JP6823996B2 - 空気調和システムおよび加湿ユニット - Google Patents

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本発明は、冷房動作および暖房動作を行う冷暖房ユニットと加湿動作および送風動作を行う加湿ユニットとを備えた空気調和システムに関する。
特許文献1に開示される従来の空気調和機は生体信号検出手段を備え、睡眠状態指標を算出し、その指標に応じた空調を行う。特許文献2に開示される空気調和システムは、空気調和機の運転モードに関する情報と外気の温度情報と湿度情報で決定した最適湿度情報とを加湿機に送信し、これらの情報に基づいて加湿量を制御する。特許文献3に開示される流体搬送装置は、人の体動を測定し、体動の頻度に応じて高湿空気を搬送することにより、人の動きから予測される睡眠状態に適した空調制御を行う。
特開2012−202659号公報 特開平7−27397号公報 特開2015−175550号公報
特許文献1に開示される空気調和機は、睡眠状態情報をリモコンに表示する機能を有するが、リモコンは必ずしも寝具周辺に設置されているとは限らず、またリモコンを手にとるのは運転開始時、運転終了時といった設定変更を行うときであるため起床時に必ずしも使用されるとは限らない。そのため、特許文献1に開示される空気調和機は、起床時における就寝者の睡眠状態を確認させることが困難である。
特許文献2に開示される空気調和システムは、暖房機が加湿機側の環境情報を受信できないため、冷暖房によって環境を制御することができない。さらに、特許文献2に開示される空気調和システムは、人の睡眠状態を判定していないため、睡眠を妨げることがあるという課題があった。
特許文献3に開示される流体搬送装置の運転は、体動センサで検出した人の動きから予測される睡眠状態によって制御されており、室温は考慮されていないため、室温が低いときには、搬送される流体の温度が低く、刺激によって覚醒してしまうという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、人の睡眠を妨げることなく加湿することができる空気調和システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る空気調和システムは、冷房動作および暖房動作を行う冷暖房ユニットと、加湿動作および送風動作を行う加湿ユニットと、を備え、冷暖房ユニットおよび加湿ユニットは、相互に連携して動作するための情報を送受信する。加湿ユニットは、温湿度センサと、送風ファンと、貯えられた水を加熱して蒸気を発生させるヒータと、蒸気を吹出す蒸気吹出口と、蒸気吹出口より上側に設置され、蒸気吹出口から吹出される蒸気が加湿ユニットの上側に上昇することを抑制しながら冷暖房ユニットの空気制御対象である室内空間に向けて蒸気を含まない風を吹出す風吹出口とを備える。冷暖房ユニットは、睡眠時の使用を想定した運転モードである第1モード運転の開始が指示されると、暖房運転を開始する。加湿ユニットは、第1モード運転の開始後、温湿度センサで検出された温度がしきい値未満である場合、送風ファンを駆動せずにヒータを駆動し、温湿度センサで検出された温度がしきい値より大きくなった場合、送風ファンおよびヒータを駆動して加湿運転を開始する。
本発明によれば、人の睡眠を妨げることなく加湿することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る空気調和システムの構成例を示す図 図1に示す加湿ユニットの内観側面図 図1に示す冷暖房ユニットおよび加湿ユニットの設置位置を説明するための図 図3に示す就寝者が睡眠を開始してから起床するまでの睡眠状態の変化の一例を示す図 本発明の実施の形態に係る空気調和システムの動作例を示すフローチャート
以下に、本発明の実施の形態に係る空気調和システムを図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は本発明の実施の形態に係る空気調和システムの構成例を示す図である。本発明の実施の形態に係る空気調和システム100は、寝室200に設置され、冷房動作および暖房動作が可能な冷暖房ユニット1と、加湿動作および送風動作が可能な加湿ユニット2とを備える。冷暖房ユニット1としては、不図示の室内機および室外機を備えたセパレート型または一体型の空気調和機を例示できる。
冷暖房ユニット1の機能を実現する不図示の電子回路および各種部品は、後述する筐体10に収納されている。加湿ユニット2の機能を実現する不図示の電子回路および各種部品は、後述する筐体である本体ケース51に収納されている。冷暖房ユニット1および加湿ユニット2はそれぞれが異なる筐体に収納されている。
冷暖房ユニット1の設置位置としては、寝室200の壁面の上部を例示できる。加湿ユニット2の設置位置としては、寝室200に存在する加湿対象である人の近くを例示できる。冷暖房ユニット1および加湿ユニット2の設置位置はこれらの限定されるものではなく、冷暖房ユニット1および加湿ユニット2は、寝室200の不図示の壁面、寝室200の不図示の床面、または寝室200内に設置された不図示の家具の上面といったあらゆる場所に設置が可能である。特に加湿ユニット2は、冷暖房ユニット1に比べて小型および軽量であり、また冷暖房ユニット1に比べて、接続される配線および配管といった接続部品が少ないため、設置位置の自由度が高い。また冷暖房ユニット1および加湿ユニット2は相互に通信して各種データを共有し、相互に連携して動作する。
以下では冷暖房ユニット1および加湿ユニット2のそれぞれの機能を具体的に説明する。
(冷暖房ユニット1)
冷暖房ユニット1は、冷暖房ユニット1が設置された部屋である寝室200の冷房および暖房を行う空調部11と、寝室200の温度および湿度を検出して温度および湿度の値を示す温湿度検出値12aとして出力する温湿度センサ12と、寝室200に存在する人の表面温度を検出し表面温度の値を示す表面温度検出値13aとして出力する温度センサである表面温度センサ13とを備える。また冷暖房ユニット1は、空調部11を制御して冷房動作または暖房動作を実行させる制御部14と、各種データを加湿ユニット2との間で送受信する通信部17とを備える。
空調部11としては、不図示の圧縮機、熱交換器およびインバータを有するヒートポンプ装置を例示できる。温湿度センサ12としては、温度センサおよび湿度センサを組み合わせたセンサを例示できる。表面温度センサ13としては、赤外線センサを例示できる。制御部14は、空調部11に冷房動作または暖房動作を行わせるための演算処理を行う演算部15と、記憶部16とを備える。
演算部15は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)、またはシステムLSI(Large Scale Integration)で構成される。演算部15が行う演算処理としては、温湿度センサ12から出力された温湿度検出値12aと表面温度センサ13から出力された表面温度検出値13aとに基づいて、空調部11に冷房動作または暖房動作を行わせるための演算処理を行い、演算処理結果を空調部11に与える制御データ16aとして出力する処理を例示できる。
記憶部16は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、またはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)といった不揮発性または揮発性の半導体メモリで構成される。記憶部16は、温湿度センサ12で検出された温度および湿度を記憶する。また記憶部16は、表面温度センサ13で検出された表面温度を記憶する。また記憶部16は、寝室200の温度目標値を記憶する。また記憶部16は、演算部15が各種演算処理を行う際の作業用メモリとしても使用される。
通信部17は通信装置により構成され、温湿度センサ12から出力された温湿度検出値12aと、表面温度センサ13から出力された表面温度検出値13aと、演算部15による演算結果といった各種データを、制御部14を介して受信し、受信したこれらのデータを加湿ユニット2へ送信する。また通信部17は、加湿ユニット2から送信された各種データを受信し、受信したデータを制御部14に対して送信する。
(加湿ユニット2)
加湿ユニット2は、加湿ユニット2が設置された寝室200の加湿を行う加湿部21と、寝室200の温度および湿度を検出する温湿度センサ22と、空気調和の対象空間すなわち寝室200に存在する人の活動状態を示す体動量を検出し、体動量を表す体動量信号23aを生成して出力する活動状態検出部23と、加湿部21の加湿動作を制御する制御信号24aを生成して加湿部21に出力する制御部24と、各種データを冷暖房ユニット1との間で送受信する通信部27と、表示操作部28とを備える。
温湿度センサ22は温湿度センサ12と同様に構成され、寝室200の温度および湿度を検出して温度および湿度の値を示す温湿度検出値22aとして出力する。活動状態検出部23は、不図示の赤外線センサまたは電波センサを備え、これらのセンサから出力される情報を基づき体動量信号23aを生成して出力する。
制御部24は、加湿動作のための演算処理を行う演算部25と、記憶部26とを備える。演算部25および記憶部26は、前述した演算部15および記憶部16と同様のハードウェア構成を有する。演算部25が行う演算処理としては、温湿度センサ22から出力された温湿度検出値22aと活動状態検出部23から出力された体動量信号23aとに基づいて、加湿部21に与える制御信号24aを生成する処理を例示できる。記憶部26は、温湿度センサ22で検出された温度および湿度、活動状態検出部23による検出結果を記憶する。また、記憶部26は、演算部25が各種演算処理を行う際の作業用メモリとしても使用される。
通信部27は通信装置により構成され、温湿度センサ22から出力された温湿度検出値22aと、活動状態検出部23から出力された体動量信号23aと、演算部25による演算結果といった各種データを、制御部24を介して受信し、受信したこれらのデータを冷暖房ユニット1へ送信する。また通信部27は、冷暖房ユニット1から送信された各種データを受信し、受信したデータを制御部24に対して送信する。
表示操作部28は、運転設定操作を受け付ける不図示の入力部と、運転設定内容および加湿ユニット2の運転状況を表示する不図示の表示部とを備える。不図示の入力部は、機械式スイッチで構成されるものでもよいしタッチ操作可能なタッチパネルでもよい。また不図示の入力部が機械式スイッチである場合には、不図示の表示部は液晶のディスプレイで構成され、不図示の入力部がタッチパネルである場合には不図示の表示部は当該タッチパネルが入力部と共に表示部として用いられる。
このように構成された空気調和システム100は、空気調和の対象空間である寝室200に設置され、冷暖房ユニット1および加湿ユニット2が相互にデータを共有し、冷暖房ユニット1および加湿ユニット2が連動して運転するシステムである。なお通信部17および通信部27は、有線通信によりデータを送受信してもよいし無線通信によりデータを送受信してもよい。無線通信によりデータを送受信する場合、冷暖房ユニット1と加湿ユニット2の間の配線が不要となり冷暖房ユニット1および加湿ユニット2を設置する際の作業が容易となる。また冷暖房ユニット1と加湿ユニット2の間の配線が不要となることにより、冷暖房ユニット1および加湿ユニット2の設置位置の変更が容易となり利便性が向上する。図1に示す空気調和システム100は、冷暖房ユニット1および加湿ユニット2が直接通信する場合を想定しているが、無線LAN(Local Area Network)のネットワーク経由で冷暖房ユニット1および加湿ユニット2が相互に通信する構成としても構わない。
図2は図1に示す加湿ユニットの内観側面図である。加湿ユニット2は、本体の外郭を構成する本体ケース51と、本体ケース51の内部に設置される給水部52と、加湿ユニット2の上方から給水部52に設置され、水50を加湿ユニット2内に供給する給水タンク53とを備える。
また加湿ユニット2は、本体ケース51の前面51bの下部に設置された表示操作部28と、本体ケース51の内部において給水部52よりも本体ケース51の前面51b側に設置され給水タンク53から供給される水50を貯える貯水部54と、貯水部54の外周面において貯水部54の下部に取り付けられ貯水部54に貯えられた水50を加熱して蒸気50aを発生させるヒータ55と、一端が給水部52に接続され他端が貯水部54の底面に接続され、給水タンク53に貯えられた水50を貯水部54へ供給する給水路56とを備える。ヒータ55および送風ファン63は図1に示す加湿部21に相当する。
給水部52は、本体ケース51の後面51a寄りに設置され、下向きに凹んだ形状である。給水部52は不図示の水位検出部を備える。給水部52には、給水タンク53が着脱自在に取り付けられている。給水タンク53の下部には不図示の給水弁が設けられている。給水弁が閉塞した状態で給水タンク53が給水部52に取り付けられたとき、給水部52の底面に設けられた不図示の突起が当該給水弁を付勢することにより、給水タンク53内の水が給水路56を介して貯水部54に供給される。
また加湿ユニット2は、加湿ユニット2で発生する蒸気50aが流れるように貯水部54の上側に着脱可能に設置され、貯水部54と連通して貯水部54の上面から上方へ延びる筒状の貯水部カバー57を備える。貯水部カバー57の上端近くには、蒸気50aが排出される開口部58が設けられている。
また加湿ユニット2は、貯水部カバー57の上側に着脱可能に設置され、開口部58と連通する筒状の第1のダクトである冷却風撹拌ダクト59を備える。冷却風撹拌ダクト59は、その内部空間に開口部58が望む位置に設けられている。すなわち貯水部カバー57は冷却風撹拌ダクト59の下部に接続するように設けられている。冷却風撹拌ダクト59の後側の端部には、冷却風入口60が形成されている。冷却風撹拌ダクト59の後側の端部には、蒸気吹出口61が形成されている。冷却風撹拌ダクト59は、蒸気吹出口61を介して、加湿ユニット2の外部に通じている。このため貯水部54は、貯水部カバー57、開口部58、冷却風撹拌ダクト59および蒸気吹出口61を介して、加湿ユニット2の外部に通じている。
また加湿ユニット2は、本体ケース51の下面51cに開口する開口部62と、貯水部54と本体ケース51の後面51aとの間に設置され開口部62から取り入れた空気を上方へ送り出す送風ファン63と、送風ファン63の上側に設置される第2のダクトである送風ダクト64とを備える。開口部62、送風ファン63およびヒータ55は互いに隣接している。
送風ダクト64は、本体ケース51の仕切り板51d、貯水部カバー57および冷却風撹拌ダクト59により取り囲まれる空間であり送風ファン63の吹出口63aと連通する垂直ダクト64aと、本体ケース51の上面51eおよび冷却風撹拌ダクト59により取り囲まれる空間であり一端が垂直ダクト64aに連通し他端が加湿ユニット2の外部に開口する水平ダクト64bとを備える。
水平ダクト64bにはアシスト風吹出口65が形成されている。アシスト風吹出口65は本体ケース51の前面51b側に開口している。アシスト風吹出口65は、蒸気吹出口61の上方に位置している。送風ダクト64は、アシスト風吹出口65を介して、加湿ユニット2の外部に通じている。このため、送風ファン63の内部空間は、吹出口63a、垂直ダクト64a、水平ダクト64bおよびアシスト風吹出口65を介して、加湿ユニット2の外部に通じている。
送風ダクト64を構成する垂直ダクト64aは、冷却風撹拌ダクト59に形成された冷却風入口60に接続されている。このため、送風ファン63の内部空間は、吹出口63a、垂直ダクト64aおよび冷却風入口60を介して、冷却風撹拌ダクト59に通じている。垂直ダクト64aには加温ヒータ66が設置されている。加温ヒータ66は、冷却風入口60との分岐点64cよりも下流側に設置されている。分岐点64cは、送風ファン63から吹出された空気が冷却風入口60側と水平ダクト64b側とに分かれる部分である。
本体ケース51の内部には、制御部24が設けられている。制御部24は、タイマー機能を備える。制御部24には、不図示の電源スイッチの出力端と、給水部52が備える不図示の水位検出部の出力端とが接続されている。また制御部24は、不図示の配線により、ヒータ55の入力端55aと、送風ファン63の入力端63bとにそれぞれ接続されている。
入力端55aおよび入力端63bは制御部24で生成される制御信号を入力する端子である。当該制御信号は図1に示す制御信号24aに相当する。制御信号24aとしては、ヒータ55の発熱量を制御するためのヒータ制御信号24a1と、送風ファン63の回転数を制御するファン制御信号24a2とを例示できる。本体ケース51の下部には温湿度センサ22が設置される。図2では開口部62の近くに温湿度センサ22が設置されている。
次に加湿ユニット2の動作を説明する。加湿ユニット2の運転開始前に、加湿ユニット2の使用者は給水タンク53に水50を入れ、給水部52に戻す。給水タンク53内の水50は、不図示の給水弁、給水部52および給水路56を経由して、貯水部54に流れ込む。この際、貯水部54に流れ込む水量は、不図示の給水弁によって調節される。
加湿ユニット2の運転中に、制御部24は、不図示の電源スイッチの出力端と、給水部52が備える不図示の水位検出部の出力端とのそれぞれから出力される信号を受信し、ヒータ制御信号24a1をヒータ55の入力端55aに送信し、ファン制御信号24a2を送風ファン63の入力端63bに送信する。
ヒータ制御信号24a1に基づきヒータ55が駆動することにより貯水部54に貯えられた水50が蒸気50aとなり、蒸気50aは、貯水部カバー57の内部に進入する。蒸気50aは、貯水部カバー57の内部に充満した後、開口部58を通過して冷却風撹拌ダクト59の内部に流入する。
ファン制御信号24a2に基づき送風ファン63が駆動することにより本体ケース51の下部の開口部62から外部の空気が取り入れられる。開口部62から取り入れられた空気はヒータ55の周辺を通過して加温された後、垂直ダクト64aの内部に送られる。垂直ダクト64aに送られた空気の内、分岐点64cから水平ダクト64b側に分岐した空気は、アシスト風吹出口65から外部へ吹出される。以下では、アシスト風吹出口65から外部へ吹出された空気をアシスト風67と称する。アシスト風67の風向は、ルーバー68により調節される。図2ではアシスト風67がルーバー68により水平方向より斜め下方に送風される。
一方、分岐点64cから冷却風入口60側に分岐した空気は、冷却風撹拌ダクト59に流入する。冷却風入口60から冷却風撹拌ダクト59に流入した空気は、蒸気50aと混合される。冷却風撹拌ダクト59に流入した空気は常温であるため、蒸気50aの温度は低下する。冷却風撹拌ダクト59に流入した空気と混合された蒸気50aは、蒸気吹出口61から外部へ吹出される。蒸気吹出口61から外部へ吹出された蒸気50aは、アシスト風吹出口65から吹出されたアシスト風67により、その上昇が抑制されつつ前方に搬送される。すなわちアシスト風67は、蒸気吹出口61から外部へ吹出された蒸気50aの上昇を抑え込むように作用する。
なお、冷却風撹拌ダクト59を構成する材料であって水平ダクト64bと冷却風撹拌ダクト59との境界に位置する部材Aは、本体ケース51を構成する材料の熱伝導率よりも高い熱伝導率の金属材料で構成してもよい。この構成により部材Aでは、冷却風撹拌ダクト59内の蒸気50aの温度が吸熱され、その熱がアシスト風67に伝達される。すなわち部材Aに熱が伝わることにより、冷却風撹拌ダクト59内の蒸気50aの温度が下がり、水平ダクト64bを通過するアシスト風67の温度が上がる。アシスト風67の温度が上がることにより、睡眠中の人に気流が達したときの冷風感が軽減され、睡眠中の人の覚醒を抑制できる。ただし加湿ユニット2では、アシスト風67の温度は、蒸気吹出口61から吹出されて蒸気50aよりも低い温度となるように加温および熱交換される。これにより、アシスト風67が加湿ユニット2の上側に上昇することを防止でき、蒸気吹出口61から吹出された蒸気50aの上昇が抑制されつつ前方に搬送される。
次に冷暖房ユニット1および加湿ユニット2の設置位置の例について説明する。
図3は図1に示す冷暖房ユニットおよび加湿ユニットの設置位置を説明するための図である。図3では、図1に示される空気調和システム100を寝室200で使用する場合の冷暖房ユニット1および加湿ユニット2の設置位置の例が示される。図3には就寝者20が就寝するためのベッドまたは布団といった寝具30が示される。冷暖房ユニット1は、寝室200の側壁面202において天井面201寄りの位置に設置される。加湿ユニット2は、寝室200の床面203寄りの位置に設置される。図3では加湿ユニット2が寝具30の近く、すなわち就寝者20の近くに設置されている。さらに加湿ユニット2は、蒸気吹出口61から吹出される蒸気50aとアシスト風吹出口65から吹出されるアシスト風67とが就寝者20の頭部20aに向かうように配置されている。
睡眠時に寝具30上で横たわるときの就寝者20の場所は寝室200の床面203寄りの位置になるが、加湿ユニット2には、水平方向に蒸気50aを吹出す蒸気吹出口61およびアシスト風吹出口65が設けられている。そのため蒸気50aは寝室200の上方に向かうことがなく、加湿ユニット2によれば、就寝者20の周りを直接加湿できると共に、就寝者20の周囲に送風ができる。
なお就寝者20の周りを直接加湿する方式ではなく、寝室200全体を加湿するタイプの不図示の加湿機では、就寝者20に対して加湿を行い肌の乾燥を防止することはできるが、直接加湿する方式の方が、素早く、少ない水量で就寝者20への加湿を効率的に行うことができると共に、不図示の壁面および窓への結露を抑制できる。また加湿機能を備えた不図示の空気調和機では、冷暖房を行うユニットと加湿を行うユニットとが一体に構成され、寝室200の上部に設置されるのが一般的である。このような加湿機能を備えた空気調和機を使用した場合、寝室200の床面203側の温度および湿度が寝室200の天井面201側の温度および湿度とは異なる場合があり、また寝室200の床面203側を加湿するには強い気流が必要になる。そのため、睡眠時の使用にはふさわしくない。なお、加湿機の方式としては、蒸気50aを吐出する方式の他に、フィルターを使用した気化式、または超音波素子を利用した超音波式が存在する。しかしながら気化式では風が強く、超音波式では加湿機周辺が濡れてしまう。そのため気化式および超音波式の加湿機は睡眠時の使用にはふさわしくない。すなわち気化式および超音波式の加湿機を就寝者20の近くに配置した場合、当該加湿器から吹出される風と加湿空気が快適な睡眠の妨げになる恐れがある。
なお本実施の形態に係る空気調和システム100では、就寝者20の体動を検出する手段として、赤外線センサまたは電波センサを備えた活動状態検出部23が用いられているが、空気調和システム100は、不図示のカメラで撮像した画像を制御部24が解析して、非接触で就寝者20の体動を計測する構成としてもよい。また空気調和システム100は、寝具30に設置された不図示の加速度センサで検出された加速度情報または圧力センサで検出された圧力分布を示す圧力情報を制御部24が解析して、就寝者20の体動を計測する構成としてもよい。また冷暖房ユニット1の表面温度センサ13から出力された表面温度検出値13aを制御部24が解析して、就寝者20の体動を計測する構成としてもよい。
またHEMS(Home Energy Management System)のような不図示の制御装置が家に設置された場合には、当該制御装置が冷暖房ユニット1および加湿ユニット2と相互に通信し、制御を行う構成としてもよい。
次に就寝者20の睡眠状態について説明する。図4は図3に示す就寝者が睡眠を開始してから起床するまでの睡眠状態の変化の一例を示す図である。図4では、(1)の実線で示す折れ線が、就寝者が覚醒状態にあるか非覚醒状態にあるかを表しており、折れ線の位置が下がるほど深い睡眠状態であることを表す。実線で示す折れ線の頂点部分は、就寝者20がREM(Rapid Eye Movement)睡眠の状態であることを表す。図4では(2)で示される黒塗り領域がREM睡眠の状態を表し、その黒塗り領域以外の部分がノンREM(Non-Rapid Eye Movement)睡眠の状態表す。(3)から(6)までの睡眠深度1から4は、就寝者20の睡眠の深さを示し、睡眠深度1から4の順に睡眠が深くなることを示す。(7)は体動の大きさを縦線の大きさで表し、線の幅が長くなるほど体動量が大きいことを表す。(8)は就寝者20の睡眠と関係が深いとされる体内の深部体温、すなわち体の中心部の温度である直腸温度の大まかな変化を示す。図4に示すように就寝者20の深部体温は、入眠直後から徐々に低下し、最低体温になった後はゆるやかに上昇する。これにより就寝者20の体は活動準備に入る。
図4に示すように就寝者20が睡眠を開始してから次に目覚めるまでの間には、睡眠深度1、2、3、4の順に睡眠が深くなるように移行し、その後、睡眠深度3、2、1、REM(Rapid Eye Movement)睡眠へと移行するという睡眠サイクルが通常90分周期で繰り返される。睡眠前半は眠りが深く、気温および湿度といった外的な刺激に鈍感だが、後半は眠りが浅くなり、睡眠深度3、4になることが少なくなり、外的な刺激に反応しやすくなる。なお、睡眠が深いほど体動が少なくなるため、体動の頻度から睡眠状態を推定できる。
本実施の形態に係る空気調和システム100では、体動を検出した時刻を記憶しておき、過去の一定時間に発生した体動の合計回数と睡眠状態を判別するためのしきい値とを比較し、比較結果から睡眠状態を推定する。体動を検出する時間幅、すなわち体動を検出してから次に体動を検出するまでの時間をしきい値と比較し、比較結果から睡眠状態を推定してもよい。その他の方法で睡眠状態を推定しても構わない。
次に本実施の形態に係る空気調和システム100の動作について暖房運転を例に説明する。
図5は本発明の実施の形態に係る空気調和システムの動作例を示すフローチャートである。空気調和システム100は、睡眠を開始する使用者から運転指示を受けると暖房運転を開始する(ステップS1)。ここでは、睡眠時の使用を想定した運転モードである快眠制御運転の開始を使用者から指示されたものとする。この指示は、冷暖房ユニット1および加湿ユニット2のどちらで設定されてもよく、その情報は通信部17および通信部27で送受信され、冷暖房ユニット1が暖房運転を開始する。
次に、冷暖房ユニット1の表面温度センサ13が、人の皮膚温を検出する(ステップS2)。人は発熱体であるため、皮膚温は室温よりも高く、表面温度センサ13は皮膚温を特定することができる。また皮膚温から人の位置を推定することができる。皮膚温の検出結果は、冷気の吹出し方向が就寝者20を避けた位置になるように空調部11が制御する際に使用される。
次に、制御部24の演算部25では、加湿ユニット2の温湿度センサ22で検出された温度である枕元周辺温度x℃が予め記憶部26に設定されたしきい値である加湿開始温度T℃を超えているか否かを判定する(ステップS3)。
枕元周辺温度x℃が加湿開始温度T℃未満である場合(ステップS3,No)、制御部24の演算部25は、送風ファン63を駆動せずにヒータ55のみ駆動させる。これは、冬場の寝室温度が低いときに加湿運転を開始してしまうと、冷たいアシスト風67が顔周りに送風され、不快感で寝つきにくくなることを防止するためである。
ヒータ55が駆動しているため、表面温度センサ13は、加湿ユニット2自体の温度、また加湿ユニット2から吹出される蒸気50aを検出することにより、加湿ユニット位置検出部として利用可能である。そのため表面温度センサ13では、加湿ユニット2の位置が検出される(ステップS4)。その後、制御部14の演算部15は、加湿ユニット2の周辺の温度を集中的に上げるように、冷暖房ユニット1の送風方向を加湿ユニット2の位置とし、これにより枕元周辺温度x℃を上げる(ステップS5)。その際人の顔には直接送風しないようにする。また制御部14の演算部15は、加湿ユニット2に到達する風の風速が0.25m/s以下となるように空調部11を制御することにより、冷暖房ユニット1から吹出される風量を制御する。
枕元周辺温度x℃が加湿開始温度T℃を超えている(ステップS3,Yes)、制御部24の演算部25は、送風ファン63を駆動すると共にヒータ55を駆動することにより加湿運転を開始し、冷暖房ユニット1の制御部14は、冷暖房ユニット1の送風方向を寝室200全体に変更して寝室200全体の温度を上げる(ステップS6)。
その後、冷暖房ユニット1の制御部14は、温湿度センサ12で検出される温度が冷暖房ユニット1に設定された設定温度に到達したときに暖房運転を停止させて、設定温度が維持されるように制御する(ステップS7)。
次に、加湿ユニット2の活動状態検出部23から出力された体動量信号23aに基づき加湿ユニット2の制御部24は睡眠状態を判定する(ステップS8)。このとき制御部24は、図4に示される体動回数が一定回数以上か否かを睡眠状態の判定基準とし、単位時間中の体動回数が一定回数未満である場合には就寝者20の睡眠状況は深睡眠であり、体動回数が一定回数以上である場合には就寝者20の睡眠状況は浅睡眠であると判定する。
就寝者20の睡眠状況は浅睡眠である場合(ステップS8,No)、制御部24の演算部25は、ステップS6,S7の処理を繰り返す。
就寝者20の睡眠状況は深睡眠である場合(ステップS8,Yes)、制御部24の演算部25は、加湿による温熱感の上昇および湿度の上がり過ぎを防ぐため、送風ファン63の回転数を低下させると共にヒータ55の温度を上昇させる、いわゆる加湿弱運転に切り替える(ステップS9)。
睡眠の後半では浅睡眠になるため、制御部24の演算部25は、前述した判定基準に基づき、単位時間中の体動回数が一定回数以上となるまでの時間間隔が短くなる傾向にあるか否かを判定基準とし、就寝者20が睡眠を開始してから起床するまでの時間における睡眠進行状態、すなわち睡眠開始直後であるか否かを判定する(ステップS10)。
睡眠開始直後ではない場合(ステップS10,No)、制御部24の演算部25は、ステップS12の処理を実行する。
睡眠開始直後である場合(ステップS10,Yes)、制御部24の演算部25は、一定時間が経過したか否かを判定する(ステップS11)。これは、ステップS10において睡眠進行状態を判定しているが、活動状態検出部23の検出エラーにより体動量が累積されなかった場合を想定して、一定時間を経過したときにステップS12の処理を実行させるためである。この一定時間としては、ステップS9で加湿弱運転が開始された時点からカウントアップされた時間であり、REM睡眠がおよそ90分周期であるため、90分を基準にして決定することが望ましい。
一定時間が経過していない場合(ステップS11,No)、制御部24の演算部25は、一定時間が経過するまでステップS10およびステップS11の処理を繰り返す。
一定時間が経過した場合(ステップS11,Yes)、冷暖房ユニット1の制御部14は、睡眠が後半に入り覚醒状態に近づいたと判定してステップS12の処理を実行する。
冷暖房ユニット1の制御部14は設定温度を上昇させ、演算部25は送風ファン63の回転数を高めると共にヒータ55の温度を低下させる、いわゆる加湿強運転に切り替える(ステップS12)。睡眠の後半では前述のとおり、眠りが浅くなると、徐々に体温を上昇させる必要があるので、呼吸と体温上昇をサポートするためである。
次に、加湿ユニット2の制御部24は、活動状態検出部23から出力された体動量信号23aに基づき就寝者20が起床したと判定したとき、ステップS1の処理が実行された時点から切タイマー時間が経過したとき、または、使用者が快眠制御運転停止の操作を不図示のリモコンにおいて実行したとき(ステップS13,Yes)、制御部14は冷暖房ユニット1の運転を停止させ、制御部24は加湿ユニット2の運転を停止させる(ステップS14)。
切タイマー時間は、使用者が設定した時間とし、8時間を例示することができる。就寝者20が起床していないとき、切タイマー時間が経過していないとき、または快眠制御運転停止の操作がされていないとき(ステップS13,No)、制御部14および制御部24は、快眠制御運転を継続させる。
このように、本発明の実施の形態に係る空気調和システム100は、冷暖房ユニット1では制御できない加湿を加湿ユニット2が行うことで、睡眠の質を向上させると共に、超音波加湿機または気化式加湿機で顔周りを加湿するときの課題である気流感および冷たさを感じさせることがなく、睡眠中の覚醒を抑制できる。
また本発明の実施の形態に係る空気調和システム100は、冷暖房ユニット1によって加湿ユニット2の吸い込む空気の温度を上げる構成としたが、加温ヒータ66により、アシスト風67を加温してもよい。そうすることにより運転直後から加湿が開始できる。また、その際は枕元周辺温度が一定値に達したときに加温ヒータ66をオフにすることにより消費電力を抑えることができる。
また本実施の形態では、冷暖房ユニット1が表面温度センサ13を用いて加湿ユニット2の周辺に集中的に送風する例を説明したが、冷暖房ユニット1は、不図示の人位置検出部を備え、当該人位置検出部により人が検出されたとき、人位置検出部で検出された人の位置を避けるようにしながら、加湿ユニット2の周辺の温度が上がるように送風する構成としてもよい。当該人位置検出部は、冷暖房ユニット1が設置された室内空間に存在する人の位置を検出する。この構成により、就寝者20に当たる風の温度が高くなりすぎることを抑制して不快感を軽減できる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 冷暖房ユニット、2 加湿ユニット、10 筐体、11 空調部、12 温湿度センサ、12a 温湿度検出値、13 表面温度センサ、13a 表面温度検出値、14 制御部、15 演算部、16 記憶部、16a 制御データ、17 通信部、20 就寝者、20a 頭部、21 加湿部、22 温湿度センサ、22a 温湿度検出値、23 活動状態検出部、23a 体動量信号、24 制御部、24a 制御信号、24a1 ヒータ制御信号、24a2 ファン制御信号、25 演算部、26 記憶部、27 通信部、28 表示操作部、30 寝具、50 水、50a 蒸気、51 本体ケース、51a 後面、51b 前面、51c 下面、51d 仕切り板、51e 上面、52 給水部、53 給水タンク、54 貯水部、55 ヒータ、55a 入力端、56 給水路、57 貯水部カバー、58 開口部、59 冷却風撹拌ダクト、60 冷却風入口、61 蒸気吹出口、62 開口部、63 送風ファン、63a 吹出口、63b 入力端、64 送風ダクト、64a 垂直ダクト、64b 水平ダクト、64c 分岐点、65 アシスト風吹出口、66 加温ヒータ、67 アシスト風、68 ルーバー、100 空気調和システム、200 寝室、201 天井面、202 側壁面、203 床面。

Claims (9)

  1. 冷房動作および暖房動作を行う冷暖房ユニットと、
    加湿動作および送風動作を行う加湿ユニットと、
    を備え、
    前記冷暖房ユニットおよび前記加湿ユニットは、相互に連携して動作するための情報を送受信し、
    前記加湿ユニットは、温湿度センサと、送風ファンと、貯えられた水を加熱して蒸気を発生させるヒータと、前記蒸気を吹出す蒸気吹出口と、前記蒸気吹出口より上側に設置され、前記蒸気吹出口から吹出される前記蒸気が前記加湿ユニットの上側に上昇することを抑制しながら前記冷暖房ユニットの空気制御対象である室内空間に向けて前記蒸気を含まない風を吹出す風吹出口とを備え、
    前記冷暖房ユニットは、睡眠時の使用を想定した運転モードである第1モード運転の開始が指示されると、暖房運転を開始し、
    前記加湿ユニットは、前記第1モード運転の開始後、前記温湿度センサで検出された温度がしきい値未満である場合、前記送風ファンを駆動せずに前記ヒータを駆動し、前記温湿度センサで検出された温度が前記しきい値より大きくなった場合、前記送風ファンおよび前記ヒータを駆動して加湿運転を開始する空気調和システム。
  2. 記冷暖房ユニットは、前記温湿度センサで検出され温度が前記しきい値未満のとき、前記加湿ユニットの周辺の温度を上げるように風向制御する請求項1に記載の空気調和システム。
  3. 前記冷暖房ユニットは、前記加湿ユニットの周辺の温度を上げるとき、前記加湿ユニットに到達する風の風速が0.25m/s以下となるように前記冷暖房ユニットの風量を制御する請求項2に記載の空気調和システム。
  4. 前記冷暖房ユニットは、前記温湿度センサで検出された温度が前記しきい値より大きくなった場合、送風方向が前記室内空間全体となるように風向制御する請求項1に記載の空気調和システム。
  5. 前記冷暖房ユニットは、前記室内空間に存在する就寝者の位置を検出する人位置検出部を備え、
    前記冷暖房ユニットは、前記人位置検出部で検出された前記就寝者の位置を避けるようにしながら、前記加湿ユニットの周辺の温度を上げる請求項2に記載の空気調和システム。
  6. 前記加湿ユニットは、前記蒸気吹出口から吹出される蒸気と前記風吹出口から吹出される前記蒸気を含まない前記風とが就寝者の頭部に向かうように配置されている請求項1に記載の空気調和システム
  7. 加湿動作および送風動作を行う加湿ユニットであって、
    本体ケースと、
    前記本体ケースに形成され、空間に蒸気を吹出す蒸気吹出口と、
    前記本体ケースにおける前記蒸気吹出口より上側に設置され、前記蒸気吹出口から吹出される前記蒸気が前記加湿ユニットの上側に上昇することを抑制しながら前記空間に向けて前記蒸気を含まない空気を吹出す風吹出口と、
    前記蒸気吹出口に前記蒸気を供給する第1のダクトと、
    前記風吹出口に前記蒸気を含まない空気を供給する第2のダクトと、
    を備え、
    前記第1のダクトと前記第2のダクトとの間の部材は、前記本体ケースを構成する材料の熱伝導率よりも高い熱伝導率の金属材料で構成される加湿ユニット
  8. 前記第2のダクトには、加温ヒータが設置される請求項に記載の加湿ユニット
  9. 記蒸気を発生させるためのヒータと、
    前記ヒータに隣接して設置され前記ヒータで加温された空気を前記第2のダクトに送り出す送風ファンと、
    さらに備えた請求項7または8に記載の加湿ユニット
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