JP6965813B2 - 電源システム - Google Patents

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Description

本明細書が開示する技術は、走行用のモータを有する自動車に搭載される電源システムに関する。
走行用のモータを有する自動車(電気自動車)は、メインバッテリと、メインバッテリの電力をモータの駆動電力に変換する電力制御ユニットを備えた電源システムを搭載している。電源システムは、メインバッテリの駆動電圧よりも低い電圧で駆動する種々のデバイス(補機)を駆動するためのサブバッテリも備えている。また、電源システムは、メインバッテリの電圧を降圧してサブバッテリを充電するDC―DCコンバータを備える場合もある。
一方、電力制御ユニットには、メインバッテリの正極と負極の間に接続されるコンデンサを有している。コンデンサは、電流の脈動を抑えるために備えられている。また、メインバッテリと電力制御ユニットの間には、両者の接続と遮断を切り換えるリレー(システムメインリレー)が備えられている。車両のメインスイッチがONされたときに単純にシステムメインリレーを閉じると、コンデンサに向けてシステムメインリレ−にサージ電流が流れ込む。このサージ電流によって、システムメインリレ−がダメージを受けるおそれがある。システムメインリレーを閉じたときのサージ電流を抑えるため、特許文献1の電源システムでは、メインバッテリとサブバッテリの間に双方向DC−DCコンバータを備える。特許文献1の電源システムでは、システムメインリレーを閉じるのに先立って、サブバッテリと双方向DC−DCコンバータを使ってコンデンサをプリチャージする。システムメインリレーを閉じるときにはコンデンサの電圧がメインバッテリの電圧に近づいているので、サージ電流が抑制される。なお、本明細書では、リレーの両端を導通状態にすることを「リレーを閉じる」と表現し、リレーの両端を電気的に遮断することを「リレーを開く」と表現する。
特開2007−318849号公報
一般に、メインバッテリの出力電圧は100ボルト以上であり、サブバッテリの出力電圧は12−24ボルトである。サブバッテリの出力電圧はメインバッテリの出力電圧よりも低いため、サブバッテリを使ったプリチャージには時間がかかる。本明細書は、速やかにプリチャージすることができる電源システムを提供する。
本明細書が開示する電源システムは、メインバッテリと、サブバッテリと、第1リレーと、第2リレーと、電力制御ユニットと、充電ポートと、トランスと、第1−第3DC/AC変換回路と、コントローラを備えている。先に述べたように、サブバッテリの出力電圧はメインバッテリの出力電圧よりも低い。電力制御ユニットは、メインバッテリの出力電力をモータの駆動電力に変換する。また、電力制御ユニットは、メインバッテリの正極と負極の間に接続されるコンデンサを有している。第1リレーは、電力制御ユニットとメインバッテリの間の接続と遮断を切り換える。充電ポートは、外部電源をメインバッテリに接続するための部品である。第2リレーは、充電ポートとメインバッテリの間の接続と遮断を切り換える。充電ポートに外部電源を接続し、第2リレーを閉じれば、外部電源でメインバッテリを充電することができる。
トランスは、相互に磁気結合している第1コイルと第2コイルと第3コイルを備えている。第1−第3DC/AC変換回路は、直流端と交流端の間で直流と交流を相互に変換することができる。第1DC/AC変換回路は、直流端が第1リレーと電力制御ユニットの間の第1電力線に接続されており、交流端が第1コイルに接続されている。第2DC/AC変換回路は、直流端が第2リレーと充電ポートの間の第2電力線に接続されており、交流端が第2コイルに接続されている。第3DC/AC変換回路は、直流端がサブバッテリに接続されており、交流端が第3コイルに接続されている。コントローラは、第1リレーを閉じるのに先立って、第2リレーを閉じ、メインバッテリの電力を第1DC/AC変換回路とトランスと第2DC/AC変換回路を経由させてコンデンサにプリチャージする。この電源システムは、メインバッテリを使うことでコンデンサを高速にプリチャージすることができる。また、プリチャージのとき、メインバッテリとコンデンサの間には、第2DC/AC変換回路とトランスと第1DC/AC変換回路が接続されており、トランスによってサージ電流が制限される。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例の電源システムを含むハイブリッド車のブロック図である。 DC−DCコンバータの回路図である。 電源システム起動時のフローチャートである。 SMRオープン故障時のクランキング処理のフローチャートである。
図面を参照して実施例の電源システム1を説明する。電源システム1は、ハイブリッド車100に搭載されている。図1に、電源システム1を含むハイブリッド車100のブロック図を示す。ハイブリッド車100は、メインバッテリ4の電力を利用して走行することもできるし、エンジン101を利用して走行することもできる。メインバッテリ4の電力を利用して走行する場合、ハイブリッド車100は、メインバッテリ4から供給される電力により第2モータ104を駆動し、第2モータ104の動力によって駆動輪(図示せず)を回転させる。エンジン101を利用して走行する場合には、ハイブリッド車100は、第1モータ103をセルモータとして使用しエンジン101を始動させる。そして、ハイブリッド車100は、動力分割機構102によって、エンジン101が発生させた動力の一部を駆動輪に伝達する一方、エンジン101の動力の残りを第1モータ103に伝達させて、第1モータ103に発電させる。第1モータ103で発電した電力は、第2モータ104に供給して駆動力の補助に利用することもできるし、メインバッテリ4に充電することもできる。なお、エンジン101を利用して走行している際に、さらにメインバッテリ4からも第2モータ104に電力を供給して、駆動輪を回転させることも可能である。以下では、メインバッテリ4から電力を供給することなく、エンジン101のみを利用して走行することを、バッテリレス走行ともいう。また、エンジン101を使用せず、モータのみで走行することを、EV走行と称する。走行中のハイブリッド車100が減速する際には、第2モータ104で発電し、第2モータ104で発電した電力(回生電力)をメインバッテリ4に充電することができる。図1の「MG1」、「MG2」は、モータジェネレータの略であり、モータが発電機としても機能することを表している。
ハイブリッド車100は、モータ103、104とエンジン101と動力分割機構102の他に、電源システム1を備える。電源システム1は、メインバッテリ4と、サブバッテリ22と、電力制御ユニット(PCU)12と、第1回路31と、第2回路32と、第3回路33と、トランス36と、メイン電力線10と、サブ電力線24と、充電用電力線61と、充電ポート63と、電子制御ユニット(ECU)9を備える。
メインバッテリ4は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の二次電池である。本実施例では、メインバッテリ4の電圧は300V程度である。メインバッテリ4の電圧は、電圧センサ50で計測される。ハイブリッド車100は、エンジン101の動力を用いて第1モータ103で発電し、第1モータ103で発電した電力(回生電力)をメインバッテリ4に充電することができる。また、走行中のハイブリッド車100が減速する際に、第2モータ104で回生発電し、第2モータ104で発電した電力(回生電力)をメインバッテリ4に充電することもできる。
メインバッテリ4は、メイン電力線10を介して、PCU12に接続されている。メイン電力線10は、メインバッテリ4の正極端子に接続された正極線10aと、メインバッテリ4の負極端子に接続された負極線10bを備えている。
PCU12は、メインバッテリ4とモータ(第1モータ103および第2モータ104)の間に設けられている。PCU12は、平滑コンデンサ14と、コンバータ16と、インバータ18を備えている。平滑コンデンサ14は、メイン電力線10の正極線10aと負極線10bの間に接続されており、メイン電力線10の電流を平滑化する。平滑コンデンサ14は、コンバータ16とインバータ18の間に備えられていても良い。平滑コンデンサ14の電圧は、電圧センサ53で計測される。コンバータ16は、メインバッテリ4から供給される電力の電圧を、必要に応じて第1モータ103や第2モータ104の駆動に適した電圧まで昇圧する。また、コンバータ16は、第1モータ103や第2モータ104が発電した電力の電圧を、メインバッテリ4への充電に適した電圧まで降圧することもできる。本実施例では、第1モータ103や第2モータ104の駆動に用いる電圧は600V程度である。インバータ18は、メインバッテリ4から供給される直流電力を、第1モータ103や第2モータ104の駆動のための三相交流電力に変換する。また、インバータ18は、第1モータ103や第2モータ104が発電した三相交流電力を、メインバッテリ4へ充電するための直流電力に変換することもできる。
メインバッテリ4とPCU12の間には、システムメインリレー(SMR)20が設けられている。SMR20は、メインバッテリ4とPCU12の間の接続と遮断を切り換えるスイッチである。
メインバッテリ4には、充電用電力線61を介して充電ポート63が接続されている。充電用電力線61には、充電ポートリレー(CHR)62が接続されている。CHR62は、充電ポート63とメインバッテリ4の間の接続と遮断を切り換えるスイッチである。充電ポート63は、外部電源をメインバッテリ4に接続するための部品である。充電ポート63に外部電源を接続し、CHR62を閉じることで、メインバッテリ4を充電することができる。即ち、ハイブリッド車100は、いわゆるプラグインハイブリッド車である。
電源システム1のサブバッテリ22は、鉛電池等の二次電池である。本実施例では、サブバッテリ22の電圧は13V〜15V程度である。サブバッテリ22の電圧は、電圧センサ54で計測されている。サブバッテリ22は、サブ電力線24を介して、パワーステアリングやエアコン等の補機26に接続されている。サブ電力線24の電流値は、電流センサ52で計測される。
SMR20よりもメインバッテリ4の側のメイン電力線10とトランス36の第1コイル36aの間に第1回路31が接続されている。後に詳述するが、トランス36は、第1コイル36aの他に、第2コイル36bと第3コイル36cを備える。CHR62よりも充電ポート63の側の充電用電力線61と第2コイル36bとの間に第2回路32が接続されている。また、サブ電力線24と第3コイル36cとの間に第3回路33が接続されている。第1回路31、第2回路32、第3回路33は、いずれも、直流から交流へ、又は、交流から直流へ変換するDC/AC変換回路である。
SMR20よりもPCU12側のメイン電力線10とサブ電力線24は、第1回路31とトランス36と第3回路33を介して接続される。第1回路31とトランス36と第3回路33の組合せは、メイン電力線10からサブ電力線24へ降圧して電力を供給する降圧動作を行うこともできるし、サブ電力線24からメイン電力線10へ昇圧して電力を供給する昇圧動作を行うこともできる。即ち、第1回路31とトランス36と第3回路33の組合せは、いわゆる双方向DC−DCコンバータである。
CHR62よりも充電ポート63の側の充電用電力線61は、第2回路32とトランス36と第3回路33を介して、サブ電力線24に接続される。第2回路32とトランス36と第3回路33の組合せは、充電用電力線61からサブ電力線24へ降圧して電力を供給する降圧動作を行うこともできるし、サブ電力線24から充電用電力線61へ昇圧して電力を供給する昇圧動作を行うこともできる。第2回路32とトランス36と第3回路33の組合せは、いわゆる双方向DC−DCコンバータである。
さらに、CHR62よりも充電ポート63側の充電用電力線61とSMR20よりもPCU12側のメイン電力線10は、第2回路32とトランス36と第1回路31を介して接続される。第2回路32とトランス36と第1回路31の組合せは、CHR62よりも充電ポート63側の充電用電力線61からSMR20よりもPCU12側のメイン電力線10へ電力を供給する供給動作を行うこともできるし、SMR20よりもPCU12側のメイン電力線10からCHR62よりも充電ポート63側の充電用電力線61へ電力を供給する供給動作を行うこともできる。
電源システム1では、第1回路31、第2回路32、及び、第3回路33が動作することによって、SMR20の導通/非導通に関わらず、充電用電力線61とメイン電力線10とサブ電力線24との間で電力を融通し合うことができる。
具体的には、CHR62を閉じ、第2回路32とトランス36と第1回路31を経由してメインバッテリ4の電力をPCU12へ送ることができる。この特徴を利用して、SMR20を閉じるのに先立ってPCU12の平滑コンデンサ14をプリチャージすることができる。プリチャージについては後述する。
また、CHR62を閉じることで、SMR20が開いていても、第2回路32とトランス36と第1回路31を経由してメインバッテリ4の電力をPCU12へ送り、第1モータ103や第2モータ104を駆動することができる。逆に、SMR20が開いていても、CHR62を閉じることで、第2回路32とトランス36と第1回路31を経由して第1モータ103や第2モータ104が発電した回生電力でメインバッテリ4を充電することもできる。
さらには、第1回路31とトランス36と第3回路33の組合せが降圧動作を行うことで、第1モータ103や第2モータ104が発電した回生電力をサブバッテリ22に充電することができる。また、第1回路31とトランス36と第3回路33の組合せが昇圧動作を行うことで、サブバッテリ22の電力を利用して第1モータ103や第2モータ104を駆動することができる。
また、CHR62を閉じ、第2回路32とトランス36と第3回路33の組合せが降圧動作を行うことで、メインバッテリ4の電力でサブバッテリ22を充電することができる。また、CHR62を閉じ、第2回路32とトランス36と第3回路33の組合せが昇圧動作を行うことで、SMR20が開いていてもサブバッテリ22の電力でメインバッテリ4を充電することもできる。
図2に、第1−第3回路31−33とトランス36の概略の構成を示す。第1−第3回路31−33とトランス36は、1個の筐体58に収容されている。筐体58に含まれている構成の全体を、「DC−DCコンバータ」と称してもよい。
第1回路31の直流端は、接続配線70を介して、メイン電力線10に接続されている。第1回路31は、フィルタ29と、スイッチング回路34と、逆流防止スイッチ28を備える。フィルタ29は、コンデンサ29aを備える。フィルタ29は、メイン電力線10の側でのノイズの発生を抑制する。逆流防止スイッチ28は、スイッチング素子のオンとオフを切り替えることによって、第1回路31からPCU12側のメイン電力線10に電力が供給可能な状態(即ちスイッチング素子がオンの状態)と不可能な状態(即ちスイッチング素子がオフの状態)を切り換える。
スイッチング回路34は、スイッチング素子34a、34b、34c、34dと、スイッチング素子34a−34dの夫々に逆並列に接続された還流ダイオード34e、34f、34g、34hを備えている。スイッチング素子34aとスイッチング素子34bは直列に接続されており、スイッチング素子34cとスイッチング素子34dは直列に接続されている。
第1回路31の交流端、即ち、スイッチング回路34は、トランス36に接続されている。トランス36は、3個のコイル36a、36b、36cを備える。第1コイル36aは、接続配線72を介して、スイッチング回路34に接続されている。即ち、第1回路31の直流端がSMR20とPCU12の間のメイン電力線10に接続され、交流端が第1コイル36aに接続される。
第2コイル36bは、接続配線76を介して第2回路32のスイッチング回路46に接続されている。第3コイル36cは、接続配線74を介して第3回路33のスイッチング回路38に接続されている。トランス36では、第1コイル36aから第3コイル36cへ降圧して電力を供給することもできるし、第3コイル36cから第1コイル36aへ昇圧して電力を供給することもできる。さらに、トランス36では、第2コイル36bから第3コイル36cへ降圧して電力を供給することもできるし、第3コイル36cから第2コイル36bへ昇圧して電力を供給することもできる。また、第1コイル36aから第2コイル36bへ電圧を変化させずに電力を供給することもできるし、第2コイル36bから第1コイル36aへ電圧を変化させずに電力を供給することもできる。
第1コイル36aの一端は、接続配線72を介してスイッチング素子34aとスイッチング素子34bの間に接続されており、第1コイル36aの他端は、接続配線72を介してスイッチング素子34cとスイッチング素子34dの間に接続されている。
スイッチング回路34では、スイッチング素子34a−34dのそれぞれのオンオフが所定のタイミングで切り替えられることによって、メイン電力線10からスイッチング回路34に供給される直流電力を交流電力へと変換する。即ち、スイッチング回路34は、DC/ACコンバータとして機能する。また、スイッチング回路34では、還流ダイオード34e−34hによって、トランス36から供給される交流電力を直流電力に変換する。即ち、スイッチング回路34は、AC/DCコンバータ(即ち整流器)としても機能する。第1回路31は、直流端と交流端の間で、直流電力と交流電力を相互に変換可能な回路である。
第1回路31は、制御回路42によって制御されている。具体的には、制御回路42は、スイッチング回路34のスイッチング素子34a−34d及び逆流防止スイッチ28の動作を制御する。
第2コイル36bに接続されている第2回路32は、接続配線76を介して、充電用電力線61に接続されている。第2回路32の直流端が、CHR62と充電ポート63(図2では不図示)の間の充電用電力線61に接続されており、交流端が第2コイル36bに接続されている。CHR62は充電用電力線61でメインバッテリ4に接続されており、図2では、第2回路32の直流端には、CHR62とメインバッテリ4が描かれている。
第2回路32は、フィルタ44と、スイッチング回路46と、逆流防止スイッチ45を備える。フィルタ44は、コンデンサ44aを備える。フィルタ44は、充電用電力線61の側でのノイズの発生を抑制する。逆流防止スイッチ45は、スイッチング素子のオンとオフを切り替えることによって、第2回路32から充電ポート63(図2では不図示)の側の充電用電力線61に電力が供給可能な状態(即ちスイッチング素子がオンの状態)と不可能な状態(即ちスイッチング素子がオフの状態)を切り換える。
スイッチング回路46は、スイッチング素子46a、46b、46c、46dと、スイッチング素子46a−46dの夫々に逆並列に接続された還流ダイオード46e、46f、46g、46hを備えている。スイッチング素子46aとスイッチング素子46bは直列に接続されており、スイッチング素子46cとスイッチング素子46dは直列に接続されている。第2コイル36bの一端は、接続配線76を介してスイッチング素子46aとスイッチング素子46bの間に接続されており、第2コイル36bの他端は、接続配線76を介してスイッチング素子46cとスイッチング素子46dの間に接続されている。
スイッチング回路46では、スイッチング素子46a−46dのそれぞれのオンオフが所定のタイミングで切り替えられることによって、充電用電力線61からスイッチング回路46に供給される直流電力を交流電力へと変換する。即ち、スイッチング回路46は、DC/ACコンバータとして機能する。また、スイッチング回路46では、ダイオード46e−46hによって、トランス36から供給される交流電力を直流電力に変換する。即ち、スイッチング回路46は、AC/DCコンバータ(即ち整流器)としても機能する。第2回路32は、直流端と交流端の間で、直流電力と交流電力を相互に変換可能な回路である。
第3コイル36cに接続されている第3回路33は、サブ電力線24に接続されている。第3回路33の直流端がサブ電力線24に接続されており、交流端が第3コイル36cに接続されている。第3回路33は、フィルタ40と、スイッチング回路38と、逆流防止スイッチ41を備える。フィルタ40は、インダクタ40aとコンデンサ40bを備えている。フィルタ40は、サブ電力線24の側でのノイズの発生を抑制する。逆流防止スイッチ41は、スイッチング素子のオンとオフを切り替えることによって、第3回路33からサブ電力線24に電力が供給可能な状態(即ちスイッチング素子がオンの状態)と不可能な状態(即ちスイッチング素子がオフの状態)を切り換える。
スイッチング回路38は、スイッチング素子38a、38b、38c、38dと、スイッチング素子38a、38b、38c、38dの夫々に逆並列に接続された還流ダイオード38e、38f、38g、38hと、インダクタ38iと、コンデンサ38jを備えている。スイッチング素子38aとスイッチング素子38bは直列に接続されており、スイッチング素子38cとスイッチング素子38dは直列に接続されている。第3コイル36cの一端は、接続配線74を介してスイッチング素子38aとスイッチング素子38bの間に接続されており、第3コイル36cの他端は、接続配線74を介してスイッチング素子38cとスイッチング素子38dの間に接続されている。
スイッチング回路38では、スイッチング素子38a−38dのそれぞれのオンオフが所定のタイミングで切り替えられることによって、サブ電力線24からスイッチング回路38に供給される直流電力を交流電力へと変換する。即ち、スイッチング回路38は、DC/ACコンバータとして機能する。また、スイッチング回路38では、還流ダイオード38e−38hによって、トランス36から供給される交流電力を直流電力に変換する。即ち、スイッチング回路38は、AC/DCコンバータ(即ち整流器)としても機能する。第3回路33も、直流端と交流端の間で、直流電力と交流電力を相互に変換可能な回路である。
第1回路31と第3回路33は、制御回路42によって制御される。具体的には、制御回路42は、第1回路31のスイッチング回路34のスイッチング素子34a−34d及び逆流防止スイッチ28と、第3回路33のスイッチング回路38のスイッチング素子38a−38d及び逆流防止スイッチ41の動作を制御する。
次いで、第1−第3回路31−33の動作について説明する。最初に、第1回路31と第3回路33とが動作することによって、第1回路31とトランス36と第3回路33の組合せが降圧動作を実行する場合を説明する。第1回路31とトランス36と第3回路33の組合せが降圧動作を実行する際には、第1回路31のスイッチング回路34においてスイッチング素子34a−34dが動作してDC/ACコンバータとして機能することによって、メイン電力線10から供給される直流電力を交流電力へと変換する。そして、変換された交流電力の電圧をトランス36において降圧して、第3回路33のスイッチング回路38がAC/DCコンバータとして機能することによって交流電力から直流電力へと変換される。この場合には、スイッチング回路38では、還流ダイオード38e−38hによる整流と、インダクタ38iおよびコンデンサ38jによる平滑化が行われる。これによって、メイン電力線10からサブ電力線24へ降圧して電力を供給することができる。なお、スイッチング回路38がAC/DCコンバータとして機能する際に、スイッチング素子38a−38dのそれぞれは、逆並列に接続されている還流ダイオード38e−38hに電流が流れる間はオン状態に保持される。即ち、電流は、還流ダイオード38e(38f、38g、38h)とスイッチング素子38a(38b、38c、38d)に分散して流れる。これにより、還流ダイオード38e−38hの負荷を低減することができる。
次いで、第1回路31と第3回路33が動作することによって、第1回路31とトランス36と第3回路33の組合せが昇圧動作を実行する場合を説明する。第1回路31とトランス36と第3回路33の組合せが昇圧動作を実行する際には、第3回路33のスイッチング回路38においてスイッチング素子38a−38dが動作してDC/ACコンバータとして機能することによって、サブ電力線24から供給される直流電力が交流電力へと変換される。そして、変換された交流電圧をトランス36において昇圧して、第1回路31のスイッチング回路34がAC/DCコンバータとして機能することによって交流電力から直流電力へと変換される。この場合には、スイッチング回路34では、還流ダイオード34e−34hによる整流がなされ、フィルタ29において平滑化がなされる。これによって、サブ電力線24からメイン電力線10へ昇圧して電力を供給することができる。なお、スイッチング回路34がAC/DCコンバータとして機能する際に、スイッチング素子34a−34dのそれぞれは、並列に接続されている還流ダイオード34e−34hに電流が流れる間オンに保持される。即ち、電流は、還流ダイオード34e(34f、34g、34h)とスイッチング素子34a(34b、34c、34d)に分散して流れる。これにより、還流ダイオード34e、34f、34g、34hの負荷を低減することができる。
第1回路31とトランス36と第3回路33の組合せの昇降圧動作中では、第2回路32の逆流防止スイッチ45を第3回路33からメインバッテリ4側の充電用電力線61に供給不可能な状態に維持することによって、充電用電力線61に意図せずに電流が流れることを防止する。
図2から理解されるように、第1回路31と第2回路32は構成が同じである。従って、第1回路31とトランス36と第3回路33によって昇圧動作と降圧動作が実現されることと同様に、第2回路32とトランス36と第3回路33によっても昇圧動作と降圧動作が実現できる。その動作は、第1回路31とトランス36と第3回路33の組み合わせの場合と同じであるので詳しい説明は省略する。
次いで、第1回路31と第2回路32が動作することによって、第1回路31とトランス36と第2回路32の組合せが供給動作を実行する場合を説明する。この場合は、CHR62は閉じられる。第1回路31とトランス36と第2回路32の組合せが供給動作を実行する際には、第2回路32のスイッチング回路46は、第1回路31とトランス36と第3回路33の組合せが降圧動作を実行する場合と同様に、DC/ACコンバータとして機能することによって、充電用電力線61から供給される直流電力が交流電力へと変換される。そして、変換された交流電力の電圧をトランス36において電圧を変えずに、第1回路31のスイッチング回路34において交流電力から直流電力へと変換される。この場合には、スイッチング回路34は、第1回路31とトランス36と第3回路33の組合せが昇圧動作を実行する場合と同様に、AC/DCコンバータとして機能することによって交流電力から直流電力へと変換する。SMR20がPCU12をメインバッテリ4から遮断した状態であっても、CHR62を閉じ、第1回路31と第2回路32が上記の動作を実行することによって、メインバッテリ4からPCU12へ電圧を変えずに電力を供給することができる。
この供給動作中は、第3回路33の逆流防止スイッチ41を第3回路33からサブ電力線24に供給不可能な状態に維持することによって、サブ電力線24に意図せずに電力が供給されることを防止することができる。
上記した第1−第3回路31−33の動作によって、メインバッテリ4とサブバッテリ22の電力を有効に使うことができる。
図2に示した第1−第3回路31−33の具体的な回路構成はあくまでも一例であり、第1回路31と第3回路33では、メイン電力線10からサブ電力線24へ降圧して電力を供給する降圧動作と、サブ電力線24からメイン電力線10へ昇圧して電力を供給する昇圧動作が可能であれば、どのような構成のものを用いてもよい。また、第2回路32は、充電用電力線61からメイン電力線10へ電圧を変えずに電力を供給する供給動作が可能であれば、どのような構成のものを用いてもよい。
制御回路42、43は、ECU9によって制御される。ECU9は、CPUとメモリを含む。ECU9は、電源システム1の各部12、20、42、43、62に接続され、メモリに格納されたプログラムに従って、各部12、20、42、43、62を制御する。
PCU12の平滑コンデンサ14のプリチャージについて説明する。車両全体のシステムが停止している間、平滑コンデンサ14に残っている電荷はゼロあるいは僅かであることが多い。そのような状態で車両のシステム立ち上げのためにSMR20を閉じると、大きな電圧差のため、SMR20を通じてメインバッテリ4から平滑コンデンサ14へ電流が一気に流れる。一気に流れる電流はサージ電流と呼ばれる。サージ電流の発生により、SMR20が溶着するおそれがある。そこで、ハイブリッド車100では、SMR20を閉じるのに先立って、CHR62を閉じ、第2回路32、トランス36、第1回路31を経由して、メインバッテリ4からPCU12(平滑コンデンサ14)へ電流を供給する。即ち、SMR20を閉じるのに先立って平滑コンデンサ14をプリチャージする。メインバッテリ4と平滑コンデンサ14の間に大きな電圧差があっても、トランス36が電流を制限するので、サージ電流の発生が回避される。
図3にプリチャージのフローチャートを示す。図3の処理は、ECU9によって実行される。ECU9は、例えば、車両のメインスイッチが入れられたときに、図3の処理を実行する。ECU9は、まず、第1回路31の逆流防止スイッチ28を閉じ、第3回路33の逆流防止スイッチ41を開く(ステップS2)。逆流防止スイッチ28を閉じることで、トランス36の側からメイン電力線10の側へ電流が流れるようにする。また、逆流防止スイッチ41を開くことで、意図しない電流がトランス36からサブ電力線24へ流れることが防止される。
次に、ECU9は、CHR62を閉じ(ステップS3)、第2回路32(そのスイッチング回路46)を駆動する(ステップS4)。先に、第1回路31と第2回路32の供給動作で説明したように、ECU9は、第2回路32がDC/ACコンバータとして機能するように、スイッチング回路46を駆動する。第1回路31は、スイッチング回路34の還流ダイオード34e−34hに電流が流れることで、受動的にAC/DCコンバータとして機能する。なお、ECU9は、第1回路31の還流ダイオード34e−34hの夫々に電流が流れる間、各還流ダイオードに並列に接続されているスイッチング素子34a−34dをオンに保持してもよい。スイッチング素子34a−34dをオンに保持することで、還流ダイオード34e−34hの負荷を軽減することができる。
ECU9は、電圧センサ53の計測値、即ち、平滑コンデンサ14の電圧をモニタしている。ECU9は、平滑コンデンサ14の電圧が所定の電圧閾値以上となるまで、第2回路32を駆動する(ステップS5:NO、S4)。電圧閾値は、例えば、メインバッテリ4の電圧の90%の値に設定される。別言すれば、電圧閾値は、SMR20を閉じたときに流れる電流がSMR20の許容値以下となるように設定される。
ECU9は、平滑コンデンサ14の電圧が電圧閾値以上となったら、第2回路32のスイッチング回路46を停止する(ステップS5:YES、S6)。そして、ECU9は、SMR20を閉じ(ステップS7)、メイン電力線10を介してメインバッテリ4とPCU12を接続する。最後にECU9は、CHR62を開く(ステップS8)。こうして、プリチャージが完了する。先に述べたように、プリチャージ中は、トランス36が電流を制限するのでサージ電流の発生が抑制される。
次に、SMR20がオープン故障したときに、エンジン101をクランキングする処理について説明する。
図1に示すハイブリッド車100では、通常は、エンジン101を始動させる際には、SMR20を閉じて、メインバッテリ4からメイン電力線10を介してPCU12に電力を供給する。そして、PCU12が第1モータ103に電力を供給し、第1モータ103がエンジン101をクランキングする。これによって、エンジン101を始動させることができる。
ハイブリッド車100において、SMR20にオープン故障が生じる場合がある。SMR20にオープン故障が生じた場合、SMR20はメイン電力線10を非導通の状態で維持する。このため、SMR20にオープン故障が生じた場合、メインバッテリ4からメイン電力線10とSMR20を介してPCU12に電力を供給することができなくなる。ハイブリッド車100は、EV走行中(即ち、エンジン101を停止した状態で走行しているとき)、SMR20にオープン故障が生じるおそれがある。この場合、エンジン101を始動させる際に、SMR20を介してメインバッテリ4からPCU12へ電力を供給することができなくなる。そこで、ハイブリッド車100のECU9は、EV走行中にSMR20のオープン故障が検知されると、図4の処理(CHR62を介したクランキング処理)を実行する。
図4の処理において、ステップS2からS5の処理は、図3のフローチャートと同じである。ただし、ステップS5の処理における電圧閾値が図3の場合と異なる。図4の場合の閾値(第2電圧閾値)は、第1モータ103でエンジン101をクランキングするのに必要な電圧に設定されている。
平滑コンデンサ14の電圧、即ち、コンバータ16への入力電圧が、第1モータ103でエンジン101をクランキングするのに必要な電圧(第2閾値電圧)以上となったら、ECU9は第1モータ103を駆動し、エンジン101をクランキングする(ステップS5:YES、S12)。エンジン101が始動したら、ECU9は、第2回路32(スイッチング回路46)を停止し、CHR62を開く(ステップS13)。図4の処理によってエンジン101が始動したら、ハイブリッド車100はバッテリレス走行を行う。ただし、SMR20がオープン故障した状態でのバッテリレス走行では、通常のバッテリレス走行とは異なり、オープン故障した状態での安全を確保するための制限が加えられる。例えば、サブバッテリ22の電圧が低下した場合、ECU9は、CHR62を閉じ、第2回路32とトランス36と第3回路33を使って降圧動作を実行し、CHR62を経由してメインバッテリ4からサブバッテリ22へ電力を供給する。
以上説明したように、電源システム1は、SMR20を閉じるのに先立って、CHR62経由でPCU12の平滑コンデンサ14をプリチャージすることができる。出力電圧の低いサブバッテリ22ではなくメインバッテリ4を使ってプリチャージを行うので、平滑コンデンサ14を速やかに充電することができる。
また、電源システム1は、EV走行中にSMR20がオープン故障した場合、CHR62経由でエンジン101をクランキングすることができる。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。第1−第3回路31−33は、いずれも、直流電力を交流電力へ、また、交流電力を直流電力に変換することができるDC/AC変換回路である。第1回路31が第1DC/AC変換回路の一例に相当する。また、第2回路32が第2DC/AC変換回路の一例に相当し、第3回路33が第3DC/AC変換回路の一例に相当する。
実施例の電源システム1は、ハイブリッド車100に搭載されている。プリチャージする機能に着目すれば、本明細書が開示する電源システム1は、エンジンを備えない電気自動車(燃料電池車を含む)に適用することもできる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:電源システム
4:メインバッテリ
9:ECU
10:メイン電力線
14:平滑コンデンサ
16:コンバータ
18:インバータ
20:システムメインリレー(SMR)
22:サブバッテリ
24:サブ電力線
26:補機
31:第1回路
32:第2回路
33:第3回路
36:トランス
61:充電用電力線
62:充電ポートリレー(CHR)
100:ハイブリッド車
101:エンジン
103:第1モータ
104:第2モータ

Claims (1)

  1. メインバッテリと、
    前記メインバッテリの出力電力をモータの駆動電力に変換する電力制御ユニットであって、前記メインバッテリの正極と負極の間に接続されるコンデンサを有している電力制御ユニットと、
    前記電力制御ユニットと前記メインバッテリの間の接続と遮断を切り換える第1リレーと、
    出力電圧が前記メインバッテリの出力電圧よりも低いサブバッテリと、
    外部電源を前記メインバッテリに接続する充電ポートと、
    前記充電ポートと前記メインバッテリの間の接続と遮断を切り換える第2リレーと、
    第1コイルと第2コイルと第3コイルが磁気結合しているトランスと、
    直流端が前記第1リレーと前記電力制御ユニットの間の第1電力線に接続されており、交流端が前記第1コイルに接続されている第1DC/AC変換回路と、
    直流端が前記第2リレーと前記充電ポートの間の第2電力線に接続されており、交流端が前記第2コイルに接続されている第2DC/AC変換回路と、
    直流端が前記サブバッテリに接続されており、交流端が前記第3コイルに接続されている第3DC/AC変換回路と、
    コントローラと、を含んでおり、
    前記コントローラは、前記第1リレーを閉じるのに先立って、前記第2リレーを閉じ、メインバッテリの電力を前記第2DC/AC変換回路と前記トランスと前記第1DC/AC変換回路を経由させて前記コンデンサにプリチャージする、電源システム。
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