JP3976967B2 - 円板体選別装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、硬貨、代用硬貨(トークン)、あるいは遊戯用メダル等の円板体の真偽を判別し、それを選別する円板体選別装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、スロットマシーン等の遊技機には、円板体投入口から投入された円板体(硬貨、あるいは遊技用メダル等)の真偽を判別し、真円板体と見なされた円板体を収容するとともに、偽円板体と見なされた円板体を排除するようにした円板体選別装置が配設されている。
【0003】
すなわち、円板体選別装置は、装置本体とゲートプレートとから構成されており、この円板体選別装置内には、円板体を案内する円板体案内通路が設けられている。
この従来の円板体案内通路は、ゲートプレート及び装置本体に突設された各突起物によって形成されている。また、円板体案内通路の通路幅及び通路高さは、前記各突起物によって規制されており、真円板体の外径と略同一に設定されている。
そして、円板体選別装置は、投入された円板体が円板体案内通路を通過する際に、該円板体の真偽を判別し、選別する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の円板体選別装置は、円板体案内通路の通路幅及び通路高さが判別対象の真円板体の外径と略同一に設定されているため、この設定された外径とは異なる他の外径の円板体を真円板体として真偽判別する場合には、円板体案内通路の通路幅及び通路高さをそれぞれ前記他の外径に応じた幅、高さに設定した装置本体及びゲートプレートを用意しなければならなかったので、部品点数が増えることにより、製造コストが高くなるという問題があった。
【0005】
この発明は、上述した事情に鑑み、予め設定された外径とは異なる他の外径の円板体を真円板体として選別する場合でも、部品点数が少なく、製造コストを低くすることができる円板体選別装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、この発明の円板体選別装置では、装置本体と、該装置本体とともに、投入された円板体が通過する第1の円板体案内通路と該第1の円板体案内通路の下端に連通する第2の円板体案内通路とからなる円板体案内通路を形成するゲートプレートとを備え、前記円板体を適正な真円板体と不適正な偽円板体とに選別する円板体選別装置において、前記ゲートプレートには、前記真円板体が通過可能な範囲に設定する規制部材であって、投入された円板体が通過する前記第1の円板体案内通路に配設され、前記真円板体の外径と略同一の通路幅に規定する通路幅規制部と、前記第1の円板体案内通路を通過した円板体が通過する前記第2の円板体案内通路に配設され、前記真円板体の外径と略同一の通路高さに規定する通路高さ規制部とからなる規制部が設けられており、前記装置本体には、前記真円板体の外径に応じた各ゲートプレートが着脱自在に装着される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わる円板体選別装置について、第1の実施例の円板体選別装置および第2の実施例の円板体選別装置で詳述する。
【0008】
まず、複数種類の円板体を、適正な真円板体Xとそれ以外の不適正な偽円板体とに選別する第1の実施例の円板体選別装置について説明する。
図1は、この発明の第1の実施例の円板体選別装置の概念正面図である。
この第1の実施例の円板体選別装置1は、プラスチック等の合成樹脂で形成された矩形状の装置本体2と、この装置本体2の略上方を開閉自在に覆うステンレス等の金属板により形成されたゲートプレート21とから構成されている。
【0009】
このうち、ゲートプレート21には、ゲートプレート21の概念平面図を示す図2のように、その表面22の右側方に軸23が差し渡されており、該軸23にはコイルバネ24が巻回されている。
【0010】
また、ゲートプレート21には、後述する傾斜転送レール32に沿って形成された切り欠25と、表面22側へ傾斜した傾斜面26とが形成されており、切り欠25は、傾斜転送レール32から上縁25aまでの高さLが、真円板体Xの外径dよりも若干短く設定されるように形成されている。
【0011】
また、このゲートプレート21には、ゲートプレート21の概念背面図を示す図3のように、その裏面29に、図面下方に向け配設され、互いに対向する一対の外径規制爪30、31と、図面左下方へ向け直線状に延設された1本の傾斜転送レール32とが配設されている。
【0012】
このうち、一対の外径規制爪30、31は、ゲートプレート21の裏面29に、真円板体Xの外径dと略同一幅を隔てて突設されている。
【0013】
また、傾斜転送レール32は、ゲートプレート21の下端21aを裏面29側へ折り曲げ形成されたリブから構成されている。
【0014】
一方、装置本体2には、装置本体2の概念正面図で示す図4のように、その表面3に、後述する第1の円板体案内通路Aおよび第2の円板体案内通路Bを形成する外径規制爪30、31等の突起物は形成されていない。
【0015】
また、装置本体2には、一対の外径規制爪30、31(図2)間と対向する位置の表面3に、シックネススクリュー4が突設されている。
【0016】
なお、図4の符号6は、ソレノイドで、符号7は、該ソレノイド6により作動する円板体排除レバーである。また符号9は、ソレノイド6と円板体排除レバー7から構成される円板体強制排除手段を示している。また、符号10は、円板体の通過枚数を検出する円板体検出センサである。
【0017】
このような装置本体2とゲートプレート21によると、装置本体2の上方をゲートプレート21で覆うとともに、装置本体2の軸受部11にゲートプレート21の軸23を係合させると、装置本体2にゲートプレート21を装着することができ、これにより、第1の実施例の円板体選別装置1が組み立てられる。
なお、このように組み立てられた第1の実施例の円板体選別装置1では、ゲートプレート21は軸23を介し装置本体2に回動自在に支承され、また、ゲートプレート21は軸23に巻回されたコイルバネ24の付勢力により常時は装置本体2の上方を覆っている。
【0018】
また、このように組み立てられた第1の実施例の円板体選別装置1では、図1で示すように、装置本体2とゲートプレート21との間に、上端が円板体投入口34に連通し、下端が下方に向け延設された第1の円板体案内通路Aと、第1の円板体案内通路Aの下端に連通し、図面右下方へ向け直線状に延設された第2の円板体案内通路Bとが形成される。
【0019】
すなわち、装置本体2の表面3(図4)とゲートプレート21の裏面29(図3)からなる一対の側壁と、一対の外径規制爪30、31とによって第1の円板体案内通路Aが形成され、また、装置本体2の表面3(図4)とゲートプレート21の裏面29(図3)からなる一対の側壁と、一本の傾斜転送レール32によって第2の円板体案内通路Bが形成される。
【0020】
また、このうちの第1の円板体案内通路Aでは、円板体の外径を規制する通路幅Wは、一対の外形規制爪30、31間の配設距離で規定され、この実施例では、真円板体Xの外径dと略同一幅である。
【0021】
また、第2の円板体案内通路Bでは、円板体の外径を案内する通路高さHは、転送レール32から切り欠25の上縁25a以上に位置するゲートプレート21の裏面29までの高さで規定され、この実施例では、真円板体Xの外径dと略同一である。
【0022】
また、このように組み立てられた第1の実施例の円板体選別装置1では、装置本体2の軸受部11とゲートプレート21の軸23との係合を解除すると、装置本体2からゲートプレート21を離脱できる。
【0023】
また、このように組み立てられた第1の実施例の円板体選別装置1では、以下に説明するように、複数種類の円板体を、適正な真円板体Xとそれ以外の不適正な偽円板体とに選別することができる。
【0024】
たとえば、真円板体Xの外径dよりも外径が大きい偽円板体が円板体投入口34に投入されると、第1の円板体案内通路Aの通路幅Wは真円板体Xの外径dと略同一であるから、当該偽円板体は第1の円板体案内通路A内に突設された一対のガイド壁30、31に係合し、そのため、当該偽円板体は第1の円板体案内通路A内下方への落下が阻止される。
また、真円板体Xの外径dよりも外径は小さいが、その板厚が真円板体Xの板厚よりも大きい偽円板体が円板体投入口34に投入されると、その偽円板体は、シックネススクリュー4と当接し、これにより、第1の円板体案内通路A内の下方への落下が阻止される。
【0025】
また、真円板体Xが円板体投入口34に投入されると、該真円板体Xは、一対の外径規制爪30、31間を通過し、その後シックネススクリュー4(図4)を通過して第1の円板体案内通路Aの下流側へ案内され、さらにその後、真円板体Xは第2の円板体案内通路Bの始端に達する。一方、第2の円板体案内通路Bの側方に形成された切り欠25では、傾斜転送レール32から上縁25aまでの高さLが、選別する真円板体Xの外径dよりも若干短く設定されているから、第2の円板体案内通路Bの始端に達した真円板体Xは、外径の下端が一本の傾斜転送レール32に当接し、外径の上端が切り欠25の上縁25a以上に位置するゲートプレート21の裏面29に当接して、切り欠25側へ倒れることなく傾斜転送レール32に沿って第2の円板体案内通路Bの下流へ案内され、通常は円板体排除手段9を通過して、第2の円板体案内通路Bの下流に形成された円板体排出孔69から排出され、図示せぬ金庫内に収容される。
一方、真円板体Xよりも外径が小さく、しかも板厚が真円板体よりも薄い偽円板体が円板体投入口34に投入されると、当該偽円板体は一対の外径規制爪30、31間を通過した後、シックネススクリュー4を通過して、第1の円板体案内通路Aの下流側へ案内され、その後、第2の円板体案内通路Bの始端に達する。一方、第2の円板体案内通路Bの側方に形成された切り欠25は、傾斜転送レール32から上縁25aまでの高さLが、選別する真円板体Xの外径dよりも若干短く設定されているから、当該偽円板体は外径の上端が切り欠25の上端25a以下の位置に達し、該偽円板体は円板体押し付けレバー12によって傾斜面26側へ倒され姿勢を変更し、円板体の外径の下端が傾斜転送レール32から脱落して、その左側方に沿って形成された図示せぬスリットから下方へ落下し排除される。
【0026】
なお、図2の符号65は、ゲートプレート21に軸70を介して回動自在に支承され、かつ、先端65aがゲートプレート21のガイド孔66を介し裏面29側の第1の円板体案内通路Aへ突出するスイングレバーであって、該先端65aはバネ67によって軸70を中心として常時時計方向に付勢されている。このスイングレバー65によると、第1の円板体案内通路A内を案内される円板体は、一対の外径規制爪30、31間を通過する際スイングレバー65の先端65aに衝突して該先端65aをバネ67の付勢力に抗し軸70を中心に反時計方向へ回動させるので、これにより、該円板体の落下速度が緩和されることとなる。
なお、図4の符号68は、スイングレバー65の先端65aが嵌挿する嵌挿溝である。
【0027】
なお、円板体押し付けレバー12は、装置本体2の背面に回動自在に支承されたレバーであって、第1の円板体案内通路A内を落下する円板体を切り欠25が形成されたゲートプレート21の裏面29へ押し付け、常に一定の姿勢で第2の円板体案内通路Bの始端へ案内するレバーである。
また、図1の符号33は、図3で示すゲートプレート21の裏面29に突設され、かつ、装置本体2のゲートレバー嵌挿孔5(図4)に嵌挿するゲートレバーであって、表面22側に押圧された際、装置本体2とゲートプレート21との間を強制的に押し広げ、シックネススクリュー4等によって落下が阻止された円板体を下方に落下させ排除するレバーである。
また、符号13は、装置本体2の左側方に配設され、かつ、第1の円板体案内通路A内に突出する円板体排除爪であって、円板体投入口34から投入された円板体が一対の外径規制爪30、31間に係合した際、ゲートレバー33を押圧して装置本体2とゲートプレート21との間を押し広げた場合に、当該円板体に係合して当該円板体をゲートプレート21から剥離し、該円板体を落下させて排除する円板体排除爪である。
なお、符号27は、ゲートプレート21に形成され、円板体排除爪13を嵌挿する円板体排除爪嵌挿用切り欠である。
なお、符号28は、ゲートプレート21に支承され、かつ、第2の円板体案内通路Bに向け配設されたレバーであって、常時は第2の円板体案内通路B内を転送される円板体をスムーズに下流へ案内するとともに、円板体の強制排除時には排除対象である円板体をスムーズに下方へ落下させて排除する円板体案内レバーである。
【0028】
なお、このように第1の実施例の円板体選別装置1では、ゲートプレート21に配設された一対の外径規制爪30、31は、円板体案内通路Aの通路幅Wを、真円板体Xの外径dと略同一であって、真円板体Xが通過可能な範囲に設定する規制部を構成し、ゲートプレート21に形成された転送レール32および切り欠25は、円板体案内通路Bの通路高さHを、真円板体Xの外径dと略同一であって、真円板体Xが通過可能な範囲に設定する規制部を構成している。
【0029】
次に、上述した第1の実施例の円板体選別装置1で選別を行った真円板体Xと異なる種類の適正な真円板体Yと、それ以外の不適正な偽円板体とに選別する第2の実施例の円板体選別装置について説明する。
【0030】
この第2の実施例の円板体選別装置41で選別する真円板体Yは、前記真円板体X(図3)と種類が異なり、その外径Dは、図5で示すように、真円板体Xの外径dより大きい円板体である(D>d)。
【0031】
この第2の実施例の円板体選別装置41では、上述した装置本体2(図4)と、図5で示すゲートプレート51とから構成されている。
なお、図5は、第2の実施例の円板体選別装置41を構成するゲートプレートの概念背面図であり、図3と同一部分を同一符号で示している。
【0032】
このゲートプレート51には、前記切り欠25(図3)に相当する切り欠55が、後述する傾斜転送レール62に沿って形成されており、この切り欠55は、傾斜転送レール62から上縁55aまでの高さLが、真円板体Yの外径Dよりも若干短く設定されるように形成されている。
【0033】
また、このゲートプレート51には、その裏面59に、前記一対の外径規制爪30、31(図3)に相当する一対の外径規制爪60、61と、前記傾斜転送レール32(図3)に相当する傾斜転送レール62とが配設されている。
このうち、一対の外径規制爪60、61は、ゲートプレート51の裏面59に、真円板体Yの外径Dと略同一幅を隔てて突設されている。
【0034】
このようなゲートプレート51で、図4で示す装置本体2の上方を覆うとともに、装置本体2の軸受部11にゲートプレート51の軸23を係合させると、図6で示すように、装置本体2にゲートプレート51を装着することができ、これにより第2の実施例の円板体選別装置41が組み立てられる。
【0035】
また、このように組み立てられた第2の実施例の円板体選別装置41では、図6で示すように、装置本体2とゲートプレート51との間に、上端が円板体投入口34に連通し、下端が下方に向け延設された第1の円板体案内通路Aと、第1の円板体案内通路Aの下端に連通し、図面右下方へ向け直線状に延設された第2の円板体案内通路Bとが形成される。
【0036】
すなわち、装置本体2の表面3(図4)とゲートプレート51の裏面59(図5)からなる一対の側壁と、一対の外径規制爪60、61とによって第1の円板体案内通路Aが形成され、また、装置本体2の表面3(図4)とゲートプレート51の裏面59(図5)からなる一対の側壁と、一本の傾斜転送レール62とによって第2の円板体案内通路Bが形成される。
【0037】
また、このうちの第1の円板体案内通路Aでは、円板体の外径を規制する通路幅Wは、一対の外形規制爪60、61間の配設距離で規定され、この実施例では、真円板体Yの外径D(D>d)と略同一幅である。
また、第2の円板体案内通路Bでは、円板体の外径を案内する通路高さHは、転送レール62から切り欠55の上縁55a以上に位置するゲートレバー51の裏面59までの高さで規定され(H>L)、この実施例では、真円板体Yの外径D(D>d)と略同一である。
【0038】
このように構成された第2の実施例の円板円板体選別装置41では、第1の円板体選別装置1の作用で説明した場合と同様に円板体の選別処理が行うことができるが、第2の実施例の円板円板体選別装置41では、選別の対象となる真円板体Yが、前記真円板体Xと種類が異なり、その外径Dが真円板体Xの外径dより大きい円板体であって、第1の円板体案内通路Aの通路幅Wおよび第2の円板体案内通路Bの通路高さHは、この円板体Yに応じて形成されているので、これにより、円板体を、真円板体Xと異なる種類の適正な真円板体Yと、それ以外の不適正な円板体とに選別することができる。
【0039】
なお、この第2の実施例の円板体選別装置41では、ゲートプレート51に配設された一対の外径規制爪60、61は、第1の円板体案内通路Aの通路幅Wを、真円板体Yの外径Dと略同一であって、真円板体Yが通過可能な範囲に設定する規制部を構成し、ゲートプレート51に形成された転送レール62および切り欠55は、第2の円板体案内通路Bの通路高さHを、真円板体Yの外径Dと略同一であって、真円板体Yが通過可能な範囲に設定する規制部を構成する。
【0040】
なお、第2の実施例の円板体選別装置41では、装置本体2の軸受部11(図4)とゲートプレート51の軸23との係合を解除することにより、装置本体2からゲートプレート51を離脱することができることは言うまでもない。
【0041】
以上で説明したように、この発明に係わる円板体選別装置では、第1の円板体案内通路A、第2の円板体案内通路Bを形成する装置本体2およびゲートプレート21のうち、ゲートプレート21に、第1の円板体案内通路Aの通路幅Wを真円板体Xの外径dと略同一であって真円板体Xが通過可能な範囲に設定する規制部である一対の外径規制爪30、31を配設するとともに、第2の円板体案内通路Bの通路高さHを真円板体Xの外径dと略同一であって真円板体Xが通過可能な範囲に設定する規制部である転送レール32および切り欠25を形成して、ゲートプレート21に対向する装置本体2の表面3には、前記規制部を構成する外径規制爪30、31や転送レール32等の突起物および切り欠25を形成しないこととし、さらに、装置本体2は真円板体の外径に応じた各種ゲートプレートを着脱自在に装着するものとしたから、この設定された外径dとは異なる他の外径Dの円板体Yを適正な真円板体として真偽判別する場合には、第1の円板体案内通路Aの通路幅W、第2の円板体案内通路Bの通路高さHをそれぞれ前記他の外径Dに応じた幅、高さに設定したゲートプレート51のみを新たに用意し、該ゲートプレート51を、1つの装置本体2に対し着脱自在に装着することにより、この設定された外径dとは異なる他の外径Dの円板体Yを真円板体として真偽判別する円板体製造装置を、簡単に製造することができる。
【0042】
また、この設定された外径dとは異なる他の外径Dの円板体Yを真円板体として真偽判別する円板体選別装置41を製造する際、装置本体2は1つ用意すればよいから、判別対象である円板体の外径に応じて各種装置本体2を用意していた従来の円板体選別装置に比し、装置本体2の分、部品点数を少なくすることができ、そのため、製造コストを低下させることができる。
【0043】
したがって、この発明の円板体装置を複数種類の円板体の選別を行うことができる装置として使用できるとともに、予め設定された外径とは異なる他の外径の円板体を真円板体として選別する場合でも、部品点数が少なく製造コストを低くすることができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係わる円板体選別装置では、投入された円板体が通過する第1の円板体案内通路と該第1の円板体案内通路の下端に連通する第2の円板体案内通路とからなる円板体案内通路を形成する装置本体とゲートプレートのうち、ゲートプレートのみに、真円板体が通過可能な範囲に設定する規制部材であって、投入された円板体が通過する前記第1の円板体案内通路に配設され、前記真円板体の外径と略同一の通路幅に規定する通路幅規制部と、前記第1の円板体案内通路を通過した円板体が通過する前記第2の円板体案内通路に配設され、前記真円板体の外径と略同一の通路高さに規定する通路高さ規制部とからなる規制部を配設して、装置本体には当該規制部を配設しないこととし、さらに、装置本体は真円板体の外径に応じた各種ゲートプレートを着脱自在に装着するものとしたから、設定された外径とは異なる他の外径の円板体を真円板体として真偽判別する場合には、円板体案内通路の通路幅及び通路高さをそれぞれ前記他の外径に応じた幅、高さに設定したゲートプレートのみを新たに用意し、該ゲートプレートを、1つの装置本体に対し装着すればよく、これにより、設定された外径とは異なる他の外径の円板体を真円板体として真偽判別する円板体製造装置を、簡単に製造することができる。
【0046】
また、この設定された外径とは異なる他の外径の円板体を真円板体として真偽判別する円板体選別装置を製造する際、装置本体は1つ用意すればよいから、判別対象である円板体の外径に応じて各種装置本体を用意していた従来の円板体選別装置に比し、装置本体の分、部品点数を少なくすることができ、そのため、製造コストを低下させることができる。
【0047】
したがって、この発明の円板体装置を複数種類の円板体の選別を行うことができる装置として使用でき、また、予め設定された外径とは異なる他の外径の円板体を真円板体として選別する場合でも、部品点数が少なく製造コストを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係わる第1の実施例の円板体選別装置の概念正面図。
【図2】図2はこの発明に係わる第1の実施例の円板体選別装置を構成するゲートプレートの概念正面図。
【図3】図3はこの発明に係わる第1の実施例の円板体選別装置を構成するゲートプレートの概念背面図。
【図4】図4はこの発明に係わる第1の実施例の円板体選別装置を構成する装置本体の概念正面図。
【図5】図5はこの発明に係わる第2の実施例の円板体選別装置を構成するゲートプレートの概念背面図。
【図6】図6は、この発明に係わる第2の実施例の円板体選別装置の概念正面図。
【符号の説明】
1、41…円板体選別装置
2…装置本体
21、51…ゲートプレート
25、55…切り欠
25、30、31、32、55、60、61、62…規制部
32、62…傾斜転送レール
X、Y…円板体
d、D…外径
W…通路幅
H…通路高さ
A、B…円板体案内通路
Claims (2)
- 装置本体と、該装置本体とともに、投入された円板体が通過する第1の円板体案内通路と該第1の円板体案内通路の下端に連通する第2の円板体案内通路とからなる円板体案内通路を形成するゲートプレートとを備え、前記円板体を適正な真円板体と不適正な偽円板体とに選別する円板体選別装置において、
前記ゲートプレートには、
前記真円板体が通過可能な範囲に設定する規制部材であって、
投入された円板体が通過する前記第1の円板体案内通路に配設され、前記真円板体の外径と略同一の通路幅に規定する通路幅規制部と、
前記第1の円板体案内通路を通過した円板体が通過する前記第2の円板体案内通路に配設され、前記真円板体の外径と略同一の通路高さに規定する通路高さ規制部と
からなる規制部が設けられており、
前記装置本体には、前記真円板体の外径に応じた各ゲートプレートが着脱自在に装着されることを特徴とする円板体選別装置。 - 前記通路高さ規制部は、傾斜転送レールと、該傾斜転送レールに沿って形成された切り欠からなり、前記傾斜転送レールから前記切り欠の上縁までの高さLは、前記真円板体の外径よりも若干短く設定され、これにより、前記円板体案内通路の前記通路高さを、前記真円板体の外径と略同一であって、前記真円板体が通過可能な範囲に設定していることを特徴とする請求項(1)記載の円板体選別装置。
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