JP6825218B2 - 視差バリア部材 - Google Patents

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Description

本発明は、立体映像表示装置に用いられる視差バリア部材に関する。
近年、観察者が特殊なメガネを使用せずに裸眼で立体映像を見ることができる立体映像表示装置(いわゆる裸眼3Dディスプレイ)が実用化されている。立体映像の表示方法の1つとして、視差バリア方式が知られている。視差バリア方式では、立体映像表示装置は、視点の異なる複数の画像を表示し、それらの画像の光線は、視差バリア部材によって出力方向を制御され、観察者の両眼に導かれる。観察者は、左目と右目とで異なる視差画像を見ることになるため、映像を立体的に認識することができる。
視差バリア部材には、光を透過する透過領域と、光を透過させない遮光領域とが所定パターンで設けられている。遮光領域が存在することにより、立体映像表示装置では、通常の映像表示装置(2Dディスプレイ)より輝度が低下する。輝度の低下を抑制するためには、バックライトの輝度を増加させる必要があるため、消費電力が増加する。
消費電力を増加させることなく輝度の低下を抑制するため、遮光領域のバックライト側に高反射層を設けた視差バリア部材を用いることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、バックライトから遮光領域に向かう光を高反射層で反射させ、この反射光を再度バックライトで反射させて透過領域に向かわせることにより、光を効率的に利用することができる。
中国特許出願公開第104238125号明細書
視差バリア部材は、例えば、ガラス基材、高反射層およびブラック層を有する。バックライトの光の利用効率を向上させるためには、高反射層の反射率が高いことが好ましい。銀を主成分とする材料は、高い反射率を示すことから、高反射層の材料として用いることが検討されている。しかしながら、ガラス材料と銀を主成分とする材料とは密着性が低いという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、高反射層の反射特性を確保しつつ、ガラス基材および高反射層の密着性が良好な視差バリア部材を提供することを主目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、立体映像表示装置に用いられる視差バリア部材であって、ガラス基材と、上記ガラス基材上に直に形成され、インジウム系酸化物を含む密着層と、上記密着層上に直に形成され、純銀または銀を主成分とする銀合金を含む高反射層と、上記高反射層上に形成されたブラック層と、を備え、上記密着層の厚みは、1nm以上、10nm以下の範囲内であることを特徴とする視差バリア部材を提供する。
本発明によれば、インジウム系酸化物を含む密着層が、特定の厚みを有することにより、高反射層の反射特性を確保しつつ、ガラス基材および高反射層の密着性が良好な視差バリア部材とすることができる。
本発明においては、上記密着層および上記高反射層が、同一のパターンを有することが好ましい。密着層と高反射層とを同時にエッチングする方法を用いて効率良く視差バリア部材を製造することができるため、低コストな視差バリア部材とすることができるからである。
本発明の視差バリア部材は、高反射層の反射特性を確保しつつ、ガラス基材および高反射層の密着性が良好であるといった効果を有する。
本発明の視差バリア部材の一例を示す概略平面図および概略断面図である。 本発明の視差バリア部材が用いられた立体映像表示装置の一例を示す模式図である。 本発明の視差バリア部材およびバックライトについて説明する説明図である。 本発明の視差バリア部材の他の例を示す概略平面図および概略断面図である。 本発明の視差バリア部材の他の例を示す概略断面図である。 本発明の視差バリア部材の製造方法の一例を示す概略工程図である。
以下、本発明の視差バリア部材の詳細を説明する。
本発明の視差バリア部材は、立体映像表示装置に用いられる視差バリア部材であって、ガラス基材と、上記ガラス基材上に直に形成され、インジウム系酸化物を含む密着層と、上記密着層上に直に形成され、純銀または銀を主成分とする銀合金を含む高反射層と、上記高反射層上に形成されたブラック層と、を備え、上記密着層の厚みは、1nm以上、10nm以下の範囲内であることを特徴とする。
ここで、「密着層が、ガラス基材上に直に形成される」とは、他の層を介さずに、ガラス基材上に、直接、密着層が形成されていることをいう。言い換えると、ガラス基材と密着層とが、直接、密着していることをいう。また、「高反射層が、密着層上に直に形成される」とは、他の層を介さずに、密着層上に、直接、高反射層が形成されていることをいう。言い換えると、密着層と高反射層とが、直接、密着していることをいう。
本発明の視差バリア部材について図を用いて説明する。図1(a)は、本発明の視差バリア部材の一例を示す概略平面図であり、図1(b)は図1(a)のX−X線断面図である。図1に示される視差バリア部材10は、ガラス基材1と、ガラス基材1上に直に形成され、インジウム系酸化物を含む密着層2と、密着層2上に直に形成され、純銀または銀を主成分とする合金を含む高反射層3と、高反射層3上に形成されたブラック層4と、を備える。本発明においては、密着層2の厚みが特定の厚みであることを特徴とする。図1に示されるように、視差バリア部材10は、通常、透過領域R1と遮光領域R2とを有する。高反射層3およびブラック層4は、通常、遮光領域R2に形成される。
本発明の視差バリア部材は、立体映像表示装置に用いられる。立体映像表示装置について図を用いて説明する。図2は、立体映像表示装置の一例を示す模式図である。図2示される立体映像表示装置100は、視差バリア部材10と、バックライト20と、透過型表示素子30と、を備える。本発明の視差バリア部材10は、通常、バックライト20と、透過型表示素子30との間に配置されて用いられる。透過型表示素子30は、例えば、透過型液晶表示素子であり、右目用画素31と、左目用画素32とを有する。視差バリア部材10は、バックライト20から観察者A側に向かう光を、透過領域R1で透過し、遮光領域R2で遮光する。これにより、バックライト20からの上記光は、右目用の光と左目用の光とに分離される。右目用の光は、右目用画素31を透過して観察者Aの右目(Eright)に向かい、左目用の光は、左目用画素32を透過して観察者Aの左目(Eleft)に向かう。このようにして、観察者Aは、左目と右目とで異なる視差画像を見ることになるため、映像を立体的に認識することができる。
図3は、本発明の視差バリア部材およびバックライトについて説明する説明図である。図3に示されるように、本発明の視差バリア部材10は、バックライト20側にガラス基材1が配置され、バックライト20側とは反対側(観察者側)にブラック層4が配置される。すなわち、立体映像表示装置においては、バックライト20側から観察者側に向かって、ガラス基材1、密着層2、高反射層3およびブラック層4の順に積層するように、視差バリア部材10が配置される。
本発明によれば、インジウム系酸化物を含む密着層が、特定の厚みを有することにより、高反射層の反射特性を確保しつつ、ガラス基材および高反射層の密着性が良好な視差バリア部材とすることができる。
具体的には、インジウム系酸化物は、純銀および銀合金に比べて、ガラスとの密着性が良好な材料である。また、インジウム系酸化物は、ガラス材料に比べて、銀および銀合金との密着性が良好な材料である。よって、インジウム系酸化物を含む密着層を介在させることにより、ガラス基材と、純銀または銀合金を含む高反射層とを良好に密着させることができる。
また、本発明においては、密着層がインジウム系酸化物を含むことに加えて、特定の厚みを有することにより、密着層に対し、透明性を付与することができ、高反射層の反射特性を確保することができる。
ここで、本発明の視差バリア部材における高反射層の機能について説明する。高反射層は、バックライトから遮光領域に向かう光の反射することにより、光の利用効率を向上させる機能を有する。具体的には、図3に示されるように、高反射層3は、バックライト20から遮光領域R2に向かう光L1を反射する。高反射層3で反射された光L1は、再度バックライト20に配置された反射板21等で反射される。反射板21で反射された光L2は、透過領域R1に向かうことができるようになる。そのため、光L2は、バックライト20から直接、透過領域R1に向かう光L3とともに映像の表示に寄与することができる。
バックライトの光の利用効率を高くするためには、反射光の強度を高く維持することが好ましい。しかしながら、ガラス基材と高反射層との間に密着層を形成する場合、バックライトから遮光領域に向かう光の一部、および高反射層で反射されてバックライトへ向かう光の一部が密着層に吸収されることにより、反射光の強度が低下することが懸念される。
これに対し、本発明においては、密着層に透明性を付与することができるため、密着層による光の吸収を抑制することができる。よって、密着層を形成することにより、高反射層の反射特性が阻害されることを抑制することができる。
本発明においては、高反射層の反射特性と、ガラス基材および高反射層の密着性の両立を図るといった、視差バリア部材に特有の課題に対し、特定の材料および厚みを有する密着層を用いた点に特徴を有する。
以下、本発明の視差バリア部材における各構成について説明する。
1.密着層
本発明における密着層は、ガラス基材上に直に形成される。密着層は、ガラス基材および高反射層を密着させる機能を有する。
密着層は、インジウム系酸化物を含む。インジウム系酸化物とは、少なくともIn元素およびO元素を含む化合物であり、In元素およびO元素のみを含んでいても良く、さらに、Sn元素、Zn元素等の他の元素を含んでいても良い。インジウム系酸化物としては、例えば、酸化インジウム、酸化インジウム錫(ITO(Indium Tin Oxide))、インジウム酸化亜鉛(IZO(Indium Zinc Oxide))等を挙げることができる。本発明においては、インジウム系酸化物の中でも、ITO、IZOであることが好ましく、IZOであることが特に好ましい。IZOは良好な透明性を示し、ガラス基材および高反射層の密着性を良好にすることができるからである。
密着層は特定の厚みを有する。密着層の厚みは、通常、10nm以下であり、中でも7nm以下であることが好ましく、特に5nm以下であることが好ましい。また、密着層の厚みは、通常、1nm以上であり、中でも2nm以上であることが好ましく、特に3nm以上であることが好ましい。密着層の厚みが厚すぎる場合は、高反射層の反射特性が低下する可能性があるからである。一方、密着層の厚みが薄すぎる場合は、ガラス基材および高反射層の密着性を十分に図ることが困難となる可能性があるからである。
密着層の厚みは、一般的な測定方法により測定することができる。厚みの測定方法としては、例えば、触針で表面をなぞり凹凸を検出することによって厚みを算出する触針式の方法や、分光反射スペクトルに基づいて厚みを算出する光学式の方法等を挙げることができる。具体的には、ケーエルエー・テンコール株式会社製の触針式膜厚計P−15を用いて厚みを測定することができる。なお、厚みとして、密着層の複数箇所における厚み測定結果の平均値(平均厚み)が用いられてもよい。
密着層は、通常、高反射層の反射特性を阻害しない程度に透明性を有する。密着層の透過率は、例えば、97%以上であり、98%以上であることが好ましく、99%以上であることがより好ましい。密着層の透過率は、例えば、分光光度計(大塚電子(株)製「LCFシリーズ」)を用いて、ガラス基材のみでの測定値を100%として、C光源を用いて測定波長380nm〜780nmの範囲内で測定した分光透過率から算出したXYZ色度系の輝度Yであり、密着層を形成したガラス基材を測定する形で相対的な透過率として規定できる。
本発明の視差バリア部材においては、ガラス基材、密着層および高反射層がこの順で密着して積層される。密着層および高反射層の積層体の密着層側の反射率(Ref)としては、バックライトの光の利用効率を高くすることができれば特に限定されないが、94%以上であることが好ましく、中でも95%以上であることが好ましく、特に96%以上であることが好ましい。
また、高反射層の反射率(Ref)とRefとの差分(Ref−Ref)は、例えば、3.0%以下であることが好ましく、2.5%以下であることがより好ましく、2.0%以下であることがより好ましい。
RefおよびRefは、分光測色計(コニカミノルタ(株)製「CM−2600d」)を用いて分光反射率を測定したときの、波長550nmにおける反射率として特定される反射率である。測定は、SCI(正反射光込み)方式で、JIS Z8722の幾何条件c(di:8°)で行うことができる。
密着層は、通常、視差バリア部材における遮光領域に形成され、透過領域には形成されない。すなわち、密着層は、通常、遮光領域のみに形成される。密着層が遮光領域のみに形成されることにより、透過領域の透過率を高くすることができ、バックライトの光をより効率良く利用することができる。なお、密着層は、所定の透明性を有することから、ガラス基材の全域に形成されていても良い。本発明においては、密着層が遮光領域のみに形成され、透過領域に形成されないことがより好ましい。透過領域の透過率を最も高くするため、かつ透過領域で不要な反射光の発生を避けるためである。
密着層のパターンは、通常、遮光領域のパターンに沿って形成される。具体的には、密着層のパターンは、遮光領域と同一のパターンであっても良い。すなわち、遮光領域の平面視上の外形形状を有するように、連続して密着層が形成されていても良い。
遮光領域のパターンは、右目用画素および左目用画素の配列に応じて適宜選択され、特に限定されないが、例えば、ストライプ状、格子状、市松模様、千鳥格子等を挙げることができる。遮光領域のパターンのサイズは、右目用画素および左目用画素のサイズ、表示装置および観察者の距離等に応じて適宜選択される。右目用画素および左目用画素のサイズは、例えば、10μm〜500μmの範囲内であることが好ましいことから、遮光領域のパターンのサイズは上記範囲内で調整されることが好ましい。
また、密着層のパターンは、遮光領域を構成する複数のパターンであっても良い。すなわち、図4(a)に示されるように、遮光領域R2の平面視上の外形形状を構成するように、複数の密着層2が形成されていても良い。密着層のパターンが遮光領域を構成する複数のパターンである場合は、個々の密着層および高反射層が後述するブラック層またはオーバーコート層に覆われていることが好ましい。本発明における高反射層は、純銀または銀合金を含むことから、何らかの理由により、高反射層が腐食される可能性がある。これに対し、図4(a)に示されるように、遮光領域R2に配置される密着層2および高反射層を複数に分けて配置し、個々の密着層2および高反射層がブラック層4またはオーバーコート層で覆われていることにより、高反射層の腐食(図4(a)中、d)が生じた場合も、腐食される範囲が広がることを抑制することができるからである。
密着層の形成方法としては、例えば、物理的蒸着法を用いてガラス基材上に直に密着層を形成した後、所定のパターン状にエッチングする方法を挙げることができる。物理的蒸着法としては、具体的には、スパッタリング、真空蒸着等を挙げることができる。密着層を所定のパターン状にエッチングする方法としては、例えば、フォトリソグラフィー法を用いて密着層上にレジストをパターニングした後、エッチングする方法を挙げることができる。レジストの形成方法、密着層のエッチング方法については、公知の方法を用いることができる。
本発明においては、レジストを形成する前に、物理的蒸着法を用いて、密着層上に直に高反射層を形成し、エッチングの際に、密着層および高反射層を同時にエッチングすることが好ましい。高反射層および密着層は、例えば、燐酸、硝酸、酢酸、水を4:1:4:4の割合で配合してなる燐硝酢酸(水)をエッチング液として用いたウェットエッチング法を挙げることができる。
2.高反射層
本発明における高反射層は、密着層上に直に形成される。高反射層は、立体映像表示装置とした際、バックライトからの光を反射して再利用させる機能を有する。
高反射層は、純銀または銀を主成分とする合金を含む。
本明細書において、純銀とは、銀を99.9質量%以上含有する金属をいう。本明細書においては、銀の中に、不可避的に他の金属等の不純物が含まれる場合についても純銀として扱うものとする。
また、銀を主成分とする合金(銀合金)とは、構成金属中に占める銀の質量比が最も多い合金をいう。銀の含有量は、通常、50質量%以上であり、70質量%以上であることが好ましく、80質量%以上であることが好ましい。また、銀の含有量としては、通常、99.9質量%より小さく、95質量%以下であっても良い。
銀を主成分とする銀合金は、銀以外の金属として、例えば、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ、タンタル、クロム、モリブデン、タングステン、鉄、ルテニウム、コバルト、ロジウム、イリジウム、ニッケル、パラジウム、白金、銅、金、亜鉛、アルミニウム、ガリウム、インジウム、ケイ素、ゲルマニウム、スズ等を挙げることができる。銀合金としては、中でも、銀に対して、パラジウムおよび銅を添加した合金を好適に用いることができる。
高反射層は、純銀を含んでいても良く、銀合金を含んでいても良い。また、高反射層が純銀を含む場合は、純銀のみを含むことが好ましい。高反射層の反射率をより高くすることができるからである。
高反射層の反射率(Ref)は、バックライトの光の利用効率を高くすることができれば特に限定されない。高反射層の反射率(Ref)は、例えば、95%以上であることが好ましく、96%以上であることがより好ましく、97%以上であることが特に好ましい。高反射層の反射率が低いと、バックライトの光の利用効率を十分に向上させることが困難となる可能性があるからである。
高反射層の厚みは、高反射層に所定の反射率を付与することができれば特に限定されないが、例えば、700nm以下であることが好ましく、600nm以下であることが好ましく、500nm以下であることが特に好ましい。また、高反射層の厚みは、150nm以上であることが好ましく、200nm以上であることがより好ましく、250nm以上であることが特に好ましい。高反射層の厚みが薄すぎる場合は、十分な反射特性を示すことが困難となる可能性があるからである。また、高反射層の厚みが厚すぎる場合は、高反射層に割れ、剥がれが生じやすくなる可能性があるからである。また高い反射層の反射率は、所定の厚み以上では、通常、飽和する傾向にあり、必要以上の厚みを形成しても反射率改善の効果は得られず、材料コストのみが上がってしまう場合があるからである。高反射層の厚みは、上述した「1.密着層」の項で説明した測定方法と同様の測定方法により求められる。高反射層の厚みは平均厚みであってもよい。
高反射層は、通常、視差バリア部材における遮光領域に形成され、透過領域には形成されない。高反射層のパターンは、高反射層のパターンは、通常、遮光領域のパターンに沿って形成される。具体的には、高反射層のパターンは、遮光領域と同一のパターンであっても良い。また、高反射層のパターンは、遮光領域を構成する複数のパターンであっても良い。高反射層のパターンの詳細については、上述した「1.密着層」の項で説明した密着層のパターンの内容と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
本発明においては、高反射層は、密着層と同一のパターンを有することが好ましい。より具体的には、密着層のパターンと平面視上の形状および形成位置が一致したパターンであることが好ましい。密着層と高反射層とを同時にエッチングする方法を用いて効率良く視差バリア部材を製造することができるため、低コストな視差バリア部材とすることができるからである。
本発明における高反射層は、ブラック層またはオーバーコート層で覆われていることが好ましい。高反射層の腐食を抑制することができるからである。
本発明における高反射層の形成方法としては、例えば、上述した「1.密着層」の項で説明した方法を挙げることができる。
3.ガラス基材
本発明におけるガラス基材は、密着層、高反射層およびブラック層を支持する。
ガラス基材の材料としては、光透過性、剛性、耐久性等に応じて適宜選択されるものであり、例えば、一般的な表示装置に用いられるガラス基材の材料を挙げることができる。ガラス基材の材料としては、具体的には、ソーダガラス、ホウケイ酸ガラス等のアルカリガラス、無アルカリガラス等を上げることができる。中でも、無アルカリガラスであることが好ましい。
ガラス基材の厚みは、立体映像表示装置の大きさに応じて適宜選択することができ、特に限定されないが、例えば、0.01mm〜1.00mmの範囲内であることが好ましく、中でも0.05mm〜0.70mmの範囲内であることが好ましい。
4.ブラック層
本発明におけるブラック層は、高反射層上に形成されたものである。ブラック層は、観察者側からの外光が高反射層の表面で反射することによる立体映像表示装置のコントラスト低下を抑制する機能を有する。ブラック層は、高反射層と平面視上重なるように形成されていれば良く、他の層を介さずに、高反射層上に直にブラック層が形成されていても良く、高反射層上に他の層を介してブラック層が形成されていても良い。
ブラック層用材料としては、所望の遮光性を有するものであれば特に限定されず、例えば、カーボンブラック、チタンブラック等の黒色着色材を含有する樹脂組成物等が挙げられる。この樹脂組成物に用いられる樹脂としては、例えば、アクリレート系、メタクリレート系、桂皮酸系、もしくは環化ゴム系等の光反応性二重結合基を有する感光性樹脂が使用される。
ブラック層の厚みは、立体映像表示装置の用途に応じて適宜選択することができ、特に限定されないが、例えば、0.5μm〜3μmの範囲内であることが好ましい。
ブラック層の反射率は、通常、高反射層の反射率よりも低い。ブラック層の反射率は、例えば、5%以下であることが好ましく、3%以下であることがより好ましく、2%以下であることが特に好ましい。
ブラック層の反射率の測定方法は、上述した「1.密着層」の項に記載したRefの測定方法と同様とすることができる。
ブラック層および高反射層の積層体のOD値(光学濃度)としては、例えば、2以上であることが好ましい。上記光学濃度は、例えば、分光測色計によりC光源を用いて測色し、分光のY値から光学濃度を算出することができる。分光測色計としては、OLYMPUS(株)製、分光測色計を用いることができる。
ブラック層は、通常、遮光領域に形成され、透過領域には形成されない。ブラック層は、通常、上述した「1.密着層」の項で説明した遮光領域のパターンと同一のパターンを有する。
上述した高反射層が遮光領域と同一のパターンを有する場合、ブラック層の幅は、高反射層の幅と同一であっても良く、高反射層の幅よりも狭くても良く、高反射層の幅よりも広くても良い。ブラック層の幅と高反射層の幅とが差を有する場合、その差は、例えば、片側で3μm以下であることが好ましい。「高反射層の幅とブラック層の幅との差」とは、視差バリア部材の基材表面に対して垂直な断面における高反射層の端部と、上記端部に近いブラック層の端部との間の距離をいう。具体的には、図4(b)に示されるように、高反射層3の端部とブラック層4の端部との間の距離x1をいい、両端にx1を有する場合は、各x1が上述した数値範囲となることをいう。
ブラック層が高反射層上に直に形成されている場合、図4(b)に示されるように、ブラック層4は、高反射層3を覆うように形成されていてもよく、図1(b)に示されるように、高反射層3の一部が露出するように形成されていても良い。中でも、ブラック層は高反射層を覆うように形成されていることが好ましい。また、この場合、視差バリア部材の額縁領域において、ブラック層が高反射層を覆うように形成されていることが好ましい。視差バリア部材の額縁領域とは、立体映像表示装置の額縁領域に配置される領域をいう。視差バリア部材の額縁領域は、立体映像表示装置の外部側に配置されるため、外環境における空気、水分と接しやすい。そのため、上記額縁領域においては、高反射層の腐食が生じやすい可能性がある。これに対し、上記額縁領域において、ブラック層が高反射層を覆うように形成されていることにより、高反射層の変色等の劣化を抑制することができる。
ブラック層の形成方法としては、ブラック層を所定のパターン状に形成することができれば特に限定されず、公知の樹脂層の形成方法を用いることができる。例えば、遮光材料および感光性樹脂組成物を有するブラック層の材料を、露光工程および現像工程を含むフォトリソグラフィー法を用いてパターニングすることによって形成することができる。
5.オーバーコート層
本発明の視差バリア部材は、オーバーコート層をさらに有していても良い。本発明の視差バリア部材においては、図5(a)に示されるように、ガラス基材1、密着層2および高反射層3を覆うようにオーバーコート層5が形成され、オーバーコート層5上にブラック層4が形成されていても良い。この場合、密着層2および高反射層3をオーバーコート層5で保護することができるため、ブラック層4の形成時における密着層2および高反射層3へのダメージを抑制することができる。
また、本発明の視差バリア部材においては、図5(b)に示されるように、ガラス基材1、密着層2、高反射層3およびブラック層4を覆うように、オーバーコート層5が形成されていても良い。密着層2、高反射層3およびブラック層4を外環境から保護することができる。
オーバーコート層の材料としては、透明性を有する硬化樹脂を用いることができる。オーバーコート層の厚みは、密着層、高反射層およびブラック層等の厚みに応じて適宜調整することができ、特に限定されない。
6.視差バリア部材
本発明の視差バリア部材は、ガラス基材、密着層、高反射層、ブラック層、および必要に応じて形成されるオーバーコート層を有していれば特に限定されず、必要な構成を適宜選択して追加することができる。
本発明の視差バリア部材は、立体映像表示装置に用いられる。そのため、本発明においては、バックライトと、上記視差バリア部材と、透過型表示素子とを備える立体映像表示装置を提供することもできる。本発明の視差バリア部材は、通常、バックライトと透過型表示素子との間に配置されて用いられる。また、視差バリア部材のガラス基材側がバックライトと対向し、視差バリア部材のブラック層側が透過型表示素子と対向するように配置される。
透過型表示素子としては、例えば、透過型液晶表示素子を挙げることができる。また、バックライトとしては、一般的な透過型液晶表示装置に用いられるものを挙げることができる。
7.視差バリア部材の製造方法
本発明の視差バリア部材の製造方法は、上述した構成の視差バリア部材を製造することができれば特に限定されない。本発明の視差バリア部材の製造方法の一例を図を用いて説明する。図6は本発明の視差バリア部材の製造方法の一例を示す概略工程図である。図6(a)に示されるように、物理的蒸着法を用いて、ガラス基材1上に直に、インジウム系酸化物を含む密着層2を形成する(密着層形成工程)。次に、図6(b)に示されるように、物理的蒸着法を用いて、上記密着層2上に直に、純銀または銀合金を含む高反射層3を形成する(高反射層形成工程)。次に、図6(c)に示されるように、フォトリソグラフィー法等を用いて、高反射層3上にレジスト11をパターン状に形成する(レジスト形成工程)。次に、図6(d)に示されるように、上記レジスト11が形成された高反射層3の露出部分をエッチングすることにより、高反射層3をパターニングする(エッチング工程)。この際、密着層2についても同時にエッチングすることが好ましい。次に、図示はしないが、レジストを剥離する。次に、図6(e)に示されるように、上記高反射層3上にブラック層4をパターン状に形成する(ブラック層形成工程)。以上の工程により、視差バリア部材10を製造することができる。
本発明の視差バリア部材の製造方法においては、通常、密着層の厚みを調整することにより、密着層の透過率、Ref、(Ref−Ref)等の調整がされる。また、通常、高反射層の厚みを調整することにより、Ref等の調整がされる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下、実施例および比較例を挙げて、本発明をより詳細に説明する。
[実施例]
ガラス基材を準備した。次に、スパッタリング法を用いて、ガラス基材上に直に密着層としてIZO層(厚み:3nm)を形成した。次に、スパッタリング法を用いて、IZO層上に直に、高反射層としてAg層(純度:99.9%、厚み:500nm)を形成した。以上により、評価用基材を作製した。
[比較例1]
密着層(IZO層)15nmとしたこと以外は、実施例と同様にして評価用基材を作製した。
[比較例2]
密着層(IZO層)0.5nmとしたこと以外は、実施例と同様にして評価用基材を作製した。
[評価]
(密着性評価)
実施例、比較例1、2の評価用基材の高反射層および密着層を、以下の方法でパターン状にエッチングした。感光性樹脂組成物を用いて、評価用基材の高反射層上に高反射層上にストライプ状にレジストを形成した。次に、燐酸、硝酸、酢酸、水を4:1:4:4の割合で配合してなる燐硝酢酸(水)をエッチング液として用いて、高反射層および密着層をエッチングした。実施例および比較例1では、レジストのパターンに合わせて、ストライプ状に、高反射層および密着層をエッチングすることができることが確認された。また、レジストの形成領域において、ガラス基材からの高反射層および密着層の剥がれは確認されなかった。一方、比較例2では、エッチング加工時に、レジストの形成領域において、ガラス基材からの高反射層および密着層の剥がれが生じることが確認された。結果を表1に示す。
(反射性評価)
実施例、比較例1、2の評価用基材について、ガラス基材面側からの密着層および高反射層の反射率を測定した。また、参考例として、別途のガラス基材を準備し、実施例1の評価用基材の高反射層側の面上に配置することで、高反射層の反射率を測定した。結果を表1に示す。
Figure 0006825218
実施例では、密着層を形成することにより、ガラス基材および高反射層の密着性を良好にすることができることが確認された。また、参考例と比較して、実施例では、密着層による高反射層の反射特性の低下を十分に小さくできることが確認された。
一方、比較例1では、密着層を形成することにより、ガラス基材および高反射層の密着性を良好にすることができるものの、高反射層の反射特性の低下が確認された。比較例2では、密着層を形成しても、ガラス基材および高反射層の密着性を十分に確保することが困難であることが確認された。
1 …ガラス基材
2 …密着層
3 …高反射層
4 …ブラック層
10 …視差バリア部材
20 …バックライト
30 …透過型表示素子
100 …立体映像表示装置

Claims (1)

  1. 立体映像表示装置に用いられる視差バリア部材であって、
    ガラス基材と、前記ガラス基材上に直に形成され、インジウム系酸化物を含む密着層と、前記密着層上に直に形成され、純銀または銀を主成分とする銀合金を含む高反射層と、前記高反射層上に形成されたブラック層と、を備え、
    前記密着層の厚みは、1nm以上、10nm以下の範囲内であり、
    前記密着層および前記高反射層が、同一のパターンを有し、
    前記インジウム系酸化物が、インジウム酸化亜鉛(IZO(Indium Zinc Oxide))であることを特徴とする視差バリア部材。
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