JPS582376Y2 - 球受け部を補強したグロ−ブ - Google Patents

球受け部を補強したグロ−ブ

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Publication number
JPS582376Y2
JPS582376Y2 JP1979144630U JP14463079U JPS582376Y2 JP S582376 Y2 JPS582376 Y2 JP S582376Y2 JP 1979144630 U JP1979144630 U JP 1979144630U JP 14463079 U JP14463079 U JP 14463079U JP S582376 Y2 JPS582376 Y2 JP S582376Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
skin
reinforcing piece
finger pouch
glove
ball
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979144630U
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English (en)
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JPS5661260U (ja
Inventor
正夫 土井
Original Assignee
渡辺株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 渡辺株式会社 filed Critical 渡辺株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、球受は部をその裏面より間接的に補強した野
球用グローブに関するものである。
従来、野球用グローブに於いては、補強し易いように全
体を内側に腕曲した立体的形状を採っている。
この為めに、掌皮は基部から各指部にかけて一体的な皮
革を一枚張設したのみであるが、甲皮は、一枚ものでは
なく、より多くの枚数を縫合しているのである。
そこで、このグローブの袋縫いの場合の甲皮の皮同志の
縫合部分及び甲皮と掌皮との間の縫合部分には、別体の
皮又は合成皮革若しくはビニール等のハミダシと呼ばれ
るものを挿入しているのが最近の製造法である。
然して、グローブに於いては、打球及び送球を捕球する
際に最も多く使用する部位となる球受は部Aには、時速
100乃至200 kmの速度の球を受ける事になり、
想像を絶する衝撃がががるのである。
更に、この球受は部Aは、手を挿入したときにも、栂指
と人差指の間隙の大きな空間に相当する個所に当たり、
手の支えが皆無なのである。
従って、該球受は部Aを補強する皮を別体に甲皮側か、
掌皮側に縫着する事が考えられる。
然して、掌皮側に外装若しくは内装した場合は、グロー
ブの屈曲効果が低下し、捕球動作に支障を来たす。
そこで、第6図に示す如く、掌皮5側から延設した補強
片6を甲皮側に縫着する事になるが、この場合、該補強
片の裏部の甲皮側は、皮革のコストを考えて、拘指袋2
を形成する皮と、人差指袋3の形成する皮を別体に、し
かも間隙1aを空せて張設していたのである。
従って、球受は部Aに敷設される皮は、掌皮5と該補強
片6から戒り、二重構造を採っているにとどまり、ボー
ルの衝撃を吸収する事は難しく、シかも球受は部Aが疲
弊し易いのである。
ここで、重要となる事項は、第5図に示す如く、該補強
片6の基部aの幅を栂指袋2を形成する皮と人差指袋3
を形成する皮との間の股部の幅と等しくしていることで
ある。
即ちこの構成を成すことによって、両指袋の基端部に相
当する部分にこの補強片6による屈曲状の余剰部す、b
が形成されがちであるので、この部分にボールが当たれ
ば、該余剰部すから皮が裂傷して来るのである。
更には、甲皮1側に於いては、栂指袋2を形成する皮と
、人差指袋3を形或する皮とが別体でしかも間隙1aを
設けている事から、該補強片6まっ先に剥離する虞れも
ある。
そこで、本願考案に係るグローブは、上記実情に鑑みこ
れらの欠点を解消して球受は部Aを補強することを目的
として、球受は部Aの裏面に相当する位置の全面を被う
様に威した甲皮を張設すると共に、掌皮5の栂指袋2を
形成する皮と人差指袋3を形成する皮との間の股部の中
央部のみを延設して補強片6となし、該補強片6の幅を
栂指袋2を形成する皮と人差指袋3を形成する皮との間
の股部の幅より狭小にし、該補強片を甲皮側に縫着した
グローブを提供するものである。
従って、球受は部Aに敷設される皮は三重構造を採って
おり、捕球の際の衝撃による引張力を緩和し、しかも補
強片を甲皮1側に縫着しているので、グローブの屈曲効
果を低下させる事はないものである。
以下、図面に従ってその実施例を説明すると、甲皮1に
於いて、栂指袋2と人差指袋3の互いに対向する小袋片
2aと3aは、球受は部Aの裏面に位置する部分で一体
的に連結して一枚の本体皮4を形成している。
その他の各指袋の構成は、従来例と同様である。
そして、掌皮5の栂指袋2を形成する皮と人差指袋3を
形成する皮との間の股部の中央部のみをたち上がらせて
延設して補強片6とし、該補強片6の基部aの幅を栂指
袋2を形成する皮と人差指袋3を形成する皮との間の股
部の幅より狭小にしく本実施例においては第2図に示す
ように、当該基部aの幅は当該股部の幅の約3分の2と
したが、3分の2に限定されるものではない。
)該本体皮4の方へ折り返して、球受は部Aの裏面に位
置する本体皮4上の個所に縫着するのである(第1図参
照)。
そして捕球部7の網7aの先端を該補強片6上に綴紐2
0を結着している。
この時、延設した補強片6の形状としては、任意で良く
、球受は部Aの裏面を被う面積があれば良い。
そして、補強片6が被う甲皮1は、上記実施例の如く、
小袋片2aと3aを一体的に形成した本体皮4としても
良いが、補強片の裏部付近で互いに縫合して一枚ものに
しても差し支えない。
要は、球受は部Aの裏面に相当する位置の全面を被う様
に甲皮1を形成しておれば良いのである。
斯くしてなる本考案のグローブは、甲皮1の部分として
の本体皮4、掌皮5及び補強片6を縫着しているので、
球受は部Aに敷設される皮が三重となり、従来の二重構
造に比して著しく強度の大きなグローブとする事が出来
る。
又、球受は部Aはボールの衝撃を最大限に受けるので、
ハミダシを介して甲皮1と掌皮5との縫着個所がカバー
のない従来例では剥離する危険性があったが、本考案で
は、補強片6を掌皮側から折り返して該ハミダシをカバ
ーしている上、本体皮4を一体的に球受は部A上に設け
ているので、上記剥離はきわめて起こり難くなる。
一方、補強片6の延設個所を栂指袋2を形成する皮と人
差指袋3を形成する皮との間の股部の中央部のみとし、
当該補強片6の基部aの幅を当該股部の幅より狭小にし
た事により、第5図に示す如き余剰部すは形成されず、
両指袋の基端部付近Cはきわめて滑らかな曲線上を呈す
ることになる。
従って、審美的に優れているばかりでなく、角部の解消
に伴う皮の裂傷がなくなるのである。
即ち、球の衝撃を受ける位置は、栂指袋2を形成する皮
と人差指袋3を形成する皮との間の股部の内でもその中
央付近が最大となり、この付近のみを延設してカバーす
れば十分なのである。
叙上の如く、本願考案に係るグローブは、ボールの衝撃
を受けても、球受は部の疲弊が著しく少なく長時間使用
できる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図はその要部切
欠斜視図、第2図は球受は部Aから視た要部斜視図、第
3図はグローブ全体の中側の斜視図、第4図はグローブ
全体の掌側の斜視図、第5図は従来例を示す甲皮側から
視た要部斜視図、第6図はこの従来例の要部切欠斜視図
である。 尚、図中に使用した符号を以下に示す。 1・・・・・・甲皮、2・・・・・・栂指袋、3・・・
・・・人差指袋、4・・・・・・本体皮、5・・・・・
・掌皮、6・・・・・・補強片、7・・・・・・捕球部
、7a・・・・・・網、20・・・・・・綴紐、A・・
・・・・球受は部、a・・・・・・補強片の基部、b・
・・・・・余剰部、C・・・・・・栂指袋の基端部、人
差指袋の基端部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)掌皮5の栂指袋2を形成する皮と人差指袋3を形
    成する皮との間の股部の中央部のみを延設して補強片6
    となし、この補強片6の基部aの幅を栂指袋2を形成す
    る皮と人差指袋3を形成する皮との間の股部の幅より挾
    小にし、この補強片6を甲皮側に折り返し、球受は部A
    の裏面に相当する位置に張設された甲皮1にこの補強片
    6を縫着し、栂指袋2の基端部付近Cと人差指袋3の基
    端部付近Cとにこの補強片6による余剰部すを形成させ
    ない構成を有する球受は部を補強したグローブ。
  2. (2)補強片6を、球受は部Aの裏面に相当する位置の
    全面を被う様に張設された甲皮1に縫着することを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の球受は部を
    補強したグローブ。
JP1979144630U 1979-10-18 1979-10-18 球受け部を補強したグロ−ブ Expired JPS582376Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979144630U JPS582376Y2 (ja) 1979-10-18 1979-10-18 球受け部を補強したグロ−ブ

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JP1979144630U JPS582376Y2 (ja) 1979-10-18 1979-10-18 球受け部を補強したグロ−ブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5661260U JPS5661260U (ja) 1981-05-25
JPS582376Y2 true JPS582376Y2 (ja) 1983-01-17

Family

ID=29375818

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JP1979144630U Expired JPS582376Y2 (ja) 1979-10-18 1979-10-18 球受け部を補強したグロ−ブ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5578969A (en) * 1978-12-11 1980-06-14 Katsuhiro Mizuno Baseball glove

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5578969A (en) * 1978-12-11 1980-06-14 Katsuhiro Mizuno Baseball glove

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JPS5661260U (ja) 1981-05-25

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