JP3133381B2 - ホッパー装置 - Google Patents

ホッパー装置

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JP3133381B2
JP3133381B2 JP03152021A JP15202191A JP3133381B2 JP 3133381 B2 JP3133381 B2 JP 3133381B2 JP 03152021 A JP03152021 A JP 03152021A JP 15202191 A JP15202191 A JP 15202191A JP 3133381 B2 JP3133381 B2 JP 3133381B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はメダルゲーム機に使用
されるホッパー装置、更に詳しくは、メダルゲーム機に
おいて入賞が出た場合などにメダルの払い出しを行わせ
るホッパー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のホッパー装置を図8、図9及び図
10を用いて説明する。ここで図8は、従来のホッパー
装置を示す斜視図であり、図9は、従来のホッパー装置
であって回転ディスク20を取り外した状態を示す斜視
図であり、図10は、従来のホッパー装置に用いられる
回転ディスクを示す斜視図である。
【0003】従来より、ホッパー装置は、メダルを送り
出すためのホッパー本体10と、そのホッパー本体10
の上部に取り付けられ、ホッパー本体10にメダルを供
給するためのホッパータンク30とから形成されてい
る。ホッパー本体10は、枠状のブラケット11、その
ブラケット11の上部に固定されるベースプレート1
2、及びブラケット12内部にてベースプレート12に
固定されるホッパーモーター13から形成されている。
【0004】ベースプレート12は、平板状の平板部1
2Bと、その平板部12Bの中央から下方に向かって凹
設してその中間に中間板14を設けて、その中間板14
の上を収納凹部12Cとを有し、また前方には、メダル
を送り出すための送り出し欠設部12Dを有している。
ベースプレート12の中央部に相当する収納凹部12C
には、貫通穴12Aが設けてあり、その貫通穴12Aに
ホッパーモーター13の出力軸13Aが位置するもので
ある。更に出力軸13Aの回りには、ドーナツ形のスラ
イド面13Bを有している。
【0005】また収納凹部12Cの底板を形成する中間
板14の下方には、収納凹部12Cの高さと同程度の深
さの内部空間12Eが存在し、この内部空間12Eは貫
通穴12Aによって収納凹部12Cと連通している。更
に、収納凹部12Cを形成する底面に適宜開けられたゴ
ミ落し穴12Fによっても、内部空間12Eと収納凹部
12Cとは連通している。
【0006】ベースプレート12には、メダルを送り出
す際にメダルの付勢手段となるカウンターローラー1
9、を有すると共に、ホッパーモーター13の出力軸1
3Aに固定される回転ディスク20を設けている。更
に、内部空間12Eには、ガイドピン駆動機構18を内
装している。図10に示すように、回転ディスク20
は、メダル外径よりも若干大きなメダル落し穴20Aを
7つ有する円盤部21、その円盤部21のメダル落し穴
20Aの内側であって円盤部21の下面中央から突設さ
せた円盤状の中心円部22、その中心円部22の下面か
ら突設させた七角星形のカム板部23、及び円盤部21
の下面から突設されて各メダル落し穴20Aの間を仕切
る送り出し突条24から形成される。
【0007】ベースプレート12に装着された回転ディ
スク20のカム板部23の下面は、スライド面13Bに
接するものであり、収納凹部12Cの高さは、回転ディ
スク20の厚さとほぼ同様の高さを有しているものであ
った。ガイドピン駆動機構18は、略V字形をした板状
のガイドピンベース18A、そのガイドピンベース18
Aをベースプレート12に回動自在に軸支するガイド回
動軸18B、ガイドピンベース18AのV字形の一の先
端部分に固定される棒状体であってその先端がローラー
となっているカムピンローラー18C、及びガイドピン
ベース18AのV字形の他の先端部分に固定されるガイ
ドピン18Dから形成されている。
【0008】カウンターローラー19は、送り出し欠設
部12Dの収納凹部12C側に設けられた上下方向の略
楕円形の貫通穴に位置するものであり、棒状体の先端を
ローラー部としている。このカウンターローラー19に
あっては、ローラー部のみが送り出し欠設部12D上面
から突出し、他の部分は送り出し欠設部12D上面より
も下に位置する。また、カウンターローラー19は、図
示を省略したスプリングによって送り出し欠設部12D
中央方向に付勢されている。
【0009】一方、回転ディスク20は、メインテナン
ス等の便宜より、ベースプレート12に対しての固定に
際し、ネジ固定等をせずに着脱が行えるように形成され
ていた。即ち、着脱は、以下のようにして行われてい
た。通常の状態においては、カムピンローラー18Cが
スプリングによってスライド面13Bの外周部分に向か
って付勢されているので、何等かの手段によってそのス
プリングを解除するか、カムピンローラー18C位置に
合わせてカム板部23の形状に一致させて回転ディスク
20を差入れることとしていた。
【0010】逆に、回転ディスク20をベースプレート
12から取り外すときには、カムピンローラー18Cの
スプリングを何らかの手段にて一旦解除するか、スプリ
ングの付勢力よりも大きな力で回転ディスク20を引き
抜くこととしていた。続いて、ホッパー本体10に対し
てホッパータンク30が固定された後に、このホッパー
タンク30に入れられたメダルの動きについて説明す
る。
【0011】ホッパータンク30に入れられたメダル
は、その下方から回転ディスク20の上に位置する。メ
ダルは、円盤部21のメダル落し穴20Aに入り込み、
収納凹部12Cの上面であって回転ディスク20の送り
出し突条24の間に位置することとなる。このとき、メ
ダルにゴミがついていた場合には、そのゴミは、収納凹
部12C底面に残ることとなるか、ゴミ落し穴12Eか
ら落ちて内部空間12Eに溜ることとなる。
【0012】次に、メダルの払い出しの作用について説
明する。ホッパーモーター13の出力軸13Aが回転を
開始すると、回転ディスク20も回転し、カム板部23
の下面がスライド面13Bと摺り合わされる。回転ディ
スク20の送り出し突条24は、送り出し欠設部12D
に最も近づいたメダルを送りピン18Aに向かわせる。
これと同時に、カム板部23に適合するカムピンローラ
ー18Cが回転ディスク20の回転に伴って動かされ、
ガイドピン18Dは一旦貫通穴12A側に戻った後、送
り出し欠設部12D側に動く。これによって、上記のメ
ダルが送り出し欠設部12Dに向かわせられることとな
る。
【0013】もう少し回転ディスク20が回転すると、
送り出し突条24によって押されたメダルがカウンター
ローラー19をカウンターローラー19のスプリングに
抗しながらも後退させる。このときそのスプリングは、
弾発力を蓄える。更に回転ディスク20が回転すると、
送り出し突条24がメダルに接している点と、カウンタ
ーローラー19がメダルに接している点との距離がメダ
ルの直径を超える瞬間がやってくる。その瞬間にはメダ
ルがカウンターローラー19を押す力が消え、スプリン
グが蓄えていた弾発力が開放され、カウンターローラー
19はメダルの外縁を押すので、メダルは、送り出し欠
設部12Dからホッパー本体10の外に向かって飛び出
すこととなる。
【0014】このメダルが飛び出す方向には、図示を省
略したメダルゲーム機のメダル払い出し口が存在し、そ
のゲーム機で遊んでいたプレーヤーへの払い出しメダル
となる。上記したホッパー装置は、回転ディスク20の
着脱が比較的容易であるという利点があり、広く用いら
れるようになってきたものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記したホッ
パー装置にあっては、以下のような問題点があった。ホ
ッパーモーター13の出力軸13Aが回転を開始する
と、回転ディスク20も回転し、送り出し突条24及び
回転ディスク20に収納されたメダルは収納凹部12C
の底面に直接摺り合わされる。このため、メダルがわず
かに変形したりしていた場合や収納凹部12Cの底面に
ゴミがあった場合などに回転ディスク20が回転できな
くなるというトラブルが発生し易かった。
【0016】送り出し突条24及び回転ディスク20に
収納されたメダルが、収納凹部12Cの底面と接触する
面積が小さくなれば、上記のようなトラブルは減少する
と考えられる。本発明が解決すべき課題は、払い出され
るメダルが、動摩擦を受ける面積を極力減らしたホッパ
ー装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、板状のベースプレート、及びベースプレ
ートに固定されるホッパーモーターを有して形成されて
おり、このホッパーモーターに着脱自在の回転ディスク
が装着されるホッパー装置であって、ベースプレート
は、下方に向かって凹設した収納凹部を有し、その収納
凹部には貫通穴が設けてあり、その貫通穴からホッパー
モーターの出力軸が突出し、収納凹部には、C字形の
ング状の固定ディスクを固定すると共に、このC字形の
リング状の固定ディスクのリングの欠設部には、回転デ
ィスク中のメダルが当接するガイドピンが位置し、回転
ディスクは、メダル外径よりも若干大きな複数のメダル
落し穴を均等に配して有する円盤状の上円盤と、その上
円盤よりやや小さい外径となり且つメダル落し穴の中心
付近である固定ディスク外径位置が内径となる円環状の
下円盤とが、両円盤の間に介在する送り出し突条によっ
て上円盤下面と下円盤上面との高さをメダル厚よりも若
干高くなるように形成することによってメダル収納部を
有し、回転ディスク中のメダルは、回転ディスクの回転
に伴い、一部が下円盤上に位置し、一部が固定ディスク
上を滑りながら、ガイドピンに当接し、その後送り出し
突条によって外部に送り出されるように形成したことを
特徴とする。
【0018】
【作 用】請求項1記載のホッパー装置によれば、以下
のような作用を奏する。回転ディスクがベースプレート
の収納凹部に装着されるには、収納凹部の貫通穴から突
出したホッパーモーターの出力軸に、回転ディスクの出
力軸適合部が適合することによる。
【0019】回転ディスクのメダル収納部に収納された
メダルは、回転ディスクの下円盤の上面と固定ディスク
の上面とに支えられる。メダル払い出しのために回転デ
ィスクが回転すると、回転ディスクのメダル収納部に収
納されたメダルは、一部を回転ディスクの下円盤に支え
られながら、固定ディスクの上面のみと動摩擦をなす。
やがて、メダルがガイドピンに当接すると、その後回転
ディスクの送り出し突条によって、メダルがホッパー装
置外に送り出されることとなる。
【0020】
【実施例】以下、本実施例におけるホッパー装置を、図
1から図7を参照しながら説明する。図1は、本発明の
一実施例のホッパー装置を示す組立斜視図である。図2
は、本発明の一実施例のホッパー本体を示す斜視図であ
る。図3は、本発明の一実施例のホッパー本体の一部を
示す平面図である。図4は、本発明の一実施例のホッパ
ー本体を示す一部切り欠き平面図である。図5は、本発
明の一実施例のホッパー本体の一部を示す縦断面図であ
る。図6は、本発明の一実施例のホッパー本体の一部を
示す正面図である。図7は、本発明の一実施例のホッパ
ータンクを示す斜視図である。
【0021】本実施例のホッパー装置は、メダルを送り
出すためのホッパー本体40と、そのホッパー本体40
の上部に取り付けられ、ホッパー本体40にメダルを供
給するためのホッパータンク60とから形成されてい
る。ホッパー本体40は、枠状のブラケット41、その
ブラケット41の上部に固定される板状のベースプレー
ト42、及びブラケット42内部に固定される回転出力
装置としてのホッパーモーター43から形成されてお
り、このホッパーモーター43に着脱自在の回転ディス
ク50が装着される。
【0022】ベースプレート42の中央部には、貫通穴
42Aが設けてあり、その貫通穴42Aからホッパーモ
ーター43の出力軸43Aが突出させてある。またこの
出力軸43Aの貫通穴42Aからの突出部分には、回転
ディスク50の装着固定の便宜から、横棒43Bが貫通
して固定されている。ベースプレート42は、平板状の
平板部42Bとその平板部42Bの内方から下方に向か
って凹設した収納凹部42Cとを有し、その収納凹部4
2Cの上方には、収納凹部42C外縁から立設した回転
ディスク囲み部42Dを有している。この回転ディスク
囲み部42Dは、回転ディスク50の厚みよりも高く、
回転ディスク50を装着した際に、回転ディスク50の
下方に収納凹部42Cの一部としての空間を有すること
となる。
【0023】ベースプレート42前方には、回転ディス
ク囲み部42Dを欠設した送り出し欠設部42Eを有し
ている。また、回転ディスク囲み部42Dの外側の2箇
所にはホッパータンク60を固定するためのスクープ固
定部42Fを有している。収納凹部42Cの下面の数箇
所には、貫通穴たるゴミ排除穴42Gを有している。更
に、ホッパータンク60の固定の便宜のため、ベースプ
レート42の平板部42Bの一部には、内装される付勢
部材によって上下動自在に固定されたスクープロックピ
ン42Hの先端が上面に突出している。
【0024】収納凹部42C底面からは、円筒形の固定
ディスク固定部42Iが3箇所に立設させてある。ま
た、収納凹部42Cの固定ディスク固定部42Iには、
一部を切り欠いて欠設部44AとしたC字形のリング状
の固定ディスク44を固定するとともに、その内側に非
点対称形のリング状のスライド板45を固定する。これ
ら固定ディスク44やスライド板45の上面は、摩擦抵
抗が小さいものとして形成されている。
【0025】送り出し欠設部42Eを上からみた場合の
右端には、斜辺を回転ディスク囲み部42Dの外周に沿
わせた台形板状の送り出し滑走板材42Jを固定してい
る。また、送り出し欠設部42Eの外側位置に相当する
ブラケット41には、四角筒状の送り出しガイド42K
を固定している。ベースプレート42には、送り出し欠
設部42Eへメダルを案内するためのガイドピン駆動機
構46、及び送り出し欠設部42Eからホッパー本体4
0の外方に向かってメダルを勢い良く払い出させるため
のカウンターローラー機構47を備える。
【0026】ガイドピン駆動機構46は、略V字形をし
た板状のガイドピンベース46A、そのガイドピンベー
ス46Aをベースプレート42の収納凹部42C下面に
回動自在に軸支するガイド回動軸46B、ガイドピンベ
ース46AのV字の一の先端部分に固定される棒状体で
あってその先端がローラーとなっているカムピンローラ
ー46C、及びガイドピンベース46AのV字の他の先
端部分に固定されるガイドピン46Dから形成されてい
る。このガイドピン46Dは、図1、図3、図4等で明
らかなように、C字形のリング状の固定ディスク44の
欠設部44Aに位置するものである。
【0027】カウンターローラー機構47は、略扇状の
板状のローラーベース47A、そのローラーベース47
Aをベースプレート42の収納凹部42C下面に回動自
在に軸支するカウンター回動軸47B、及びローラーベ
ース47Aに固定され先端部分がローラーとなっている
カウンターローラー47Cから形成されている。回転デ
ィスク50は、メダル外径よりも若干大きなメダル落し
穴50Aを7つ有する円盤状の上円盤51と、その上円
盤51より一回り小さい円盤状の下円盤52とが、上円
盤51下面と下円盤52上面との高さをメダル厚よりも
若干高くなるように一体に形成されている。
【0028】上円盤51の上部中央には、円錐形の振り
分け山部51Aが上方に向かって突設してある。また、
上円盤51の下部中央には、ガイドピン駆動機構46を
作動させるカム板部51Bが下方に向かって突設してあ
る。下円盤52とカム板部51Bとの間は、中空の欠設
円部52Bとなっている。また、下円盤52の上面であ
って各メダル落し穴50Aの間には、各メダル落し穴5
0A対応位置を区切るような送り出し突条52Dが形成
されている。また、図1、図3、図4等で明らかなよう
に、上円盤51,下円盤52及び送り出し突条52Dに
一体に形成されている。下円部52には、その上下面を
貫通する貫通穴が設けられており、これをゴミ落し穴5
2Eとする。また、カム板部51Bの中央は、ホッパー
モーター43の横棒43Bを含めた出力軸43Aに適合
する凹部となした出力軸適合部52Fを形成している。
【0029】このように形成された回転ディスク50に
おいては、メダル落し穴50Aの下方であって下円部5
2の上面及び送り出し突条52Dに囲まれたメダル収納
部52Aを形成する。回転ディスク50においては、上
記した各メダル収納部52Aに対してメダルを1枚毎に
収納する。従って、回転ディスク50の中心を対称点と
して想定した場合には、各々のメダル落し穴50A及び
カム板部51Bの平断面形状は、必ず非点対称である。
【0030】ホッパータンク60は、箱状のタンク部6
1と、そのタンク部61の下方に設置されるスクープ部
62とからなり、スクープ部62の下端は、ベースプレ
ート42に固定される。タンク部61は、四角い枠状の
開口上部61Aと、その開口上部61Aの下部から下方
に向かって平面積を狭めるように形成されたスクープ接
続部61Bとからなる。また、開口上部61Aの側板の
一つには、横穴としての滑走穴61Cが設けられてい
る。滑走穴61Cのある側板と隣合うひとつの側板上面
からは、滑走穴61Cに開口上部61Aの内方にて渡さ
れる滑走板61Dを付設している。
【0031】スクープ部62は、タンク部61のスクー
プ接続部61Bと接続されるベース部62Aと、そのベ
ース部62Aから下方に向かって突出するベース筒部6
2Bと、そのベース筒部62Bの外径よりも一回り小さ
い外径の筒状体たる突出筒部62Cとから形成されてい
る。突出筒部62Cの内径は、ベースプレート42の回
転ディスク囲み部42Dの外径に一致している。突出筒
部62Cによって囲まれた内部を移動穴62Gとする。
ベース筒部62Bと突出筒部62Cとの外径の差によっ
て形成された平面は、スライド面62Dとされる。また
スクープ部62には、小さな円筒状のロック部62E
と、略直方体状の2つのかみ合い部62Fとが設けられ
ている。突出筒部62C、ロック部62E、及びかみ合
い部62Fの各々の下端は、同一平面をなすよう形成さ
れている。ロック部62Eは、ホッパータンク60がベ
ースプレート42のの適切な位置に固定されたとき、ベ
ースプレート42に上下動自在に固定されているスクー
プロックピン42Hと適合するものであり、内部にあけ
られた穴にスクープロックピン42Hの先端が挿入され
ることによりホッパータンク60全体をベースプレート
42に固定するものである。一方、かみ合い部62F
は、ベースプレート42に設けられたスクープ固定部4
2Fとかみ合うものであり、スクープ固定部42Fと同
一形状を欠設した形状をなしている。
【0032】続いて、本実施例の作用について説明す
る。まず、回転ディスク50をホッパー本体40に固定
する手順について説明する。スライド板45は、ホッパ
ーモーター43の出力軸43Aを囲むようにしてベース
プレート42に固定される。
【0033】固定ディスク44は、ベースプレート42
の固定ディスク固定部42Iに適合して、その欠設部4
4Aが送り出し欠設部42E側に位置するように固定さ
れる。ガイドピン駆動機構46は、ガイドピン46Dが
固定ディスク44の欠設部44Aの間を回動するように
ガイドピンベース46Aにてベースプレート42に軸支
される。軸支された際には、ガイドピン46Dが固定デ
ィスク44の欠設部44A最外郭に位置するように図示
を省略した付勢手段によってガイドピンベース46Aを
中心に回動付勢される。するとカムピンローラー46C
は、ベースプレート42の中心である貫通穴42Aに最
も近づくこととなる。
【0034】カウンターローラー機構47は、カウンタ
ーローラー47Cのローラー部分が送り出し欠設部42
Eの中央に向かって位置するようローラーベース47A
によりベースプレート42に軸支される。軸支された際
には、ローラーベース47Aを中心に図示を省略した付
勢手段によって回動付勢される。回転ディスク50は、
出力軸適合部52Fがホッパーモーター43の出力軸4
3A及び横棒43Bにはめ込まれることによって固定さ
れる。この際、回転ディスク50のカム板部51Bは、
スライド板45の上面に接触する。
【0035】ここで、ホッパーモーター43の出力軸4
3A及び出力軸適合部52Fとは、これらが点対称形で
あることから、これらだけを考えた場合には、2通りの
適合パターンがある。しかし、ガイドピン駆動機構46
のカムピンローラー46Cは、ホッパーモーター43の
出力軸43Aに最も近づいている。
【0036】一方、カム板部51Bの平面形状は非点対
称形であるから、カムピンローラー46Cに適合すべき
カム板部51Bの形状は、適合パターンの内の必ずどち
らか一方のみがカムピンローラー46Cに合わせて出力
軸適合部52F側にへこんでいる。従って、カム板部5
1Bとカムピンローラー46Cとの位置関係から、出力
軸43A及び横棒43Bと出力軸適合部52Fとの適合
パターンは唯一つが決定され、その適合パターンによれ
ばきわめてスムーズに回転ディスク50をホッパー本体
40に装着することができることとなる。
【0037】次に、ホッパー本体40にホッパータンク
60を固定する手順について説明する。ホッパータンク
60の下面たるスライド面62Dとベースプレート42
のディスク囲み部42D外側部分の上面とを擦り合わ
せ、スクープ固定部42Fとかみ合い部62Fとを2つ
ともかみ合わせると共に、スクープロックピン42Hを
ロック部62Eに適合させることによってベースプレー
ト42にホッパータンク60に接続する。
【0038】次に、メダルの動きについて説明する。図
示を省略したメダル投入口からメダルセレクターを経て
ホッパータンク60のタンク部61のスライド面61D
に落ち、このスライド面61Dからスクープ部62に落
下し、やがて回転ディスク50の上へ位置する。ホッパ
ータンク60にメダルが増えすぎ、メダルがホッパータ
ンク60内でスライド面61D位置に達すると、その後
の投入メダルはスライド面61Dに案内されて、図示を
省略した貯留タンクへと案内されて収納される。
【0039】メダル90は、上円盤51の振り分け山部
51Aに振り分けられてメダル落し穴50Aに入り込
み、収納空間に収納されて下円盤52の外円部52C及
び固定ディスク44上に乗る。このとき、メダル90に
ゴミがついていた場合には、下円盤52のメダル落し穴
52Eから落ちて収納凹部42Cにたまることとなり、
その一部はベースプレート42に設けられたゴミ排除穴
42Gからベースプレート42の下方に落ちることとな
る。
【0040】次に、メダルの払い出しの作用について説
明する。ホッパーモーター43の出力軸43Aが回転開
始すると、回転ディスク50も回転する。この際、回転
ディスク50のカム板部51Bの下面はスライド板45
の上面と接触し、メダル収納部52Aに収納されたメダ
ル90の下面は固定ディスク44の上面と接触するが、
固定ディスク44やスライド板45の上面は、摩擦抵抗
が小さいものとして形成されているので、このとき生じ
る摩擦抵抗は小さくて済む。
【0041】回転ディスク50の下円盤52のカム板部
51Bが、ガイドピン駆動機構46のカムピンローラー
46Cを押圧し、ローラーベース46Aはガイド回動軸
46Bを中心に回動する。このとき、ガイドピン46D
は、固定ディスク44の欠設部44Aを反送り出し欠設
部42E側に向かって動くこととなる。一方、回転ディ
スク50のメダル落し穴50Aに収納されたメダルのう
ち、送り出し滑走板材42Jに最も近いメダル50が最
初に払い出されることとなる。
【0042】以下、最初に払い出されるこのメダル90
を、「一番メダル」90と称して説明する。なお、回転
ディスク50における一番メダル90以外のメダルを収
納する他のメダル収納部52Aに収納されるメダルは、
回転ディスク90の回転に伴って送り出し突条52Dに
押されることによって回転ディスク50の外へ出ようと
するが、ベースプレート42の回転ディスク囲み部42
Dの内壁に行く手を阻まれてメダル収納部52A内に留
まる。
【0043】一番メダル90は、回転ディスク50のメ
ダル収納部52Aにて固定ディスク44上を滑りなが
ら、送り出し突条52Dに押されてゆく。やがて一番メ
ダル90の反送り出し欠設部42E側縁がガイドピン駆
動機構46のガイドピン46Dに触れる。ガイドピン4
6Dは、回転ディスク50とともに回転するカム板部5
1Bによって回動するローラーベース46Aに固定され
ているものであり、送り出し突条52Dに押された一番
メダル90の反送り出し欠設部42E側縁がガイドピン
46Dに触れる頃は、ガイドピン46Dが反送り出し欠
設部42E側から送り出し欠設部42E側に向かって動
いている。従って、このガイドピン46Dと送り出し突
条52Dとによってメダル90を送り出し欠設部42E
側に押し出す。すると一番メダル90は、送り出し滑走
板材42Jの内側の角とカウンターローラー機構47の
カウンターローラー47Cとに挟まれることとなる。
【0044】もう少し回転ディスク50が回転すると、
カウンターローラー47Cは送り出し滑走板材42J側
に向かって付勢されているので、回転ディスク50の送
り出し突条52Dに一番メダル90を介して押される力
に抗しながら、反送り出し滑走板材42J側に押し戻さ
れつつ、弾発力を蓄える。更に回転ディスク50が回転
すると、送り出し滑走板材42Jの内側の角とカウンタ
ーローラー47Cがメダル90に接している点との距離
がメダル90の直径を超える瞬間がやってくる。その瞬
間には、一番メダル90がカウンターローラー47Cを
押す力が消え、反送り出し滑走板材42J側にカウンタ
ーローラー47Cが押し戻されることによって、蓄えら
れた弾発力でカウンターローラー47Cは勢いよく送り
出し滑走板材42J側に戻る。そのとき、送り出し滑走
板材47Cは、メダル90の外縁を押すので、メダル9
0は、送り出し欠設部42Eから送り出しガイド42K
を通ってホッパー本体40の外に飛び出す。
【0045】このメダルが飛び出す方向には、図示を省
略したメダルゲーム機のメダル払い出し口が存在し、そ
のゲーム機で遊んでいたプレーヤーへのメダル払い出し
が行われる。メダル90がホッパー本体40の外に飛び
出すと同時に、カム板部51Bの外周形状にあわせて動
くカムピンローラー46Cの動きにより、ガイドピン駆
動機構46は回動し、ガイドピン46Dを反送り出し欠
設部42E側に引き戻す。ホッパーモーター43の回転
が続いている場合には、一番メダル90の隣のメダル9
0が、上記の説明と同じ順序にて40から払い出される
こととなり、それが連続して行われる。
【0046】メダル90が次々と払い出されると、他の
メダルがタンク部61からスクープ部62に落ち、回転
ディスク50の上へ位置する。そのとき、ホッパータン
ク60の移動穴62Gに位置するかき混ぜスプリング6
1Eによって多数あるメダル90はかき混ぜられ、上円
盤51の振り分け山部51Aに振り分けられて、ほぼ均
等にメダル落し穴50Aに入り込む。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載のホッパー装置によれば、
回転ディスクに収納されたメダルが、動摩擦を受ける面
積を極力減らしたホッパー装置を提供することができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のホッパー装置を示す組立斜
視図である。
【図2】本発明の一実施例のホッパー本体を示す斜視図
である。
【図3】本発明の一実施例のホッパー本体の一部を示す
平面図である。
【図4】本発明の一実施例のホッパー本体を示す一部切
り欠き平面図である。
【図5】本発明の一実施例のホッパー本体の一部を示す
縦断面図である。
【図6】本発明の一実施例のホッパー本体の一部を示す
正面図である。
【図7】本発明の一実施例のホッパータンクを示す斜視
図である。
【図8】従来のホッパー装置を示す斜視図である。
【図9】従来のホッパー装置であって回転ディスク20
を取り外した状態を示す斜視図である。
【図10】従来のホッパー装置に用いられる回転ディス
クを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ホッパー本体 11 ブラケット 12 ベースプレート 12A 貫通穴 12B 平板部 12C 収納凹部 12D 送り出し欠設部 12E 内部空間 12F ゴミ落し穴 13 ホッパーモーター 13A 出力軸 13B スライド面 14 中間板 18 ガイドピン駆動機構 18A ガイドピン
ベース 18B ガイド回動軸 18C カムピンロ
ーラー 18D ガイドピン 19 カウンターローラー 20 回転ディスク 20A メダル落し
穴 21 円盤部 22 中心円部 23 カム板部 24 送り出し突条 30 ホッパータンク 40 ホッパー本体 41 ブラケット 42 ベースプレート 42A 貫通穴 42B 平板部 42C 収納凹部 42D 回転ディスク囲み部 42E 送り出し欠
設部 42F スクープ固定部 42G ゴミ排除穴 42H スクープロックピン 42I 固定ディス
ク固定部 42J 送り出し滑走板材 42K 送り出しガ
イド 43 ホッパーモーター 43A 出力軸 43B 横棒 44 固定ディスク 44A 欠設部 45 スライド板 46 ガイドピン駆動機構 46A ガイドピン
ベース 46B ガイド回動軸 46C カムピンロ
ーラー 46D ガイドピン 47 カウンターローラー機構 47A ローラーベ
ース 47B カウンター回動軸 47C カウンター
ローラー 50 回転ディスク 50A メダル落し
穴 51 上円盤 51A 振り分け山
部 51B カム板部 52 下円盤 52A メダル収納
部 52B 欠設円部 52C 外円部 52D 送り出し突条 52E ゴミ落し穴 52F 出力軸適合部 60 ホッパータンク 61 タンク部 61A 開口上部 61B スクープ接続部 61C 滑走穴 61D 滑走板 61E かき混ぜス
プリング 62 スクープ部 62A ベース部 62B ベース筒部 62C 突出筒部 62D スライド面 62E ロック部 62F かみ合い部 62G 移動穴 90 メダル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状のベースプレート、及びベースプレ
    ートに固定されるホッパーモーターを有して形成されて
    おり、このホッパーモーターに着脱自在の回転ディスク
    が装着されるホッパー装置であって、 ベースプレートは、下方に向かって凹設した収納凹部を
    有し、その収納凹部には貫通穴が設けてあり、その貫通
    穴からホッパーモーターの出力軸が突出し、 収納凹部には、C字形のリング状の固定ディスクを固定
    すると共に、このC字形のリング状の固定ディスクのリ
    ングの欠設部には、回転ディスク中のメダルが当接する
    ガイドピンが位置し、 回転ディスクは、メダル外径よりも若干大きな複数のメ
    ダル落し穴を均等に配して有する円盤状の上円盤と、そ
    の上円盤よりやや小さい外径となり且つメダル落し穴の
    中心付近である固定ディスク外径位置が内径となる円環
    状の下円盤とが、両円盤の間に介在する送り出し突条に
    よって上円盤下面と下円盤上面との高さをメダル厚より
    も若干高くなるように形成することによってメダル収納
    部を有し、回転ディスク中のメダルは、回転ディスクの回転に伴
    い、一部が下円盤上に位置し、一部が固定ディスク上を
    滑りながら、ガイドピンに当接し、その後送り出し突条
    によって外部に送り出されるように 形成したことを特徴
    とするホッパー装置。
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