JP2002263357A - ホッパ装置 - Google Patents

ホッパ装置

Info

Publication number
JP2002263357A
JP2002263357A JP2001065563A JP2001065563A JP2002263357A JP 2002263357 A JP2002263357 A JP 2002263357A JP 2001065563 A JP2001065563 A JP 2001065563A JP 2001065563 A JP2001065563 A JP 2001065563A JP 2002263357 A JP2002263357 A JP 2002263357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medal
medals
hopper
hopper device
payout
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001065563A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3341837B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Mizuno
信行 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympia KK filed Critical Olympia KK
Priority to JP2001065563A priority Critical patent/JP3341837B2/ja
Publication of JP2002263357A publication Critical patent/JP2002263357A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3341837B2 publication Critical patent/JP3341837B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技装置などに用いられるホッパ装置におい
て、メダルを不正に入手する行為を困難にさせる。 【解決手段】 この発明に係るホッパ装置は、ホッパタ
ンクのメダル排出口に隣接し、メダルがはまり込む複数
のメダル穴を有し、メダルをメダル排出口へ誘導する回
転ディスクと、この回転ディスクを回転駆動することに
より、遊技者に対してメダルを払い出すホッパモータと
を備えたホッパ装置において、前記回転ディスクを、前
記メダル排出口の反対側に向かって下り傾斜して設け
た。メダル排出口からホッパ装置の中心部たる回転ディ
スク、カウンタローラなどへの経路が直線状ではなく、
メダル排出口から針金等を差し込んでもこれら部分にア
クセスすることは困難である。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】この発明は、スロットマシン
などのメダルゲーム機やメダル貸し機等に使用されるホ
ッパ装置に関する。
【従来の技術】従来、この種のホッパ装置は、メダルを
貯留するホッパタンクと、このホッパタンク内に貯留さ
れたメダルを1枚ずつ排出するホッパ本体とを備えてい
た。上記従来のホッパ本体は、ハウジングと、このハウ
ジングに回転可能に支持され、ホッパタンクから落下し
たメダルが上方より1枚ずつはまり込む複数個のメダル
落とし穴及び各メダル落とし穴に個々に連通するととも
に、半径方向外向きに開放したメダル排出口を有する回
転ディスクと、この回転ディスクを回転するホッパモー
タと、このホッパモータの駆動力により回転ディスクの
回転時に、回転ディスクのメダル落とし穴に落ち込んだ
メダルを、そのメダル排出口から外部に排出するメダル
排出装置とを備えていた。上記従来の回転ディスクは、
上下に貫通した複数のメダル落とし穴が形成されたディ
スク本体と、このディスク本体の下面に固定され、ディ
スク本体の下面からメダルの厚みにほぼ等しい間隔だけ
下方に離れるとともに、メダル落とし穴の開口下面に対
向し、メダル落とし穴に落下したメダルを下方より受け
止めるメダル受けと、前記ディスク本体とメダル受けと
の間隔内に位置するとともに、隣接したメダル落とし穴
の間をそれぞれ仕切る複数の仕切壁とを備えていた。そ
して、上記ホッパ装置は、回転ディスクを所定角度だけ
回転させることにより、メダル穴にはまり込んだメダル
を1個づつ遊技者に払い出している。
【発明が解決しようとする課題】メダル排出口から針
金、金属板等を挿入してカウンタローラの動きを阻害す
るなどの行為により不正にメダルを得ようとする者がい
た。メダルの払い出し枚数のカウントをごまかしてより
多くのメダルを得ようとするのである。本発明は、係る
不正行為を防止するためになされたもので、不正行為を
困難にさせることができるホッパ装置に関する。
【課題を解決するための手段】この発明に係るホッパ装
置は、上部にメダル供給口を有し、下部に前記メダル供
給口より小さなメダル排出口を有するホッパタンクと、
このホッパタンクのメダル排出口に隣接し、メダルがは
まり込む複数のメダル穴を有し、前記メダルを前記メダ
ル排出口へ誘導する回転ディスクと、この回転ディスク
を回転駆動することにより、遊技者に対してメダルを払
い出すホッパモータとを備えたホッパ装置において、前
記回転ディスクを、前記メダル排出口の反対側に向かっ
て下り傾斜して設けたものである。従来のホッパ装置で
は、前記回転ディスクは前記メダル排出口に向かって下
り傾斜して設けていた。この方がメダルの排出の流れと
しては自然であるが、他方、不正行為の影響を受けやす
いという問題がある。本願発明のように構成すれば、メ
ダル排出口からホッパ装置の中心部たる回転ディスク、
カウンタローラなどへの経路が直線状ではなく、したが
って、メダル排出口から針金、金属板等を差し込んでも
これら部分にアクセスすることは困難である。この発明
に係るホッパ装置は、上部にメダル供給口を有し、下部
に前記メダル供給口より小さなメダル排出口を有するホ
ッパタンクと、このホッパタンクのメダル排出口に隣接
し、メダルがはまり込む複数のメダル穴を有し、前記メ
ダルを前記メダル排出口へ誘導する回転ディスクと、こ
の回転ディスクを回転駆動することにより、遊技者に対
してメダルを払い出すホッパモータとを備えたホッパ装
置において、前記メダル排出口に設けられた払い出しシ
ュートと、前記払い出しシュートの上に所定の間隔をあ
けて設けられた払い出しサブシュートとを備えたもので
ある。好ましくは、前記払い出しサブシュートの端部に
凹凸が設けられる。メダル排出口の内部を複雑に構成す
ることにより、不正行為を防止することができる。例え
ば、メダル排出口から差し込んだ針金等は、前記払い出
しシュートと前記払い出しサブシュートの間の隙間に入
り込み、ホッパ装置の中心部に達することができない。
前記針金等が前記払い出しサブシュートの凹凸に入り込
んでも同様である。好ましくは、前記ホッパタンクの前
記メダル排出口の近傍に設けられ、前記払い出しシュー
ト及び/又は前記払い出しサブシュートとの間でメダル
用通路を形成する部材を備え、前記部材は前後に移動可
能であり、移動時に前記メダル用通路が広がるように構
成されている。この発明に係るホッパ装置は、上部にメ
ダル供給口を有し、下部に前記メダル供給口より小さな
メダル排出口を有するホッパタンクと、このホッパタン
クのメダル排出口に隣接し、メダルがはまり込む複数の
メダル穴を有し、前記メダルを前記メダル排出口へ誘導
する回転ディスクと、この回転ディスクを回転駆動する
ことにより、遊技者に対してメダルを払い出すホッパモ
ータとを備えたホッパ装置において、前記回転ディスク
のメダル穴に保持されたメダルに接触して、このメダル
を外側に押し出す複数の押し出しピンと、メダル用通路
に設けられ、押し出されたメダルを受けて回動し、メダ
ルが排出されるように前記メダル用通路から移動すると
ともに、メダルの排出枚数をカウントするためのカウン
タローラと、前記カウンタローラの回転中心となる回動
軸とを備え、前記複数の押し出しピンは、前記回転ディ
スクの中心寄りの第1ピンと円周寄りの第2ピンを含
み、前記第1ピンは前記メダル用通路の略中央に設けら
れ、前記第2ピンは前記カウンタローラ寄りに設けら
れ、前記回動軸は固定されているものである。カウンタ
ローラの回転中心たる回動軸が固定されているので、カ
ウンタローラの動きを針金等で妨げることが困難であ
る。好ましくは、前記カウンタローラを、その軸心線と
前記メダル用排出通路面がなす角度を鋭角に形成するよ
うに斜めに設ける。本願発明のように構成すれば、メダ
ル排出口からホッパ装置のカウンタローラなどへの経路
が直線状ではなく、したがって、メダル排出口から針金
等を差し込んでも当該部分にアクセスすることは困難で
ある。
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態に係るホッ
パ装置について図面を参照して説明する。図1〜4は、
本発明の一実施例を示すものであり、図1はホッパ装置
の正面図(図1(a))、右側面図(図1(b))、上
面図(図1(c))である。図2はホッパ装置のホッパ
タンク側の分解斜視図、図3はホッパ装置のホッパシャ
ーシ側の分解斜視図である。図4は、回転ディスク3の
上面詳細図であり、メダルの払い出し動作を説明するた
めのものである。図4においてMはメダルの排出経路を
示す。このホッパ装置は、例えばスロットマシン等のメ
ダルゲーム機に使用される。上記ホッパ装置は、大別す
ると、メダルMを貯留するホッパタンク1と、このホッ
パタンク1内に貯留されたメダルMを1枚ずつ排出する
ホッパ本体とを備える。上記ホッパ本体は、大別する
と、ホッパシャーシ2と、このホッパシャーシ2に回転
可能に支持され、ホッパタンク1から落下したメダルM
が上方より1枚ずつはまり込む複数個、ここでは5個の
メダル落とし穴を有するロータディスク3と、このロー
タディスク3を回転するDCモーター34とを備えてい
る。このDCモーター34の駆動力により回転するロー
タディスク3の回転時に、ロータディスク3のメダル落
とし穴に落ち込んだメダルMは、メダル排出口から外部
に排出される。上記ホッパシャーシ2の上部には、ベー
スプレート5が斜めに取り付けられる。ベースプレート
5にはDCモーター34が固定されている。DCモータ
ー34の出力軸は、ベースプレート5を貫通して、その
上面のほぼ中央に突出している。ベースプレート5が斜
めになっているので、DCモーターの出力軸は垂直方向
に対して交差している。このため、ロータディスク3
は、そのメダル排出口側が高く、その反対側が低くなっ
ている。ベースプレート5の上にはハウジングサポート
4が位置する。ハウジングサポート4の周囲には隆起し
た突縁部が形成されている。この突縁部のメダル排出口
の部分は切り欠かれており、メダルはこの部分を通って
排出される。ロータディスク3のメダル落とし穴に落ち
込んだメダルMが、ロータディスク3の回転に伴いメダ
ル排出口に位置すると、当該メダルMはメダル排出口を
通って外部に排出される。このように、ロータディスク
3の回転に伴い、メダルMが順番に排出される。ホッパ
タンク1及びホッパシャーシ2はいずれも樹脂製であ
る。 (基板受けのワンタッチ取り付け機構)制御基板ホルダ
32はホッパシャーシ2に取り付けられる。制御基板ホ
ルダ32には、制御基板41を内蔵する制御基板ケース
42がワンタッチで取り付けられる。制御基板ホルダ3
2の下側両端には可撓性を有するつめがそれぞれ設けら
れる。これらのつめに制御基板ケース42が嵌まり込
み、しっかりと固定される。制御基板ケース42を外す
ためには、まずコネクタ44を抜き、そして制御基板ホ
ルダ32の2つのつめを外側に押し開く。すると、制御
基板ケース42は簡単に外れる。 (コイン排出口の段差)コイン排出口には不正行為防止
のために段差が設けられている。ホッパシャーシ2のメ
ダル払い出し口には金属製の払い出しシュート23が設
けられる。払い出しシュート23を設けることにより、
メダルが滑らかに排出され、メダルが詰まることを防止
できる。払い出しシュート23の上側には樹脂製の払い
出しサブシュート24が設けられる。この払い出しサブ
シュート24は従来用いられていなかったものである。
払い出しサブシュート24の厚みは1〜2mm程度であ
る。払い出しシュート23の上端は直線ではなく、上側
に折り曲げられている。払い出しサブシュート24は、
払い出しシュート23の折り曲げられている端部の上に
設けられているため、払い出しシュート23と払い出し
サブシュート24の間には約1mm程度の隙間が生じ
る。また、払い出しサブシュート24の下側端部つまり
メダル払い出し口側の端部には凹凸が設けられている。
これら隙間及び凹凸は、いずれも不正行為の防止に効果
がある。以下、その理由を説明する。例えば、不正行為
によりメダルを入手しようとする者は、メダルの払い出
し口から針金などの棒状あるいは金属板などの板状のも
のを差し込み、メダルを計数するセンサ(カウンタアー
ム8、遊技メダル払い出しセンサ43)の動作を止め、
所定数のメダルを払い出してもロータ3が回転し続ける
ようにしていた。しかし、本発明の実施の形態に係るホ
ッパ装置によれば、メダルの払い出し口から針金を差し
込んでも、(1)針金が払い出しシュート23と払い出
しサブシュート24の間の隙間に入ってしまい、カウン
タアーム8まで届かない。(2)払い出しサブシュート
24の先端の凹凸により、どの部分がメダル通路である
か判然とせず、針金などを先に進ませることができな
い。(3)ロータディスク3、そのハウジングサポート
4が斜めになっているので、針金をカウンタアーム8ま
で届かせることができない。届かせるためには針金の先
端を予め曲げておく必要があるが、これでは途中引っか
かりやすく針金をなかなか先に進ませることができな
い。以上の理由により、本発明の実施の形態に係るホッ
パ装置では不正行為は従来よりもやりにくく、万一不正
行為を行おうとしても熟練と時間を必要とする。従っ
て、本発明の実施の形態に係るホッパ装置は、従来より
も不正行為を防止することができると言える。 (払い出し詰まり排除機構)このホッパ装置には、メダ
ルがつまったときそれを排除するためのメカニズムが設
けられている。不正行為対策のためにコイン排出口が狭
くなったため、メダルが詰まりやすくなった。そのため
にシュートボックス25が設けられた。払い出しシュー
ト23の上に払い出しサブシュート24が設けられてい
る。このため、従来のホッパ装置と比べてメダルの通路
が狭くなり、その結果、従来のホッパ装置よりもメダル
が詰まるおそれがある。そのため、メダル払い出し口の
上に可動式のシュートボックス25を設け、万一メダル
が詰まったときこれを手前に引っ張ることによりメダル
の通路を広げ、詰まったメダルを取り出しやすいように
している。シュートボックス25は、シュートボックス
用ばね26により通常は内側すなわちロータディスク3
側に押し付けられている。万一、メダルが詰まったと
き、管理者がシュートボックス25を手前に引いてこれ
を移動させる。すると払い出しシュート23及び払い出
しサブシュート24とシュートボックス25の間隔が広
がり、したがってメダルの通路が広がり詰まったメダル
を取り出すことができる。シュートボックス25を離す
とばね26により元の位置に戻る。 (カウンタローラの構造及びその角度)従来のホッパ装
置のカウンタローラはカウント動作と無関係に可動し
た。そのため針金や定規などでカウンタローラを開いた
状態(メダルを出す状態)のままにしておくことがやり
易かった。このようにされるとメダルのカウンタが動作
せず、メダルが際限なく払い出された。この発明の実施
の形態に係るホッパ装置において、払い出されたメダル
をカウントするためのカウンタローラ7(カウンタアー
ム8に設けられている)はセパレータ6を中心に回動す
る。ロータディスク3に設けられた穴に嵌まり込んだメ
ダルは、ロータディスク3の回転に伴い移動し、メダル
払い出し口のところでガイドピン36により押し出され
てメダル通路の方に誘導される。このときメダルはカウ
ンタアーム8に設けられているローラを回動させる。こ
れにより、カウンタアーム8に設けられている突起が遊
技メダル払い出しセンサ43の間に入り、光源の光を遮
断し、受光素子がこれを検出する。このように、1つの
メダルが払い出されるとき当該メダルはローラを1回押
すので、センサ43によりメダルの払い出し数をカウン
トできる。従来のホッパ装置においては、メダルが通過
する位置に関して若干の誤差を許容していたので、ロー
ラばかりでなくセパレータ6の位置も可動した。しか
し、そのため不正行為者は比較的容易にローラの動きを
止めることができた。これに対して、この発明の実施の
形態に係るホッパ装置において、前述のようにセパレー
タ6は固定されているので、従来よりも不正行為を行い
づらくなっている。セパレータ6を固定するためにはメ
ダルの通路を精度よく確定しなければならず、ガイドピ
ン36の位置及び数を工夫する必要がある。この発明の
実施の形態に係るホッパ装置において、ガイドピン36
を2つにするとともに、その位置を適切に選択すること
により、これを実現している。また、ベースプレート5
にカウンタローラ7がほぼ垂直に設けられているが、ベ
ースプレート5が斜めに設けられていることにより、従
来よりも、カウンタローラ7の軸心線と前記メダル用排
出通路面がなす角度が鋭角に形成される。つまり、カウ
ンタローラ7の軸と、メダル用排出通路面は平行に近く
なっている。このため、不正行為を行おうとして針金等
をメダル用排出通路から挿入しても、カウンタローラ7
の軸に充分な力を加えることができない(力を加えよう
としても針金等の先が滑ってうまくいかない)。したが
って、不正行為を防止することができる。 (ガイドピンの2箇所化)2つのガイドピン36は、ハ
ウジングサポート4のメダル払い出し口付近に設けられ
ている。2つのガイドピン36はガイドピン押さえ10
にそれぞれガイドピン用ばね37を介して取り付けられ
る。ガイドピン36はガイドピン36はガイドピン用ば
ね37により上方に圧着され、ハウジングサポート4の
表面から約1mm程度突出している。ガイドピン用ばね
37の弾性により、ガイドピン36が上方から押される
と、ガイドピン36はハウジングサポート4内部に後退
し、ガイドピン36の頭部がハウジングサポート4の表
面と一致するようになる。図4を参照して説明する。ロ
ータディスク3のメダル落とし穴に落ち込んだメダルM
が、ロータディスク3の回転に伴いメダル排出口に位置
すると、メダルMはガイドピン36に当たり、ロータデ
ィスク3の回転に伴いメダルMは外側に押し出される。
その際にカウンタアーム8に設けられているローラを矢
印の方向に押し広げ、遊技メダルガイド12とセパレー
タ6及びカウンタアーム8の間を通過し、メダルMはメ
ダル排出口を通って外部に排出される。メダルMが排出
されると、カウンタローラ7はカウンタ引きばね9の弾
性により元の位置に戻る。遊技メダルガイド12は、メ
ダルの動きを規制して、メダルをメダル通路に沿って滑
らかに移動させる。メダルをメダル通路に誘導する際に
2つのガイドピン36はそれぞれ異なる役割を果たす。
ガイドピン36aはメダルに最初に接触し、メダルを外
側に押し出す。ガイドピン36bは外側に移動しつつあ
るメダルを、ロータディスク3の回転方向に移動しない
ように規制しつつ、さらに外側に移動させる。ガイドピ
ン36を2つ設けることにより、メダルをその通路に正
確に誘導することができる。本発明は、以上の実施の形
態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された
発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本
発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでも
ない。
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るホッ
パ装置によれば、メダル排出口からホッパ装置の中心部
たる回転ディスク、カウンタローラなどへの経路が直線
状ではなく、したがって、メダル排出口から針金等を差
し込んでもこれら部分にアクセスすることは困難にな
る。また、メダル排出口の内部を複雑に構成することに
より、不正行為を防止することができる。また、カウン
タローラの回転中心たる回動軸が固定されているので、
カウンタローラの動きを針金等で妨げることが困難であ
る。また、メダル排出口からホッパ装置のカウンタロー
ラなどへの経路が直線状ではなく、したがって、メダル
排出口から針金等を差し込んでも当該部分にアクセスす
ることは困難になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)は本発明の実施の形態に係るホッ
パ装置の正面図、図1(b)は同右側面図、図1(c)
は同上面図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係るホッパ装置のホッ
パタンク側の分解斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るホッパ装置のホッ
パシャーシ側の分解斜視図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係るホッパ装置のメダ
ルの払い出し動作を説明するためのものである。
【符号の説明】
1 ホッパタンク、2 ホッパシャーシ、3 ロータデ
ィスク、4 ハウジングサポート、5 ベースプレー
ト、6 セパレータ、7 カウンタローラ、8 カウン
タアーム、9 カウンタアーム引きばね、10 ガイド
ピン押さえ、11スリップリング、12 遊技メダルガ
イド、13 ホルダリング、14 ホルダロック、15
ホルダロック用ばね、16 ロックボタン、17 ボ
タンハウジング、18 ロックボタン用ばね、19、2
0 フロント金具、21、22 サイドロック、23
払い出しシュート、24 払い出しサブシュート、25
シュートボックス、26 シュートボックス用ばね、
27 タンクアーム、28ボトムアーム、29 サブシ
ュート、30 リアシュート、31 コネクタブラケッ
ト、32 制御基板ホルダ、33 フロントシール、3
4 DCモータ、35 アース線、36 ガイドピン、
37 ガイドピン用ばね、38 セパレータ引きばね、
39 センサブラケット、40 カウンタゴム、41
制御基板、42 制御基板ケース、43 遊技メダル払
い出しセンサ基板、44 ハーネス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月18日(2002.6.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ホッパ装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スロットマシン
などのメダルゲーム機やメダル貸し機等に使用されるホ
ッパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のホッパ装置は、メダルを
貯留するホッパタンクと、このホッパタンク内に貯留さ
れたメダルを1枚ずつ排出するホッパ本体とを備えてい
た。
【0003】上記従来のホッパ本体は、ハウジングと、
このハウジングに回転可能に支持され、ホッパタンクか
ら落下したメダルが上方より1枚ずつはまり込む複数個
のメダル落とし穴及び各メダル落とし穴に個々に連通す
るとともに、半径方向外向きに開放したメダル排出口を
有する回転ディスクと、この回転ディスクを回転するホ
ッパモータと、このホッパモータの駆動力により回転デ
ィスクの回転時に、回転ディスクのメダル落とし穴に落
ち込んだメダルを、そのメダル排出口から外部に排出す
るメダル排出装置とを備えていた。
【0004】上記従来の回転ディスクは、上下に貫通し
た複数のメダル落とし穴が形成されたディスク本体と、
このディスク本体の下面に固定され、ディスク本体の下
面からメダルの厚みにほぼ等しい間隔だけ下方に離れる
とともに、メダル落とし穴の開口下面に対向し、メダル
落とし穴に落下したメダルを下方より受け止めるメダル
受けと、前記ディスク本体とメダル受けとの間隔内に位
置するとともに、隣接したメダル落とし穴の間をそれぞ
れ仕切る複数の仕切壁とを備えていた。
【0005】そして、上記ホッパ装置は、回転ディスク
を所定角度だけ回転させることにより、メダル穴にはま
り込んだメダルを1個づつ遊技者に払い出している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】メダル排出口から針
金、金属板等を挿入してカウンタローラの動きを阻害す
るなどの行為により不正にメダルを得ようとする者がい
た。メダルの払い出し枚数のカウントをごまかしてより
多くのメダルを得ようとするのである。
【0007】本発明は、係る不正行為を防止するために
なされたもので、不正行為を困難にさせることができる
ホッパ装置に関する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るホッパ装
置は、上部にメダル供給口を有し、下部に前記メダル供
給口より小さなメダル排出口を有するホッパタンクと、
このホッパタンクのメダル排出口に隣接し、メダルがは
まり込む複数のメダル穴を有し、前記メダルを前記メダ
ル排出口へ誘導する回転ディスクと、この回転ディスク
を回転駆動することにより、遊技者に対してメダルを払
い出すホッパモータとを備えたホッパ装置において、前
記メダル排出口に設けられた払い出しシュートと、前記
払い出しシュートの上に所定の間隔をあけて設けられた
払い出しサブシュートとを備えたものである。
【0009】好ましくは、前記払い出しサブシュートの
端部に凹凸が設けられる。メダル排出口の内部を複雑に
構成することにより、不正行為を防止することができ
る。例えば、メダル排出口から差し込んだ針金等は、前
記払い出しシュートと前記払い出しサブシュートの間の
隙間に入り込み、ホッパ装置の中心部に達することがで
きない。前記針金等が前記払い出しサブシュートの凹凸
に入り込んでも同様である。
【0010】好ましくは、前記ホッパタンクの前記メダ
ル排出口の近傍であって前記回転ディスクの外側に設け
られ、前記払い出しシュート及び/又は前記払い出しサ
ブシュートとの間でメダル用通路を形成するシュートボ
ックスを備え、前記シュートボックスは、通常は内側す
なわち前記回転ディスク側に押し付けられ、メダルが詰
まったとき前記シュートボックスは外側に移動され、移
動時に前記メダル用通路が広がるように構成されてい
る。
【0011】この発明に係るホッパ装置は、上部にメダ
ル供給口を有し、下部に前記メダル供給口より小さなメ
ダル排出口を有するホッパタンクと、このホッパタンク
のメダル排出口に隣接し、メダルがはまり込む複数のメ
ダル穴を有し、前記メダルを前記メダル排出口へ誘導す
る回転ディスクと、この回転ディスクを回転駆動するこ
とにより、遊技者に対してメダルを払い出すホッパモー
タと、前記回転ディスクを載せるハウジングサポートと
を備えたホッパ装置において、前記ハウジングサポート
の周囲には隆起した突縁部が形成され、前記突縁部の内
側に前記回転ディスクが載置され、この突縁部のうち少
なくとも前記メダル排出口に連通する部分は切り欠かれ
ており、前記突縁部の切り欠き部と前記回転ディスクの
回転軸の間の前記ハウジングサポート上に設けられ、前
記回転ディスクのメダル穴に保持されたメダルに接触し
て、このメダルを前記メダル穴から前記突縁部の切り欠
き部へ向けて押し出す複数の押し出しピンと、前記突縁
部の切り欠き部に設けられたメダル用通路の近傍であっ
て前記回転ディスクの円周の外側近傍に設けられ、押し
出されたメダルを受けて前記回転ディスクの外側へ回動
し、メダルが排出されるように前記メダル用通路から移
動するとともに、メダルの排出枚数をカウントするため
のカウンタローラと、前記回転ディスクの円周の外側近
傍に設けられ、前記カウンタローラの回転中心となる回
動軸とを備え、前記複数の押し出しピンは、前記回転デ
ィスクの中心寄りの第1ピンと円周寄りの第2ピンを含
み、前記第1ピンは前記突縁部の切り欠き部の略正面に
設けられ、前記第2ピンは前記カウンタローラ寄りに設
けられ、前記回動軸は固定されているものである。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態に係るホッ
パ装置について図面を参照して説明する。図1〜4は、
本発明の一実施例を示すものであり、図1はホッパ装置
の正面図(図1(a))、右側面図(図1(b))、上
面図(図1(c))である。図2はホッパ装置のホッパ
タンク側の分解斜視図、図3はホッパ装置のホッパシャ
ーシ側の分解斜視図である。図4は、回転ディスク3の
上面詳細図であり、メダルの払い出し動作を説明するた
めのものである。図4においてMはメダルの排出経路を
示す。
【0013】このホッパ装置は、例えばスロットマシン
等のメダルゲーム機に使用される。上記ホッパ装置は、
大別すると、メダルMを貯留するホッパタンク1と、こ
のホッパタンク1内に貯留されたメダルMを1枚ずつ排
出するホッパ本体とを備える。
【0014】上記ホッパ本体は、大別すると、ホッパシ
ャーシ2と、このホッパシャーシ2に回転可能に支持さ
れ、ホッパタンク1から落下したメダルMが上方より1
枚ずつはまり込む複数個、ここでは5個のメダル落とし
穴を有するロータディスク3と、このロータディスク3
を回転するDCモーター34とを備えている。このDC
モーター34の駆動力により回転するロータディスク3
の回転時に、ロータディスク3のメダル落とし穴に落ち
込んだメダルMは、メダル排出口から外部に排出され
る。
【0015】上記ホッパシャーシ2の上部には、ベース
プレート5が斜めに取り付けられる。ベースプレート5
にはDCモーター34が固定されている。DCモーター
34の出力軸は、ベースプレート5を貫通して、その上
面のほぼ中央に突出している。ベースプレート5が斜め
になっているので、DCモーターの出力軸は垂直方向に
対して交差している。このため、ロータディスク3は、
そのメダル排出口側が高く、その反対側が低くなってい
る。
【0016】ベースプレート5の上にはハウジングサポ
ート4が位置する。ハウジングサポート4の周囲には隆
起した突縁部が形成されている。この突縁部のメダル排
出口の部分は切り欠かれており、メダルはこの部分を通
って排出される。
【0017】ロータディスク3のメダル落とし穴に落ち
込んだメダルMが、ロータディスク3の回転に伴いメダ
ル排出口に位置すると、当該メダルMはメダル排出口を
通って外部に排出される。このように、ロータディスク
3の回転に伴い、メダルMが順番に排出される。
【0018】ホッパタンク1及びホッパシャーシ2はい
ずれも樹脂製である。
【0019】(基板受けのワンタッチ取り付け機構)制
御基板ホルダ32はホッパシャーシ2に取り付けられ
る。制御基板ホルダ32には、制御基板41を内蔵する
制御基板ケース42がワンタッチで取り付けられる。制
御基板ホルダ32の下側両端には可撓性を有するつめが
それぞれ設けられる。これらのつめに制御基板ケース4
2が嵌まり込み、しっかりと固定される。制御基板ケー
ス42を外すためには、まずコネクタ44を抜き、そし
て制御基板ホルダ32の2つのつめを外側に押し開く。
すると、制御基板ケース42は簡単に外れる。
【0020】(コイン排出口の段差)コイン排出口には
不正行為防止のために段差が設けられている。ホッパシ
ャーシ2のメダル払い出し口には金属製の払い出しシュ
ート23が設けられる。払い出しシュート23を設ける
ことにより、メダルが滑らかに排出され、メダルが詰ま
ることを防止できる。払い出しシュート23の上側には
樹脂製の払い出しサブシュート24が設けられる。この
払い出しサブシュート24は従来用いられていなかった
ものである。払い出しサブシュート24の厚みは1〜2
mm程度である。払い出しシュート23の上端は直線で
はなく、上側に折り曲げられている。払い出しサブシュ
ート24は、払い出しシュート23の折り曲げられてい
る端部の上に設けられているため、払い出しシュート2
3と払い出しサブシュート24の間には約1mm程度の
隙間が生じる。また、払い出しサブシュート24の下側
端部つまりメダル払い出し口側の端部には凹凸が設けら
れている。これら隙間及び凹凸は、いずれも不正行為の
防止に効果がある。以下、その理由を説明する。
【0021】例えば、不正行為によりメダルを入手しよ
うとする者は、メダルの払い出し口から針金などの棒状
あるいは金属板などの板状のものを差し込み、メダルを
計数するセンサ(カウンタアーム8、遊技メダル払い出
しセンサ43)の動作を止め、所定数のメダルを払い出
してもロータ3が回転し続けるようにしていた。
【0022】しかし、本発明の実施の形態に係るホッパ
装置によれば、メダルの払い出し口から針金を差し込ん
でも、(1)針金が払い出しシュート23と払い出しサ
ブシュート24の間の隙間に入ってしまい、カウンタア
ーム8まで届かない。(2)払い出しサブシュート24
の先端の凹凸により、どの部分がメダル通路であるか判
然とせず、針金などを先に進ませることができない。
(3)ロータディスク3、そのハウジングサポート4が
斜めになっているので、針金をカウンタアーム8まで届
かせることができない。届かせるためには針金の先端を
予め曲げておく必要があるが、これでは途中引っかかり
やすく針金をなかなか先に進ませることができない。
【0023】以上の理由により、本発明の実施の形態に
係るホッパ装置では不正行為は従来よりもやりにくく、
万一不正行為を行おうとしても熟練と時間を必要とす
る。従って、本発明の実施の形態に係るホッパ装置は、
従来よりも不正行為を防止することができると言える。
【0024】(払い出し詰まり排除機構)このホッパ装
置には、メダルがつまったときそれを排除するためのメ
カニズムが設けられている。不正行為対策のためにコイ
ン排出口が狭くなったため、メダルが詰まりやすくなっ
た。そのためにシュートボックス25が設けられた。
【0025】払い出しシュート23の上に払い出しサブ
シュート24が設けられている。このため、従来のホッ
パ装置と比べてメダルの通路が狭くなり、その結果、従
来のホッパ装置よりもメダルが詰まるおそれがある。
【0026】そのため、メダル払い出し口の上に可動式
のシュートボックス25を設け、万一メダルが詰まった
ときこれを手前に引っ張ることによりメダルの通路を広
げ、詰まったメダルを取り出しやすいようにしている。
シュートボックス25は、シュートボックス用ばね26
により通常は内側すなわちロータディスク3側に押し付
けられている。万一、メダルが詰まったとき、管理者が
シュートボックス25を手前に引いてこれを移動させ
る。すると払い出しシュート23及び払い出しサブシュ
ート24とシュートボックス25の間隔が広がり、した
がってメダルの通路が広がり詰まったメダルを取り出す
ことができる。シュートボックス25を離すとばね26
により元の位置に戻る。
【0027】(カウンタローラの構造及びその角度)従
来のホッパ装置のカウンタローラはカウント動作と無関
係に可動した。そのため針金や定規などでカウンタロー
ラを開いた状態(メダルを出す状態)のままにしておく
ことがやり易かった。このようにされるとメダルのカウ
ンタが動作せず、メダルが際限なく払い出された。
【0028】この発明の実施の形態に係るホッパ装置に
おいて、払い出されたメダルをカウントするためのカウ
ンタローラ7(カウンタアーム8に設けられている)は
セパレータ6を中心に回動する。ロータディスク3に設
けられた穴に嵌まり込んだメダルは、ロータディスク3
の回転に伴い移動し、メダル払い出し口のところでガイ
ドピン36により押し出されてメダル通路の方に誘導さ
れる。このときメダルはカウンタアーム8に設けられて
いるローラを回動させる。これにより、カウンタアーム
8に設けられている突起が遊技メダル払い出しセンサ4
3の間に入り、光源の光を遮断し、受光素子がこれを検
出する。このように、1つのメダルが払い出されるとき
当該メダルはローラを1回押すので、センサ43により
メダルの払い出し数をカウントできる。
【0029】従来のホッパ装置においては、メダルが通
過する位置に関して若干の誤差を許容していたので、ロ
ーラばかりでなくセパレータ6の位置も可動した。しか
し、そのため不正行為者は比較的容易にローラの動きを
止めることができた。これに対して、この発明の実施の
形態に係るホッパ装置において、前述のようにセパレー
タ6は固定されているので、従来よりも不正行為を行い
づらくなっている。
【0030】セパレータ6を固定するためにはメダルの
通路を精度よく確定しなければならず、ガイドピン36
の位置及び数を工夫する必要がある。この発明の実施の
形態に係るホッパ装置において、ガイドピン36を2つ
にするとともに、その位置を適切に選択することによ
り、これを実現している。
【0031】また、ベースプレート5にカウンタローラ
7がほぼ垂直に設けられているが、ベースプレート5が
斜めに設けられていることにより、従来よりも、カウン
タローラ7の軸心線と前記メダル用排出通路面がなす角
度が鋭角に形成される。つまり、カウンタローラ7の軸
と、メダル用排出通路面は平行に近くなっている。この
ため、不正行為を行おうとして針金等をメダル用排出通
路から挿入しても、カウンタローラ7の軸に充分な力を
加えることができない(力を加えようとしても針金等の
先が滑ってうまくいかない)。したがって、不正行為を
防止することができる。
【0032】(ガイドピンの2箇所化)2つのガイドピ
ン36は、ハウジングサポート4のメダル払い出し口付
近に設けられている。2つのガイドピン36はガイドピ
ン押さえ10にそれぞれガイドピン用ばね37を介して
取り付けられる。ガイドピン36はガイドピン36はガ
イドピン用ばね37により上方に圧着され、ハウジング
サポート4の表面から約1mm程度突出している。ガイ
ドピン用ばね37の弾性により、ガイドピン36が上方
から押されると、ガイドピン36はハウジングサポート
4内部に後退し、ガイドピン36の頭部がハウジングサ
ポート4の表面と一致するようになる。
【0033】図4を参照して説明する。ロータディスク
3のメダル落とし穴に落ち込んだメダルMが、ロータデ
ィスク3の回転に伴いメダル排出口に位置すると、メダ
ルMはガイドピン36に当たり、ロータディスク3の回
転に伴いメダルMは外側に押し出される。その際にカウ
ンタアーム8に設けられているローラを矢印の方向に押
し広げ、遊技メダルガイド12とセパレータ6及びカウ
ンタアーム8の間を通過し、メダルMはメダル排出口を
通って外部に排出される。メダルMが排出されると、カ
ウンタローラ7はカウンタ引きばね9の弾性により元の
位置に戻る。遊技メダルガイド12は、メダルの動きを
規制して、メダルをメダル通路に沿って滑らかに移動さ
せる。メダルをメダル通路に誘導する際に2つのガイド
ピン36はそれぞれ異なる役割を果たす。ガイドピン3
6aはメダルに最初に接触し、メダルを外側に押し出
す。ガイドピン36bは外側に移動しつつあるメダル
を、ロータディスク3の回転方向に移動しないように規
制しつつ、さらに外側に移動させる。ガイドピン36を
2つ設けることにより、メダルをその通路に正確に誘導
することができる。
【0034】本発明は、以上の実施の形態に限定される
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内
で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内
に包含されるものであることは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るホッ
パ装置によれば、メダル排出口からホッパ装置の中心部
たる回転ディスク、カウンタローラなどへの経路が直線
状ではなく、したがって、メダル排出口から針金等を差
し込んでもこれら部分にアクセスすることは困難にな
る。
【0036】また、メダル排出口の内部を複雑に構成す
ることにより、不正行為を防止することができる。
【0037】また、カウンタローラの回転中心たる回動
軸が固定されているので、カウンタローラの動きを針金
等で妨げることが困難である。
【0038】また、メダル排出口からホッパ装置のカウ
ンタローラなどへの経路が直線状ではなく、したがっ
て、メダル排出口から針金等を差し込んでも当該部分に
アクセスすることは困難になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)は本発明の実施の形態に係るホッ
パ装置の正面図、図1(b)は同右側面図、図1(c)
は同上面図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係るホッパ装置のホッ
パタンク側の分解斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るホッパ装置のホッ
パシャーシ側の分解斜視図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係るホッパ装置のメダ
ルの払い出し動作を説明するためのものである。
【符号の説明】 1 ホッパタンク、2 ホッパシャーシ、3 ロータデ
ィスク、4 ハウジングサポート、5 ベースプレー
ト、6 セパレータ、7 カウンタローラ、8 カウン
タアーム、9 カウンタアーム引きばね、10 ガイド
ピン押さえ、11スリップリング、12 遊技メダルガ
イド、13 ホルダリング、14 ホルダロック、15
ホルダロック用ばね、16 ロックボタン、17 ボ
タンハウジング、18 ロックボタン用ばね、19、2
0 フロント金具、21、22 サイドロック、23
払い出しシュート、24 払い出しサブシュート、25
シュートボックス、26 シュートボックス用ばね、
27 タンクアーム、28ボトムアーム、29 サブシ
ュート、30 リアシュート、31 コネクタブラケッ
ト、32 制御基板ホルダ、33 フロントシール、3
4 DCモータ、35 アース線、36 ガイドピン、
37 ガイドピン用ばね、38 セパレータ引きばね、
39 センサブラケット、40 カウンタゴム、41
制御基板、42 制御基板ケース、43 遊技メダル払
い出しセンサ基板、44 ハーネス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部にメダル供給口を有し、下部に前記
    メダル供給口より小さなメダル排出口を有するホッパタ
    ンクと、このホッパタンクのメダル排出口に隣接し、メ
    ダルがはまり込む複数のメダル穴を有し、前記メダルを
    前記メダル排出口へ誘導する回転ディスクと、この回転
    ディスクを回転駆動することにより、遊技者に対してメ
    ダルを払い出すホッパモータとを備えたホッパ装置にお
    いて、前記回転ディスクを、前記メダル排出口の反対側
    に向かって下り傾斜して設けたことを特徴とするホッパ
    装置。
  2. 【請求項2】 上部にメダル供給口を有し、下部に前記
    メダル供給口より小さなメダル排出口を有するホッパタ
    ンクと、このホッパタンクのメダル排出口に隣接し、メ
    ダルがはまり込む複数のメダル穴を有し、前記メダルを
    前記メダル排出口へ誘導する回転ディスクと、この回転
    ディスクを回転駆動することにより、遊技者に対してメ
    ダルを払い出すホッパモータとを備えたホッパ装置にお
    いて、 前記メダル排出口に設けられた払い出しシュートと、 前記払い出しシュートの上に所定の間隔をあけて設けら
    れた払い出しサブシュートとを備えたことを特徴とする
    ホッパ装置。
  3. 【請求項3】 前記払い出しサブシュートの端部に凹凸
    が設けられたことを特徴とする請求項2記載のホッパ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ホッパタンクの前記メダル排出口の
    近傍に設けられ、前記払い出しシュート及び/又は前記
    払い出しサブシュートとの間でメダル用通路を形成する
    部材を備え、 前記部材は前後に移動可能であり、移動時に前記メダル
    用通路が広がるように構成されていることを特徴とする
    請求項2記載のホッパ装置。
  5. 【請求項5】 上部にメダル供給口を有し、下部に前記
    メダル供給口より小さなメダル排出口を有するホッパタ
    ンクと、このホッパタンクのメダル排出口に隣接し、メ
    ダルがはまり込む複数のメダル穴を有し、前記メダルを
    前記メダル排出口へ誘導する回転ディスクと、この回転
    ディスクを回転駆動することにより、遊技者に対してメ
    ダルを払い出すホッパモータとを備えたホッパ装置にお
    いて、前記回転ディスクのメダル穴に保持されたメダル
    に接触して、このメダルを外側に押し出す複数の押し出
    しピンと、 メダル用通路に設けられ、押し出されたメダルを受けて
    回動し、メダルが排出されるように前記メダル用通路か
    ら移動するとともに、メダルの排出枚数をカウントする
    ためのカウンタローラと、 前記カウンタローラの回転中心となる回動軸とを備え、 前記複数の押し出しピンは、前記回転ディスクの中心寄
    りの第1ピンと円周寄りの第2ピンを含み、前記第1ピ
    ンは前記メダル用通路の略中央に設けられ、前記第2ピ
    ンは前記カウンタローラ寄りに設けられ、 前記回動軸は固定されていることを特徴とするホッパ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記カウンタローラを、その軸心線と前
    記メダル用排出通路面がなす角度を鋭角に形成するよう
    に斜めに設けたことを特徴とする請求項5記載のホッパ
    装置。
JP2001065563A 2001-03-08 2001-03-08 ホッパ装置 Expired - Lifetime JP3341837B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001065563A JP3341837B2 (ja) 2001-03-08 2001-03-08 ホッパ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001065563A JP3341837B2 (ja) 2001-03-08 2001-03-08 ホッパ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002263357A true JP2002263357A (ja) 2002-09-17
JP3341837B2 JP3341837B2 (ja) 2002-11-05

Family

ID=18924189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001065563A Expired - Lifetime JP3341837B2 (ja) 2001-03-08 2001-03-08 ホッパ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3341837B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011218024A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Omron Corp メダル払出装置及び遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011218024A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Omron Corp メダル払出装置及び遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3341837B2 (ja) 2002-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4518001A (en) Coin handling apparatus
US5662520A (en) Coin handling apparatus with coin filter and improved coin interlock
US7666076B2 (en) Coin feeding apparatus and method for biasing a release of coins
JPH06251224A (ja) 自動販売機に投入された物体の適合を確かめ、一定順路で送るための装置
JP3954970B2 (ja) コイン検出装置
US5931732A (en) Apparatus for dispensing disks
MXPA97007462A (es) Aparato de gran forma y volumen de cuerpos en forma de disco.
JP3341837B2 (ja) ホッパ装置
JP5032254B2 (ja) 遊技媒体貸機
JP3239958B2 (ja) ホッパーと排出皿との連通路装置
JP3766130B2 (ja) 硬貨払出装置
GB2034677A (en) Coin Dispensing Apparatus
JP3198288B2 (ja) 円板体の放出装置
JP2012011042A (ja) メダル払出装置及びこれを用いたメダル式遊技機
JP2003236220A (ja) メダル貸出機
JP3172349B2 (ja) 硬貨払い出し装置
JP2006065487A (ja) メダル預け機
JP3335722B2 (ja) 遊技機
JPH10198836A (ja) 円板体の放出装置
JPH0517735Y2 (ja)
JP2008073122A (ja) メダル貸出機
JP4673561B2 (ja) コイン取込及び送出装置
JP2003317126A (ja) コイン投出装置
JPH0749586Y2 (ja) 販売機用コイン投入口
JP2005006761A (ja) コインホッパー及び該コインホッパーを搭載したゲーム機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3341837

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term