JP2891606B2 - 船体横隔壁構造 - Google Patents

船体横隔壁構造

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JP2891606B2
JP2891606B2 JP6267793A JP6267793A JP2891606B2 JP 2891606 B2 JP2891606 B2 JP 2891606B2 JP 6267793 A JP6267793 A JP 6267793A JP 6267793 A JP6267793 A JP 6267793A JP 2891606 B2 JP2891606 B2 JP 2891606B2
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bulkhead
centerline
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浩 白木原
宣義 平
照幸 前田
健 田中
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船体の横隔壁の構造に
関し、特にタンカーに用いて好適の船体横隔壁構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のタンカーにおける船体横隔壁構造
としては、図7,図8(図7のA−A断面図)および図
9(図7のB−B断面図)に示すようなものがあり、横
隔壁6には、その防撓のため上下方向に延在する多数の
垂直防撓材7,8と、水平に延在する複数段の水平桁
9,10とが装備されるとともに、最下段の水平桁10と船
底部材3とを結合するセンターライン・ラージ・ブラケ
ット11が船体中心線1に沿って配設されている。そし
て、船体中心線1に沿う上記垂直防撓材の一つとしての
センターライン垂直防撓材8は、上甲板部材2から最下
段の水平桁10まで配設されている。なお、図7〜9にお
ける符号4は船側外板を示し、5は縦通隔壁を示してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来の船体横隔壁構造では、横隔壁6で仕切られた船
首側のタンクと船尾側のタンクとのうち、センターライ
ン垂直防撓材8や水平桁9,10、センターライン・ラー
ジ・ブラケット11の存在する側のタンクに原油を満載さ
せるとともに、他方のタンクが空のままになっている
と、横隔壁6はセンターライン垂直防撓材8と共に空の
タンク側へ押圧される一方、満載タンクにおける船底部
材3はセンターライン・ラージ・ブラケット11や最下段
の水平桁10と共に下方へ押圧されるため、センターライ
ン垂直防撓材8の下端と最下段の水平桁10との結合部C
(図8参照)に高い応力が発生するようになる。また上
述の各部材8〜11の存在する側のタンクが空にされて、
反対側のタンクに原油が満載された場合も、横隔壁6は
センターライン・垂直防撓材8と共に空のタンク側へ押
圧されるため、上記結合部Cには高い応力が発生するよ
うになる。
【0004】本発明は、上述の問題点の解消をはかろう
とするもので、最下段の水平桁とセンターライン・ラー
ジ・ブラケットとの結合部の近傍ではセンターライン垂
直防撓材が欠如した状態にして、その欠如した部分にお
ける横隔壁の防撓を水平な防撓材で行なうことにより、
上記結合部の近傍で高い応力が発生するのを防止できる
ようにした船体横隔壁構造を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の船体横隔壁構造は、船体の横隔壁におい
、上下方向に延在する多数の垂直防撓材と、水平に延
在する複数段の水平桁とが装着されるとともに、最下段
の上記水平桁と船底部材とを連結するセンターライン・
ラージ・ブラケットが船体中心線に沿って配設され、同
船体中心線に沿う上記垂直防撓材の下端部が、上記セン
ターライン・ラージ・ブラケットと最下段の上記水平桁
との結合部の近傍で欠如し、その欠如した部分には、上
記横隔壁の防撓のため水平に延在する複数の水平防撓材
が、同水平防撓材に隣接する左右の上記垂直防撓材の相
互間に並設されたことを特徴としている。
【0006】
【作用】上述の本発明の船体横隔壁構造では、横隔壁で
仕切られた船首側および船尾側の各タンクの一方が満載
状態とされ他方が空荷状態とされても、センターライン
垂直防撓材の下端部がセンターライン・ラージ・ブラケ
ットと最下段の水平桁との結合部の近傍で欠如した状態
になっているので、従来のようにセンターライン垂直防
撓材と最下段の水平桁との結合部に高い応力が発生する
という事態は全く無くなり、しかもセンターライン垂直
防撓材の欠如した部分における横隔壁の防撓は、並設さ
れた複数の水平防撓材により支障なく行なわれるように
なる。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
船体横隔壁構造について説明すると、図1はその正面
図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断
面図、図4は図1の要部を拡大して示す正面図、図5は
図4のA−A断面図、図6は図4のB−B断面図であ
る。図1〜3に示すように、タンカーの船体の横隔壁6
において、同横隔壁6の防撓のため、上下方向に延在す
る多数の垂直防撓材7,8と、水平に延在する複数段
(本実施例では3段)の水平桁9,10とが装着されてい
る。
【0008】そして、最下段の水平桁10と船底部材3と
を連結するセンターライン・ラージ・ブラケット11が、
船体中心線1に沿って配設されている。また、上記垂直
防撓材の一つとして船体中心線1に沿うセンターライン
垂直防撓材8が上甲板部材2から最下段の水平桁10まで
延在しており、このセンターライン垂直防撓材8の下端
部は最下段水平桁10とセンターライン・ラージ・ブラケ
ット11との結合部付近では欠如している。すなわち、本
実施例では、最下段の水平桁10とその直上の水平桁9と
の間で、センターライン垂直防撓材8の下端部は欠如し
ている。
【0009】このように、センターライン垂直防撓材8
が欠如した部分には、横隔壁6の防撓のため水平に延在
する複数(本実施例では4個)の水平防撓材12が同防撓
材12に隣接する左右の垂直防撓材7,7の相互間に並設
されていて、これらの水平防撓材12は横隔壁6および各
垂直防撓材7に固着されている。なお、本実施例におい
ても図中の符号4は船側外板を示し、5は縦通隔壁を示
している。図4〜6は水平防撓材12の取付け部分につい
て詳細な構造を示しており、最上段の水平防撓材12の上
面から横隔壁6の面上で船体中心線に沿い立ち上がって
直上の水平桁9の下面に沿い延在する1個の上方ヘッダ
13が設けられ、また最下段の水平防撓材12の下面から横
隔壁6の面上に沿い降下して最下段の水平桁10の上面に
沿い延在する左右一対の下方ヘッダ14が設けられてい
る。
【0010】本発明の一実施例としてのタンカーにおけ
る船体横隔壁構造は上述のように構成されているので、
横隔壁6で仕切られた船首側および船尾側の各タンクの
一方が満載状態とされ他方が空荷状態とされても、セン
ターライン垂直防撓材8の下端部がセンターライン・ラ
ージ・ブラケット11と最下段の水平桁10との結合部の近
傍で欠如した状態になっているので、従来のようにセン
ターライン垂直防撓材8と最下段の水平桁10との結合部
(図8の符号C参照)に高い応力が発生するというよう
な事態は全く無くなる。
【0011】すなわち、センターライン垂直防撓材8の
下端部付近の構成は、従来のように最下段の水平桁10に
直結されているものではないので、横隔壁6で仕切られ
た2つのタンクの載荷状態の差異により、横隔壁6と一
体のセンターライン垂直防撓材8が船底部材3と一体の
センターライン・ラージ・ブラケット11や最下段の水平
桁10に対し相対変位を生じても、従来のような応力集中
の現象を生じないのである。そしてセンターライン垂直
防撓材8の欠如した部分における横隔壁6の防撓は、並
設された複数の水平防撓材12により支障なく行なわれる
ようになる。
【0012】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の船体横隔
壁構造によれば、次のような効果が得られる。 (1) 横隔壁で仕切られた船首側および船尾側の各タンク
の一方が満載状態とされ他方が空荷状態とされても、セ
ンターライン垂直防撓材の下端部がセンターライン・ラ
ージ・ブラケットと最下段の水平桁との結合部の近傍で
欠如した状態になっているので、従来のようにセンター
ライン垂直防撓材と最下段の水平桁との結合部に高い応
力が発生するという事態は全く無くなる。 (2) センターライン垂直防撓材の欠如した部分における
横隔壁の防撓は、並設された複数の水平防撓材により支
障なく行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての船体横隔壁構造を示
す正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図1の要部を拡大して示す正面図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】図4のB−B断面図である。
【図7】従来の船体横隔壁構造を示す正面図である。
【図8】図7のA−A断面図である。
【図9】図7のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 船体中心線 2 上甲板部材 3 船底部材 4 船側外板 5 縦通隔壁 6 横隔壁 7 垂直防撓材 8 センターライン垂直防撓材 9 水平桁 10 最下段の水平桁 11 センターライン・ラージ・ブラケット 12 水平防撓材 13 上方ヘッダ 14 下方ヘッダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 健 長崎市飽の浦町1番1号 三菱長崎造船 所本館内 長崎菱重エンジニアリング株 式会社内 (56)参考文献 実開 平1−72490(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B63B 3/56 B63B 3/58

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体の横隔壁において、上下方向に延在
    する多数の垂直防撓材と、水平に延在する複数段の水平
    桁とが装着されるとともに、最下段の上記水平桁と船底
    部材とを連結するセンターライン・ラージ・ブラケット
    が船体中心線に沿って配設され、同船体中心線に沿う上
    記垂直防撓材の下端部が、上記センターライン・ラージ
    ・ブラケットと最下段の上記水平桁との結合部の近傍で
    欠如し、その欠如した部分には、上記横隔壁の防撓のた
    め水平に延在する複数の水平防撓材が、同水平防撓材に
    隣接する左右の上記垂直防撓材の相互間に並設されたこ
    とを特徴とする、船体横隔壁構造。
JP6267793A 1993-02-26 1993-02-26 船体横隔壁構造 Expired - Lifetime JP2891606B2 (ja)

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JPH06247379A JPH06247379A (ja) 1994-09-06
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