JP6813424B2 - 船体構造及び船舶 - Google Patents

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本発明は、大型の船舶の構造に関し、特に作業者の移動を可能にするための、船舶の桁に設けられた交通孔を有する船体構造に関する。
従来、タンカー等の船舶において、船体の外板と、外板の船体内側に設けられた内板とにより二重船殻構造を備え、外板と内板との間に、船体の上下方向に延びると共に前後方向(縦方向)の仕切りとなる立桁(フロアとも呼ぶ)が設けられ、この立桁に、作業者が通る交通孔(マンホールとも呼ぶ)が形成された船体構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。この船体構造の交通孔は、略長円形状を成して上下方向に延び、この交通孔の下方に、立桁に直交し縦通する水平ガーダ(縦通ガーダとも呼ぶ)が配置されている。この交通孔下の水平ガーダは、一般的に、作業者が歩く歩廊を兼ねている。
特開2002−12184号公報(図3)
しかしながら、上記船体構造では、作業者が通る立桁の交通孔が、作業者が歩く水平ガーダ寄りに配置され水平ガーダから所定距離離間して配置されているため、立桁における交通孔より下の板部分(交通孔の下端周縁を形成する板部分)が、建造中に変形しやすく(曲がりやすく)、変形した場合には手直しが必要となる。また、交通孔は、立桁以外の船体の左右方向(横方向)に延びる部材にも設けられることがあり、このように上下方向又は横方向に延びる部材(以下桁部材と呼ぶ)の交通孔が、当該桁部材に直交し縦方向に延びる部材(以下縦通部材と呼ぶ)寄りに配置される場合には、同様な問題を生じることになる。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、交通孔周縁が変形することを低減し、たとえ変形した場合でも手直しが容易な船体構造及び船舶を提供することを目的とする。
本発明による船体構造は、交通孔を有し船体の横方向又は上下方向に延びる桁部材と、桁部材に直交して縦方向に縦通すると共に交通孔寄りに位置する縦通部材と、を備えた船体構造であって、交通孔は、縦通部材に隣接して設けられ、縦通部材の一部が、交通孔の周縁の一部を形成していることを特徴としている。
このような船体構造によれば、縦通部材の一部が、桁部材の交通孔の周縁の一部を形成するように、交通孔を縦通部材に隣接させているため、桁部材の縦通部材寄りの交通孔周縁で変形し得る部分が従来に比して少なくなる。その結果、交通孔周縁の変形を低減でき、たとえ変形した場合でも手直しが容易となる。
ここで、上記構成として、具体的には、縦通部材は、船体の縦方向に延び横方向の仕切りを形成する縦通隔壁であり、桁部材は、縦通隔壁に直交して横方向に延び交通孔を備える横桁であり、横桁の交通孔は、縦通隔壁横に隣接して設けられ、縦通隔壁の側面の一部が、交通孔の縦通隔壁側の周縁の一部を形成している構成が挙げられる。このような構成であっても、横桁の縦通隔壁横の交通孔周縁で変形し得る部分が従来に比して少なくなる。その結果、交通孔周縁の変形を低減でき、たとえ変形した場合でも手直しが容易となる。加えて、縦通隔壁の側面の一部が、横桁の縦通隔壁側の交通孔の周縁の一部を形成するように、交通孔が縦通隔壁横に隣接しているため、交通孔下方の歩廊を兼ねるディープロンジを、従来のように交通孔が縦通隔壁から所定距離離間している場合に比して、浅くでき、軽量化を図ることができる。
このような作用・効果を奏する構成として、より具体的には、船体は、二重船殻構造を有し、縦通隔壁は、船内を横方向に隔てるバルクヘッドであり、横桁は、トランスリングを構成する甲板横桁である構成が挙げられる。
また、上記構成として、具体的には、船体の二重船殻を構成する外板及び内板を備え、桁部材は、外板と内板との間に設けられ船体の縦方向の仕切りを形成すると共に交通孔を備える立桁であり、縦通部材は、立桁に直交して縦方向に延び立桁を縦通する縦通縦桁であり、立桁の交通孔は、縦通縦桁上に隣接して設けられ、縦通縦桁の上面の一部が、交通孔の縦通縦桁側の周縁の一部を形成している構成が挙げられる。このような構成であっても、立桁の縦通縦桁上の交通孔周縁で変形し得る部分が従来に比して少なくなる。その結果、交通孔周縁の変形を低減でき、たとえ変形した場合でも手直しが容易となる。ここで、従来にあっては、外板の内面から突出し縦方向に延びるロンジと、内板の外面から突出し縦方向に延びるロンジとが立桁を縦通し、ロンジ同士間に位置し当該ロンジ同士と立桁の一方側の面とを、立桁付き水平スチフナで連結し補強する構造が知られている。従って、従来のように、交通孔が縦通縦桁から所定距離離間している場合には、交通孔がロンジ同士の間に位置するため、立桁付き水平スチフナを切る必要があり、これにより低下する剛性を、他の部材の剛性を上げることで補っていた。本発明では、上述したように、縦通縦桁の上面の一部が、交通孔の縦通縦桁側の周縁の一部を形成するように、交通孔が縦通縦桁上に隣接しているため(交通孔が下方に下げられているため)、立桁付き水平スチフナを切る必要がない。このため、他の部材の剛性を上げる必要がなく、重量増を防ぐことができる。
このような作用・効果を奏する構成として、より具体的には、立桁は、トランスリングを構成するサイドフロアであり、縦通縦桁は、歩廊を兼ねる水平ガーダである構成が挙げられる。
また、本発明の船舶は上記船舶構造を有することを特徴としている。
このような本発明によれば、交通孔周縁が変形することを低減でき、たとえ変形した場合でも手直しが容易となる。
本発明の実施形態に係る船体構造が適用された船舶の全体構成を示す概略側面図である。 図1のII-II線に沿った断面図であり、二重船殻構造の説明図である。 図1中のトランスリングの要部を前後方向近傍から見た断面図である。 図3のIV部分の拡大図である。 図4のV部分の拡大図である。 図3のVI部分の拡大図である。 図6のVII-VII矢視図である。 図6のVIII部分の拡大図である。
以下、本発明による船体構造の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、「前」「後」の語は船体の進行方向に対応するものであり、「縦」の語は前後方向に対応するものであり、「横」の語は船体の左右(幅)方向に対応するものであり、「上」「下」の語は船体の上下方向に対応するものである。なお、「前」「後」と「縦」の語、「横」と左右の語は、文中適宜使い分けられている。また、図面においては、便宜上、各部材の板厚はほぼ省略されている。
図1は、本発明の実施形態に係る船体構造が適用された船舶の一例を示す概略側面図、図2は、図1のII-II線に沿った断面図であり、二重船殻構造の説明図、図3は、図1中のトランスリングの要部を前後方向近傍から見た断面図であり、船体構造1が適用される船舶は、ここでは、オイルタンカーである。
図1に示すように、船舶10は、船体11、推進器12及び舵13を備えている。船首部は、船体11の前方側(図示右側)に位置し、船尾部は、船体11の後方側(図示左側)に位置しており、推進器12及び舵13は船尾部に位置している。推進器12は、船体11を推進させるものであり、例えばスクリューシャフトが用いられている。舵13は、船体11の推進方向を制御する。
図2に示すように、船体11は、天井面を構成する上甲板14と、船体11の外殻を形成する外板(外壁)15と、外板15の船体内側に水密に設けられた内板(内壁)16とを備え、外板15及び内板16によって、二重船殻構造(ダブルハル構造)が構成されている。なお、図2においては、図が煩雑になるのを避けるために、ロンジ(防撓材)等は省略されている。外板15は、船底側の外殻を構成する船底外板17と、船側側の外殻を構成する船側外板18と、を備える。一方、内板16は、船底側において縦方向に延在する内底板19と、船側側において縦方向に延在する縦通部材としての縦通隔壁20と、を含む。
この船体11では、内板16よりも船体内側の空間がカーゴオイルタンク21とされ、外板15と内板16との間の空間がバラストタンク22とされている。カーゴオイルタンク21は、重油等の液体を積載するためのタンクであり、バラストタンク22は、バラスト水を張水するためのタンクである。
カーゴオイルタンク21及びバラストタンク22は、図1に示すように、複数の横隔壁23によって前後方向に仕切られている。これらのカーゴオイルタンク21及びバラストタンク22を画成する横隔壁23は、前後方向に配設されている。また、図2に示すように、カーゴオイルタンク21及びバラストタンク22は、左右方向中央に配置され前後方向に延びる縦通部材としての縦通隔壁(センターラインバルクヘッド)24によって左右に仕切られている。すなわち、左右に2つのカーゴオイルタンク21及びバラストタンク22が、前後方向に複数並設される構成となっている。なお、ここでは、縦通隔壁(バルクヘッド)24が中央に位置しているが、2つ以上左右方向に並設され、カーゴオイルタンク21及びバラストタンク22が左右方向に3個以上並ぶものであっても良い。
そして、図1に示すように、船尾側のカーゴオイルタンク21を画成する横隔壁23より船尾側には、ポンプ室50が配置され、ポンプ室50より船尾側には、横隔壁25を隔てて機関室51が配置される。ポンプ室50には、カーゴオイルタンク21用のポンプやバラストタンク22用のポンプ等が配設され、機関室51には、推進器12を駆動するための主機等が配設される。
前後方向の横隔壁23,23同士の間には、補強材としてのトランスリング27が等間隔で複数配置されている。トランスリング27は、図3に示すように、上甲板14下に設けられて横方向に延び、縦通隔壁(内板)20と中央の縦通隔壁24とに連結される桁部材としての甲板横桁(アッパーデッキトランス)28と、船側外板(外板)18と縦通隔壁(内板)20との間に設けられて上下方向に延び、バラストタンク22の前後方向(縦方向)の仕切りを形成する桁部材としての立桁(サイドフロア)29と、船底外板(外板)17と内底板(内板)19(図2参照)との間に設けられ、バラストタンク22の前後方向(縦方向)の仕切りを形成するボトムフロア(不図示)と、を備える。なお、トランスリング27は、カーゴオイルタンク21を前後方向には仕切っていない。また、中央の縦通隔壁24の図示右側には、上下方向に延びるバーチカルウェブ30が連結されている。
上甲板14下には、前後方向(縦方向)に延びる防撓材(補強材)としてのロンジ31が複数左右方向に離間して並び甲板横桁28を縦通するように設けられている。また、船側外板(外板)18の内面と縦通隔壁(内板)20の外面には、ロンジ31、31が向き合うように設けられている。これら一対のロンジ31,31は、前後方向(縦方向)に延びると共に上下方向に離間し、立桁29を縦通するように設けられている。立桁29の裏側(図3における紙面裏側)には、図6及び図7に示すように、一対のロンジ31,31の対向部同士及び立桁29の裏面側の面を連結する立桁付き水平スチフナ32が設けられている。なお、図示はしないが、立桁29で説明したのと同様に、船底外板(外板)17の内面と内底板(内板)19の外面にもロンジ31,31が対向し、ボトムフロアを縦通するようにそれぞれ設けられている。なお、ロンジ31は、ここでは、甲板横桁28、立桁29、ボトムフロア、横隔壁23を縦通しているが、縦通していなくても良く、上記桁同士や壁同士を連結する構成であっても良い。
この船体11にあっては、図3に示すように、作業者が通り抜けるための交通孔33,34がそれぞれ設けられている。交通孔33は、甲板横桁28に設けられたものであり、交通孔34は、立桁29に設けられたものである。
先ず、交通孔33について説明する。交通孔33は、トランスリング27を構成する甲板横桁28の縦通隔壁(センターラインバルクヘッド)24寄りの端部に設けられている。交通孔33は、ここでは、上下方向に延び略長円形状を呈している。この交通孔33は、図4に示すように、縦通隔壁24に隣接して設けられ、図5に示すように、縦通隔壁24の一部が、交通孔33の周縁の一部を形成するように、具体的には、縦通隔壁24の側面の一部35が、交通孔33の縦通隔壁24側の周縁の一部を形成するように設けられている。より具体的には、交通孔33は、その側端(図示右側端)が、縦通隔壁24の側面に接する程に近接配置され、この近接配置された部分が縦通隔壁24に繋がるように切り欠かれて側方へ開放され、縦通隔壁24の側面の一部35が露出するように構成されている。
また、図3及び図4に示すように、甲板横桁28において縦通隔壁24寄りの端部の下部、具体的には、甲板横桁28の交通孔33の下方には、前後方向に延びて甲板横桁28を縦通し、歩廊を兼ねるディープロンジ36が設けられている。このディープロンジ36は、ロンジ31より深く(横方向に長く)なっている。なお、ディープロンジ36は、甲板横桁28や横隔壁23を貫通していても、いなくても良い。因みに、横隔壁23(図1参照)には交通孔33はなく通り抜け不可となっている。
ここで、従来技術で述べたように、交通孔が縦通部材である縦通隔壁寄りに配置される場合には、縦通隔壁から所定距離離間しているため、交通孔の周縁を形成する板部分(端部分)が、建造中に変形しやすく、変形した場合には手直しが必要となっていたが、ここでは、図6に示すように、縦通隔壁24の一部が、甲板横桁28の交通孔33の周縁の一部を形成するように、交通孔33を縦通隔壁24に隣接させているため、甲板横桁28の縦通隔壁24横の交通孔33周縁で変形し得る部分が従来に比して少なくなる。その結果、交通孔33周縁の変形を低減でき、たとえ変形した場合でも手直しが容易となる。
加えて、上述のように、縦通隔壁24の側面の一部35が、甲板横桁28の縦通隔壁24側の交通孔33の周縁の一部を形成するように、交通孔33が縦通隔壁24横に隣接しているため、交通孔33下方の歩廊を兼ねるディープロンジ36を、従来のように交通孔が縦通隔壁から所定距離離間している場合に比して、浅くでき、軽量化を図ることができる。
なお、上記構成は、例えば、図3に示すように、甲板横桁28の縦通隔壁20(内板)寄りの端部(図示左端部)の交通孔39に対しても適用できる。また、上記構成は、二重船殻構造を採用していない船舶に対しても適用できる。
次に、図3に示す交通孔34について説明する。交通孔34は、トランスリング27を構成する立桁29に設けられ、図3、図6及び図7に示すように、立桁29に直交して前後方向に延び立桁29を縦通し、歩廊を兼ねる桁部材としての縦通縦桁(水平ガーダ:サイドストリンガとも呼ぶ)37寄りに設けられている。この交通孔34は、交通孔33と同様に上下方向に延びる略長円形状を呈している。交通孔34は、縦通縦桁37に隣接して設けられ、図8に示すように、縦通縦桁37の一部が、交通孔34の周縁の一部を形成するように、具体的には、縦通縦桁37の上面の一部38が、交通孔34の縦通縦桁37側の周縁の一部を形成するように設けられている。より具体的には、交通孔34は、その下方に湾曲する下端が、縦通縦桁37の上面にほぼ接するように配置され、このほぼ接する部分及びその近傍が縦通縦桁37に繋がるように切り欠かれて下方へ開放され、縦通縦桁37の上面の一部38が露出するように構成されている。
このような交通孔34にあっても、縦通縦桁37の一部38が、立桁29の交通孔34の周縁の一部を形成するように、交通孔34を縦通縦桁37に隣接させているため、立桁29の縦通縦桁37上の交通孔34周縁で変形し得る部分が従来に比して少なくなる。その結果、交通孔34周縁の変形を低減でき、たとえ変形した場合でも手直しが容易となる。
ここで、従来のように、交通孔が縦通縦桁から所定距離離間している場合には、交通孔がロンジ31,31同士の間に位置するため、立桁付き水平スチフナ32(図6及び図7参照)を切る必要があり、これにより低下する剛性を、他の部材の剛性を上げることで補っていた。ここでは、上述したように、縦通縦桁37の上面の一部38(図8参照)が、交通孔34の縦通縦桁37側の周縁の一部を形成するように、交通孔34が縦通縦桁37上に隣接しているため(交通孔34が下方に下げられているため)、立桁付き水平スチフナ32を切る必要がない。このため、他の部材の剛性を上げる必要がなく、重量増を防ぐことができるようになっている。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態では、交通孔33,34を略長円形状とし、その長手方向を上下方向としているが、左右方向であっても良い。また、交通孔は、略長円形状以外の例えば円形状や楕円形状や矩形状等であっても良い。
また、上記実施形態においては、図3のIV部分、VI部分に対する適用を述べているが、これら以外の部分に対しても適用でき、要は、交通孔を有し船体の横方向(左右方向)又は上下方向に延びる桁部材(例えば上記甲板横桁28や立桁29等)と、桁部材に直交して縦方向(前後方向)に縦通すると共に交通孔寄りに位置する縦通部材(例えば上記縦通隔壁24や縦通縦桁37等)と、を備えた船体全てに対して適用できる。
また、上記実施形態においては、タンクをカーゴオイルタンクとしているが、カーゴオイルタンクに限定されるものではなく、例えば、液体等のオイル以外を収容するカーゴタンクであっても良く、広義において貨物を収容できる貨物艙であれば良い。従って、上記実施形態では、船舶をオイルタンカーとしているが、バルクキャリア等に対しても適用可能である。
1…船体構造、11…船体、15…外板、16…内板、18…船側外板、20…縦通隔壁、24…縦通隔壁(バルクヘッド:縦通部材)、27…トランスリング、28…甲板横桁(横桁:桁部材)、29…立桁(サイドフロア:桁部材)、33,34、39…交通孔、35,38…縦通部材の一部、37…縦通縦桁(水平ガーダ:縦通部材)。

Claims (6)

  1. タンク内に設けられる交通孔を有し船体の横方向又は上下方向に延びる桁部材と、前記桁部材に直交して縦方向に縦通すると共に前記交通孔寄りに位置する縦通部材と、を備えた船体構造であって、
    前記交通孔は、前記縦通部材に隣接して設けられ、
    前記縦通部材の一部が、前記交通孔の周縁の一部を形成しており、
    前記交通孔は、前記縦通部材に繋がるように切り欠かれることを特徴とする船体構造。
  2. 前記縦通部材は、前記船体の縦方向に延び横方向の仕切りを形成する縦通隔壁であり、
    前記桁部材は、前記縦通隔壁に直交して横方向に延び前記交通孔を備える横桁であり、
    前記横桁の前記交通孔は、前記縦通隔壁横に隣接して設けられ、
    前記縦通隔壁の側面の一部が、前記交通孔の前記縦通隔壁側の周縁の一部を形成していることを特徴とする請求項1記載の船体構造。
  3. 前記船体は、二重船殻構造を有し、
    前記縦通隔壁は、船内を横方向に隔てるバルクヘッドであり、
    前記横桁は、トランスリングを構成する甲板横桁であることを特徴とする請求項2記載の船体構造。
  4. 前記船体の二重船殻を構成する外板及び内板を備え、
    前記桁部材は、前記外板と前記内板との間に設けられ前記船体の縦方向の仕切りを形成すると共に前記交通孔を備える立桁であり、
    前記縦通部材は、前記立桁に直交して縦方向に延び前記立桁を縦通する縦通縦桁であり、
    前記立桁の前記交通孔は、前記縦通縦桁上に隣接して設けられ、
    前記縦通縦桁の上面の一部が、前記交通孔の縦通縦桁側の周縁の一部を形成していることを特徴とする請求項1記載の船体構造。
  5. 前記立桁は、トランスリングを構成するサイドフロアであり、
    前記縦通縦桁は、歩廊を兼ねる水平ガーダであることを特徴とする請求項4記載の船体構造。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の船舶構造を有する船舶。
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