JP6718138B2 - 車両用電源システム - Google Patents

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Description

本明細書が開示する技術は、車両に搭載される車両用電源システムに関する。なお、本明細書における「車両」には、エンジンを備えず走行用のモータだけを備える電気自動車と、走行用のモータとエンジンを共に備えるハイブリッド車の双方を含む。
特許文献1に、メインバッテリと、メインバッテリより低電圧のサブバッテリと、メインバッテリに接続されたメイン電源配線と、メイン電源配線に接続されている電力制御ユニットと、メインバッテリと電力制御ユニットの間に配置されているシステムメインリレーと、メインバッテリとサブバッテリとの間で電圧を変換するDC−DCコンバータと、を備える車両用電源システムが開示されている。
メイン電源配線は、メインバッテリの正極に接続されている正極側配線と、メインバッテリの負極に接続されている負極側配線と、を備える。システムメインリレーは、メインバッテリと電力制御ユニットの間で、正極側配線と負極側配線のそれぞれに配置されている。DC−DCコンバータは、システムメインリレーよりもメインバッテリ側の正極側配線に接続されているとともに、システムメインリレーよりも電力制御ユニット側の負極側配線に接続されている。
上記の車両用電源システムでは、外部電源から電力をメインバッテリに充電する際に、外部電源の電力がDC−DCコンバータを介してサブバッテリ側に供給される。この場合、システムメインリレーでは、負極側配線のスイッチがオフ(即ち非通電)からオン(即ち通電)に切り換えられる一方、正極側配線のスイッチはオフに維持される。
特開2010−279159号公報
例えば、車両を長期間放置したためにサブバッテリの電力が低下する状況が想定される。この状況を回避するために、上記の車両用電源システムを用いて、メインバッテリからサブバッテリ側にDC−DCコンバータを介して電力を供給することが考えられる。しかしながら、DC−DCコンバータへの電力の供給が開始されるタイミングでは、DC−DCコンバータ内のコンデンサに蓄電されておらず突入電流が流れる場合がある。システムメインリレーは、高い信頼性が要求されるため、電磁式のリレーが利用される。このため、負極側配線のシステムメインリレーがオフからオンに切り換わる際に、突入電流によって負極側配線のシステムメインリレーにアーク放電が発生し、負極側配線のシステムメインリレーが溶着する可能性がある。本明細書では、メインバッテリからサブバッテリ側にDC−DCコンバータを介して電力を供給する際に、システムメインリレーが溶着する事態を回避することが可能な技術を提供する。
本明細書が開示する車両用電源システムは、車両に搭載される。車両用電源システムは、メインバッテリと、メインバッテリより低電圧のサブバッテリと、メインバッテリの正極に接続されている正極側配線と、メインバッテリの負極に接続されている負極側配線と、を有するメイン電源配線と、メイン電源配線に接続されている電力制御ユニットと、メインバッテリと電力制御ユニットの間で、正極側配線と負極側配線のそれぞれに配置されている電磁式のシステムメインリレーと、メインバッテリとサブバッテリとの間で電圧を変換するDC−DCコンバータと、正極側配線とDC−DCコンバータとを接続する第1配線と、負極側配線とDC−DCコンバータとを接続する第2配線と、第1配線と第2配線のうちの一方の配線に配置されている半導体リレーと、制御装置と、を備える。第1配線と第2配線のうちの半導体リレーが配置されている一方の配線はシステムメインリレーよりもメインバッテリ側のメイン電源配線に接続されており、第1配線と第2配線とのうちの他方の配線はシステムメインリレーよりも電力制御ユニット側のメイン電源配線に接続されている。制御装置は、メインバッテリから電力制御ユニットに電力が供給されていない状態で、メインバッテリの電力をサブバッテリ側に供給すべき際に、メイン電源配線のうちの一方の配線に接続されている配線のシステムメインリレーがオフである状態で、正極側配線と負極側配線のうちの他方の配線に接続されている配線のシステムメインリレーをオフからオンに切り換えた後に、半導体リレーをオフからオンに切り換える。
上記の車両用電源システムでは、メインバッテリの電力をサブバッテリ側に供給すべき際に、半導体リレーがオフである状態で、システムメインリレーのうち、電流が流れる側のシステムメインリレーがオフからオンに切り換えられる。即ち、システムメインリレーがオフからオンに切り換えられるタイミングでは、メインバッテリからDC−DCコンバータに電流は流れない。次いで、半導体リレーがオフからオンに切り換えられる。このとき、メインバッテリからDC−DCコンバータに突入電流が流れても、システムメインリレーは既にオンに切り換えられているため、システムメインリレーにアーク放電による溶着は発生しない。このため、メインバッテリからサブバッテリ側にDC−DCコンバータを介して電力を供給する際に、システムメインリレーが溶着する事態を回避することができる。
本明細書が開示する技術の詳細およびさらなる改良は発明を実施するための形態の欄において詳細に説明する。
第1実施例のハイブリッド車の電気系統のブロック図である。 実施例のDC−DCコンバータの構成を示す図である。 第1実施例のサブバッテリ充電処理のフローチャートである。 第1実施例のサブバッテリ充電処理における車両用電源システムのタイムチャートである。 第2実施例のハイブリッド車の電気系統のブロック図である。 第2実施例のサブバッテリ充電処理のフローチャートである。
(第1実施例)
図1に、ハイブリッド車2の電気系統のブロック図を示す。本実施例のハイブリッド車2は、エンジン(図示せず)の動力を利用して走行することもできるし、メインバッテリ4の電力を利用して走行することもできる。エンジンの動力を利用して走行する場合には、エンジンが発生させた動力の一部を駆動輪(図示せず)に伝達する一方、エンジンの動力の残りを用いて第1モータ6で発電し、第1モータ6で発電した電力で第2モータ8を駆動することで、駆動輪を回転させる。なお、エンジンを始動させる際には、電源システム1のメインバッテリ4からの電力を第1モータ6に供給し、第1モータ6をセルモータとして機能させる。メインバッテリ4の電力を利用して走行する場合には、メインバッテリ4からの電力で第2モータ8を駆動することで、駆動輪を回転させる。
電源システム1は、メインバッテリ4と、サブバッテリ22と、電力制御ユニット(PCU)12と、DC−DCコンバータ30と、メイン電源配線10と、システムメインリレー(SMR)20a,20bと、サブ電源配線24と、コンバータ側配線70、72と、半導体リレー76と、電子制御ユニット(ECU)60を備える。メインバッテリ4は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の二次電池である。本実施例では、メインバッテリ4の電圧は300V程度である。メインバッテリ4の電圧は、図示省略した電圧センサで計測されている。ハイブリッド車2は、エンジンの動力を用いて第1モータ6で発電し、第1モータ6で発電した電力をメインバッテリ4に充電することができる。また、走行中のハイブリッド車2が減速する際に、第2モータ8で回生発電し、第2モータ8で発電した電力をメインバッテリ4に充電することもできる。
メインバッテリ4は、メイン電源配線10を介して、PCU12に接続されている。メイン電源配線10は、メインバッテリ4の正極端子に接続された正極側配線10aと、メインバッテリ4の負極端子に接続された負極側配線10bを備えている。
PCU12は、メインバッテリ4と第1モータ6および第2モータ8の間に設けられている。PCU12は、平滑コンデンサ14と、コンバータ16と、インバータ18を備えている。平滑コンデンサ14は、メイン電源配線10の電圧を平滑化する。コンバータ16は、メインバッテリ4から供給される電力の電圧を、必要に応じて第1モータ6や第2モータ8の駆動に適した電圧まで昇圧する。また、コンバータ16は、第1モータ6や第2モータ8が発電した電力の電圧を、メインバッテリ4への充電に適した電圧まで降圧することもできる。本実施例では、第1モータ6や第2モータ8の駆動に用いる電圧は600V程度である。インバータ18は、メインバッテリ4から供給される直流電力を、第1モータ6や第2モータ8の駆動のための三相交流電力に変換する。また、インバータ18は、第1モータ6や第2モータ8が発電した三相交流電力を、メインバッテリ4へ充電するための直流電力に変換することもできる。
メインバッテリ4とPCU12の間には、SMR20a、20bが設けられている。SMR20aは、メイン電源配線10の正極側配線10aの導通と非導通を切り換える。SMR20bは、メイン電源配線10の負極側配線10bの導通と非導通を切り換える。すなわち、SMR20a,20bは、メイン電源配線10の導通と非導通を切り換える。SMR20a,20bは、可動鉄片と電磁コイルとによって構成されるいわゆる電磁式のリレーである。SMR20a,20bでは、電磁コイルに電流が流れておらず可動鉄片と電磁コイルとが離間しているオフ状態と、電磁コイルに電流が流れて電磁コイルの磁力によって可動鉄片が電磁コイルに接触しているオン状態と、が切り換わることによって、導通と非導通が切り換えられる。
ハイブリッド車2は、メインバッテリ4よりも低電圧のサブバッテリ22を備えている。サブバッテリ22は、鉛電池等の二次電池である。本実施例では、サブバッテリ22の電圧は13V〜14.5V程度である。サブバッテリ22の電圧は、電圧センサ54で計測されている。サブバッテリ22は、サブ電源配線24を介して、パワーステアリングやエアコン等の補機26に接続されている。
メインバッテリ4とサブバッテリ22との間には、DC−DCコンバータ30が配置されている。DC−DCコンバータ30は、メイン電源配線10からサブ電源配線24へ降圧して電力を供給する降圧動作を行うこともできるし、サブ電源配線24からメイン電源配線10へ昇圧して電力を供給する昇圧動作を行うこともできる。DC−DCコンバータ20は、いわゆる双方向DC−DCコンバータであり、昇降圧DC−DCコンバータということができる。
図2に、DC−DCコンバータ30の構成を示す回路図を示す。DC−DCコンバータ30は、メイン側回路31と、サブ側回路41と、トランス38を備える。メイン側回路31とサブ側回路41とトランス38は、1個の筐体に収容されている。メイン側回路31は、コンバータ側配線70、72を介して、メイン電源配線10に接続されている。図1に示すように、コンバータ側配線70は、SMR20aよりもメインバッテリ4側の正極側配線10aに接続されている。コンバータ側配線70上には、半導体リレー76が配置されている。半導体リレー76は、スイッチング素子を利用したリレーであり、接点に半導体素子を用いるリレーである。半導体リレー76は、電磁式のリレーと異なり、機械的に開閉する部分が無いため、大電流が供給されてもアーク放電による溶着が発生しない。コンバータ側配線72は、SMR20bよりもPCU12側の負極側配線10bに接続されている。
図2に示すように、メイン側回路31は、コンデンサ32と、スイッチング回路34と、を備える。コンデンサ32は、メイン電源配線10側でのノイズの発生を抑制するフィルタ機能を有する。
スイッチング回路34は、スイッチング素子34a、34b、34c、34dと、それぞれのスイッチング素子34a、34b、34c、34dに並列に接続された還流ダイオード34e、34f、34g、34hを備えている。スイッチング素子34aとスイッチング素子34bは直列に接続されており、スイッチング素子34cとスイッチング素子34dは直列に接続されている。
スイッチング回路34は、トランス38に接続されている。トランス38は、2個のコイル36、40を備える。コイル36は、スイッチング回路34に接続されている。即ち、メイン側回路31は、メイン電源配線10とコイル36を接続する。コイル40は、サブ側回路41のスイッチング回路42に接続されている。トランス38では、コイル36からコイル40へ降圧して電力を供給することもできるし、コイル40からコイル36へ昇圧して電力を供給することもできる。
コイル36の一端は、スイッチング素子34aとスイッチング素子34bの間に接続されており、コイル36の他端は、スイッチング素子34cとスイッチング素子34dの間に接続されている。
スイッチング回路34では、スイッチング素子34a、34b、34c、34dのそれぞれのオンオフが所定のタイミングで切り換えられることによって、メイン電源配線10からスイッチング回路34に供給される直流電力を交流電力へと変換する。また、スイッチング回路34では、ダイオード34e、34f、34g、34hによって、トランス38から供給される交流電力を直流電力に変換する。
コイル40に接続されているサブ側回路41は、サブ電源配線24に接続されている。即ち、サブ側回路41は、サブ電源配線24とコイル40を接続する。サブ側回路41は、フィルタ48と、スイッチング回路42と、を備える。フィルタ48は、インダクタ48aとコンデンサ48bを備えている。フィルタ48は、サブ電源配線24側でのノイズの発生を抑制する。
スイッチング回路42は、スイッチング素子42a、42bと、それぞれのスイッチング素子42a、42bに並列に接続された還流ダイオード42c、42dと、インダクタ42eと、コンデンサ42fと、を備えている。スイッチング素子42aとスイッチング素子42bは直列に接続されている。コイル40の一端は、スイッチング素子42aに接続されており、コイル40の他端は、スイッチング素子42bに接続されている。コイル40の中間位置は、接地されている。
スイッチング回路42では、スイッチング素子42a、42bのそれぞれのオンオフが所定のタイミングで切り換えられることによって、サブ電源配線24からスイッチング回路42に供給される直流電力を交流電力へと変換する。また、スイッチング回路42では、ダイオード42c、42dによって、トランス38から供給される交流電力を直流電力に変換する。
スイッチング回路34、42は、制御回路43によって制御される。具体的には、制御回路43は、スイッチング回路34のスイッチング素子34a、34b、34c、34dと、スイッチング回路42のスイッチング素子42a、42bの動作を制御する。
次いで、DC−DCコンバータ30の動作について説明する。最初に、DC−DCコンバータ30が降圧動作を実行する場合を説明する。降圧動作を実行する際には、メイン側回路31のスイッチング回路34においてスイッチング素子34a、34b、34c、34dが動作して、メイン電源配線10から供給される直流電力を交流電力へと変換する。そして、変換された交流電圧をトランス38において降圧して、サブ側回路41のスイッチング回路42が交流電力から直流電力へと変換する。この場合には、スイッチング回路42では、還流ダイオード38c、38dによる整流と、インダクタ38eおよびコンデンサ38fによる平滑化がなされる。これによって、メイン電源配線10からサブ電源配線24へ降圧して電力を供給することができる。
次いで、DC−DCコンバータ30が昇圧動作を実行する場合を説明する。昇圧動作を実行する際には、サブ側回路41のスイッチング回路42においてスイッチング素子42a、42bが動作してサブ電源配線24から供給される直流電力から交流電力へと変換する。そして、変換された交流電圧をトランス38において昇圧して、メイン側回路31のスイッチング回路34が交流電力から直流電力へと変換する。この場合には、スイッチング回路34では、還流ダイオード34e、34f、34g、34hによる整流がなされ、コンデンサ44において平滑化がなされる。これによって、サブ電源配線24からメイン電源配線10へ昇圧して電力を供給することができる。
制御回路43は、ECU60によって制御される。ECU60は、CPUとメモリを含む。ECU60は、電源システム1の各部12、20a、20b、43に接続され、メモリに格納されたプログラムに従って、各部12、20a、20b、43を制御する。
ハイブリッド車2では、長期間に亘ってハイブリッド車2が使用されずにサブバッテリ22が自己放電することによって、サブバッテリ22の蓄電量が低下する場合、あるいは、SMR20a、20bが非通電である状態(即ち、メインバッテリ4からPCU12に電力が供給されていない状態)で、エアコン等の補機26を利用することによってサブバッテリ22が放電される場合に、メインバッテリ4からサブバッテリ22に電力を供給する充電処理が実行される。充電処理では、DC−DCコンバータ30は、降圧動作を実行する。この場合、DC−DCコンバータ30のコンデンサ32に蓄電されていない状態で、DC−DCコンバータ30にメインバッテリ4から電力が供給される。この結果、コンデンサ32に突入電流が流れる。SMR20bは、電磁式のリレーであるため、オフからオンに切り換えられるタイミングで、突入電流が流れると、可動鉄片と電磁コイルとが接触する前に、可動鉄片と電磁コイルとの間にアーク放電が発生し、可動鉄片と電磁コイルとが溶着する可能性がある。本実施例の充電処理では、オフからオンに切り換えられるタイミングで突入電流が流れることを防止することによって、SMR20bの溶着が回避されている。
図3、図4を参照して、ECU60が実行する充電処理を説明する。充電処理は、ハイブリッド車2が駐車されている期間と、SMR20a、20bが非通電である状態で、エアコン等の補機26を利用している期間と、において、定期的に実行される。これらの期間では、ハイブリッド車2は停車されており、SMR20a、20bは、オフ状態で維持されている。また、半導体リレー76も、オフ状態で維持されている。充電処理では、まず、S12において、ECU60は、電圧センサ54を用いて、サブバッテリ22の電圧が基準値未満であるか否かを判断する。基準値は、例えば、SMR20a、20bをオフからオンに切り換えるだけの電力が、サブバッテリ22に残存している場合の電圧値である。なお、基準値は、例えば、長期間に亘って車両を停車する際に必要な電力が、サブバッテリ22に残存している場合の電圧値であってもよい。
サブバッテリ22の電圧が基準値以上であると判断される場合(S12でNO)、ECU60は、充電処理を終了する。一方、サブバッテリ22の電圧が基準値未満であると判断される場合(S12でYES)、S14において、ECU60は、SMR20bをオフからオンに切り換える。図4の時刻T1に示されるように、このタイミングでは、半導体リレー76は、オフ状態で維持されているため、メインバッテリ4からDC−DCコンバータ30に電流が流れない。このため、SMR20bをオフからオンに切り換える際に、SMR20bにアーク放電が発生して溶着されずに済む。なお、SMR20aがオフ状態で維持されているため、メインバッテリ4からPCU12に電流が流れない。
次いで、S16では、ECU60は、半導体リレー76をオフからオンに切り換える。これにより、メインバッテリ4は、コンデンサ32に連結される。この結果、メインバッテリ4から正極側配線10aを介してコンデンサ32に突入電流が流れる。このタイミングでは、電磁式のSMR20bは、既にオン状態に維持されているため、SMR20bに溶着が発生することを防止することができる。
次いで、S18では、ECU60は、制御回路43がDC−DCコンバータ30に降圧動作を実行させるための信号を、制御回路43に送信する。ECU60は、サブバッテリ22の電圧値がサブバッテリ22が満充電であることを示す上限値に達すると、DC−DCコンバータ30の降圧動作を終了させるための信号を、制御回路43に送信する。次いで、S20において、ECU60は、SMR20bと半導体リレー76のそれぞれをオンからオフに切り換えて、充電処理を終了する。
なお、S12では、ハイブリッド車2が駐車されている期間が予め決められた期間が経過したか否かを判断してもよいし、エンジンを駆動させずに補機26を利用している期間が予め決められた期間が経過したか否かを判断してもよい。
(第2実施例)
図5、図6を参照して、第1実施例と異なる点を説明する。第2実施例の電源システム1は、DC−DCコンバータ30と、メイン電源配線10との接続態様が、第1実施例の電源システム1と異なる。
本実施例のDC−DCコンバータ30は、コンバータ側配線70を介して、SMR20aよりもPCU12側の正極側配線10aに接続されている。また、DC−DCコンバータ30は、コンバータ側配線72を介して、SMR20bよりもメインバッテリ4側の負極側配線10bに接続されている。また、半導体リレー76は、コンバータ側配線72に配置されている。
図6に示すように、ECU60は、充電処理において、まず、S12と同様のS112の処理を実行する。S112でNOの場合に充電処理を終了し、S112でYESの場合に、S114において、ECU60は、SMR20aをオフからオンに切り換える。このタイミングでは、半導体リレー76は、オフ状態で維持されているため、メインバッテリ4からDC−DCコンバータ30に電流が流れない。このため、SMR20aをオフからオンに切り換える際に、SMR20aにアーク放電が発生して溶着されずに済む。なお、SMR20bがオフ状態で維持されているため、メインバッテリ4からPCU12に電流が流れない。
次いで、S116では、ECU60は、S16と同様に、半導体リレー76をオフからオンに切り換える。これにより、メインバッテリ4は、コンデンサ32に連結される。この結果、メインバッテリ4から正極側配線10aを介してコンデンサ32に突入電流が流れる。このタイミングでは、電磁式のSMR20aは、既にオン状態に維持されているため、SMR20aに溶着が発生することを防止することができる。
次いで、ECU60は、S118でS18と同様の処理を実行して、S120でS20と同様の処理を実行して充電処理を終了する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1 :電源システム
2 :ハイブリッド車
4 :メインバッテリ
6 :第1モータ
8 :第2モータ
10 :メイン電源配線
10a :正極側配線
10b :負極側配線
14 :平滑コンデンサ
16 :コンバータ
18 :インバータ
20 :DC−DCコンバータ
22 :サブバッテリ
24 :サブ電源配線
26 :補機
30 :DC−DCコンバータ
31 :メイン側回路
32 :コンデンサ
34 :スイッチング回路
36 :コイル
38 :トランス
40 :コイル
41 :サブ側回路
42 :スイッチング回路
43 :制御回路
44 :コンデンサ
48 :フィルタ
48a :インダクタ
48b :コンデンサ
54 :電圧センサ
60 :ECU
70 :コンバータ側配線
72 :コンバータ側配線
76 :半導体リレー

Claims (1)

  1. 車両に搭載される車両用電源システムであって、
    メインバッテリと、
    前記メインバッテリより低電圧のサブバッテリと、
    前記メインバッテリの正極に接続されている正極側配線と、前記メインバッテリの負極に接続されている負極側配線と、を有するメイン電源配線と、
    前記メイン電源配線に接続されている電力制御ユニットと、
    前記メインバッテリと前記電力制御ユニットの間で、前記正極側配線と前記負極側配線のそれぞれに配置されている電磁式のシステムメインリレーと、
    前記メインバッテリと前記サブバッテリとの間で電圧を変換するDC−DCコンバータと、
    前記正極側配線と前記DC−DCコンバータとを接続する第1配線と、
    前記負極側配線と前記DC−DCコンバータとを接続する第2配線と、
    前記第1配線と前記第2配線のうちの一方の配線に配置されている半導体リレーと、
    制御装置と、を備え、
    前記第1配線と前記第2配線のうちの前記半導体リレーが配置されている前記一方の配線は前記システムメインリレーよりも前記メインバッテリ側の前記メイン電源配線に接続されており、前記第1配線と前記第2配線とのうちの他方の配線は前記システムメインリレーよりも前記電力制御ユニット側の前記メイン電源配線に接続されており、
    前記制御装置は、前記メインバッテリから前記電力制御ユニットに電力が供給されていない状態で、前記メインバッテリの電力を前記サブバッテリ側に供給すべき際に、前記メイン電源配線のうちの前記一方の配線に接続されている配線の前記システムメインリレーがオフである状態で、前記正極側配線と前記負極側配線のうちの前記他方の配線に接続されている配線の前記システムメインリレーをオフからオンに切り換えた後に、前記半導体リレーをオフからオンに切り換える、車両用電源システム。
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