JP5134888B2 - 生体観測装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生体観測装置に関し、特に、音波を利用して被検体を光学的に分析する生体観測装置に関するものである。
近年、生体の光断層イメージングを実現するものとして、例えば、光コヒーレンス断層影像法(Optical Coherence Tomography:以下OCTと称する)等の様々な技術が提案されている。
主に光の干渉を利用して生体内部の情報を取得するOCTは、生体表面付近における、生体断層イメージ等の生体情報を短時間で取得することが可能な技術である。また、OCTは、眼科領域での網膜疾患診断において既に実用化されている技術であり、その医学的関心度は非常に高い。そして、前述したOCTのうち、光源から発せられる光の波長を順次変化させることにより、生体内部の深さ方向における複数の箇所の生体情報を取得可能な、波長走査型OCT(Spectral−Swept OCT)に関する技術が非特許文献1に記載されている。
一方、日坂らによる非特許文献2において、超音波と光を生体へ照射し、生体内にてパルス超音波により変調された照射光を検出することにより、粘膜表層以下1cm程度の吸収の光イメージングを試みた例が報告されている。
吉村武晃・的場修,"波長走査干渉法による生体断層計測",光技術コンタクトVol.41,No.7,pp418−425,2003 日坂真樹、杉浦忠男、河田聡、"パルス超音波と光の相互作用を利用した散乱体深部の光断層像観察"、光学29、pp631−634、2000
しかし、非特許文献1に記載されている波長走査型OCTにおいては、光源から出射された光が生体内部において変調された光である物体光と、光源から出射された光と略同一の光である参照光とが適切に干渉しない場合が生じることに伴い、例えば生体表面から数mm以深において得られる生体情報のS/Nが低下してしまうという課題を有している。
また、非特許文献2に記載の光イメージングは、ポイントスキャニング方式によるものであるため、所望の領域の生体情報を得る際に非常に長い時間を要してしまうという課題を有している。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、被検体深部における被検体情報を、従来に比べて高S/Nかつ高速に取得可能な生体観測装置を提供することを目的としている。
本発明における生体観測装置は、所定の波長または所定の周波数を有する音波を被検体へ出射可能な音波発生部と、前記音波発生部から被検体へ出射される前記音波の出射状態をオンまたはオフに切り替える制御部と、前記被検体の内部に到達可能な照明光を、波長を漸次変化させつつ出射する照明光発生部と、前記被検体の内部において前記照明光が散乱された光である物体光を受光する受光部と、前記制御部により前記音波の出射状態がオフに切り替えられている場合に前記受光部に入射される第1の物体光と前記照明光との干渉光から得られる第1の干渉信号、及び、前記制御部により前記音波の出射状態がオンに切り替えられている場合に前記受光部に入射される第2の物体光と前記照明光との干渉光から得られる第2の干渉信号を出力する干渉信号出力部と、前記干渉信号出力部から出力される前記第1の干渉信号及び前記第2の干渉信号に基づき、前記被検体の内部の、前記音波により密度の粗密変化が誘導された当該被検体内部の深さ方向の各部位における、前記照明光の照射に起因する、光吸収情報と光散乱情報とからなる光学特性のうちの前記光散乱情報を算出する演算部と、を有することを特徴とする。
本発明における生体観測装置によると、被検体深部における被検体情報を、従来に比べて高S/Nかつ高速に取得可能である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1から図6は、本発明の第1の実施形態に係るものである。図1は、本発明の実施形態に係る光イメージング装置の要部の構成の一例を示す図である。図2は、第1の干渉信号から検出された物体光及び参照光の周波数の時間変化と、該第1の干渉信号に基づいて算出される各値との相関を示した図である。図3は、第2の干渉信号から検出された物体光及び参照光の周波数の時間変化と、該第2の干渉信号に基づいて算出される各値との相関を示した図である。図4は、本発明の実施形態に係る光イメージング装置の要部の構成の、図1とは異なる例を示す図である。図5は、図4の光カプラ周辺における詳細な構成を示す図である。図6は、図4の光イメージング装置が有する光ファイバの端部の構成の一例を示す図である。
生体観測装置としての光イメージング装置1は、図1に示すように、被検体としての生体組織101へ超音波及び照明光を出射するとともに、該照明光が該生体組織101において反射及び散乱した光である物体光を受光可能なユニット2と、スキャニング信号発生部9から出力されるスキャニング信号に応じてユニット2の位置(スキャン位置)を変更しつつ該超音波及び該照明光を出射させるスキャニングユニット3と、任意波形発生部4と、増幅部5と、信号処理部6と、パーソナルコンピュータ(以降、PCと略記する)7と、モニタ等により構成される表示部8と、スキャニング信号発生部9と、を要部として有している。
任意波形発生部4は、波長が漸次変化する照明光をユニット2から出力させるための光源駆動信号を生成及び出力するとともに、所定の波長(または所定の周波数)を有する所定の超音波をユニット2から出力させるための超音波駆動信号を生成及び出力する。また、制御部としての任意波形発生部4は、信号処理部6の制御に基づき、前記光源駆動信号及び前記超音波駆動信号の出力状態を変化させる。具体的には、任意波形発生部4は、信号処理部6の制御に基づいて前記超音波駆動信号の出力状態を変化させることにより、ユニット2(の超音波トランスデューサ26)から生体組織101へ出射される超音波の出射状態をオンまたはオフに切り替える。
パワーアンプ等により構成される増幅部5は、任意波形発生部4から出力された超音波駆動信号を増幅するとともに、増幅後の超音波駆動信号をユニット2に対して出力する。
受光部としての機能を有するユニット2は、照明光発生部21と、ハーフミラー22と、参照ミラー25と、中央部に開口部26aが形成された超音波トランスデューサ26と、光検出部27と、を有して構成されている。
照明光発生部21は、生体組織101に到達可能な照明光を、波長を漸次変化させつつ発することが可能な光源である、例えば、図示しない波長可変レーザ光源、または、図示しないSLD(Super Luminescent Diode)と干渉フィルタとの組み合わせにより構成されている。そして、照明光発生部21は、任意波形発生部4からの光源駆動信号に基づき、例えば、光源において発せられる照明光の波長を最大波長λmaxから最小波長λminまで漸次変化させつつ、該照明光をハーフミラー22に対して出射する。なお、本実施形態において、照明光発生部21において発せられる照明光は、パルス光または連続波の光のいずれであっても良い。また、本実施形態において、照明光発生部21は、例えば600nm〜1000nm程度の中心波長を有する照明光を発することが可能なものとして構成されるが、これに限るものではない。
ハーフミラー22は、照明光発生部21からの照明光の一部を反射して参照ミラー25側へ出射するとともに、該照明光の他の一部を超音波トランスデューサ26側へ透過させる。
ハーフミラー22から参照ミラー25側へ出射された照明光は、参照ミラー25において反射した後、ハーフミラー22に参照光として入射される。
ハーフミラー22から超音波トランスデューサ26側へ透過した照明光は、開口部26aを通過した後、生体組織101に対して出射される。
なお、本実施形態において、ユニット2(の超音波トランスデューサ26)と生体組織101との間は、光イメージング装置1の各部により生体組織101の生体情報を得るための処理等が行われる事前に、水等の超音波伝達媒体により満たされているものであるとする。
一方、音波発生部としての超音波トランスデューサ26は、任意波形発生部4からの超音波駆動信号に応じ、開口部26aを通過する照明光の光軸に沿って、連続波である所定の超音波を生体組織101へ出射する。そして、超音波トランスデューサ26から出射された所定の超音波は、周期的な粗密波として生体組織101の内部を伝播する。なお、本実施形態において、前記所定の超音波は、音響レンズ等により収束されない状態として生体組織101へ出力されるが、収束された状態として生体組織101へ出力されるものであっても良い。また、超音波トランスデューサ26から出射される所定の超音波は、連続波に限るものではなく、例えばパルス超音波であっても良い。
ユニット2から出射された照明光は、超音波トランスデューサ26から所定の超音波が出射されていない(所定の超音波の出射状態がオフである)場合においては、該照明光が有する波長の長さに応じた深さ方向の各位置まで生体組織101の内部を伝播した後、該深さ方向の各位置において反射する。そして、前記深さ方向の各位置において反射した照明光は、開口部26aを通過した後、ハーフミラー22に物体光として入射される。
また、ユニット2から出射された照明光は、超音波トランスデューサ26から所定の超音波が出射されている(所定の超音波の出射状態がオンである)場合においては、生体組織101の内部の、該所定の超音波により密度が極大化された各位置において反射し、開口部26aを通過した後、ハーフミラー22に物体光として入射される。すなわち、ハーフミラー22を透過した照明光は、生体組織101の内部の、前記所定の超音波により密度が増大された各位置において反射した後、物体光としてハーフミラー22に入射される。
そして、光を分岐させる光分岐部としての機能を有するハーフミラー22は、参照ミラー25側から入射される参照光と、超音波トランスデューサ26側から入射される物体光との2束の光を各々干渉させつつ、該2束の光の干渉後に生じる干渉光を光検出部27側へ出射する。
干渉信号出力部としての光検出部27は、ハーフミラー22から出射される干渉光をヘテロダイン検出するとともに、検出した該干渉光を電気信号としての干渉信号に変換して信号処理部6へ出力する。
信号処理部6は、例えば、スペクトラムアナライザまたはディジタルオシロスコープ等を有して構成されている。
演算部としての機能を有する信号処理部6は、波長が漸次変化する照明光が生体組織101に対して発せられるタイミングに応じて入力される第1の干渉信号と、任意波形発生部4から出力される光源駆動信号とに基づき、照明光発生部21から発せられる照明光の波長が変化された各タイミングに応じたビート周波数fの値を算出するとともに、該算出した結果をPC7へ出力する。なお、ビート周波数fの値の算出に関する詳細な説明は、後程行うものとする。
さらに、信号処理部6は、照明光発生部21から発せられる照明光の波長が変化された各タイミングに応じたビート周波数fの値の算出が完了した後、照明光発生部21から発せられる照明光の波長を最大波長λmaxから最小波長λminまで漸次変化させるための制御、及び、超音波トランスデューサ26から所定の超音波を生体組織101へ出射させるための制御を任意波形発生部4に対して行う。そして、信号処理部6は、前記制御に応じて入力される第2の干渉信号と、任意波形発生部4から出力される超音波駆動信号及び光源駆動信号とに基づき、照明光発生部21から発せられる照明光の波長が変化された各タイミングに応じたビート周波数fと、該各タイミングに応じた周波数変調量であるfとの和、すなわちf+fの値を算出するとともに、該算出した結果をPC7へ出力する。なお、f+fの値の算出に関する詳細な説明は、後程行うものとする。
PC7は、各種演算及び処理を行うCPU7aと、各種データ等を蓄積するメモリ7bと、を有して構成されている。
また、演算部としての機能を有するPC7は、信号処理部6から出力されるビート周波数fの値、及び、f+fの値に対して所定の算術処理をCPU7aにおいて行うことにより、生体組織101の深さ方向(図1のz軸方向)の画像データを生成するとともに、生成した該画像データを、スキャニングユニット3によりスキャン可能な範囲内の位置を示す情報である、スキャニング位置情報と関連付けつつメモリ7bに蓄積する。そして、PC7は、生成した該画像データのスキャン位置が、スキャニングユニット3におけるスキャン範囲の終端でない場合には、スキャン位置を変更させつつ超音波及び照明光を出射させるための制御をスキャニング信号発生部9に対して行う。
また、PC7は、1画面分の画像データがメモリ7bに蓄積されたことを検出すると、該画像データを映像信号に変換して表示部8へ出力する。
スキャニング信号発生部9は、PC7の制御に基づき、スキャン位置を変更させつつ超音波及び照明光を出射させるためのスキャニング信号をスキャニングユニット3に対して出力する。
次に、本実施形態の光イメージング装置1の作用について説明を行う。
まず、ユーザは、光イメージング装置1の各部の電源を投入した後、図1のz軸方向(生体組織101の深さ方向)に超音波及び照明光が出射されるように、ユニット2の超音波トランスデューサ26を配置するとともに、超音波トランスデューサ26と生体組織101との間を水等の超音波伝達媒体により満たす。
その後、ユーザは、例えば、図示しない操作部が有するスイッチ等をオンすることにより、生体組織101における生体情報の取得を開始させるための指示を行う。
そして、任意波形発生部4は、前記指示に基づき、波長が最大波長λmaxから最小波長λminまで漸次変化する照明光をユニット2から出力させるための光源駆動信号を生成するとともに、該光源駆動信号を照明光発生部21に対して出力する。
照明光発生部21は、任意波形発生部4からの光源駆動信号に基づき、光源において発せられる照明光の波長を最大波長λmaxから最小波長λminまで漸次変化(漸次減少)させつつ、該照明光をハーフミラー22に対して出射する。
照明光発生部21から出射された照明光は、ハーフミラー22及び参照ミラー25等を介した後、開口部26aから図1のz軸方向(生体組織101の深さ方向)に出射される。そして、開口部26aから出射された照明光は、該照明光が有する波長の長さに応じた深さ方向の各位置まで生体組織101の内部を伝播した後、該深さ方向の各位置において反射する。そして、前記深さ方向の各位置において反射した照明光は、開口部26aを通過した後、ハーフミラー22に物体光として入射される。
超音波トランスデューサ26側から入射した物体光は、ハーフミラー22において、参照ミラー25側から入射した参照光と干渉した後、干渉光として光検出部27に入射される。
光検出部27は、ハーフミラー22から出射される干渉光をヘテロダイン検出するとともに、検出した該干渉光を電気信号としての第1の干渉信号に変換して信号処理部6へ出力する。
信号処理部6は、前記第1の干渉信号と、任意波形発生部4から出力される光源駆動信号とに基づき、照明光発生部21から発せられる照明光の波長が変化された各タイミングに応じたビート周波数fの値を算出する。
ここで、信号処理部6によるビート周波数fの値の算出方法について説明を行う。
照明光発生部21から発せられる照明光の周波数は、該照明光の波長が最大波長λmaxから最小波長λminまで漸次減少することに伴い、最小周波数fminから最小周波数fmaxまで漸次増加する。すなわち、照明光の周波数が漸次増加することに伴い、ハーフミラー22において干渉する参照光及び物体光の周波数もまた同様に漸次増加する。なお、本実施形態において、参照光の周波数及び物体光の周波数は、例えば図2に示すように、各々線形的に増加するものとする。
また、本実施形態においては、照明光発生部21から発せられる照明光の波長が最大波長λmaxから最小波長λminへ変化することに伴い、最初に最大波長λmaxを有する照明光がユニット2から出射された後、最後に最小波長λminを有する照明光がユニット2から出射される。そのため、最大波長λmaxを有する照明光は、生体組織101の深層において反射した後、参照光に対する遅延時間が最も短い物体光としてハーフミラー22に入射される。また、最小波長λminを有する照明光は、生体組織101の表層付近において反射した後、参照光に対する遅延時間が最も長い物体光として最後にハーフミラー22に入射される。
照明光の周波数の走査幅(fmax−fmin)の値をΔfとし、該照明光の周波数が最小周波数fminから最小周波数fmaxまで変化する際に要した時間である走査時間をΔTとした場合、該照明光における単位時間当たりの周波数の変化量を示す周波数走査レートαは、下記数式(1)により算出される値となる。

α=Δf/ΔT ・・・(1)

また、光速度をcとし、生体組織101の屈折率をnとし、生体組織101の深さ方向(図1のz軸方向)における一の位置をzとした場合、参照光がハーフミラー22に入射される時間と、物体光がハーフミラー22に入射される時間との差を示す量である遅延時間τは、下記数式(2)により算出される値となる。

τ=2nz/c ・・・(2)

そして、上記数式(1)及び数式(2)より、走査時間ΔTのうちの一のタイミングt(0<t≦ΔT)におけるビート周波数fは、下記数式(3)により算出される値となる。

=α×τ=(Δf/ΔT)×(2nz/c) ・・・(3)

すなわち、信号処理部6は、前記第1の干渉信号と、任意波形発生部4から出力される光源駆動信号とに基づき、上記数式(1)乃至(3)を用いた処理を行うことにより、照明光発生部21から発せられる照明光の波長が変化された各タイミングに応じた時間である、各遅延時間τにおけるビート周波数fの値を算出するとともに、該算出した結果をPC7へ出力する。
なお、第1の干渉信号から検出された物体光及び参照光の周波数の時間変化と、上記数式(1)乃至(3)において用いられたパラメータである、照明光の周波数の走査幅Δf、走査時間ΔT、周波数走査レートα、遅延時間τ及びビート周波数fの各値との相関は、例えば図2のようなものとして示される。
また、信号処理部6は、各遅延時間τにおけるビート周波数fの値の算出が完了した後、照明光発生部21から発せられる照明光の波長を最大波長λmaxから最小波長λminまで漸次変化させるための制御、及び、超音波トランスデューサ26から所定の超音波を生体組織101へ出射させるための制御を任意波形発生部4に対して行う。
一方、PC7は、信号処理部6から出力される各ビート周波数fの値をメモリ7bに順次格納する。
任意波形発生部4は、信号処理部6の制御に基づき、波長が最大波長λmaxから最小波長λminまで漸次変化する照明光をユニット2から出力させるための光源駆動信号を生成するとともに、該光源駆動信号を照明光発生部21に対して出力する。また、任意波形発生部4は、信号処理部6の制御に基づき、所定の波長(周波数)を有する所定の超音波をユニット2から出力させるための超音波駆動信号を生成するとともに、該超音波駆動信号を超音波トランスデューサ26に対して出力する。
超音波トランスデューサ26は、任意波形発生部4からの超音波駆動信号に応じ、開口部26aを通過する照明光の光軸に沿って、連続波である所定の超音波を生体組織101へ出射する。そして、超音波トランスデューサ26から出射された所定の超音波は、周期的な粗密波として生体組織101の内部を伝播する。なお、超音波トランスデューサ26から出射される所定の超音波は、連続波に限るものではなく、例えばパルス超音波であっても良い。
超音波トランスデューサ26から出射された所定の超音波は、強度が極大となるタイミング各々に応じた、図1のz軸方向(生体組織101の深さ方向)の複数の位置において、生体組織101の密度を極大化する。なお、前記z軸方向の複数の位置(生体組織101の内部において密度が極大化した各位置)を、図1における超音波波面R、R・・・、Rとして示す。
一方、照明光発生部21は、任意波形発生部4からの光源駆動信号に基づき、光源において発せられる照明光の波長を最大波長λmaxから最小波長λminまで漸次変化(漸次減少)させつつ、該照明光をハーフミラー22に対して出射する。
照明光発生部21から出射された照明光は、ハーフミラー22及び参照ミラー25等を介した後、開口部26aからz軸方向(生体組織101の深さ方向)に出射される。そして、開口部26aから出射された照明光は、生体組織101において生じた各超音波波面R、R・・・、Rにおいて反射した後、該各超音波波面R、R・・・、Rにおいて周波数fのドップラーシフト(周波数変調)を受けた物体光(反射光)として開口部26a及び変調部23bを介してハーフミラー22に入射される。
超音波トランスデューサ26側から入射した物体光は、ハーフミラー22において参照ミラー25側から入射した参照光と干渉した後、干渉光として光検出部27に入射される。
光検出部27は、ハーフミラー22から出射される干渉光をヘテロダイン検出するとともに、検出した該干渉光を電気信号としての第2の干渉信号に変換して信号処理部6へ出力する。
信号処理部6は、前記第2の干渉信号と、任意波形発生部4から出力される超音波駆動信号及び光源駆動信号とに基づき、照明光発生部21から発せられる照明光の波長が変化された各タイミングに応じたビート周波数fbdの値を算出する。
ここで、信号処理部6によるビート周波数fbdの値の算出方法について説明を行う。
ところで、生体組織101において超音波波面R、R・・・、Rが生じた各位置における屈折率は、生体組織101の屈折率をnとし、超音波トランスデューサ26から出射された所定の超音波により生体組織101の密度が極大化されることに伴う屈折率の変化量をΔnとした場合、(n+Δn)として示される値となる。すなわち、超音波トランスデューサ26から出力される所定の超音波の速度をVとし、該所定の超音波の波長をλとした場合、ビート周波数fbdの値は、走査時間ΔTのうちの一のタイミングtにおけるビート周波数fの値に、該一のタイミングtにおける周波数変調量を示すfの値を加えた値としての、下記数式(4)により算出される値となる。

bd=f+f
=α×τ+f
=(Δf/ΔT)×(2nz/c)+2V(n+Δn)/λ ・・・(4)

なお、所定の超音波の速度V、及び、該所定の超音波の波長λの各値は、任意波形発生部4から出力される超音波駆動信号に基づいて検出される(既知の)値であるとする。
すなわち、信号処理部6は、前記第2の干渉信号と、任意波形発生部4から出力される超音波駆動信号及び光源駆動信号とに基づき、上記数式(1)乃至(4)を用いた処理を行うことにより、照明光発生部21から発せられる照明光の波長が変化された各タイミングに応じた時間である、各遅延時間τにおけるビート周波数fbdの値を算出するとともに、該算出した結果をPC7へ出力する。
なお、第2の干渉信号から検出された物体光及び参照光の周波数の時間変化と、上記数式(1)乃至(4)において用いられたパラメータである、照明光の周波数の走査幅Δf、走査時間ΔT、周波数走査レートα、遅延時間τ及びビート周波数fbdの各値との相関は、例えば図3のようなものとして示される。
また、信号処理部6は、各遅延時間τにおけるビート周波数fbdの値の算出が完了した後、超音波トランスデューサ26からの所定の超音波の出射を停止させるための制御を任意波形発生部4に対して行う。
一方、PC7は、信号処理部6から出力される各ビート周波数fbdの値をメモリ7bに順次格納する。PC7のCPU7aは、メモリ7bに格納された各ビート周波数の値を、メモリ7bに格納された時間に応じ、例えば昇順にソートすることにより、一のタイミングtにおけるビート周波数fと、該一のタイミングtにおけるビート周波数fbdとを特定する。
その後、CPU7aは、一のタイミングtにおけるビート周波数fbdの値から、該一のタイミングtにおけるビート周波数fの値を減ずることにより、該一のタイミングtにおける周波数変調量fの値を算出する。
そして、CPU7aは、(2V/λ)の値、すなわち、超音波トランスデューサ26から出力される所定の超音波が有する周波数の2倍の値を周波数変調量fの値から除することにより、生体組織101における散乱情報としての(n+Δn)の値を取得する。
ところで、ビート周波数f及びビート周波数fbdの各値は、上記数式(3)及び(4)にて示したように、遅延時間τの値に比例して増加する値である。そして、照明光発生部21から発せられる照明光の波長が最大波長λmaxから最小波長λminへと変化することにより、最大波長λmaxを有する照明光に応じた物体光がハーフミラー22に入射される場合の遅延時間が0に最も近くなる(ビート周波数f及びビート周波数fbdの各値が最小となる)ともに、最小波長λminを有する照明光に応じた物体光がハーフミラー22に入射される場合の遅延時間が走査時間ΔTに最も近くなる(ビート周波数f及びビート周波数fbdの各値が最大となる)。すなわち、CPU7aは、昇順にソートされたビート周波数f及びビート周波数fbdの各値を参照することにより、生体組織101の深層から表層付近に至るまでの複数の位置としての、図1に示す超音波波面R、R・・・、Rが生じた各位置における(n+Δn)の値(散乱情報)を一意に特定することができる。また、これにより、信号処理部6及びPC7は、ユーザの所望の観察部位において、z軸方向(生体組織101の深さ方向)のN個の部位の生体情報を一度に取得することができる。
CPU7aは、図1に示す超音波波面R、R・・・、Rが生じた各位置における(n+Δn)の値を特定した後、該(n+Δn)の値各々をマッピングすることにより、図1のz軸方向(生体組織101の深さ方向)の画像データを生成するとともに、生成した該画像データを、スキャニングユニット3によりスキャン可能な範囲内の位置を示す情報である、スキャニング位置情報と関連付けつつメモリ7bに蓄積する。そして、PC7は、生成した該画像データのスキャン位置がスキャニングユニット3におけるスキャン範囲の終端でないことを検出した場合には、スキャン位置を(図1のx軸方向またはy軸方向のいずれかに)変更させつつ超音波及び照明光を出射させるための制御をスキャニング信号発生部9に対して行う。
一方、信号処理部6は、PC7によりスキャン位置を変更させるための制御が行われたことを検出すると、変更後のスキャン位置において第1の干渉信号を得るために、照明光発生部21から発せられる照明光の波長を最大波長λmaxから最小波長λminまで漸次変化させるための制御を任意波形発生部4に対して行う。なお、これ以降、光イメージング装置1の各部は、スキャン位置がスキャニングユニット3のスキャン範囲の終端に達するまでの間においては、作用として以上に述べた動作を繰り返し行うものとする。
そして、PC7は、生成した該画像データのスキャニング位置がスキャニングユニット3におけるスキャン範囲の終端であること、すなわち、1画面分の画像データがメモリ7bに蓄積されたことを検出すると、該画像データを映像信号に変換して表示部8へ出力する。これにより、表示部8には、ユーザの所望の観察部位における生体組織101の断層像が(二次元画像または三次元画像として)画像表示される。
以上に述べたように、本実施形態の光イメージング装置1は、生体組織101に対して光のみを出射した場合に得られる第1のビート周波数、及び、該生体組織101に対して光及び音波を併せて出射した場合に得られる第2のビート周波数に基づき、該音波により密度が増大された深さ方向の位置と、該深さ方向の位置における散乱情報とを一意に対応付けることができる。その結果、本実施形態の光イメージング装置1は、被検体(生体)深部における被検体情報(生体情報)を、従来に比べて高S/Nかつ高速に取得することができる。
なお、本実施形態において、ユニット2から出力される所定の超音波及び照明光は、共に図1のz軸方向に対して平行に出射されるが、これに限るものではなく、例えば、いずれか一方が図1のz軸方向に対して斜めに出射されるものであっても良い。
また、本実施形態において、任意波形発生部4からの光源駆動信号に基づいて照明光発生部21から出射される照明光は、波長が最大波長λmaxから最小波長λminまで漸次減少するものに限らず、例えば、波長が最小波長λminから最大波長λmaxまで漸次増加するものであっても良い。
ところで、図1に示す光イメージング装置1は、前述した効果と同様の効果を得るための構成として、例えば図4に示すような光イメージング装置1Aとして構成されるものであっても良い。
具体的には、生体観測装置としての光イメージング装置1Aは、スキャニングユニット3と、任意波形発生部4と、増幅部5と、信号処理部6と、PC7と、表示部8と、スキャニング信号発生部9と、照明光発生部21と、参照ミラー25と、超音波トランスデューサ26と、光検出部27と、に加え、光ファイバ52a、52b、52c及び52dと、光カプラ53と、コリメートレンズ56と、を要部として有して構成されている。
また、光カプラ53は、図5に示すように、第1カプラ部53aと、第2カプラ部53bと、を有して構成されている。
光ファイバ52aは、図4及び図5に示すように、一端側が照明光発生部21に接続されているとともに、他端側が第1カプラ部53aに接続されている。
光ファイバ52bは、図5に示すように、受光用のファイババンドル60aと、送光用のファイババンドル60bと、を有している。また、ファイババンドル60aは、一端側が第2カプラ部53bに接続されているとともに、他端側が超音波トランスデューサ26の中央部に形成された開口部(例えば図4には図示しない開口部26a)に挿通されつつ接続されている。さらに、ファイババンドル60bは、一端側が第1カプラ部53aに接続されているとともに、他端側が超音波トランスデューサ26の中央部に形成された開口部(例えば図4には図示しない開口部26a)に挿通されつつ接続されている。なお、ファイババンドル60a及び60bの各端部は、超音波トランスデューサ26の中央部に形成された開口部において、例えば図6に示すような状態として配置されている。
光ファイバ52cは、図5に示すように、受光用のファイババンドル60cと、送光用のファイババンドル60dと、を有している。また、ファイババンドル60cは、一端側が第2カプラ部53bに接続されているとともに、他端側がコリメートレンズ56からの光の入射が可能な位置に配置されている。さらに、ファイババンドル60dは、一端側が第1カプラ部53aに接続されているとともに、他端側がコリメートレンズ56への光の出射が可能な位置に配置されている。
光ファイバ52dは、図4及び図5に示すように、一端側が第2カプラ部53bに接続されているとともに、他端側が光検出部27に接続されている。
前述した構成により、光イメージング装置1Aにおいては、波長が最大波長λmaxから最小波長λminまで漸次変化(漸次減少)されつつ照明光発生部21から発せられた照明光は、光ファイバ52a、第1カプラ部53a及びファイババンドル60bを介して生体組織101に対して出射されるとともに、光ファイバ52a、第1カプラ部53a及びファイババンドル60dを介してコリメートレンズ56に対して出射される。
コリメートレンズ56に入射された照明光は、平行な光束を有する光として出射され、参照ミラー25において反射し、再びコリメートレンズ56を通過した後、参照光としてファイババンドル60cに入射される。また、ファイババンドル60cに入射された参照光は、第2カプラ部53bへ出射される。
一方、生体組織101に対して出射された照明光は、該照明光が有する波長の長さに応じた深さ方向の各位置まで生体組織101の内部を伝播した後、該深さ方向の各位置において反射する。そして、前記深さ方向の各位置において反射した照明光は、物体光としてファイババンドル60aに入射される。
そして、ファイババンドル60aから入射した物体光は、第2カプラ部53bにおいて、ファイババンドル60cから入射した参照光と干渉し、干渉光として光検出部27に入射される。
その後、光検出部27から出力される第1の干渉信号に対し、光イメージング装置1と同様の処理(上記数式(1)乃至(3)に基づく処理)等が施されることにより、各ビート周波数fの値がメモリ7bに順次格納される。
前記各ビート周波数fの値の算出が完了した後、信号処理部6の制御により、波長が最大波長λmaxから最小波長λminまで漸次変化する照明光が前述した経路を伝播しつつ照明光発生部21から生体組織101に対して出射されるとともに、連続波である所定の超音波が超音波トランスデューサ26から生体組織101へ出射される。
生体組織101に対して出射された照明光は、超音波トランスデューサ26から出射された所定の超音波により生じた各超音波波面R、R・・・、Rにおいて反射した後、該各超音波波面R、R・・・、Rにおいて周波数fのドップラーシフト(周波数変調)を受けた物体光としてファイババンドル60aに入射される。また、ファイババンドル60aに入射された物体光は、受光部としての機能を有する第2カプラ部53bへ出射される。
そして、ファイババンドル60aから入射した物体光は、第2カプラ部53bにおいて、ファイババンドル60cから入射した参照光と干渉し、干渉光として光検出部27に入射される。
その後、光検出部27から出力される第2の干渉信号に対し、光イメージング装置1と同様の処理(上記数式(1)乃至(4)に基づく処理)等が施されることにより、各ビート周波数fbdの値がメモリ7bに順次格納され、メモリ7bに格納されたビート周波数f及びビート周波数fbd各々の値に基づいて超音波波面R、R・・・、Rが生じた各位置における散乱情報が一意に特定される。すなわち、図4に示す光イメージング装置1Aにおいても、前述した(光イメージング装置1における)効果と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更や応用が可能であることは勿論である。
本発明の実施形態に係る光イメージング装置の要部の構成の一例を示す図。 第1の干渉信号から検出された物体光及び参照光の周波数の時間変化と、該第1の干渉信号に基づいて算出される各値との相関を示した図。 第2の干渉信号から検出された物体光及び参照光の周波数の時間変化と、該第2の干渉信号に基づいて算出される各値との相関を示した図。 本発明の実施形態に係る光イメージング装置の要部の構成の、図1とは異なる例を示す図。 図4の光カプラ周辺における詳細な構成を示す図。 図4の光イメージング装置が有する光ファイバの端部の構成の一例を示す図。
符号の説明
1,1A・・・光イメージング装置、2・・・ユニット、3・・・スキャニングユニット、4・・・任意波形発生部、5・・・増幅部、6・・・信号処理部、7・・・PC、8・・・表示部、9・・・スキャニング信号発生部、21・・・照明光発生部、22・・・ハーフミラー、25・・・参照ミラー、26・・・超音波トランスデューサ、27・・・光検出部

Claims (6)

  1. 所定の波長または所定の周波数を有する音波を被検体へ出射可能な音波発生部と、
    前記音波発生部から被検体へ出射される前記音波の出射状態をオンまたはオフに切り替える制御部と、
    前記被検体の内部に到達可能な照明光を、波長を漸次変化させつつ出射する照明光発生部と、
    前記被検体の内部において前記照明光が散乱された光である物体光を受光する受光部と、
    前記制御部により前記音波の出射状態がオフに切り替えられている場合に前記受光部に入射される第1の物体光と前記照明光との干渉光から得られる第1の干渉信号、及び、前記制御部により前記音波の出射状態がオンに切り替えられている場合に前記受光部に入射される第2の物体光と前記照明光との干渉光から得られる第2の干渉信号を出力する干渉信号出力部と、
    前記干渉信号出力部から出力される前記第1の干渉信号及び前記第2の干渉信号に基づき、前記被検体の内部の、前記音波により密度の粗密変化が誘導された当該被検体内部の深さ方向の各部位における、前記照明光の照射に起因する、光吸収情報と光散乱情報とからなる光学特性のうちの前記光散乱情報を算出する演算部と、
    を有することを特徴とする生体観測装置。
  2. 前記演算部は、
    前記第1の干渉信号を周波数解析することにより、前記音波の出射状態がオフに切替えられている状態において前記照明光の波長が変化された各タイミングに対応する第1のビート周波数を算出し、さらに前記第2の干渉信号を周波数解析することにより、前記音波の出射状態がオンに切替えられている状態において前記照明光の波長が変化された各タイミングに対応する第2のビート周波数を算出するビート周波数算出部と、
    前記第1の物体光と前記第2の物体光との間において生じる周波数変調量であって、前記照明光発生部から出射される照明光の波長の時間的変化に対応した前記周波数変調量を、前記ビート周波数算出部によって算出された前記第1のビート周波数および前記第2のビート周波数に基づいて算出する周波数変調量算出部と、
    前記周波数変調量に基づいて前記光散乱情報を算出する光散乱情報算出部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の生体観測装置。
  3. 前記照明光発生部は、
    出射する照明光の波長を制御する光源制御信号を出力する任意波形発生部と、
    前記光源制御信号に基づいた波長を有する光を前記照明光として出射する光源部と、
    を有し、
    前記ビート周波数算出部は、前記第1のビート周波数および前記第2のビート周波数を、前記光源制御信号に基づいて前記音波の出射状態がオフに切替えられている状態における各タイミングおよび前記音波の出射状態がオンに切替えられている状態における各タイミング毎に算出することを特徴とする請求項2に記載の生体観測装置。
  4. 前記光散乱情報算出部は、前記音波発生部から出射された音波が有する周波数の2倍の値を前記周波数変調量から除することにより前記光散乱情報を算出することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の生体観測装置。
  5. 前記音波発生部から出射される前記音波は、連続波であることを特徴とする請求項1−4のいずれか一項に記載の生体観測装置。
  6. 前記音波発生部から出射される前記音波は、前記照明光発生部から出射される前記照明光の光軸に沿って出射されることを特徴とする請求項1−4のいずれか一項に記載の生体観測装置。
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