JP6820817B2 - トルク検出装置 - Google Patents

トルク検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6820817B2
JP6820817B2 JP2017193434A JP2017193434A JP6820817B2 JP 6820817 B2 JP6820817 B2 JP 6820817B2 JP 2017193434 A JP2017193434 A JP 2017193434A JP 2017193434 A JP2017193434 A JP 2017193434A JP 6820817 B2 JP6820817 B2 JP 6820817B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base plate
strain sensor
rotating shaft
shaft body
axial direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017193434A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019066373A (ja
Inventor
里奈 小笠原
里奈 小笠原
石倉 義之
義之 石倉
祐希 瀬戸
祐希 瀬戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP2017193434A priority Critical patent/JP6820817B2/ja
Priority to PCT/JP2018/032181 priority patent/WO2019069595A1/ja
Publication of JP2019066373A publication Critical patent/JP2019066373A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6820817B2 publication Critical patent/JP6820817B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L3/00Measuring torque, work, mechanical power, or mechanical efficiency, in general
    • G01L3/02Rotary-transmission dynamometers
    • G01L3/04Rotary-transmission dynamometers wherein the torque-transmitting element comprises a torsionally-flexible shaft
    • G01L3/10Rotary-transmission dynamometers wherein the torque-transmitting element comprises a torsionally-flexible shaft involving electric or magnetic means for indicating

Description

この発明は、回転軸体に加わるトルクを検出するトルク検出装置に関する。
回転軸体に加わるトルクを検出する方式の一つとして、回転軸体の周面に金属歪ゲージを取付け、トルクにより回転軸体の周面に生じるせん断応力の大きさを、金属歪ゲージにおける抵抗値変化により検出する方式がある。
しかしながら、この方式では、回転軸体にトルク以外の他軸荷重(スラスト荷重)が加わった場合にも少なからず感度を持ってしまい、トルクのみを精度よく検出できない。
そこで、例えば特許文献1に開示された方式では、複数の金属歪ゲージを、回転軸体の周面に、他軸荷重が加わった場合に対となる金属歪ゲージの抵抗値変化が反転するように配置している。これにより、他軸荷重による影響をキャンセルできる。
特開平09−021709号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方式では、金属歪ゲージを8つ以上配置する必要がある。よって、各金属歪ゲージの相対位置及び角度を厳密に合わせる必要があり、困難であるという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、他軸荷重が加わった場合でも精度よくトルクを検出でき、組立が容易であるトルク検出装置を提供することを目的としている。
この発明に係るトルク検出装置は、回転軸体と、回転軸体に取付けられたベース板と、ベース板に搭載され、抵抗ゲージを有する歪センサとを備え、ベース板は、回転軸体の軸方向における歪センサの一端側又は両端側に形成され、当該軸方向におけるベース板の変形を吸収する変形吸収部と、抵抗ゲージに対向する領域及び上記軸方向における抵抗ゲージと変形吸収部との間の領域を含む領域に設けられ、回転軸体に対して非固定である非固定部とを有し、ベース板は、軸方向に沿った両側面のうち、軸方向におけるベース板の端部の位置から歪センサの端部よりも内側の位置に対向する面が、回転軸体に固定されたことを特徴とする。
この発明によれば、上記のように構成したので、他軸荷重が加わった場合でも精度よくトルクを検出でき、組立が容易である。
図1A,図1Bは、この発明の実施の形態1に係るトルク検出器の構成例を示す図(歪センサがベース板を介して回転軸体に取付けられた状態を示す図)であり、図1Aは断面図であり、図1Bは図1Aに示すA部の上面図である。 図2A〜図2Cは、この発明の実施の形態1における歪センサの構成例を示す図であり、図2Aは上面図であり、図2Bは側面図であり、図2CはA−A’線断面図である。 図3Aはこの発明の実施の形態1における抵抗ゲージの配置例を示す上面図であり、図3Bは図3Aに示す抵抗ゲージにより構成されるフルブリッジ回路の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態1における歪センサの製造方法の一例を示すフローチャートである。 図5A、図5Bは、トルク検出器の基本動作原理を説明する図であり、図5Aは回転軸体に加えられたトルクを示す側面図であり、図5Bは図5Aに示すトルクにより歪センサに発生した応力分布の一例を示す図である。 図6A、図6Bは、この発明の実施の形態1に係るトルク検出器の効果を示す図であり、図6Aは回転軸体に軸方向の圧縮応力が加えられた場合を示す図であり、図6Bは回転軸体に軸方向の引張応力が加えられた場合を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるベース板の別の構成例を示す上面図(歪センサがベース板を介して回転軸体に取付けられた状態を示す図)である。 図8A〜図8Cは、この発明の実施の形態1における抵抗ゲージの別の配置例を示す上面図である。 図9Aはこの発明の実施の形態1における抵抗ゲージの別の配置例を示す上面図であり、図9Bは図9Aに示す抵抗ゲージにより構成されるハーフブリッジ回路の構成例を示す図である。 図10A〜図10Cは、この発明の実施の形態1におけるシリコン層の別の構成例を示す裏面図である。 図11A、図11Bは、この発明の実施の形態1における変形吸収部の別の構成例を示す側面図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るトルク検出器の構成例を示す図である。図1では、歪センサ1がベース板2を介して回転軸体5に取付けられた状態を示している。
回転軸体5は、軸方向における一端にモータ等の駆動系6が接続され、他端にロボットハンド等の負荷系が接続される。この回転軸体5の周面には、収納溝51が形成されている。なお図1では、収納溝51の断面形状がT型に構成されている。
一方、トルク検出器は、回転軸体5に加わるトルクを検出する。トルク検出器は、図1に示すように、歪センサ1及びベース板2を備えている。また、トルク検出器及び回転軸体5は、トルク検出装置を構成する。以下では、歪センサ1として半導体歪ゲージを用いた場合を示す。
歪センサ1は、ベース板2を介して回転軸体5に取付けられ、外部からのせん断応力(引張応力及び圧縮応力)に応じた電圧を出力する半導体歪ゲージである。歪センサ1は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)により実現される。この歪センサ1は、ベース板2の中央に搭載される。歪センサ1は、図2,3に示すように、シリコン層(基板層)11及び絶縁層12を有する。
シリコン層11は、外力に応じて歪みが生じる単結晶シリコンであり、複数の抵抗ゲージ(拡散抵抗)13から成るホイートストンブリッジ回路を有するセンサ層である。シリコン層11には、裏面(一面)の中央に、溝部111が形成されている。溝部111により、シリコン層11には薄肉部112が構成される。抵抗ゲージ13は、この薄肉部112に形成される。
なお、薄肉部112の厚さは、シリコン層11の剛性等に応じて適宜設計される。例えば、シリコン層11の剛性が低い場合には薄肉部112は厚くされ、シリコン層11の剛性が高い場合には薄肉部112は薄くされる。
また、単結晶シリコンは、結晶異方性を有し、p型シリコン(100)面において、<110>方向のときに最もピエゾ抵抗係数が大きくなる。そのため、抵抗ゲージ13は、シリコン層11の<110>方向に形成される。
図3では、フルブリッジ回路(ホイートストンブリッジ回路)を構成する4つの抵抗ゲージ13(R1〜R4)が、シリコン層11の辺方向に対して斜め方向(45度方向)に形成され、歪センサ1が2方向のせん断応力を検知する場合を示している。なおここでは、上記斜め方向の具体例として45度方向とした場合を示したが、上記斜め方向は45度方向に限定されず、歪センサ1の特性上、ある程度のずれ(例えば44度方向又は46度方向等)は許容される。
絶縁層12は、上面がシリコン層11の裏面に接合され、裏面が回転軸体5に接合される台座である。この絶縁層12としては、例えばガラス又はサファイア等を用いることができる。
次に、歪センサ1の製造方法の一例について、図4を参照しながら説明する。
歪センサ1の製造方法では、図4に示すように、まず、シリコン層11に、イオン注入により複数の抵抗ゲージ13を形成する(ステップST1)。そして、複数の抵抗ゲージ13によりホイートストンブリッジ回路を形成する。
次いで、シリコン層11の裏面に、エッチングにより溝部111を形成する(ステップST2)。これにより、シリコン層11の抵抗ゲージ13が形成された箇所を薄肉部112とさせる。
次いで、シリコン層11の裏面と絶縁層12の上面とを、例えば陽極接合により接合する(ステップST3)。
ベース板2は、歪センサ1が搭載され、回転軸体5の収納溝51に収納されて回転軸体5に取付けられる板部材である。このベース板2としては、例えばコバール等の金属部材を用いることができる。また、ベース板2には、長手方向(回転軸体5の軸方向)における歪センサ1の一端側に、スリット部(変形吸収部)21が形成されている。スリット部21の長手方向(上記軸方向に垂直な方向)の長さは、歪センサ1の短手方向(上記軸方向に垂直な方向)の長さより長く構成されている。なお、回転軸体5に加えられるトルクによるせん断応力を歪センサ1に発生させ易くするため、スリット部21の短手方向(上記軸方向)の長さは短い方がよい。なお図1では、歪センサ1がスリット部21に接している場合を示しているが、離れていてもよい。
また、ベース板2には、表面及び裏面に、非固定部22が設けられている。非固定部22は、抵抗ゲージ13に対向する領域及び上記軸方向における抵抗ゲージ13とスリット部21との間の領域を含む領域に設けられ、回転軸体5に対して非固定とされる部分である。また、ベース板2における非固定部22以外の部分は、回転軸体5に対して固定可能としている。図1に示すベース板2では、短手方向(上記軸方向に垂直な方向)における両側面のうち、歪センサ1の長手方向(上記軸方向)における両端の位置よりも内側から外側に対向する面23が、回転軸体5に固定されている。
また上記のようにして製造された歪センサ1をベース板2に取付ける場合には、絶縁層12の裏面とベース板2とを例えばはんだ接合により接合する。この際、絶縁層12の裏面及びベース板2の接合部位をメタライズした上で、はんだ接合を行う。また、ベース板2を回転軸体5に取付ける場合にも上記と同様に例えばはんだ接合により接合する。
また、歪センサ1は、抵抗ゲージ13が回転軸体5の軸方向に対して斜め方向(45度方向)を向くように配置される。すなわち、抵抗ゲージ13は、回転軸体5にトルクが加わった際に発生するせん断応力の発生方向を向くように配置される。なおここでは、上記斜め方向の具体例として45度方向とした場合を示したが、上記斜め方向は45度方向に限定されず、歪センサ1の特性上、ある程度のずれ(例えば44度方向又は46度方向等)は許容される。
次に、トルク検出器の基本動作原理について、図5を参照しながら説明する。図5Aでは、歪センサ1が取付けられた回転軸体5の一端に駆動系6が接続され、この駆動系6により回転軸体5にトルクが加えられた状態を示している。また図5では、円柱状の回転軸体5を用い、歪センサ1が回転軸体5に直接取付けられた場合を示している。
図5Aに示すように、回転軸体5にトルクが加えられることで、回転軸体5に取付けられた歪センサ1が歪み、歪センサ1の表面に図5Bに示すようなせん断応力が発生する。図5では、色が濃い点ほど引張応力が強い状態であり、色が薄い点ほど圧縮応力が強い状態であることを示している。そして、回転軸体5の軸方向に対して斜め方向(45度方向)を向いた抵抗ゲージ13は、このせん断応力に応じて抵抗値が変化し、歪センサ1は、抵抗値の変化に応じた電圧を出力する。そして、トルク検出器は、この歪センサ1により出力された電圧から回転軸体5に加えられたトルクを検出する。
実施の形態1に係るトルク検出器では、ベース板2の長手方向における歪センサ1の一端側にスリット部21が設けられている。また、スリット部21の長手方向の長さは、歪センサ1の短手方向の長さより長く構成されている。これにより、回転軸体5にトルク以外の他軸荷重(スラスト荷重)が加わった場合に、スリット部21の分離効果(吸収効果)により、歪センサ1に発生する歪みを低減できる。図6では、回転軸体5にスラスト荷重(圧縮応力、引張応力)が加えられた場合を示している。図6に示すように、回転軸体5にスラスト荷重が加えられた場合に、スリット部21が変形することで、歪センサ1に発生する歪みを低減できる。
一方、ベース板2にスリット部21を設けることで、歪センサ1に発生するせん断応力も低減してしまう。それに対し、実施の形態1に係るトルク検出器では、ベース板2に非固定部22を設け(抵抗ゲージ13に対向する領域及び上記軸方向における抵抗ゲージ13とスリット部21との間の領域を含む領域を、回転軸体5に対して非固定とし)、それ以外の部分を回転軸体5に対して固定可能としている。ここで、非固定部22の部分ではベース板2と回転軸体5が分離されるため、所定の領域(スリット部21と、抵抗ゲージ13に対向する領域及び上記軸方向における抵抗ゲージ13とスリット部21との間の領域を含む領域)を非固定領域とすることで、スリット部21の分離効果を歪センサ1に与えることができる。このように、ベース板2に非固定部22を設けて、ベース板2が回転軸体5に固定される固定領域を調整することで、他軸影響を低減する効果を維持しながら、歪センサ1に効率的にせん断応力を発生させることができ、トルク感度を持つことができる。
また、実施の形態1に係るトルク検出器では、従来方式のような複数の歪ゲージを用いる必要はなく、単一の歪センサ1で構成可能であるため、従来方式に対してトルク検出器の組立が容易となる。
なお上記では、図1に示すように、ベース板2の長手方向における歪センサ1の一端側に位置するスリット部21が形成された場合を示した。しかしながら、これに限らず、図7に示すように、ベース板2の長手方向における歪センサ1の両端側にそれぞれスリット部21が形成されてもよい。各スリット部21の長手方向の長さは、歪センサ1の短手方向の長さより長く構成されている。なお、回転軸体5に加えられるトルクによるせん断応力を歪センサ1に発生させ易くするため、各スリット部21の短手方向の長さは短い方がよい。このように、歪センサ1の両側にそれぞれスリット部21が形成されることで、他軸荷重による影響を更に抑制できる。
また、歪センサ1がベース板2に搭載されることで、ベース板2が歪センサ1に対して剛性調整の役割を果たす。また、歪センサ1がベース板2に搭載されることで、歪センサ1の固定及び信号取出し工程をベース板2上で実施でき、トルク検出器の組立時におけるハンドリング性が向上する。よって、歪センサ1が扱い易く、プロセス装置上の制約も少ない。
また、歪センサ1とベース板2との接合では、はんだ接合等により熱が加えられる。そのため、ベース板2の材料を適切に選択することで、線膨張率の差による温度特性悪化を低減できる。
例えば、歪センサ1としてシリコンを用いた場合には、ベース板2として、シリコンに対して線膨張係数が近いコバールを用いる。これにより、トルク検出器の温度特性が向上する。また、歪センサ1をベース板2にはんだ接合等により固定する際に、線膨張係数の違いにより生じる熱歪を抑制できる(熱プロセスの影響を抑制できる)。
なお上記のトルク検出器では、シリコン層11の裏面中央に溝部111が形成されることで薄肉部112が構成され、抵抗ゲージ13がこの薄肉部112に形成されている。これにより、抵抗ゲージ13が形成された薄肉部112に応力を集中させることができ、回転軸体5に加わるトルクに対する検出感度が向上する。
また、4つの抵抗ゲージ13の配置は図3に示す配置に限らず、例えば図8に示すような配置としてもよい。
また上記では、ホイートストンブリッジ回路として、4つの抵抗ゲージ13(R1〜R4)から成るフルブリッジ回路を用いた場合を示した。しかしながら、これに限らず、図9に示すように、ホイートストンブリッジ回路として、2つの抵抗ゲージ13(R1,R2)から成るハーフブリッジ回路を用いてもよい。なお、図9BにおけるRは、固定抵抗である。
また図10に示すように、シリコン層11の裏面に、溝部111をシリコン層11の側面に連通する連通溝部113が形成されてもよい。ここで、シリコン層11と絶縁層12との接合では、陽極接合により400度程度の温度が加えられる。そのため、連通溝部113が無い場合には、陽極接合の際に、シリコン層11と絶縁層12との間の溝部111に存在する空気が高温状態で封止されてしまい、常温に下がるとその空気が収縮するため、薄肉部112が変形し、歪センサ1のゼロ点がずれてしまう恐れがある。一方、連通溝部113が設けられることで、陽極接合の際に、溝部111に存在する空気を外部に逃がすことができ、薄肉部112の変形を回避できる。
なお、シリコン層11は、溝部111及び連通溝部113により、全体が薄くならないように、一部のみが薄くなるように構成される必要がある。
なお上記では、基板層として、シリコン層11を用いた場合を示したが、これに限らず、外力に応じて歪みが生じる部材であればよい。例えば、基板層として、絶縁体(ガラス等)又は金属を用いることができる。ここで、基板層が絶縁体である場合には、抵抗ゲージ13は、当該絶縁体にスパッタリング等により成膜されることで形成される。また、基板層が金属である場合には、抵抗ゲージ13は、当該金属に絶縁膜を介してスパッタリング等により成膜されることで形成される。また、基板層としてシリコン層11を用い、抵抗ゲージ13が、当該シリコン層11にスパッタリング等により成膜されることで形成されてもよい。
基板層として上記絶縁体又は金属を用いた場合でも、一般的な金属歪ゲージよりもゲージ率は高くなる。また、成膜によって抵抗ゲージ13を形成した場合には、シリコン層11にイオン注入により抵抗ゲージ13を形成した場合に対し、結晶方位によってゲージ率が変わることはなく、すなわち、方向を限定する必要がなくなる。
一方、ゲージ率は、成膜によって抵抗ゲージ13を形成した場合に対し、シリコン層11にイオン注入により抵抗ゲージ13を形成した場合の方が、4〜10倍以上高くなる。
また上記では、歪センサ1として、図2に示すような形状の半導体歪ゲージを用いた場合を示した。しかしながら、これに限らず、その他の形状の半導体歪ケージを用いてもよい。また、歪センサ1として、その他の歪ゲージ(例えば金属歪ゲージ)を用いてもよい。
また上記では、変形吸収部としてスリット部21を用いた場合を示した。しかしながら、これに限らず、変形吸収部は、上記軸方向におけるベース板2の変形を吸収する構成であればよく、変形吸収部として例えば、溝部、波状の凹凸部21b、又は弾性を有するバネ部を用いてもよい。図11は変形吸収部として波状の凹凸部21bを用いた場合を示し、図11Aは形状が半波長波である場合を示し、図11Bは形状が1波長波である場合を示している。
以上のように、この実施の形態1によれば、回転軸体5と、回転軸体5に取付けられたベース板2と、ベース板2に搭載され、抵抗ゲージ13を有する歪センサ1とを備え、ベース板2は、回転軸体5の軸方向における歪センサ1の一端側又は両端側に形成され、当該軸方向におけるベース板2の変形を吸収する変形吸収部(スリット部21)と、抵抗ゲージ13に対向する領域及び軸方向における抵抗ゲージ13と変形吸収部との間の領域を含む領域に設けられ、回転軸体5に対して非固定である非固定部22とを有するので、他軸荷重が加わった場合でも精度よくトルクを検出でき、組立が容易である。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 歪センサ
2 ベース板
5 回転軸体
6 駆動系
11 シリコン層(基板層)
12 絶縁層
13 抵抗ゲージ(拡散抵抗)
21 スリット部(変形吸収部)
21b 凹凸部
22 非固定部
23 側面部分
51 収納溝
111 溝部
112 薄肉部
113 連通溝部

Claims (3)

  1. 回転軸体と、
    前記回転軸体に取付けられたベース板と、
    前記ベース板に搭載され、抵抗ゲージを有する歪センサとを備え、
    前記ベース板は、
    前記回転軸体の軸方向における前記歪センサの一端側又は両端側に形成され、当該軸方向における前記ベース板の変形を吸収する変形吸収部と、
    前記抵抗ゲージに対向する領域及び前記軸方向における前記抵抗ゲージと前記変形吸収部との間の領域を含む領域に設けられ、前記回転軸体に対して非固定である非固定部とを有し、
    前記ベース板は、前記軸方向に沿った両側面のうち、前記軸方向における前記ベース板の端部の位置から前記歪センサの端部よりも内側の位置に対向する面が、前記回転軸体に固定された
    ことを特徴とするトルク検出装置。
  2. 前記歪センサは、半導体歪ゲージである
    ことを特徴とする請求項1記載のトルク検出装置。
  3. 前記変形吸収部は、スリット部又は溝部である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のトルク検出装置。
JP2017193434A 2017-10-03 2017-10-03 トルク検出装置 Active JP6820817B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017193434A JP6820817B2 (ja) 2017-10-03 2017-10-03 トルク検出装置
PCT/JP2018/032181 WO2019069595A1 (ja) 2017-10-03 2018-08-30 トルク検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017193434A JP6820817B2 (ja) 2017-10-03 2017-10-03 トルク検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019066373A JP2019066373A (ja) 2019-04-25
JP6820817B2 true JP6820817B2 (ja) 2021-01-27

Family

ID=65995116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017193434A Active JP6820817B2 (ja) 2017-10-03 2017-10-03 トルク検出装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6820817B2 (ja)
WO (1) WO2019069595A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021187342A1 (ja) * 2020-03-19 2021-09-23 株式会社グローセル トルクセンサおよびロボット関節構造

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT206727Z2 (it) * 1985-09-17 1987-10-01 Marelli Autronica Sensore estensimetrico a film spesso per la rilevazione di sforzi e deformazioni in organi o strutture meccaniche
JP4938440B2 (ja) * 2006-12-28 2012-05-23 株式会社共和電業 ステアリング操作力計
JP2010197219A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Hitachi Ltd センサデバイスおよび計測システム
DE102010002274A1 (de) * 2010-02-24 2011-08-25 Robert Bosch GmbH, 70469 Vorrichtung zur Messung von Torsionen, Biegungen und dergleichen sowie entsprechendes Herstellungsverfahren
DE102010025520A1 (de) * 2010-06-29 2011-12-29 Voith Patent Gmbh Drehmomenterfassungsvorrichtung
US9739673B2 (en) * 2015-08-05 2017-08-22 Sensata Technologies, Inc. Sensor substrate
JP6698595B2 (ja) * 2017-08-23 2020-05-27 アズビル株式会社 トルク検出器

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019069595A1 (ja) 2019-04-11
JP2019066373A (ja) 2019-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW201118378A (en) Acceleration sensor element and acceleration sensor having same
KR100499970B1 (ko) 가속도 센서
JP2004245760A (ja) 圧力と加速度との双方を検出するセンサおよびその製造方法
JP6820817B2 (ja) トルク検出装置
JP6698595B2 (ja) トルク検出器
WO2019069620A1 (ja) トルク検出装置
JP2020067295A (ja) アクチュエーティングユニット
JP6820101B2 (ja) トルク検出器
JP6820102B2 (ja) トルク検出器及びトルク検出器の製造方法
WO2019069683A1 (ja) トルク検出器
JP6843019B2 (ja) トルク検出器及びトルク検出器の製造方法
JP2000147000A (ja) ピエゾ抵抗体を用いたセンサ及び加速度センサ
JP2000065854A (ja) 半導体加速度センサ素子及びその製造方法
JP2001044449A (ja) 力検出センサ及び力検出センサの製造方法
JP5547054B2 (ja) 静電容量型加速度センサ
JP6773437B2 (ja) 応力センサ
JP6882850B2 (ja) 応力センサ
JP2015114233A (ja) 半導体圧力センサ
JP2011179850A (ja) 振動式圧力センサ
JP2018059852A (ja) 力センサの製造方法、および、力センサ
JP2010216840A (ja) 力学量検出センサの製造方法
JPH09133706A (ja) 半導体加速度センサ及び半導体加速度センサの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201125

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20201125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6820817

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150