JP2008043474A - 野球又はソフトボール用グラブ - Google Patents

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Ken Motooka
憲 元岡
Kazunori Ayama
和則 阿山
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Abstract

【課題】野球又はソフトボール用グラブに関して、グラブ背面側の外側親指袋と外側人差指袋を結ぶ領域に配置される受球面革の折り返し部材の構成と接合方法を改良したグラブを提供することを目的とする。
【解決手段】背面革と受球面革とを含む部材で構成される表革を少なくとも有する野球またはソフトボール用グラブであって、前記の受球面革は、親指部、人差指部、中指部、薬指部、小指部及び手掌部を有し、前記親指部と前記人差指部とを結ぶ領域に、前記親指部の根元近傍から突出した親指側折り返し部と、前記人差指部の根元近傍から突出した人差指側折り返し部とを設け、前記親指側折り返し部と前記人差指側折り返し部とで囲まれた領域に接続部を設けたことを特徴とする野球又はソフトボール用グラブである。
【選択図】図1

Description

本発明は野球又はソフトボール用グラブに関するものであり、グラブ背面側の外側親指袋と外側人差指袋とを結ぶ領域に配置される受球面革の折り返し部材の構成に関するものである。
従来より野球又はソフトボール用グラブ(本明細書では単にグラブとも称する。)は、グラブの表面を形成する表革と、前記表革の内部に挿入しグラブの内側を形成する裏革とでグラブ本体は構成される。前記の表革は受球面革と背面革とで構成され、裏革は手甲革と手掌革とで構成される。表革のうち外側親指袋、外側人差指袋及び両指袋を結ぶ領域で構成される略U字状の領域(ウエブと接続する領域)近傍については、次のような各種の構成がとられてきた。
まず図6及び図7に示すように、外側親指袋71、外側人差指袋72及び両指袋を結ぶ領域712におけるグラブ側面の中心部に「はみ出し」79を配置したグラブが挙げられる。この種のグラブでは前記のはみ出し79の中心に位置する細革78が受球面革73と背面革74との境界部分となっており、略U字状領域の側面の中心部にはみ出し79を配置することで、前記の領域が略U字形状にしっかり保持され、グラブの保形効果を高め、しっかりとボールを捕球することができる。
次に図8及び図9に示すように、グラブの表革を構成する受球面革73と背面革74のうち、受球面革73の親指部731と人差指部732との間に根元側から先端側に突出した凸状の折り返し部77を設け、グラブ形成時に前記の折り返し部77をグラブ本体の背面側に折り返し、背面革74の親指部741及び人差し指部742の根元部領域と一体化したグラブが挙げられる。この種のグラブでは前記のグラブとは異なり、外側親指袋と外側人差指袋を結ぶ領域712にはみ出しは配置されず、一枚革の折り返し部77が配置されることで、この領域近傍の屈曲性を高めることができる。
また特許文献1には、手を形どり指片を延設した表面シートと、それぞれの指片の背面に位置し、指袋を構成する背面シートからなる内装芯袋において、この内装芯袋の親指袋と人差し指袋の間に紐体を通す通孔を有する取付部を設けた内装芯袋を用い、内装芯袋の通孔にも紐体を通して組み立てたことを特徴とする野球用グラブが開示されている。
ここで、グラブにおいて従来から用いられる「はみ出し」について説明する。図13(a)は図8中のC−C線断面図(中指袋の横方向断面図)であり、図13(b)は図13(a)中のH部の拡大図である。通常のグラブにおいて各指袋は図13(a)に示すような断面形状を有しており、グラブの表革は受球面革73と背面革74で構成され、表革の内側に位置する裏革は手掌側83と手甲革84とで構成される。
はみ出しは、図13(a)のH部のように、各外側指袋の背面における根元から先端までの縦方向の中心部や、図13(a)のJ部のように、各外側指袋の側面における根元から先端までの縦方向の中心部(受球面革73と背面革74との境界部)などに、指袋の補強や型付け、その部分を硬くするなどの目的で配置される。図13(b)に示すように、はみ出しは中央に位置する細革78と、細革の左右両サイドを挟むように配置された皮革80で構成され、細革78と左右の皮革80とは縫着によって一体化される(図では縫着部は点線で示す。)。
特開2001−334010号公報
しかし、図6及び図7に示したグラブは、はみ出しを設けることで前記のように略U字形状でしっかりとグラブが保持されるため、例えば外野手用のグラブには適しているが、柔軟性が求められる内野手用のグラブには適していない。
図8及び図9に示したグラブの折り返し部77とグラブの背面革74との接合部分について詳説する。なお図10は図8に示した領域Aを中心に拡大した部分拡大図であり、分かりやすくするために受球面革を網掛けの塗り潰しで示している。また図11は図10中のA−A線断面図、図12は同じくB−B線断面図を示している。図10に示すように、グラブの背面側に位置する折り返し部77は、折り返してすぐの領域74a、74bでは、外側親指袋71及び外側人差指袋72の側面中央のはみ出し79をグラブ背面側に5〜20mm程度延設して、図11に示すように、細革78、折り返し部77(受球面革73)及び背面革74ではみ出し79を構成する。また前記の領域より手口部側の領域74c、74dでは、図12に示すように、折り返し部77(受球面革73)と背面革74とは単に重ねた状態で縫着し一体化される。ここで、前記の折り返し部77のうちはみ出し79を構成する領域74a、74bは、縫着後、外側親指袋71及び外側人差指袋72の方向に引っ張られるので、はみ出しの中心の細革78に向かう方向(図8、図10及び図11中の矢印Fの方向)に強い張力が働くこととなる。そして、受球面革では使用者がボールを捕球する際に最もグラブとボールとの接触が多いポケット領域Bの一部(図8(b)中の矢印Fが描かれた領域)に強い張力が働いた状態となるので、使用者が捕球を繰り返し続けた場合に、この領域の皮革が破断するという不具合を生じていた。
また前記特許文献1のグラブは、内装芯袋において工夫がみられるが、表面シート(表革)は、図6及び図7に示した仕様や図8及び図9に示した仕様とする必要があるので、前記と同様の不具合を生じてしまう。
前記の不具合を解決するために、本発明のグラブは、背面革と受球面革とを含む部材で構成される表革を少なくとも有する野球またはソフトボール用グラブであって、前記の受球面革は、親指部、人差指部、中指部、薬指部、小指部及び手掌部を有し、前記親指部と前記人差指部とを結ぶ領域に、前記親指部の根元近傍から突出した親指側折り返し部と、前記人差指部の根元近傍から突出した人差指側折り返し部とを設け、グラブ形成時に前記親指側折り返し部と前記人差指側折り返し部とで囲まれた領域に接続部を配置したことを特徴とする野球又はソフトボール用グラブである。
また、前記親指側折り返し部及び前記人差指側折り返し部と前記接続部との接合は、前記親指側折り返し部の親指側の縁部と外側親指袋の背面革の縁部とで細革を挟み込むようにはみ出しを形成し、前記人差指側折り返し部の人差指側の縁部と外側人差指袋を形成する背面革の縁部とで細革を挟み込むようにはみ出しを形成し、前記親指側折り返し部と前記人差指側折り返し部とで囲まれた領域には接続部を設け、前記接続部の周囲の縁部と前記接続部を囲む受球面革の縁部とで細革を挟み込むようにはみ出しを形成したことを特徴とする。
また本発明のグラブの受球面革は、親指部、人差指部、中指部、薬指部、小指部及び手掌部を有する野球又はソフトボール用グラブの受球面革であって、前記親指部と前記人差指部とを結ぶ領域に、前記親指部の根元近傍から突出した親指側折り返し部と、前記人差指部の根元近傍から突出した人差指側折り返し部とを設けたことを特徴とする野球又はソフトボール用グラブの受球面革である。
本発明のグラブでは、前記の構成とすることで従来のグラブの折り返し部にみられた張力は解消され、使用者が捕球を繰り返し続けた場合でも、受球面革におけるポケット領域の皮革の破断を抑えることができる。
また、折り返し部を親指側折り返し部、人差指側折り返し部及び接続部で構成し、三者の幅を調整することで、折り返し部領域の硬さを調整することができる。
また、折り返し部を親指側折り返し部、人差指側折り返し部及び接続部の三つの領域の皮革で構成し、それぞれの縁部にはみ出しを設けることで、この領域をグラブ背面の曲面に沿った立体的な膨らみを持った状態で保持することが可能となる。
本発明に係るグラブの実施の形態について説明する。図1は本発明に係るグラブの一つの実施形態を示した背面図、図2は同じく正面図を示しており、図3(a)は図1に示したグラブの背面革を示しており、図3(b)は同じく受球面革を示している。
本発明のグラブでは、受球面革の親指部と人差指部との間に配置した折り返し部に関連する特徴的な構成以外の部分は、従来からのグラブと基本的に同一の構成を有する。即ち、本発明に係るグラブ10では、グラブ本体11はグラブ表面を形成する表革21と前記表革の内部に挿入されグラブの内側を形成する裏革20とで構成される。図3に示すように、前記表革21は少なくとも背面革22と受球面革23とで構成され、図示はしないが前記裏革は少なくとも手甲革と手掌革とで構成される。
図3に示すように、背面革22はそれぞれ5本の外側指袋を形成するように複数の皮革から成る指部パーツ(人差指から小指までのパーツと親指のパーツ)24によって作製され、受球面革23は親指部、人差指部、中指部、薬指部、小指部及び手掌部を有する。そして本発明のグラブの受球面革23では、親指部231と人差指部232との間に、親指側折り返し部23aと人差指側折り返し部23bとを有する。
表革21の作製は、受球面革23と背面革の指部パーツ24との周縁を両者とも銀面側が内側になるように手口挿入部7を除いた縁部を縫着(はみ出しを形成)した後、銀面側が表側となるように表裏反転させる。表革は外側親指袋1、外側人差指袋2、外側中指袋3、外側薬指袋4及び外側小指袋5を含む外側指袋を有する。
裏革の作成は、前記表革よりも小さく裁断した5本の略指型形状を有する手掌革と、それぞれ5本の指袋を形成するように複数の皮革から成るパーツを縫着して仕上げた手甲革とを、両者の銀面側が内側になるように、手口挿入部を除いて周縁を縫着する。裏革は内側親指袋、内側人差指袋、内側中指袋、内側薬指袋及び内側小指袋を含む内側指袋を有する。
表革の所要部に、フェルト等で作られた芯体やその他の衝撃吸収体、ワックス等を挿入したり、オイルを含浸させた後、表革内に前記裏革を挿入し、使用者の手が挿入される手口挿入部7において表革と裏革を革紐で結合する。各外側指袋の中には該当する各内側指袋が挿入される。背面革の外側人差袋2から外側薬指袋4までの根元付近には開口部8を有し、外側親指袋1と外側人差指袋2の間には、別途形成したウエブ6を革紐で結合し、使用者の手甲の手首領域に宛がわれる手口ベルト部9を革紐で結合して、最終的にグラブ1として仕上げる。
前記背面革22、受球面革23、手甲革、手掌革、ウエブ6、手口ベルト部9及び後述する接続部は天然皮革、合成皮革、その他これらと同材質の材質で構成される。
本発明のグラブ1では、受球面革23の親指部231と人差指部232とを結ぶ領域において、親指部231の根元近傍から突出した親指側折り返し部23aと、人差指部232の根元近傍から突出した人差指側折り返し部23bとを設ける。図4は親指側折り返し部23aと人差指側折り返し部23bの部分拡大図である。前記の親指側折り返し部23aと人差指側折り返し部23bの形状について説明すると、図4(a)に示すように、親指側折り返し部23aと人差指側折り返し部23bはそれぞれ根元側から指先側に向かって幅広くなるように設けることもできるし、図4(b)に示すように、根元側から指先側に向かって幅が狭くなるように設けることもできる。また、図示はしないが根元側から指先側に向かって略同一の幅となるように設けることもできる。親指側折り返し部23aの根元側の幅La1、同じく先端側の幅La2、人差指側折り返し部23bの根元側の幅Lb1、同じく先端側の幅Lb2はそれぞれ10mm〜50mm程度とすることができる。また親指側折り返し部23aの縦方向の長さLa3はグラブ形成時に折り返しから手口ベルト部に至る長さが必要であり、人差指側折り返し部23bの縦方向の長さLb3はグラブ形成時に折り返しから開口部に至る長さが必要である。具体的にはLa3、Lb3共に30mm〜100mm程度とすることができる。なお、前記の幅や長さはそれぞれグラブの形状や大きさに応じて任意である。また、親指側折り返し部は根元側を太く先端側を細くすると共に、人差指側折り返し部は根元側を細く先端側を太くするなど、親指側折り返し部23aと人差指側折り返し部23bは異なる形状のものを組み合わせることも可能である。
図5は本発明のグラブの背面側の外側親指袋から外側人差指袋に至る部分においてウエブを取り外した状態を示しており、図4(a)に示した親指側折り返し部と人差指側折り返し部のタイプのグラブである。また分かりやすくするために受球面革を網掛けの塗り潰しで示している。親指側折り返し部23aと背面革22の親指部との接合方法については、外側親指袋1の側面の中央に設けるはみ出し15を外側親指袋1の先端から根元側の手口ベルト部9にまで至るように延設する。すなわち、受球面側から背面側に折り返された親指側折り返し部23aの親指側の縁部23a1と外側親指袋1を形成する背面革22の縁部とで細革16を挟み込むようにはみ出し15を形成する。
次に、人差指側折り返し部23bと背面革22の人差指部との接合方法について説明すると、外側人差指袋2の側面の中央に設けるはみ出し15を外側人差指袋2の先端から根元側の開口部8にまで至るように延設する。すなわち、受球面側から背面側に折り返された人差指側折り返し部23bの人差指側の縁部23b1と外側人差指袋2を形成する背面革22の縁部とで細革16を挟み込むようにして、はみ出し15を形成する。
また、親指側折り返し部23a及び人差指側折り返し部23bとの間には、両折り返し部に囲まれた領域を埋めるように接続部23cを設ける。図4(a)に示す両折り返し部のタイプでは、接続部23cは略角丸台形状となる。接続部23cの周囲と接続部23cを囲む受球面革23の縁部(親指側折り返し部23aの中央側の縁部23a2、人差指側折り返し部23bの中央側の縁部23b2、及び両折り返し部の基端部を繋ぐ縁部23ab)もはみ出し15によって一体化する。図5に示したグラブ10では、接続部23cは折り返し側の縁部23c1の長さに比べて開口部8側の縁部23c2の長さが短くなっている。このような形状とすれば、接続部23c内にウエブを接続するための革紐用の穴17を多数設けることができる。また、接続部23cの折り返し側の縁部23c1で構成するはみ出しは、グラブの背面側に配置することが好ましい。受球面革に配置すると繰り返しの捕球ではみ出しが破断してしまうからである。
図8乃至図10に示した従来の折り返し部を有するグラブでは、折り返し部を一枚の皮革で構成し、さらに折り返してすぐの領域のみはみ出しで接続するので、図8、図10及び図11中の矢印Fに示した強い張力が働くこととなるが、本発明のグラブでは、親指側折り返し部23a、人差指側折り返し部23b及び接続部23cで折り返し部を構成すると共に、親指側折り返し部23aと外側親指袋1を接合するはみ出しを手口ベルト部9にまで至るように延設して、人差指側折り返し部23bと外側人差指袋2を接合するはみ出しを開口部8にまで至るように延設することで、従来のグラブのような張力は解消され、使用者が捕球を繰り返し続けた場合でも、受球面革のポケット領域の皮革が破断するという不具合は発生しない。
また、同じく従来のグラブではグラブ背面の外側親指袋と外側人差指袋を結ぶ領域近傍の硬さを調整することは難しく、ウエブの形状或いはウエブを取り付けるための革紐の緊締度で硬さの調整を行っていたが、本発明のグラブでは前記の領域は、親指側折り返し部23a、人差指側折り返し部23b及び接続部23cで構成されており、三者の幅を調整することで、ウエブの形状や革紐の緊締度合いとは関係なく、前記の領域の硬さを調整することができる。即ち、親指側折り返し部23a、人差指側折り返し部23b及び接続部23cの幅を均等に振り分ければ、三者は略同等の硬さを有し、親指側折り返し部23a、人差指側折り返し部23b及び接続部23cのうちいずれかの幅を小さくすれば、その部分の硬さを増すことができる。また、接続部23cの折り返し側の縁部23c1の長さを長くすれば(受球面革の形状を図4(a)のようにすれば)、図6及び図7に示したグラブのように、前記の領域に配置されるはみ出しが長くなるので硬さを増すことができるし、接続部23cの折り返し側の縁部23c1の長さを短くすれば(受球面革の形状を図4(b)のようにすれば)、前記の領域に配置されるはみ出しが短くなるので硬さを抑えることができる。
また折り返し部を、親指側折り返し部23a、人差指側折り返し部23b及び接続部23cを三つの領域の皮革で構成し、それぞれの縁部にはみ出しを設けることで、この領域をグラブ背面の曲面に沿った立体的な膨らみを持った状態で保持することができる。
本発明の実施例のグラブについて説明する。本実施例のグラブにおける受球面革の親指側折り返し部、人差指側折り返し部及び接続部は図1、図3、図4(a)及び図5に示したタイプのものである。
以下、図1乃至図5を用いて説明すると、本実施例のグラブ1では、受球面革23の親指部231と人差指部232との間に各々独立して根元側から指先側に突出した親指側折り返し部23aと人差指側折り返し部23bとを設け、両折り返し部23a、23bはそれぞれ根元側から指先側に向かって幅広くなるように設けた。
受球面革の親指側折り返し部23aの根元側の幅La1は11mm、同じく先端側の幅La2は36mm、同じく縦方向の長さLa3は65mm、人差指側折り返し部23bの根元側の幅Lb1は12mm、同じく先端側の幅Lb2は22mm、同じく縦方向の長さLb3は70mmとした。なお、両折り返し部の縁部の約3mmは縫代となるので、最終的にグラブとなった場合には、親指側折り返し部23aの根元側の幅は5mm、同じく先端側の幅は30mm、同じく縦方向の長さは62mm、人差指側折り返し部23bの根元側の幅は6mm、同じく先端側の幅は16mm、同じく縦方向の長さは67mmとなる。(根元側と先端側は両縁にはみ出しを形成するので計6mm短くなり、縦方向については、手口ベルト部9と開口部の8の縁部に縫製するので3mm短くなる。)
接続部23cのグラブ形成前の大きさは、折り返し側の縁部23c1の長さは81mm、開口部8側の縁部23c2の長さは41mm、縦方向の長さは61mmとした。最終的にグラブとなった場合には、折り返し側の縁部23c1の長さは75mm、開口部8側の縁部23c2の長さは35mm、縦方向の長さは55mmとなる。(横方向は親指側折り返し部23a及び人差指側折り返し部23bとはみ出しを形成することで計6mm短くなり、縦方向は折り返し側のはみ出しと開口部の8と接続する縁部の縫製により計6mm短くなる。)
接続部23cの上部にはウエブ6を接続するための革紐用の穴17を4箇所設けた。前記の接続部内の穴17及び外側親指袋1と外側人差指袋2に設けた穴に革紐を通し、別途形成したウエブ6を結合し、図1に示すグラブ10とした。
本発明の一実施形態のグラブを示す背面図である。 本発明の一実施形態のグラブを示す正面図である。 図3(a)は本発明の一実施形態のグラブの背面革を示す図であり、図3(b)は同じく受球面革を示す図である。 本発明のグラブにおける親指側折り返し部と人差指側折り返し部を示した受球面革の部分拡大図である。 本発明の一実施形態のグラブの背面側の外側親指袋から外側人差指袋に至る部分を示した図である。 従来のグラブを示しており、図6(a)は背面図、図6(b)は正面図である。 図6に示したグラブを指袋の先端側から見た図である。 従来の他のグラブを示しており、図8(a)は背面図、図8(b)は正面図である。 図9(a)は図8に示したグラブの背面革を示した図であり、図9(b)は同じく受球面革を示した図である。 図8に示したAの領域を中心に拡大した部分拡大図である。 図11は図10中のA−A線断面図である。 図12は図10中のB−B線断面図である。 図13(a)は図8中のC−C線断面図であり、図13(b)は図13(a)中のH部の拡大図である。
符号の説明
1 外側親指袋
2 外側人差指袋
3 外側中指袋
4 外側薬指袋
5 外側小指袋
6 ウエブ
7 手口挿入部
8 開口部
9 手口ベルト部
10 グラブ
11 グラブ本体
15 はみ出し
16 細革
17 穴
20 裏革
21 表革
22 背面革
23 受球面革
231 親指部
232 人差指部
23a 親指側折り返し部
23b 人差指側折り返し部
23a1、23b1、23a2、23b2、23ab 縁部
23c 続部
24 指部パーツ
71 外側親指袋
72 外側人差指袋
712 領域
73 受球面革
74 背面革
731、741 親指部
732、742 人差指部
77 折り返し部
78 細革
79 はみ出し
80 皮革
83 手掌革
84 手甲革


Claims (3)

  1. 背面革と受球面革とを含む部材で構成される表革を少なくとも有する野球またはソフトボール用グラブであって、
    前記の受球面革は、親指部、人差指部、中指部、薬指部、小指部及び手掌部を有し、前記親指部と前記人差指部とを結ぶ領域に、前記親指部の根元近傍から突出した親指側折り返し部と、前記人差指部の根元近傍から突出した人差指側折り返し部とを設け、
    グラブ形成時に前記親指側折り返し部と前記人差指側折り返し部とで囲まれた領域に接続部を配置したことを特徴とする野球又はソフトボール用グラブ。
  2. 前記親指側折り返し部及び前記人差指側折り返し部と前記接続部との接合は、
    前記親指側折り返し部の親指側の縁部と外側親指袋の背面革の縁部とで細革を挟み込むようにはみ出しを形成し、
    前記人差指側折り返し部の人差指側の縁部と外側人差指袋を形成する背面革の縁部とで細革を挟み込むようにはみ出しを形成し、
    前記親指側折り返し部と前記人差指側折り返し部とで囲まれた領域には接続部を設け、
    前記接続部の周囲の縁部と前記接続部を囲む受球面革の縁部とで細革を挟み込むようにはみ出しを形成したことを特徴とする請求項1に記載の野球又はソフトボール用グラブ。
  3. 親指部、人差指部、中指部、薬指部、小指部及び手掌部を有する野球又はソフトボール用グラブの受球面革であって、前記親指部と前記人差指部とを結ぶ領域に、前記親指部の根元近傍から突出した親指側折り返し部と、前記人差指部の根元近傍から突出した人差指側折り返し部とを設けたことを特徴とする野球又はソフトボール用グラブの受球面革。



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