JP2005006761A - コインホッパー及び該コインホッパーを搭載したゲーム機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ゲーム機のコイン一括投入口に直結されるコイン貯留部と、コインホッパー本体1のコイン送出部9の直後に設けられコインCを非直立姿勢として斜め上方に導くコイン誘導路10と、該誘導路10に連なりコインCをゲーム機内の他の部位に案内するコイン通路11と、前記コイン誘導路10の延長線上に設けられ正規のコインCより径小のコインを落下させるコイン落下孔13とを備えている。該コイン落下孔13は、前記コイン送出部9からコインCの直径分に相当する距離内に設けられている。コイン落下孔13の内縁上部側に、常にコイン落下孔13面に沿った時計回り方向に付勢されてなるコイン蹴り出し部材14が設けられている。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ゲーム機等のコイン一括投入口から投入されてバラ積み状態にある多数枚のコインを1枚ずつ送出すると共にコインの大小を選別することのできるコインホッパー及び該ホッパーを用いたゲーム機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、いわゆるパチスロ機において、コイン投入口からコインを1枚ずつ投入する旧来のタイプのものに代わって、複数のコインを同時に受け入れるコイン一括投入口を備えたパチスロ機が登場してきている(特公平6−73563号公報参照)。
【0003】
このようなコイン一括投入型パチスロ機において、一括投入された多数枚のコインはコインホッパーにより1枚ずつ放出された後、例えば預けメダルとしてメダルの枚数を計数する計数手段に送出するものとなされている。
【0004】
而して、前記コインホッパーから放出されたコインがそのパチスロ機に対応する正規のコインであるか否かを選別するために、コインホッパーとは別体のコイン選別機がコインホッパーと計数手段との間に設けられている。
【0005】
【特許文献1】
特公平6−73563号号公報(第3頁、第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、コインホッパーとは別体のコイン選別機を設けることは、それだけ多くのスペースを有することはもとより、パチスロ機への設置作業も煩瑣なものとなる。
【0007】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、コインの大小を選別できるコイン選別機能を備えたコインホッパー及びこのコインホッパーを備えたゲーム機を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
而して、上記目的を達成するために、この発明は、コイン貯留部内に無秩序に収容される多数枚のコインが、円盤状回転体を介して1枚ずつコイン送出口に導かれるものとなされてなるコインホッパーにおいて、ゲーム機等の本機のコイン一括投入口に直結されるコイン貯留部と、コインホッパー本体のコイン送出部の直後に設けられコインを非直立姿勢として導くコイン誘導路と、該誘導路に連なりコインをゲーム機内の他の部位に案内するコイン通路と、前記コイン誘導路の延長線上に設けられ正規のコインより径小のコインを落下させるコイン落下孔とを備え、該コイン落下孔は、前記コイン送出部からコイン1個ないし2個分の直径に相当する距離内に設けられてなることを特徴とするコインホッパー、を要旨とする。
【0009】
このコインホッパーによれば、コイン送出部から送出され誘導路を介して誘導されたコインのうち、正規の直径を有するコインはコイン落下孔から落下することなく、コイン通路を通ってゲーム機等の本機の他の部位に送り出される。一方、正規のコインより径小のコイン(以下、単に「径小コイン」と呼ぶ。)は、コイン落下孔から落下して、図示省略したコイン返却通路を通って本機のコイン返却口からコイン受け皿に戻される。
【0010】
前記コイン落下孔は、コイン送出部からコイン1個ないしは2個分の直径に相当する距離内に設けられているので、正規のコインと径小コインとの選別のために多大なスペースを要しない。また、コイン落下孔が、コインホッパー本体と一体的に設けられているので、コインホッパーとコイン選別装置が別体である従来のものより、取付作業が簡単になる。
【0011】
コイン落下孔は、要するにそこを通過する径小コインがその端部をコイン落下孔内縁に支持されないことにより自重により落下するものとなされているのであるが、コインホッパー本体の円盤状回転体の回転速度とコイン誘導路及びコイン通路におけるコインの傾斜角度との相関関係においては、本来はコイン落下孔から落下すべき径小のコインが落下しなくなることがある。
【0012】
このような不具合を防止するためには、コイン落下孔の内縁近傍に、常に落下孔面に沿った時計回り方向又は反時計回り方向に付勢されてなるコイン蹴り出し部材が設けられていることが好ましい。該コイン蹴り出し部材は、その先端部がコイン落下孔内縁より僅かに突出して落下孔に臨み、コイン誘導路から送出された正規のコインにより反付勢方向に押し戻される一方、該正規のコインをコイン通路から外部に蹴り出すものとなされるべきである。
【0013】
また、このようなコイン蹴り出し部材は、その先端部にコイン周面に当接するローラー部が設けられ、該ローラー部の周面が前傾テーパー面に形成されてなるものであることが好ましい。径小コインがコイン落下孔に落下しやすくなるからである。
【0014】
さらに、コイン落下孔の内縁には、、コイン落下孔拡大手段が設けられ、該拡大手段を用いることにより、任意に正規のコインをコイン落下孔から落下させうるものとなされていることが好ましい。本機の他の部位の故障等の際のように、コイン一括投入口から投入された全てのコインをコイン返却口へ返却することが要求されることもあるからである。
【0015】
上記のようなコイン選別機能を有するコインホッパーを備えたゲーム機は、ゲーム機内の空間を有効活用できるし、製造に際しても取付作業の簡素化が図ることができる。
【0016】
ゲーム機は、パチスロ機が典型的なものであるが、パチスロ機に限定されるものではない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係るコインホッパー(A)及び該コインホッパー(A)を用いたゲーム機(G)の一実施形態を図1ないし図13に基づいて説明する。
【0018】
図1は、コインホッパー(A)を搭載したゲーム機(G)を示すもので、ゲーム機(G)は、いわゆるパチスロ機である。このゲーム機(G)は、コイン一括投入口(81)を備えたパチスロ機としては一般的なもので、中央のリール部パネル(82)の下方に3個のストップボタン(83)(83)(83)が横並びに設けられ、その下方に多数枚のコインを無秩序に貯留することのできるコイン受け皿( 84)、該コイン受け皿(84)の内奧にコイン返却口(85)が設けられている。このコイン返却口(85)から、懸賞としての払い戻しコイン、コイン選別装置により選別された径小コイン、及び全てのコインをゲーム投入不能とする状態における全コインがコイン受け皿に返却されることになる。
【0019】
コインホッパー(A)は、図2に示すコインホッパーユニット(U)としてゲーム機(G)内に設置されるもので、コインホッパーユニット(U)の前壁(91)上部に取り付けられたコイン一括投入口(81)は、図1に示すようにゲーム機(G)の前面に露出されている。このコインホッパー(A)は、パチスロ機(G)前面の投入スイッチ(86)をスイッチオンすることにより作動するものとなされている。
【0020】
図3は、コインホッパーユニット(U)から取り出したコインホッパー(A)の斜視図を示すもので、側面に取付板(93)が付設されており、該取付板(93)に突設された突起(94)(94)を、図2に示すようなコインホッパーユニット(U)の側板(92)に着脱自在に係止させることによりコインホッパー(A)がコインホッパーユニット(U)に取り付けられるものである。従って、コインホッパー(A)の点検・整備を行うに際して、コインホッパーユニット(U)からのコインホッパー(A)の取り出し、取付が簡単に行える。
【0021】
このコインホッパー(A)は、コインホッパー本体(1)の円盤状回転体(2)の上方を覆うドーム状のカバー体(3)が取り付けられることによりコイン貯留部(4)が形成されている。ドーム状カバー体(3)の周壁には、コイン受入口(5)が設けられており、該コイン受入口(5)は、前記コイン一括投入口(81)の下端部に直結されている。
【0022】
前記ドーム状カバー体(3)は、下端部周縁に突設された係止片(3a)(3a)をコインホッパー本体(1)に設けられた係止片受け止め部(6)(6)の下方に潜り込ませることにより、コインホッパー本体(1)に着脱自在に取り付けられている。一方の係止片受け止め部(6)の近傍には、係止状態ロック部材(7)が設けられてコインホッパー本体(1)に対するドーム状カバー体(3)の固定状態が保持されている。
【0023】
前記係止状態ロック部材(7)は、ベース部(7a)の一端に操作用ボタン(7b)が突設される一方、他端の円盤状回転体(2)近傍に、係止片受け止め部(6)からのドーム状カバー体係止片(3a)(3a)の抜脱を防止するストッパー(7c)が突設されている。このロック部材ベース部(7a)は下方から常に上向きに付勢されているもので、この付勢に抗して、操作用ボタン(7b)を押すことによってロック部材ベース部(7a)ひいてはストッパー(7c)を押し下げた後、ドーム状カバー体(3)を回転させてドーム状カバー体係止片(3a)(3a)を係止突起受け止め部(6)下方に挿入したり、係止突起受け止め部(6)下方にあるドーム状カバー体係止片(3a)(3a)から抜脱させたりする操作を行うものである。
【0024】
コインホッパー本体(1)におけるコイン放出機構は、従来公知のものであり、コイン貯留部(4)の下部に、単数のコイン(C)…が嵌まり込む複数個のコイン受け孔(8)(8)…を回転方向に沿って配置された円盤状回転体(2)が設置され、該円盤状回転体(2)が一方向に回転することにより、コイン(C)…が1枚宛コイン送出部(9)に導かれ、円盤状回転体(2)の外部に放出されることになるものである。
【0025】
そして、図3ないし図7に示すように、円盤状回転体(2)の近傍に、前記コイン送出部(9)の直後に位置しコイン(C)を非直立姿勢として斜め上方に導くコイン誘導路(10)と、該誘導路(10)に連なりコイン(C)をゲーム機(G)内の次位の部位に案内する下り坂状コイン通路(11)とが設けられている。コイン誘導路(10)とコイン通路(11)の前面には、コイン(C)の下端部に対応するコイン飛び出し防止壁(12)が設けられている。
【0026】
また、コイン誘導路(10)の延長線上には、正規のコイン(C)より径小のコイン(C1)(C2)を落下させるコイン落下孔(13)が、前記コイン送出部(9)からコイン(C)の直径分に略々相当する位置に設けられている。このコイン落下孔(13)は、コイン(C)の放出方向に向かう長孔状に形成され、その内縁上部近傍がコイン通路(11)を通過するコイン(C)の上端部を支持するものと設定されている。
【0027】
このコイン落下孔(13)の内縁上部側には、回転軸(14a)を中心にコイン落下孔(13)面に沿って揺動自在であって、常に時計回り方向に回転するように付勢されているコイン蹴り出し部材(14)が設けられている。該コイン蹴り出し部材(14)の先端部は、コイン落下孔(13)内縁上部より僅かにコイン落下孔側に突出してコイン落下孔(13)に臨み、コイン誘導路(10)から上昇してくる正規のコイン(C)により反時計回り方向に押し上げられる一方、該正規のコイン(C)をコイン通路(11)から外部に蹴り出すことのできる位置にあるものと設定されている。
【0028】
このコイン蹴り出し部材(14)の先端には、コイン周面に当接するローラー部(15)が設けられ、該ローラー部(15)は、その周面が前傾テーパー面に形成されていると共に、図8及び図9に示すように、回転軸(15a)の軸心方向に対して上下に僅かに移動できるようにクリアランスをもって取り付けられている。
。また、ローラー部(15)は、その上周縁部が常に円盤状回転体(2)に当接し、時計回りに回転する円盤状回転体(2)とは逆に反時計回りに回転するものとなされている。
【0029】
さらにコイン落下孔(13)の上縁側であって、前記コイン蹴り出し部材(14)の下方には、コイン落下孔拡大手段としての移動壁(16)が設けられている。この移動壁(16)は、通常は正規のコイン(C)の上端部を支持する位置にあるが、上方へ移動させられることにより、コイン落下孔(13)が拡大して正規のコイン(C)の上端部が支持されなくなるものとなされているのである。
【0030】
上記移動壁(16)は、図12及び図13に示すようにコインホッパー本体(1)裏面に設けられたL型作動杆(17)の一端部(17b)に繋げられており、L型作動杆(17)の動作により前記通常位置とコイン落下孔拡大位置とに相互に移動させられるものである。
【0031】
L字型作動杆(17)は、中央部を支持された回転軸(18)を中心として揺動自在となされ、通常は他端部(17b)がばね(19)により反時計回りの方向に付勢されており、移動壁(16)の端部(16a)が、コイン落下孔上縁中間部(13)に当接することによりそれ以上の移動が規制されている。L字型作動杆(17)は、ソレノイド(20)によって前記ばね(19)が圧縮されることにより、図13に示すように、時計回り方向に回転させられる。この時計回り方向の回転に従って、L字型作動杆(17)は反時計回り方向に回転させられ、移動壁(16)が上方に移動させられることにより、コイン落下孔(13)が拡大し、正規のコイン(C)であってもその上端部の支えを失い、コイン落下孔(13)に落下することになるのである。コイン落下孔(13)から落下したコインは、キャンセルコインシューター(図示省略)を通って、コイン返却口(85)に戻される。
【0032】
而して、上記コインホッパーの動作について以下にさらに詳しく説明する。
先ずコイン一括投入口(81)から投入された多数枚のコイン(C)(C)…は、コイン貯留部(4)内において無秩序なバラ積み状態にある。そこで、投入スイッチ(86)をスイッチオンすると、コインホッパー駆動用モータ(図示省略)が駆動して円盤状回転体(2)を回転させ、コイン(C)…が円盤状回転体(2)のコイン受け孔(8)(8)…に嵌まり込んで、コイン(C))…が1枚ずつコイン送出部(9)から送出される。
【0033】
図4は、コイン送出部(9)からコイン(C)が出始める状態を示すもので、コインの下端部がコイン誘導路(10)を転動し始めている。コイン(C)が円盤状回転体(2)のコイン押し部(図示省略)に押上げらるようにしてコイン誘導路(10)を略々登り詰めると、コイン(C)の上端部がコイン蹴り出し部材(14)を上方に押し上げて反時計回り方向に回転させ始める。そして、コイン(C)がコイン誘導路(10)を登り詰めて、コインの下端部がコイン通路(11)に差し掛かると、コイン上端部がコイン蹴り出し部材(14)を更に上方に押し上げると共にコイン落下孔内縁上部に当接し背面から支持されることになる。
【0034】
コイン蹴り出し部材(14)がコイン(C)により最大限押し上げられた後は、コイン蹴り出し部材(14)を時計回り方向に付勢している力により、コイン蹴り出し部材(14)は、元の状態に復帰するべく時計回り方向に回転し、結果的にコイン(C)を強くコインホッパー外部へ蹴り出すことになる。この時、ローラー部(15)のテーパー面がコイン(C)をコイン落下孔(13)に向けて押圧することになるが、コイン(C)は、その上端部がコイン落下孔上周縁部に支持されているので、コイン落下孔(13)から落下することなく、蹴り出される。蹴り出されたコイン(C)は、コインホッパーユニット(U)に設けられたコインシューター(95)を通って次位の部位に向かうことになる。
【0035】
以上は、コインが正規の直径を有する場合であるが、次に、径小コイン(C1)がコインホッパー本体(1)から送出された場合を図10及び図11に基づいて説明する。図10に示すように、径小コイン(C1)がコイン誘導路(10)を登り詰めていっても径小コイン(C1)の上端部は、図11に示すようにコイン蹴り出し部材(14)を上方に押し上げることもなければ、コイン落下孔(13)に支持されることもないので、必然的に自重によりコイン落下孔(13)から下方に落下することになる。
【0036】
図10に仮想線で示すように、径小コイン(C2)が、正規のコインよりもわずかに径小であって、コイン通路(10)を通過するときに上端部がコイン落下孔(13)の内縁上部を掠めるような直径である場合、コイン誘導路(10)を登り詰めた径小コイン(C2)は、コイン蹴り出し部材(14)を上方に押し上げた後、コイン蹴り出し部材(14)に蹴り出される。この蹴り出し部材先端のローラー部(15)のテーパー面により、蹴り出されると共にコイン落下孔(13)に向けて、下向きにも押圧されるが、コイン上端部は、コイン落下孔(13)の内縁上部を掠めているだけであるのでローラー部(15)の押圧によりコイン落下孔(13)から落下させられることになる。
【0037】
なお、上記実施形態において、ホッパー本体(1)は、円盤状回転体(2)が約60度の傾斜角度をもって設置されているが、特にその角度が限定されるものではなく、水平であっても良い。
【0038】
【発明の効果】
上述の次第で、この発明に係るコインホッパーは、正規のコインと径小コインとを選別できることはもとより、コイン落下孔が、コイン送出部からコイン1個ないしは2個分の直径に相当する距離内に設けられているので、正規のコインと径小コインとの選別のために多大なスペースを要しない。また、コイン落下孔が、コインホッパー本体と一体的に設けられているので、コインホッパーとコイン選別装置が別体である従来のものより、ゲーム機等の本機に対する取付作業が簡単になるという効果を奏する。
【0039】
コイン落下孔の内縁近傍に、常に落下孔面に沿った時計回り方向又は反時計回り方向に付勢されてなるコイン蹴り出し部材が設けられ、該コイン蹴り出し部材の先端部がコイン落下孔内縁より僅かに突出して落下孔に臨み、コイン誘導路から送出された正規のコインにより上向きに押し上げられる一方、該正規のコインをコイン通路から外部に蹴り出すものとなされている場合には、正規のコインがよりスピーディに本機の他の部位に送出される。
【0040】
また、このようなコイン蹴り出し部材は、その先端部にコイン周面に当接するローラー部が設けられ、該ローラー部の周面が前傾テーパー面に形成されてなるものである場合には、径小のコイン、特に正規のコインよりわずかに径小であるコインを確実にコイン落下孔に落下させることができる。
【0041】
上記のようなコイン選別機能を有するコインホッパーを備えたゲーム機は、ゲーム機内の空間を有効活用できるし、製造に際しても取付作業の簡素化が図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るコインホッパーを搭載したゲーム機(パチスロ機)の斜視図である。
【図2】コインホッパーユニットの斜視図である。
【図3】この発明に係るコインホッパーの斜視図である。
【図4】同コインホッパーにおいて、正規のコインがコイン送出口から送出され始めの平面図である。
【図5】同コインホッパーにおいて、コイン送出口から送出された正規のコインがコイン誘導路の上端部に位置すると共に、コイン蹴り出し部材を押し上げる寸前の平面図である。
【図6】同コインホッパーにおいて、コイン送出口から送出された正規のコインがコイン通路に入り始めると共に、コイン蹴り出し部材を押し上げた状態の平面図である。
【図7】同コインホッパーにおいて、コイン蹴り出し部材を押し上げた正規のコインが、コイン蹴り出し部材により蹴り出された直後の平面図である。
【図8】図5の要部拡大断面図である。
【図9】図6の要部拡大断面図である。
【図10】同コインホッパーにおいて、径小コインがコイン通路に入り始めた状態の平面図である。
【図11】図10の要部拡大断面図である。
【図12】同コインホッパーにおいて、コイン落下孔拡大手段としての移動壁が正規のコイン以外のコイン落下孔に落下させることのできる位置にあるときの説明図である。
【図13】同コインホッパーにおいて、コイン落下孔拡大手段としての移動壁が全コインをコイン落下孔に落下させることのできる位置にあるときの説明図である。
【符号の説明】
A…コインホッパー
C…正規の直径を有するコイン
G…ゲーム機
1…コインホッパー本体
2…円盤状回転体
4…コイン貯留部
9…コイン送出部
10…コイン誘導路
11…コイン通路
13…コイン落下孔
14…コイン蹴り出し部材
15…ローラー部
Claims (8)
- コイン貯留部内に無秩序に収容される多数枚のコインが、円盤状回転体を介して1枚ずつコイン送出口に導かれるものとなされてなるコインホッパーにおいて、
ゲーム機等の本機のコイン一括投入口に直結されるコイン貯留部と、
コインホッパー本体のコイン送出部の直後に設けられコインを非直立姿勢として導くコイン誘導路と、
該誘導路に連なりコインをゲーム機等の本機の他の部位に案内するコイン通路と、
前記コイン誘導路の延長線上に設けられ正規のコインより径小のコインを落下させるコイン落下孔とを備え、
該コイン落下孔は、前記コイン送出部からコイン1個ないし2個分の直径に相当する距離内に設けられてなることを特徴とするコインホッパー。 - コイン落下孔の内縁近傍に、常にコイン落下孔面に沿った時計回り方向又は反時計回り方向に付勢されてなるコイン蹴り出し部材が設けられ、該コイン蹴り出し部材は、その先端部がコイン落下孔内縁より僅かに突出して落下孔に臨み、コイン誘導路から送出された正規のコインにより反付勢方向に押し戻される一方、該正規のコインをコイン通路から外部に蹴り出すものとなされている請求項1に記載のコインホッパー。
- コイン蹴り出し部材の先端部にコイン周面に当接するローラー部が設けられ、該ローラー部の周面が前傾テーパー面に形成されてなる請求項1又は請求項2に記載のコインホッパー。
- コイン落下孔の内縁に、コイン落下孔拡大手段が設けられ、該拡大手段を用いることにより、任意に正規のコインをコイン落下孔から落下させうるものとなされている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコインホッパー。
- コイン一括投入口に、コインホッパーのコイン貯留部が直結されてなるゲーム機であって、
前記コインホッパーが、
コインホッパー本体のコイン送出部の直後に設けられコインを非直立姿勢として導くコイン誘導路と、
該誘導路に連なりコインをゲーム機内の他の部位に案内するコイン通路と、
前記コイン誘導路の延長線上に設けられ正規のコインより径小のコインを落下させるコイン落下孔とを備え、
該コイン落下孔は、前記コイン送出部からコイン1個ないし2個分の直径に相当する距離内に設けられてなることを特徴とするゲーム機。 - コイン落下孔の内縁近傍に、常にコイン落下孔面に沿った時計回り方向又は反時計回り方向に付勢されてなるコイン蹴り出し部材が設けられ、該コイン蹴り出し部材は、その先端部がコイン落下孔内縁より僅かに突出して落下孔に臨み、コイン誘導路から送出された正規のコインにより反付勢方向に押し戻される一方、該正規のコインをコイン通路から外部に蹴り出すものとなされている請求項5に記載のゲーム機。
- コイン蹴り出し部材の先端部にコイン周面に当接するローラー部が設けられ、該ローラー部の周面が後傾テーパー面に形成されてなる請求項
又は請求項5又は請求項6記載のゲーム機。 - コイン落下孔の内縁に、コイン落下孔拡大手段が設けられ、該拡大手段を用いることにより、任意に正規のコインをコイン落下孔から落下させうるものとなされている請求項5ないし請求項7のいずれかに記載のゲーム機。
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---|---|---|---|
JP2003172341A JP2005006761A (ja) | 2003-06-17 | 2003-06-17 | コインホッパー及び該コインホッパーを搭載したゲーム機 |
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JP2005006761A true JP2005006761A (ja) | 2005-01-13 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006314467A (ja) * | 2005-05-11 | 2006-11-24 | Kyoraku Sangyo | 異径の円板状体の選別機構及び選別装置 |
JP2007029491A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Asahi Seiko Kk | 球体送り出し装置を備えた遊技機 |
-
2003
- 2003-06-17 JP JP2003172341A patent/JP2005006761A/ja active Pending
Cited By (2)
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