JP2007090039A - 野球用又はソフトボール用捕球具 - Google Patents
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Abstract
【課題】親指袋と人差指袋との間に設けるウェブ部の少なくとも一部とグラブ本体の受球面革とを一枚の皮革で構成し、その領域に奥行きを与えることで、捕球性能を向上させた野球又はソフトボール用捕球具を提供する。
【解決手段】ウェブ部5はグラブ1のポケット部6側に位置する下側ウェブ部51とポケット部6側とは反対側に位置する上側ウェブ部52とで構成される。下側ウェブ部51は、グラブ本体10の受球面革11を親指袋20と人差指袋21との間に延長した延長部で形成される。該下側ウェブ部51は、親指袋20から下側ウェブ部51を通り人差指袋21に至る横方向の断面において、親指袋20の厚み方向の中間点と人差指袋21の厚み方向の中間点とを結ぶ滑らかな曲線よりもグラブ1の背面側に配置される。
【選択図】図1
【解決手段】ウェブ部5はグラブ1のポケット部6側に位置する下側ウェブ部51とポケット部6側とは反対側に位置する上側ウェブ部52とで構成される。下側ウェブ部51は、グラブ本体10の受球面革11を親指袋20と人差指袋21との間に延長した延長部で形成される。該下側ウェブ部51は、親指袋20から下側ウェブ部51を通り人差指袋21に至る横方向の断面において、親指袋20の厚み方向の中間点と人差指袋21の厚み方向の中間点とを結ぶ滑らかな曲線よりもグラブ1の背面側に配置される。
【選択図】図1
Description
本発明は、野球又はソフトボール用捕球具に関するものであり、親指袋と人差指袋との間に設けるウェブ部(接続部)とグラブ本体の受球面革との間の構造を改良することで、捕球性能を向上させた野球又はソフトボール用捕球具に関するものである。
従来より野球又はソフトボール用捕球具(以下、グラブとも称する。)は以下のように構成される。グラブの表革は、5本の略指型形状を有する受球面革と、それぞれ5本の指袋を形成するように複数の皮革から成るパーツを縫製して仕上げた背面革との周縁を、両者とも銀面側が内側になるように、手口挿入部を除いて縫製した後、銀面側が表側となるように表裏をひっくり返して形成する。
グラブの裏革は、前記の表革よりも小さく裁断した5本の略指型形状を有する手掌革と、それぞれ5本の指袋を形成するように複数の皮革から成るパーツを縫製して仕上げた手甲革とを、これも両者の銀面側が内側になるように、手口挿入部を除いて周縁を縫製することで形成する。
前記の表革の所要部に、フェルト等で作られた芯体やその他の衝撃吸収体等を挿入したり、オイルを含浸させた後、前記裏革を挿入し、表革と裏革の手口挿入部を革紐で結合し、グラブ本体を構成する。そして、グラブ本体の親指袋と人差指袋の間に、別体に形成したウェブ部(球受部)を配置し、ウェブ部と親指袋及び人差指袋とを革紐で結合して、最終的にグラブとして仕上げる。
また、前記のウェブ部に改良を施した構造は種々開示されている。例えば、特許文献1には、親指袋の先端から人差指袋の先端に横バーを渡し、該横バーの略中央から親指袋と人差指袋の股部基部に縦バーを通し、該縦バーに親指袋と人差指袋の略中央からそれぞれ別体の横バーを渡して球受けとしたウェブ部が開示されている。また、特許文献2には、中心部と中心部の周りに同心に複数の組に配置された複数個のスリットとを有し、中心部と特定の組の各スリットとの間の最小間隔は大体同一で、且つ該最小間隔が各組で異なる構成とすることで、ボールのための自然なポケットを形成するべく十分に可撓性で伸長できるウェブ部が開示されている。
特開平10−151234号公報
実公平8−5734号公報
しかしながら、前記の特許文献1及び特許文献2を始めとする従来のウェブ部の構造では、ウェブ部とグラブ本体とは別の部材で形成した後に、両部材を一体化するので、グラブ本体(より具体的には、グラブ本体の受球面革の親指袋及び人差指袋の間の股部)とウェブ部との間に隙間や段差、繋ぎ目等が存在する。捕球時にボールと接触するグラブの表面に、段差や隙間、繋ぎ目等による凹凸があると、球面状であるボール表面と凹凸を有するグラブ表面との接触面積が小さくなるので、充分にボールを把持することができず、グラブの捕球性能が低下するという不具合があった。
そこで本発明は、このような不具合を解決し、捕球性能を向上させた野球又はソフトボール用捕球具を提供することを目的とする。
本発明の野球用又はソフトボール用捕球具は、1つの局面では、親指袋と人差指袋との間にウェブ部を備え、前記ウェブ部は捕球具のポケット部側に位置する下側ウェブ部とポケット部側とは反対側に位置する上側ウェブ部とで構成され、前記の下側ウェブ部と捕球具本体の受球面革とは一枚の皮革で形成されると共に、前記の下側ウェブ部は、親指袋から下側ウェブ部を通り人差指袋に至る横方向の断面において、親指袋の厚み方向の中間点と人差指袋の厚み方向の中間点とを結ぶ滑らかな曲線よりも外側に配置されることを特徴とする野球用又はソフトボール用捕球具である。
本発明の野球用又はソフトボール用捕球具は、他の局面では、使用者の手掌側に配置され受球面の少なくとも一部を形成する受球面革と、使用者の手甲側に配置され受球面革と結合される背面革と、使用者の親指を受け入れる親指袋と、使用者の人差指を受け入れる人差指袋と、親指袋と人差指袋との間の領域に設けられ親指袋と人差指袋とを接続する接続部とを備える。そして、受球面革を親指袋と人差指袋との間の領域にまで延長した延長部により接続部の少なくとも一部を形成する。
本発明の1つの局面の捕球具によれば、下側ウェブ部と捕球具本体の受球面革とは一枚の皮革で形成されるので、捕球具の表面に前述のような段差や隙間、繋ぎ目等による凹凸はほとんど存在せず、捕球時のボールと捕球具との接触面積が大きくなる。また下側ウェブ部は、従来の捕球具のウェブ部に比べて外側に配置されるので、受球面側から見た場合に下側ウェブ部が奥行きを持った構造となり、捕球時にボールを包み込むように把持することが可能となり、捕球性能を高めることができる。
本発明の他の局面の捕球具によれば、受球面革を親指袋と人差指袋との間の領域にまで延長した延長部により接続部の少なくとも一部を形成しているので、捕球具本体と接続部との間の段差等による凹凸を低減することができる。この場合も、捕球具の捕球性能を高めることができる。
本発明の実施の形態について説明する。本発明に係るグラブ(捕球具)では、受球面革とウェブ部(接続部)における特徴的な構成以外の部分は、従来からのグラブと基本的に同一の構成を有する。即ち、グラブ本体はグラブ表面を形成する表革と、前記表革の内部に挿入されグラブの内側を形成する裏革とで構成される。前記表革は少なくとも背面革と受球面革とで構成され、前記裏革は少なくとも手甲革と手掌革とで構成される。
前記背面革はそれぞれ5本の指袋を形成するように複数の皮革から成るパーツを縫着等で一体化して作製し、前記受球面革は5本の略指型形状を有する。表革の作製は、受球面革と背面革との周縁を両者とも銀面側が内側になるように手口挿入部を除いた縁部を縫着した後、銀面側が表側となるように表裏反転させる。表革は外側親指袋、外側人差指袋、外側中指袋、外側薬指袋及び外側小指袋の外側指袋を有する。
裏革の作成は、前記表革よりも小さく裁断した5本の略指型形状を有する手掌革と、それぞれ5本の指袋を形成するように複数の皮革から成るパーツを縫着して仕上げた手甲革とを、両者の銀面側が内側になるように、手口挿入部を除いて周縁を縫着する。裏革は内側親指袋、内側人差指袋、内側中指袋、内側薬指袋及び内側小指袋の内側指袋を有する。
前記表革の所要部に、フェルト等で作られた芯体やその他の衝撃吸収体等を挿入したり、オイルを含浸させた後、前記裏革を挿入し、表革と裏革の手口挿入部を革紐で結合する。各外側指袋の中にはそれぞれ該当する各内側指袋が挿入される。
前記の背面革、受球面革、手甲革、手掌革及び後述するウェブ部は天然皮革、合成皮革、その他これらと同材質の材質で構成される。
次に図面を用いて、グラブ本体の受球面革及びウェブ部およびその付近の形状について説明する。図1は本発明にかかるグラブ(グラブを開いた状態)を示す正面図、図2は同じく背面図、図3は親指袋からウェブ部を通り人差指袋に至る横方向の断面図であり、図1中のIII−III線方向の断面構造の説明のために模式的に示した図である。
本発明のグラブ1は、使用者の指を受け入れるための親指袋20、人差指袋21、中指袋22、薬指袋23及び小指袋24を備え、各指袋は外側指袋の中に内側指袋を配置している。グラブ本体10の受球面革11中央部にはポケット部6を備え、親指袋20と人差指袋21との間の領域にはウェブ部5が設けられる。
ウェブ部5は、たとえば図1に示すように、親指袋20と人差指袋21とを接続する接続部である。図1の例では、ウェブ部5は、グラブ本体10のポケット部6側に配置される下側ウェブ部(付根側接続部)51と、下側ウェブ部51に隣接し、グラブの縁側(ポケット部6側とは反対側)に配置される上側ウェブ部(先端側接続部)52とで構成される。前記の下側ウェブ部51とグラブ本体10の受球面革11とは一枚の皮革で形成される。つまり、受球面革11を親指袋20と人差指袋21との間の領域にまで受球面革11を延長した延長部により下側ウェブ部51が形成される。
下側ウェブ部51は後述するように、受球面側から見て奥行きを持つように配置されるが、充分な奥行きを持たせるためには、下側ウェブ部51はグラブのポケット側から縁側に向かって一定の長さを有する必要がある。具体的には、親指袋20のウェブ部側の付け根20dと人差指袋21のウェブ部側の付け根21dとを結ぶ直線を受球面革11に垂直に投影した曲線L0から下側ウェブ部の上端部分51aまでの距離が、少なくとも10mm以上は必要である。或いは、下側ウェブ部51は奥行き方向のみに延設し、垂直方向には上側ウェブ部を配置することも可能である。
また、ウェブ部5における下側ウェブ部51と上側ウェブ部52とを両者の比率を用いて説明することもできる。親指袋20のウェブ部5側の付け根20dから親指袋の先端20uまでの高さH0において、付け根から10%以上の範囲と、人差指袋21のウェブ部5側の付け根21dから人差指袋の先端21uまでの高さH1において、付け根から10%以上の範囲とで囲まれた領域内に下側ウェブ部51の上端部分51aがおさまるように配置する。前記の値が10%未満の場合は、下側ウェブ部51に充分な奥行きを与えることが困難となる。また、前記の値の上限値は下側ウェブ部でウェブ部全体を作成した場合の値である100%となる。
図1及び図2に示したグラブ1では、親指袋20のウェブ部5側の付け根20dから親指袋の先端20uまでの高さは118mm、付け根20dから下側ウェブ部51の上端部分51aまでの高さは36mmであるので、下側ウェブ部51の上端部分51aは付け根20dから30.5%のところに位置している。また、人差指袋21のウェブ部5側の付け根21dから人差指袋の先端21uまでの高さは125mm、付け根21dから下側ウェブ部51の上端部分51aまでの高さは37mmであるので、下側ウェブ部51の上端部分51aは付け根21dから29.6%のところに位置している。
また、下側ウェブ部51は後述するように、受球面側から見て奥行きを持つように配置されていれば、下側ウェブ部51の形状については特に限定はされない。
図1及び図2に示したグラブでは、下側ウェブ部51の上端部分51aに折り返し片51bを設けることで縁部に筒部分(折返し部)を作成し、筒部分に革紐(挿通部材)を通して、親指袋20及び人差指袋21と下側ウェブ部の上端部分51aとを固定している。
上側ウェブ部52は、ウェブ部5のうち下側ウェブ以外の領域を形成し、グラブの縁側に配置される。上側ウェブ部の形状は図1及び図2に示したように、上側ウェブ部の縁部に横方向の帯状皮革を配置すると共に前記の帯状皮革と下側ウェブ部とを結ぶ縦方向に帯状皮革を配置し、皮革の隙間部分に網状の革紐を配置した形状に限定されるものではなく、従来からあるウェブの形状(帯状皮革を十字型に配置した形状、同じくY字型に配置した形状、網状の革紐を配置した形状等)に則った任意の形状とすることができる。
また、下側ウェブ部51と上側ウェブ52とを別部材で構成することなく、グラブ本体の受球面革11と下側ウェブ部51と上側ウェブ52とを一枚の皮革で構成することも可能である。このように下側ウェブ部51と上側ウェブ52とを一枚の皮革で構成することで一体のウェブ部5を設けた例を図5及び図6に示す。この場合、たとえば上記一枚の皮革を折り返してウェブ部5を形成することができる。また、この折り返した皮革を選択的に縫着して、ウェブ部5に、折返し部や、単数または複数の革紐挿通部53を設け、該折返し部や革紐挿通部53に革紐(挿通部材)を挿通する。そして、この革紐(挿通部材)を用いてウェブ部5を親指袋20と人差指袋21とに固定することができる。
次に図3に示した親指袋から下側ウェブ部を通り人差指袋に至る横方向の断面図を用いて、断面方向における下側ウェブ部51の配置を説明する。まず図3における各部材を説明すると、親指袋20と人差指袋21のそれぞれにおいて、表革の外側指袋30は受球面革11と背面革12で形成され、裏革の内側指袋31は手掌革13と手甲革14とで形成される。
図4は従来のグラブの断面図であり、図3と同じ位置での断面を示している。図4に示すように、従来のグラブではウェブ部59の受球面59cが、親指袋20の受球面革11の内側と人差指袋21の受球面革11の内側とを結ぶ滑らかな曲線L1(図4中に一点鎖線で示す)と略同一面上になるように配置されている。
一方、本発明のグラブでは、図3に示すように、下側ウェブ部51の受球面51cは、親指袋20の厚み方向T0の中間点M0と人差指袋21の厚み方向T1の中間点M1とを結ぶ滑らかな曲線L2(図3中に一点鎖線で示す)よりも外側に配置される。つまり、下側ウェブ部51(付根側接続部)の受球面51cを、下側ウェブ部51と隣り合う位置の親指袋20の受球面革11側の表面と、下側ウェブ部51と隣り合う位置の人差指袋21の受球面革11側の表面との双方よりもグラブ1の背面側に配置している。また、下側ウェブ部51は、親指袋20を形成する背面革12の一部と、人差指袋21を形成する背面革12の一部との間を接続するように親指袋20と人差指袋21との間に設けられるともいえる。さらに、下側ウェブ部51を、該下側ウェブ部51と隣り合う位置の親指袋20と、下側ウェブ部51と隣り合う位置の人差指袋21との双方に対してグラブ1の背面側に後退させることで、下側ウェブ部51の前方であって親指袋20と人差指袋21との間の領域に空間部を形成するようにしているともいえる。このように下側ウェブ部51の受球面51aを外側に配置することで、受球面側から見た場合に下側ウェブ部51は奥行きを持った構造となり、下側ウェブ部近傍で捕球する際に、従来の奥行きのないウェブ部59に比べて、捕球時にボールを包み込むように把持することが可能になる。
図3に示すように、下側ウェブ部51’の受球面51c’は、親指袋20の背面革12の外側と人差指袋21の背面革12の外側とを結ぶ滑らかな曲線L3(図3中に一点鎖線で示す)よりもさらに外側に配置すること(親指袋20の背面革12及び人差指袋21の背面革12よりもさらに外側に下側ウェブ部51’を配置すること)も可能である。つまり、下側ウェブ部51’(付根側接続部)の受球面51c’を、下側ウェブ部51’と隣り合う位置の親指袋20の背面革12側の表面(親指袋20の背面)と、下側ウェブ部51’と隣り合う位置の人差指袋21の背面革12側の表面(人差指袋21の背面)との双方よりもグラブ1の背面側に配置してもよい。このような構成とすれば、下側ウェブ部51’により深い奥行きを作ることができる。
他方、下側ウェブ部51の受球面51cを、前記の曲線L2よりも内側に配置した場合は、下側ウェブ部の奥行きが不充分となる可能性があるが、図4に示す従来例よりグラブ1の背面側であれば曲線L2よりも内側(受球面側)に配置することも可能である。
なお、本発明でいう「滑らかな曲線」とは、図3及び図4に示すように、グラブを開いた状態で、親指袋20と人差指袋21におけるそれぞれ対応する部分を略一定の曲率で滑らかに結んだ曲線のことである。
また、受球面革とウェブ部の縦方向の断面については、従来のグラブでは、受球面革とウェブ部が別部材で形成されるために、両部材の間に段差や隙間等があるが、本発明のグラブでは、下側ウェブ部と受球面革とは一枚の皮革で形成されるので、両者の間に段差や隙間等は、従来例と比較すると、ほとんどないといえる。したがって、下側ウェブ部近傍で捕球する際に、ボールとグラブとの接触面積が大きくなるので、ボールを包み込むように把持することが可能となり、捕球性能を高めることができる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、上述の実施の形態の一部の構成を省略したり、各実施の形態の構成を適宜組合せることも当初から予定している。また、今回開示した実施の形態はすべての点での例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 グラブ、10 グラブ本体、11 受球面革、12 背面革、13 手掌革、14 手甲革、20 親指袋、21 人差指袋、22 中指袋、23 薬指袋、24 小指袋、20d,21d 付け根、20u,21u 先端、30 外側指袋、31 内側指袋、5,59 ウェブ部、51,51’ 下側ウェブ部、51a 上端部分、51b 折り返し片、52 上側ウェブ部、51c,51c’,59c 受球面、53 革紐挿通部、6 ポケット部、H0,H1 高さ、M0,M1 中間点、L0,L1,L2,L3 曲線、T0,T1 厚み方向。
Claims (8)
- 使用者の親指を受け入れる親指袋と、使用者の人差指を受け入れる人差指袋と、前記親指袋と前記人差指袋との間に設けるウェブ部とを備えた野球用又はソフトボール用捕球具であって、
前記ウェブ部は前記捕球具のポケット部側に位置する下側ウェブ部と、前記ポケット部側とは反対側に位置する上側ウェブ部とで構成され、
前記下側ウェブ部と前記捕球具本体の受球面革とは一枚の皮革で形成されると共に、
前記下側ウェブ部は、前記親指袋から前記下側ウェブ部を通り前記人差指袋に至る横方向の断面において、前記親指袋の厚み方向の中間点と前記人差指袋の厚み方向の中間点とを結ぶ曲線よりも外側に配置される、野球用又はソフトボール用捕球具。 - 使用者の手掌側に配置され受球面の少なくとも一部を形成する受球面革と、
使用者の手甲側に配置され前記受球面革と結合される背面革と、
使用者の親指を受け入れる親指袋と、
使用者の人差指を受け入れる人差指袋と、
前記親指袋と前記人差指袋との間の領域に設けられ、前記親指袋と前記人差指袋とを接続する接続部とを備え、
前記受球面革を前記親指袋と前記人差指袋との間の領域にまで延長した延長部により前記接続部の少なくとも一部を形成した、野球用又はソフトボール用捕球具。 - 前記接続部は、前記親指袋の付根部近傍と前記人差指袋の付根部近傍との間に位置する付根側接続部と、該付根側接続部よりも前記親指袋および前記人差指袋の先端側に位置する先端側接続部とを有し、
前記付根側接続部の前記受球面革側の表面を、前記付根側接続部と隣り合う位置の前記親指袋の前記受球面革側の表面と、前記付根側接続部と隣り合う位置の前記人差指袋の前記受球面革側の表面との双方よりも前記捕球具の背面側に配置した、請求項2に記載の野球用又はソフトボール用捕球具。 - 前記付根側接続部の前記受球面革側の表面を、前記付根側接続部と隣り合う位置の前記親指袋の前記背面革側の表面と、前記付根側接続部と隣り合う位置の前記人差指袋の前記背面革側の表面との双方よりも前記捕球具の背面側に配置した、請求項3に記載の野球用又はソフトボール用捕球具。
- 前記親指袋と前記人差指袋は、前記受球面革の一部と前記背面革の一部とを結合することでそれぞれ形成され、
前記接続部は、前記親指袋の付根部近傍と前記人差指袋の付根部近傍との間に位置する付根側接続部と、該付根側接続部よりも前記親指袋および前記人差指袋の先端側に位置する先端側接続部とを有し、
前記付根側接続部は、前記親指袋を形成する前記背面革の一部と、前記人差指袋を形成する前記背面革の一部との間を接続するように前記親指袋と前記人差指袋との間に設けられる、請求項2に記載の野球用又はソフトボール用捕球具。 - 前記接続部は、前記親指袋の付根部近傍と前記人差指袋の付根部近傍との間に位置する付根側接続部と、該付根側接続部よりも前記親指袋および前記人差指袋の先端側に位置する先端側接続部とを有し、
前記付根側接続部を、前記付根側接続部と隣り合う位置の前記親指袋と、前記付根側接続部と隣り合う位置の前記人差指袋との双方に対して前記捕球具の背面側に後退させることで、前記付根側接続部の前方であって前記親指袋と前記人差指袋との間の領域に空間部を形成するようにした、請求項2に記載の野球用又はソフトボール用捕球具。 - 前記付根側接続部と前記先端側接続部とを別部材で構成した、請求項3から6のいずれかに記載の野球用又はソフトボール用捕球具。
- 前記受球面革の前記延長部は、先端に前記受球面革を折り返して形成された折返し部を有し、
前記折返し部に挿通された挿通部材をさらに備え、
前記挿通部材を用いて前記接続部を前記親指袋と前記人差指袋とに固定した、請求項2から6のいずれかに記載の野球用又はソフトボール用捕球具。
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