JP6825214B2 - ハイブリッド車 - Google Patents

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Description

本明細書が開示する技術は、走行用のモータとエンジンを共に備えるハイブリッド車に関する。
特許文献1に、ハイブリッド車が開示されている。ハイブリッド車は、メインバッテリと、メインバッテリより低電圧のサブバッテリと、メインバッテリに接続されたメイン電源配線と、メイン電源配線に接続されている電力制御ユニットと、メインバッテリと電力制御ユニットの間に配置されているシステムメインリレーと、メインバッテリとサブバッテリとの間で電圧を変換するDC−DCコンバータと、を備える。
ハイブリッド車では、長期間に亘って放置されていると、メインバッテリの充電量が放電等によって減少する。このハイブリッド車では、利用者は、ハイブリッド車を長期間に亘って放置する際に、放置予定時間を設定する。ハイブリッド車は、設定された放置予定時間に合わせてメインバッテリを充電する。
特開2014−141209号公報
上記の技術では、予め設定された放置予定時間を越えて放置される場合、メインバッテリの充電量が減少して、エンジンを始動させることができない事態が生じ得る。この事態を回避するためには、放置時間が延びることを予測して、エンジン停止時にメインバッテリに多くの充電量を残存させておく必要がある。本明細書では、メインバッテリの充電量が減少しても、エンジンを始動することができる技術を提供する。
本明細書が開示するハイブリッド車は、エンジンと、車軸を回転させるモータと、モータに電力を供給するメインバッテリと、メインバッテリより低電圧のサブバッテリと、メインバッテリに接続されているメイン電源配線と、メインバッテリとモータとの間で、メイン電源配線に接続されている電力制御ユニットと、メインバッテリと電力制御ユニットの間で、メイン電源配線に配置されており、メイン電源配線を通電と非通電に切り換えるシステムメインリレーと、メイン電源配線に接続されており、メインバッテリとサブバッテリとの間で電圧を変換するDC−DCコンバータと、エンジン停止中であり、システムメインリレーがメイン電源配線を非通電に維持している状態でメインバッテリとサブバッテリの合計の充電量を算出する算出装置と、算出済みの充電量が所定値よりも小さい場合に、システムメインリレーを非通電から通電に切り換え、DC−DCコンバータにサブバッテリの電圧を昇圧する昇圧動作を実行させて、メイン電源配線にサブバッテリからの電力を供給し、メインバッテリとサブバッテリの電力を用いてエンジンを始動させる始動装置と、を備える。
上記のハイブリッド車では、メインバッテリとサブバッテリとの合計電力に応じて、メインバッテリとサブバッテリとの両者の電力を用いて、エンジンを始動する。この構成によれば、メインバッテリの充電量が減少しても、エンジンを始動することができる。
本明細書が開示する技術の詳細およびさらなる改良は発明を実施するための形態の欄において詳細に説明する。
第1実施例のハイブリッド車の電気系統のブロック図である。 実施例のDC−DCコンバータの構成を示す図である。 実施例のバッテリ充電処理のフローチャートである。
(第1実施例)
図1に、ハイブリッド車2の電気系統のブロック図を示す。本実施例のハイブリッド車2は、エンジン3と、電源システム1と、2個のモータ6、8を備える。ハイブリッド車2は、エンジン3の動力を利用して走行することもできるし、メインバッテリ4の電力を利用して走行することもできる。エンジン3の動力を利用して走行する場合には、エンジン3が発生させた動力の一部を車軸5に伝達する一方、エンジン3の動力の残りを用いて第1モータ6で発電し、第1モータ6で発電した電力で第2モータ8を駆動することで、車軸5を回転させる。なお、エンジン3を始動させる際には、電源システム1のメインバッテリ4からの電力を第1モータ6に供給し、第1モータ6をセルモータとして機能させる。メインバッテリ4の電力を利用して走行する場合には、メインバッテリ4からの電力で第2モータ8を駆動することで、車軸5を回転させる。
電源システム1は、メインバッテリ4と、サブバッテリ22と、電力制御ユニット(PCU)12と、DC−DCコンバータ30と、メイン電源配線10と、システムメインリレー(SMR)20a,20bと、サブ電源配線24と、コンバータ側配線70と、電子制御ユニット(ECU)60を備える。メインバッテリ4は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の二次電池である。本実施例では、メインバッテリ4の電圧は300V程度である。メインバッテリ4の電圧は、電圧センサ52で計測されている。また、メインバッテリ4の充電率は、SOC(State of Chargeの略)53で計測されている。SOCセンサ53は、メインバッテリ4の電圧値によってSOC、即ち、算充電量を満充電量で割った値を特定する。なお、変形例では、ECU60が、電圧センサ52の計測値からメインバッテリ4のSOCを特定してもよい。センサハイブリッド車2は、エンジン3の動力を用いて第1モータ6で発電し、第1モータ6で発電した電力をメインバッテリ4に充電することができる。また、走行中のハイブリッド車2が減速する際に、第2モータ8で回生発電し、第2モータ8で発電した電力をメインバッテリ4に充電することもできる。
メインバッテリ4は、メイン電源配線10を介して、PCU12に接続されている。メイン電源配線10は、メインバッテリ4の正極端子に接続された正極側配線10aと、メインバッテリ4の負極端子に接続された負極側配線10bを備えている。
PCU12は、メインバッテリ4と第1モータ6および第2モータ8の間に設けられている。PCU12は、平滑コンデンサ14と、コンバータ16と、インバータ18を備えている。平滑コンデンサ14は、メイン電源配線10の電圧を平滑化する。コンバータ16は、メインバッテリ4から供給される電力の電圧を、必要に応じて第1モータ6や第2モータ8の駆動に適した電圧まで昇圧する。また、コンバータ16は、第1モータ6や第2モータ8が発電した電力の電圧を、メインバッテリ4への充電に適した電圧まで降圧することもできる。本実施例では、第1モータ6や第2モータ8の駆動に用いる電圧は600V程度である。インバータ18は、メインバッテリ4から供給される直流電力を、第1モータ6や第2モータ8の駆動のための三相交流電力に変換する。また、インバータ18は、第1モータ6や第2モータ8が発電した三相交流電力を、メインバッテリ4へ充電するための直流電力に変換することもできる。
メインバッテリ4とPCU12の間には、SMR20a、20bが設けられている。SMR20aは、メイン電源配線10の正極側配線10aの導通と非導通を切り換える。SMR20bは、メイン電源配線10の負極側配線10bの導通と非導通を切り換える。すなわち、SMR20a,20bは、メイン電源配線10の導通と非導通を切り換える。
ハイブリッド車2は、メインバッテリ4よりも低電圧のサブバッテリ22を備えている。サブバッテリ22は、鉛電池等の二次電池である。本実施例では、サブバッテリ22の電圧は13V〜14.5V程度である。サブバッテリ22の電圧は、電圧センサ54で計測されている。また、サブバッテリ22の充電率は、SOC56で計測されている。SOCセンサ56は、サブバッテリ22の電圧値によってSOCを特定する。なお、変形例では、ECU60が、電圧センサ54の計測値からサブバッテリ22のSOCを特定してもよい。サブバッテリ22は、サブ電源配線24を介して、パワーステアリングやエアコン等の補機26に接続されている。
メインバッテリ4とサブバッテリ22との間には、DC−DCコンバータ30が配置されている。DC−DCコンバータ30は、メイン電源配線10からサブ電源配線24へ降圧して電力を供給する降圧動作を行うこともできるし、サブ電源配線24からメイン電源配線10へ昇圧して電力を供給する昇圧動作を行うこともできる。DC−DCコンバータ30は、いわゆる双方向DC−DCコンバータであり、昇降圧DC−DCコンバータということができる。
図2に、DC−DCコンバータ30の構成を示す回路図を示す。DC−DCコンバータ30は、メイン側回路31と、サブ側回路41と、トランス38を備える。メイン側回路31とサブ側回路41とトランス38は、1個の筐体に収容されている。メイン側回路31は、コンバータ側配線70を介して、メイン電源配線10に接続されている。図1に示すように、コンバータ側配線70aは、SMR20aよりもPCU12側の正極側配線10aに接続されている。コンバータ側配線70bは、SMR20bよりもPCU12側の負極側配線10bに接続されている。
図2に示すように、メイン側回路31は、コンデンサ32と、スイッチング回路34と、を備える。コンデンサ32は、メイン電源配線10側でのノイズの発生を抑制するフィルタ機能を有する。コンデンサ32の電圧は、電圧センサ58で計測されている。
スイッチング回路34は、スイッチング素子34a、34b、34c、34dと、それぞれのスイッチング素子34a、34b、34c、34dに並列に接続された還流ダイオード34e、34f、34g、34hを備えている。スイッチング素子34aとスイッチング素子34bは直列に接続されており、スイッチング素子34cとスイッチング素子34dは直列に接続されている。
スイッチング回路34は、トランス38に接続されている。トランス38は、2個のコイル36、40を備える。コイル36は、スイッチング回路34に接続されている。即ち、メイン側回路31は、メイン電源配線10とコイル36を接続する。コイル40は、サブ側回路41のスイッチング回路42に接続されている。トランス38では、コイル36からコイル40へ降圧して電力を供給することもできるし、コイル40からコイル36へ昇圧して電力を供給することもできる。
コイル36の一端は、スイッチング素子34aとスイッチング素子34bの間に接続されており、コイル36の他端は、スイッチング素子34cとスイッチング素子34dの間に接続されている。
スイッチング回路34では、スイッチング素子34a、34b、34c、34dのそれぞれのオンオフが所定のタイミングで切り換えられることによって、メイン電源配線10からスイッチング回路34に供給される直流電力を交流電力へと変換する。また、スイッチング回路34では、ダイオード34e、34f、34g、34hによって、トランス38から供給される交流電力を直流電力に変換する。
コイル40に接続されているサブ側回路41は、サブ電源配線24に接続されている。即ち、サブ側回路41は、サブ電源配線24とコイル40を接続する。サブ側回路41は、フィルタ48と、スイッチング回路42と、を備える。フィルタ48は、インダクタ48aとコンデンサ48bを備えている。フィルタ48は、サブ電源配線24側でのノイズの発生を抑制する。
スイッチング回路42は、スイッチング素子42a、42bと、それぞれのスイッチング素子42a、42bに並列に接続された還流ダイオード42c、42dと、インダクタ42eと、コンデンサ42fと、を備えている。スイッチング素子42aとスイッチング素子42bは直列に接続されている。コイル40の一端は、スイッチング素子42aに接続されており、コイル40の他端は、スイッチング素子42bに接続されている。コイル40の中間位置は、接地されている。
スイッチング回路42では、スイッチング素子42a、42bのそれぞれのオンオフが所定のタイミングで切り換えられることによって、サブ電源配線24からスイッチング回路42に供給される直流電力を交流電力へと変換する。また、スイッチング回路42では、ダイオード42c、42dによって、トランス38から供給される交流電力を直流電力に変換する。
スイッチング回路34、42は、制御回路43によって制御される。具体的には、制御回路43は、スイッチング回路34のスイッチング素子34a、34b、34c、34dと、スイッチング回路42のスイッチング素子42a、42bの動作を制御する。
次いで、DC−DCコンバータ30の動作について説明する。最初に、DC−DCコンバータ30が降圧動作を実行する場合を説明する。降圧動作を実行する際には、メイン側回路31のスイッチング回路34においてスイッチング素子34a、34b、34c、34dが動作して、メイン電源配線10から供給される直流電力を交流電力へと変換する。そして、変換された交流電圧をトランス38において降圧して、サブ側回路41のスイッチング回路42が交流電力から直流電力へと変換する。この場合には、スイッチング回路42では、還流ダイオード38c、38dによる整流と、インダクタ38eおよびコンデンサ38fによる平滑化がなされる。これによって、メイン電源配線10からサブ電源配線24へ降圧して電力を供給することができる。
次いで、DC−DCコンバータ30が昇圧動作を実行する場合を説明する。昇圧動作を実行する際には、サブ側回路41のスイッチング回路42においてスイッチング素子42a、42bが動作してサブ電源配線24から供給される直流電力から交流電力へと変換する。そして、変換された交流電圧をトランス38において昇圧して、メイン側回路31のスイッチング回路34が交流電力から直流電力へと変換する。この場合には、スイッチング回路34では、還流ダイオード34e、34f、34g、34hによる整流がなされ、コンデンサ44において平滑化がなされる。これによって、サブ電源配線24からメイン電源配線10へ昇圧して電力を供給することができる。
制御回路43は、ECU60によって制御される。ECU60は、CPUとメモリを含む。ECU60は、電源システム1の各部12、20a、20b、43に接続され、メモリに格納されたプログラムに従って、各部12、20a、20b、43を制御する。
ハイブリッド車2では、長期間に亘ってハイブリッド車2が駐車された状態、即ち、エンジン3が停止され、SMR20a、20bがオフ状態で維持された状態で長期間放置されると、メインバッテリ4およびサブバッテリ22の放電によって、充電量が低下する。この場合、メインバッテリ4からの電力だけでは、エンジン3を始動することができない事態が生じ得る。ECU60は、充電処理を実行することによって、メインバッテリ4とサブバッテリ22の電力を利用してエンジン3を始動することにより、エンジン3が始動できない事態を回避する。
図3を参照して、ECU60が実行する充電処理を説明する。充電処理は、ハイブリッド車2が駐車されている期間、即ち、エンジン3が停止され、SMR20a、20bがオフ状態で維持されている期間が所定期間経過された後、ハイブリッド車2が自動されるタイミングで実行される。なお、この期間では、サブバッテリ22の電力を用いて、補機26が利用されていてもよい。充電処理では、まず、S12において、ECU60は、サブバッテリ22の充電量E1を算出する。具体的には、ECU60は、SOCセンサ56で検出される充電率にサブバッテリ22の満充電時の電力を乗算することによって、充電量E1を算出する。
次いで、S14において、ECU60は、メインバッテリ4の充電量E2を算出する。具体的には、ECU60は、SOCセンサ53で検出される充電率にメインバッテリ4の満充電時の電力を乗算することによって、充電量E2を算出する。
次いで、S16において、ECU60は、サブバッテリ22の充電量E1とメインバッテリ4の充電量E2との加算値E1+E2が、所定値EPよりも小さいか否かを判断する。加算値E1+E2は、メインバッテリ4とサブバッテリ22とを用いてエンジン3を始動させることが保証されている最低電力に基づいて設定されるものであり、所定値EPは、メインバッテリ4あるいはサブバッテリ22への充電が必要か否かを判定するための閾値である。加算値E1+E2が所定値EP以上である場合(S16でNO)、充電処理を終了する。加算値E1+E2が所定値EP以上である場合、メインバッテリ4とサブバッテリ22とには、エンジン3を始動することが可能である。
一方、加算値E1+E2が所定値EP未満である場合(S16でYES)、S18において、ECU60は、制御回路43がDC−DCコンバータ30に昇圧動作を実行させるための信号を、制御回路43に送信する。これにより、サブバッテリ22の電力が、メイン電源配線10に供給される。次いで、S20では、ECU60は、SMR20a、20bをオフからオンに切り換える。これにより、メインバッテリ4とPCU12とが非通電から通電に切り換えられる。この結果、PCU12に、メインバッテリ4およびサブバッテリ22の電力が供給される。次いで、S22では、ECU60は、エンジン3をクランキングして、エンジン3を始動する。これにより、第1モータ6において発電が開始される。
次に、S24では、ECU60は、制御回路43がDC−DCコンバータ30に降圧動作を実行させるための信号を、制御回路43に送信する。これにより、第1モータ6で発電された電力が、メインバッテリ4とサブバッテリ22とに供給され、充電が開始される。次いで、S26において、ECU60は、SOCセンサ56の検出結果に基づいて、サブバッテリ22の充電量が、所定値EXより大きいか否かを監視している。所定値EXは、長期間に亘ってハイブリッド車2のエンジン3が停止される場合に、サブバッテリ22に充電しておくべき充電量である。
サブバッテリ22の充電量が所定値EXより大きい場合(S26でYES)、S28において、ECU60は、制御回路43がDC−DCコンバータ30を停止させるための信号を、制御回路43に送信する。これにより、第1モータ6で発電された電力は、サブバッテリ22の充電に利用されずに、メインバッテリ4の充電に利用される。
続いて、S30では、ECU60は、SOCセンサ53の検出結果に基づいて、メインバッテリ4の充電量が、所定値EYより大きいか否かを監視している。ECU60は、メインバッテリ4の充電量が、所定値EYより大きくなるまで、S30の処理を繰り返し実行する。所定値EYは、長期間に亘ってハイブリッド車2のエンジン3が停止される場合に、メインバッテリ4に充電しておくべき充電量である。メインバッテリ4の充電量が所定値EYより大きい場合(S30でYES)、S32において、ECU60は、エンジン3を停止して、充電処理を終了する。
一方、サブバッテリ22の充電量が所定値EXより小さい場合(S26でNO)、S34において、S30と同様に、ECU60は、メインバッテリ4の充電量が、所定値EYより大きいか否かを監視している。メインバッテリ4の充電量が所定値EYより大きい場合(S34でYES)、S36において、ECU60は、エンジン3を停止する。この結果、DC−DCコンバータ30の降圧動作によって、メインバッテリ4の電力が、サブバッテリ22に供給され、サブバッテリ22に充電される。次いで、S38では、ECU60は、S26と同様に、サブバッテリ22の充電量が、所定値EXより大きいか否かを監視している。ECU60は、サブバッテリ22の充電量が、所定値EXより大きくなるまで、S38の処理を繰り返し実行する。サブバッテリ22の充電量が所定値EXより大きい場合(S38でYES)、S28において、ECU60は、制御回路43がDC−DCコンバータ30を停止させるための信号を、制御回路43に送信して、充電処理を終了する。
上記のハイブリッド車2では、メインバッテリ4とサブバッテリ22との合計の充電量E1+E2に応じて、メインバッテリ4とサブバッテリ22との両者の電力を用いて、エンジン3を始動する。この構成によれば、メインバッテリ4の充電量が減少しても、エンジン3を始動することができる。即ち、メインバッテリ4の放電が進んでいても、メイバッテリ4の電力不足をサブバッテリ22が補うことによって、エンジン3を始動させることができる。また、放電等によりメインバッテリ4とサブバッテリ22の充電量が低下しても、合計の充電量E1+E2が所定値EPを超えていればよく、エンジン3を始動して充電処理を実行する頻度を低減することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1 :電源システム
2 :ハイブリッド車
3 :エンジン
4 :メインバッテリ
5 :車軸
6 :第1モータ
8 :第2モータ
10 :メイン電源配線
20 :システムメインリレー
22 :サブバッテリ
24 :サブ電源配線
26 :補機
30 :DC−DCコンバータ
31 :メイン側回路
32 :コンデンサ
34 :スイッチング回路
36 :コイル
38 :トランス
40 :コイル
41 :サブ側回路
42 :スイッチング回路
53 :SOCセンサ
56 :SOCセンサ
60 :ECU

Claims (2)

  1. ハイブリッド車であって、
    エンジンと、
    前記エンジンの動力を用いて発電を行う第1モータと、
    車軸を回転させる第2モータと、
    前記第2モータに電力を供給するメインバッテリと、
    前記メインバッテリより低電圧のサブバッテリと、
    前記メインバッテリに接続されているメイン電源配線と、
    前記メインバッテリと前記第2モータとの間で、前記メイン電源配線に接続されている電力制御ユニットと、
    前記メインバッテリと前記電力制御ユニットの間で、前記メイン電源配線に配置されており、前記メイン電源配線を通電と非通電に切り換えるシステムメインリレーと、
    前記メイン電源配線に接続されており、前記メインバッテリと前記サブバッテリとの間で電圧を変換するDC−DCコンバータと、
    前記エンジンの停止中であり、前記システムメインリレーが前記メイン電源配線を非通電に維持している状態で前記メインバッテリと前記サブバッテリの合計の充電量を算出する算出装置と、
    算出済みの前記充電量が所定値よりも小さい場合に、前記システムメインリレーを非通電から通電に切り換え、前記DC−DCコンバータに前記サブバッテリの電圧を昇圧する昇圧動作を実行させて、前記メイン電源配線に前記サブバッテリからの電力を供給し、前記メインバッテリと前記サブバッテリの電力を用いて前記エンジンを始動させる始動装置と、
    前記始動装置によって前記エンジンが始動された後、前記DC−DCコンバータに降圧動作を実行させ、前記エンジンの動力を用いて前記第1モータが発電した電力を前記メインバッテリと前記サブバッテリとに供給させる充電処理を実行させる制御回路と、を備え
    前記制御回路は、前記充電処理において、前記サブバッテリの充電量が第1閾値未満であって、前記メインバッテリの充電量が第2閾値以上である場合、前記DC−DCコンバータに降圧動作を実行させ、前記メインバッテリの電力を前記サブバッテリに供給させる、ハイブリッド車。
  2. 前記制御回路は、前記充電処理において前記サブバッテリの充電量が前記第1閾値以上である場合、前記DC−DCコンバータに降圧動作を停止させ、前記エンジンの動力を用いて前記第1モータが発電した電力を前記サブバッテリに供給させず、前記メインバッテリに供給させる、請求項1に記載のハイブリッド車。
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