JP6816155B2 - 計測装置および計測方法 - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1に記載の計測装置および請求項6に記載の対応する計測方法に関する。
従来技術では、ボンディングされた基板スタックをその構造および/または欠陥に関して検査することができる、とりわけ純粋に音響的な測定方法が使用される。音響信号を入力するために、大抵の場合、基板スタック全体が液体に、とりわけ水に入れられる。
さらに、基板スタックを測定することができる電磁的な測定方法および設備も存在する。この場合、電磁ビームが基板スタックに導入され、その反射が測定される。このような方法は、国際公開第2012062343号明細書(WO2012062343A1)に開示されている。
最大の問題は、基板スタックが液体で濡らされることである。このような濡れは、色々な理由から望ましくない。第一には、基板スタックを、設備から取り出した後に乾燥させる必要があり、第二には、基板間の境界面に液体が侵入する可能性がある。
電磁的な測定方法は、電磁ビームの侵入深さが限定されることによって情報が制限されているという欠点を有する。とりわけ金属部品は吸収率が高いので、電磁ビームは、基板スタックの比較的わずかな深さまでしか侵入しない。さらに、反射された測定信号は、基板スタックから出射した後に著しく弱くなる。さらに、大抵の場合、スキャン/走査による方法が使用され、すなわち、基板スタックを走査するための鋭く集束されたビームに対して基板スタックの相対移動が実施されるような方法が使用される。この相対移動は、極めて時間がかかり、したがって高コストである。
したがって、本発明の課題は、基板スタックの検査が、高速に、乾いた状態で、高精度で、確実に、かつ低コストに実施される計測装置および計測方法を提供することである。
上記の課題は、請求項1および6に記載の特徴によって解決される。本発明の有利な発展形態は、従属請求項に記載されている。明細書、特許請求の範囲、および/または図面に記載された特徴のうちの少なくとも2つの特徴のあらゆる組み合わせも、本発明の範囲内に含まれる。数値範囲が記載されている場合には、挙げられた限界の範囲内にある値も限界値として開示されるべきであり、任意の組み合わせで請求可能とすべきである。
この場合、本発明の基本的な思想は、音波と電磁波の第1のビーム経路とを、とりわけ基板スタックのそれぞれ異なる側から、好ましくはそれぞれ反対の側から基板スタックに、とりわけ同時に印加することである。基板スタックに導かれない電磁波の第2のビーム経路、とりわけ第1のビーム経路と時間的に同時に放射源から送出される電磁波の第2のビーム経路によって、また、第1のビーム経路との干渉形成によって、とりわけ欠陥箇所に関する基板スタックの測定/評価が可能となる。
換言すれば、本発明は、とりわけ(超)音波励起および干渉測定によって基板スタックの3次元画像を生成するための設備および方法を教示する。
本発明は、1つの基板スタックに結合されていない個々の基板を測定するために適している。基板スタックの測定が、好ましい実施形態である。基板スタックが参照される場合、または基板スタックについて記載される場合には、その説明は、とりわけ個々の基板にも適用されるべきである。
基板/基板スタックは、それぞれ任意の形状を有することができるが、好ましくは円形である。基板の直径は、とりわけ工業的に規格化されている。ウェハの場合、業界標準の直径は、1インチ、2インチ、3インチ、4インチ、5インチ、6インチ、8インチ、12インチ、および18インチである。さらなる特別な実施形態は、矩形の基板、いわゆるパネルである。しかしながら、本発明による実施形態は、基本的にそれぞれ任意の基板を、その直径とは無関係に取り扱うことができる。複数の基板から形成された基板スタックは、対応する平均直径を有する。
基板の平均厚さは、とりわけ5000μm〜50μm、好ましくは2500μm〜100μm、より好ましくは1500μm〜200μm、最も好ましくは1000μm〜50μm、最も非常に好ましくは約750μmである。
本発明は、とりわけ基板スタックを測定するため、とりわけ基板スタックの欠損箇所を検出するための設備および方法に関する。本発明は、好ましくは音響光学的な方法である。音響光学的な方法では、音波は、基板スタックの第1の基板スタック表面に、すなわち基板スタック固定面に、とりわけ全面的に入力される。生成された音波は、第1の基板スタック表面の反対側に位置する第2の基板スタック表面まで、すなわち基板スタック被測定面まで、基板スタックを通って伝搬する。好ましくは局所的に異なる、とりわけ個別に制御可能な複数の音波が、基板スタック表面に沿って生成される。
音波によって誘起された、基板スタック被測定面の局所的な変化(とりわけ変形および/または振動)は、その前に生成されて拡大されたビーム(第1のビーム経路)の複数の部分ビームによって検出される。好ましくは干渉計を使用することにより、一次ビーム(第2のビーム経路)を、とりわけ並列化によって、反射された二次ビーム(第1のビーム経路)と重畳させることができる。ビームの幅によって平面状の干渉パターンが生成され、この干渉パターンを、検出器、とりわけCCD検出器によって検出および記録することができる。
とりわけ局所的に変化する超音波励起によって、多数の干渉画像がシーケンシャルに生成され、これらの干渉画像を数学的なアルゴリズムによって、測定された基板スタックの3次元画像に変換することができる。とりわけ3次元画像によって、とりわけ欠陥箇所を検出することができる。
本発明によれば、好ましくは液体浴を省略することができる。せいぜい、基板スタックの平坦な面の空間的に限定された濡れが生じるだけである。
検出の少なくとも大部分が1つのステップで(すなわち基板スタックの走査なしで)および/または全面的に実施されることにより、基板スタックの点状のスキャンは不要となる。
本発明は、オブジェクト、とりわけ基板スタックのとりわけ欠損箇所を非破壊で測定するための設備および方法を記載する。本明細書の以降の記載では、基板スタックのみを話題にする。
本発明は、以下に記載する複数の要素から構成されており、これらの要素自体をそれぞれ独立した発明として見なすことができ、また、それぞれ独立した発明として開示する:
音印加手段、とりわけ音試料ホルダ
とりわけ音試料ホルダとしても構成される音印加手段は、音波を生成し、生成した音波を基板スタックに印加するために使用される。音波は、本発明によれば好ましくは超音波である。本発明によれば、メガソニック波または超低周波の生成も考えられる。上述したそれぞれの音波の周波数範囲同士の遷移は、滑らかである。
本発明による好ましい超低周波の周波数範囲は、0.001Hz〜16Hzの間、好ましくは0.01Hz〜16Hzの間、より好ましくは1Hz〜16Hzの間、最も好ましくは5Hz〜16Hzの間にある。
本発明による好ましいメガソニックの周波数範囲は、400kHz〜2MHzの間、好ましくは600kHz〜2MHzの間、より好ましくは1MHz〜2MHzの間、最も好ましくは1.5MHz〜2MHzの間にある。
本発明による好ましい超音波の周波数範囲は、16kHz〜1GHzの間、好ましくは100kHz〜1GHzの間、より好ましくは1MHz〜1GHzの間、最も好ましくは500MHz〜1GHzの間にある。
一般的な実施形態では、音試料ホルダは、0.0001Hz〜1GHzの間の振動を生成する。
基板スタックの3D構造の画像を生成するために、とりわけ2つ以上の周波数、好ましくは全周波数帯域が使用される。
音印加手段は、好ましくは、とりわけ好ましくはアレイ型に、より好ましくはフェーズドアレイ型に配置された多数の音源を設けることによって、複数の音波を空間分解的に生成することができるように構成されている。個々の音源は、好ましくは点状である。このような点状の音源は、相応の回路によって相互接続および/または集束されて、線音源、面音源、またはパターン音源を形成することができる。とりわけ複数の音源を直接的に制御することによって、特別な音波波面を所期のように生成することも可能である。
音印加手段、とりわけ音試料ホルダは、好ましくは基体と、とりわけ対称に配置された複数の音源と、からなる。音源は、好ましくは格子状に配置されている。
音源は、任意の形状を有することができる。音源の断面は、とりわけ
●矩形、好ましくは正方形、または
●三角形、または
●六角形、または
●円形
である。
音源は、とりわけ
●電気式の音発生器、とりわけピエゾ素子、および/または
●油圧式の音発生器、および/または
●空気圧式の音発生器、および/または
●磁気式の音発生器、および/または
●容量的に制御される膜
である。
本発明によれば、好ましくはピエゾ素子が使用される。
音源は、本発明の有利な実施形態によれば、個別に制御可能に構成されている。これによってとりわけ、放出される複数の音波間の、および/または複数の異なる音波波形のシーケンス間の、位相関係を生成することが可能となる。
本発明による非常に特に好ましい実施形態では、音源は、突子付試料ホルダの突子の上または中に取り付けられている。突子付試料ホルダは、試料ホルダの特別な形態であり、この試料ホルダでは、基板、とりわけ基板スタックが、全面的に載置されているのではなく、とりわけ対称に分布された複数の隆起部、すなわち突子(ノブ)の上に載置されている。
このような試料ホルダは、例えば国際公開第2015113641号明細書(WO2015113641A1)に開示されており、これに関して同明細書が参照される。
音印加手段、とりわけ音試料ホルダは、好ましくは結合媒体通路を有し、これらの結合媒体通路を通して音源と基板スタックとの間に結合媒体を導入することができる。結合媒体通路は、音試料ホルダのそれぞれ任意の位置に配置されることができるが、格子状に配置された音源の配置を邪魔しないようにするために、好ましくは縁部に配置されるか、または周囲と音源との間に配置されている。結合媒体通路同士は、好ましくは対称に配置される。
有利な実施形態によれば、音印加手段は、結合媒体を収容するための、基板スタックによって閉鎖可能な空間を有する。この空間は、基板スタックとは反対の側では音発生器によって画定され、側方では周囲を取り囲むウェブによって画定される。
本発明によるさらなる実施形態によれば、音試料ホルダは、固定手段を有し、この固定手段によって、基板スタックが音試料ホルダに固定されている、または基板スタックを音試料ホルダに固定することができる。好ましくは、基板スタックは、まず始めに固定手段によって固定され、その後で、結合媒体が導入される。これによって、基板スタックが、一方では固定されていること、他方では結合媒体を介して音源に最適に接続されていることが保証される。先に結合媒体を導入すれば、結合媒体が固定面全体にわたって分散され、固定手段による固定を困難にし、またはそれどころか阻止してしまうことであろう。固定手段は、音源ホルダのそれぞれ任意の位置に配置されることができるが、格子状に配置された音源の配置を邪魔しないようにするために、好ましくは縁部に、とりわけ基板スタックの下に配置されている。固定手段同士は、好ましくは対称に配置される。
固定手段は、とりわけ次の要素とすることができる:
●真空式の固定装置、および/または
●接着性の表面固定装置、とりわけ着脱自在の接着性の表面固定装置、および/または
●静電式の固定装置、および/または
●磁気式の固定装置、および/または
●機械式の固定装置、とりわけクランプ
音試料ホルダは、好ましくは装填ピンを有し、この装填ピンによって、基板スタックを音試料ホルダに装填すること、および取り外すことができる。装填ピンは、音試料ホルダのそれぞれ任意の位置に配置されることができるが、格子状に配置された音源の配置を邪魔しないようにするために、好ましくは縁部に配置されている。装填ピン同士は、好ましくは対称に配置される。
音試料ホルダは、好ましくは並進移動ステージとして構成されているか、または並進移動ステージの上に固定することができる。音試料ホルダと、以下で詳細に説明する本発明による(とりわけ構造として構成された)光学システムとの間で、相対移動を実施することができる。相対速度は、とりわけ1μm/秒より速く、とりわけ1mm/秒より速く、より好ましくは1cm/秒より速い。音試料ホルダと、光学構造との間、より正確に言えば測定された部分ビームフィールドとの間の相対移動によって、解像度の増加を達成することができる。相対移動が可能であることによって、走査による測定が可能である。この場合、検出器において収集された強度情報が音試料ホルダのx−y位置と結びつけられる。例えば、空間的に集束された一次ビームPB’’を使用し、この一次ビームPB’’を基板スタックの原寸まで拡大しないことも考えられうる。このようにすると、基板スタックの小さな部分領域からの情報しか得られなくなる。それでもなお、相対移動によれば、基板スタック全体を測定することが可能となる。このような2Dスキャン方法は、解像度の増加という利点をもたらすことができるが、当然、基板スタック全体の瞬時の/直接的な測定よりも遅くなる。
相対移動を完全に省略したい場合、また、基板スタックの全面的な照射を使用しない場合には、空間的に制限されたビームを用いて基板スタック表面を走査することも可能である。このために、好ましくは光学システム全体が走査のために設計される
音印加手段、とりわけ音試料ホルダを、連続運転またはパルス運転で動作させることができる。連続運転とは、中断のない、または無視できるほどわずかな中断しか伴わない、音源の時間的に持続した使用のことであると理解される。パルス運転とは、音源が使用されない時間間隔が後続する、音源の1回限り、とりわけ短期間の使用のことであると理解される。本発明によれば、パルス運転が好ましい。
音印加手段、とりわけ音試料ホルダ、好ましくは個々の音源は、とりわけパルス運転において、とりわけ1Hz〜0.1MHzの間、好ましくは10Hz〜10000Hzの間、より好ましくは25Hz〜5000Hzの間、最も好ましくは50Hz〜2500Hzの間、最も非常に好ましくは100Hz〜1000Hzの間の周波数範囲で動作する。
結合媒体(任意選択)
音源と第1の基板スタック表面との間には、音の印加中、とりわけ結合媒体からなる結合媒体層が配置されている。結合媒体は、好ましくは結合媒体通路を通って導入される。結合媒体は、音源と、印加対象である基板スタック表面とを少なくとも大部分にわたって、好ましくは完全に被覆する。結合媒体は、とりわけ以下の媒体のうちの1つまたは複数とすることができる:
●固体、および/または
●流体、とりわけ
○気体、好ましくは
・純粋な気体または
・気体混合物、好ましくは空気
○液体、とりわけ
・純粋な液体または
・液体混合物
○エアロゾル、および/または
○懸濁液
結合媒体として、好ましくは水、とりわけ蒸留水が使用される。
本発明によれば、結合媒体層の厚さは、とりわけ5mm未満、好ましくは1mm未満、より好ましくは1μm未満、最も好ましくは1nm未満である。
本発明によれば、結合媒体層の厚さは、相互に結合されるべき基板スタック固定面の粗さと、音試料ホルダ表面、とりわけ音源表面の粗さとの合計と、とりわけ少なくとも同じ大きさである。粗さは、平均粗さ、二乗粗さ、または平均粗さ深さとして表される。平均粗さ、二乗粗さ、および平均粗さ深さの算出された値は、一般的に、測定された同一の距離または測定された同一の面積とは異なるが、同じ桁数範囲にある。したがって、結合媒体層の厚さは、基板スタック固定面の粗さと、音試料ホルダ表面、とりわけ音源表面の粗さとの合計と少なくともちょうど同じ大きさであり、とりわけ少なくとも2倍大きく、より好ましくは少なくとも3倍大きく、より好ましくは少なくとも5倍大きく、最も好ましくは少なくとも10倍大きい。
あるいは、結合媒体層の厚さは、とりわけ、基板スタック固定面と音試料ホルダ表面との接触が少なくとも大部分にわたって、好ましくは完全に阻止されるように選択される。
非常に特に好ましい実施形態では、結合媒体層の使用を完全に省略することができる。これは、好ましくは、音源と第1の基板スタック表面との間の音波の伝達が、顕著な制限なしに、とりわけ強度損失または散乱なしに実施される場合に当てはまる。とりわけ、基板または基板スタックの固定は、音源と第1の基板スタック表面との間のコンタクトが最大化されるほどに良好になる。このことは、とりわけ真空式の固定装置の場合であって、かつ粗さが小さい滑らかな表面の場合に当てはまる。
光学システム
光学システムは、本発明によれば少なくとも、電磁ビームのためのとりわけただ1つの放射源と、基板スタックの基板スタック被測定面に印加するための手段と、第1ビーム経路および第2のビーム経路から1つの干渉ビームを形成するための干渉手段と、干渉ビームを検出するための検出器と、からなる。
一次ビームは、電磁ビームのための放射源から放射源ビームとして出射される。基板スタック被測定面によって反射され、とりわけ本発明による基板スタックの振動によって変化されたビームは、二次ビームと呼ばれる。一次ビームは、とりわけビームスプリッタによって第1のビーム経路と第2のビーム経路に分割される。あるいは、2つのビーム経路を、とりわけ2つの、好ましくは同期してスイッチングされる放射源によって別個に出力することができる。第1のビーム経路は、測定ビームとして基板スタック被測定面へと偏向され/向けられ、反射後、二次ビームとして検出器へと導かれる。二次ビームは、検出器に衝突する前に、第2のビーム経路/基準ビームと統合される。このとき、好ましくは一次ビームと二次ビームとの干渉が生じる。
一次ビームおよび/または二次ビームもしくは第1のビーム経路および/または第2のビーム経路を操作するため、とりわけ偏向、分割、平行化するために使用することができる任意の他の光学要素によって、光学システムを拡張することができる。このような光学要素には、とりわけ以下の光学要素のうちの1つまたは複数、もしくは1つまたは複数の組み合わせが含まれる:
●位相シフトマスク、
●マイクロミラーアレイ(DMD)、
●プリズム、
●レンズ、とりわけ
○屈折レンズ
・幾何学的レンズ、とりわけ
・凸レンズ、
・凹レンズ、
・凸凹レンズ、
○回折レンズ、とりわけフレネルレンズ
●ミラー、とりわけ
○コールドミラー、
○放物面鏡、
○楕円鏡、
●コリメータ、
●ビームスプリッタ
本発明によれば、以下の光学要素を使用することが好ましい:
●レンズ
●ビームスプリッタミラー
とりわけ一次ビームの直径を拡大するために、レンズが使用される。一次ビームの反射後、二次ビームの直径を減少させるために、同一のレンズを使用すると特に有利である。
本発明によれば、とりわけビーム拡大および/またはビーム圧縮のために、屈折レンズおよび/またはフレネルレンズが使用される。
多かれ少なかれ長距離にわたってビームを干渉させるために、好ましくは干渉計の一部としてミラーが使用される。赤外線をフィルタリングして、この赤外線が基板スタックを不必要に加熱しないようにするために、とりわけコールドミラーを使用することができる。
ビームの平行化を保証にするために、好ましくは放射源の直後にコリメータが設置される。
放射源
放射源は、電磁源である。電磁ビームは、完全にインコヒーレントとすることができるか、または時間的および/または空間的にコヒーレントとすることができる。コヒーレンス長は、とりわけ1μmより長く、好ましくは100μmより長く、より好ましくは1mmより長く、最も好ましくは100mmより長い。
放射源は、好ましくはパルスモードで動作される。パルスモードでは、光子が連続的に出力されるのではなく、パルス状に出力される。パルス時間は、とりわけ1秒未満、好ましくは1m秒未満、より好ましくは1μ秒未満、最も好ましくは1n秒未満である。
放射源の出力は、とりわけ1mWより大きく、好ましくは100mWより大きく、より好ましくは1Wより大きく、最も好ましくは100Wより大きく、最も非常に好ましくは1000Wより大きい。
放射源によって放出される電磁ビームは、好ましくは10nm〜2000nmの間、好ましくは10nm〜1500nmの間、より好ましくは10nm〜1000nmの間、最も好ましくは10nm〜500nmの間、最も非常に好ましくは10nm〜400nmの間の範囲の波長を有する。特に好ましい波長は、635nmおよび532nmである。特に好ましくは、全波長帯の電磁ビームを放出する白色光源が使用される。その場合には、使用される全ての光学要素および/または検出器を、白色光源のために設計する必要がある。
検出器
検出器は、とりわけフラットパネル検出器として構成されている。フラットパネル検出器は、好ましくはCCD検出器である。検出器は、とりわけ1Hz〜1MHzの間、好ましくは10Hz〜100000Hzの間、より好ましくは20Hz〜10000Hzの間、最も好ましくは30Hz〜1000Hzの間、最も非常に好ましくは40Hz〜100Hzの間の読み取り周波数を有する。この場合、読み取り周波数とは、検出器が1秒当たりに読み取ることができる完全な干渉画像の数のことであると理解される。
検出器の水平ピクセル解像度は、とりわけ10ピクセル/cmより高く、好ましくは100ピクセル/cmより高く、より好ましくは1000ピクセル/cmより高く、最も好ましくは10000ピクセル/cmより高く、最も非常に好ましくは100000ピクセル/cmより高い。
検出器の垂直ピクセル解像度は、とりわけ10ピクセル/cmより高く、好ましくは100ピクセル/cmより高く、より好ましくは1000ピクセル/cmより高く、最も好ましくは10000ピクセル/cmより高く、最も非常に好ましくは100000ピクセル/cmより高い。
2つの画素の間の距離は、とりわけ0.1μm〜100μmの間、好ましくは0.5μm〜50μmの間、より好ましくは1μm〜25μmの間、最も好ましくは2.5μm〜10μmの間、最も非常に好ましくは5μmである。
本発明による全ての実施形態では、とりわけ光学システムと、音印加手段および/または音試料ホルダとの間の相対移動を実施することが可能である。光学システムは、複数の部品または複数の光学要素から構成されているので、音試料ホルダの方を能動的に移動させることが好ましい。
音試料ホルダは、好ましくは中実なプレート、とりわけ花崗岩プレートの上で移動される。中実なプレートは、振動減衰のために使用される。光学システムは、とりわけ同一の中実なプレートに対して相対的に固定されるか、または同一の中実なプレートに固定される。本発明によるさらに好ましい実施形態では、光学システムは、第1の中実なプレートから可能な限り、とりわけ完全に分離されている第2の中実なプレートに関して固定されている。これによって、第1の中実なプレートの上を移動する音試料ホルダによって生じる振動が最適に遮蔽される。
本発明による第1の実施形態では、本発明による設備は、少なくとも、とりわけコヒーレントな電磁源と、基準と、ビームスプリッタと、検出器と、ビームを分割および拡大するための光学要素と、本発明による音試料ホルダと、からなる。
本発明によるこの第1の実施形態では、音試料ホルダが固定される。この固定によって、音試料ホルダの移動によって場合によって引き起こされうる振動のない、特に頑強な実施形態が可能となる。
本発明による第2の実施形態では、本発明による設備は、少なくとも、とりわけコヒーレントな電磁源と、基準と、ビームスプリッタと、検出器と、ビームを分割および拡大するための光学要素と、移動可能な音試料ホルダと、からなる。
本発明によるこの第2の実施形態では、音試料ホルダは、光学システムに対して相対移動を実施することができる。音試料ホルダをとりわけ中実なプレートの上で移動可能であることによって、レンズフィールドによって生成される部分ビーム間の部分領域をスキャンすることが可能になる。
プロセス
本発明によるプロセスの第1の実施形態では、基板スタックの検出/測定が以下のようにして実施され、この場合、個々のプロセスステップは、本発明の独立したステップとして開示される。
第1のプロセスステップでは、音試料ホルダの上に基板スタックが装填される。この装填は、好ましくはロボットを用いて全自動または半自動で実施されるか、または手動で実施される。設けることが好ましい装填ピンを、音試料ホルダが有している場合には、基板スタックが装填ピンの上に置かれ、この装填ピンを下げることによって基体の固定面の上に降ろされる。音試料ホルダが装填ピンを有していない場合には、基板スタックは、固定面の上に直接的に置かれる。
任意選択の第2のプロセスステップでは、固定手段による基板スタックの固定が実施される。この固定のために、好ましくは、とりわけ音試料ホルダに一体的に組み込まれた真空入口が使用される。真空入口によって、とりわけ基板スタックの下側で実施される比較的簡単な固定が実施される。この場合、この固定は、音試料ホルダと基板スタックとの間に依然として結合媒体を導入することが可能となるように、とりわけ点状に実施される。非常に特に好ましい実施形態では、効率的な音伝達のための結合媒体を完全に省略することが可能となるように、基板スタック固定面と、音試料ホルダの固定面とが平坦になっている。
さらなる任意選択の第3のプロセスステップでは、基板スタックと音源との間に、とりわけ音試料ホルダの形状によって形成される空間内に、結合媒体が導入される。結合媒体は、好ましくは、とりわけ音試料ホルダに一体的に形成された結合媒体通路を通って導入される。例えばホース、シリンジ、またはノズルのような専用の外部の供給手段を介して結合媒体を導入することも考えられる。
第2のプロセスステップと第3のプロセスステップとを、順序を入れ替えて実施すること、または少なくとも部分的に同時に実施することができる。まず始めに結合媒体を固定面の上に被着させ、その後、基板スタックを置き、必要な場合および/または必要な場合にのみ固定を実施することが、とりわけ有利であろう。
第4のプロセスステップでは、複数の音源によって生成された1つの音源パターン、または複数の異なる音源パターンの1つのシーケンスが、とりわけ結合媒体を介して基板スタックに入力される。音源パターンまたは音源パターンのシーケンスは、好ましくはソフトウェアおよび/またはハードウェアおよび/またはファームウェアにおいて事前にプログラミングされる。本発明による非常に特に好ましい実施形態では、音源の、ひいては1つまたは複数の音源パターンの任意のプログラミングを可能にするソフトウェアが設けられている。ソフトウェアは、ユーザーフレンドリーであるべきであり、相応のグラフィカルユーザーインターフェイスを有するべきであり、とりわけグラフィックエレメントによる、音試料ホルダのできるだけ簡単なプログラミングを可能にすべきである。とりわけ、それぞれの音源ごとに、それぞれの音源が音信号を出力する時点と、この音信号を出力する強度とを、個別に指定することができるようにすべきである。好ましい実施形態では、複数の異なる音源パターンを生成して保存することができる。ソフトウェアは、1つまたは複数の規定されたトリガ時点に、音試料ホルダの個々の音源を制御し、これによって複数の音信号を生成する。このようにして生成された音信号は、相互に統合/重畳されて1つのとりわけ不均一な音波波面を形成する。
第5のプロセスステップでは、音波波面が、とりわけ結合媒体を介して基板スタックに入力され、この基板スタックを通って伝搬する。音の速度は、それぞれ異なる材料ではそれぞれ異なっており、音波波面は、とりわけ欠陥箇所において少なくとも部分的に不均一な基板スタックを通過するので、音波波面は、基板スタック被測定面に向かう途中で、とりわけ局所的に変化/変形される。音波波面の変形は、音波波面のそれぞれ異なる部分がそれぞれ異なる時点に基板スタック被測定面に到着するという記述と同じ意味である。音波波面の一部が基板スタック被測定面に衝突するとすぐに、基板スタック被測定面が周辺を励振して振動を形成する。この振動自体は、第1のビーム経路が基板スタック被測定面に衝突するときに、第1のビーム経路の電磁ビームに影響を及ぼす。
第6のプロセスステップでは、電磁ビームが、とりわけ音波波面の生成または基板スタックへの入力と同時に生成されるか、または放射源から送出される。電磁ビームは、拡大され、ビームスプリッタによって分解され、部分的に基準において反射される(第2のビーム経路)。基準において反射されなかったビーム(第1のビーム経路)は、基板スタック被測定面に向かう途中で拡大され、レンズフィールドによって複数の部分ビームに分解される。
個々の部分ビームは、基板スタック被測定面のそれぞれの局所的な振動状態に起因して、局所的に異なるように、とりわけ時間的にオフセットされた状態で反射されてビームスプリッタに戻される。ビームスプリッタにおいて、分割されたビームの重畳/(再)結合が実施される。このようにして生成された干渉パターンが、検出器において記録される。
好ましくは、複数の干渉画像が、所定の時間間隔内で、とりわけシーケンシャルに誘起されるそれぞれの音信号ごとに記録される。本発明による第4〜第6のプロセスステップは、それぞれ異なる音信号ごとに、とりわけ少なくとも1回、好ましくは少なくとも2回、より好ましくは少なくとも4回繰り返される。基板スタックに一度入力された音信号が減衰している間に、複数の干渉画像を記録することも考えられる。
最後の/第7のプロセスステップでは、存在しうる欠陥箇所を識別するために、保存された干渉画像を評価することができる。
本発明による最後の第8のプロセスステップでは、基板スタックの取り外しが実施される。
全ての光路に、それぞれ異なるフィルタを取り付けることができる。好ましい実施形態では、ハーフシェードフィルタおよび/または偏光フィルタが使用される。さらに、光路を完全に中断するためのフィルタを取り付けて、個々のビーム経路の連続的なスイッチオンおよびオフにより、評価すべき干渉画像のより簡単な境界を得ることができる。目的に適った特徴を満たす、当業者に知られた他の全てのフィルタも考えられる。
本発明は、スタンドアロンモジュールとして、またはクラスタ内のモジュールとして使用することができる。本発明がスタンドアロンモジュールとして使用される場合には、一方では、とりわけ基板スタックの製造または処理の分離を実施することができ、他方では、基板スタックの測定を実施することができる。これによって、複数の国々にわたる1つのプロセスチェーンを構築することが可能となり、このようなプロセスチェーンでは、基板スタックがある1つの国で製造され、また別の国で測定される。本発明による実施形態がクラスタの一部である場合には、基板スタックの製造およびその測定を、同じ場所で実施することができる。これによって、とりわけ、基板スタックの製造時における潜在的な欠陥を早期に識別して、この基板スタックを修正プロセスに供給することが可能となる。
とりわけ、このようなクラスタは、1つまたは複数の以下のモジュールを有することができる:
●本発明による実施形態による計測設備
●ボンディング装置
●デボンディング(剥離)装置、とりわけ
○プレボンディングを分離するための設備、とりわけ
●国際公開第2013091714号明細書(WO2013091714A1)のコーティング設備、とりわけ
○スピンコーティング設備
○スプレーコーティング設備
○PVD設備
○CVD設備
●現像装置
●洗浄設備
●プラズマ設備
●スパッタリング設備
●アライメント設備
●印刷設備
装置に関する特徴が、方法の特徴を示唆または記載している場合には、これらの特徴を、方法に関して開示されたものとみなされるべきであり、逆もまた同様である。
本発明のさらなる利点、特徴、および実施形態は、以下の図面の説明および特許請求の範囲および添付された図面から明らかとなる。
本発明による音試料ホルダの第1の実施形態を上から見た概略図である。 第1の実施形態の概略断面図である。 本発明による音試料ホルダの第2の実施形態を上から見た概略図である。 第2の実施形態の概略断面図である。 本発明による設備/装置の実施形態の、部分拡大図を有する概略側面図である。 時点t1における干渉パターンの概略図である。 3つの異なる表面点の振幅の時間的な変化の概略図である。 振動最大値における振動する表面点の概略拡大図である。 振動ゼロ点交差における振動する表面点の概略拡大図である。 振動最小値における振動する表面点の概略拡大図である。 表面点の振幅変化の概略図である。 本発明によるプロセスのフローチャートである。
図面では、同じ構成要素、または同じ機能を有する構成要素には、同じ参照番号が付されている。
図1aは、とりわけグリッド状に配置された複数の個々の音源9からなる音試料ホルダ7(音印加手段)の、本発明による第1の実施形態を上から見た概略図を示す。音試料ホルダ7の基体8は、完全に平坦な(すなわち側縁部まで平坦な)基体表面8oを有する。基体8には、とりわけ基体8を貫通する、好ましくは複数の結合媒体通路10および/または固定手段11および/または装填ピン12が設けられている。
結合媒体通路10および/または固定手段11および/または装填ピン12を、基体表面8oにわたって、すなわち音源9同士の間にも、任意に分布させることも考えられうる。しかしながら、継ぎ目のない/中断のない音源9のフィールドを得るためには、結合媒体通路10および/または固定手段11および/または装填ピン12を周縁に取り付けることが好ましい。
図1bは、音源9の音源表面9oが、好ましくは基体表面8oと同一平面上に配置されており、とりわけ基体表面8oに組み込まれており、基体表面8oと一体的に形成されていることを示す。
図2aは、とりわけグリッド状に配置された複数の個々の音源9からなる音試料ホルダ7’の、本発明による第2の好ましい実施形態を上から見た概略図を示す。基体8’は、基体表面8o’を有し、この基体表面8o’は、底部8bと、底部8bの側方をとりわけ完全に環状に取り囲んでいるウェブ15と、を有する。したがって、基体8’は、とりわけ結合媒体13を収容するための空間を形成している。結合媒体13は、とりわけ制御装置によって制御されて、結合媒体通路10を通って供給することができる。
基体8’には、好ましくは複数の結合媒体通路10および/または固定手段11および/または装填ピン12が設けられている。結合媒体通路10および/または固定手段11および/または装填ピン12を、基体表面8o’にわたって、すなわち音源9同士の間にも、任意に分布させることも考えられうる。しかしながら、継ぎ目のない音源9のフィールドを得るためには、結合媒体通路10および/または固定手段11および/または装填ピン12を周縁に取り付けることが好ましい。好ましくは、結合媒体通路10および/または固定手段11および/または装填ピン12は、ウェブ15と音源9との間に配置される。
ウェブ15の役割は、結合媒体通路10を通って導入されるとりわけ液状の結合媒体を基体表面8o’上に保持することにある。
図2bは、音源9の音源表面9oが、好ましくは基体表面8o’および/または底部8bと同一平面上に配置されており、とりわけ基体表面8o’に組み込まれており、基体表面8o’と一体的に形成されていることを示す。
図3は、本発明による設備21(装置)の実施形態を示す。設備は、とりわけコヒーレントな放射源1を有する。放射源1は、電磁ビームを出力するように構成されており、この出力は、制御装置(図示せず)によって制御される。設備1は、電磁ビームが、基板スタック14の基板スタック被測定面14mへと部分的に偏向されるように構成されている。このためにとりわけ、基板スタック14は、基板スタック被測定面14mの反対側に位置する基板スタック固定面14oが音試料ホルダ7の上に配置および固定されている。
電磁ビームは、一次ビームPBとして、とりわけ半透明のビームスプリッタ3に導かれるべきであり、ビームスプリッタ3は、一次ビームPBを第1のビーム経路と第2のビーム経路とに分割するために使用される。このために、一次ビームPBが分割のために最適化されると有利である。放射源1とビームスプリッタ3との間には、放射源1の一次ビームPBを平行化および/または拡大する(直径を拡大する)好ましくは複数の光学要素が配置されている。このような光学要素には、とりわけコリメータ(図示せず)および/またはレンズ2,2’が含まれる。
できるだけ平行化された一次ビームPBは、その後、ビームスプリッタ3に衝突し、ビームスプリッタ3は、この一次ビームを2つの部分ビームに、すなわち反射され、とりわけ90°偏向された基準ビームPB’(第2のビーム経路)と、透過された測定ビームPB’’(第1のビーム経路)と、に分解/分割する。
設備21は、少なくとも1つの基準4を有する。基準4は、好ましくは平坦なミラーである。基準4の役割は、(平行な)基準ビームPB’をビームスプリッタ3に少なくとも大部分にわたって、好ましくは完全に反射して戻すことにある。反射されて戻ってきた基準ビームPB’は、改めてビームスプリッタ3に衝突し、この基準ビームPB’は、再び、透過された部分ビームと偏向された部分ビームとに分割される。本発明による特別な実施形態では、基準4を、測定ビームPB’’のビーム経路に配置することができる。このような干渉計は、“distal integrated interferometer(遠位組込型干渉計)”と呼ばれる。
ビームスプリッタ3を透過した測定ビームPB’’は、好ましくは複数の光学要素によって改めて拡大され、とりわけ測定対象である基板スタック14の寸法に合わせて拡大される。このために使用される光学要素、とりわけレンズ2’’’と基板スタック14との間には、好ましくはレンズフィールド6が配置されている。レンズフィールド6は、測定ビームPB’’の一部を、レンズフィールドに面した、とりわけレンズフィールド6に対して平行に配置された基板スタック被測定面14mの上に集束させる。したがって、レンズフィールド6のそれぞれのレンズが、1つの部分ビーム16を生成し、この部分ビーム16が、基板スタック被測定面14mにおける1つの測定点を検出する。
基板スタック被測定面14mによって反射されたビームは、音試料ホルダの音波の影響を受けて、その特性、とりわけ形状に関して変化された二次ビームSBとして、ビームスプリッタ3に帰還する。ビームスプリッタ3において、基準ビームPB’と二次ビームSBとが干渉される。すなわち、設備1は、第1のビーム経路と第2のビーム経路とが同時に再びビームスプリッタ3に戻ってくるように、第1のビーム経路の走行時間と第2のビーム経路の走行時間とが一致するように構成されている。
検出器5は、干渉画像を、評価可能な、とりわけデジタル化された形式で記録する。検出器5は、好ましくはフラットパネル検出器として、より好ましくはCCDフラットパネル検出器として構成されている。
図3には、基板スタック固定面14oと音源表面9oと間の界面の拡大図が示されており、音源表面9oは、とりわけ同一平面上に延在しているか、または音源平面を形成している。音源表面9oは、固定面8o(または図2の音試料ホルダ7’を使用した場合には固定面8o’)に対応する。
結合媒体が基板スタック固定面14oを音源表面9oに最適に、とりわけ完全に結合することができるようにするために、粗さR14oおよびR9oは、合計して距離d1よりも小さくなければならない。距離d1は、音源表面9oの最も深い位置と、基板スタック固定面14oの最も深い位置と、の間の区間である。あるいは、結合媒体層の厚さは、とりわけ、基板スタック固定面と音試料ホルダ表面との接触が少なくとも大部分にわたって、好ましくは完全に阻止されるように選択される。
図4は、時点t1に検出器5において記録された概略的な干渉画像を示す。最大値17と最小値18とが見て取れる。時点t1には、基板スタック被測定面14mにおける点p1が、ちょうど最大値17を通過しており、その一方で、点p8は、同じ時点に最小値18を通過している。点pnは、ゼロ交差を通過している。最小値とゼロ交差との間のコントラストは、図示することが難しく、簡単には見て取ることができない。
複数のこのような干渉画像が、時間間隔Δtの間、誘起されたそれぞれの音響信号ごとに記録される。時間間隔Δt当たりに記録される干渉画像の数は、サンプリングレートと呼ばれる。サンプリングレートは、とりわけ1に等しく、好ましくは5より大きく、より好ましくは10より大きく、最も好ましくは20より大きく、最も非常に好ましくは100より大きい。
図5は、4つの異なる曲線を有する線図を示す。横軸は、時間スケールされている。時間スケールの桁数は、とりわけミリ秒の範囲、好ましくはマイクロ秒の範囲、最も好ましくはナノ秒の範囲にある。第1の曲線は、トリガ曲線である。トリガ曲線は、時点t0を指示するトリガ信号20からなり、この時点t0に、音試料ホルダが、結合媒体13を介して音源9の音波19を基板スタック14に入力する。このトリガ信号20は同時に、時間間隔Δtの開始でもある。
他の3つの曲線は、基板スタック被測定面14mの3つの点p1,p8,およびpnにおける測定された振幅推移を表す。時点t1における個々の点の振幅が、絶対値および符号に関してそれぞれ異なりうることが見て取れる。したがって、振動は、振幅および位相に関して点ごとに異なっている。
図6a〜dは、振幅最大値、振幅ゼロ交差、および振幅最小値の3つの状態における、振動する基板スタック被測定面14mの点p1を例にした時間推移を示す。図6aには、音波波面の一部として基板スタック被測定面14mに到着した音波19が概略的に示されている。
その後、図6b〜cでは、完全な振動通過の2つのさらなる状態が見て取れる。図6dには、図6a〜cの振幅推移が示される。
図6aは、基板スタック固定面14oから到着した音波19が、基板スタック被測定面14mの局所的な凸型の変形/歪みを引き起こしている状態での、基板スタック被測定面14mにおける被測定点の概略拡大図を示す。この歪みによって部分ビーム16の光子は、後述する図6bおよび図6cの場合よりも早く基板スタック被測定面14mに衝突することとなる。早期の後方散乱によって、これらの光子はビームスプリッタ3により早く到達し、これに相応して、反射された基準ビームPB’(第2のビーム経路)と干渉する。
図6bは、局所的な基板スタック被測定面14mが歪ませられていない状態での、基板スタック被測定面14mにおける被測定点の概略拡大図を示す。
図6cは、基板スタック固定面14oから到着した音波19が、基板スタック被測定面14mの局所的な凹型の変形/歪みを引き起こしている状態での、基板スタック被測定面14mにおける被測定点の概略拡大図を示す。この歪みによって部分ビーム16の光子は、前述した図6aおよび図6bの場合よりも遅く基板スタック被測定面14mに衝突することとなる。遅延された後方散乱によって、これらの光子はビームスプリッタ3により遅く到達し、これに相応して、反射された基準ビームPB’(第2のビーム経路)と干渉する。
図6dは、基板スタック被測定面14mの点p1における完全な振幅振動を示す。
図7は、本発明によるプロセスのフローチャートを示す。本発明による第1のプロセスステップ101では、音試料ホルダ7,7’の上に基板スタック14が装填される。装填ピン12が存在する場合には、この装填は、好ましくは、突出している装填ピン12の上に基板スタック14を置くことによって実施される。基板スタック14を、手動で装填することができるか、またはとりわけロボットによって自動で装填することができる。
本発明による任意選択の第2のプロセスステップ102では、基板スタック14が音試料ホルダ7,7’に固定される。この固定は、このために設けられた固定手段11を用いて実施される。
本発明によるさらなる第3のプロセスステップ103では、結合媒体13が、とりわけ結合媒体通路10を通って基体8,8’の固定面8o,8o’の上に被着される。この場合、結合媒体13は、基板スタック固定面14oと固定面8o,8o’との間の境界面に侵入し、これによって、音試料ホルダ7,7’と基板スタック14との間の音響的なコンタクトとして使用される境界層を形成する。
本発明による第4のプロセスステップ104では、本発明による音試料ホルダ7,7’において音源パターンが生成される。この生成は、とりわけ複数の音源9を個別に制御することによって実施される。これらの音源9は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアおよび/またはファームウェアによって制御され、規定された振幅および位相を有する個々の音源を放出する。個々の音源信号の重畳によって本発明による1つの音波波面が形成され、この音波波面が基板スタック14に侵入する。
本発明による第5のプロセスステップ105では、音波波面が基板スタック14を通過し、この際、基板スタック14に発生している不均一性によって変化する。音の速さは、とりわけ音が通過する材料に依存している。音波波面は、それぞれ異なる材料に起因して、とりわけ欠陥箇所(英語:void(ボイド))にも起因して、基板スタック被測定面14mに向かう途中で変化し、場合によっては複数回変化する。音波波面が基板スタック被測定面14mに到着するとすぐに、音波波面は、基板スタック被測定面14mを励振して振動させる。この振動は、不均一な音波波面に起因して局所的に異なっている。とりわけ、本発明による構成によれば、電磁ビームに対して非透過性の基板または基板スタックを測定することが可能となる。シリコン基板を透視するためには赤外線を使用することが好ましいが、赤外線は、金属を通過しない。音波を使用することにより、あらゆる種類の材料、とりわけ金属、セラミック、ポリマー、ガラス、半導体等を問題なく透射することが可能となる。
本発明による第6のプロセスステップ106では、基板スタック被測定面14mの測定が干渉によって実施される。電磁ビームの放出を、とりわけ音源9を作動させることによってトリガすることができる。光の方が音よりも何倍も速く伝搬するので、基板スタック固定面14oに入射された音波が基板スタック被測定面14mに到着する前に、電磁ビームが基板スタック被測定面14mに存在することが保証されている。したがって、第5のプロセスステップは、とりわけ第4のプロセスステップと同時に制御されるか、またはわずかに時間遅延されて制御される。
電磁ビームは、放射源1において生成される。複数の光学要素、とりわけ2つの光学系2および2’は、拡大された一次ビームPB(英語:primary beam)を生成する。拡大された一次ビームPBは、ビームスプリッタ3に衝突し、反射された基準ビームPB’(第2のビーム経路)と、透過された測定ビームPB’’(第1のビーム経路)と、に分解される。反射された基準ビームPB’は、再び、基準4によって、とりわけミラーによって反射されてビームスプリッタ3に戻され、ビームスプリッタ3において、基準ビームPB’が二次ビームSBと干渉する。
透過された測定ビームPB’’は、さらなる光学要素によって、とりわけ2つの光学系2’’および2’’’によって改めて拡大され、とりわけ測定対象である基板の寸法に合わせて拡大される。透過された測定ビームPB’’は、改めて拡大された後、レンズフィールド6によって複数の部分ビーム16に分解され、これらの部分ビーム16は、基板スタック被測定面14mの上に集束される。これらの部分ビーム16は、基板スタック被測定面14mのトポグラフィに基づいてそれぞれ異なる時間に反射され、したがって、それぞれ異なる時間差を伴ってビームスプリッタ3に帰還する。
すなわち、反射後、振動情報を運ぶ二次ビームSBがビームスプリッタ3に帰還する。ビームスプリッタ3において、二次ビームSBは、基準4によって反射された基準ビームPB’と干渉して、干渉ビームIBを形成する。干渉ビームIBは、検出器5によって検出される。検出器5において、干渉パターンが生成される。検出器5において記録された干渉パターンは、規定された時点tでの、とりわけ位相マップとして符号化された、基板スタック被測定面14mのトポグラフィを表している。
有限の時間間隔Δtの後、減衰された振動は、振動の終了と見なしうるほどに振幅が小さくなっている状態になる。本発明によれば、所定の時間間隔Δtの間、誘起されたそれぞれの音パターンごとに全ての干渉パターンが測定される。
本発明によるこの測定過程によって、誘起された音パターンを使用して生成することができる、基板スタック被測定面14mのトポグラフィの振動に関する情報が利用可能となる。
本発明によるプロセスステップ104〜106は、とりわけ複数の異なる音パターンを使用して、複数回繰り返される。時間間隔Δt内における測定された干渉パターンのシーケンスは、これを生成している音パターンに一義的に対応付けられる。
本発明による第7のプロセスステップ107では、音パターンおよび干渉画像を使用して、基板スタック14の構造が計算される。
本発明による第8のプロセスステップ108では、基板スタック14の取り外しが実施される。
プロセスステップ107と108とを並行して実施することも、または相互に入れ替えて実施することもできる。
1 放射源
2,2’,2’’,2’’’ レンズ
3 ビームスプリッタ
4 基準
5 検出器
6 レンズフィールド
7,7’ 音試料ホルダ
8,8’ 基体
8o,8o’ 基体表面
9 音源
9o 音源表面
10 結合媒体通路
11 固定手段
12 装填ピン
13 結合媒体
14 基板スタック
14o 基板スタック固定面
14m 基板スタック被測定面
15 ウェブ
16 部分ビーム
17 振幅または位相の最大値
18 振幅または位相の最小値
19 音波
20 トリガ信号
21 設備
d1 結合媒体層の厚さ
9o 音源表面の粗さ
14o 基板表面の粗さ
PB,PB’,PB’’ 一次ビーム
SB 二次ビーム
IB 干渉ビーム

Claims (20)

  1. 基板または複数の基板から形成された基板スタック(14)を検査するための計測装置であって、
    前記計測装置は、
    前記基板または複数の基板から形成された基板スタック(14)の第1の表面に音波(19)を印加するための音印加手段と、
    光学システムと、
    を有し、前記光学システムは、
    a)少なくとも1つの第1のビーム経路と少なくとも1つの第2のビーム経路とに分割されている/される電磁ビームを出力するための放射源(1)と、
    b)前記基板または複数の基板から形成された基板スタック(14)の被測定面(14m)に前記第1のビーム経路を全面的に印加するための手段と、
    c)前記第1のビーム経路および前記第2のビーム経路から1つの干渉ビームを形成するための干渉手段と、
    d)前記干渉ビームを検出するための検出器(5)と、
    を有し、
    前記計測装置はさらに、
    前記検出器(5)において検出された前記干渉ビームを評価するための評価手段
    を有する、
    計測装置において、
    前記音印加手段と前記光学システムとは、前記基板または複数の基板から形成された基板スタック(14)のそれぞれ反対の側に配置されており、
    前記干渉ビームは、平面状の干渉パターンを有する、
    ことを特徴とする、計測装置。
  2. 前記基板または複数の基板から形成された基板スタック(14)は、ボンディングされた基板スタック(14)である、請求項1記載の装置。
  3. 前記電磁ビームを前記第1のビーム経路と前記第2のビーム経路とに分割するためのビームスプリッタ(3)を有する、請求項1または2記載の装置。
  4. 前記音印加手段は、少なくとも1つの音源(9)を有する、請求項1から3までのいずれか1項記載の装置。
  5. 前記音印加手段は、複数の音源(9)を有する、請求項1から3までのいずれか1項記載の装置。
  6. 前記音印加手段は、少なくとも1つの個別に制御可能な音源(9)を有する、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。
  7. 前記音印加手段は、前記基板または複数の基板から形成された基板スタック(14)を固定するための固定手段(11)を含む、請求項1から6までのいずれか1項記載の装置。
  8. 前記音印加手段は、前記基板または複数の基板から形成された基板スタック(14)を、前記音源(9)の音源表面(9o)に沿って固定するための固定手段(11)を含む、請求項1から6までのいずれか1項記載の装置。
  9. 前記音印加手段と前記第1の表面との間に、結合媒体を導入可能である、
    請求項1から8までのいずれか1項記載の装置。
  10. 基板または複数の基板から形成された基板スタック(14)を以下のステップで検査するための計測方法であって、
    前記基板または複数の基板から形成された基板スタック(14)の第1の表面に音波を印加し、
    音波が印加された前記基板または複数の基板から形成された基板スタック(14)の被測定面(14m)に、放射源(1)から出力された電磁ビームの第1のビーム経路を全面的に印加し、
    前記電磁ビームの前記第1のビーム経路および第2のビーム経路から1つの干渉ビーム(IB)を形成し、
    前記干渉ビームを検出器(5)において検出し、
    前記検出器(5)において検出された前記干渉ビームを評価する、
    方法において、
    前記音印加手段と前記放射源(1)とは、前記基板または複数の基板から形成された基板スタック(14)のそれぞれ反対の側に配置されており、
    前記干渉ビームは、平面状の干渉パターンを有する、
    ことを特徴とする、計測方法。
  11. 前記基板または複数の基板から形成された基板スタック(14)は、ボンディングされた基板スタック(14)である、請求項10記載の方法。
  12. 前記第1のビーム経路を、前記被測定面(14m)が前記第1のビーム経路によって完全に検出されるように調整する、請求項10または11記載の方法。
  13. 前記第1のビーム経路および前記第2のビーム経路を同時に生成し、ビームスプリッタ(3)において分割する、請求項10から12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 前記第1のビーム経路および前記第2のビーム経路を、前記被測定面(14m)における前記第1のビーム経路の反射後、統合して前記検出器(5)へと偏向する、請求項10から13までのいずれか1項記載の方法。
  15. 前記第1のビーム経路および前記第2のビーム経路を、前記ビームスプリッタ(3)における前記第1のビーム経路の反射後、統合して前記検出器(5)へと偏向する、請求項10から13までのいずれか1項記載の方法。
  16. 前記音波(19)の印加を、少なくとも1つの音源(9)によって実施する、請求項10から15までのいずれか1項記載の方法。
  17. 前記音波(19)の印加を、複数の音源(9)によって実施する、請求項10から15までのいずれか1項記載の方法。
  18. 前記音波(19)の印加を、少なくとも1つの個別に制御可能な音源(9)によって実施する、請求項10から17までのいずれか1項記載の方法。
  19. 複数の音パターンのシーケンスを作成し、前記シーケンスのそれぞれ形成された干渉ビーム(IB)を検出し、一緒に評価する、請求項10から18までのいずれか1項記載の方法。
  20. それぞれ異なる複数の音パターンのシーケンスを作成し、前記シーケンスのそれぞれ形成された干渉ビーム(IB)を検出し、一緒に評価する、請求項10から18までのいずれか1項記載の方法。
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