JP2007007384A - 野球又はソフトボール用捕球具 - Google Patents

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Abstract

【課題】着用者の指のホールド性とフィット性を向上し、手からグラブへのスムーズな力の伝達を可能とすることができる捕球具を提供する。
【解決手段】少なくとも背面革と受球面革で構成される表革の内部に、少なくとも手甲革40b及び手掌革40aで構成される裏革40を挿入し、裏革40は手甲革40bと手掌革40aとの周縁を縫着することで形成された内側指袋を有する。内側指袋内の領域で着用者の指の根元部分から指先部分に至る領域のうち、少なくとも指の左右両側の領域に沿って指部安定用部材1を設置する。指部安定用部材1は、内側親指袋、内側人差し指袋、内側中指袋、内側薬指袋及び内側小指袋のうちの少なくとも一つの内側指袋内に配置される。
【選択図】図5

Description

本発明は野球又はソフトボール用捕球具に関するものであり、詳細には指部安定用部材を設けることで、指のホールド性を向上しフィット感を実現可能な野球又はソフトボール用捕球具に関するものである。
従来より、野球又はソフトボール用捕球具(以下、グラブとも称する。)に挿入した各指の固定方法は、裏革における内側指袋(内側親指袋、内側人差指、内側中指袋、内側薬指袋及び内側小指袋)に指を挿入する形が一般的である。しかし、内側指袋は実際の手よりはかなり大きく作られており、手袋に手を挿入する様なフィット感は得られず、指の周囲全体にある程度の空間を有するルーズなフィット感しか得られない。ボール捕球時のグラブの動きを考慮すると、空間があることでグラブを閉じることができるのであるが、例えば人差指と中指においては捕球時のボール衝撃やボールを掴むときの指の力をロスなくグラブに伝達させるためにもフィット感を必要とする場合もある。
そこで前記の問題点を解決するために特許文献1には、厚手の裏革に掌部、親指部、人差指部、中指部、薬指部及び小指部を一体成形し、人差指部、中指部及び薬指部の背面の各端縁に二枚の薄手の皮の端縁を縫合して袋を形成し、各袋にクッション材を挿入し、親指部及び小指部の背面の各端縁に一枚の薄手の皮の端縁を縫合したグラブが開示されている。
実公平7−37657号公報
しかしながら、前記特許文献1のグラブでは、クッション材を設けているのは、各指の背面部のみであるので、指の左右側部のホールド性やフィット性が不充分である。
そこで本発明は、捕球具の少なくとも一つの内側指袋内に指部安定用部材を配置することで、指のホールド性とフィット性を向上し、手から捕球具へのスムーズな力の伝達を可能とし、また捕球時のボールの衝撃を緩和することもできる捕球具を提供することを1つの目的とする。
本発明の他の目的は、着用者の指のホールド性やフィット性を向上させて手から捕球具へのスムーズな力の伝達が可能となる捕球具を提供することにある。
本発明の野球又はソフトボール用捕球具は、1つの局面では、少なくとも背面革と受球面革で構成される表革の内部に、少なくとも手甲革及び手掌革で構成される裏革を挿入し、前記裏革は前記手甲革と手掌革との周縁を縫着することで形成された内側指袋を有し、着用者の指の根元部分から指先部分に至る領域のうち、少なくとも手掌側と左右両側とを含む領域に宛がわれる指部安定用部材を、内側親指袋、内側人差指袋、内側中指袋、内側薬指袋及び内側小指袋のうちの少なくとも一つの内側指袋内に配置したことを特徴とする野球又はソフトボール用捕球具である。
前記指部安定用部材は、指の根元部分から指先部分に至る領域の手掌側と左右両側とを含む領域に加えて手甲側の少なくとも一部を宛がうように配置することも可能であり、また着用者の手掌部に宛がわれる部分を含むようにすることも可能である。
本発明の野球又はソフトボール用捕球具は、他の局面では、背面革と受球面革とを結合して作製される表革と、表革の内部に挿入され手甲革と手掌革とを結合して作製され着用者の指を挿入可能な少なくとも1つの指袋を有する裏革と、指袋内に達するように裏革に設けられ指袋内に着用者の指を挿入した際に当該着用者の指の両側に配置される1組の壁部を有する指部安定用部材とを備える。
本発明の1つの局面の野球又はソフトボール用捕球具によれば、指部安定用部材を捕球具本体中の内側指袋内に配置することで、指をホールドし、フィット感を得ることが可能となる。したがって、手から捕球具へのスムーズな力の伝達が可能となる。また副次的な効果としては、捕球時のボールの衝撃を緩和することが可能となる。
本発明の他の局面の野球又はソフトボール用捕球具は、指袋内に着用者の指を挿入した際に着用者の指の両側に配置される1組の壁部を有する指部安定用部材を備えるので、着用者の指のホールド性やフィット性を向上させることができる。それにより、手から捕球具へのスムーズな力の伝達が可能となる。
本発明の実施の形態について説明する。本発明に係るグラブではグラブ本体は従来のグラブのグラブ本体と基本的に同一の構成を有する。即ち、グラブ本体はグラブ表面を形成する表革と前記表革の内部に挿入されグラブの内側を形成する裏革で構成される。前記表革は、図14および図15に示すように、少なくとも背面革58と受球面革57とで構成され、前記裏革は少なくとも手甲革と手掌革とで構成される。
前記背面革はそれぞれ5本の指袋を形成するように複数の皮革から成るパーツを縫着して作製され、前記受球面革は5本の略指型形状を有する。表革の作製は、受球面革57と背面革58との周縁を両者とも銀面側が内側になるように手口挿入部59を除いた縁部を縫着した後、銀面側が表側となるように表裏反転させる。表革は外側親指袋51、外側人差指袋52、外側中指袋53、外側薬指袋54及び外側小指袋55を含む外側指袋を有する。
裏革の作成は、前記表革よりも小さく裁断した5本の略指型形状を有する手掌革と、それぞれ5本の指袋を形成するように複数の皮革から成るパーツを縫着して仕上げた手甲革とを、両者の銀面側が内側になるように、手口挿入部を除いて周縁を縫着する。裏革は内側親指袋、内側人差指袋、内側中指袋、内側薬指袋及び内側小指袋を含む内側指袋を有する。
前記表革の所要部に、フェルト等で作られた芯体やその他の衝撃吸収体、ワックス等を挿入したり、オイルを含浸させた後、前記裏革を挿入し、表革と裏革の手口挿入部59を革紐で結合する。各外側指袋の中には該当する各内側指袋が挿入される。さらに外側親指袋51と外側人差し指袋52の間には、別途形成したウエブ56をこれも革紐で結合して、最終的にグラブ50本体として仕上げる。
前記背面革58、受球面革57、手甲革及び手掌革は天然皮革、合成皮革、その他これらと同材質の材質で構成される。
次に指部安定用部材について説明する。指部安定用部材は着用者の指の根元部分から指先部分に至る着用者の指の周囲に位置する領域のうち、少なくとも着用者の指の両側の領域に設置される。この指部安定用部材は、上記着用者の指の周囲に位置する領域のうち、少なくとも着用者の指の手掌側の領域と左右両側の領域とを含む領域に、着用者の指に宛がわれる(沿う)ように設けられてもよい。指部安定用部材の形状は配置される指の大きさ(太さや長さ)に適合するように適宜調整される。本発明の好適例では、長さ方向は少なくとも指の根元部分から指先部分に至る長さの二分の一以上が必要であり、周方向は手掌側と左右両側とを足した分の長さが必要である。また好適例の指部安定用部材は少なくとも前記の着用者の指の手掌側の領域と左右両側の領域とを含む領域において指に宛がわれて(沿って)いれば良く、前記の領域に加えて、指の手甲側の一部或いは全部に宛がわれる(沿う)ように指部安定用部材を延設することも可能である。そうすることで着用者の指の手掌側と左右両側に加えて手甲側においてもホールド性とフィット性を向上させることができる。また、指部安定用部材は前記の領域に加えて、着用者の手掌部に沿う部分を含むように延設することも可能である。そうすることで捕球時のボールの衝撃をより緩和することができる。
前記指部安定用部材は、グラブ本体中の内側親指袋、内側人差指袋、内側中指袋、内側薬指袋及び内側小指袋の少なくとも一つの内側指袋内に達するように配置する。捕球時のボールの衝撃や捕球時の力の入れ具合を考慮すると、内側人差指及び内側中指袋に配置することが好ましい。
指部安定用部材は天然皮革、合成皮革、その他これらと同材質の材質で構成される。指部安定用部材はグラブ本体とは別途形成された後、縫着又は接着によってグラブ本体と一体化される。
前記の指部安定用部材をグラブ本体の内側指袋内に配置することで、指部安定用部材に補助された指はしっかりとホールドされ、手袋に手を挿入する様なタイトなフィット感を得ることが可能となり、手からグラブへのスムーズな力の伝達が可能となる。また副次的な効果として捕球時のボールの衝撃を緩和することもできる。特に指部安定用部材を内側人差指袋及び内側中指袋に配置した場合は、ボールを掴むときの指の力をロスすることなくグラブに伝達させること及び捕球時のボール衝撃を緩和することに関して、高い効果を得ることが可能となる。また指部安定用部材が手甲側の一部或いは全部の領域を含む場合はさらにタイトなフィット感を得ることができる。また指部安定用部材が着用者の手掌部に沿う部分を含む場合は、さらにグラブと手とのフィット感が向上すると共に、手掌部で捕球した際の衝撃を緩和することもできる。
以下、実施例について説明する。図1は本実施例の指部安定用部材に用いる部材の展開図、図2は図1で示した指部安定用部材の各種寸法の説明図、図3は図1の部材の一部を接着した状態を示す図、図4は指部安定用部材と人差指の手甲革とを縫着した状態のものを左手人差指に装着した状態を示す図、図5は指部安定用部材を内側人差指袋と内側中指袋に縫着した裏革を示す図である。
本実施例の指部安定用部材1は、たとえば図14および図15に示すグラブ50における裏革に装着可能であり、図1に示すように主部材2と副部材3で構成される。主部材2は、指の手掌側に宛がわれる手掌部20、左側に宛がわれる左側部21、右側に宛がわれる右側部22、手掌部に宛がわれる延設部23、延設部の左右両側に設けられた第一縫代部24、左側部及び右側部の外側に設けられた第二縫代部25によって構成される。副部材3は略長方形状であり、下端部は徐々に幅が狭くなっている。
図2に示すように各部材の大きさについては、主部材2の縦方向の長さL1が130mm(手掌部の長さL11は70mm、延設部の長さL12は60mm)、横方向の長さについては、指の根元部分L2が50mm、第二縫代部の先端部分L3が40mm、第一縫代部の幅L4が10mm、第二縫代部の幅L5が3mm、となっている。副部材3の縦方向の長さL6が95mm、横方向の長さL7が10mmとなっている。
次に、図3に示すように、副部材3を主部材2と上端が揃うように主部材2の縦方向中心部に接着し、また第一縫代部24を折り返し接着により主部材本体に係止する。副部材3を主部材2の縦方向中心部に設けることでフィット性、ホールド性及び衝撃吸収性をより高めることができる。前記のように構成した指部安定用部材1を縫着によってグラブ本体の裏革に取り付ける。その場合、第一縫代部24は手掌革への縫着、第二縫代部25は手甲革への縫着に用いられる。図4は指部安定用部材1の第二縫代部25を人差指袋の手甲革40bに縫着した状態を示している。
指部安定用部材1を裏革に取り付ける際の手順は、まず指部安定用部材1の第二縫代部25を手甲革40bに縫着し、次に前記手甲革40bと手掌革40aとを縫着して裏革40を作成し、最後に指部安定用部材1の第一縫代部24と手掌革40aとを縫着するという順序で行う。
裏革は表革よりも小さく裁断した5本の略指型形状を有する手掌革40aと、それぞれ5本の指に応じた形状の手甲革40bとを両者の銀面側が内側になるように縫着することで、内側親指袋、内側人差指袋、内側中指袋、内側薬指袋及び内側小指袋の内側指袋を形成する。本実施例では図5に示すように、指部安定用部材1を裏革40の内側人差指袋41と内側中指袋42に縫着して取り付けている。
前記のように形成した指部安定用部材を含む裏革を、別途背面革と受球面革とで形成した表革の内部に挿入し、本実施例に係るグラブとする。
前記説明した指部安定用部材の形状や大きさは一例に過ぎず、着用者の指の大きさ(太さや長さ)に適合するように調整される。
次に、上述した図1〜図5に示すタイプの指部安定用部材1の形状について図6を用いてさらに詳細に説明するとともに、図7〜図13を用いて指部安定用部材1の他の実施例について説明する。
図6に示すように、図1〜図5に示すタイプの指部安定用部材1は、少なくとも着用者の指の左右両側に配置される1組の壁部を有すればよい。この壁部は、典型的には内側指袋内において手甲革40bから手掌革40aに達するように設けられ、着用者の指を挿入可能な空間を内側指袋内に規定する。
図6の例では、指部安定用部材1は、1組の壁部の下端部(他方端)を接続する手掌部を有しているが、この手掌部は省略可能である。なお、手掌部を省略する場合、1組の壁部の上下方向の両端部をそれぞれ手掌革40aと手甲革40bとに固着(たとえば縫着や接着等)すればよい。
また、図6に示す指部安定用部材1では、1組の壁部の上端部(一方端)を折り曲げて第二縫代部25を設けている。該第二縫代部25において指部安定用部材1を手甲革40bに縫着する。さらに、図6に示す指部安定用部材1は、着用者の手掌に沿う部分である延設部23を有し、この周縁部に第一縫代部24を設けている。この第一縫代部24において指部安定用部材1を手掌革40aに縫着する。つまり、図1〜図6に示すタイプの指部安定用部材1では、指部安定用部材1において手甲革40b側に位置する部分を手甲革40bに固着し、指部安定用部材1において手掌革40a側に位置する部分を手掌革40aに固着する。なお、指部安定用部材1は、裏革の内側指袋内にのみ設置してもよいが、内側指袋から外部に露出する部分を有するように内側指袋に装着してもよい。
図7に示すように、延設部23を省略してもよい。この場合、第一縫代部24は、指部安定用部材1の手掌部の周縁部に設けられる。これ以外の構成は、図6に示す指部安定用部材1の場合と同様である。
また、図8に示すように、指部安定用部材1は、1組の壁部とともに筒状部(環状部)26を有するものであってもよい。この筒状部26には、着用者の指を挿入可能である。このように1組の壁部とともに筒状部26を有する場合には、着用者の指を指部安定用部材1に挿入した際に、着用者の指の左右両側を指の長手方向の複数箇所で支持することができる。したがって、捕球具を装着した際のホールド感やフィット感をさらに向上することができる。
なお、図8の例では、筒状部26は延設部23に設けられているが、1組の壁部の上端部を選択的に接続することで筒状部を設けてもよい。つまり、筒状部26と1組の壁部とを一体化してもよい。また、筒状部26の横断面形状は、円形に限らず楕円、長円、四角形状等の任意の形状とすることができる。
さらに、図8に示すように、指部安定用部材1の長手方向に筒状部26と1組の壁部とを分離してもよい。この場合、筒状部26と1組の壁部との間の間隔は任意に選択可能である。また、図8に示すように、1組の壁部を着用者の指の先端側に配置し、筒状部26を1組の壁部よりも着用者の指の付根側に配置してもよいが、これらの位置を逆転させてもよい。
さらに、図8の例では、1つの筒状部26を設ける場合を例示したが、複数の筒状部26を設けてもよい。また、1組の壁部間の間隔と、筒状部26の直径とを等しくしてもよいが、これらを異ならせてもよい。1組の壁部間の間隔と、筒状部26の直径とを異ならせる場合、一般に人の手の甲側から見た場合の指の幅はその長手方向に若干変化することから、その幅の変化に応じて1組の壁部間の間隔と、筒状部26の直径とを設定することが考えられる。たとえば、1組の壁部を筒状部26よりも着用者の指の先端側に配置した場合には、人の指の先端の幅が一般に指の付根の幅よりも小さいことに鑑み、1組の壁部間の間隔(最大値)よりも筒状部26の直径を大きくすることが考えられる。この場合には、指部安定用部材1にスムーズに着用者の指を挿入することができ、かつ捕球具を装着した際のホールド感やフィット感を向上することができる。
また、筒状部26と1組の壁部とを設ける場合、これらの双方を内側指袋内に配置してもよいが、これらの少なくとも一方を内側指袋の外部に露出させてもよい。たとえば、図8の例では、筒状部26の少なくとも一部を内側指袋の外部に露出させてもよく、1組の壁部の一部とともに筒状部26を内側指袋の外部に露出させてもよい。なお、図8の例では、1組の壁部の一部が内側指袋の外部に露出する場合、これらの下端部を接続する手掌部も内側指袋の外部に露出するこことなる。
図9に示すように、図6や図7に示す1組の壁部の代わりに、筒状部26を設けてもよい。この場合、筒状部26の一部で1組の壁部が構成されることとなる。この図9に示す筒状部26も内側指袋内に設置してもよいが、この筒状部26の一部を内側指袋の外部に露出させてもよい。また、筒状部26の直径を変化させてもよい。たとえば着用者の指の幅の変化に応じて筒状部26の直径を変化させることが考えられる。
図10に示すように、指部安定用部材1に複数の筒状部26を設けてもよい。この図10の例では、3つの筒状部26を設ける場合を例示したが、筒状部26の数は任意に選択可能である。また、筒状部26間の間隔も任意に設定可能である。さらに、図10に示す場合も、各筒状部26の直径を着用者の指の幅の変化に応じて変化させることも考えられる。また、図10に示す筒状部26の全てを内側指袋内に設置してもよいが、この筒状部26の一部を内側指袋の外部に露出させてもよい。
図11に示すように、筒状部26を、手掌部20の長手方向の端部から離れた位置に設けてもよい。たとえば、手掌部20の長手方向の中間部分や、延設部23の近傍に筒状部26を設けることが考えられる。この場合には、着用者の指の長手方向の中間部分や、着用者の指の付根部分あるいはその近傍の部分を、選択的に、筒状部26で安定して保持あるいは支持することができる。図11の例では、着用者の指の付根部に対応した位置に筒状部26を設けているので、着用者の指の付根部を筒状部26で安定して保持することができる。
図12に示すように、手掌部20の長さを変化させてもよい。手掌部20は、典型的には、少なくとも着用者の指の先端から付根に至る手掌側に当接可能な長さを有するが、当該長さよりも手掌部20の長さを短くしてもよい。図12の例では、着用者の指の付根部に対応した位置に筒状部26を設ける一方で、着用者の指の付根部およびその近傍に対応した位置にのみ手掌部20を設けている。それにより、着用者の指の付根部を筒状部26で安定して保持しながら、手掌部20によって着用者の指の付根部およびその近傍の手掌側の部分を支持可能となる。
図13に示すように、筒状部26を、着用者の指の先端部に対応した位置に設けるとともに、着用者の指の付根部に対応した位置に設けることも考えられる。この場合には、筒状部26によって、着用者の指の先端部と付根部とを安定して保持あるいは支持することができる。
以上のように本発明の実施の形態および実施例について説明を行なったが、上述の実施の形態および実施例の構成を適宜組合わせることも当初から予定している。また、上述の実施の形態および実施例中の構成は全てが必須というものでもなく、一部の構成を省略することも可能である。さらに、今回開示した実施の形態および実施例はすべての点での例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
本発明の一実施例の指部安定用部材に用いる部材の展開図である。 図1で示した指部安定用部材の各種寸法の説明図である。 図1に示した部材の一部を接着した状態を示す図である。 指部安定用部材と人差指の手甲革とを縫着した状態のものを左手人差指に装着した状態を示す図である。 指部安定用部材を内側人差指袋と内側中指袋に縫着した裏革を示す図である。 本発明の一実施例の指部安定用部材の斜視図である。 本発明の他の実施例の指部安定用部材の斜視図である。 本発明のさらに他の実施例の指部安定用部材の斜視図である。 本発明のさらに他の実施例の指部安定用部材の斜視図である。 本発明のさらに他の実施例の指部安定用部材の斜視図である。 本発明のさらに他の実施例の指部安定用部材の斜視図である。 本発明のさらに他の実施例の指部安定用部材の斜視図である。 本発明のさらに他の実施例の指部安定用部材の斜視図である。 本発明の一実施例の捕球具を示す正面図である。 本発明の一実施例の捕球具を示す背面図である。
符号の説明
1 指部安定用部材、2 主部材、3 副部材、20 手掌部、21 左側部、22 右側部、23 延設部、24 第一縫代部、25 第二縫代部、26 筒状部、40 裏革、40a 手掌革、40b 手甲革、41 内側人差指袋、42 内側中指袋、50 グラブ、51 外側親指袋、52 外側人差指袋、53 外側中指袋、54 外側薬指袋、55 外側小指袋、56 ウェブ部、57 受球面革、58 背面革、59 手口挿入部。

Claims (8)

  1. 少なくとも背面革と受球面革で構成される表革の内部に、少なくとも手甲革及び手掌革で構成される裏革を挿入し、前記裏革は前記手甲革と手掌革との周縁を縫着することで形成された内側指袋を有する野球またはソフトボール用捕球具であって、
    着用者の指の根元部分から指先部分に至る領域のうち、少なくとも手掌側と左右両側とを含む領域に宛がわれる指部安定用部材を、内側親指袋、内側人差指袋、内側中指袋、内側薬指袋及び内側小指袋のうちの少なくとも一つの内側指袋内に配置したことを特徴とする野球又はソフトボール用捕球具。
  2. 前記指部安定用部材が、指の根元部分から指先部分に至る領域の手掌側と左右両側とを含む領域に加えて手甲側の少なくとも一部にも宛がわれることを特徴とする請求項1に記載の野球又はソフトボール用捕球具。
  3. 前記指部安定用部材が、着用者の手掌部に宛がわれる部分を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の野球又はソフトボール用捕球具。
  4. 前記指部安定用部材は、指の手掌側に宛がわれる手掌部、指の左側に宛がわれる左側部、指の右側に宛がわれる右側部及び手掌部に宛がわれる延設部を少なくとも有する主部材と、主部材の縦方向中心部に設けられる略長方形状の副部材とで構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の野球又はソフトボール用捕球具。
  5. 背面革と受球面革とを結合して作製される表革と、
    前記表革の内部に挿入され、手甲革と手掌革とを結合して作製され、着用者の指を挿入可能な少なくとも1つの指袋を有する裏革と、
    前記指袋内に達するように前記裏革に設けられ、前記指袋内に前記着用者の指を挿入した際に当該着用者の指の両側に配置される1組の壁部を有する指部安定用部材と、
    を備えた、野球又はソフトボール用捕球具。
  6. 前記指部安定用部材の壁部は、前記指袋内において前記手甲革から前記手掌革に達するように設けられ、前記着用者の指を挿入可能な空間を規定する、請求項5に記載の野球又はソフトボール用捕球具。
  7. 前記指部安定用部材において前記手甲革側に位置する部分を前記手甲革に固着し、前記指部安定用部材において前記手掌革側に位置する部分を前記手掌革に固着した、請求項5又は6に記載の野球又はソフトボール用捕球具。
  8. 前記指部安定用部材は、前記着用者の指を挿入可能な環状部分を有し、
    前記環状部分の一部で前記1組の壁部を構成した、請求項5から7のいずれかに記載の野球又はソフトボール用捕球具。
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