め具片(取付部材11a,11b)を有する。これらの留め具片は、装身具を構成する紐状体(チェーン30)の端部を繋ぎ止めるための繋留部(連結部22a,22b)を備える。結合状態にあって、繋留部同士が離間する方向への力が作用すると、各留め具片に突出形成された段部(切り込み14a,14b)同士の係合による抜け止め作用によって留め具片同士の分離は阻止される。また、各留め具片に埋め込まれた磁石(20a,20b)による磁気吸引力によって、留め具片同士は結合状態に保持される。さらに、結合状態にあって、繋留部同士が接近する方向への力が作用すると、対向斜面同士のスライドによる、当該方向と直交する方向への分力によって、留め具片同士を直交する方向へと引き離し、分離状態へと移行させることができる。
特開2007−117638号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の留め具にあっては、留め具片同士を結合状態に保持するための磁気吸引力の方向と留め具片同士を分離させるために引き離す方向とが互いに角度90度の関係にあるため、装身具等の使用中に、磁気吸引力と直交する方向へと何らかの衝撃が不意に加わると留め具が容易に外れることが想定される。
この発明は、上述の技術的背景下になされたものであり、その目的とするところは、離脱状態から結合状態への移行操作が簡単であり、結合状態にあっては、繋留部同士を引き離す方向への力に対して確実に抗することができ、しかも、結合状態あっては、意図的な移行操作をしない限り、不用意な衝撃などが加えられても、結合状態から分離状態へと容易には移行することがない留め具を提供することにある。
この発明のさらに他の目的並びに作用効果については、明細書の以下の記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
上述の技術的課題は、以下の構成を有する留め具により解決することができると考えられる。
すなわち、本発明の留め具は、それぞれ繋ぎ止めのための繋留部を有する一対の留め具片からなる。それら一対の留め具片は結合状態と離脱状態とを選択可能である。前記結合状態にあって、前記繋留部同士を引き離そうとする第1の方向に沿った引っ張り力に対しては、互いの段部同士の係合による抜け止め作用を介して前記結合状態を保持する。前記結合状態にあって、前記第1の方向と異なる第2の方向に沿った引っ張り力に対しては、当該第2の方向に沿った磁気吸引力を介して前記結合状態を保持する。
このような構成によれば、留め具片同士を結合状態に保持するための磁気吸引力の方向と留め具片同士を分離させるために引き離す方向とが一直線上に並ぶため、磁気吸引力は留め具同士の引き離しを阻止するために効率よく作用することとなり、装身具等の使用中に、何らかの衝撃が加わっても留め具が外れ難いと言う利点がある。そのため、本発明によれば、離脱状態から結合状態への移行操作が簡単であり、結合状態にあっては、繋留部同士を引き離す方向への力に対して確実に抗することができ、しかも、結合状態あっては、意図的な移行操作をしない限り、不用意に衝撃などが加えられても、結合状態から分離状態へと移行することがない留め具を提供することができる。
本発明の好ましい実施の態様にあっては、前記抜け止め段部は、前記結合状態のままで前記留め具片同士の回動を許容するように、断面が円環状の段部又は円環状軌跡に沿って配置され複数の段部からなる、ものであってもよい。
このような構成によれば、結合状態を維持したままでも、両者を相互に回動させつつ、繋留部同士のなす角度を任意に変更可能となり、装身具を構成する紐状体(例えば、チェーンや真珠玉列等々)のなす曲線に沿わせ易い利点がある。
このとき、前記一対の留め具片のそれぞれは、前記結合状態にあっては球体又は楕球体を形成するように、略半球状乃至半楕球状の外形を有する、ものであってもよい。
このような構成によれば、結合状態にあっては球状又は楕球状の外形を有することから、側断面が円形となって任意の面(例えば、皮膚の表面)上を転がることが可能となり、そのため、女性の手首に嵌めるブレスレット等の曲率の小さな輪に適用しても、使用者に違和感を与えない利点がある。
このとき、前記半球状留め具片のそれぞれには、半径方向外方へ突出する2つのタブが設けられている、ものであってもよい。
このような構成によれば、留め具同士を磁気吸引力によりしっかりと結合状態に保持しつつも、必要により、それらのタブに指先を引っかけて捩ることにより、留め具片同士を簡単に引き離すことができる利点がある。
このとき、前記タブは、直径方向において、前記繋留部と反対の側の位置から半径方向外方へと突出している、ものであってもよい。
このような構成によれば、繋留部同士が一直線上に並ぶ通常の姿勢にあっては、2つのタブのそれぞれは、繋留部のそれぞれと重なって外観体裁が良好となる利点がある。
なお、以上の発明において、前記第2の方向は、前記第1の方向に対して垂直な方向であれば、磁石の有する磁気吸引力は、結合状態から分離状態への移行阻止に最も有効に作用する。
また、前記磁気吸引力は、前記一対の留め具片の一方に配置された磁石と前記一対の留め具片の他方に配置された磁石又は磁性片とにより生成される、ものであってもよい。
さらに、本発明は、ネックレス又はブレスレットの両端をつなぎ止めるために使用される、ものであってもよい。
本発明の留め具によれば、留め具片同士を結合状態に保持するための磁気吸引力の方向と留め具片同士を分離させるために引き離す方向とが一直線上に並ぶため、磁気吸引力は留め具同士の引き離しを阻止するために効率よく作用することとなり、装身具等の使用中に、何らかの衝撃が加わっても留め具が外れ難いと言う利点がある。そのため、本発明によれば、離脱状態から結合状態への移行操作が簡単であり、結合状態にあっては、繋留部同士を引き離す方向への力に対して確実に抗することができ、しかも、結合状態あっては、意図的な移行操作をしない限り、不用意な衝撃などが加えられても、結合状態から分離状態へと移行することがない留め具を提供することができる。
図1は、本発明に係る留め具の使用状態における外観斜視図である。 図2は、本発明に係る留め具の分解斜視図である。 図3は、本発明に係る留め具の分離状態の断面図である。 図4は、本発明に係る留め具の結合状態の断面図である。 図5は、本発明に係る留め具の結合状態における相互回動の様子を示す説明図である。 図6は、本発明に係る留め具のタブを用いた引き離し作用の説明図である。 図7は、ブレスレットに適用した場合におげる作用説明図である。
以下に、本発明に係る留め具の好適な実施の一形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
<本発明留め具の基本構成>
本発明に係る留め具は、一般的には紐状である2つの物体を繋ぎ止める用途に使用されるもので、通例、一本の紐状体(例えば、装身具であるネックレスやブレスレット等々)の両端を繋ぎ止めてループ状にするために使用されることが多い。斯かる留め具は、それぞれ繋ぎ止めのための繋留部を有する一対の留め具片からなり、それら一対の留め具片は結合状態と分離状態とを選択可能とされる。そして、結合状態にあって、繋留部同士を引き離そうとする第1の方向に沿った引っ張り力に対しては、互いの段部同士の係合による抜け止め作用(詳細は後述)を介して結合状態を保持し、結合状態にあって、第1の方向と異なる第2の方向に沿った引っ張り力に対しては、当該第2の方向に沿った磁気吸引力(詳細は後述)を介して結合状態を保持するようになっている。
<本発明留め具の使用状態の一例>
そのような留め具の使用状態の一例が、図1に示されている。同図に示されるように、留め具1は、装身具(例えば、ネックレスやブレスレット等)を構成する紐状部分(例えば、チェーン、ベルト、真珠玉列、等々)2の両端部同士を繋ぎ止めて、ループ状にするために使用される。なお、図において、リング21,22は、紐状部分2の端部と留め具1の繋留部101,201とを繋ぎ止めるための連結構造のほんの一例を示すものに過ぎない。
<本発明留め具の構成の一例>
斯かる留め具1の構成の一例が、図2〜図4に示されている。それらの図に示されるように、この留め具1は、結合状態と分離状態とをとりうる一対の留め具片10,20から構成される。各留め具片10,20のそれぞれは、繋留部101,201とタブ部102,202と磁石収容部103,203とを有する。
[繋留部]
繋留部101,201は、装身具(例えば、ネックレスやブレスレット等)を構成する紐状部分(例えば、チェーン、ベルト、真珠玉列、等々)2の両端部のそれぞれと当該留め具片10,20との繋ぎ止め部材として機能するものであり、図示例では、繋留孔101a,201aを有する略瓢箪形の薄板状に形成されているが、これは繋留部の一例に過ぎない。繋留部101,201としては、その他、フック状のもの、繋留可能な突起状のもの等々、様々な構成を採用することができる。
[タブ]
タブ部102,202は、後に図6を参照して詳述するように、結合状態にある一対の留め具片10,20を、磁石104,204の吸引力に抗して引き離す際に、指の先端(含む、爪)を引っかけて捩るるための引っ掛け部材として機能するものであり、図示例では、直径方向において、繋留部102,202と反対の側に突出するように形成されているが、これはタブ部102,202の一例に過ぎない。タブ部102,202としては、円周上の任意の位置に突出させることができる。もっとも、図示のように、繋留部102,202と反対の側に突出するように形成すると、通常の使用時にあっては、タブ部102,202が繋留部202,102と重なったしまうため、タブ部102,202が留め具片10,20の外周から不用意に突出して使用者の皮膚に違和感を与えることがないと共に、外観体裁上も見栄えがする利点がある。
[磁石収容部]
磁石収容部103,203は、その内部に磁石104,204を収容すると共に、繋留部102,202とタブ部102,202とを一体に連結して保持するもので、言わば、留め具片10,20の中枢部と言うことができる。それらの磁石収容部103,203は、図示例にあっては、半球状ないし半楕球状の外形を有し、それら2つの磁石収容部103,203を向かい合わせに結合することにより、全体として、球体ないし楕球体が形成されるように仕組まれている。この結合は、2つの磁石104,204により生成される磁気吸引力により行われる。
すなわち、磁石収容部103,203内には、基準面107,207に開口する平断面円形の磁石収容穴105,205が明けられており、これらの穴105,205にディスク状ないしタブレット状の磁石104,204が挿入固定される。穴105,205内に磁石104,204を固定するためには、接着技術や圧入技術等のような公知の固定技術を採用することができる。なお、磁石104、204は表面と裏面とに異なる極性の磁極が生ずるように磁化されており、対向端面には異なる極性の磁極が生ずるように配置されている。なお、2つの磁石104、204のうち、いずれか一方は磁石に代えて、鉄板等のような磁性片であってもよい。
磁石収容部103側にあって、基準面107に開口する穴105の内周縁部には、穴105の周囲を僅かな隙間を残して取り巻くようにして、基準面107よりも距離dだけ凹んだ環状凹条106が形成されている。磁石収容部203側にあって、基準面207に開口する穴205の内周縁部には、穴205の周囲を僅かな隙間を残して取り巻くようにして、基準面207よりも距離dだけ突き出た環状凸条206が形成されている。このとき、図3に示されるように、環状凹条106の底面と磁石104の端面とは同一レベル(面位置)にあり、環状凸条206の頂面と磁石204の端面とは同一レベル(面位置)である。なお、環状凹条106と環状凸条206のうち、いずれか一方は、連続的な環状ではなくて、断続的な複数の弧状凹条又は弧状突条であってもよい。
そのため、図3において、上側の留め具片10と下側の留め具片20とを対向しつつ接近させると、両磁石104,204の間に生成される磁気吸引力により、上側の留め具片10と下側の留め具片20とは引き付けられ、環状凹条106と環状凸条206とが嵌合することにより、上側の留め具片10と下側の留め具片20とは、基準面107と基準面207、磁石104の端面と磁石204の端面とがそれぞれ密着する状態で、完全に吸着される。このとき、環状凹条106の内周面(以下、「段部」と称する)106aと環状凸条206の外周面(以下、「段部」と称する)206aとが係合することで、後述するように、抜け止め作用が生ずる。
<本発明留め具の構造の一例による作用>
以上説明した本発明留め具の構成の一例によれば、1)段部同士の係合による抜け止め作用、2)磁石の吸引力による結合状態保持作用、3)凹条及び凸条を環状とすることによる繋留部向きの変更許容作用、4)外形を球状又は楕球状とすることによる転がり許容作用、及び5)タブ部を突出させることによる簡易離脱作用、といった格別の作用効果を奏する。
[段部同士の係合による抜け止め作用]
図3を参照して説明したように、上述の留め具1によれば、上側の留め具片10と下側の留め具片20とを対向しつつ接近させると、上側の留め具片10と下側の留め具片20とは、完全に吸着される。このとき、環状凹条106の内周面(以下、「段部」と称する)106aと環状凸条206の外周面(以下、「段部」と称する)206aとが係合(当接)することによる抜け止め作用により、繋留部同士が離隔する方向(第1の方向)への引っ張り力による留め具の離脱は確実に防止される(図3、図4参照)。
[磁石の吸引力による結合状態保持作用]
上述の吸着状態において、磁石104,204の吸引力それ自体は第1の方向への引っ張り力(図4の矢印A1,A2参照)には何ら抗するものではないから、その意味では、第1の方向への引っ張り力の値に拘わらず、磁石の吸引力をさほど強大にする必要はない。一方、磁石の吸引力の方向は第1の方向と垂直な第2の方向であって、手動で留め具片同士を引き離そうとする力の方向とは一直線上に整合する関係となるから、磁石104,204の磁力をさほど増大させずとも、磁石104,204の吸引力は、第2の方向への引っ張り力には十分に抗することができ、これにより予期せぬ衝撃などにより、留め具片同士が容易に離脱することはなくなる(図4参照)。
[凹条及び凸条を環状とすることによる繋留部向きの変更許容作用]
上述の吸着状態において、段部同士の抜け止め作用は、上側留め具片10の段部106aと下側留め具片20のとの係合により生ずる訳であるから、凹条106及び凸条206が環状であれば、繋留部101,201の向きを変更しても、凹部106と凸部206との係合状態が外れることはない(図3、図4参照)。そのため、このような構成によれば、装身具の紐状部分2の曲率に合うように、繋留部101,201の相対角度を変更することで、紐状部分2を留め具1を介して滑らかに繋ぐことが可能となる(図7(a)参照)。装身具が曲率の小さなループとなるブレスレットの場合、その効果は一層に大きい(図5及び図7(a))。
[外形を球状又は楕球状とすることによる転がり許容作用]
留め具片同士を結合してなる全体形状が球状ないし楕球状であると、皮膚に対する当たりがソフトになると共に、結合状態を維持したままで、繋留部同士101,201を結ぶ軸の周りに皮膚と接触しつつ回転することも可能となり、外観体裁も可愛らしさが増して、良好となる。
[タブ部を突出させることによる簡易引き離し作用]
各留め具片10,20の外周縁部からタブ部102,202が突出すると、それらのタブ部102,202を指先に引っ掛けて捩ることにより、それら2つの結合状態にある留め具片10,20を軽い力で引き剥がすことが可能となる。逆に、その分、磁石104,204の磁気強度を増すことで、不意な衝撃等による離脱の可能性をより一層に低減することもできる(図6、図7(b),(c)参照)。
[タブ部と繋留部とを直径方向に整列配置することによる美的作用]
先に説明したように、タブ部102,202と繋留部202,102とを直径方向に整列配置すると、通常の使用時にあっては、タブ部102,202が繋留部部202,102と重なったしまうため、タブ部102,202が留め具片10,20の外周から不用意に突出して使用者の皮膚に違和感を与えることがないと共に、外観体裁上も美観を損ねない利点がある。
本発明に係る留め具は、ブレスレットやネックレス等の紐状装身具の両端部を繋ぎ留めてループ状にするための留め具として、関連産業に利用することができる。
1 留め具
2 装身具の紐状部分
10,20 留め具片
101,201 繋留部
101a,201a 繋留孔
102,202 タブ
103,203 磁石収容部
104,204 磁石
105,205 磁石収容穴
106 円環状凹部
106a 内周面(段部)
206 円環状突条
206a 外周面(段部)
107,207 接合基準面
A1,A2 引っ張り力の方向を示す矢印
A3,A4 タブ同士を指先で捩る方向を示す矢印
A5,A6 結合状態のまま相互に回動する方向を示す矢印
A7,A8 タブ同士を指先で捩る方向を示す矢印
X 回動の中心線

Claims (2)

  1. それぞれ繋ぎ止めのための繋留部(101,201)を有する一対の留め具片(10,20)からなり、
    それら一対の留め具片(10,20)は結合状態と分離状態とを選択可能であり、
    前記結合状態にあって、前記繋留部(101,201)同士を引き離そうとする第1の方向(A1,A2)に沿った引っ張り力に対しては、互いの段部(106a,206a)同士の係合による抜け止め作用を介して前記結合状態を保持し、
    前記結合状態にあって、前記第1の方向(A1,A2)に対して垂直な第2の方向に沿った引っ張り力に対しては、当該第2の方向に沿った磁気吸引力のみを介して前記結合状態を保持するように構成され、
    前記磁気吸引力は、前記一対の留め具片(10,20)の一方に配置された磁石(104)と前記一対の留め具片(10,20)の他方に配置された磁石(204)又は磁性片とにより生成され、
    一方の前記留め具片(10)側の前記段部は、接合基準面(107)から深さ(d)だけ没入した円環状の凹段部(106a)であり、他方の前記留め具片(20)側の前記段部は、接合基準面(207)から高さ(d)だけ突出した円環状の凸段部(206a)であり、それにより、前記磁気吸引力による結合状態のままで前記留め具片同士の回動が許容され、
    前記留め具片(10,20)のそれぞれには、直径方向において、前記繋留部(101,201)と反対の側の位置から半径方向外方へ突出するタブ(102,202)が設けられており、
    さらに、前記一方の留め具片(10)側の係留部(101)は、前記接合基準面(107)をはみ出すことなく、前記接合基準面(107)よりも内側においてのみ延在し、かつ前記他方の留め具片(20)の係留部(201)は、前記基準面(207)をはみ出すことなく、前記基準面(201)よりも内側においてのみ延在し、
    それにより、前記磁気吸引力による結合状態のままで、前記留め具片(10,20)同士が前記タブ(102,202)と共に回動する際に、前記係留部(101,201)同士の干渉が回避されるようにした留め具。
  2. 前記一対の留め具片(10,20)のそれぞれは、前記結合状態にあっては球体又は楕球体を形成するように、略半球状乃至半楕球状の外形を有し、かつブレスレットの両端を繋ぎ止めるために使用される、請求項に記載の留め具。
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