JP2006109954A - 装身具用留め具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 装身具を容易に着脱でき、装身具を使用しているときには、離脱を防止するようにする。
【解決手段】 第1の線状部材連結部3から延伸された第1の磁石収納部2の第1の線状部材連結部3と接した側と反対側の側壁に第1の係止部4を設けた第1の筐体1aと、第2の線状部材連結部6から延伸された第2の磁石収納部5の第2の線状部材連結部6と接した側の側壁が第1の係止部4によって係止された状態で、第1の係止部4を係止する第2の係止部6bを第2の線状部材連結部6に設けた第2の筐体1bと、磁石収納部2,5に収納される磁石8,9とを備えるので、第1の係止部4に第2の係止部6bがぶつからない大部分の位置で、装身具用留め具1が磁力により吸着され、装身具の使用時には、第1の係止部4が第2の磁石収納部5を係止し、第2の係止部6bが第1の係止部4を係止する。
【選択図】 図1
【解決手段】 第1の線状部材連結部3から延伸された第1の磁石収納部2の第1の線状部材連結部3と接した側と反対側の側壁に第1の係止部4を設けた第1の筐体1aと、第2の線状部材連結部6から延伸された第2の磁石収納部5の第2の線状部材連結部6と接した側の側壁が第1の係止部4によって係止された状態で、第1の係止部4を係止する第2の係止部6bを第2の線状部材連結部6に設けた第2の筐体1bと、磁石収納部2,5に収納される磁石8,9とを備えるので、第1の係止部4に第2の係止部6bがぶつからない大部分の位置で、装身具用留め具1が磁力により吸着され、装身具の使用時には、第1の係止部4が第2の磁石収納部5を係止し、第2の係止部6bが第1の係止部4を係止する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ネックレスやブレスレット等のチェーンや紐等の線状部材を連結するための装身具用留め具に関するものである。
従来、ネックレスやブレスレットなどの装身具は、チェーンや紐などの線状部材によって首や腕などに装着されていた。このような線状部材の端部を着脱する場合には、機械式の留め具などが採用されていた。機械式の留め具としては、例えば、留め具の一方の輪を開いて留め具の他方の輪を挿入するものなどがあった。しかしながら、このような機械式の留め具を使用した場合、留め具が小さいため、ユーザが留め具を扱い難くなり、装身具を着脱し難くなってしまうという問題があった。特に、ネックレスなどに機械式の留め具を使用した場合には、留め具が首の後ろにあって見えないし、ブレスレットなどに機械式の留め具を使用した場合には、片手で留め具を操作しなければならないので、極めて装身具を着脱し難くなってしまうという問題があった。
このような不都合に鑑みて、装身具用の留め具として、線状部材の端部に磁石を取り付け、磁石の磁力によって端部を吸着するものがあった。しかしながら、このような磁石を用いた留め具では、装身具を装着する際には、簡単に留め具を付けることができるが、装身具を使用している際には、磁力以上の力を加えると留め具が簡単に離脱してしまうという問題があった。
また、線状部材の端部を連結する他の方法として、L字状のスリットを側壁に形成した雌金具と、スリットに挿入可能な環を備えた雄金具とによって構成され、雄金具の台座に磁石を取り付けた留め具が知られている(例えば特許文献1)。
登録実用新案第3055805号公報
しかしながら、特許文献1に記載した技術によれば、磁石の働きによって雄金具及び雌金具は吸着されるものの、雄金具の環を雌金具のL字状のスリットに挿入しなければならないので、ユーザは雌金具のL字状の小さなスリットに雄金具の環を位置合わせして挿入しなければならなくなり、留め具の装着がし難くなってしまうという問題があった。
本発明は、前述した問題を解決するために成されたものであり、装身具を装着する場合や装身具を取り外す場合には、留め具を容易に着脱可能とし、装身具を使用している場合には、留め具の離脱を確実に防止できるようにすることを目的とする。
前述した課題を解決するために、本発明では、線状部材の一端を連結する第1の線状部材連結部と、そこから延伸された第1の磁石収納部と、第1の磁石収納部の第1の線状部材連結部と接した側と反対側の側壁に設けた第1の係止部とを備えた第1の筐体、線状部材の他端を連結する第2の線状部材連結部と、そこから延伸された第2の磁石収納部とを備えた第2の筐体、第1の磁石収納部及び第2の磁石収納部にそれぞれ収納され、磁力によって吸着する磁石を備え、第2の線状部材連結部は、第2の磁石収納部の第2の線状部材連結部と接した側の側壁が第1の係止部によって係止された状態で、第1の係止部を係止する第2の係止部を備えるようにしている。
上記のように構成した装身具用留め具によれば、第1の磁石収納部の側壁に設けた第1の係止部に第2の係止部がぶつからない大部分の位置で、第1の筐体及び第2の筐体が磁力により吸着されるので、第1の筐体及び第2の筐体を位置合わせする必要がほとんどなくなり、装身具を簡単に装着することができる。また、第1の筐体及び第2の筐体を位置合わせする必要が生じた場合でも、第1の筐体及び第2の筐体が磁力により吸着された状態で、第1の筐体及び第2の筐体の一方又は両方を少し回転させるだけで位置合わせすることができる。また、装身具を使用している場合には、第1の係止部と第2の係止部とが係合するので、留め具の離脱を確実に防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1(a)は、本実施形態による装身具用留め具1の構成例を示す正面図であり、図1(b)は、本実施形態による装身具用留め具1の構成例を示す平面図である。また、図2(a)は、本実施形態の装身具用留め具1の第1の筐体1aの構成例を示す正面図であり、図2(b)は、本実施形態の装身具用留め具1の第1の筐体1aの構成例を示す平面図である。また、図3(a)は、本実施形態の装身具用留め具1の第2の筐体1bの構成例を示す正面図であり、図3(b)は、本実施形態の装身具用留め具1の第2の筐体1bの構成例を示す底面図である。
本実施形態の装身具用留め具1は、第1の筐体1a及び第2の筐体1bにより構成されている。第1の筐体1aは、第1の磁石収納部2と、第1の線状部材連結部3と、第1の係止部4とにより構成されている。そして、第1の磁石収納部2は、図2(a)中における下方の円形の底板部分に対して円筒状の側壁を立設して成り、内部に第1の磁石8を収納している。第1の磁石8は、円柱状であり、円形の平面部分が表面に露出している。第1の磁石8の露出した平面部分は、N極又はS極の何れかの極性を有している。ここで、第1の筐体1aを構成する第1の磁石収納部2、第1の線状部材連結部3、第1の係止部4は、一体成形であっても良いし、別体であっても良い。
第1の線状部材連結部3は、例えば板状であり、その中央に貫通孔が設けられている。貫通孔には、線状部材として、例えばチェーン100が連結されている。ここで、線状部材とは、チェーンなどの鎖状の部材や紐状の部材、ベルトなどの帯状の部材などを含み、端部同士を連結することで環状を形成するものであれば何でも良い。
また、第1の線状部材連結部3は、第1の磁石収納部2の側壁の一端から延伸されている。また、第1の線状部材連結部3は、図2(a)において、第1の磁石収納部2の側壁の一端に接する部分の上方に切り欠き部3aを備えている。ここで、切り欠き部3aは、第1の線状部材連結部3の第1の磁石収納部2と接していない部分を深さd1、幅w1に渡って切り欠いた部分を指している。なお、第1の線状部材連結部3は、図2(a)において、第1の磁石収納部2の側壁の一端に接する部分を突出させることによって切り欠き部3aを形成するようにしても良い。
第1の係止部4は、第1の磁石収納部2の側壁の第1の線状部材連結部3と接する部分の反対側に設けられている。また、第1の係止部4は、第1の磁石収納部2から図2(a)中における上方向に突出している。また、第1の係止部4は、第1の磁石収納部2の円筒状の側壁に沿って曲面を有している。
第2の筐体1bは、第2の磁石収納部5と、第2の線状部材連結部6と、凸部7とにより構成されている。そして、第2の磁石収納部5は、図3(a)における上方の円形の天板部分に対して円筒状の側壁を立設して成り、図3(b)に示すように、内部に第2の磁石9を収納している。第2の磁石9は、円柱状であり、円形の平面部分が表面に露出している。第2の磁石9の露出した平面部分は、第1の磁石8の露出した表面がN極である場合にはS極とし、S極である場合にはN極とする。ここで、第2の筐体1bを構成する第2の磁石収納部5、第2の線状部材連結部6、凸部7は、一体成形であっても良いし、別体であっても良い。
第2の線状部材連結部6は、例えば板状であり、その中央に貫通孔が設けられている。貫通孔には、チェーン100が連結されている。また、第2の線状部材連結部6は、第2の磁石収納部5の側壁の一端から延伸されている。また、第2の線状部材連結部6は、図3(a)において、第2の磁石収納部5の側壁の一端に接する部分の下方に深さd2、幅w2の凹部6aを備えている。ここで、凹部6aの深さd2及び幅w2は、第1の係止部4の突出した部分の断面の高さ及び厚みと略同じである。凹部6aには、第1の筐体1a及び第2の筐体1bを連結したときに、第1の係止部4の突出した部分が係合する。
また、第2の線状部材連結部6は、図3(a)において、凹部6aの下方に第2の係止部6bを備えている。第2の係止部6bは、第1の磁石収納部2に対向し、第1の筐体1a及び第2の筐体1bを連結したときに、第1の係止部4を係止する。なお、第2の係止部6bは、第2の線状部材6と一体成形されているが、別体であっても良い。
凸部7は、第2の磁石収納部5の側壁の第2の線状部材連結部6と接する部分の反対側に設けられている。また、凸部7は、第1の線状部材連結部3の厚みと略同じ厚みt1を有しており、第1の筐体1aの切り欠き部3aの深さd1と略同じ高さh1及び切り欠き部3aの幅w1と略同じ幅w3を有している。また、凸部7は、第1の筐体1a及び第2の筐体1bを連結したときに、切り欠き部3aにちょうど嵌る。
次に、本実施形態による装身具用留め具1の取り付け方法を説明する。図4(a)は、本実施形態の装身具用留め具1の取り付け方法の一例を示す正面図であり、図4(b)は、本実施形態の装身具用留め具1の取り付け方法の一例を示す平面図である。
ユーザは、一方の手、例えば左手によって第1の筐体1aの第1の線状部材連結部3及びチェーン100の一端の両方又は何れか一方を持つ。また、ユーザは、他方の手、例えば右手によって第2の筐体1bの第2の線状部材連結部6及びチェーン100の他端の両方又は何れか一方を持つ。そして、ユーザは、装身具用留め具1の連結部位(例えば、装身具がネックレスなどの場合には、ユーザの首の後ろなど)に第1の筐体1a及び第2の筐体1bを持っていく。
ユーザは、第1の筐体1aの第1の磁石収納部2に収納された第1の磁石8の表面と、第2の筐体1bの第2の磁石収納部5に収納された第2の磁石9の表面とが向かい合うように、第1の筐体1aと第2の筐体1bとを近付ける。ここで、第1の磁石8の表面と第2の磁石9の表面とは、異なる極性であるから、ユーザが第1の筐体1a及び第2の筐体1bを近付けて手を離すだけで、第1の磁石8の表面と第2の磁石9の表面とが吸着する。ここで、第1の磁石8の表面及び第2の磁石9の表面が円形で、極性が均一であるから、同心上に吸着される。そのため、第1の筐体1aと第2の筐体1bとがずれることはほとんどない。
ほとんどの場合には、手を離すだけで、第2の筐体1bの凸部7及び第2の係止部6bと第1の筐体1aの第1の係止部4とはぶつからない状態で吸着する。何故ならば、凸部7及び第2の係止部6bがぶつかる第1の係止部4が第1の磁石収納部2の側壁の一部分のみにしか存在しないからである。これによって、第1の筐体1aと第2の筐体1bとは図4に示す状態となる。ただし、第2の筐体1bの凸部7及び第2の係止部6bと第1の筐体1aの第1の係止部4とがぶつかった状態で吸着することが稀にある。そのときには、第1の筐体1a及び第2の筐体1bのどちらか一方を回転させて図4に示す状態にする。この場合、第1の筐体1a及び第2の筐体1bが吸着した状態で少し回転させるだけで良いので、容易に位置合わせを行うことができる。
ここで、二つの線状部材連結部3,6は、第2の筐体1bの凸部7及び第2の係止部6bと第1の筐体1aの第1の係止部4とがぶつからない状態で第1の筐体1aと第2の筐体1bとが吸着されるための所定の角度を有している。二つの線状部材連結部3,6が形成する所定の角度の範囲は、図5に示すような範囲となる。例えば、図5(a)に示すように、第2の筐体1bの凸部7が第1の筐体1aの第1の係止部4の一端Xにぶつからない角度から、第2の筐体1bの第2の係止部6bが第1の筐体1aの第1の係止部4の他端Yにぶつからない角度までが所定の角度の範囲となる。また、図5(b)に示すように、第2の筐体1bの第2の係止部6bが第1の筐体1aの第1の係止部4の一端Xにぶつからない角度から、第2の筐体1bの凸部7が第1の筐体1aの第1の係止部4の他端Yにぶつからない角度までが所定の角度の範囲となる。このように、所定の角度は、第1の係止部4の第1の磁石収納部2の側壁に沿った周方向の長さが長いほど小さくなり、第1の係止部4の長さが短いほど大きくなる。
ユーザは、図4に示すように、第1の磁石8及び第2の磁石9が吸着した状態で、第2の筐体1bを矢印Aの方向に回転させる。ここで、第1の磁石8及び第2の磁石9の表面が円形であるため、第2の筐体1bを回転させても磁力が均一となり、第1の筐体1a及び第2の筐体1bは安定して吸着する。また、第1の磁石収納部2及び第2の磁石収納部6が円筒状の側壁を有し、且つ、第1の係止部4も円筒状の側壁に沿った形状を有しているため、第2の筐体1bはスムーズに回転する。なお、本実施形態では、第2の筐体1bを回転させているが、これに限定されない。例えば、第1の筐体1aを矢印Aと反対方向に回転させても良いし、第1の筐体1a及び第2の筐体1bの両方を回転させても良い。
第2の筐体1bを回転させて、二つの線状部材連結部3,6が略一直線上になると、装身具用留め具1は、図1に示すような状態となり、連結が完了する。ここで、装身具用留め具1に連結されたチェーン100は、首や腕などに巻かれるとその重みによって自然に略一直線上になることが多い。そのため、二つの線状部材連結部3,6は、チェーン100によって反対方向に引っ張られることにより、ユーザが第2の筐体1bを回転させなくても略一直線上になることがある。ここで、二つの線状部材連結部3,6の略一直線上となる範囲は、図6に示すように、第2の線状部材連結部6(正確には第2の係止部6b)が第1の係止部4の一端Xにぶつかる角度から第2の線状部材連結部6が第1の係止部4の他端Yにぶつかる角度までを指す。
二つの線状部材連結部3,6が略一直線上になっていると、第1の筐体1aが図1(a)において左側に引っ張られ、第2の筐体1bが図1(a)において右側に引っ張られたとしても、第1の磁石8及び第2の磁石9の磁力と、第1の筐体1aの第1の係止部4が第2の筐体1bの第2の磁石収納部5の側壁を係止する力とによって、装身具用留め具1が外れることがなくなる。また、装身具用留め具1に何らかの力が加わり、第1の筐体1aが図1(a)において下側に引っ張られ、第2の筐体1bが図1(a)において上側に引っ張られたとしても、第1の磁石8及び第2の磁石9の磁力と、第2の筐体1bの第2の係止部6bが第1の筐体1aの第1の係止部4を係止する力とによって、装身具用留め具1が外れることがなくなる。また、二つの線状部材連結部3,6が略一直線上になっている状態では、凸部7が切り欠き部3aに嵌って、切り欠き部3aの部分を塞ぐことができるので、切り欠き部3aが装身具としての美観を損ねることがなくなる。
次に、本実施形態による装身具用留め具1の取り外し方法を説明する。図7は、本実施形態による装身具用留め具1の取り外し方法の一例を示す図である。
図1に示すような形で連結された装身具用留め具1を取り外す場合には、ユーザは、第1の磁石8及び第2の磁石9が吸着した状態で、例えば第2の筐体1bを図4の状態となるように回転させる。このとき、二つの線状部材連結部3,6が形成する角度が図5に示す所定の角度の範囲となる状態まで回転させる。装身具用留め具1は、二つの線状部材連結部3,6が所定の角度の範囲内にあるときに取り外すことができる。
ユーザは、二つの線状部材連結部3,6が所定の角度の範囲内にあるときに、第1の磁石8及び第2の磁石9を引き離すように第1の筐体1a及び第2の筐体1bを動かす。ここで、第1の磁石8及び第2の磁石9が吸着した状態で第1の筐体1aと第2の筐体1bとを引き離す方向の力を加えた(図4(a)にて第1の筐体1aを下方に、第2の筐体1bを上方に引っ張るような力を加えた)としても、第1の磁石8及び第2の磁石9の吸着力が強力であると容易に取り外すことができない。これに対して、図7に示すように、第2の筐体1bを矢印B方向に捻るようにして、第1の筐体1aから第2の筐体1bを取り外すと、比較的容易に取り外すことができる。本実施形態では、第1の筐体1aの第1の線状部材連結部3に切り欠き部3aを設けているので、第2の筐体1bを矢印B方向に捻った場合でも、第2の磁石収納部5が第1の線状部材連結部3にぶつかることがなく、捻って取り外すことができる。
以上、詳しく説明したように、本実施形態の装身具用留め具1は、チェーン100の一端を連結する第1の線状部材連結部3から延伸された第1の磁石収納部2の第1の線状部材連結部3と接した側と反対側の側壁に第1の係止部4を設けた第1の筐体1aを備える。また、チェーン100の他端を連結する第2の線状部材連結部6から延伸された第2の磁石収納部5の第2の線状部材連結部6と接した側の側壁が第1の係止部4によって係止された状態で、第1の係止部4を係止する第2の係止部6bとを設けた第2の筐体1bを備える。そして、第1の磁石収納部2及び第2の磁石収納部5にそれぞれ収納され、磁力によって吸着する磁石8,9とを備える。
これにより、第1の磁石収納部2の側壁に設けた第1の係止部4に第2の係止部6b及び凸部7がぶつからない大部分の位置で、第1の筐体1a及び第2の筐体1bが磁力により吸着されるので、第1の筐体1a及び第2の筐体1bをほとんど位置合わせすることなく、装身具を簡単に装着することができる。また、第1の筐体1a及び第2の筐体1bを位置合わせする必要が生じた場合でも、第1の筐体1a及び第2の筐体1bが磁力により吸着された状態で、第1の筐体1a及び第2の筐体1bの一方又は両方を少し回転させるだけで位置合わせすることができる。
また、装身具を使用している場合には、二つの線状部材連結部3,6を略一直線上となるように動かすことにより、第1の係止部4が第2の磁石収納部5の側壁を係止し、第2の係止部6bが第1の係止部4を係止するので、装身具用留め具1の離脱を確実に防止することができる。また、切り欠き部3aがあるので、装身具を取り外す場合には、二つの線状部材連結部3,6が所定の角度となる状態で、第2の筐体1bを捻ることができ、磁力の抵抗を受けずに装身具用留め具1を容易に取り外すことができる。
なお、前記実施形態では、第1の筐体1a及び第2の筐体1bの両方に磁石収納部2,5を設けているが、これに限定されない。例えば、第1の筐体1a又は第2の筐体1bの一方に磁石収納部を設け、他方に円板状の磁性部材(特許請求の範囲の吸着部に該当する)を設けるようにしても良い。これにより装身具用留め具1に使用される磁石の量を削減することができる。これに対して前記実施形態では、第1の筐体1a及び第2の筐体1bの両方に磁石を収納しているので、磁力による吸着力を増すことができ、装身具用留め具1をより簡単に連結することができる。
また、前記実施形態では、第1の磁石8及び第2の磁石9は表面を露出しているが、これに限定されない。例えば、磁石収納部によって表面を覆うようにしても良い。また、磁石収納部とは別の材料によって表面を覆うようにしても良い。これにより、前記実施形態よりも磁石が磁石収納部から脱落し難くすることができる。
また、前記実施形態では、第1の磁石収納部2及び第2の磁石収納部5は、磁力によって吸着される反対側の面を円形の平面としているがこれに限定されない。例えば、円形の平面部分に宝石などを埋め込んでも良いし、第1の磁石収納部2及び第2の磁石収納部5は、第1の係止部4や凸部7、二つの線状部材連結部3,6と接する部分以外の形状をどのような形状としても良い。
また、前記実施形態では、第1の磁石収納部2及び第2の磁石収納部5は、円筒形の形状としているが、これに限定されない。例えば、図8に示すように、装身具用留め具21は、略半球状の第1の磁石収納部22を有する第1の筐体21aと、略半球状の第2の磁石収納部25を有する第2の筐体21bとにより構成されるようにしても良い。
また、前記実施形態では、第1の磁石収納部2及び第2の磁石収納部5は、円筒形の形状としているが、これに限定されない。例えば、多角形の筒状の形状や楕円の筒状、星型の筒状など様々な形状であっても良い。
また、前記実施形態では、第1の線状部材連結部3及び第2の線状部材連結部6は、チェーン100との連結部の近辺において丸みを帯びた板状であるが、これに限定されない。また、チェーン100を連結するための貫通孔の形状及び方向もこれに限定されない。
また、前記実施形態では、第1の磁石8及び第2の磁石を円柱状としているが、これに限定されない。例えば、半球状や四角柱状など様々な形状であっても良い。
その他、上記実施形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明は、チェーンや紐などの線状部材を連結するための装身具用留め具に有用である。
1 装身具用留め具
1a 第1の筐体
1b 第2の筐体
2 第1の磁石収納部
3 第1の線状部材連結部
3a 切り欠き部
4 第1の係止部
5 第2の磁石収納部
6 第2の線状部材連結部
6a 凹部
6b 第2の係止部
7 凸部
8 第1の磁石
9 第2の磁石
100 チェーン
1a 第1の筐体
1b 第2の筐体
2 第1の磁石収納部
3 第1の線状部材連結部
3a 切り欠き部
4 第1の係止部
5 第2の磁石収納部
6 第2の線状部材連結部
6a 凹部
6b 第2の係止部
7 凸部
8 第1の磁石
9 第2の磁石
100 チェーン
Claims (6)
- 第1の磁石と、
前記第1の磁石と磁力によって吸着する第2の磁石と、
線状部材の一端が連結される第1の線状部材連結部と、前記第1の線状部材連結部から延伸され、前記第1の磁石を収納する第1の磁石収納部と、前記第1の磁石収納部の前記第1の線状部材連結部と接した側と反対側の側壁に設けた第1の係止部とを備えた第1の筐体と、
前記線状部材の他端が連結される第2の線状部材連結部と、前記第2の線状部材連結部から延伸され、前記第2の磁石を収納する第2の磁石収納部とを備えた第2の筐体とを備え、
前記第2の線状部材連結部は、前記第1の磁石と前記第2の磁石とが磁力によって吸着し、且つ、前記第2の磁石収納部の前記第2の線状部材連結部と接した側の側壁が前記第1の係止部によって係止された状態で、前記第1の係止部を係止する第2の係止部を備えたことを特徴とする装身具用留め具。 - 前記第1の磁石収納部の側壁及び前記第2の磁石収納部の側壁は、円筒状であることを特徴とする請求項1に記載の装身具用留め具。
- 前記第1の磁石及び前記第2の磁石は、少なくとも一つの平面が円形であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の装身具用留め具。
- 前記第1の線状部材連結部は、前記第2の磁石収納部と対向する部分に切り欠き部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の装身具用留め具。
- 前記第2の筐体は、前記第2の磁石収納部の前記第2の線状部材連結部と接した側と反対側の側壁に前記切り欠き部と略同じ大きさの凸部を設けたことを特徴とする請求項4に記載の装身具用留め具。
- 磁石と、
線状部材の一端が連結される第1の線状部材連結部と、前記第1の線状部材連結部から延伸された第1の吸着部と、前記第1の吸着部の前記第1の線状部材連結部と接した側と反対側の側壁に設けた第1の係止部とを備えた第1の筐体と、
前記線状部材の他端が連結される第2の線状部材連結部と、前記第2の線状部材連結部から延伸された第2の吸着部とを備えた第2の筐体とを備え、
前記第2の線状部材連結部は、前記第1の吸着部と前記第2の吸着部とが吸着し、且つ、前記第2の吸着部の前記第2の線状部材連結部と接した側の側壁が前記第1の係止部によって係止された状態で、前記第1の係止部を係止する第2の係止部を備え、
前記第1の吸着部又は前記第2の吸着部の一方に前記磁石を収納し、他方を磁性材料により構成したことを特徴とする装身具用留め具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004298129A JP2006109954A (ja) | 2004-10-12 | 2004-10-12 | 装身具用留め具 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008094938A1 (en) * | 2007-01-29 | 2008-08-07 | Barbara Zucker-Pinchoff | Magnetic clasp |
KR101837024B1 (ko) | 2016-10-11 | 2018-03-12 | 주식회사 엔텀 | 장신구용 착용줄 체결장치 및 이를 구비한 장신구 |
JP2019180801A (ja) * | 2018-04-09 | 2019-10-24 | 株式会社メディカル・アイ | 留め具 |
JP2021010413A (ja) * | 2019-07-03 | 2021-02-04 | 哲夫 風間 | 係止機構付き装身具用留め具 |
-
2004
- 2004-10-12 JP JP2004298129A patent/JP2006109954A/ja active Pending
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