JP6824901B2 - 野球用捕球具 - Google Patents

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Description

本発明は、野球用捕球具、特に野球用グラブに関する。
従来から、野球用グラブは、内指袋を有する内袋を、外指袋を有する外袋に挿入した構成を有していた。外指袋は、通常複数枚の皮革部材を重ね合わせたうえで縫着して形成する。そのため、複数枚の皮革が縫着される部分は外指袋の内側に向かって突出する突起状の部分となる。
内指袋を有する内袋は、通常、掌部分と掌部分の上部に延設する指部分を有する表面部材を含んでいる。また、背面部材が、指部分の背面を覆うように、表面部材に接合されている。かかる背面部材は、複数の部材を縫着することにより形成する場合もある(例えば実公平6−23317号公報(特許文献1))。特許文献1記載の野球用グラブは、内袋の内指袋の背面部材を、背面片及び背面片の両側に縫合された側面片により形成している。
実公平6−23317号公報
1つの部材で内指袋の背面部材を形成する場合、背面部材を大きく湾曲させる必要がある。そのため、内指袋の高さが高く出る部分が形成される。そのため、外指袋の内側に突出した突起状の部分が、内指袋の背面部材を圧迫する。
これに加え、従来の野球用グラブにおいては、内指袋は、外指袋に固定されていない。そのため、野球グラブの使用中に、内指袋と外指袋の相対的な位置がずれてしまう。従って、外指袋の内側に突出した突起状の部分が内指袋の背面部材を圧迫することの影響により、内指袋が外指袋中において横に傾く、内指袋が変形するなど、内指袋の形状が安定しなくなる。したがって、従来の野球用グラブにおいては、使用者が内指袋に指を通すことが困難になる場合があった。
さらに、従来の野球用グラブにおいては、外指袋内側に存在する突起状の部分が、内指袋の背面部材を圧迫する。その結果、かかる突起状の部分が、内指袋の背面部材を介して、野球グラブの使用者の指を圧迫してしまう。このような圧迫は、野球グラブ使用者に使用中の違和感や痛みを与えてしまう場合があった。
特許文献1記載の野球用グラブにおいては、内指袋の背面部材を、背面片及び側面片により形成している。そのため、特許文献1記載の野球用グラブは、内指袋の高さが高く出る部分が形成されるとの問題を解消できる。しかしながら、特許文献1記載の野球用グラブは、内指袋を外指袋に固定するための対策が、何ら講じられていない。したがって、特許文献1記載の野球用グラブは、使用者が内指袋に指を通すことが困難になるとの問題点を解消しうるものではない。また、特許文献1記載の野球用グラブは、外指袋内側に存在する突起状の部分により、使用者が違和感や痛みを感じるとの問題についても、対策を講じていない。
本発明は、従来技術のかかる問題点に鑑みてなされたものであり、具体的には、野球用捕球具の使用者が容易に指を通すことが可能であり、使用中に違和感や痛みを感じることのない野球用捕球具を提供することを目的とする。
本発明に係る野球用捕球具は、先端及び付け根を有する内指袋を含む内袋と、外指袋を含む外袋を備え、前記外指袋は内側に向かって突出している凸状接合部を有し、前記内指袋は、前記付け根の側から前記先端の側に向かって切り抜きが形成された側面片と、前記切り抜きを覆うように前記側面片に接合された背面片と含み、前記内指袋では前記側面片及び前記背面片により前記凸状接合部に対向する位置に段差が形成され、前記段差は前記凸状接合部と係合可能である。
本発明に係る野球用捕球具は、側面片及び背面片により形成された段差と外指袋内側の凸状接合部が対向しているため、外指袋の内側に向かって突出している凸状接合部が段差と係合した状態となる。そのため、凸状接合部が内指袋を過剰に変形させることがない。したがって、本発明に係る野球用捕球具は、使用者に違和感や痛みを与えにくい。また、本発明に係る野球用捕球具は、内指袋が側面片と背面片により形成された段差が凸状接合部と係合しているため、内指袋と外指袋相互の位置が変化しにくい。そのため、内指袋が外指袋内で横に倒れてしまうことを抑制することができる。
本発明に係る野球用捕球具によると、野球用捕球具の使用者が容易に指を通すことが可能であり、使用中に違和感や痛みを感じることのない野球用捕球具を提供することができる。
第1の実施形態に係る野球用グラブの外観を示す図である。 第1の実施形態に係る野球用グラブの内袋の外観を示す図である。 第1の実施形態に係る野球用グラブの指袋部分の断面図である。 比較例に係る野球用グラブの指袋部分の断面図である。 第2の実施形態に係る野球用グラブの外観を示す図である。 第2の実施形態に係る野球用グラブの内袋の外観を示す図である。 第2の実施形態に係る野球用グラブの指袋部分の断面図である。 第2の実施形態の変形例に係る野球用グラブの指袋部分の断面図である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態について図を参照して説明する。なお、各図中同一または相当部分には同一符号を付している。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
[第1の実施形態に係る野球用グラブの全体構造]
まず、第1の実施形態に係る野球用グラブの全体構造を以下に説明する。図1は、第1の実施形態に係る野球用グラブの外観を示す図である。図2は、第1の実施形態に係る野球用グラブの内袋の外観を示す図である。
第1の実施形態に係る野球用グラブは、図1及び図2に示すように、外袋1及び内袋2を備えている。外袋1は、好ましくは、皮革材料により形成されている。皮革材料としては、例えば、天然皮革、合成皮革などが用いられる。なお、外袋1の捕球面には、図示しない外袋貫通穴が形成されている。
また、図1に示すように、外袋1は、外指袋11を有している。外指袋11は使用者の親指、人差し指、中指、薬指及び小指に対応する位置に設けられている。各々の外指袋11は、複数の皮革材料を接合して形成されている。複数の皮革材料が接合されている部分には、凸状接合部12が形成されている。凸状接合部12は、好ましくは、複数の皮革部材をスペーサを挟んで重ね合わせ、重ね合わせた部分を縫着などにより接合して形成される。第1の実施形態においては、外指袋11の指甲側に形成される凸状接合部12は、外指袋11中央付近の1箇所である。
図2に示すように、内袋2は表面部材21及び裏面部材22を有している。表面部材21は、掌部分21aと掌部分の上方に延設する指部分21bを含んでいる。なお、表面部材21には、内袋貫通穴24が形成されている。裏面部材22は、表面部材21の指部分21bに縫着などの方法により接合されている。これにより、内指袋23が形成されている。内指袋23は、先端23a及び付け根23bを有している。裏面部材22は、切り抜き22bを有する側面片22a及び切り抜き22bを覆うように側面片22aに縫着などにより接合されている背面片22cを含んでいる。
全ての内指袋23が側面片22a及び背面片22cを用いて形成される必要はない。例えば、人差し指、中指及び薬指に対応する内指袋23は、側面片22a及び背面片22cを用いて形成し、親指及び小指に対応する内指袋23は、それぞれ1つの裏面部材を用いて形成してもよい。
図2に示すように、切り抜き22bは、内指袋23の付け根23b側から先端23a側に向かって形成されている。切り抜き22bは、内指袋23の先端23a付近まで設けられてもよい。また、切り抜き22bは、内指袋23の付け根23bから50mmの距離の位置まで設けられていてもよい。さらに、切り抜き22bは、内指袋23の付け根23bから10mmの距離の位置まで設けられていてもよい。
第1の実施形態に係る野球用グラブにおいては、背面片22cは側面片22aの内側に接合されている。その結果、側面片22aと背面片22cの間には、内指袋23の内側に向かって陥没する段差22d(図3参照)が形成されることになる。
表面部材21、裏面部材22は、好ましくは、皮革材料により形成されている。皮革材料としては、天然皮革、合成皮革などが用いられる。また、好ましくは、側面片22aと背面片22cは、異なる材料で構成されている。さらに、好ましくは、背面片22cを構成する材料は、側面片22aを構成する材料よりも柔らかい材料で構成されている。なお、側面片22aと背面片22cの柔らかさは、ISO−17235に記載された方法に準拠して測定される。加えて、好ましくは、背面片22cの厚さは、側面片22aの厚さよりも薄い。
内袋2は、内指袋23を外指袋11に挿入することにより、外袋1内部に挿入される。内袋2は、外袋1の内部に挿入された状態で、内袋貫通穴24と外袋貫通穴に紐状の部材を通し、それを結ぶことによって、外袋1に固定される。
[第1の実施形態に係る野球用グラブの指袋の構造]
次に、第1の実施形態に係る野球用グラブの指袋の詳細構造について以下に説明する。図3は、第1の実施形態に係る野球用グラブの指袋部分の断面図である。図3に示すように、凸状接合部12は、外指袋11の内側に突出している。
図3に示すように、内指袋23は、側面片22a、背面片22c及び指部分21bを含んでいる。側面片22aと背面片22cとの接合部には、段差22dが形成されている。段差22dは、凸状接合部12に対向する位置に配置されている。また、段差22dは、内指袋23の内側に向かって陥没している。そのため、段差22dは、凸状接合部12と係合可能となっている。なお、段差22dが凸状接合部12と係合可能となっている場合には、図3のように段差22dと凸状接合部12の間に空間がある場合のみならず、段差22dと凸状接合部12が互いに密着し嵌合している場合も含む。
凸状接合部12において外指袋11を構成する皮革部材により挟まれた中間部材の厚みt1は、たとえば1.2mm以上2.5mm以下であってもよい。厚みt1の下限は1.6mmでもよい。厚みt1の上限は2.1mmでもよい。また、外指袋11を構成する皮革部材の厚みt2は1.2mm以上2.3mm以下であってもよい。厚みt2の下限は1.6mmでもよい。厚みt2の上限は1.9mmでもよい。
凸状接合部12の幅W1は、たとえば3.6mm以上7.1mm以下であってもよい。幅W1の下限は4.8mmでもよい。幅W1の上限は5.9mmであってもよい。図3における背面片22cでは、両端部に側面片22aとの接合部が形成されている。このため、背面片22cの両端部には段差22dが形成されている。外指袋11の延びる方向に垂直な方向において、背面片22cの両端に位置する段差22dの間の距離である係合幅W2は、たとえば3.5mm以上7.2mm以下であってもよい。係合幅W2の下限は3.6mmでもよく、4.7mmでもよく、4.8mmでもよい。係合幅W2の上限は、7.1mmでもよく、6.0mmでもよく、5.9mmでもよい。係合幅W2は、凸状接合部12の幅W1と実質的に同じでもよいし、当該幅W1より大きくてもよい。
[第1の実施形態に係る野球用グラブの効果]
続いて、第1の実施形態に係る野球用グラブの効果を、比較例と対比することにより、以下に説明する。
比較例に係る野球用グラブも、第1の実施形態に係る野球用グラブと同様に、外指袋11を有する外袋1及び内指袋23を有する内袋2を備えており、内袋2は外袋1に挿入される。図4は、比較例に係る野球用グラブの指袋の断面構造を示す図である。図4に示すように、比較例に係る野球用グラブにおける外指袋11は、第1の実施形態に係る野球用グラブにおける外指袋11と同様に、外指袋11の内側に向かって突出している凸状接合部12を含んでいる。
図4に示すように、内指袋23は、表面部材21及び裏面部材22により形成される。しかしながら、裏面部材22は、1つの部材で形成されているため、内指袋23を形成するために、裏面部材22を大きく湾曲させる必要がある。その結果、内指袋23の高さが高くなってしまう。したがって、比較例に係る野球用グラブの内指袋23は、内袋2を外袋1に挿入した際に、凸状接合部12に圧迫されることにより変形してしまう。また、内指袋23と外指袋11にその位置関係を規制する部材が存在しない。そのため、内指袋23の外指袋11に対する位置が、外指袋内で変化してしまう。以上のことから、内指袋23の裏面部材22が、凸状接合部12の影響により、傾いてしまう。以上から、比較例に係る野球用グラブにおいては、野球用グラブの使用者が、内指袋23に指を入れることが困難となる。
また、比較例に係る野球用グラブにおいては、内指袋23が変形することにより、凸状接合部12が内指袋23を介して野球用グラブの使用者の指を圧迫する。そのため、比較例に係る野球用グラブは使用者に違和感や痛みを与えてしまう。
他方、第1の実施形態に係る野球用グラブにおいては、内指袋23は、裏面部材22が側面片22aと背面片22cという複数の部材により形成されている。そのため、第1の実施形態に係る野球用グラブにおいては、内指袋23の高さが高くなりにくい。また、第1の実施形態に係る野球用グラブにおいては、段差22dが、凸状接合部12と係合可能となっている。これにより、内袋2を外袋1に挿入した際、内指袋23の外指袋11に対する位置が変わりにくい。そのため、第1の実施形態に係る野球用グラブにおいては、比較例に係る野球用グラブとは異なり、内指袋23が凸状接合部12の影響により傾きにくくなる。
加えて、第1の実施形態に係る野球用グラブにおいては、内指袋23は、内側に向かって陥没する段差22dを、凸状接合部12と対向する位置に含んでいる。そのため、第1の実施形態に係る野球用グラブにおいては、比較例に係る野球用グラブとは異なり、内指袋23が凸状接合部12に押圧されて潰れたように変形しにくい。その結果、凸状接合部12が内指袋23を介して使用者の指を圧迫しがたくなる。
以上から、第1の実施形態に係る野球用グラブにおいては、使用者は容易に指を内指袋23に入れることができ、痛みや違和感を感じにくい。
なお、切り抜き22bが内指袋23の先端付近まで設けられている場合、内指袋23の外指袋11への挿入が、段差22d及び凸状接合部12によってガイドされる。そのため、かかる場合には、内袋2の外袋1への挿入が容易となる。また、切り抜き22bが内指袋23の付け根23bから50mmの距離の位置まで設けられている場合、使用者は指入れ時に違和感、痛み等を感じにくい。さらに、また、切り抜き22bが内指袋23の付け根23bから10mmの距離の位置まで設けられている場合、凸状接合部12により内指袋23の付け根23bの形が崩れてしまうことを抑制できる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について図を参照して説明する。なお、ここでは、上記の第1の実施形態に係る野球用グラブと異なる点について主に説明する。
[第2の実施形態に係る野球用グラブの全体構造]
まず、第2の実施形態に係る野球用グラブの全体構造を以下に説明する。図5は、第2の実施形態に係る野球用グラブの外観を示す図である。図6は、第2の実施形態に係る野球用グラブの内袋の外観を示す図である。
図5及び図6に示すように、第2の実施形態に係る野球用グラブは、外袋1及び内袋2を備えている点、外袋1が外指袋11を有している点、及び内袋2が内指袋23を有している点において第1の実施形態に係る野球用グラブと共通している。
しかしながら、第2の実施形態に係る野球用グラブは、外指袋11の指甲側に形成される凸状接合部12が、1つの外指袋11あたり2か所に形成されている点において、第1の実施形態に係る野球用グラブと異なっている。また、第2の実施形態に係る野球用グラブは、図7に示すように、背面片22cが側面片22aの外側に接合されている点、及び段差22dが内指袋23の指甲側の幅方向中央から側方に向かうにつれて指部分21bに向けて下がるような階段状の断面形状を有している点において、第1の実施形態に係る野球用グラブと異なっている。
[第2の実施形態に係る野球用グラブの指袋の構造]
次に、第2の実施形態に係る野球用グラブの指袋の詳細構造について以下に説明する。図7は、第2の実施形態に係る野球用グラブの指袋の断面構造を示す図である。図7に示すように、第2の実施形態においては、第1の実施形態と異なり、凸状接合部12は外指袋11の指甲側において、2か所形成されている。
図7に示すように、段差22dは、凸状接合部12に対向する位置に配置されている。第2の実施形態においては、第1の実施形態と異なり、段差22dは、内指袋23の側面に面する端面を有するように隆起している。また、段差22dは、2か所ある凸状接合部12の間に配置される。そのため、内指袋23と外指袋11が係合可能となっている。図7の2つの凸状接合部12の間の距離W3は、背面片22cの幅W4(あるいは背面片22cの両端に位置する段差22d間の距離とも呼ぶ)と実質的に同じでもよいし、幅W4より大きくてもよい。
なお、図8に示すように、背面片22cを側面片22aの内側に接合することにより段差22dを内指袋23の内側に向かって陥没するように形成するとともに、背面片22cの幅を2カ所に形成された凸状接合部12の間隔よりも広くしてもよい。異なる観点から言えば、外指袋11の延びる方向に垂直な方向において、背面片22cの両端に位置する段差22dの間の距離である係合幅W2は、2つの凸状接合部12の外周側面の間の距離W5と実質的に同じでもよいし、当該幅W5より大きくてもよい。これにより、2つの段差22dにより凸状接合部12を挟むようにして、外指袋11と内指袋23を係合可能とすることができる。
[第2の実施形態に係る野球用グラブの効果]
続いて、第2の実施形態に係る野球用グラブの効果を以下に説明する。
第2の実施形態に係る野球用グラブにおいては、内指袋23が複数の部材、すなわち側面片22a及び背面片22cから形成されるため、内指袋23の高さが高くならない。また、外指袋11の凸状接合部12と内指袋23の段差22dが係合可能となっているため、外指袋11と内指袋23の位置が相互に変化しにくい。さらに、凸状接合部12と段差22dが対向する位置にあるため、内指袋23が凸状接合部12により押圧されず変形しにくい。そのため、凸状接合部12が内指袋23を介して使用者の指を圧迫しにくい。その結果、第2の実施形態においても、使用者は容易に指を内指袋23に入れることができ、痛みや違和感を感じにくい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなく請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 外袋、11 外指袋、12 凸状接合部、2 内袋、21 表面部材、22 裏面部材、22a 側面片、22b 切り抜き、22c 背面片、22d 段差、23 内指袋、23a 先端、23b 付け根、24 内袋貫通穴

Claims (6)

  1. 先端及び付け根を有する内指袋を含む内袋と、
    外指袋を含む外袋を備え、
    前記外指袋は内側に向かって突出している凸状接合部を有し、
    前記内指袋は、前記付け根の側から前記先端の側に向かって切り抜きが形成された側面片と、前記切り抜きを覆うように前記側面片に接合された背面片と含み、
    前記内指袋では前記側面片及び前記背面片により前記凸状接合部に対向する位置に段差が形成され、
    前記段差は前記凸状接合部と係合可能であり、
    前記凸状接合部の数は、前記外指袋の1つに対して1であり、
    前記背面片の外側の面は、前記側面片の内側の面に接合されている、野球用捕球具。
  2. 先端及び付け根を有する内指袋を含む内袋と、
    外指袋を含む外袋を備え、
    前記外指袋は内側に向かって突出している凸状接合部を有し、
    前記内指袋は、前記付け根の側から前記先端の側に向かって切り抜きが形成された側面片と、前記切り抜きを覆うように前記側面片に接合された背面片と含み、
    前記内指袋では前記側面片及び前記背面片により前記凸状接合部に対向する位置に段差が形成され、
    前記段差は前記凸状接合部と係合可能であり、
    前記凸状接合部の数は、前記外指袋の1つに対して2であり、
    前記背面片は、前記側面片の外側に接合されている、野球用捕球具。
  3. 前記背面片は前記側面片よりも柔らかい、請求項1記載の野球用捕球具。
  4. 前記切り抜きは、前記先端まで形成されている、請求項1記載の野球用捕球具。
  5. 前記切り抜きは、前記付け根の側から50mmの位置まで形成されている、請求項1記載の野球用捕球具。
  6. 先端及び付け根を有する内指袋を含む内袋と、
    外指袋を含む外袋を備え、
    前記外指袋は内側に向かって突出している凸状接合部を有し、
    前記内指袋は、前記付け根の側から前記先端の側に向かって切り抜きが形成された側面片と、前記切り抜きを覆うように前記側面片に接合された背面片と含み、
    前記内指袋では前記側面片及び前記背面片により前記凸状接合部に対向する位置に段差が形成され、
    前記段差は前記凸状接合部と係合可能であり、
    前記切り抜きは、前記付け根の側から10mmの位置まで形成されている、野球用捕球具。
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